JP2001211304A - 通信端末装置 - Google Patents

通信端末装置

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JP2001211304A
JP2001211304A JP2000015696A JP2000015696A JP2001211304A JP 2001211304 A JP2001211304 A JP 2001211304A JP 2000015696 A JP2000015696 A JP 2000015696A JP 2000015696 A JP2000015696 A JP 2000015696A JP 2001211304 A JP2001211304 A JP 2001211304A
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Toshio Ko
敏雄 高
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自己都合の転送機能において、受信データの
最終的な受け取り先を送信元に認識させることができる
通信端末装置を提供すること。 【解決手段】 回線を介した相手先装置からの通信の着
呼時に所定の通知手順により通知された送信元番号が転
送設定テーブルに登録されている場合には、前記相手先
装置との間で行う所定の伝送制御手順において被呼端末
識別情報通知用の所定の制御信号により通知する被呼端
末識別情報として、当該送信元番号に前記転送設定テー
ブルにおいて対応する転送先番号を設定するようにした
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、G3ファクシミリ
装置等の通信端末装置に関し、特に、受信データを送信
元に対応して予め設定された転送先に転送する転送機能
を備えた通信端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置等の通信端末装置にお
いては、送信元の装置から受信した受信データを転送先
装置に送信する、いわゆる転送機能を備えたものがあ
る。
【0003】その転送機能は、送信元装置からの受信デ
ータに付随して、当該送信元装置から転送先の指定を受
ける、いわば、送信元都合の転送機能と、予め、自装置
において各送信元番号に各転送先番号と転送設定テーブ
ルとして対応付けて記憶しておき、送信元装置からの受
信データを、着呼時に通知される送信元番号に前記転送
設定テーブルにおいて対応する転送先番号に発呼して送
信する、いわば、自己都合の転送機能とがある。なお、
着呼時の送信元番号の通知形態としては、例えば、電話
回線において提供される発信番号通知サービスや、IS
DNにおける呼設定メッセージSETUPにより通知等
がある。
【0004】一方、ファクシミリ装置等の通信端末装置
においては、データ通信は、所定の伝送制御手順に基づ
いて行われるが、その伝送制御手順においては、被呼端
末の番号や、被呼端末のメールアドレスや、被呼端末の
名称を、所定の制御信号により送信元の相手先装置に通
知することができる。例えば、G3ファクシミリであれ
ば、被呼端末の番号は、制御信号CSIにより通知で
き、被呼端末のメールアドレスは、制御信号CSEによ
り通知でき、被呼端末の名称は、非標準機能識別信号N
SFにより通知できる。それらの被呼端末に係る各種情
報は、送信元装置において表示されたり、通信結果レポ
ートや通信管理レポートに印字されたりして、送信元の
ユーザが、自分が送信したデータの受け取り先を確認し
たりするために利用される。
【0005】その場合の被呼端末とは、送信元装置から
直接データを受信する自装置自身であるため、前記転送
機能に係るデータ受信を行う場合、すなわち、最終的に
データを受信する装置(最終的な被呼端末)が自装置で
ない場合にも、自装置の番号やメールアドレスや名称
が、被呼端末の番号やメールアドレスや名称として、送
信元装置に通知されることになる。
【0006】前記送信元都合の転送機能であれば、送信
元は、指定した転送先に送信データが転送されることを
承知しているため、最終的な被呼端末となる転送先装置
についての番号やメールアドレスや名称が通知されなく
てもさほど支障がない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記自己都合
