JP3665888B2 - 通信端末装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、PSTNやISDN等の公衆網を介して通信を行うファクシミリ装置等の通信端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の通信端末装置、例えば、G3ファクシミリ装置においては、送信側における送信操作の際に数桁の識別番号が入力された場合に、送信するデータに付帯して、非標準機能設定信号NSS/非標準機能識別信号NSF等の非標準機能用の制御信号を用いて、当該入力された識別番号を受信側に通知するようにしたものがあった。
【0003】
また、ITU−T勧告T.30により、サブアドレス信号SUBがオプション信号として規定されてからは、SUBにより送信側から受信側への送信データに付帯した識別番号の通知が可能となり、異なるメーカの装置間でも、識別番号の通知を伴うデータ通信が行えるようになった。
【0004】
送信側からの受信データに付帯して通知された識別番号をどのように解釈するかは、受信側の判断によるが、通常は、箱の概念を導入して、各識別番号にそれぞれ対応付けられた各箱を用意しておき、受信データを、併せて通知された識別番号により特定される箱と関連付けていったん記憶する。そして、特定の箱に関連付けられて記憶された受信データに対して、当該特定の箱に対応して設定された所定の処理を行う。
【0005】
その所定の処理としては、従来は、当該特定の箱に対応して予め設定された暗唱番号が入力された時に初めて受信データを出力する、親展受信処理が行われる程度であったが、最近は様々な応用が考えられている。
【0006】
具体的には、例えば公衆網を介した受信データに伴って通知された識別番号により特定される箱に関連付けて記憶した当該受信データを、当該箱に対応して予め設定された電子メールアドレス宛にネットワークを介して電子メールとして配信するネットワーク配信処理がある。
【0007】
また、例えば、受信データに伴って通知された識別番号により特定される箱に関連付けて記憶した当該受信データを、当該箱に対応して予め設定された転送宛先に送信することによる転送処理がある。
【0008】
また、例えば、受信データに伴って通知された識別番号により特定される箱に関連付けて記憶した当該受信データを、後に、当該箱に対応する識別番号をセレクティブポーリング信号SEPにより通知してきた発呼元装置にポーリング送信する掲示板処理がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、そのような送信側からの箱指定を伴う従来の通信では、通信データが格納されるべき箱の指定は、送信側において行われるだけで、受信データの属性を受信側で判断して受信側が独自に指定した箱に受信データを格納するようなことは行うのことができず、また、例え行ったとしても、受信データを格納すべき箱の指定が、送信側から指定と、受信側独自の指定とで重複して行われることになり、整合性がとれなくなる問題がある。また、そもそも送信側が箱指定の機能を持たない場合には、箱指定の送信を行えないという問題点があった。
【0010】
本発明は係る事情に鑑みてなされたものであり、送信側からの箱指定がなくても、箱指定のデータ受信を行うことができ、また、送信側からの箱指定が可能であっても、受信側独自の箱指定との整合性を保つことができる通信端末装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の通信端末装置は、着呼に応答して所定の伝送制御手順に基づいてデータを受信する受信手段を備え、所定の箱に格納された受信データに対し該箱に対応付けられた属性情報に基づいて転送、親展受信などの処理を実行する通信端末装置であって、箱毎に任意の属性情報を対応付けて設定するための設定入力手段と、着信先を指定するための着番号と箱とが対応付けて登録されたテーブルと、前記着番号を検出する着番号検出手段と、着信した際に、前記着番号検出手段により検出された着番号に対応した箱が前記テーブルに登録されている場合は、データを格納する箱を送信側から指定することができない旨を前記伝送制御手順により送信側に通知して、送信側からの箱指定を禁止する重複箱指定禁止手段とを備え、前記重複箱指定禁止手段により箱指定を禁止した後に、送信側から送信されてくるデータを前記検出された着番号に対応した箱に格納させると共に、格納されたデータをその箱に対応付けられた属性情報に基づいて処理することを特徴とする。
【0014】
請求項2に記載の通信端末装置は、請求項1に記載の通信端末装置において、前記着番号検出手段が検出する着番号は、ダイヤルイン番号であることを特徴とする。
【0015】
