JP2005102280A - ファクシミリ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ネットワーク上の配信先の指定操作なしに、また、ネットワーク上の配信先を指定するための特殊な通信手順なしに、公衆網上のファクシミリ装置からのファクシミリメッセージをネットワーク上の端末に配信することができるファクシミリ装置を提供すること。
【解決手段】 各発信元識別情報のそれぞれに配信先を対応付けて記憶した変換テーブルと、前記公衆網からの着呼時に通知される発信元識別情報を前記変換テーブルと照合して対応する配信先を特定する配信先特定手段と、前記公衆網を介して発信元装置から受信したファクシミリメッセージを内容とする電子メールを作成して、前記配信先特定手段が特定した配信先のメールアドレスに前記ネットワークを介して送信するメッセージ配信手段とを備えたことを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明はファクシミリ装置に関し、特に、ネットワーク端末間でデータの送受信が可能なネットワークに前記ネットワーク端末のひとつとして接続されると共に公衆網に接続され、前記公衆網を介したファクシミリメッセージの通信機能と、前記ネットワークを介した電文メールによる通信機能とを備えたファクシミリ装置に関する。
従来、公衆網に接続されて使用されるファクシミリ装置からLAN(ローカルエリアネットワーク)等のネットワークに接続されたネットワーク端末にファクシミリメッセージを送信することはできなかった。
しかし、公衆網とネットワークとの両方に接続されたファクシミリ装置が、公衆網上の送信元ファクシミリ装置から受信したファクシミリメッセージを電子メールに変換して、ネットワーク上のネットワーク端末に配信するようにした技術が種々提案されている。
しかし、公衆網上の送信元ファクシミリ装置にとってのファクシミリメッセージの送信宛先は、公衆網とネットワークとの両方に接続されたファクシミリ装置であるため、前記ネットワーク上の配信先を示すメールアドレスを別途指定する必要がある。
特許文献1に見られる技術では、ファクシミリ受信したメッセージ情報を文字認識し宛先を判定し、得られた宛先にメッセージ情報を配信するようにしている。
特許文献2に見られる技術では、操作部入力あるいは数値情報(SUB)をメールアドレスに変換するアドレス変換テーブルを備え、そのアドレス変換テーブルを接続された端末装置から制御できるようにしている。
特許文献3に見られる技術では、受信信号からメールアドレスを抽出し、対応した端末番号に変換し、その端末番号のLAN内の端末装置へ配信するようにしている。
特開平10―13592号公報 特開平10―98576号公報 特開平10―145422号公報
しかし、特許文献1に見られる技術では、受信したメッセージ情報を文字認識し宛先を抽出するため、送信側は所定の書式を用意しなければならず、また、受信側の文字認識能力の制約を満足させる記述をしなければならないなど、送信側での操作性がよくないという問題がある。
特許文献2に見られる技術では、操作部入力あるいは数値情報(SUB)からメールアドレスを抽出するため、操作者、あるいは、送信側がメールアドレスを入力する必要があり、後者の場合、数値情報を送出できる送信装置からしか利用できない。又、どちらもネットワーク上の配信先の指定のための操作が必要で操作性がよくないという問題がある。
特許文献3に見られる技術では、受信信号からメールアドレスを抽出するため、送信側がメールアドレスを入力する必要があり、メールアドレスに相当する信号を送出できる送信装置からしか利用できない。また、ネットワーク上の配信先の指定のための操作が必要で操作性がよくないという問題がある。
このように、従来は、ネットワーク上の配信先を指定するための操作が必要で、また、ネットワーク上の配信先を指定するための情報の送信側からの通知方法が特殊で汎用性がなく、公衆網上からネットワーク上の配信先へファクシミリメッセージを送信可能なファクシミリ装置が限定されてしまうという問題点があった。