の転送機能では、送信元の意図に反して送信データが転
送先装置に転送されているのに、被呼端末の番号やメー
ルアドレスや名称として、最終的な被呼端末となる転送
先装置のものが通知されないため、自分が送信したデー
タの最終的な受け取り先を送信元のユーザが認識できな
いという問題点があった。
【0008】本発明は係る事情に鑑みてなされたもので
あり、自己都合の転送機能において、受信データの最終
的な受け取り先を送信元に認識させることができる通信
端末装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の通信端
末装置は、所定の伝送制御手順に基づいて相手先装置と
の間で回線を介した通信を行うと共に当該所定の伝送制
御手順における被呼端末識別情報通知用の所定の制御信
号により被呼端末識別情報を前記相手先装置に通知する
一方、各送信元番号に各転送先番号を対応付けて転送設
定テーブルに予め記憶しておき、回線を介した相手先装
置からの通信の着呼時に所定の通知手順により通知され
た送信元番号が前記転送設定テーブルに登録されている
場合には、当該着呼した通信により受信・蓄積した受信
データを、当該着呼時に通知された送信元番号に前記転
送設定テーブルにおいて対応する転送先番号により特定
される転送先装置に前記回線を介して送信する通信端末
装置において、回線を介した相手先装置からの通信の着
呼時に前記所定の通知手順により通知された送信元番号
が前記転送設定テーブルに登録されている場合には、前
記相手先装置との間で行う前記所定の伝送制御手順にお
いて前記被呼端末識別情報通知用の所定の制御信号によ
り通知する被呼端末識別情報として、当該送信元番号に
前記転送設定テーブルにおいて対応する転送先番号を設
定する被呼端末情報置換通知手段を備えたことを特徴と
する。
【0010】請求項2に記載の通信端末装置は、所定の
伝送制御手順に基づいて相手先装置との間で回線を介し
た通信を行うと共に当該所定の伝送制御手順における、
被呼端末識別情報通知用の所定の制御信号または/及び
被呼端末メールアドレス通知用の所定の制御信号によ
り、被呼端末識別情報または/及び被呼端末メールアド
レスを前記相手先装置に通知する一方、各送信元番号に
各転送先番号または転送先メールアドレスを対応付けて
転送設定テーブルに予め記憶しておき、回線を介した相
手先装置からの通信の着呼時に所定の通知手順により通
知された送信元番号が前記転送設定テーブルに登録され
ている場合には、当該着呼した通信により受信・蓄積し
た受信データを、当該着呼時に通知された送信元番号に
前記転送設定テーブルにおいて対応する転送先番号によ
り特定される転送先装置に前記回線を介して送信する
か、または、当該着呼時に通知された送信元番号に前記
転送設定テーブルにおいて対応する転送先メールアドレ
ス宛にネットワークを介して電子メールとして送信する
通信端末装置において、回線を介した相手先装置からの
通信の着呼時に所定の通知手順により通知された送信元
番号が前記転送設定テーブルに登録されている場合にお
いて、当該送信元番号に対応して転送先番号が前記転送
設定テーブルに登録されているときには、前記相手先装
置との間で行う前記所定の伝送制御手順において前記被
呼端末識別情報通知用の所定の制御信号により通知する
被呼端末識別情報として、当該転送先番号を設定する一
方、当該送信元番号に対応して転送先メールアドレスが
前記転送設定テーブルに登録されているときには、前記
相手先装置との間で行う前記所定の伝送制御手順におい
て前記被呼端末メールアドレス通知用の所定の制御信号
により通知する被呼端末メールアドレスとして、当該転
送先メールアドレスを設定する被呼端末情報置換通知手
段を備えたことを特徴とする。
【0011】請求項3に記載の通信端末装置は、所定の
伝送制御手順に基づいて相手先装置との間で回線を介し
た通信を行うと共に当該所定の伝送制御手順における被
呼端末名称通知用の所定の制御信号により被呼端末名称
文字コード列を前記相手先装置に通知する一方、各送信
元番号に各転送先番号を対応付けて転送設定テーブルに
予め記憶しておき、回線を介した相手先装置からの通信
の着呼時に所定の通知手順により通知された送信元番号
が前記転送設定テーブルに登録されている場合には、当
該着呼した通信により受信・蓄積した受信データを、当
