JP2019146005A - ファクシミリ装置及びファクシミリ通信システム - Google Patents

ファクシミリ装置及びファクシミリ通信システム Download PDF

Info

Publication number
JP2019146005A
JP2019146005A JP2018028115A JP2018028115A JP2019146005A JP 2019146005 A JP2019146005 A JP 2019146005A JP 2018028115 A JP2018028115 A JP 2018028115A JP 2018028115 A JP2018028115 A JP 2018028115A JP 2019146005 A JP2019146005 A JP 2019146005A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
transmission
communication unit
mode
receiving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018028115A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6828699B2 (ja
Inventor
克彰 安井
Katsuaki Yasui
克彰 安井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Document Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Document Solutions Inc filed Critical Kyocera Document Solutions Inc
Priority to JP2018028115A priority Critical patent/JP6828699B2/ja
Publication of JP2019146005A publication Critical patent/JP2019146005A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6828699B2 publication Critical patent/JP6828699B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Facsimile Transmission Control (AREA)

Abstract

【課題】VoIP環境でエコー信号が発生しても、正常にファクシミリ通信を行えるようにする。【解決手段】ファクシミリ装置は、通信部、制御部を含む。通信部は、ファクシミリ通信を行うためのモデムを含む。モデムは、第1モードと第2モードの何れかのモードで動作する。第1モードは制御信号の送受信で用いられる。第2モードは、画像信号の送受信で用いられる。通信部がCFR信号を送信側ファクシミリ装置に送信したとき、制御部は、送信側ファクシミリ装置からエコー対策信号を受信するまで、モデムを第1モードで維持する。エコー対策信号を受信したとき、制御部はモデムを第2モードとする。【選択図】図6