請求項3に記載の通信端末装置は、請求項1に記載の通信端末装置において、前記着番号検出手段が検出する着番号は、ISDNサブアドレスであることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0017】
先ず、図1に、本発明の実施の形態に係る通信端末装置としてのファクシミリ装置1のブロック構成を示す。
【0018】
同図において、ファクシミリ装置1は、システム制御部2、ROM3、RAM4、スキャナ5、プロッタ6、操作表示部7、レイヤ1制御部8、Dチャネル制御部9、G4通信制御部10、G3通信制御部11、CODEC12、電話器13、画像メモリ14、及び、システムバス15により構成されている。
【0019】
システム制御部2は、ROM3に書き込まれた制御プログラムに従って、RAM4を作業領域として使用しながら、装置各部を制御するものである。
【0020】
ROM3は、前述したように、システム制御部2が装置各部を制御するための制御プログラムが記憶されているリードオンリメモリである。RAM4は、前述したようにシステム制御部2の作業領域として使用されるランダムアクセスメモリである。
【0021】
スキャナ5は、200×200画素/25.4mm(1インチ)、300×300画素/25.4mm、400×400画素/25.4mm等の所定の読み取り線密度で原稿画像を読み取って画情報を得るためのものである。プロッタ6は、受信した画情報を、その解像度に応じて記録出力したり、スキャナ5で読み取った画情報を、その線密度に応じて記録出力(コピー動作)するためのものである。
【0022】
操作表示部7は、相手先電話番号を指定するためのテンキー、送信スタートキー、ワンタッチダイヤルキー、及び、その他各種キーが配設される一方、液晶表示装置等の表示器を備え、ユーザに知らせるべき装置の動作状態や、各種メッセージを表示するものである。
【0023】
レイヤ1制御部8は、ISDNのレイヤ1フレームのやりとりや、レイヤ1起動・停止手順等を制御するものである。Dチャネル制御部9は、Dチャネルレイヤ2及びレイヤ3のDチャネルプロトコルを制御するものであり、レイヤ2におけるLAPDフレームの伝送制御や、レイヤ3における呼の設定や解除等の呼制御を行うためのものである。
【0024】
G4通信制御部10は、Dチャネル制御部9により設定されたBチャネルを使用して行われる相手先のG4ファクシミリ装置との間のG4ファクシミリ通信を制御するためのものである。G3通信制御部11は、Dチャネル制御部9により設定されたBチャネルを使用して行われる相手先のG3ファクシミリ装置との間のG3ファクシミリ通信を制御するためのものである。
【0025】
CODEC11は、G3通信制御部11または電話器13と、レイヤ1制御部8との間に介在してレイヤ1制御部8から得られるBチャネル上のデジタル信号をアナログ信号に変換してG3通信制御部11または電話器13に入力する一方、G3通信制御部11または電話器13からのアナログのモデム信号または音声信号をデジタル信号に変換してレイヤ1制御部8に入力するためのものである。
【0026】
電話器13は、専用の電話器が専用のインターフェースで接続される形態のものであってもよいし、PSTNインターフェースによりPSTN用の電話器が接続される形態のものであってもよい。画像メモリ14は送受信画情報を一時蓄積するためのものである。システムバス15は、上記各部がデータをやり取りするための信号ラインである。
【0027】
以上のように構成されるファクシミリ装置1は、スキャナ5にセットされた原稿を読みとって得られた画情報を、操作表示部7から指定された相手先ファクシミリ装置のG3かG4かの種別に応じてG3通信制御部11またはG4通信制御部10を使用して、Dチャネル制御部9により設定されたBチャネルにより相手装置に送信する一方、ISDNから着信した画情報を、送信元の相手装置のG3かG4かの種別に応じて、G3通信制御部11またはG4通信制御部10を使用して受信してプロッタ6により記録紙に記録出力する。また、ファクシミリ装置1は、Dチャネル制御部9により設定されたBチャネルを介して電話器13を使用した通話通信を行う。
【0028】
以上のように構成されるファクシミリ装置1は、RAM4に、本発明に係る記憶内容として、図2に示すように箱管理テーブル4aを記憶している。なお、箱管理テーブル4aについては後述する。
【0029】
また、ファクシミリ装置1においては、図3に示すように画像メモリ14に記憶される各画情報ファイルは、図4に示す構成で、各画情報ファイルを相互に識別するためのファイル番号と、箱フラグと、画情報本体とにより構成されている。ファイル番号は、画情報ファイルの画像メモリ14に記憶の際に自動的に付される番号で、例えば画情報ファイルの記憶する際にインクリメントされる4桁のカウンタの計数値である。箱フラグは、特定の箱と関連付けられていて、対応する箱が存在するか否かを示すフラグで、値1が対応する箱「あり」を示し、値0が対応する箱「なし」を示している。