該着呼時に通知された送信元番号に前記転送設定テーブ
ルにおいて対応する転送先番号により特定される転送先
装置に前記回線を介して送信する通信端末装置におい
て、前記転送設定テーブルにおいて、前記各送信元番号
に各転送先名称文字コード列をも対応付けて記憶する一
方、回線を介した相手先装置からの通信の着呼時に前記
所定の通知手順により通知された送信元番号が前記転送
設定テーブルに登録されている場合には、前記相手先装
置との間で行う前記所定の伝送制御手順において前記被
呼端末名称通知用の所定の制御信号により通知する被呼
端末名称文字コード列として、当該送信元番号に前記転
送設定テーブルにおいて対応する転送先名称文字コード
列を設定する被呼端末情報置換通知手段を備えたことを
特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0013】先ず、本発明の実施の形態に係る通信端末
装置としてのファクシミリ装置1のブロック構成を示
す。
【0014】同図において、ファクシミリ装置1は、シ
ステム制御部2、ROM3、RAM4、スキャナ5、プ
ロッタ6、EEPROM7、時計回路7、画像メモリ
8、操作表示部9、符号化復号化部10、LAN通信制
御部11、モデム12、網制御部13、及び、システム
バス14により構成されている。
【0015】システム制御部2は、ROM3に書き込ま
れた制御プログラムに従って、RAM4を作業領域とし
て使用しながら、装置各部を制御するマイクロコンピュ
ータである。
【0016】ROM3は、前述したように、システム制
御部2が上記装置各部を制御するための制御プログラム
が記憶されているリードオンリメモリである。RAM4
は、前述したようにシステム制御部2の作業領域として
使用されるランダムアクセスメモリである。
【0017】スキャナ5は、3.85本/mm、7.7
本/mm、15.4本/mm等の所定の読み取り線密度
で原稿画像を読み取って画情報を得るためのものであ
る。プロッタ6は、受信した画情報を、その線密度に応
じて記録出力したり、スキャナ5で読み取った画情報
を、その線密度に応じて記録出力(コピー動作)するた
めのものである。
【0018】EEPROM7は、バイト単位のデータ書
き換えが可能であるが比較的容量の小さい電気的に書換
可能な読み出し専用メモリで、装置動作に必要な各種パ
ラメータを装置電源断時にも保持するためのもである。
【0019】EEPROM7には、図2に示すように、
記憶領域7a、7b、7c、及び、7dに、それぞれ、
自局ファックス番号(04−2222−5555)、自
局メールアドレス(fax@aaa.co.jp)、自
局名称(カナガワシテン)、及び、転送設定テーブルを
記憶している。それらの記憶内容は、操作表示部9から
の対話入力等により予め登録されたものである。
【0020】転送設定テーブル7dは、具体的には、図
3に示す内容で、各送信元番号に、各転送先識別情報
(ファックス番号またはメールアドレス)、転送先名
称、及び、転送形式(「FAX」または「メール」)を
対応付けて登録してものである。
【0021】図1に戻って、画像メモリ8は、スキャナ
5で読み取った画情報を、メモリ送信するために一時的
にファイルとして蓄積したり、受信した画情報を、プロ
ッタ6により記録するまでファイルとして一時的に蓄積
したりするための一時的な記憶領域として使用されるも
のである。
【0022】操作表示部9は、図示を省略した、宛先電
話番号やメールアドレスを指定するためのテンキーやア
ルファベットキー、送信開始等を指示するスタートキ
ー、ワンタッチダイヤルキー等の各種キーが配設される
一方、液晶表示装置等の表示器を備え、ユーザに知らせ
るべき装置の動作状態や、各種メッセージを表示するも
のである。
【0023】符号化復号化部10は、送信画像データ
を、G3ファクシミリに適合する、MH符号化方式、M
R符号化方式、MMR符号化方式等の所定の符号化方式
で符号化圧縮する一方、受信画像データをMH符号化方
式、MR符号化方式、MMR符号化方式等に対応する所
定の復号化方式で復号伸長するものである。また、符号
化復号化部10は、画情報のTIFF形式への変換及
び、MIMEに基づいたエンコード/デコード処理を行
う。
【0024】LAN通信制御部11は、LANにおける
TCP/IPプロトコルを制御して、TCP/IP上で
