JP2003304382A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP2003304382A
JP2003304382A JP2002104790A JP2002104790A JP2003304382A JP 2003304382 A JP2003304382 A JP 2003304382A JP 2002104790 A JP2002104790 A JP 2002104790A JP 2002104790 A JP2002104790 A JP 2002104790A JP 2003304382 A JP2003304382 A JP 2003304382A
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communication
signal
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JP2002104790A
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Masahito Otani
雅人 大谷
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は通信管理レポートとして出力する通信
管理情報の相手先情報を適切に取得して管理するファク
シミリ装置を提供する。 【解決手段】ファクシミリ装置は、受信時に、発信元電
話番号取得機能で発信者番号を取得し、ファクシミリ受
信時にファクシミリ通信信号の送信端末識別信号(TS
I)あるいは非標準機能設定における送信端末特定信号
(NSS)を受信すると、ファクシミリ信号による送信
端末識別を通信管理情報の相手先情報としてシステムメ
モリ部に記憶し、ファクシミリ通信信号による送信端末
識別を受信しないときには、発信元電話番号取得機能で
取得した発信者番号を通信管理情報の相手先情報として
システムメモリ部に記憶する(ステップS101〜S1
10)。したがって、通信管理情報の相手先情報を常に
システムメモリ部に記憶し、通信管理レポートに常に相
手先を記載することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ装置
に関し、詳細には、通信管理レポートとして出力する通
信管理情報の相手先情報を適切に取得して管理するファ
クシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のファクシミリ装置は、その通信管
理情報、すなわち、送信ファイル、受信ファイルび待機
ファイル等の各種通信ファイルの通信日時、通信相手
先、通信モード、通信の成否等の通信結果を通信管理情
報としてファクシミリ装置のメモリ内に順次記憶し、必
要に応じて、通信管理情報をファクシミリ装置の表示部
に表示させたり、記録紙に通信管理レポートとして記録
出力できるようになっている。
【0003】従来のファクシミリ装置のオペレータは、
このように表示部に表示出力されたり、記録紙に記録出
力される通信管理情報である通信管理レポートを参照し
て、通信結果の確認を行い、通信エラーの発生した送信
先への再送信操作等を行っている。
【0004】そして、ファクシミリ装置は、複数のメー
カで製造されており、従来のファクシミリ装置は、通信
相手先の情報を同じメーカのファクシミリ装置からのフ
ァクシミリ受信においては、自社モードにおける非標準
機能設定(NSS)の送信端末信号から取得し、また、
他メーカのファクシミリ装置からのファクシミリ受信に
おいては、送信端末識別(TSI)のから取得して、通信
管理情報の通信相手先として記憶し、通信管理レポート
の相手先情報として記載している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のファクシミリ装置にあっては、ファクシミリ
受信の相手先を非標準機能設定(NSS)の送信端末信
号または送信端末識別(TSI)から取得して、通信管理
情報の相手先情報として記憶し、通信管理レポートの相
手先として記載しているため、非標準機能設定(NS
S)の送信端末信号と送信端末識別(TSI)のいずれも
が設定されていない場合には、通信管理情報の通信相手
先が登録されず、通信管理レポートの相手先には、何も
記載されず、利用性が悪いという問題があった。
【0006】そこで、請求項1記載の発明は、通信回線
を介して所定のファクシミリ通信手順によりファクシミ
リ通信を行うとともに、当該通信結果を通信管理情報と
して通信管理情報記憶手段に記憶し、所定タイミングで
所定の出力形式で通信管理レポートとして出力するに際
して、受信時に、発信電話番号通知サービスを提供する
交換機から通知される発信元電話番号を取得する発信元
電話番号取得機能で発信者番号を取得し、ファクシミリ
受信時にファクシミリ通信信号の送信端末識別信号ある
いは非標準機能設定における送信端末特定信号を受信す
ると、当該ファクシミリ信号による送信端末識別を通信
管理情報の相手先情報として通信管理情報記憶手段に記
憶し、当該送信端末識別信号あるいは非標準機能設定に
おける送信端末特定信号を受信しないときには、発信元
電話番号取得機能で取得した発信者番号を通信管理情報
の相手先情報として通信管理情報記憶手段に記憶するこ
とにより、ファクシミリ受信時にファクシミリ通信信号
の送信端末識別信号あるいは非標準機能設定における送
信端末特定信号を受信しない場合にも、発信者番号を通
信管理情報の相手先情報として通信管理情報記憶手段に
記憶し、通信管理レポートに常にファクシミリ通信の相
手先を記載できるようにして、利用性の良好なファクシ
ミリ装置を提供することを目的としている。
【0007】請求項2記載の発明は、通信回線を介して
所定のファクシミリ通信手順によりファクシミリ通信を
行うとともに、当該通信結果を通信管理情報として通信
管理情報記憶手段に記憶し、所定タイミングで所定の出
力形式で通信管理レポートとして出力するに際して、発
信電話番号通知サービスを提供する交換機から通知され
る発信元電話番号を取得する発信元電話番号取得機能で
発信者番号を取得し、ファクシミリ受信時にファクシミ
リ通信信号の送信端末識別信号あるいは非標準機能設定
における送信端末特定信号を受信しないときには、発信
元電話番号取得機能で取得した発信者番号を通信管理情
報の相手先情報として通信管理情報記憶手段に記憶し、