本発明は係る事情に鑑みてなされたものであり、ネットワーク上の配信先の指定操作なしに、また、ネットワーク上の配信先を指定するための特殊な通信手順なしに、公衆網上のファクシミリ装置からのファクシミリメッセージをネットワーク上の端末に配信することができるファクシミリ装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載のファクシミリ装置は、ネットワーク端末間でデータの送受信が可能なネットワークに前記ネットワーク端末のひとつとして接続されると共に公衆網に接続され、前記公衆網を介したファクシミリメッセージの通信機能と、前記ネットワークを介した電文メールによる通信機能とを備えたネットワークファクシミリ装置において、各発信元識別情報のそれぞれに配信先を対応付けて記憶した変換テーブルと、前記公衆網からの着呼時に通知される発信元識別情報を前記変換テーブルと照合して対応する配信先を特定する配信先特定手段と、前記公衆網を介して発信元装置から受信したファクシミリメッセージを内容とする電子メールを作成して、前記配信先特定手段が特定した配信先のメールアドレスに前記ネットワークを介して送信するメッセージ配信手段とを備えたことを特徴とする。
請求項2に記載のファクシミリ装置は、ネットワーク端末間でデータの送受信が可能なネットワークに前記ネットワーク端末のひとつとして接続されると共に公衆網に接続され、前記公衆網を介したファクシミリメッセージの通信機能と、前記ネットワークを介した電文メールによる通信機能とを備えたネットワークファクシミリ装置において、各発信元識別情報のそれぞれに配信先を対応付けて記憶した変換テーブルと、前記公衆網からの着呼時に、前記公衆網が提供する発信電話番号通知サービスにより通知される発信電話番号を発信元識別情報として検出する第1検出手段と、前記公衆網からの着呼時におけるITU−T勧告T.30に基づく伝送前手順において発信元装置から送出される送信端末識別信号TSIから発信元識別情報を検出する第2検出手段と、前記第1または第2検出手段により検出された発信元識別情報を前記変換テーブルと照合して対応する配信先を特定する配信先特定手段と、前記公衆網を介して発信元装置から受信したファクシミリメッセージを内容とする電子メールを作成して、前記配信先特定手段が特定した配信先のメールアドレスに前記ネットワークを介して送信するメッセージ配信手段とを備えたことを特徴とする。
請求項3に記載のファクシミリ装置は、請求項1または2のいずれかに記載のファクシミリ装置において、前記変換テーブルは配信先として自装置の記録手段を含む一方、前記メッセージ配信手段は、前記配信先特定手段により特定された配信先が前記自装置の記録手段である場合には、前記公衆網を介して発信元装置から受信したファクシミリメッセージを前記自装置の記録手段により記録するものであることを特徴とする。
請求項4に記載のファクシミリ装置は、請求項1、2または3のいずれかに記載のファクシミリ装置において、前記通知された送信元識別情報に対応する配信先が前記変換テーブルに未登録であった場合は、当該未登録の発信元識別情報を内容として少なくとも含む電子メールを作成して、所定のメールアドレス宛に前記ネットワークを介して送信する未登録発信元通知手段を更に備えたことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、前記公衆網からの着呼時に普段通知される発信元識別情報を、前記ネットワーク上の配信先を特定するため情報として利用するようにしたため、ネットワーク上の配信先を指定するための操作なしで、また、ネットワーク上の配信先を指定するための特殊な通信手順なしに、公衆網上の一般的なファクシミリ装置からのファクシミリメッセージをネットワーク上の端末に配信することが可能となる効果が得られる。
請求項2に係る発明によれば、前記公衆網が提供する発信電話番号通知サブアドレスにより通知される発信電話番号や、ITU−T勧告T.30に基づく伝送前手順において発信元装置から送出される送信端末識別信号TSIで通知される情報を発信元識別情報として、前記ネットワーク上の配信先を特定するため情報として利用するようにしたため、ネットワーク上の配信先を指定するための、サブアドレスの入力等の操作なしに、また、ネットワーク上の配信先を指定するための特殊な通信手順なしに、公衆網上の一般的なファクシミリ装置からのファクシミリメッセージをネットワーク上の端末に配信することが可能となる効果が得られる。