のSMTP、MIME、POPの各プロトコルによる電
子メールの送受信をシステム制御部2が行えるようにす
るためのものである。
【0025】モデム12は、G3ファクシミリモデム
で、網制御部13を介して公衆網に送信するデータを変
調する一方、網制御部13を介して公衆網から受信した
信号を復調するものである。また、モデム12は、相手
先番号に対応するDTMF信号の送出も行う。
【0026】網制御部13は、公衆電話網に接続され
て、回線の極性反転の検出、回線の直流ループの閉結・
解放や、回線解放の検出、発信音の検出、ビジートーン
等のトーン信号の検出、呼出信号の検出等の回線との接
続制御や、相手先番号に対応する選択信号の、20PP
Sまたは10PPSのダイヤル回線に対応したダイヤル
パルス信号による送出を行うものである。システムバス
14は、上記各部がデータをやり取りするための信号ラ
インである。
【0027】以上のように構成されるファクシミリ装置
1は、公衆網を介したG3ファクシミリ通信を行う一
方、LANやそのLANにルータを介して接続されるイ
ンターネット等を介して電子メールによるネットワーク
ファクシミリ通信を行う。
【0028】また、ファクシミリ装置1は、公衆電話網
を運営する事業者と発信番号通知サービスの契約をして
いて、網制御部13及びモデム12により、着呼時に公
衆電話網の加入者交換機から通知される発信番号を送信
元番号として検出する。
【0029】ここで、ファクシミリ装置1における処理
手順に関係する、公衆電話網が提供する発信番号通知サ
ービスに基づく接続動作シーケンスについて図4を参照
して説明しておく。なお、同図において、発信端末は、
本実施の形態に係るファクシミリ装置1を着信端末とし
て発信する送信元の相手先装置に相当し、ID受信端末
及び着信端末は、同一端末で、本実施の形態に係るファ
クシミリ装置1に相当する。また、発信端末が収容され
た加入者線交換機と、着信端末が収容された加入者交換
機とを便宜的に1つの交換機として示しているが、それ
らの交換機は、実際には互いに異なるものである場合が
多い。
【0030】図4に示す接続動作シーケンスにおいて、
発信端末は、オフフックして(フェーズF1)、交換器
との間の直流回路を閉結し、着信端末の電話番号をダイ
ヤルする(フェーズF2)。
【0031】交換器は、それを受けて、発信端末からダ
イヤル指定された電話番号に対応するID受信端末が収
容された加入者回線の極性を反転し(フェーズF3)、
ID受信端末起動信号を送出する(フェーズF4)。な
お、ID受信端末起動信号は、一般の呼出信号とカデン
スが異なるのみで、その他の信号特性は同一である。
【0032】ID受信端末は、交換機からのID受信端
末起動信号を受信すると、回線の直流ループを閉結する
ことにより、一次応答信号を交換機に返送する(フェー
ズF5)。
【0033】交換機は、その一時応答信号を受けて、発
信端末の発ID(発信番号)をモデム信号としてID受
信端末に送出し、そのID受信端末が受信する(フェー
ズF6)。
【0034】ID受信端末は、フェーズF6において発
IDを受信すると、回線の直流ループを遮断することに
より、交換機に対して受信完了信号を返送する(フェー
ズF7)。
【0035】交換機は、フェーズF7により受信完了信
号を受信すると、通常の呼出信号を着信端末に送出し、
当該着信端末が受信する(フェーズF8)。なお、交換
機は、着信端末に呼出信号を送出すると同時に、発信端
末にリングバックトーンを送出している(フェーズF
9)。
【0036】フェーズF8で交換機から呼出信号を受信
した着信端末は、ファクシミリ装置等のデータ通信を行
う端末であれば自動的に、電話器等の会話通信を行う端
末であれば、ユーザによるハンドセットのオフフックに
より、回線の直流を閉結することで、交換機に2次応答
信号を返送する(フェーズF10)。そして2次応答信
号を受信した交換機により発信端末と着信端末との間に
回線が確立され、以後、会話による通信(通話)や、G
3ファクシミリプロトコル等の所定プロトコルにしたが
ったファクシミリ通信等の通信が行われる(フェーズF
11)。通話や通信完了後は、ハンドセットのオンフッ
クにより、若しくは自動的に、回線の直流ループを解放
することで、電話回線に収容される一般の通信端末装置
と同様に回線を切断する。
【0037】次に、ファクシミリにおける一般的なファ