当該送信端末識別信号あるいは非標準機能設定における
送信端末特定信号を受信すると、当該ファクシミリ信号
による送信端末識別を発信元電話番号取得機能で取得し
た発信者番号と比較して、一致すると、当該送信端末識
別を通信管理情報の相手先情報として通信管理情報記憶
手段に記憶し、一致しないと、発信元電話番号取得機能
で取得した発信者番号を通信管理情報の相手先情報とし
て通信管理情報記憶手段に記憶することにより、ファク
シミリ受信時にファクシミリ通信信号の送信端末識別信
号あるいは非標準機能設定における送信端末特定信号を
受信しない場合にも、発信者番号を通信管理情報の相手
先情報として通信管理情報記憶手段に記憶するととも
に、ファクシミリ信号による送信端末識別を受信しても
発信者番号と異なっていると、送信側のファクシミリ装
置の電話番号が新しい電話番号に変更されているにもか
かわらず、送信側のファクシミリ装置の電話番号の設定
変更が行われていないと判断して、発信者番号を通信管
理情報の相手先情報として通信管理情報記憶手段に記憶
し、通信管理レポートに常に正確なファクシミリ通信の
相手先を記載できるようにして、利用性のより一層良好
なファクシミリ装置を提供することを目的としている。
【0008】請求項3記載の発明は、通信回線を介して
所定のファクシミリ通信手順によりファクシミリ通信を
行うとともに、当該通信結果を通信管理情報として通信
管理情報記憶手段に記憶し、所定タイミングで所定の出
力形式で通信管理レポートとして出力するに際して、着
信時に、発信電話番号通知サービスを提供する交換機か
ら通知される発信元電話番号を取得する発信元電話番号
取得機能で発信者番号を取得し、ファクシミリ受信時に
ファクシミリ通信信号の送信端末識別信号あるいは非標
準機能設定における送信端末特定信号を受信しないとき
には、発信元電話番号取得機能で取得した発信者番号を
通信管理情報の相手先情報として通信管理情報記憶手段
に記憶し、当該送信端末識別信号あるいは非標準機能設
定における送信端末特定信号を受信すると、当該ファク
シミリ信号による送信端末識別を発信元電話番号取得機
能で取得した発信者番号と比較して、一致すると、当該
送信端末識別を通信管理情報の相手先情報として通信管
理情報記憶手段に記憶し、一致しないと、発信元電話番
号取得機能で取得した発信者番号を通信管理情報の相手
先情報として通信管理情報記憶手段に記憶するととも
に、ファクシミリ信号による発信端末識別と発信者番号
が一致しない旨のファクシミリ文書を当該発信者番号宛
にファクシミリ送信することにより、ファクシミリ受信
時にファクシミリ通信信号の送信端末識別信号あるいは
非標準機能設定における送信端末特定信号を受信しない
場合にも、発信者番号を通信管理情報の相手先情報とし
て通信管理情報記憶手段に記憶するとともに、ファクシ
ミリ信号による送信端末識別を受信しても発信者番号と
異なっていると、送信側のファクシミリ装置の電話番号
が新しい電話番号に変更されているにもかかわらず、送
信側のファクシミリ装置の電話番号の設定変更が行われ
ていないと判断して、発信者番号を通信管理情報の相手
先情報として通信管理情報記憶手段に記憶し、さらに、
ファクシミリ信号による発信端末識別と発信者番号が一
致しないことが分かるようにし、通信管理レポートに常
に正確なファクシミリ通信の相手先を記載できるように
するとともに、相手先のファクシミリ装置で発信元情報
が適切に設定されるようにして、利用性のより一層良好
なファクシミリ装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明のフ
ァクシミリ装置は、通信回線を介して所定のファクシミ
リ通信手順によりファクシミリ通信を行うとともに、当
該通信結果を通信管理情報として通信管理情報記憶手段
に記憶し、所定タイミングで所定の出力形式で通信管理
レポートとして出力するファクシミリ装置において、発
信電話番号通知サービスを提供する交換機から通知され
る発信元電話番号を取得する発信元電話番号取得機能を
有し、前記ファクシミリ受信時にファクシミリ通信信号
の送信端末識別信号あるいは非標準機能設定における送
信端末特定信号を受信すると、当該ファクシミリ信号に
よる送信端末識別を前記通信管理情報の相手先情報とし
て前記通信管理情報記憶手段に記憶し、当該送信端末識
別信号あるいは非標準機能設定における送信端末特定信
号を受信しないときには、前記発信元電話番号取得機能
で取得した発信者番号を前記通信管理情報の相手先情報
として前記通信管理情報記憶手段に記憶することによ
り、上記目的を達成している。
【0010】上記構成によれば、通信回線を介して所定
のファクシミリ通信手順によりファクシミリ通信を行う
とともに、当該通信結果を通信管理情報として通信管理
情報記憶手段に記憶し、所定タイミングで所定の出力形
式で通信管理レポートとして出力するに際して、着信時
に、発信電話番号通知サービスを提供する交換機から通
知される発信元電話番号を取得する発信元電話番号取得
機能で発信者番号を取得し、ファクシミリ受信時にファ
クシミリ通信信号の送信端末識別信号あるいは非標準機
能設定における送信端末特定信号を受信すると、当該フ
ァクシミリ信号による送信端末識別を通信管理情報の相
手先情報として通信管理情報記憶手段に記憶し、当該送
信端末識別信号あるいは非標準機能設定における送信端
末特定信号を受信しないときには、発信元電話番号取得
機能で取得した発信者番号を通信管理情報の相手先情報
として通信管理情報記憶手段に記憶するので、ファクシ
ミリ受信時にファクシミリ通信信号の送信端末識別信号
あるいは非標準機能設定における送信端末特定信号を受
信しない場合にも、発信者番号を通信管理情報の相手先
情報として通信管理情報記憶手段に記憶することがで
き、通信管理レポートに常にファクシミリ通信の相手先
を記載できるようにして、ファクシミリ装置の利用性を
向上させることができる。
【0011】請求項2記載の発明のファクシミリ装置
は、通信回線を介して所定のファクシミリ通信手順によ
りファクシミリ通信を行うとともに、当該通信結果を通
信管理情報として通信管理情報記憶手段に記憶し、所定
タイミングで所定の出力形式で通信管理レポートとして
出力するファクシミリ装置において、発信電話番号通知
サービスを提供する交換機から通知される発信元電話番
号を取得する発信元電話番号取得機能を有し、前記ファ
クシミリ受信時にファクシミリ通信信号の送信端末識別
信号あるいは非標準機能設定における送信端末特定信号