【0030】
図5に箱管理テーブル4aの具体的な内容について示す。
【0031】
同図において、箱管理テーブル4aは、各箱を特定するための識別番号である「箱ID」のフィールドと、対応する箱に関連付けられている画情報ファイルに対して行うべき処理の属性を示す「処理属性」のフィールドと、各箱に関連付けられた画情報ファイルに対して、対応する「処理属性」の処理を行う場合に必要となる「付帯情報」のフィールドと、各箱に関連付けられている「ファイル番号」のフィールドとからなるレコードの集まりとして構成されている。
【0032】
「箱ID」、「処理属性」及び「付帯情報」の各フィールドは、操作表示部9からの設定入力により予め登録されているもので、「ファイル番号」のフィールドは、後述する受信処理によりファイル番号が登録され、後述するファイル処理によりファイル番号の登録が解除されるものである。
【0033】
本実施の形態では、「処理属性」としては、「転送」と「親展受信」の2種類があるものとする。「処理属性」が「転送」の箱については、転送先となる宛先情報が必要なため、転送宛先番号が「付帯情報」として登録されている。「処理属性」が「親展受信」の箱については、ユーザによる取り出し操作時にユーザを認証するための情報が必要なため、暗唱番号が「付帯情報」として登録されている。もっとも、本発明は、「処理属性」の種類やその数により限定されるものではないことはいうまでもない。
【0034】
次に、ファクシミリ装置における、サブアドレス信号SUBの通知を伴うG3ファクシミリ通信シーケンスについて図6を参照して説明する。
【0035】
同図において、発呼側は、着呼側の相手先装置に発呼して回線が確立されると、発呼トーンCNGで呼を指示し(フェーズF1)、着呼側が被呼局識別信号CEDで呼に応答する(フェーズF2)。
【0036】
そして、着呼側から送出されるディジタル識別信号DIS、非標準機能識別信号NSF、被呼端末識別信号CSIに対して(フェーズF3)、発呼側は、ディジタル送信命令信号DCS、非標準機能設定信号NSS、送信端末識別信号TSI、及び、フェーズF3におけるディジタル識別信号DISのFIF情報フィールドの第49ビットがセットされていて、着呼側がサブアドレス信号SUBによるサブアドレスの指定を伴う通信に対応している場合において、発呼に先立ってサブアドレスが指定されている場合には、その指定されたサブアドレス情報を情報フィールド中に含むサブアドレス信号SUBを送出し送出する(フェーズF4)。
【0037】
更に発呼側は、フェーズF4で通信パラメータを設定した上で、トレーニングチェック信号TCFにより、設定したモデム速度でモデムトレーニングを行い(フェーズF5)、着呼側からの受信準備確認信号CFRの受信を待って(フェーズF6)、画情報をファクシミリメッセージとして送信する(フェーズF7)。なお、フェーズF7でファクシミリメッセージとして送信するデータは画情報に限らず、G3ファクシミリの拡張機能であるBFT(Binary File Transfer)によるバイナリデータであってもよい。
【0038】
発呼側のファクシミリ装置1は、フェーズF7でファクシミリメッセージを送信すると、手順終了信号EOPを送出し(フェーズF8)、着呼側がメッセージ確認信号MCFで応答してくると(フェーズF9)、切断命令信号DCNを送出して(フェーズF10)、ファクシミリ送信を完了する。
【0039】
このように、ファクシミリ送信時に必要に応じてSUBを通知することで、送信相手先装置側が、受信したファクシミリメッセージを、併せて通知されたサブアドレスと対応付けて管理して、必要な処理を行うことができるようになる。
【0040】
本実施の形態では、ITU−T勧告T.30に示されるサブアドレス信号SUBを箱を指定するための箱IDの通知のために使用する。
【0041】
次に、ファクシミリ装置1におけるG3ファクシミリ受信処理手順について説明する。
【0042】
ファクシミリ装置1おける受信処理手順は、ISDN回線の事業者とダイヤルイン回線の契約をして、着呼時通知されるダイヤルイン番号を着番号として検出する図7に示す手順、または、着呼時に通知されるISDNサブアドレスを着番号として検出する図8に示す手順である。
【0043】
図7に示す受信処理手順においては、着呼があるかを監視し(判断101のNoループ)、着呼があると(判断101のYes)、通知されたダイヤルイン番号を着番号として検出して(処理102)、図9の処理301に移行する。
【0044】
図8に示す受信処理手順においては、着呼があるかを監視し(判断201のNoループ)、着呼があると(判断201のYes)、通知されたISDNサブアドレスを着番号として検出して(処理202)、図9の処理301に移行する。