クシミリ送信シーケンスについて図5を参照して説明す
る。なお、同図において、送信側は、ファクシミリ装置
1に文書を送信する側の装置に対応し、受信側は、ファ
クシミリ装置1に対応する。
【0038】同図において、送信側は、受信側に発呼し
て回線が確立されると、発呼トーンCNGで呼を指示し
(フェーズF20)、受信側が被呼局識別信号CEDで
呼に応答する(フェーズF21)。
【0039】そして、受信側から送出されるディジタル
識別信号DIS、非標準機能識別信号NSF、被呼端末
識別信号CSIに対して(フェーズF22)、送信側
は、ディジタル送信命令信号DCS、非標準機能設定信
号NSS、送信端末識別信号TSIを送出する(フェー
ズF23)。
【0040】更に送信側は、フェーズF4で通信パラメ
ータを設定した上で、トレーニングチェック信号TCF
により、設定したモデム速度でモデムトレーニングを行
う(フェーズF24)。一方、受信側は必要に応じて被
呼端末のメールアドレス通知用の制御信号CSEによ
り、被呼端末メールアドレスを通知した上で(フェーズ
F25)、受信準備確認信号CFRを送信側に送出し
(フェーズF26)、その受信準備確認信号CFRの通
知を受けた送信側は、画情報をファクシミリメッセージ
として送信する(フェーズF27)。なお、フェーズF
7でファクシミリメッセージとして送信するデータは画
情報に限らず、G3ファクシミリの拡張機能であるBF
T(Binary File Transfer)によ
るバイナリデータであってもよい。
【0041】送信側は、フェーズF27でファクシミリ
メッセージを送信すると、手順終了信号EOPを送出し
(フェーズF28)、受信側がメッセージ確認信号MC
Fで応答してくると(フェーズF29)、切断命令信号
DCNを送出して(フェーズF30)、ファクシミリ送
信を完了する。
【0042】このように、図4に示した発信番号通知サ
ービス対応の接続動作シーケンスにより、ファクシミリ
装置1は、着呼時に送信元番号の通知を受けることがで
き、また、着呼後に図5に示す通信シーケンスにより送
信元からのファクシミリメッセージを受信することがで
きる。また、図5に示す通信シーケンスにおける被呼端
末識別信号CSIにより、被呼端末の電話番号を送信元
に通知でき、非標準機能識別信号NSFにより、被呼端
末の名称の文字コード列を送信元に通知でき、制御信号
CSEによる被呼端末メールアドレスを送信元に通知で
きる。
【0043】次に、ファクシミリ装置1における受信処
理手順について、図6及び図7を参照して説明する。
【0044】先ず、図6において、図4のフェーズF3
に相当する極性反転が網制御部13により検出されるか
を監視し(判断101のNoループ)、極性反転が検出
されると(判断101のYes)、発信番号被通知処理
を行う(処理102)。
【0045】処理102の発信番号被通知処理は、図4
のフェーズF3に続くフェーズF4ないしフェーズF7
の手順をID受信端末として行う処理で、それにより、
発信番号の通知を受ける。
【0046】そして、その通知された発信番号を転送設
定テーブル7dと照合し、その発信番号と一致する送信
元番号が登録されているかを確認する(処理103)。
【0047】その照合の結果、一致する送信元番号が転
送設定テーブル7dに登録されていない場合、すなわ
ち、当該通知された発信番号(送信元番号)について
は、転送先が設定されていない場合には(判断104の
No)、被呼端末識別信号CSIとして送信側に通知す
る被呼端末識別情報として、自局ファックス番号7aを
設定し、非標準機能識別信号NSFにより送信側に通知
する被呼端末名称として自局名称7cを設定し、制御信
号CSEにより送信側に通知する被呼端末メールアドレ
スとして、自局メールアドレス7bを設定する(処理1
05)。
【0048】そして、図4のフェーズF8に相当する呼
出信号が網制御部13により検出されるかを監視し(判
断106のNoループ)、呼出信号が検出されると(判
断106のYes)、回線をオフフックして直流ループ
を形成し、図4のフェーズF10に相当する2次応答信
号を送出して(処理107)、図5に示したような通信
シーケンスに基づいて、ファクシミリメッセージを受信
し受信と同時に、または、受信した画情報をいったん画
像メモリ6に蓄積した後に、プロッタ6により記録紙に
記録出力する、通常ファクシミリ受信処理を行う(処理