を受信しないときには、前記発信元電話番号取得機能で
取得した発信者番号を前記通信管理情報の相手先情報と
して前記通信管理情報記憶手段に記憶し、当該送信端末
識別信号あるいは非標準機能設定における送信端末特定
信号を受信すると、当該ファクシミリ信号による送信端
末識別を前記発信元電話番号取得機能で取得した発信者
番号と比較して、一致すると、当該送信端末識別を前記
通信管理情報の相手先情報として前記通信管理情報記憶
手段に記憶し、一致しないと、前記発信元電話番号取得
機能で取得した発信者番号を前記通信管理情報の相手先
情報として前記通信管理情報記憶手段に記憶することに
より、上記目的を達成している。
【0012】上記構成によれば、通信回線を介して所定
のファクシミリ通信手順によりファクシミリ通信を行う
とともに、当該通信結果を通信管理情報として通信管理
情報記憶手段に記憶し、所定タイミングで所定の出力形
式で通信管理レポートとして出力するに際して、着信時
に、発信電話番号通知サービスを提供する交換機から通
知される発信元電話番号を取得する発信元電話番号取得
機能で発信者番号を取得し、ファクシミリ受信時にファ
クシミリ通信信号の送信端末識別信号あるいは非標準機
能設定における送信端末特定信号を受信しないときに
は、発信元電話番号取得機能で取得した発信者番号を通
信管理情報の相手先情報として通信管理情報記憶手段に
記憶し、当該送信端末識別信号あるいは非標準機能設定
における送信端末特定信号を受信すると、当該ファクシ
ミリ信号による送信端末識別を発信元電話番号取得機能
で取得した発信者番号と比較して、一致すると、当該送
信端末識別を通信管理情報の相手先情報として通信管理
情報記憶手段に記憶し、一致しないと、発信元電話番号
取得機能で取得した発信者番号を通信管理情報の相手先
情報として通信管理情報記憶手段に記憶するので、ファ
クシミリ受信時にファクシミリ通信信号の送信端末識別
信号あるいは非標準機能設定における送信端末特定信号
を受信しない場合にも、発信者番号を通信管理情報の相
手先情報として通信管理情報記憶手段に記憶することが
できるとともに、ファクシミリ信号による送信端末識別
を受信しても発信者番号と異なっていると、送信側のフ
ァクシミリ装置の電話番号が新しい電話番号に変更され
ているにもかかわらず、送信側のファクシミリ装置の電
話番号の設定変更が行われていないと判断して、発信者
番号を通信管理情報の相手先情報として通信管理情報記
憶手段に記憶することができ、通信管理レポートに常に
正確なファクシミリ通信の相手先を記載できるようにし
て、ファクシミリ装置の利用性をより一層向上させるこ
とができる。
【0013】請求項3記載の発明のファクシミリ装置
は、通信回線を介して所定のファクシミリ通信手順によ
りファクシミリ通信を行うとともに、当該通信結果を通
信管理情報として通信管理情報記憶手段に記憶し、所定
タイミングで所定の出力形式で通信管理レポートとして
出力するファクシミリ装置において、発信電話番号通知
サービスを提供する交換機から通知される発信元電話番
号を取得する発信元電話番号取得機能を有し、前記ファ
クシミリ受信時にファクシミリ通信信号の送信端末識別
信号あるいは非標準機能設定における送信端末特定信号
を受信しないときには、前記発信元電話番号取得機能で
取得した発信者番号を前記通信管理情報の相手先情報と
して前記通信管理情報記憶手段に記憶し、当該送信端末
識別信号あるいは非標準機能設定における送信端末特定
信号を受信すると、当該ファクシミリ信号による送信端
末識別を前記発信元電話番号取得機能で取得した発信者
番号と比較して、一致すると、当該送信端末識別を前記
通信管理情報の相手先情報として前記通信管理情報記憶
手段に記憶し、一致しないと、前記発信元電話番号取得
機能で取得した発信者番号を前記通信管理情報の相手先
情報として前記通信管理情報記憶手段に記憶するととも
に、前記ファクシミリ信号による発信端末識別と発信者
番号が一致しない旨のファクシミリ文書を当該発信者番
号宛にファクシミリ送信することにより、上記目的を達
成している。
【0014】上記構成によれば、通信回線を介して所定
のファクシミリ通信手順によりファクシミリ通信を行う
とともに、当該通信結果を通信管理情報として通信管理
情報記憶手段に記憶し、所定タイミングで所定の出力形
式で通信管理レポートとして出力するに際して、着信時
に、発信電話番号通知サービスを提供する交換機から通
知される発信元電話番号を取得する発信元電話番号取得
機能で発信者番号を取得し、ファクシミリ受信時にファ
クシミリ通信信号の送信端末識別信号あるいは非標準機
能設定における送信端末特定信号を受信しないときに
は、発信元電話番号取得機能で取得した発信者番号を通
信管理情報の相手先情報として通信管理情報記憶手段に
記憶し、当該送信端末識別信号あるいは非標準機能設定
における送信端末特定信号を受信すると、当該ファクシ
ミリ信号による送信端末識別を発信元電話番号取得機能
で取得した発信者番号と比較して、一致すると、当該送
信端末識別を通信管理情報の相手先情報として通信管理
情報記憶手段に記憶し、一致しないと、発信元電話番号
取得機能で取得した発信者番号を通信管理情報の相手先
情報として通信管理情報記憶手段に記憶するとともに、
ファクシミリ信号による発信端末識別と発信者番号が一
致しない旨のファクシミリ文書を当該発信者番号宛にフ
ァクシミリ送信するので、ファクシミリ受信時にファク
シミリ通信信号の送信端末識別信号あるいは非標準機能
設定における送信端末特定信号を受信しない場合にも、
発信者番号を通信管理情報の相手先情報として通信管理
情報記憶手段に記憶することができるとともに、ファク
シミリ信号による送信端末識別を受信しても発信者番号
と異なっていると、送信側のファクシミリ装置の電話番
号が新しい電話番号に変更されているにもかかわらず、
送信側のファクシミリ装置の電話番号の設定変更が行わ
れていないと判断して、発信者番号を通信管理情報の相
手先情報として通信管理情報記憶手段に記憶することが
でき、さらに、ファクシミリ信号による発信端末識別と
発信者番号が一致しないことが分かるようにすることが
でき、通信管理レポートに常に正確なファクシミリ通信
の相手先を記載できるようにするとともに、相手先のフ
ァクシミリ装置で発信元情報が適切に設定されるように
して、ファクシミリ装置の利用性をより一層向上させる
ことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるか
ら、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本
発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定す
る旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもので
はない。
【0016】図1及び図2は、本発明のファクシミリ装
置の第1の実施の形態を示す図であり、図1は、本発明
のファクシミリ装置の第1の実施の形態を適用したファ
クシミリ装置1の要部回路ブロック構成図である。
【0017】図1において、ファクシミリ装置1は、シ
ステム制御部2、システムメモリ部3、画像メモリ部
4、符号化・復号化部5、記録部6、読取部7、操作部
8、I/O制御部9、モデム部10、通信アナログ部1
1及びNCU部12等を備えており、上記主要各部は、
バス13で接続されている。
【0018】システムメモリ部(通信管理情報記憶手
段)3は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Rand
om Access Memory)等で構成され、ファクシミリ装置1
の制御プログラムと当該制御プログラムの実行に必要な
各種データ及び発信者番号識別機能On/Off(オン
/オフ)、取得した発信者番号、送受信した電話番号、
通信日時、通信枚数等の通信管理情報及び登録されてい
る送信端末識別情報と発信者番号が異なっていることを
注意する定型文等を記憶する。また、システムメモリ部
3は、通信管理情報を通信管理レポートとして記録出力
する出力タイミング情報、通信管理レポートのフォーマ
ット情報等を記憶する。
【0019】システム制御部2は、システムメモリ部3
内の制御プログラムに基づいて、ファクシミリ装置1の
各部を制御し、ファクシミリ装置1としての基本制御処
理を実行するとともに、後述する通信管理処理を実行す
る。
【0020】画像メモリ部4は、例えば、大容量のRA
Mあるいはハードディスク装置等で構成され、主に送信
用の画情報や受信した画情報等の通信情報を記憶して、
所定時期に読み出されて送信処理や記録処理等が行われ
る。
【0021】符号化・復号化部5は、画情報の画像メモ
リ部4への蓄積の効率化及び伝送時間の短縮化を図るた
めのものであり、所定の符号化方式に従って画情報を符
号化し、また、符号化された画情報を復号化する。
【0022】記録部6は、例えば、サーマル素子を利用
したサーマル記録装置あるいは電子写真式記録装置等が
使用されており、受信した画情報や読取部7で読み取っ
た原稿の画情報を記録紙に記録出力する。特に、記録部
6は、通信管理レポートを記録紙に記録出力する。
【0023】読取部7は、例えば、CCD(Charge Cou
pled Device )を利用したイメージスキャナ等が利用さ
れており、一般に、ADF(自動原稿送り装置)を備え
ている。ADFには、複数枚の原稿がセットされ、AD
Fは、セットされた原稿を1枚ずつ読取部7の原稿読取
位置に送給する。読取部7は、ADFから搬送されてき
た原稿を走査し、原稿の画像を所定の解像度で読み取
る。
【0024】操作部8は、テンキー、スタートキー、ワ
ンタッチキー及びファンクションキー等の各種操作キー
を備えるとともに、ディスプレイ、例えば、液晶ディス
プレイ等を備えており、操作キーからは、送信操作等の
各種命令が入力される。操作部8のディスプレイには、
操作キーから入力された各種命令内容やファクシミリ装
置1からオペレータに通知する各種情報、特に、通信管
理情報が通信管理レポートとして表示される。特に、操
作部8からは、通信管理情報の出力命令操作、通信管理
情報の保存期間の入力操作、レポート情報保存機能のオ
ン/オフ設定操作、通信管理レポートの保存期間の入力
操作及び通信管理レポート情報の出力命令操作等が行わ
れる。
【0025】I/O制御部9は、通信アナログ部11及
びNCU部12に接続されており、システム制御部2と
の間でハンドシェイクを行って、通信アナログ部11及
びNCU部12の制御を行う。
【0026】モデム部10は、CPU2の制御下で動作
して、プロトコル信号や画情報をV.21、V.8、
V.17、V.34、V.23等の規格に従って変復調
を行い、DTMFの発信を行う。
【0027】通信アナログ部11は、NCU部12に接
続され、アナログ信号の経路として動作する。
【0028】NCU部12には、所定の回線、例えば、
PSTN(Public Swiched Telephone Network:公衆電
話網)等が接続されており、NCU部12は、回線との
インタフェースであって、オフフック検出、ダイヤルパ
ルス送出を行って、回線からの発呼に対して自動着呼
し、また、回線への自動発呼処理を行う。また、NCU
部12は、通信制御部を内蔵しており、この通信制御部
により、相手ファクシミリ装置との間でファクシミリ制
御信号を交換して、ファクシミリ通信手順を実行する。
【0029】さらに、NCU部12は、回線に接続され
た交換機の提供する発信電話番号通知サービスにより回
線を介して通知される発信元の電話番号等の発ID情報
を取得して、取得した発ID情報をシステム制御部2に
出力する発信者番号受信機能を備えている。
【0030】すなわち、発信電話番号通知サービスにお
いては、回線の交換機に接続された他のファクシミリ装
置から発呼があると、交換機は、当該発呼の対象のファ
クシミリ装置であるファクシミリ装置1に500msで
オン(ON)/オフ(OFF)する呼出信号であるID
受信端末起動信号をファクシミリ装置1に送出し、受信
端末であるファクシミリ装置1が、発信者番号受信機能
で、回線を閉結して一次応答すると、交換機は、V.2
3モデム信号により発ID情報(発信元電話番号等の情
報)を通知し、受信端末であるファクシミリ装置1から
受信完了信号である回線解放があると、通常の呼出信号
(1秒ON/2秒OFFの呼出信号)を送出して、二次
応答である回線の閉結があると、発呼側のファクシミリ
装置の回線の極性を反転させて、通常の通信に入る。
【0031】次に、本実施の形態の作用を説明する。フ
ァクシミリ装置1は、同じメーカ同士のファクシミリ通
信であると、T.30プロトコルでやり取りされるNS
S信号の相手先を特定する情報を通信管理情報の相手先
情報として蓄積して通信管理レポートに記載し、他メー
カのファクシミリ装置との交信であれば、TSI信号と