請求項3に係る発明によれば、配信先として自装置の記録手段を予め登録しておくことで、当該配信先としての自装置の記録手段に対応する発信元識別情報が着呼時に通知された場合に、発信元装置から受信したファクシミリメッセージを前記自装置の記録手段により記録出力するため、前記ネットワーク上のネットワーク端末に配信したいと所望する発信元については、前記変換テーブルにおける対応する配信先として当該ネットワーク端末のメールアドレスを登録し、前記ネットワーク上のネットワーク端末に配信するのではなく、自装置において記録出力したいと所望する発信元については、前記変換テーブルにおける対応する配信先として自装置の記録手段を登録することで、即時性の高い情報を発信する発信元から受信したファクシミリメッセージを自装置で記録出力することで、情報の即時性を確保したり、重要性の低い発信元から受信したファクシミリメッセージをプリントアウトしないで前記ネットワーク上のネットワーク端末に配信して、当該ネットワーク端末でディスプレイ表示させて内容を確認した後に、必要に応じてプリントアウトしたりする柔軟な対応が可能となる効果が得られる。
請求項4に係る発明によれば、前記変換テーブルに未登録の送信元識別情報か着呼時に通知された場合には、当該送信元識別情報が前記ネットワーク上の所定のネットワーク端末に通知されるため、本発明に係るファクシミリ装置の管理者等に、前記変換テーブルに未登録の発信元からの着呼があったことを認知させることができ、当該未登録の発信元識別情報の前記変換テーブルへの新規登録等の適切な処置を促すことが可能となる効果が得られる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明を実施するための最良の形態について説明する
先ず、図1は、本発明の本発明を実施するための最良の形態に係るファクシミリ装置1のネットワーク及び公衆網への接続形態について示す図である。
同図において、ローカルエリアネットワークLAN側には、ワークステーション装置WS1(電子メールアドレス:ws1@abc.co.jp)ないしWSn(電子メールアドレス:wsn@abc.co.jp)、及び、メールサーバ装置MSと共にファクシミリ装置1(電子メールアドレス:fax@abc.co.jp)がLANに接続される一方、また、LANは、ルータ装置Rを介してインターネットに接続され、ファクシミリ装置1を含むLAN上のネットワーク端末は、TCP/IP上でSMTPやMIMEプロトコルによる電子メールの送信を行える。また、LANの端末における電子メールの受信は、POP(Post Office Protocol)によるメールサーバ装置MSへのアクセスにより行える。
また、ファクシミリ装置1は、公衆網にも接続され、公衆網上の他のファクシミリ装置20a、20b等と、公衆網を介したファクシミリメッセージの送受信も行える。
図2に、ファクシミリ装置1のブロック構成を示す。
同図において、ファクシミリ装置1は、システム制御部2、ROM3、RAM4、スキャナ5、プロッタ6、時計回路7、画像メモリ8、操作表示部9、符号化復号化部10、LAN通信制御部11、モデム12、網制御部13、及び、システムバス14により構成されている。
システム制御部2は、ROM3に書き込まれた制御プログラムに従って、RAM4を作業領域として使用しながら、装置各部を制御するマイクロコンピュータである。
ROM3は、前述したように、システム制御部2が上記装置各部を制御するための制御プログラムが記憶されているリードオンリメモリである。RAM4は、前述したようにシステム制御部2の作業領域として使用されるランダムアクセスメモリである。なお、RAM4は、図示しないバックアップ用回路によりバックアップされており、装置電源遮断時にも記憶内容は保持される。