108)。
【0049】その場合、処理108におけるファクシミ
リ受信処理においては、CSIにより自局ファックス番
号が、NSFにより自局名称が、CSEにより自局メー
ルアドレスが送信側に通知されることになる。
【0050】一方、判断104において、一致する送信
元番号が転送設定テーブル7dに登録されていない場
合、すなわち、当該通知された発信番号(送信元番号)
について、転送先が設定されている場合には(判断10
4のYes)、図7の判断201に移行する。
【0051】図7の判断201では、通知された発信番
号(送信元番号)に転送設定テーブル7dにおいて対応
する転送形式が「FAX」たまは「メール」のいずれで
あるかを判断する。
【0052】転送形式が「FAX」の場合には、通知さ
れた発信番号(送信元番号)に転送設定テーブル7dに
おいて対応する転送先識別情報(この場合ファックス番
号)を、被呼端末識別信号CSIにより送信側に通知す
る被呼端末識別情報として設定し、通知された発信番号
(送信元番号)に転送設定テーブル7dにおいて対応す
る転転送先名称を、非標準機能識別信号NSFにより送
信側に通知する被呼端末名称として設定する(処理20
2)。
【0053】転送形式が「メール」の場合には、通知さ
れた発信番号(送信元番号)に転送設定テーブル7dに
おいて対応する転送先識別情報(この場合メールアドレ
ス)を、被呼端末メールアドレス通知のための制御信号
CSEにより送信側に通知する被呼端末メールアドレス
として設定し、通知された発信番号(送信元番号)に転
送設定テーブル7dにおいて対応する転転送先名称を、
非標準機能識別信号NSFにより送信側に通知する被呼
端末名称として設定する(処理203)。
【0054】処理202または処理203の後は、図4
のフェーズF8に相当する呼出信号が網制御部13によ
り検出されるかを監視し(判断204のNoループ)、
呼出信号が検出されると(判断204のYes)、回線
をオフフックして直流ループを形成し、図4のフェーズ
F10に相当する2次応答信号を送出して(処理20
5)、図5に示したような通信シーケンスに基づいて、
ファクシミリメッセージを受信すると同時に受信した画
情報を画像メモリ6に蓄積するファクシミリ受信蓄積処
理を行う(処理206)。
【0055】その場合、処理206におけるファクシミ
リ受信蓄積においては、CSIにより転送先のファック
ス番号が、NSFにより転送先の名称が、CSEにより
転送先のメールアドレスが、それぞれ自局のファックス
番号、名称、メールアドレスに代えて送信側に通知され
ることになる。
【0056】したがって、送信側が特に転送を依頼した
わけでもなく、いわば、ファクシミリ装置1側の自己都
合により転送が行われた場合に、送信側にとっての実質
的な被呼端末となる転送先のファックス番号、名称、メ
ールアドレスを送信側に通知することで、送信側に対し
て、送信文書の最終的な受け取り先を認識させることが
できる。
【0057】処理206により文書画情報を受信蓄積し
た後は、通知された発信番号(送信元番号)にテーブル
7dにおいて対応する転送形式が「FAX」または「メ
ール」のいずれであるかを判断し(判断207)、「F
AX」である場合には、通知された発信番号(送信元番
号)にテーブル7dにおいて対応する転送先識別情報と
しての転送先番号に公衆網を介して発呼し(処理20
8)、処理206により受信蓄積した文書画情報をG3
ファクシミリプロトコルに基づいて送信する(処理20
9)。これにより、送信側から受信した文書を、テーブ
ル7dにより指定された宛先にファクシミリ送信により
転送することができる。
【0058】判断207において、転送形式が「メー
ル」である場合には、処理206で受信蓄積した画情報
をTIFFフォーマットに変換し(処理210)、更
に、MIME形式の電子メールに変換し、通知された発
信番号(送信元番号)にテーブル7dにおいて対応する
転送先識別情報としての転送先メールアドレス宛にLA
Nを介して送信する(処理212)。これにより、送信
側から受信した文書を、テーブル7dにより指定された
宛先に電子メールにより転送することができる。
【0059】なお、以上説明した実施の形態において
は、公衆電話網を介してG3ファクシミリ通信を行う場
合に本発明を適用したが、本発明は、接続される網の形
式や、通信プロトコルや通信データの内容により限定さ