いう国コード、地域コード、加入者番号からなる国際電
話番号を通信管理情報の相手先情報として取得して蓄積
して、通信管理レポートに記載するが、これらのNSS
信号やTSI信号は送信側のファクシミリ装置に、その
設定がされていない場合には送られてこない。
【0032】一方、ファクシミリ装置1は、発信者番号
受信機能を備えており、回線の交換機の提供する発信電
話番号通知サービスで通知される発信者番号を取得して
システムメモリ部3に蓄積し、その後、ファクシミリ通
信信号のNSS信号またはTSI信号を受信するか否か
で、ファクシミリ受信の相手先を特定して、通信管理情
報に登録して、通信管理レポート等に記録する。
【0033】すなわち、ファクシミリ装置1は、発信者
番号受信機能を備えており、回線からID受信端末起動
信号を検出すると(ステップS101)、システム制御
部2は、NCU12を制御して、オフフックし(ステッ
プS102)、回線の交換機からのV.23モデム信号
による発ID情報(発信元電話番号等の情報)が通知さ
れると(ステップS103)、当該発信者番号を取得し
て、システムメモリ部3に蓄積するとともに、発ID受
信完了信号としてのオンフック(回線開放)を行う(ス
テップS104)。
【0034】次に、システム制御部2は、NCU部12
が通常の呼出信号(1秒ON/2秒OFFの呼出信号)
を検出すると(ステップS105)、二次応答である回
線の閉結(オフフック)を行うとともに、当該応答を行
った日時を受信日時としてシステムメモリ部3に蓄積
し、通常のファクシミリ受信のプロトコル信号の送受信
を行う(ステップS106)。
【0035】次に、システム制御部2は、NSS信号ま
たはTSI信号の送信端末識別信号を受信したかチェッ
クし(ステップS107)、NSS信号またはTSI信
号の送信端末識別信号を受信すると、当該送信端末識別
信号により通知された送信端末識別情報を通信管理情報
の相手先情報としてシステムメモリ部3に蓄積する(ス
テップS108)。
【0036】その後、システム制御部2は、通常のファ
クシミリ受信を行って、画情報を受信し、受信した枚数
(受信枚数)及び受信条件(線密度、ECM、受信OK
/NG等)等を通信管理情報としてシステムメモリ部3
に蓄積して、処理を終了する(ステップS109)。
【0037】一方、ステップS107で、NSS信号と
TSI信号のいずれの送信端末識別信号も受信しないと
きには、システム制御部2は、ステップS104でシス
テムメモリに蓄積した発信者番号を通信管理情報の相手
先情報としてシステムメモリ部3に蓄積する(ステップ
S110)。
【0038】その後、システム制御部2は、通常のファ
クシミリ受信を行って、画情報を受信し、受信した枚数
(受信枚数)及び受信条件等を通信管理情報としてシス
テムメモリ部3に蓄積して、処理を終了する(ステップ
S109)。
【0039】ファクシミリ装置1は、このようにして、
通信管理情報をファクシミリ通信毎にシステムメモリ部
3に蓄積すると、システム制御部2は、所定時期に、シ
ステムメモリ部3から通信管理情報を読み出し、システ
ムメモリ部3に格納されている通信管理レポートのフォ
ーマットに基づいて通信管理レポートを作成して、操作
部8のディスプレイに通信管理レポートを表示出力した
り、記録部6で記録紙に通信管理レポートを記録出力さ
せる。この通信管理レポートは、例えば、通信管理情報
が一定量以上システムメモリ部3に蓄積されると、自動
出力され、また、オペレータが操作部8により通信管理
レポートの出力操作を行うと、随時出力される。
【0040】このように、本実施の形態のファクシミリ
装置1は、回線を介して所定のファクシミリ通信手順に
よりファクシミリ通信を行うとともに、当該通信結果を
通信管理情報としてシステムメモリ部3に記憶し、所定
タイミングで所定の出力形式で通信管理レポートとして
出力するに際して、受信時に、発信電話番号通知サービ
スを提供する交換機から通知される発信元電話番号を取
得する発信元電話番号取得機能で発信者番号を取得し、
ファクシミリ受信時にファクシミリ通信信号の送信端末
識別信号(TSI)あるいは非標準機能設定における送
信端末特定信号(NSS)を受信すると、当該ファクシ
ミリ信号による送信端末識別を通信管理情報の相手先情
報としてシステムメモリ部3に記憶し、当該送信端末識
別信号(TSI)あるいは非標準機能設定における送信
端末特定信号(NSS)を受信しないときには、発信元
電話番号取得機能で取得した発信者番号を通信管理情報
の相手先情報としてシステムメモリ部3に記憶してい
る。
【0041】したがって、ファクシミリ受信時にファク
シミリ通信信号の送信端末識別信号(TSI)あるいは
非標準機能設定における送信端末特定信号(NSS)を
受信しない場合にも、発信者番号を通信管理情報の相手
先情報としてシステムメモリ部3に記憶することがで
き、通信管理レポートに常にファクシミリ通信の相手先
を記載できるようにして、ファクシミリ装置1の利用性
を向上させることができる。
【0042】なお、上記通信管理情報は、あくまでも一
例であり、他の情報が含まれていてもよし、もっと少な
くてもよい。また、通信管理情報の蓄積においても、一
時的に、システムメモリ部3の仮のエリアに蓄積し、最
後にまとめて、システムメモリ部3の通信管理情報エリ
アへ異動してもよい。
【0043】図3は、本発明のファクシミリ装置の第2
の実施の形態を適用したファクシミリ装置による通信管
理処理を示すフローチャートである。
【0044】なお、本実施の形態は、上記第1の実施の
形態のファクシミリ装置1と同様のファクシミリ装置に
適用したものであり、本実施の形態の説明においては、
必要に応じて、上記第1の実施の形態の説明で用いた符
号をそのまま用いて説明する。
【0045】本実施の形態のファクシミリ装置1は、フ
ァクシミリ通信信号のNSS信号またはTSI信号を受
信した場合であっても、発信者番号受信機能で受信した
発信者番号と異なる場合には、送信側のファクシミリ装
置の電話番号が新しい電話番号に変更されているにもか
かわらず、送信側のファクシミリ装置の電話番号の設定
変更が行われていないと判断して、発信者番号を通信管
理情報の相手先としてシステムメモリ部3に蓄積する。
【0046】すなわち、ファクシミリ装置1は、発信者
番号受信機能を備えており、回線からID受信端末起動
信号を検出すると(ステップS201)、システム制御
部2は、NCU12を制御して、オフフックし(ステッ