Description

本発明は、受信側のファクシミリ装置、送信側のファクシミリ装置、これらのファクシミリ装置を含むファクシミリ通信システムに関する。
ファクシミリ装置は、相手方に送信した信号のエコー(エコー信号)を受信することがある。相手方装置が送信した信号とエコー信号が重畳することがある。また、エコー信号が画像信号に影響を与える場合もある。ファクシミリ通信におけるエコーに対応するための技術の一例が特許文献1に記載されている。
特許文献1には、送信側端末から受信した信号の受信レベルを検出し、第1信号(DCS信号)の受信レベルを記憶し、第1信号の受信後、送信側端末から受信した第2信号(CFR信号)の受信レベルが第1信号の受信レベルより小さいとき、第2信号を無視して次の信号受信手順に移行させるファクシミリ装置が記載されている。送信側端末から受信した第2信号の受信レベルがDCS信号の受信レベルより小さいとき、当該信号をエコーであるとみなし、無視する(特許文献1:請求項1、段落[0021]等参照)。
特開2009−081594号公報
出力インピーダンスと入力インピーダンスとの整合がとれていないとき、信号の反射が生ずる。回線とファクシミリ装置との間のインピーダンスの整合が取れていないことがある。この場合、送信した信号の反射が生じ、反射した信号がエコー信号として戻ってくることがある。エコー信号は、送信した信号と同様のサイズ(長さ)、データである。つまり、信号を受信するファクシミリ装置で反射されたエコー信号が、信号を送信したファクシミリ装置まで戻ることがある。
ここで、ファクシミリ通信に用いられるモデムは、複数のモードを有する。ファクシミリ通信では、ITU−T勧告V.21に準拠したモード(制御信号用のモード)で、制御信号が伝送される。また、ITU−T勧告V.17又はV.29に準拠したモード(画像信号用のモード)でトレーニング用の信号や画像データ(画像信号)が伝送される。画像信号のデータは大きいので、画像信号用のモードの通信速度は、制御信号用のモードの通信速度よりも速い。
制御信号を受信するとき、モデムのモードは制御信号用のモードとなる。画像信号のやりとりを開始するとき、モデムのモードは画像信号用モードとなる。画像信号用モードと制御信号用モードには互換性がない。なお、制御信号の取りこぼしを防ぐため、ファクシミリ規格では、画像信号用モードのとき、制御信号用モードで伝送される制御信号を受信したとき、モデムのモードを制御信号用モードとする制御が一般的である。
受信側のファクシミリ装置は、画像信号の受信段階に到ったとき、モデムのモードを画像信号用モードに自動的に切り替える。しかし、画像信号用モードにした後に、受信側のファクシミリ装置は、自身が発した制御信号のエコー信号を受信することがある。この場合、エコー信号を相手機が送信した制御信号と誤認することがある。そして、受信側のファクシミリ装置は、モデムのモードを制御信号用モードに再度切り替えることがある。エコー信号によるモードの再切替により、画像信号を受信できなくなる。
近年では、VoIP(ボイス オーバー インターネット プロトコル)アダプターとファクシミリ装置を接続することがある。この場合、ネットワーク回線を用いて信号がやりとりされる。従来、ファクシミリ装置は、電話回線と接続されていた。そのため、従来のファクシミリ装置は、電話回線のインピーダンスと整合をとっていることが多い。しかし、VoIPアダプターのインピーダンスは様々である。ファクシミリ装置とVoIPアダプターのインピーダンスの差が大きい場合がある。VoIPアダプターを用いる場合、大きなエコー信号が生じ易くなる。
従来、エコー信号対策としては、画像信号用モードにした後、一定時間内に受信した制御信号を無視することが行われていた。電話回線を使用する場合、この対策が有効であることが多い。しかし、ネットワーク回線では、パケットロスにより制御信号の欠損が発生する場合がある。制御信号の欠損が発生した場合、相手機から制御信号の再送が行われて、自機がこの再送された制御信号に対する応答を行う必要がある。従って、VoIPアダプターを用いる場合、一定時間内に受信した制御信号を無視するだけでは、ファクシミリ通信を正常に終了できない場合がある。
特許文献1記載の技術は、エコー信号が画像信号の前に到達した場合のみ有効である。
エコー信号が画像信号と重なった場合、第1信号(DCS信号)との信号レベルを比較することができない。エコー信号が重畳した画像信号を正しい画像信号として受信することがある。また、レベルが比較できないので、場合によっては、画像信号用モードで制御信号が来たと判定し、モデムのモードを制御信号用モードに切り替える可能性がゼロではない。従って、エコー信号による問題を十分に解決できない。
本発明は、上記の問題点に鑑み、VoIP環境でエコー信号が発生しても、正常にファクシミリ通信を行えるようにする。
上記課題解決のため、本発明に係るファクシミリ装置は、通信部、制御部を含む。前記通信部は、ファクシミリ通信を行うためのモデムを含み、送信側ファクシミリ装置と信号の送受信を行う。前記制御部は、前記通信部を制御する。前記モデムは、第1モードと第2モードの何れかのモードで動作する。前記第1モードは、前記ファクシミリ通信における予め定められた制御信号の送受信で用いられるモードである。前記第2モードは、画像信号の送受信で用いられるモードである。前記通信部が前記制御信号の一種であるCFR信号を前記送信側ファクシミリ装置に送信したとき、前記制御部は、前記通信部がエコー対策信号を前記送信側ファクシミリ装置から受信するまで、前記モデムを前記第1モードで維持する。前記エコー対策信号は、前記CFR信号の受信と前記画像信号の送信開始を知らせる前記制御信号の一種であって前記モデムが前記第1モードのときに受信可能な信号である。前記通信部が前記送信側ファクシミリ装置からの前記エコー対策信号を受信したとき、前記制御部は、前記モデムを前記第2モードとする。
本発明によれば、VoIP環境でエコー信号と信号の欠損が発生しても、正常にファクシミリ通信を行うことができる。エコー信号と信号の欠損の両方の影響を除外して、正常にファクシミリ通信することができる。
実施形態に係るファクシミリ通信システムの一例を示す図である。 実施形態に係る送信側ファクシミリ装置の一例を示す図である。 実施形態に係る受信側ファクシミリ装置の一例を示す図である。 実施形態に係るエコー対策信号を用いるファクシミリ通信の流れの一例を示す図である。 実施形態に係るエコー対策信号を用いるファクシミリ通信の流れの一例を示す図である。 実施形態に係るエコー対策信号を用いないファクシミリ通信の流れの一例を示す図である。 実施形態に係る第2NSS信号の一例を示す図である。 実施形態に係る第2NSS信号の一例を示す図である。
以下、図1〜図8を用いて、本発明の実施形態に係るファクシミリ通信システム100を説明する。以下の説明では、送信側ファクシミリ装置1と受信側ファクシミリ装置2が複合機である場合を説明する。但し、本実施の形態に記載される構成、配置等の各要素は、発明の範囲を限定するものではなく単なる説明例にすぎない。
(ファクシミリ通信システム100の概要)
まず、図1を用いて、実施形態に係るファクシミリ通信システム100の一例を説明する。図1は、実施形態に係るファクシミリ通信システム100の一例を示す図である。
図1に示すファクシミリ通信システム100は、送信側ファクシミリ装置1と受信側ファクシミリ装置2を含む。送信側ファクシミリ装置1と受信側ファクシミリ装置2は複合機である。複合機は複数の機能を併せ持つ。例えば、各ファクシミリ装置は、ファクシミリ通信機能、印刷機能、スキャン送信機能を有する。各ファクシミリ装置は、ITU−T勧告T.30の規格に準拠して通信を行う。送信側ファクシミリ装置1は、読み取りで得た原稿の画像データに基づく画像信号(画像データ)を、受信側ファクシミリ装置2に送信する。受信側ファクシミリ装置2はこれを受信する。
送信側ファクシミリ装置1は、送信側VoIPアダプター3と接続される。受信側ファクシミリ装置2は、受信側VoIPアダプター4と接続される。各VoIPアダプターは、VoIP技術を用いて、ネットワーク5(インターネット)を利用して、ファクシミリ通信を可能にするアダプターである。
送信側VoIPアダプター3は、送信側ファクシミリ装置1から送信された信号(音声信号)をデータ(パケット)に変換する。送信側VoIPアダプター3は、変換したデータを受信側VoIPアダプター4に送信する。受信側VoIPアダプター4は、受信したデータを送信側ファクシミリ装置1が送信した信号の波形に戻す。受信側VoIPアダプター4は、波形を戻した信号を受信側ファクシミリ装置2に入力する。
また、受信側VoIPアダプター4は、受信側ファクシミリ装置2から送信された信号(音声信号)をデータ(パケット)に変換する。受信側VoIPアダプター4は、変換したデータを送信側VoIPアダプター3に送信する。送信側VoIPアダプター3は、受信したデータを受信側ファクシミリ装置2が送信した信号の波形に戻す。送信側VoIPアダプター3は、波形を戻した信号を送信側ファクシミリ装置1に入力する。