スキャナ5は、3.85本/mm、7.7本/mm、15.4本/mm等の所定の読み取り線密度で原稿画像を読み取って画情報を得るためのものである。プロッタ6は、受信した画情報を、その線密度に応じて記録出力したり、スキャナ5で読み取った画情報を、その線密度に応じて記録出力(コピー動作)するためのものである。
時計回路7は、現在時刻の計時を行う一方、システム制御部2から設定された時定数をカウントダウンしてタイムアウトするとシステム制御部2にタイムアウトしたことを通知する、タイマ動作を行うものである。画像メモリ8は、スキャナ5で読み取った画情報を、メモリ送信するために一時的にファイルとして蓄積したり、受信した画情報を、プロッタ6により記録するまでファイルとして一時的に蓄積したりするための一時的な記憶領域として使用されるものである。
操作表示部9は、宛先電話番号を指定するためのテンキー、スタートキー、ワンタッチダイヤルキー、及び、その他各種キーが配設される一方、液晶表示装置等の表示器を備え、ユーザに知らせるべき装置の動作状態や、各種メッセージを表示するものである。
符号化復号化部10は、送信画像データを、G3ファクシミリに適合する、MH符号化方式、MR符号化方式、MMR符号化方式等の所定の符号化方式で符号化圧縮する一方、受信画像データをMH符号化方式、MR符号化方式、MMR符号化方式等に対応する所定の復号化方式で復号伸長するものである。
LAN通信制御部11は、LANにおけるTCP/IPプロトコルを制御して、TCP/IP上でのSMTP、MIME、POPの各プロトコルによる電子メールの送受信をシステム制御部2が行えるようにするためのものである。モデム12は、G3ファクシミリモデムで、網制御部13を介して公衆網に送信するデータを変調する一方、網制御部13を介して公衆網から受信した信号を復調するものである。また、モデム12は、相手先番号に対応するDTMF信号の送出も行う。
網制御部13は、回線に接続されて、回線の極性反転の検出、回線の直流ループの閉結・解放や、回線解放の検出、発信音の検出、ビジートーン等のトーン信号の検出、呼出信号の検出等の回線との接続制御や、相手先番号に対応する選択信号の、20PPSまたは10PPSのダイヤル回線に対応したダイヤルパルス信号による送出を行うものである。システムバス14は、上記各部がデータをやり取りするための信号ラインである。
また、ファクシミリ装置1は、公衆網が提供する発信電話番号通知サービスに対応していて、モデム信号により公衆網側の交換機から通知される発信電話番号をモデム12により検出する。
ここで、後に説明する、ファクシミリ装置1における受信処理手順に深く関係する発信電話番号通知サービスの接続手順について、説明しておく。
図3に示す、発信電話番号通知サービスにおける接続動作シーケンスについて説明する。なお、同図において、発信端末は、ファクシミリ装置1を着信端末として発信する他のファクシミリ装置20a、20b等の発信元装置に相当し、ID受信端末及び着信端末は、同一端末で、ファクシミリ装置1に相当する。また、発信端末が収容された加入者線交換機と、着信端末が収容された加入者交換機とを便宜的に1つの交換機として示しているが、それらの交換機は、実際には異なる場合もある。
図3に示す接続動作シーケンスにおいて、発信端末は、オフフックして(フェーズF1)、交換器との間の直流回路を閉結し、着信端末の電話番号をダイヤルする(フェーズF2)。
交換器は、それを受けて、発信端末からダイヤル指定された電話番号に対応するID受信端末が収容された加入者回線の極性を反転し(フェーズF3)、ID受信端末起動信号を送出する(フェーズF4)。なお、ID受信端末起動信号は、一般の呼出信号とカデンスが異なるのみで、その他の信号特性は同一である。
ID受信端末は、交換機からのID受信端末起動信号を受信すると、回線の直流ループを閉結することにより、一次応答信号を交換機に返送する(フェーズF5)。
交換機は、その一時応答信号を受けて、発信端末の発IDをモデム信号としてID受信端末に送出し、そのID受信端末が受信する(フェーズF6)。
ID受信端末は、フェーズF6において発IDを受信すると、回線の直流ループを解放して遮断することにより、交換機に対して受信完了信号を返送する(フェーズF7)。