れるものではなく、着呼時に発信番号(送信元番号)の
通知をうけることが可能であり、また、伝送制御手順に
おいて、被呼端末の番号、名称文字コード列、メールア
ドレス等を送信側に通知可能な通信端末装置であれば、
同様に適用可能なものである。
【0060】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、送信元か
らの転送先の指定をうけない自己都合の転送機能を行う
場合には、転送先の番号を、当該受信データの受信時に
送信元に通知するようにしたため、受信データの最終的
な受け取り先を送信元に認識させることが可能となる効
果が得られる。
【0061】請求項2に係る発明によれば、送信元から
の転送先の指定をうけない自己都合の転送機能を行う場
合には、転送先が番号により設定されているときには当
該番号を、転送先がメールアドレスにより設定されてい
るときには当該メールアドレスを、当該受信データの受
信時に送信元に通知するようにしたため、転送形式が回
線を介した通常の通信によるものか、または、電子メー
ルによるものかを問わず、受信データの最終的な受け取
り先を送信元に認識させることが可能となる効果が得ら
れる。
【0062】請求項3に係る発明によれば、送信元から
の転送先の指定をうけない自己都合の転送機能を行う場
合には、転送先の名称を、当該受信データの受信時に送
信元に通知するようにしたため、受信データの最終的な
受け取り先を、番号やメールアドレスよりも直感的な認
識が容易な名称により送信元に認識させることが可能と
なる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置の
ブロック構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置の
EEPROMの記憶内容について示す図である。
【図3】転送設定テーブルの具体的な内容について示す
図である。
【図4】発信電話番号通知サービスにおける接続動作シ
ーケンスを示す図である。
【図5】通常のファクシミリ送信シーケンスについて示
す図である。
【図6】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置に
おける受信処理手順について示すフローチャートであ
る。
【図7】図6と共に、本発明の実施の形態に係るファク
シミリ装置における受信処理手順について示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置 2 システム制御部 3 ROM 4 RAM 5 スキャナ 6 プロッタ 7 EEPROM 7a 自局ファックス番号のための記憶領域 7b 自局メールアドレスのための記憶領域 7c 自局名称のための記憶領域 7d 転送設定テーブルのための記憶領域 8 画像メモリ 9 操作表示部 10 符号化復号化部 11 LAN通信制御部 12 モデム 13 網制御部 14 システムバス
フロントページの続き Fターム(参考) 5B089 GA26 HA02 HA03 JA05 JB14 KB06 KC15 KG09 5C075 AA02 BA05 CA14 CD22 DD03 5K027 HH08 HH21 HH23 5K030 HA06 HB04 HC02 HC05 HC14 JT05 9A001 CC04 CC09 DD10 JJ14 JJ18

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の伝送制御手順に基づいて相手先装
    置との間で回線を介した通信を行うと共に当該所定の伝
    送制御手順における被呼端末識別情報通知用の所定の制
    御信号により被呼端末識別情報を前記相手先装置に通知
    する一方、各送信元番号に各転送先番号を対応付けて転
    送設定テーブルに予め記憶しておき、回線を介した相手
    先装置からの通信の着呼時に所定の通知手順により通知
    された送信元番号が前記転送設定テーブルに登録されて
    いる場合には、当該着呼した通信により受信・蓄積した
    受信データを、当該着呼時に通知された送信元番号に前
    記転送設定テーブルにおいて対応する転送先番号により
    特定される転送先装置に前記回線を介して送信する通信
    端末装置において、 回線を介した相手先装置からの通信の着呼時に前記所定