なお、送信側ファクシミリ装置1を受信側ファクシミリ装置2として用いることができる。また、受信側ファクシミリ装置2を送信側ファクシミリ装置1として用いることもできる。送信側と受信側の動作は異なるので、説明の便宜上、画像信号を送信する装置を送信側ファクシミリ装置1と称する。画像信号を受信する装置を受信側ファクシミリ装置2と称する。送信側と受信側のファクシミリ装置は、同じ機種でもよいし、異なる機種でもよい。また、各ファクシミリ装置はファクシミリ通信専用機でもよい。
(送信側ファクシミリ装置1)
次に、図2を用いて、実施形態に係る送信側ファクシミリ装置1の一例を説明する。図2は、実施形態に係る送信側ファクシミリ装置1の一例を示す図である。
送信側ファクシミリ装置1は、送信側制御部10、送信側記憶部11、送信側操作パネル12、送信側読取部13、送信側印刷部14、送信側通信部15を含む。送信側制御部10は、CPU10aや、画像処理回路10bを含む。CPU10aは、送信側記憶部11に記憶される制御用のプログラムやデータに基づき、演算や制御を行う。画像処理回路10bは、受信側ファクシミリ装置2に送信する画像データ(画像信号)を生成できる。送信側記憶部11は、ROM、フラッシュROM、RAM、HDDを含む。送信側制御部10は、送信側操作パネル12、送信側読取部13、送信側印刷部14、送信側通信部15の動作を制御する。
送信側操作パネル12は、表示パネル12a、タッチパネル12b、ハードキー12cを含む。表示パネル12aは、メッセージや設定用画面を表示する。タッチパネルは表示パネル12aに対して設けられる。使用者は、タッチパネル12bとハードキー12cを用いて、ファクシミリ送信に関する設定を行える。例えば、宛先、送信サイズを設定することができる。送信側操作パネル12はファクシミリ送信の設定を受け付ける。
送信側読取部13は、原稿を読み取り、原稿の画像データを生成する。送信側読取部13は、搬送される原稿や、原稿台にセットされた原稿を読み取る。送信側印刷部14は、給紙部14a、用紙搬送部14b、画像形成部14c、定着部14dを含む。印刷のとき、送信側制御部10は、給紙部14aに給紙を行わせる。送信側制御部10は、機内で用紙を用紙搬送部14bに搬送させる。送信側制御部10は、トナー像の形成と用紙へのトナー像の転写を画像形成部14cに行わせる。送信側制御部10は、用紙へのトナー像の定着を定着部14dに行わせる。
また、送信側制御部10と送信側通信部15は接続される。送信側制御部10は送信側通信部15の通信処理を制御する。送信側通信部15は受信側ファクシミリ装置2と通信を行う回路である。送信側通信部15は、受信側ファクシミリ装置2に画像信号(画像データ、メッセージ)を送信する(ファクシミリ送信)。また、送信側通信部15は、コンピューターや他のファクシミリ装置からのデータも受信できる。受信したデータに基づき、送信側制御部10は送信側印刷部14に印刷を行わせる(プリンター機能、ファクシミリ受信機能)。また、送信側通信部15は送信側モデム16を含む。送信側モデム16は複数のモードを有する(詳細は後述)。
(受信側ファクシミリ装置2)
次に、図3を用いて、実施形態に係る受信側ファクシミリ装置2の一例を説明する。図3は、実施形態に係る受信側ファクシミリ装置2の一例を示す図である。
受信側ファクシミリ装置2は、受信側制御部20、受信側記憶部21、受信側操作パネル22、受信側読取部23、受信側印刷部24、受信側通信部25を含む。受信側制御部20は、CPU20aや、画像処理回路20bを含む。CPU20aは、受信側記憶部21に記憶される制御用のプログラムやデータに基づき、演算や制御を行う。画像処理回路20bは、他のファクシミリ装置に送信する画像データ(画像信号)を生成できる。受信側記憶部21は、ROM、フラッシュROM、RAM、HDDを含む。受信側制御部20は、受信側操作パネル22、受信側読取部23、受信側印刷部24、受信側通信部25の動作を制御する。
受信側操作パネル22は、表示パネル22a、タッチパネル22b、ハードキー22cを含む。表示パネル22aは、メッセージや設定用画面を表示する。タッチパネルは表示パネル22aに対して設けられる。使用者は、タッチパネル22bとハードキー22cを用いて、ファクシミリ送信に関する設定を行える。例えば、宛先、送信サイズを設定することができる。受信側操作パネル22もファクシミリ送信の設定を受け付け得る。
受信側読取部23は、原稿を読み取り、原稿の画像データを生成する。受信側読取部23は、搬送される原稿や、原稿台にセットされた原稿を読み取る。受信側印刷部24は、給紙部24a、用紙搬送部24b、画像形成部24c、定着部24dを含む。印刷のとき、受信側制御部20は、給紙部24aに給紙を行わせる。受信側制御部20は、機内で用紙を用紙搬送部24bに搬送させる。受信側制御部20は、トナー像の形成と用紙へのトナー像の転写を画像形成部24cに行わせる。受信側制御部20は、用紙へのトナー像の定着を定着部24dに行わせる。
また、受信側制御部20と受信側通信部25は接続される。受信側制御部20は受信側通信部25の通信処理を制御する。受信側通信部25は、送信側ファクシミリ装置1と通信を行う回路である。受信側通信部25は、送信側ファクシミリ装置1からの画像信号(画像データ、メッセージ)を受信する(ファクシミリ受信)。また、受信側通信部25は、コンピューターや他のファクシミリ装置からのデータを受信できる。受信したデータに基づき、受信側制御部20は受信側印刷部24に印刷を行わせる(プリンター機能、ファクシミリ受信)。また、受信側通信部25は受信側モデム26を含む。受信側モデム26は複数のモードを有する(詳細は後述)。
(ファクシミリ通信の流れ)
次に、図4〜図6を用いて、実施形態に係るファクシミリ通信システム100でのファクシミリ通信の基本的な流れを説明する。図4、図5は、実施形態に係るエコー対策信号を用いるファクシミリ通信の流れの一例を示す図である。図6は、実施形態に係るエコー対策信号を用いないファクシミリ通信の流れの一例を示す図である。
VoIPアダプターとファクシミリ装置のインピーダンスがマッチングしていないことがある。例えば、VoIPアダプターの出力インピーダンスと、ファクシミリ装置の入力インピーダンスとの差が大きい場合がある。インピーダンスの不整合があると、信号の反射が生ずる。インピーダンスの不整合により反射した信号(エコー信号)が、ファクシミリ通信に影響を与えるほどの大きさとなることがある。
従来、画像信号用モードにした後(後述の第2モード)、一定時間内に受信した制御信号を無視する(エコー信号をやり過ごす)ことで、エコー信号に対処していた。一方、ネットワーク5(インターネット)回線は、ベストエフォート型のものがある。電話回線を用いてファクシミリ通信するときとは、エコー信号の到達時点がずれる。例えば、電話回線を用いるときよりも、エコー信号が遅れて到達することがある。VoIP環境下では、従来のエコー信号に対する対処では、不十分な場合がある。
そこで、実施形態に係る送信側ファクシミリ装置1と受信側ファクシミリ装置2は、エコー対策機能を有する。送信側ファクシミリ装置1と受信側ファクシミリ装置2は、通信の過程でエコー対策機能に対応しているか否かを確認しあう。各ファクシミリ装置がエコー対策機能に対応している場合、送信側ファクシミリ装置1と受信側ファクシミリ装置2は、エコー対策信号をやりとりする。このやりとりにより、エコー信号があっても、各ファクシミリ装置は、正確、正常にファクシミリ通信を行う。
以下、図4、図5を用いて、送信側ファクシミリ装置1と受信側ファクシミリ装置2が、エコー対策信号をやりとりするファクシミリ通信の流れの一例を説明する。ここで、以下のファクシミリ通信の伝送において、送信側VoIPアダプター3と受信側VoIPアダプター4は、電話回線における交換機として機能する。送信側通信部15は、ネットワーク5を介して、信号を送信側VoIPアダプター3に入力する。送信側VoIPアダプター3は、データ化した信号を受信側VoIPアダプター4に送信する。受信側VoIPアダプター4はデータ化された信号を復元する。受信側VoIPアダプター4は復元した信号を受信側通信部25に入力する。また、受信側通信部25は、信号を受信側VoIPアダプター4に入力する。受信側VoIPアダプター4は、ネットワーク5を介して、データ化した信号を送信側VoIPアダプター3に送信する。送信側VoIPアダプター3はデータ化された信号を復元する。送信側VoIPアダプター3は復元した信号を送信側通信部15に入力する。
まず、送信側操作パネル12は、受信側ファクシミリ装置2を宛先にする設定を受け付ける。設定後、送信側操作パネル12は、ファクシミリの送信開始指示を受け付ける。送信開始指示に基づき、送信側制御部10は、受信側ファクシミリ装置2に向けて、CNG信号(Calling Tone)を送信側通信部15に送信させる。CNG信号は発呼トーン信号である。CNG信号は、自分がファクシミリ装置であることを通知するための信号である(ステップ♯1)。
受信側通信部25がCNG信号を受信したとき、受信側制御部20は、送信側通信部15に向けて、CED信号を受信側通信部25に送信させる(ステップ♯2)。CED信号は、被呼側が送信する応答信号である。CED信号は、送信側ファクシミリ装置1に、ファクシミリ通信を行えることを伝えるための信号である。