プS202)、回線の交換機からのV.23モデム信号
による発ID情報(発信元電話番号等の情報)が通知さ
れると(ステップS203)、当該発信者番号を取得し
て、システムメモリ部3に蓄積するとともに、発ID受
信完了信号としてのオンフック(回線開放)を行う(ス
テップS204)。
【0047】次に、システム制御部2は、NCU部12
が通常の呼出信号(1秒ON/2秒OFFの呼出信号)
を検出すると(ステップS205)、二次応答である回
線の閉結(オフフック)を行うとともに、当該応答を行
った日時を受信日時としてシステムメモリ部3に蓄積
し、通常のファクシミリ受信のプロトコル信号の送受信
を行う(ステップS206)。
【0048】次に、システム制御部2は、NSS信号ま
たはTSI信号の送信端末識別信号を受信したかチェッ
クし(ステップS207)、NSS信号またはTSI信
号の送信端末識別信号を受信すると、当該受信した送信
端末識別信号の電話番号がステップS204で取得した
発信者番号と一致しているかチェックする(ステップS
208)。なお、このNSS信号またはTSI信号の送
信端末識別信号の電話番号と取得した発信者番号との比
較においては、TSI信号には、国コードが付加されて
いるため、システム制御部2は、下1桁からの比較を行
って、一致しているかどうか判断する。
【0049】ステップS208で、受信した送信端末識
別信号の電話番号がステップS204で取得した発信者
番号と一致していると、システム制御部2は、当該送信
端末識別信号により通知された送信端末識別情報を通信
管理情報の相手先情報としてシステムメモリ部3に蓄積
する(ステップS209)。
【0050】その後、システム制御部2は、通常のファ
クシミリ受信を行って、画情報を受信し、受信した枚数
(受信枚数)及び受信条件(線密度、ECM、受信OK
/NG等)等を通信管理情報としてシステムメモリ部3
に蓄積して、処理を終了する(ステップS210)。
【0051】一方、ステップS207で、NSS信号と
TSI信号のいずれの送信端末識別信号も受信しないと
きには、システム制御部2は、ステップS204でシス
テムメモリに蓄積した発信者番号を通信管理情報の相手
先情報としてシステムメモリ部3に蓄積する(ステップ
S211)。
【0052】その後、システム制御部2は、通常のファ
クシミリ受信を行って、画情報を受信し、受信した枚数
(受信枚数)及び受信条件等を通信管理情報としてシス
テムメモリ部3に蓄積して、処理を終了する(ステップ
S210)。
【0053】また、ステップS207で、NSS信号ま
たはTSI信号の送信端末識別信号を受信しても、ステ
ップS208で、受信した送信端末識別信号の電話番号
がステップS204で取得した発信者番号と一致してい
ないときには、システム制御部2は、送信側のファクシ
ミリ装置の電話番号が新しい電話番号に変更されている
にもかかわらず、送信側のファクシミリ装置の電話番号
の設定変更が行われていないと判断して、ステップS2
04でシステムメモリに蓄積した発信者番号を通信管理
情報の相手先情報としてシステムメモリ部3に蓄積する
(ステップS211)。
【0054】その後、システム制御部2は、通常のファ
クシミリ受信を行って、画情報を受信し、受信した枚数
(受信枚数)及び受信条件等を通信管理情報としてシス
テムメモリ部3に蓄積して、処理を終了する(ステップ
S210)。
【0055】ファクシミリ装置1は、このようにして、
通信管理情報をファクシミリ通信毎にシステムメモリ部
3に蓄積すると、システム制御部2は、所定時期に、シ
ステムメモリ部3から通信管理情報を読み出し、システ
ムメモリ部3に格納されている通信管理レポートのフォ
ーマットに基づいて通信管理レポートを作成して、操作
部8のディスプレイに通信管理レポートを表示出力した
り、記録部6で記録紙に通信管理レポートを記録出力さ
せる。
【0056】このように、本実施の形態のファクシミリ
装置1は、着信時に、発信電話番号通知サービスを提供
する交換機から通知される発信元電話番号を取得する発
信元電話番号取得機能で発信者番号を取得し、ファクシ
ミリ受信時にファクシミリ通信信号の送信端末識別信号
(TSI)あるいは非標準機能設定における送信端末特
定信号(NSS)を受信しないときには、発信元電話番
号取得機能で取得した発信者番号を通信管理情報の相手
先情報としてシステムメモリ部3に記憶し、当該送信端
末識別信号(TSI)あるいは非標準機能設定における
送信端末特定信号(NSS)を受信すると、当該ファク
シミリ信号による送信端末識別を発信元電話番号取得機
能で取得した発信者番号と比較して、一致すると、当該
送信端末識別を通信管理情報の相手先情報としてシステ
ムメモリ部3に記憶し、一致しないと、発信元電話番号
取得機能で取得した発信者番号を通信管理情報の相手先
情報としてシステムメモリ部3に記憶している。
【0057】したがって、ファクシミリ受信時にファク
シミリ通信信号の送信端末識別信号(TSI)あるいは
非標準機能設定における送信端末特定信号(NSS)を
受信しない場合にも、発信者番号を通信管理情報の相手
先情報としてシステムメモリ部3に記憶することができ
るとともに、ファクシミリ信号による送信端末識別を受
信しても発信者番号と異なっていると、送信側のファク
シミリ装置の電話番号が新しい電話番号に変更されてい
るにもかかわらず、送信側のファクシミリ装置の電話番
号の設定変更が行われていないと判断して、発信者番号
を通信管理情報の相手先情報としてシステムメモリ部3
に記憶することができ、通信管理レポートに常に正確な
ファクシミリ通信の相手先を記載できるようにして、フ
ァクシミリ装置1の利用性をより一層向上させることが
できる。
【0058】また、この場合、ステップS207で、N
SS信号またはTSI信号の送信端末識別信号を受信し
ても、ステップS208で、受信した送信端末識別信号
の電話番号がステップS204で取得した発信者番号と
一致していないときには、システム制御部2は、上記ス
テップS204でシステムメモリに蓄積した発信者番号
であって通信管理情報の相手先情報としてシステムメモ
リ部3に蓄積した電話番号先に、ファクシミリ番号の変
更があったことを確認する旨のファクシミリ文書をファ
クシミリ送信してもよい。
【0059】この場合のファクシミリ文書は、ファクシ
ミリ信号による発信端末識別と発信元電話番号取得機能
で取得した発信者番号が一致しない旨のファクシミリ文
書であり、予めシステムメモリ部3に格納されている定