【0045】
なお、図7に示す受信処理手順は、接続される回線がPSTNの場合にも適用可能である。また、ダイヤルイン番号やISDNサブアドレスの他にも、サブアドレス信号SUBのように伝送制御手順内での送信側と受信側のやりとりにおいてインバンドで通知されるのではなく、着呼時にアウトバンドで通知される着信先を指定するための情報であれば、着番号として検出可能である。
【0046】
さて、図7または図8に示す受信処理手順により着番号を検出した後、図9の処理301において、検出した着番号を箱管理テーブル4aの箱IDと照合して検出した着番号に対応する箱があるかを確認する。
【0047】
そして、対応する箱がある場合には(判断302のYes)、図6に示したようなシーケンスで伝送前手順を行い(処理309)、そこで、箱指定受信機能なしをディジタル識別信号DISの第49ビットをリセットすることにより通知する。
【0048】
それにより、送信側からのサブアドレス信号SUBによる箱指定が行われることがないため、着番号により指定された箱がサブアドレス信号SUBにより再指定されてしまうようなことがなく、同一の受信画情報について、着番号で所定の宛先への転送が指示されると共に、SUBにより親展受信が指示されるような事態を発生を未然に防止でき、箱指定の整合性を保つことができる。
【0049】
そして、図6に示したようなシーケンスでファクシミリメッセージの画情報を受信するファクシミリ受信処理を行い(処理310)、その受信した画情報を検出した着番号に対応する箱(ID)と対応付けた画情報ファイルとして、すなわち、図4に示した箱フラグの値が1の画情報ファイルとして画像メモリ14に記憶すると共に、当該記憶した画情報ファイルに付したファイル番号を、箱管理テーブル4aにおいて、検出した着番号に対応する箱(ID)に対応する「ファイル番号」のフィールドに登録する(処理311)。
【0050】
判断302において、対応する箱がない場合には(判断302のNo)、図6に示したようなシーケンスで伝送前手順を行い(処理303)、そこで、箱指定受信機能ありをディジタル識別信号DISの第49ビットをセットすることにより通知する。
【0051】
それにより、着番号により指定される箱がない場合には、送信側からのサブアドレス信号SUBによる箱指定を有効とすることができる。
【0052】
そして、箱指定受信機能ありの通知に対して、サブアドレス信号SUBによる箱指定番号の通知がなかった場合には(判断304のNo)、図6に示したようなシーケンスでファクシミリメッセージの画情報を受信するファクシミリ受信処理を行い(処理305)、箱(ID)と対応付けない画情報ファイルとして、すなわち、図4に示した箱フラグの値が0の画情報ファイルとして記憶する(処理306)。
【0053】
判断304において、サブアドレス信号SUBによる箱指定番号の通知があった場合には(判断304のYes)、図6に示したようなシーケンスでファクシミリメッセージの画情報を受信するファクシミリ受信処理を行い(処理307)、その受信した画情報をサブアドレス信号SUBにより通知された箱指定番号に対応する箱(ID)と対応付けた画情報ファイルとして、すなわち、図4に示した箱フラグの値が1の画情報ファイルとして画像メモリ14に記憶すると共に、当該記憶した画情報ファイルに付したファイル番号を、箱管理テーブル4aにおいて、SUBにより通知された箱指定番号に対応する箱(ID)に対応する「ファイル番号」のフィールドに登録する(処理308)。
【0054】
なお、判断302がNoで、対応する箱がない場合には、箱指定受信機能なしを通知するようにして、送信側からの箱指定を禁止するようにしてもよい。その場合箱管理テーブル4aに箱IDとして設定されている着番号を知っていて、当該着番号宛に発呼してきた者のみが、指定した箱に対応する転送機能や親展受信機能を利用でき、箱管理テーブル4aに箱IDとして設定されている着番号を知らない者からの箱指定の受信は拒否することができる。
【0055】
最後に、図7または図8、及び、図9の受信処理により画像メモリ14に記憶された画情報ファイルに対して行われるファイル処理手順について図10及び図11を参照して説明する。
【0056】
先ず図10において、ファクシミリ装置1は、画像メモリ14に未処理の画情報ファイルがあるかを監視し(判断401のNoループ)、未処理の画情報ファイルがある場合には(判断401のYes)、箱フラグの値が0のファイルがあるかを判断し(判断402)、ある場合には(判断402のYes)、当該箱フラグの値が0のファイルから画情報を読み出して、プロッタ6により記録紙に記録出力し(処理404)、その記録出力処理が記録紙詰まりや記録紙切れ等もなく正常に終了したかを判断し(判断405)、正常には終了しなかった場合には(判断405のNo)、判断401に戻るが、正常に終了した場合には(判断405のYes)、処理404により記録済みのファイルを画像メモリ14から削除して(処理406)、判断401に戻る。これにより、図9の処理306により記憶された通常のファクシミリ受信に係る画情報については、通常通り、受信後順次記録紙に記録出力されることになる。