続いて、受信側制御部20は、送信側通信部15に向けて、NSF信号(Non−Standard Facilities)、DIS信号(Digital Identification Signal)、CSI信号(Called Subscriber Identification)を受信側通信部25に送信させる(ステップ♯3)。NSF信号は、受信側ファクシミリ装置2が有する機能であって、ITU−T勧告で非標準の機能を知らせる信号である。受信側制御部20は、NSF信号を用いて、エコー対策機能を有すること(エコー対策信号に対応していること)を通知する。受信側制御部20は、NSF信号のうち、エコー対策機能を有することを知らせるためのビットを1にする。
DIS信号は、ITU−T勧告の標準機能で受信側ファクシミリ装置2が持つ機能(受信能力)を送信側ファクシミリ装置1に知らせる信号である。例えば、受信側ファクシミリ装置2は、DIS信号により、モデムの通信速度、記録紙の幅、対応する圧縮方式を送信側ファクシミリ装置1に知らせる。CSI信号は、被呼端末を識別するため情報を送信するための信号である。CSI信号は、例えば、受信側ファクシミリ装置2で登録されたファクシミリ番号である。
次に、送信側制御部10は、受信側通信部25に向けて、第1NSS信号(Non−Standard facilities Set−up)、TSI信号(Transmitting Subscriber Identification)、DCS信号(Digital Command Signal)を受信側通信部25に送信させる(ステップ♯4)。第1NSS信号は、ITU−T勧告で非標準の機能を用いることを知らせる信号である。第1NSS信号は、非標準機能の使用を受信側ファクシミリ装置2に設定させるための信号である。送信側制御部10は、第1NSS信号を用いて、エコー対策機能を用いること(エコー対策信号に対応すべきこと)を受信側ファクシミリ装置2に指示する。送信側制御部10は、第1NSS信号のうち、エコー対策機能の使用を指示するためのビットを1にする。
TSI信号は、送信端末を識別するため情報を受信側ファクシミリ装置2に通知するための信号である。TSI信号は、例えば、送信側ファクシミリ装置1で予め登録されたファクシミリ番号である。DCS信号は、受信したDIS信号に応じて送信条件を受信側ファクシミリ装置2に命令する信号である。言い換えると、DCS信号は、実際に利用する機能を受信側ファクシミリ装置2に伝える信号である。例えば、送信側ファクシミリ装置1は、DIS信号により、画像信号送信時の通信速度、送信する画像信号(記録紙)の幅、用いる圧縮方式を送信側ファクシミリ装置1に知らせる。
続いて、送信側制御部10は、受信側通信部25に向けて、TCF信号(Training Check)を送信側通信部15に送信させる(ステップ♯5)。TCF信号はDCS信号で伝えた速度で通信できるか否かのトレーニングのための信号である。
受信側通信部25がTCF信号を受信したとき、受信側制御部20は、トレーニング結果(TCF信号の受信結果)に基づき、受信側通信部25で画像信号を受信できるか否かを確認する。言い換えると、受信側制御部20は、正しくTCF信号を受信できたか否かを確認する。受信側通信部25で画像信号を受信できると判定したとき、受信側制御部20は、送信側通信部15に向けて、CFR信号(Confirmation To Receive)を受信側通信部25に送信させる(ステップ♯6)。CFR信号は、受信側通信部25で画像信号を受信できるレベルであることを送信側ファクシミリ装置1に通知する信号である。
CFR信号を受信したとき、送信側制御部10は、受信側通信部25に向けて、第2NSS信号6(Non−Standard facilities Set−up)を送信側通信部15に送信させる(ステップ♯7、図7、図8参照)。第2NSS信号6がエコー対策信号である。第2NSS信号6はITU−T勧告で非標準の信号である。送信側ファクシミリ装置1と受信側ファクシミリ装置2は、第2NSS信号6を用いる通信に対応している。
第2NSS信号6の送信後、送信側制御部10は受信側通信部25に向け画像信号(画像データ、メッセージデータ)を送信側通信部15に送信させる(ステップ♯8)。全ページの送信が完了すると、送信側制御部10は、受信側通信部25に向けてEOP信号(End Of Procedure)を送信側通信部15に送信させる(ステップ♯9)。
EOP信号を受信したとき、受信側制御部20は、送信側通信部15に向けて、MCF信号(Message Confirmation)を受信側通信部25に送信させる。MCF信号は正常受信を知らせる信号である。最後に、送信側制御部10は、受信側通信部25に向けて、DCN信号(Disconnect)を送信側通信部15に送信させる。DCN信号は回線切断を指示する信号である。DCN信号の送受信により、ファクシミリ通信が終了する。
ここで、送信側モデム16と受信側モデム26は、いずれも第1モードと第2モードを有する。第1モードは、ITU−T勧告V.21に準拠したモードである。第1モードでの通信速度は、300bpsである。予め定められた制御信号(バイナリコード)は、第1モードで伝送される。上記の信号のうち、制御信号は、CED信号、NSF信号、DIS信号、CSI信号、第1NSS信号、TSI信号、DCS信号、CFR信号、第2NSS信号6、EOP信号、MCF信号、DCN信号である。第1モードで送受信すべき信号の種類が予め定められている。
一方、第2モードは、ITU−T勧告V.17又はV.29に準拠したモードである。ITU−T勧告V.17での通信速度は、例えば、14400bpsである。第2モードでの通信速度は、例えば、14400bps(ITU−T勧告V.17)や9600bps(ITU−T勧告V.29)である。第2モードは、画像信号(画像データ、メッセージ)を高速に送信するためのモードである。モデムがどの規格に対応しているかにより、V.17とV.29の何れに準拠するかが決まる。送信側モデム16と受信側モデム26の両方がITU−T勧告V.17に対応している場合、送信側制御部10は、送信側モデム16をITU−T勧告V.17に準拠したモードに設定する。受信側モデム26がITU−T勧告V.17に対応しておらず、V.29にのみ対応している場合、送信側制御部10は、送信側モデム16をITU−T勧告V.29に準拠したモードとする。
そして、TCF信号(トレーニング信号)と画像信号は、第2モードで伝送される。言い換えると、第2モードで送受信すべき信号の種類が予め定められている。第1モードの通信速度は第2モードよりも遅い。第2モードの通信速度は第1モードよりも速い。
図4、図5において、ファクシミリ通信のシーケンス中の送信側モデム16と受信側モデム26のモードを図示している。
まず、送信側モデム16でのモードの切り替えの一例を説明する。まず、送信側制御部10は、送信側モデム16を第1モードとする。送信側制御部10は、CED信号、NSF信号、CSI信号、DIS信号を第1モードで送信側通信部15(送信側モデム16)に受信させる。また、送信側制御部10は、第1NSS信号、TSI信号、DCS信号を第1モードで送信側通信部15(送信側モデム16)に送信させる。第1NSS信号、TSI信号、及び、DCS信号の送信後、送信側制御部10は、送信側モデム16を第2モードとする。第2モードになってから、送信側制御部10は、TCF信号(トレーニング信号)を送信させる。TCF信号(トレーニング信号)の送信を完了したとき、送信側制御部10は、CFR信号の受信のため、送信側モデム16を第1モードとする。CFR信号の受信後、第2NSS信号6を送信すると、送信側制御部10は、送信側モデム16を第2モードとする。第2モードとした後、送信側制御部10は、画像信号を送信側モデム16に送信させる。画像信号の送信後、送信側制御部10は、送信側モデム16を第1モードに戻す。そして、EOP信号、MCF信号、DCN信号をやりとりする。
次に、受信側モデム26でのモードの切り替えの一例を説明する。まず、CNG信号を受けると、受信側制御部20は、受信側モデム26を第1モードとする。受信側制御部20は、送信側通信部15に向けて、CED信号、NSF信号、CSI信号、DIS信号を受信側通信部25(受信側モデム26)に送信させる。また、受信側制御部20は、第1NSS信号、TSI信号、DCS信号を第1モードで受信側通信部25(受信側モデム26)に受信させる。第1NSS信号、TSI信号、及び、DCS信号を受信すると、TCF信号(トレーニング信号)に備え、受信側制御部20は、受信側モデム26を第2モードとする。TCF信号(トレーニング信号)の受信後、受信側制御部20は、CFR信号の送信のため、受信側モデム26を第1モードとする。CFR信号の受信後、第2NSS信号6を受信するまで、受信側制御部20は、受信側モデム26を第1モードで維持する。第2NSS信号6を受信すると、画像信号の受信に備え、受信側制御部20は、受信側モデム26を第2モードとする。受信側制御部20は、第2モードで画像信号を受信側モデム26に受信させる。画像信号の送信後、受信側制御部20は、受信側モデム26を第1モードに戻す。そして、EOP信号、MCF信号、DCN信号をやりとりする。