交換機は、フェーズF7により受信完了信号を受信すると、通常の呼出信号を着信端末に送出し、当該着信端末が受信する(フェーズF8)。なお、交換機は、着信端末に呼出信号を送出すると同時に、発信端末にリングバックトーンを送出している(フェーズF9)。
フェーズF8で交換機から呼出信号を受信した着信端末は、ファクシミリ装置等のデータ通信を行う端末であれば自動的に、電話器等の会話通信を行う端末であれば、ユーザによるハンドセットのオフフックにより、回線の直流を閉結することで、交換機に2次応答信号を返送する(フェーズF10)。そして2次応答信号を受信した交換機により発信端末と着信端末との間に回線が確立され、以後、会話による通信(通話)や、G3ファクシミリプロトコル等の所定のプロトコルにしたがったファクシミリ通信等の通信が行われる(フェーズF11)。通話や通信完了後は、ハンドセットのオンフックにより、若しくは自動的に、回線の直流ループを解放することで、電話回線に収容される一般の通信端末装置と同様に回線を切断する。
このように、公衆網が提供する発信電話番号通知サービスにより、発呼側の電話番号が、着呼側に通知される。もっとも、発呼側が発信電話番号を非通知にする回線契約をしていたり、発信電話番号を非通知にするための番号「184」に続いて着呼側の電話番号をダイヤルした場合には、発呼側の電話番号は、着呼側に通知されない場合もある。
次に、後に説明する、ファクシミリ装置1における受信処理手順に深く関係する、ITU−T勧告T.30に基づくG3ファクシミリ通信シーケンスについて、図4を参照して説明する。
なお、同図において、発呼側は、他のファクシミリ装置20a、20b等に対応し、着呼側は、ファクシミリ装置1に対応する。
同図において、他のファクシミリ装置20a、20b等の発呼側のファクシミリ装置は、着呼側のファクシミリ装置1に発呼して回線が確立されると、発呼トーンCNGで呼を指示し(フェーズF20)、着呼側が被呼局識別信号CEDで呼に応答する(フェーズF21)。
そして、着呼側から送出されるディジタル識別信号DIS、非標準機能識別信号NSF、被呼端末識別信号CSIに対して(フェーズF22)、発呼側は、ディジタル送信命令信号DCS、非標準機能設定信号NSS、及び、送信端末識別信号TSIを送出する(フェーズF23)。
更に発呼側のファクシミリ装置は、フェーズF23で通信パラメータを設定した上で、トレーニングチェック信号TCFにより、設定したモデム速度でモデムトレーニングを行い(フェーズF24)、着呼側からの受信準備確認信号CFRの受信を待って(フェーズF25)、画情報をファクシミリメッセージとして送信する(フェーズF26)。なお、フェーズF26でファクシミリメッセージとして送信するデータは画情報に限らず、G3ファクシミリの拡張機能であるBFT(Binary File Transfer)によるバイナリデータであってもよい。
発呼側のファクシミリ装置は、フェーズF26でファクシミリメッセージを送信すると、手順終了信号EOPを送出し(フェーズF27)、着呼側がメッセージ確認信号MCFで応答してくると(フェーズF28)、切断命令信号DCNを送出して(フェーズF29)、ファクシミリ送信を完了する。
このように、ファクシミリ送信時に必要に応じて発呼側が着呼側に送信端末識別信号TSIを通知することで、発信元の電話番号を着呼側に通知することができる。発呼側において送信端末識別信号TSIとして送信されるのは、発呼側装置において予め登録された自局の電話番号である。その自局電話番号は、相手先装置との通信時に相手先に通知されて、相手先装置側で通信管理情報として管理されたりする重要な情報であるため、ほとんどの場合予め登録されており、また、購入時の初回の電源投入時に自局番号の登録を促す画面を表示して、強制的に入力させるようにした装置もあり、送信端末識別信号TSIはほとんどの場合発呼側から着呼側に通知される。
ファクシミリ装置1は、図5に示すような変換テーブル4aをRAM4に予め記憶している。