    の通知手順により通知された送信元番号が前記転送設定
    テーブルに登録されている場合には、前記相手先装置と
    の間で行う前記所定の伝送制御手順において前記被呼端
    末識別情報通知用の所定の制御信号により通知する被呼
    端末識別情報として、当該送信元番号に前記転送設定テ
    ーブルにおいて対応する転送先番号を設定する被呼端末
    情報置換通知手段を備えたことを特徴とする通信端末装
    置。
  2. 【請求項2】 所定の伝送制御手順に基づいて相手先装
    置との間で回線を介した通信を行うと共に当該所定の伝
    送制御手順における、被呼端末識別情報通知用の所定の
    制御信号または/及び被呼端末メールアドレス通知用の
    所定の制御信号により、被呼端末識別情報または/及び
    被呼端末メールアドレスを前記相手先装置に通知する一
    方、各送信元番号に各転送先番号または転送先メールア
    ドレスを対応付けて転送設定テーブルに予め記憶してお
    き、回線を介した相手先装置からの通信の着呼時に所定
    の通知手順により通知された送信元番号が前記転送設定
    テーブルに登録されている場合には、当該着呼した通信
    により受信・蓄積した受信データを、当該着呼時に通知
    された送信元番号に前記転送設定テーブルにおいて対応
    する転送先番号により特定される転送先装置に前記回線
    を介して送信するか、または、当該着呼時に通知された
    送信元番号に前記転送設定テーブルにおいて対応する転
    送先メールアドレス宛にネットワークを介して電子メー
    ルとして送信する通信端末装置において、 回線を介した相手先装置からの通信の着呼時に所定の通
    知手順により通知された送信元番号が前記転送設定テー
    ブルに登録されている場合において、当該送信元番号に
    対応して転送先番号が前記転送設定テーブルに登録され
    ているときには、前記相手先装置との間で行う前記所定
    の伝送制御手順において前記被呼端末識別情報通知用の
    所定の制御信号により通知する被呼端末識別情報とし
    て、当該転送先番号を設定する一方、当該送信元番号に
    対応して転送先メールアドレスが前記転送設定テーブル
    に登録されているときには、前記相手先装置との間で行
    う前記所定の伝送制御手順において前記被呼端末メール
    アドレス通知用の所定の制御信号により通知する被呼端
    末メールアドレスとして、当該転送先メールアドレスを
    設定する被呼端末情報置換通知手段を備えたことを特徴
    とする通信端末装置。
  3. 【請求項3】 所定の伝送制御手順に基づいて相手先装
    置との間で回線を介した通信を行うと共に当該所定の伝
    送制御手順における被呼端末名称通知用の所定の制御信
    号により被呼端末名称文字コード列を前記相手先装置に
    通知する一方、各送信元番号に各転送先番号を対応付け
    て転送設定テーブルに予め記憶しておき、回線を介した
    相手先装置からの通信の着呼時に所定の通知手順により
    通知された送信元番号が前記転送設定テーブルに登録さ
    れている場合には、当該着呼した通信により受信・蓄積
    した受信データを、当該着呼時に通知された送信元番号
    に前記転送設定テーブルにおいて対応する転送先番号に
    より特定される転送先装置に前記回線を介して送信する
    通信端末装置において、 前記転送設定テーブルにおいて、前記各送信元番号に各
    転送先名称文字コード列をも対応付けて記憶する一方、
    回線を介した相手先装置からの通信の着呼時に前記所定
    の通知手順により通知された送信元番号が前記転送設定
    テーブルに登録されている場合には、前記相手先装置と
    の間で行う前記所定の伝送制御手順において前記被呼端
    末名称通知用の所定の制御信号により通知する被呼端末
    名称文字コード列として、当該送信元番号に前記転送設
    定テーブルにおいて対応する転送先名称文字コード列を
    設定する被呼端末情報置換通知手段を備えたことを特徴
    とする通信端末装置。
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