従来のファクシミリ通信(通常のファクシミリ通信)では、CFR信号を送信したファクシミリ装置は、直ちに、モデムをITU−T勧告V.17又はV.29に準拠したモードに切り替えていた。画像信号の受信に備えるためである。また、送信側は、CFR信号を受信すると、直ちに画像信号の送信を開始していた。
一方で、ITU−T勧告V.17又はV.29に準拠したモードで、ITU−T勧告V.21に準拠する信号を受信した場合、モデムをITU−T勧告V.21に準拠したモードに切り替えることがファクシミリ通信規格で定められている。そして、受信側通信部25(受信側モデム26)は、CFR信号のエコー信号7を受信することがある。CFR信号のエコー信号7を受信すると、V.21の信号を受信するために、モデムのモードをITU−T勧告V.21に準拠したモードに切り変えることがある。この場合、モデムのモードがあっていないので、送信されてくる画像信号を受信できない。
そこで、ファクシミリ通信システム100では、第2NSS信号6(エコー対策信号)を用いる。エコー対策信号はCFR信号の受信と画像信号の送信開始を知らせる制御信号の一種である。第2NSS信号6はモデムが第1モードのときに受信可能な信号である。
送信側制御部10は、CFR信号を受信すると、受信側通信部25に向けて、第2NSS信号6を送信させる。また、受信側制御部20は、受信側通信部25が第2NSS信号6(エコー対策信号)を送信側ファクシミリ装置1から受信するまで、モデムを第1モードで維持する。受信側通信部25が送信側ファクシミリ装置1からの第2NSS信号6を受信したとき、受信側制御部20は、受信側モデム26を第2モードとする。受信側制御部20がCFR信号のエコー信号7を検知することによって、自動的に受信側モデム26のモードが第1モードに戻ることを無くす又は減らすことができる。
また、VoIP環境では、パケットロスによって、CFR信号が到着しないことがある。ファクシミリ通信規格では、TCF信号(トレーニング信号)の送信後、予め定められた時間内にCFR信号を受信できないとき、送信側は、第1NSS信号、TSI信号、DCS信号、TCF信号(トレーニング信号)を再送することが決まっている。図5において、ステップ♯6−2がCFR信号の喪失を示す。図5のステップ♯4−2、ステップ♯5−2が送信側ファクシミリ装置1による再送処理を示す。ステップ♯6−2は、受信側ファクシミリ装置2によるCFR信号の再送を示す。
従来のファクシミリ装置は、CFR信号を送信すると、受信側は、モデムのモードをITU−T勧告V.17又はV.29に準拠したモード(画像信号通信用のモード)としていた。一方、CFR信号が失われたとき、第1NSS信号、TSI信号、DCS信号が再送される。画像信号通信用のモードでは、第1NSS信号、TSI信号、DCS信号を受信できない。そのため、再送される信号であって、ITU−T勧告V.21に準拠したモードで受信すべき信号を正しく受信できないことがあった。
本実施形態の受信側ファクシミリ装置2では、CFR信号の送信後、第2NSS信号6を受信するまで、受信側モデム26のモードは、第1モードで維持される。そのため、受信側通信部25(受信側モデム26)は、CFR信号のタイムアウトにより再送された制御信号を正しく受信できる。
なお、エコー対策信号を伝送する場合、互いのファクシミリ装置がエコー対策機能に対応している必要がある。エコー対策機能を有しているか否かの確認が必要である。受信側制御部20は、NSF信号によりエコー対策信号に対応していることを受信側通信部25に通知させる。第1NSS信号にエコー対策を取るべき指示が含まれているとき、受信側通信部25は、CFR信号の送信後、第2NSS信号6の受信までの第1モードの維持を実行する。相手型がエコー対策機能に対応している場合にのみ、受信側ファクシミリ装置2はエコー対策機能を用いる。
また、送信側制御部10は、NSF信号に基づき、受信側がエコー対策信号に対応しているか否かを判定する。受信側ファクシミリ装置2がエコー対策信号に対応していると判定した場合、CFR信号を受信したとき、送信側制御部10は、第2NSS信号6を送信側通信部15に送信させる。送信側制御部10は、エコー対策信号の送信後に画像信号の送信を送信側通信部15に行わせる。相手型がエコー対策機能に対応している場合にのみ、送信側ファクシミリ装置1はエコー対策機能を用いる。
送信側と受信側の両方のファクシミリ装置がエコー対策機能に対応していないとき、通常のファクシミリ通信が行われる。図6は、通常のファクシミリ通信(一方のファクシミリ装置がエコー対策機能に対応していないときの通信)でやりとりされる信号とモデムのモードの切り替わりの一例を示す。この場合、第2NSS信号6の伝送は行われない。送信側の装置がエコー対策信号に対応していない場合、受信側制御部20は、CFR信号の送信後、受信側モデム26のモードを直ちに第1モードからー第2モードに切り替える。また、受信側の装置がエコー対策信号に対応していない場合、送信側制御部10は、CFR信号の受信後、第2NSS信号6を送信せずに、相手方のファクシミリ装置に向けて、画像信号の送信を送信側通信部15に開始させる。
(第2NSS信号6)
次に、図7、図8を用いて、実施形態に係る第2NSS信号6の一例を示す図である。図7、図8は、実施形態に係る第2NSS信号6の一例を示す図である。
図7に示すように、送信側制御部10は、CFR信号よりも長い第2NSS信号6(エコー対策信号)を生成する。送信側制御部10は、CFR信号よりも長い第2NSS信号6を送信側通信部15に送信させる。
第2NSS信号6は、フラグデータ61を含む。フラグデータ61は、第2NSS信号6がNSS信号の一種であることを示すデータである。例えば、フラグデータ61は、0x7Eである。2進数でいえば、フラグデータ61は、01111110である。
送信側制御部10は、第2NSS信号6に予め定められたパターンのビット列である特定データ60を含ませる。送信側制御部10は、エコー対策信号の先頭と末尾のそれぞれに特定データ60を付す。図7、図8に示すように、先頭のフラグデータ61の前側と、末尾のフラグデータ61の後側に特定データ60を付すことができる。特定データ60のビットパターンは、CFR信号に用いられないビットパターンとすることができる。例えば、特定のデータは、3個連続の0x55のデータとできる。2進数で言えば、「01010101」の3回繰り返しである。
フラグデータ61とフラグデータ61の間のデータは、適宜定めることができる。送信側制御部10は、フラグデータ61とフラグデータ61の間を、第1NSS信号で埋めることができる。この場合、先に伝送されたデータを再利用できる。2つのフラグデータ61の間を埋めるためのデータを生成する必要がない。
このように、第2NSS信号6をCFR信号よりも長くする。さらに、特定データ60が第2NSS信号6の先頭と末尾に付加される。これにより、CFR信号のエコー信号7と第2NSS信号6が重なっても、受信側制御部20は、第2NSS信号6を受信したことを認識できる。
図8のうち、最も上の図は、第2NSS信号6の一例を示す。図8のうち、2段目の図は、第2NSS信号6とCFR信号のエコー信号7が重畳している状態の一例を示す。2段目の図では、CFR信号のエコー信号7を網掛けで示している。
図8の2段目の図は、第2NSS信号6の先頭ビットと、CFR信号のエコー信号7の先頭ビットが重なっている状態である。2段目の図のように、CFR信号のエコー信号7の全てが第2NSS信号6と重なっても、受信側制御部20は、第2NSS信号6の末尾の特定データ60に基づき、第2NSS信号6を受信したと認識できる。
図8の3段目の図は、第2NSS信号6の末尾のビットと、CFR信号のエコー信号7の末尾のビットが重なっている状態である。3段目の図でも、CFR信号のエコー信号7を網掛けで示している。3段目の図のように、CFR信号のエコー信号7の全てが第2NSS信号6と重なっても、受信側制御部20は、第2NSS信号6の先頭の特定データ60に基づき、第2NSS信号6を受信したと認識できる。
このようにして、実施形態に係るファクシミリ装置(受信側ファクシミリ装置2)は、受信側通信部25(通信部)、受信側制御部20(制御部)を含む。受信側通信部25は、ファクシミリ通信を行うための受信側モデム26(モデム)を含み、送信側ファクシミリ装置1と信号の送受信を行う。受信側制御部20は、受信側通信部25を制御する。受信側モデム26は、第1モードと第2モードの何れかのモードで動作する。第1モードは、ファクシミリ通信における予め定められた制御信号の送受信で用いられるモードである。第2モードは、画像信号の送受信で用いられるモードである。受信側通信部25が制御信号の一種であるCFR信号を送信側ファクシミリ装置1に送信したとき、受信側制御部20は、受信側通信部25がエコー対策信号(第2NSS信号6)を送信側ファクシミリ装置1から受信するまで、受信側モデム26を第1モードで維持する。エコー対策信号は、CFR信号の受信と画像信号の送信開始を知らせる制御信号の一種であって受信側モデム26が第1モードのときに受信可能な信号である。受信側通信部25が送信側ファクシミリ装置1からのエコー対策信号を受信したとき、受信側制御部20は、受信側モデム26を第2モードとする。