変換テーブル4aは、操作表示部9からの対話入力、または、LAN上の管理者用のワークステーション装置からのLANを介したリモート登録により予め登録されるものであり、発信電話番号通知サービス、または、送信端末識別信号TSIにより通知され得る各発信元識別情報と、配信先とを対応付けたものである。
発信元識別情報としては、基本的には発信元の電話番号が登録されているが、特別な発信元識別情報として、「通知なし・未登録」が登録されている。これは、発信元識別情報が発信電話番号通知サービス、または、送信端末識別信号TSIにより通知されなかった発信元、または、通知されたが、変換テーブル4aには登録されていなかった送信元を代表するもので、配信先としては、本発明を実施するための最良の形態では、ワークステーション装置WS2のメールアドレス(ws2@abc.co.jp)が登録されている。
また、配信先としては、基本的にはLAN上のワークステーション装置のメールアドレスが登録されているが、特別な配信先として、「プロッタ」が登録されている。
また、ファクシミリ装置1は、図6に示すように、未登録発信元通知先4bをRAM4に予め記憶している。本発明を実施するための最良の形態では、未登録発信元通知先4bとして、ワークステーション装置WS2のメールアドレス(ws2@abc.co.jp)が登録されている。
次に、ファクシミリ装置1における受信処理手順について、図7及び図8を参照して説明する。
先ず、図7において、システム制御部2は、図3に示した発信電話番号通知サービスの接続動作シーケンスにおけるフェーズF3に対応した回線の極性反転が網制御部13により検出されるかを監視し(判断101のNoループ)、回線の極性反転が検出されると(判断101のYes)、図3に示した動作シーケンスの発信電話番号通知サービス対応応答処理を行い、フェーズF6により通知される発IDを、発信電話番号通知サービスにより通知された発信元識別情報として、RAM4に一時記憶する(処理102)。もっとも、発IDの通知がなかった場合には、送信元識別情報は記憶されない。
処理102により他のファクシミリ装置20a、20b等との間の回線が確立されると、図4に示した通信シーケンスにより、ITU−T勧告T.30に基づくG3ファクシミリプロトコルの伝送前手順を行う(処理103)。なお、処理103における伝送前手順において送信端末識別信号TSIとして通知された発信元識別情報は、TSIにより通知された発信元識別情報としてRAM4に一時記憶される。
処理103の伝送前手順が終了すると、図4に示した通信シーケンスによりファクシミリメッセージを受信し画像メモリ8に記憶する(処理104)。
そして、処理102の発信電話番号通知サービス対応応答処理により、発信電話番号の通知があったか否かを判断し(判断105)、発信電話番号の通知なかった場合には(判断105のNo)、更に、TSIの通知があったか否かを判断し(判断106)、TSIの通知もなかった場合には(判断105のNo)、処理104で受信・記憶したファクシミリメッセージを内容とする電子メールをMIME形式でエンコードすることにより作成し(処理107)、図5に示した変換テーブル4aにおいて、「通知なし・未登録」の発信元識別情報に対応する配信先(ws2@abc.co.jp)にLAN通信制御11を介して送信する(処理108)。
これにより、発信元識別情報の通知を伴わない受信メッセージを所定の配信先に配信して配信先のワークステーション装置側でディスプレイ表示や必要に応じたプリントアウトを行わせることができる。なお、「通知なし・未登録」の発信元識別情報に対応する配信先としては、LAN上のワークステーション装置のメールアドレスではなく、「プロッタ」を割り当てるようにし、発信元識別情報が「通知なし・未登録」の発信元からの受信メッセージをプロッタ6により記録紙に記録出力するようにしてもよい。