型のファクシミリ文書、例えば、「ファクシミリに設定
されている電話番号と通知された電話番号が異なってい
るようです。確認をお願いします。」であってもよい
し、実際にNSS/TSI信号に記載されていた電話番
号と通知され発信者番号を記載したファクシミリ文書で
あってもよい。
【0060】このようにすると、ファクシミリ受信時に
ファクシミリ通信信号の送信端末識別信号(TSI)あ
るいは非標準機能設定における送信端末特定信号(NS
S)を受信しない場合にも、発信者番号を通信管理情報
の相手先情報としてシステムメモリ部3に記憶すること
ができるとともに、ファクシミリ信号による送信端末識
別を受信しても発信者番号と異なっていると、送信側の
ファクシミリ装置の電話番号が新しい電話番号に変更さ
れているにもかかわらず、送信側のファクシミリ装置の
電話番号の設定変更が行われていないと判断して、発信
者番号を通信管理情報の相手先情報としてシステムメモ
リ部3に記憶することができ、さらに、ファクシミリ信
号による発信端末識別と発信者番号が一致しないことが
分かるようにすることができ、通信管理レポートに常に
正確なファクシミリ通信の相手先を記載できるようにす
るとともに、相手先のファクシミリ装置で発信元情報が
適切に設定されるようにして、ファクシミリ装置1の利
用性をより一層向上させることができる。
【0061】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0062】
【発明の効果】請求項1記載の発明のファクシミリ装置
によれば、通信回線を介して所定のファクシミリ通信手
順によりファクシミリ通信を行うとともに、当該通信結
果を通信管理情報として通信管理情報記憶手段に記憶
し、所定タイミングで所定の出力形式で通信管理レポー
トとして出力するに際して、着信時に、発信電話番号通
知サービスを提供する交換機から通知される発信元電話
番号を取得する発信元電話番号取得機能で発信者番号を
取得し、ファクシミリ受信時にファクシミリ通信信号の
送信端末識別信号あるいは非標準機能設定における送信
端末特定信号を受信すると、当該ファクシミリ信号によ
る送信端末識別を通信管理情報の相手先情報として通信
管理情報記憶手段に記憶し、当該送信端末識別信号ある
いは非標準機能設定における送信端末特定信号を受信し
ないときには、発信元電話番号取得機能で取得した発信
者番号を通信管理情報の相手先情報として通信管理情報
記憶手段に記憶するので、ファクシミリ受信時にファク
シミリ通信信号の送信端末識別信号あるいは非標準機能
設定における送信端末特定信号を受信しない場合にも、
発信者番号を通信管理情報の相手先情報として通信管理
情報記憶手段に記憶することができ、通信管理レポート
に常にファクシミリ通信の相手先を記載できるようにし
て、ファクシミリ装置の利用性を向上させることができ
る。
【0063】請求項2記載の発明のファクシミリ装置に
よれば、通信回線を介して所定のファクシミリ通信手順
によりファクシミリ通信を行うとともに、当該通信結果
を通信管理情報として通信管理情報記憶手段に記憶し、
所定タイミングで所定の出力形式で通信管理レポートと
して出力するに際して、着信時に、発信電話番号通知サ
ービスを提供する交換機から通知される発信元電話番号
を取得する発信元電話番号取得機能で発信者番号を取得
し、ファクシミリ受信時にファクシミリ通信信号の送信
端末識別信号あるいは非標準機能設定における送信端末
特定信号を受信しないときには、発信元電話番号取得機
能で取得した発信者番号を通信管理情報の相手先情報と
して通信管理情報記憶手段に記憶し、当該送信端末識別
信号あるいは非標準機能設定における送信端末特定信号
を受信すると、当該ファクシミリ信号による送信端末識
別を発信元電話番号取得機能で取得した発信者番号と比
較して、一致すると、当該送信端末識別を通信管理情報
の相手先情報として通信管理情報記憶手段に記憶し、一
致しないと、発信元電話番号取得機能で取得した発信者
番号を通信管理情報の相手先情報として通信管理情報記
憶手段に記憶するので、ファクシミリ受信時にファクシ
ミリ通信信号の送信端末識別信号あるいは非標準機能設
定における送信端末特定信号を受信しない場合にも、発
信者番号を通信管理情報の相手先情報として通信管理情
報記憶手段に記憶することができるとともに、ファクシ
ミリ信号による送信端末識別を受信しても発信者番号と
異なっていると、送信側のファクシミリ装置の電話番号
が新しい電話番号に変更されているにもかかわらず、送
信側のファクシミリ装置の電話番号の設定変更が行われ
ていないと判断して、発信者番号を通信管理情報の相手
先情報として通信管理情報記憶手段に記憶することがで
き、通信管理レポートに常に正確なファクシミリ通信の
相手先を記載できるようにして、ファクシミリ装置の利
用性をより一層向上させることができる。
【0064】請求項3記載の発明のファクシミリ装置に
よれば、通信回線を介して所定のファクシミリ通信手順
によりファクシミリ通信を行うとともに、当該通信結果
を通信管理情報として通信管理情報記憶手段に記憶し、
所定タイミングで所定の出力形式で通信管理レポートと
して出力するに際して、着信時に、発信電話番号通知サ
ービスを提供する交換機から通知される発信元電話番号
を取得する発信元電話番号取得機能で発信者番号を取得
し、ファクシミリ受信時にファクシミリ通信信号の送信
端末識別信号あるいは非標準機能設定における送信端末
特定信号を受信しないときには、発信元電話番号取得機
能で取得した発信者番号を通信管理情報の相手先情報と
して通信管理情報記憶手段に記憶し、当該送信端末識別
信号あるいは非標準機能設定における送信端末特定信号
を受信すると、当該ファクシミリ信号による送信端末識
別を発信元電話番号取得機能で取得した発信者番号と比
較して、一致すると、当該送信端末識別を通信管理情報
の相手先情報として通信管理情報記憶手段に記憶し、一
致しないと、発信元電話番号取得機能で取得した発信者
番号を通信管理情報の相手先情報として通信管理情報記
憶手段に記憶するとともに、ファクシミリ信号による発
信端末識別と発信者番号が一致しない旨のファクシミリ
文書を当該発信者番号宛にファクシミリ送信するので、
ファクシミリ受信時にファクシミリ通信信号の送信端末
識別信号あるいは非標準機能設定における送信端末特定
信号を受信しない場合にも、発信者番号を通信管理情報
の相手先情報として通信管理情報記憶手段に記憶するこ
とができるとともに、ファクシミリ信号による送信端末
識別を受信しても発信者番号と異なっていると、送信側
のファクシミリ装置の電話番号が新しい電話番号に変更
されているにもかかわらず、送信側のファクシミリ装置
の電話番号の設定変更が行われていないと判断して、発
信者番号を通信管理情報の相手先情報として通信管理情
報記憶手段に記憶することができ、さらに、ファクシミ
リ信号による発信端末識別と発信者番号が一致しないこ
とが分かるようにすることができ、通信管理レポートに
常に正確なファクシミリ通信の相手先を記載できるよう
にするとともに、相手先のファクシミリ装置で発信元情
報が適切に設定されるようにして、ファクシミリ装置の
利用性をより一層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファクシミリ装置の第1の実施の形態
を適用したファクシミリ装置の要部回路ブロック構成
図。
【図2】図1のファクシミリ装置による通信管理処理を
示すフローチャート。
【図3】本発明のファクシミリ装置の第2の実施の形態
を適用したファクシミリ装置による通信管理処理を示す
フローチャート。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置 2 システム制御部 3 システムメモリ部 4 画像メモリ部 5 符号化・復号化部 6 記録部 7 読取部 8 操作部 9 I/O制御部 10 モデム部 11 通信アナログ部 12 NCU部 13 バス

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通信回線を介して所定のファクシミリ通信
    手順によりファクシミリ通信を行うとともに、当該通信
    結果を通信管理情報として通信管理情報記憶手段に記憶
    し、所定タイミングで所定の出力形式で通信管理レポー
    トとして出力するファクシミリ装置において、発信電話
    番号通知サービスを提供する交換機から通知される発信
    元電話番号を取得する発信元電話番号取得機能を有し、
    前記ファクシミリ受信時にファクシミリ通信信号の送信
    端末識別信号あるいは非標準機能設定における送信端末
    特定信号を受信すると、当該ファクシミリ信号による送
    信端末識別を前記通信管理情報の相手先情報として前記
    通信管理情報記憶手段に記憶し、当該送信端末識別信号
    あるいは非標準機能設定における送信端末特定信号を受
    信しないときには、前記発信元電話番号取得機能で取得
    した発信者番号を前記通信管理情報の相手先情報として
    前記通信管理情報記憶手段に記憶することを特徴とする
    ファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】通信回線を介して所定のファクシミリ通信
    手順によりファクシミリ通信を行うとともに、当該通信
    結果を通信管理情報として通信管理情報記憶手段に記憶
    し、所定タイミングで所定の出力形式で通信管理レポー
    トとして出力するファクシミリ装置において、発信電話
    番号通知サービスを提供する交換機から通知される発信
    元電話番号を取得する発信元電話番号取得機能を有し、
    前記ファクシミリ受信時にファクシミリ通信信号の送信
    端末識別信号あるいは非標準機能設定における送信端末
    特定信号を受信しないときには、前記発信元電話番号取
    得機能で取得した発信者番号を前記通信管理情報の相手
    先情報として前記通信管理情報記憶手段に記憶し、当該
    送信端末識別信号あるいは非標準機能設定における送信
    端末特定信号を受信すると、当該ファクシミリ信号によ
    る送信端末識別を前記発信元電話番号取得機能で取得し
    た発信者番号と比較して、一致すると、当該送信端末識
    別を前記通信管理情報の相手先情報として前記通信管理
    情報記憶手段に記憶し、一致しないと、前記発信元電話
    番号取得機能で取得した発信者番号を前記通信管理情報
    の相手先情報として前記通信管理情報記憶手段に記憶す
    ることを特徴とするファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】通信回線を介して所定のファクシミリ通信
    手順によりファクシミリ通信を行うとともに、当該通信
    結果を通信管理情報として通信管理情報記憶手段に記憶
    し、所定タイミングで所定の出力形式で通信管理レポー
    トとして出力するファクシミリ装置において、発信電話
    番号通知サービスを提供する交換機から通知される発信
    元電話番号を取得する発信元電話番号取得機能を有し、
    前記ファクシミリ受信時にファクシミリ通信信号の送信
    端末識別信号あるいは非標準機能設定における送信端末
    特定信号を受信しないときには、前記発信元電話番号取
    得機能で取得した発信者番号を前記通信管理情報の相手
    先情報として前記通信管理情報記憶手段に記憶し、当該
    送信端末識別信号あるいは非標準機能設定における送信
    端末特定信号を受信すると、当該ファクシミリ信号によ
    る送信端末識別を前記発信元電話番号取得機能で取得し
    た発信者番号と比較して、一致すると、当該送信端末識
    別を前記通信管理情報の相手先情報として前記通信管理
    情報記憶手段に記憶し、一致しないと、前記発信元電話
    番号取得機能で取得した発信者番号を前記通信管理情報
    の相手先情報として前記通信管理情報記憶手段に記憶す
    るとともに、前記ファクシミリ信号による発信端末識別
    と発信者番号が一致しない旨のファクシミリ文書を当該
    発信者番号宛にファクシミリ送信することを特徴とする
    ファクシミリ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007053435A (ja) * 2005-08-15 2007-03-01 Softbank Bb Corp 受信情報管理装置及び方法
JP2016025366A (ja) * 2014-07-16 2016-02-08 キヤノン株式会社 履歴情報の格納方法、プログラム、データ通信装置、及びジョブ処理装置

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