エコー対策信号の受信により、受信側制御部20は、送信側ファクシミリ装置1がCFR信号を受信したことを認識することができる。また、受信側制御部20は、CFR信号の受信により送信側ファクシミリ装置1が画像信号の送信を開始することを知ることができる。画像信号の送信開始が確定してから、受信側制御部20は、受信側受信側モデム26のモードを第2モード(画像信号用モード)に切り替えられる。エコー信号が発生しても、エコー信号が重畳していない画像信号(正しい画像信号)を受信することができる。VoIPアダプターを用いていて、エコー信号が発生していても、問題なくファクシミリ通信を行うことができる。
また、CFR信号が失われる場合がある。呼びかけ(TCF信号(トレーニング信号))から一定期間内にCFR信号を受信できない場合、送信側ファクシミリ装置1が制御信号(例えば、第1NSS信号)を再送する(画像信号の送信は開始されない)。受信側制御部20は、受信側通信部25がエコー対策信号を送信側ファクシミリ装置1から受信するまで、受信側モデム26を第1モードで維持する。受信側通信部25は、再送された制御信号をそのまま(ミス無く)受信できる。
CFR信号を送信してからエコー対策信号を受信する前に、送信側ファクシミリ装置1から再送された制御信号を受信側通信部25(通信部)が受信したとき、受信側制御部20(制御部)は、送信側ファクシミリ装置1に向けて、CFR信号を受信側通信部25に再送させる。送信側ファクシミリ装置1から再送された制御信号に対する返信として、CFR信号を再送することができる。
エコー対策信号は、予め定められたパターンのビット列である特定データ60を含む。送信側ファクシミリ装置1へのCFR信号の送信後、受信側通信部25(通信部)が特定データ60を受信したとき、受信側制御部20(制御部)は、エコー対策信号を受信したと判定する。受信側制御部20は、エコー対策信号を受信したか否かを正確に判定することができる。受信側モデム26のモードの切り替え時点を正確に判断することができる。
受信側制御部20(制御部)は、CFR信号の送信前に、送信側ファクシミリ装置1に向けて、エコー対策信号に対応していることを受信側通信部25(通信部)に通知させる。受信側通信部25がエコー対策を取るべき指示を送信側ファクシミリ装置1から受信したとき、CFR信号の送信後、受信側通信部25がエコー対策信号を受信するまで、受信側制御部20は受信側通信部25のモードを第1モードで維持する。受信側通信部25が送信側ファクシミリ装置1からエコー対策を取るべき指示を受信しないとき、受信側制御部20はCFR信号の送信後、直ちに受信側モデム26のモードを第2モードにする。受信側ファクシミリ装置2は、エコー対策信号に対応していることを送信側ファクシミリ装置1に知らせることができる。送信側ファクシミリ装置1がエコー対策信号に対応している場合、エコー対策信号を用いたファクシミリ通信を行うことができる。送信側ファクシミリ装置1がエコー対策信号に対応していない場合、エコー対策信号を用いないファクシミリ通信(通常のファクシミリ通信)を行うことができる。
送信側ファクシミリ装置1は、送信側通信部15(通信部)、送信側制御部10(制御部)を含む。送信側通信部15は、受信側ファクシミリ装置2と信号の送受信を行う。送信側制御部10は送信側通信部15を制御する。送信側通信部15が受信側ファクシミリ装置2からCFR信号を受信したとき、送信側制御部10は、受信側ファクシミリ装置2に向けて、エコー対策信号を送信側通信部15に送信させる。送信側制御部10は、エコー対策信号を送信してから画像信号の送信を送信側通信部15に開始させる。エコー対策信号は、CFR信号の受信と画像信号の送信開始を知らせる制御信号の一種である。
エコー対策信号を送信することにより、CFR信号を受信したこと受信側ファクシミリ装置2に知らせることができる。また、CFR信号の受信により、送信側ファクシミリ装置1は、画像信号の送信開始を受信側ファクシミリ装置2に知らせることができる。受信側モデム26のモードを第2モード(画像信号用モード)に切り替えるべきことを知らせることができる。受信側ファクシミリ装置2に画像信号を正確に受信させることができる。VoIPアダプターを用いていて、受信側ファクシミリ装置2にエコー信号が入力されても、問題なくファクシミリ通信を行うことができる。
送信側制御部10(制御部)は、CFR信号よりも長いエコー対策信号を送信側通信部15(通信部)に送信させる。CFR信号のエコー信号7は、画像信号の送受信のエラーの原因となり得る。CFR信号のエコー信号7はCFR信号と同じ長さである。CFR信号よりもエコー対策信号を長くすることができる。エコー対策信号の長さを、CFR信号のエコー信号7で潰されない長さとすることができる。CFR信号のエコー信号7とエコー対策信号が重畳しても、受信側ファクシミリ装置2は、一部が改変されていないエコー対策信号を受信できる。エコー対策信号の受信を受信側ファクシミリ装置2に気づかせることができる。
送信側制御部10(制御部)はエコー対策信号に予め定められたパターンのビット列である特定データ60を含ませる。受信側ファクシミリ装置2は受信した信号がエコー対策信号であることを容易に認識できる。受信側モデム26のモードを切り替えるべき時点を知らせることができる。
送信側制御部10(制御部)は、エコー対策信号の先頭と末尾のそれぞれに特定データ60を付す。エコー対策信号にエコー信号が重畳しても、先頭又は末尾部分の特定データ60部分に基づき、受信側ファクシミリ装置2は受信した信号がエコー対策信号であることを容易に認識できる。
送信側制御部10(制御部)は、受信側ファクシミリ装置2との通信に基づき、受信側ファクシミリ装置2がエコー対策信号に対応しているか否かを判定する。受信側ファクシミリ装置2がエコー対策信号に対応していると判定した場合、CFR信号を受信したとき、送信側制御部10は、エコー対策信号を送信側通信部15に送信させ、エコー対策信号の送信後に画像信号の送信を送信側通信部15(通信部)に行わせる。受信側ファクシミリ装置2がエコー対策信号に対応していないと判定した場合、送信側通信部15がCFR信号を受信したとき、送信側制御部10は、エコー対策信号を送信せずに、受信側ファクシミリ装置2に向けて、画像信号の送信を送信側通信部15に開始させる。受信側ファクシミリ装置2がエコー対策信号に対応している場合、エコー対策信号を用いたファクシミリ通信を行うことができる。受信側ファクシミリ装置2がエコー対策信号に対応していない場合、エコー対策信号を用いないファクシミリ通信(通常のファクシミリ通信)を行うことができる。受信側ファクシミリ装置2が理解できない信号を送信しないようにすることができる。
また、本発明は、ファクシミリ通信システム100と捉えることもできる。ファクシミリ通信システム100は、送信側ファクシミリ装置1と受信側ファクシミリ装置2と、を備える。送信側ファクシミリ装置1は、送信側通信部15と送信側制御部10を含む。送信側通信部15は、受信側ファクシミリ装置2と信号の送受信を行う。送信側制御部10は、送信側通信部15を制御する。受信側ファクシミリ装置2は、受信側通信部25、受信側制御部20を含む。受信側通信部25は、受信側モデム26を含み、送信側ファクシミリ装置1と信号の送受信を行う。受信側制御部20は、受信側通信部25を制御する。受信側モデム26は、第1モードと第2モードの何れかのモードで動作する。第1モードは、ファクシミリ通信における予め定められた制御信号の送受信で用いられるモードである。第2モードは、画像信号の送受信で用いられるモードである。送信側通信部15が受信側通信部25から送信された制御信号の一種であるCFR信号を受信したとき、送信側制御部10は、受信側ファクシミリ装置2に向けて、エコー対策信号を送信側通信部15に送信させる。送信側制御部10は、エコー対策信号を送信してから画像信号の送信を送信側通信部15に開始させる。受信側制御部20は、CFR信号の送信後、受信側通信部25がエコー対策信号を送信側ファクシミリ装置1から受信するまで、受信側モデム26のモードを第1モードで維持する。受信側通信部25が送信側ファクシミリ装置1からエコー対策信号を受信したとき、受信側制御部20は、受信側モデム26を第2モードとする。エコー対策信号は、CFR信号の受信と画像信号の送信開始を知らせる制御信号の一種であって受信側モデム26が第1モードのときに受信可能な信号である。
本発明の実施形態を説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
本発明はファクシミリ通信に利用可能である。
100 ファクシミリ通信システム 1 送信側ファクシミリ装置
10 送信側制御部(制御部) 15 送信側通信部(通信部)
2 受信側ファクシミリ装置 20 受信側制御部(制御部)
25 受信側通信部(通信部) 26 受信側モデム(モデム)
6 第2NSS信号(エコー対策信号) 60 特定データ
7 エコー信号