判断105で発信電話番号の通知があった場合(判断105のYes)、または、判断106でTSIの通知があった場合は(判断106のYes)、発信電話番号やTSIとして通知された発信元識別情報を変化テーブル4aと照合する(処理109)。照合の結果、発信元識別情報として登録されている場合は(判断110のYes)、対応して登録されている配信先が「プロッタ」か否かを判断し(判断111)。「プロッタ」である場合は(判断111のYes)、処理104で受信・記憶したファクシミリメッセージをプロッタ6により記録紙に記録出力する(処理112)。これにより、配信先として特に「プロッタ」が登録された発信元については、LAN上の配信先に電子メールとして配信するのではなく、自機のプロッタで記録出力することができる。
判断111において、配信先がプロッタではなく、メールアドレスである場合は(判断111のNo)、図8の処理113に移行し、処理104で受信・記憶したファクシミリメッセージを内容とする電子メールをMIME形式でエンコードすることにより作成し(処理113)、変換テーブル4aにおいて、対応して登録されている配信先のメールアドレスにLAN通信制御11を介して送信する(処理114)。
これにより、発信元識別情報が通知された受信メッセージを対応する配信先に配信して配信先のワークステーション装置側でディスプレイ表示や必要に応じたプリントアウトを行わせることができる。
判断110において、処理102または処理103により通知された発信元識別情報が変換テーブル4aに発信元識別情報として登録されていない場合は(判断110のNo)、図8の処理115に移行し、処理104で受信・記憶したファクシミリメッセージを内容とする電子メールをMIME形式でエンコードすることにより作成し(処理115)、図5に示した変換テーブル4aにおいて、「通知なし・未登録」の発信元識別情報に対応する配信先(ws2@abc.co.jp)にLAN通信制御11を介して送信する(処理116)。
これにより、通知された発信元識別情報が未登録の受信メッセージを所定の配信先に配信して配信先のワークステーション装置側でディスプレイ表示や必要に応じたプリントアウトを行わせることができる。
また、処理102または処理103により通知された発信元識別情報を少なくとも内容として含む未登録発信元通知メールを作成し(処理117)、図6に示したように予め登録された未登録発信元通知先のメールアドレス(ws2@abc.co.jp)に、LAN通信制御11を介して送信する(処理118)。
図9に処理117により作成され処理118により送信される電子メールの内容例を示す。同図において、「発信元:」の項目に示された「78−9012−3456」が、変換テーブル4aに未登録の発信元識別情報を示している。また、付加情報として、発信元識別情報が発信電話番号通知サービスまたはTSIのいずれにより通知されたかを示す「通知方法:」の項目(図においてはTSI)が付加されている。
これにより、変換テーブル4aに未登録の発信元からのファクシミリメッセージの受信があった旨、及び、未登録の発信元識別情報をファクシミリ装置1の管理者に通知でき、その管理者による当該未登録の発信元識別情報の変換テーブル4aへの登録を促すことができる。その場合の変換テーブル4aへの当該未登録の発信元識別情報の登録は、ファクシミリ装置1の操作表示部9からの入力により行ってもよいし、変換テーブル4aの更新用の所定のフォーマットの電子メールにより新たに登録する発信元識別情報と対応する配信先をファクシミリ装置1(fax@abc.co.jp)宛に通知し、ファクシミリ装置1のシステム制御部2が、通知された発信元識別情報及び配信先を変換テーブル4aに登録するようにしてもよい。
このように、本発明を実施するための最良の形態によれば、発信元装置において、LAN上の配信先を指定するための操作を行う必要もなく、また、LAN上の配信先を指定するための特殊な通信手順も必要なく、他のファクシミリ装置20a、20b等の公衆網上の一般的なファクシミリ装置からのファクシミリメッセージをLAN上の端末に配信したり自機のプロッタにより記録出力することができるようになる。