【0057】
判断402において、箱フラグの値が0のファイルがない場合には、更に、箱フラグの値が1のファイルがあるかを判断し(判断403)、ない場合には(判断403のNo)、判断401に戻るが、ある場合には(判断403のYes)、図11の判断501に移行する。
【0058】
判断501では、「転送」のファイルがあるか、すなわち、図5の箱管理テーブル4aの「処理属性」が「転送」の箱の「ファイル番号」のフィールドにファイル番号が登録されているファイルが1つ以上あるかを判断し、「転送」のファイルがある場合には(判断501のYes)、ファイル番号が登録されている、「処理属性」が「転送」の箱を1つ選択し(処理503)、当該選択した箱の「付帯情報」のフィールドに登録されている転送宛先番号に発呼し(処理504)、当該選択した箱の「ファイル番号」のフィールドにより特定されるファイルの画情報を画像メモリ14から読み出して送信する(処理505)。
【0059】
そして、その送信処理が通信エラーの発生もなく正常に終了したかを判断し(判断506)、正常には終了しなかった場合には(判断506のNo)、判断401に戻るが、正常に終了した場合には(判断506のYes)、当該選択した箱と処理505により送信済みのファイルとの対応付けを、当該箱に対応する「ファイル番号」のフィールドから当該送信済みのファイルのファイル番号を削除することにより、解除してから(処理507)、当該「転送」のファイルを画像メモリ14から削除してから(処理509)、判断401に戻る。
【0060】
これにより、「処理属性」が「転送」の箱に関連つけられて蓄積された画情報を、箱に対応する「付帯情報」により特定される転送宛先へ送信することができる。
【0061】
判断501において、「転送」のファイルがない場合には(判断501のNo)、更に、「親展受信」のファイルがあるか、すなわち、図5の箱管理テーブル4aの「処理属性」が「親展受信」の箱の「ファイル番号」のフィールドにファイル番号が登録されているファイルが1つ以上あるかを判断し、ない場合には(判断502のNo)、判断401に戻るが、ある場合には(判断502のYes)、親展受信ファイルを取り出すための操作表示部9を介した所定の起動操作があるかを判断し(判断509)、ない場合には(判断509のNo)、判断401に戻るが、ある場合には(判断509のYes)、更に操作表示部9を介した暗証番号の入力があるかを監視し(判断510のNoループ)、暗証番号が入力されると(判断510のYes)、その入力された暗証番号と一致する番号が、図5の箱管理テーブルの「処理属性」が「親展受信」の箱の「付帯情報」として登録されている箱に対応する「ファイル番号」のフィールドに登録されているファイルから画情報を読み出してプロッタ6により記録紙に記録出力し(処理511)、その記録出力処理が記録紙詰まりや記録紙切れ等もなく正常に終了したかを判断し(判断512)、正常には終了しなかった場合には(判断512のNo)、判断401に戻るが、正常に終了した場合には(判断512のYes)、当該取り出し完了済みの箱と、処理511により記録出力済みのファイルとの対応付けを、当該箱に対応する「ファイル番号」のフィールドから当該記録出力済みのファイルのファイル番号を削除することにより解除し(処理513)、当該「親展受信」のファイルを画像メモ14から削除してから(処理514)、判断401に戻る。
【0062】
これにより、「処理属性」が「親展受信」の箱に関連付けられて蓄積された画情報を、各箱に対応する「付帯情報」として登録された暗証番号と一致する暗証番号を入力して取り出し操作を行ったユーザに渡すことができる。
【0063】
なお、以上説明した実施の形態においては、箱IDをG3ファクシミリの標準信号であるSUB信号により通知する場合に本発明を適用したが、非標準の制御信号により通知する場合等、その他の通知形態に対しても本発明は同様に適用可能なものである。
【0064】
また、以上説明した実施の形態においては、本発明を主に画情報データ通信を行う通信端末装置であるファクシミリ装置に適用したが、本発明は通信データの内容により限定されるものではないのはいうまでもない。また、通信データの伝送プロトコルにより本発明は限定されるものではなく、通信データに付帯して伝送制御手順内で箱指定のための識別番号を通知可能であり、通信データ受信のための伝送制御手順外で着番号の通知を受けことが可能なものであれば、同様に適用可能なものである。