Claims (10)

  1. ファクシミリ通信を行うためのモデムを含み、送信側ファクシミリ装置と信号の送受信を行う通信部と、
    前記通信部を制御する制御部と、を備え、
    前記モデムは、第1モードと第2モードの何れかのモードで動作し、
    前記第1モードは、前記ファクシミリ通信における予め定められた制御信号の送受信で用いられるモードであり、
    前記第2モードは、画像信号の送受信で用いられるモードであり、
    前記通信部が前記制御信号の一種であるCFR信号を前記送信側ファクシミリ装置に送信したとき、
    前記制御部は、前記通信部がエコー対策信号を前記送信側ファクシミリ装置から受信するまで、前記モデムを前記第1モードで維持し、
    前記エコー対策信号は、前記CFR信号の受信と前記画像信号の送信開始を知らせる前記制御信号の一種であって前記モデムが前記第1モードのときに受信可能な信号であり、
    前記通信部が前記送信側ファクシミリ装置からの前記エコー対策信号を受信したとき、前記制御部は、前記モデムを前記第2モードとすることを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 前記CFR信号を送信してから前記エコー対策信号を受信する前に、前記送信側ファクシミリ装置から再送された前記制御信号を前記通信部が受信したとき、
    前記制御部は、前記送信側ファクシミリ装置に向けて、前記CFR信号を前記通信部に再送させることを特徴とする請求項1に記載のファクシミリ装置。
  3. 前記エコー対策信号は、予め定められたパターンのビット列である特定データを含み、
    前記送信側ファクシミリ装置への前記CFR信号の送信後、前記通信部が前記特定データを受信したとき、
    前記制御部は、前記エコー対策信号を受信したと判定することを特徴とする請求項1又は2に記載のファクシミリ装置。
  4. 前記制御部は、
    前記CFR信号の送信前に、前記送信側ファクシミリ装置に向けて、前記エコー対策信号に対応していることを前記通信部に通知させ、
    前記通信部がエコー対策を取るべき指示を前記送信側ファクシミリ装置から受信したとき、前記CFR信号の送信後、前記通信部が前記エコー対策信号を受信するまで、前記モデムのモードを前記第1モードで維持し、
    前記通信部が前記送信側ファクシミリ装置からエコー対策を取るべき指示を受信しないとき、前記CFR信号の送信後、直ちに前記モデムのモードを前記第2モードにすることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のファクシミリ装置。
  5. 受信側ファクシミリ装置と信号の送受信を行う通信部と、
    前記通信部を制御する制御部と、を含み、
    前記通信部が前記受信側ファクシミリ装置からCFR信号を受信したとき、
    前記制御部は、
    前記受信側ファクシミリ装置に向けて、エコー対策信号を前記通信部に送信させ、
    前記エコー対策信号を送信してから画像信号の送信を前記通信部に開始させ、
    前記エコー対策信号は、前記CFR信号の受信と前記画像信号の送信開始を知らせる制御信号の一種であることを特徴とするファクシミリ装置。
  6. 前記制御部は、前記CFR信号よりも長い前記エコー対策信号を前記通信部に送信させることを特徴とする請求項5に記載のファクシミリ装置。
  7. 前記制御部は前記エコー対策信号に予め定められたパターンのビット列である特定データを含ませることを特徴とする請求項6に記載のファクシミリ装置。
  8. 前記制御部は、前記エコー対策信号の先頭と末尾のそれぞれに前記特定データを付すことを特徴とする請求項7に記載のファクシミリ装置。
  9. 前記制御部は、
    前記受信側ファクシミリ装置との通信に基づき、前記受信側ファクシミリ装置が前記エコー対策信号に対応しているか否かを判定し、
    前記受信側ファクシミリ装置が前記エコー対策信号に対応していると判定した場合、前記CFR信号を受信したとき、前記エコー対策信号を前記送信側通信部に送信させ、前記エコー対策信号の送信後に前記画像信号の送信を前記通信部に行わせ、
    前記受信側ファクシミリ装置が前記エコー対策信号に対応していないと判定した場合、前記通信部が前記CFR信号を受信したとき、前記エコー対策信号を送信せずに、前記受信側ファクシミリ装置に向けて、前記画像信号の送信を前記通信部に開始させることを特徴とする請求項5乃至8の何れか1項に記載の送信側ファクシミリ装置。
  10. 送信側ファクシミリ装置と受信側ファクシミリ装置と、を備え、
    前記送信側ファクシミリ装置は、
    前記受信側ファクシミリ装置と信号の送受信を行う送信側通信部と、
    前記送信側通信部を制御する送信側制御部と、を備え、
    前記受信側ファクシミリ装置は、
    受信側モデムを含み、前記送信側ファクシミリ装置と信号の送受信を行う受信側通信部と、
    前記受信側通信部を制御する受信側制御部と、を備え、
    前記受信側モデムは、第1モードと第2モードの何れかのモードで動作し、
    前記第1モードは、ファクシミリ通信における予め定められた制御信号の送受信で用いられるモードであり、
    前記第2モードは、画像信号の送受信で用いられるモードであり、
    前記送信側通信部が前記受信側通信部から送信された前記制御信号の一種であるCFR信号を受信したとき、
    前記送信側制御部は、
    前記受信側ファクシミリ装置に向けて、エコー対策信号を前記送信側通信部に送信させ、
    前記エコー対策信号を送信してから前記画像信号の送信を前記送信側通信部に開始させ、
    前記受信側制御部は、
    前記CFR信号の送信後、前記受信側通信部が前記エコー対策信号を前記送信側ファクシミリ装置から受信するまで、前記受信側モデムのモードを前記第1モードで維持し、
    前記受信側通信部が前記送信側ファクシミリ装置から前記エコー対策信号を受信したとき、前記受信側モデムを前記第2モードとし、
    前記エコー対策信号は、前記CFR信号の受信と前記画像信号の送信開始を知らせる前記制御信号の一種であって前記受信側モデムが前記第1モードのときに受信可能な信号であることを特徴とするファクシミリ通信システム。
JP2018028115A 2018-02-20 2018-02-20 ファクシミリ装置及びファクシミリ通信システム Expired - Fee Related JP6828699B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018028115A JP6828699B2 (ja) 2018-02-20 2018-02-20 ファクシミリ装置及びファクシミリ通信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018028115A JP6828699B2 (ja) 2018-02-20 2018-02-20 ファクシミリ装置及びファクシミリ通信システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019146005A true JP2019146005A (ja) 2019-08-29
JP6828699B2 JP6828699B2 (ja) 2021-02-10