本発明の本発明を実施するための最良の形態に係るファクシミリ装置のネットワーク及び公衆網への接続形態について示す図である。 本発明の本発明を実施するための最良の形態に係るファクシミリ装置のブロック構成を示す図である。 発信電話番号通知サービスにおける接続動作シーケンスを示す図である。 ファクシミリ送信シーケンスについて示す図である。 発信元識別情報と配信先との変換テーブルについて示す図である。 未登録発信元通知先について示す図である。 本発明の本発明を実施するための最良の形態に係るファクシミリ装置における受信処理手順について示すフローチャートである。 図7と共に本発明の本発明を実施するための最良の形態に係るファクシミリ装置における受信処理手順について示すフローチャートである。 未登録発信元通知レポートについて示す図である。
符号の説明
MS メールサーバ装置
WS1、…、WSn ワークステーション装置
R ルータ装置
LAN ローカルエリアネットワーク
1 ファクシミリ装置
2 システム制御部
3 ROM
4 RAM
4a 変換テーブル
4b 未登録発信元通知先
5 スキャナ
6 プロッタ
7 時計回路
8 画像メモリ
9 操作表示部
10 符号化復号化部
11 LAN通信制御部
12 モデム
13 網制御部
14 システムバス
20a、20b 他のファクシミリ装置

Claims (4)

  1. ネットワーク端末間でデータの送受信が可能なネットワークに前記ネットワーク端末のひとつとして接続されると共に公衆網に接続され、前記公衆網を介したファクシミリメッセージの通信機能と、前記ネットワークを介した電文メールによる通信機能とを備えたファクシミリ装置において、
    各発信元識別情報のそれぞれに配信先を対応付けて記憶した変換テーブルと、前記公衆網からの着呼時に通知される発信元識別情報を前記変換テーブルと照合して対応する配信先を特定する配信先特定手段と、前記公衆網を介して発信元装置から受信したファクシミリメッセージを内容とする電子メールを作成して、前記配信先特定手段が特定した配信先のメールアドレスに前記ネットワークを介して送信するメッセージ配信手段とを備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
  2. ネットワーク端末間でデータの送受信が可能なネットワークに前記ネットワーク端末のひとつとして接続されると共に公衆網に接続され、前記公衆網を介したファクシミリメッセージの通信機能と、前記ネットワークを介した電文メールによる通信機能とを備えたファクシミリ装置において、
    各発信元識別情報のそれぞれに配信先を対応付けて記憶した変換テーブルと、前記公衆網からの着呼時に、前記公衆網が提供する発信電話番号通知サービスにより通知される発信電話番号を発信元識別情報として検出する第1検出手段と、前記公衆網からの着呼時におけるITU−T勧告T.30に基づく伝送前手順において発信元装置から送出される送信端末識別信号TSIから発信元識別情報を検出する第2検出手段と、前記第1または第2検出手段により検出された発信元識別情報を前記変換テーブルと照合して対応する配信先を特定する配信先特定手段と、前記公衆網を介して発信元装置から受信したファクシミリメッセージを内容とする電子メールを作成して、前記配信先特定手段が特定した配信先のメールアドレスに前記ネットワークを介して送信するメッセージ配信手段とを備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
  3. 前記変換テーブルは配信先として自装置の記録手段を含む一方、前記メッセージ配信手段は、前記配信先特定手段により特定された配信先が前記自装置の記録手段である場合には、前記公衆網を介して発信元装置から受信したファクシミリメッセージを前記自装置の記録手段により記録するものであることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載のファクシミリ装置。
  4. 前記通知された送信元識別情報に対応する配信先が前記変換テーブルに未登録であった場合は、当該未登録の発信元識別情報を内容として少なくとも含む電子メールを作成して、所定のメールアドレス宛に前記ネットワークを介して送信する未登録発信元通知手段を更に備えたことを特徴とする請求項1、2または3のいずれかに記載のファクシミリ装置。
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