【0065】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、送信側において特定の着番号を宛先として指定して発呼するだけで、当該着番号に対応する箱に対応付けて設定された、転送や親展受信などの所定の処理を受信データに対して受信側に行わせることができ、送信側が箱指定の機能を持たなくても、受信側が送信側からの箱指定のデータ受信を受けることが可能となる効果が得られる。また更に、予め所定の処理と対応付けて設定してある着番号に着呼があって、その着番号対応する箱に予め設定されいる、受信データに対して行うべき処理が確定した後に、前記所定の伝送制御手順内で再度箱指定が行われてしまうことを防止でき、送信側からの箱指定が可能であっても、その送信側からの従来の箱指定機能と受信側独自の着番号による箱指定機能との整合性を保つことが可能となる効果が得られる。
【0068】
請求項2に係る発明によれば、着呼時に網から通知されるダイヤルイン番号を前記着番号として検出して本発明を実現することが可能となる効果が得られる。
【0069】
請求項3に係る発明によれば、ISDNにおける着呼時の呼設定メッセージで通知されるISDNサブアドレスを前記着番号として検出して本発明を実現することが可能となるため、ダイヤルイン番号による場合のようなダイヤルインの契約も不要で本発明に係る通信端末装置がISDNに接続される場合に本発明を低コストで実現することが可能となる効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る通信端末装置としてのファクシミリ装置のブロック構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置のRAMの記憶内容について示す図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置の画像メモリの記憶内容について示す図である。
【図4】画情報ファイルの構成について示す図である。
【図5】箱管理テーブルの具体的な内容について示す図である。
【図6】SUBの通知を伴うファクシミリ通信シーケンスについて示す図である。
【図7】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置における着呼処理手順について示すフローチャートである。
【図8】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置における着呼処理手順について示すフローチャートである。
【図9】図7または図8の着呼処理手順に引き続いて行われる処理手順について示すフローチャートである。
【図10】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置におけるファイル処理手順について示すフローチャートである。
【図11】図10と共に、本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置におけるファイル処理手順について示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置
2 システム制御部
3 ROM
4 RAM
4a 箱管理テーブル
5 スキャナ
6 プロッタ
7 操作表示部
8 レイヤ1制御部
9 Dチャネル制御部
10 G4通信制御部
11 G3通信制御部
12 CODEC
13 電話器
14 画像メモリ
15 システムバス
Claims (3)
- 着呼に応答して所定の伝送制御手順に基づいてデータを受信する受信手段を備え、所定の箱に格納された受信データに対し該箱に対応付けられた属性情報に基づいて転送、親展受信などの処理を実行する通信端末装置であって、
箱毎に任意の属性情報を対応付けて設定するための設定入力手段と、
着信先を指定するための着番号と箱とが対応付けて登録されたテーブルと、
前記着番号を検出する着番号検出手段と、
着信した際に、前記着番号検出手段により検出された着番号に対応した箱が前記テーブルに登録されている場合は、データを格納する箱を送信側から指定することができない旨を前記伝送制御手順により送信側に通知して、送信側からの箱指定を禁止する重複箱指定禁止手段とを備え、
前記重複箱指定禁止手段により箱指定を禁止した後に、送信側から送信されてくるデータを前記検出された着番号に対応した箱に格納させると共に、格納されたデータをその箱に対応付けられた属性情報に基づいて処理することを特徴とする通信端末装置。 - 前記着番号検出手段が検出する着番号は、ダイヤルイン番号であることを特徴とする請求項1に記載の通信端末装置。
- 前記着番号検出手段が検出する着番号は、ISDNサブアドレスであることを特徴とする請求項1に記載の通信端末装置。
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