Family

ID=67774007

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018028115A Expired - Fee Related JP6828699B2 (ja) 2018-02-20 2018-02-20 ファクシミリ装置及びファクシミリ通信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6828699B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP6828699B2 (ja) 2021-02-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7218424B2 (en) Facsimile transmission over packet networks with delivery notification
JP5888902B2 (ja) ファクシミリ装置、ファクシミリ装置の制御方法、及びプログラム
JP2010081554A (ja) 通信装置
JP6828699B2 (ja) ファクシミリ装置及びファクシミリ通信システム
KR100318742B1 (ko) 팩시밀리에서 수신측 에러를 송신측에 통보하는 방법
JP2008154092A (ja) 再送信制御システム
JP6822439B2 (ja) ファクシミリ装置及びファクシミリ通信システム
US9307099B2 (en) Transfer-side facsimile machine, facsimile communication system and reception-side facsimile machine
KR970003422B1 (ko) 팩시밀리의 복수 원고송신시 에러 페이지 표시방법
JP7180348B2 (ja) 通信装置
JP2009081594A (ja) ファクシミリ装置
JP5769748B2 (ja) ネットワーク通信装置、ファクシミリ装置
JP6221900B2 (ja) 受信側ファクシミリ装置、ファクシミリ通信システム、及び転送側ファクシミリ装置
KR20010073957A (ko) 수신측 팩시밀리 장치에서의 유실 데이터 재전송 요구 방법
JP2011023918A (ja) 複合装置、ファクシミリ通信システム、同時並行動作制御方法、同時並行動作制御プログラム及び記録媒体
KR100223001B1 (ko) 교신시간 단축방법
JP2733365B2 (ja) 画像通信装置
JP2020195111A (ja) 通信装置、通信装置の制御方法、通信制御プログラムおよび記録媒体
JP2008236508A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
KR20080070198A (ko) 팩시밀리의 데이터 전송방법
KR20050108969A (ko) 팩시밀리의 데이터 교환 방법 및 장치
JP2016195369A (ja) 画像通信装置およびその制御方法、並びにプログラム
KR20050064240A (ko) 복합기의 모드 제어 방법 및 그 장치
JP2015222862A (ja) ファクシミリ装置及びファクス通信システム
EP0719030A2 (en) Apparatus for facsimile-encoded remote data signal transfer

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200122

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201020

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201214

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201222

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210104

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6828699

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees