JPH1042067A - 通信方法及び通信端末装置 - Google Patents

通信方法及び通信端末装置

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JPH1042067A
JPH1042067A JP8196610A JP19661096A JPH1042067A JP H1042067 A JPH1042067 A JP H1042067A JP 8196610 A JP8196610 A JP 8196610A JP 19661096 A JP19661096 A JP 19661096A JP H1042067 A JPH1042067 A JP H1042067A
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JP8196610A
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Inventor
Tadayuki Yasumoto
格之 安本
Masakazu Ishibashi
正和 石橋
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Murata Machinery Ltd
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Murata Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 海外等の長距離に配設されたファクシミリ装
置に原稿を送信する場合、通信費が高額になる。 【解決手段】 親機から送信先の孫機への通信を子機が
中継する場合、送信すべき原稿及び中継送信の指示を電
子メールに変換し、コンピュータ通信網を介して親機か
ら子機へ電子メールを送信し、子機から孫機へ回線交換
方式で原稿を送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ITU(国際電気通信
連合)-T 勧告で規定されているファクシミリ通信手順の
標準機能外としての中継機能を利用した通信方法、及び
中継機能を利用した通信を行う通信端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ通信に関してはITU によ
り、手順及び機能の標準(標準手順及び標準機能)が定
められており、さらにこの標準を妨げない範囲で標準以
外の機能(非標準機能)を設定し、非標準手順の実行に
より利用することも認められている。このような事情か
ら、各製造者は独自の機能を組み込んだファクシミリ装
置を製造しており、同一製造者の製造に係るファクシミ
リ装置相互間ではそのような独自の非標準機能を利用し
たファクシミリ通信が可能である。
【0003】ファクシミリ通信の非標準機能としては、
中継機能、親展機能等がある。中継機能とは、発信装置
から中継装置へメッセージを送信し、ついで中継装置を
発信装置としてそれに予め登録されている他のファクシ
ミリ装置へ自動的に転送させる機能である。この中継機
能では、例えば海外の支店を統括する拠点に配設した中
継装置に、支店のそれぞれに配設されている複数のファ
クシミリ装置をグループ化してこれらの電話番号を登録
しておき、グループの装置に同報通信を行わせることが
多い。中継機能を使用する場合、発信装置では中継送信
であること、グループ番号などをメッセージとともに送
信する。
【0004】また親展機能とは、受信側のファクシミリ
装置が受信内容をメモリに一旦格納しておき、そのファ
クシミリ通信の指定された送信相手に対応するユーザが
予め設定してある暗証番号と、そのファクシミリ通信を
受信した後にユーザが入力した暗証番号とが一致した場
合にのみプリンタによるプリントアウトまたは表示装置
による表示を行うことにより、そのファクシミリ通信の
送信相手以外には送信内容が漏洩しないようにする機能
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、ロー
カルなコンピュータ通信網を相互接続してネットワーク
化したインターネット等のコンピュータ通信網が普及し
つつある。コンピュータ通信網は誤り訂正機能に優れ、
最寄りの契約プロバイダ(コンピュータ通信網への接続
業者)までの通信費用を負担するだけで、日本国内だけ
でなく海外のコンピュータと通信することができる。従
来のG3,G4ファクシミリの通信手順及び通信方式
は、コンピュータ通信網とは異なるので、直接コンピュ
ータ通信網へ接続することができない。しかし、送信原
稿等のイメージデータであっても、電子メール形式に変
換することによりコンピュータ通信網へ送信することが
できる。
【0006】ところが従来のファクシミリ装置等の通信
端末装置には、上述のようなコンピュータ通信網を利用
した中継送信の仕組みは設けられていない。また、この
ようなコンピュータ通信網を利用して通信する場合、イ
メージデータを電子メール形式に変換する機能、コンピ
ュータ通信網へ送信する機能等を備えた上位機種のファ
クシミリ装置を用いる必要があるので通信システムが高
価になる。
【0007】本発明はこのような問題点を解決するため
になされたものであって、国内の親機と、例えば海外の
ような通信費が高額である地点に配設されている孫機と
の通信を中継すべく孫機の近傍の地域に配設されている
子機との通信にコンピュータ通信網を使用し、子機とそ
の近傍の地域に配設されている孫機との通信にファクシ
ミリ通信等の回線交換方式を使用することにより、公衆
回線での通信費が高額である長距離、海外等の孫機への
通信に要する通信費を大幅に低減し、また孫機に通常の
ファクシミリ装置等の通信端末装置が使用できて安価な
通信システムの構築を可能にする通信方法及び通信端末
装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の通信方法は、発
信装置から着信装置への通信を中継装置が中継する通信
方法において、送信すべきデータ及び中継送信の指示を
電子メールに変換し、この電子メールを発信装置からコ
ンピュータ通信網を介して中継装置へ送信し、中継装置
から着信装置へ回線交換方式でデータを送信することを
特徴とする。
【0009】本発明の通信端末装置は、発信装置から着
信装置への通信を中継装置に中継させる通信端末装置に
おいて、送信すべきデータ及び中継送信の指示を電子メ
ールに変換する手段と、この電子メールを発信装置から
コンピュータ通信網を介して中継装置へ送信する手段と
を備えたことを特徴とする。
【0010】また、本発明の通信端末装置は、発信装置
から着信装置への通信を中継する通信端末装置におい
て、発信装置から送信された、データ及び中継送信の指
示を含む電子メールを受信する手段と、中継送信の指示
を受けて、データを回線交換方式で着信装置へ送信する
手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】本発明の通信方法及び通信端末装置は、電
子メールのフォーマットに従い、送信すべき文書、画
像、音声等のデータ(バイナリデータ)をテキストデー
タに変換するとともに、このテキストデータに、送信先
のメールアドレス、送信元のメールアドレス、中継送信
の指示等のヘッダ情報を付加して電子メールに変換し、
コンピュータ通信網を介して発信装置から、発信装置と
着信装置であるファクシミリ装置との通信を中継する中
継装置が契約しているプロバイダへこの電子メールを送
信し、中継装置は、契約プロバイダへのポーリングによ
り、送信されてきた電子メールを受信し、受信した電子
メールのテキストデータをバイナリデータに復元して送
信先のファクシミリ装置へ回線交換方式で送信する。従
って、公衆回線での通信費が高額である長距離、海外等
の孫機への通信に要する通信費を大幅に低減し、また孫
機に通常の機能を備えたファクシミリ装置等の通信端末
装置が使用できて安価な通信システムの構築を可能にす
る。
【0012】
【発明の実施の形態】図1はコンピュータ通信網とし
て、例えばインターネットを使用した本発明の通信方法
の概念図である。本発明の通信方法では、親機から、海
外等の長距離通話区域となる遠方に配設されている孫機
へ、孫機の近傍に配設されている子機を中継装置として
通信する場合、親機と子機との間はインターネットを利
用して通信し、子機と孫機との間は回線交換方式で通信
する。また、複数の孫機をグループ化してそれぞれのフ
ァクシミリ番号を予め子機に登録しておくことにより、
親機から送信されたデータを複数の孫機へ同報通信する
こともできる。
【0013】以上のような本発明の通信方法における実
質的な通信費は、親機から最寄りの契約プロバイダまで
の通信費と、子機の最寄りの契約プロバイダから子機ま
での通信費と、子機から孫機までの通信費とだけでよく
なるので、例えば国内の親機から海外の子機への通信に
公衆回線を使用した場合に比べて通信費が大幅に低減す
る。また、子機から孫機へは回線交換方式で通信するの
で、孫機にはインターネット対応でない、通常のファク
シミリ装置を使用することができる。
【0014】次に、図1の親機及び子機である本発明の
通信端末装置のハードウェア構成を図2にもとづいて説
明する。本発明の実施の形態では、イメージデータを電
子メールとして送信するものとし、コンピュータ通信網
としてインターネットを使用するものとする。従って、
通信端末装置は従来のG3,G4のファクシミリ通信機
能に加え、インターネットと通信するための機能を備え
ている。
【0015】CPU1は、バス12を通じて通信端末装
置のハードウェア各部を制御するだけではなく、後述の
符号化・復号化、画像(TIFF)変換、バイナリ・テ
キスト変換、メール編集、通信手順などのソフトウェア
を実行する。読取部2は、CCD等で原稿を読み取り、
白黒2値のイメージデータを出力する。記録部3は電子
写真方式などのプリンタを備え、他のG3,G4ファク
シミリ装置やインターネットから受信したイメージデー
タを記録する。表示部4は、液晶表示装置などを備え、
通信端末装置の動作状態やイメージデータの表示を行
う。
【0016】操作部5は、通信端末装置を操作するのに
必要なテンキー、短縮ダイヤルキー、ワンタッチダイヤ
ルキー/文字入力キー、各種のファンクションキーなど
を備えている。ROM6は、通信端末装置の動作に必要
なソフトウェアを記憶する。RAM7は、SRAMまた
はフラッシュメモリ等で構成され、ソフトウェアの実行
時に発生する一時的なデータを記憶するほか、各種のテ
ーブルT(後述)を記憶している。イメージメモリ8は
DRAM等で構成され、イメージデータを記憶する。
【0017】DSU(データ回線終端装置:Digital Se
rvice Unit)9は、ベースバンド伝送方式を使用してい
るデジタル回線L1に接続できるように、送受信データ
と電圧の変換を行う。モデム10は従来のファクスモデ
ム機能の他にデータモデム機能を備えている。NCU1
1はアナログ回線L2の閉結、開放を行う。
【0018】図3は、本発明の通信端末装置内のデータ
の流れを模式的に示したものである。図2に対応する部
分には同じ符号を示してある。後述の符号化・復号化部
21、画像変換部22、バイナリ・テキスト変換部2
3、メール編集部24、オートダイヤラ25は、図2に
は対応する符号が存在しないが、ROM6に記憶された
ソフトウェアにもとづいて、CPU1によって処理され
る。
【0019】符号化・復号化部21は、イメージデータ
をMH,MR,MMR等の符号化方式によって符号化ま
たは復号化する。以下、これらの符号化方式によって符
号化されたイメージデータを「G3形式のイメージデー
タ」と呼ぶ。イメージメモリ8はG3形式のイメージデ
ータを記憶する。
【0020】画像変換部22は、送信時には、G3形式
のイメージデータを、コンピュータで使用される一般的
な画像フォーマットであるTIFF(Tagged Image File
Format)に変換し、受信時には、TIFFからG3形式
のイメージデータに変換する。TIFFは Adobe Syste
ms社によって公開されており、白黒2値だけでなく、白
黒多値、フルカラーなどを扱う様々な Classが定義され
ている。そのなかの1つである CLASS FはG3形式のイ
メージデータを定義している。従って、G3形式のイメ
ージデータのファイル中にCLASS F のTag を埋め込んで
おくことによってTIFFに変換することができる。以
下、CLASS F のTag が埋め込まれたG3形式のイメージ
データを「TIFFイメージデータ」と呼ぶ。
【0021】バイナリ・テキスト変換部23は、送信時
には、バイナリデータをテキストデータに変換し、受信
時には、テキストデータをバイナリデータに変換する。
インターネットにはバイナリデータの電子メールを扱う
ことができないコンピュータが存在している。相手先に
確実に電子メールが届くように、TIFFイメージデー
タなどのバイナリデータを送信する場合には、一旦テキ
ストデータに変換する。インターネットで扱うテキスト
データはIETF(Internet Engineering TaskForce)
が発行するドキュメントであるRFC(Request For Com
ments)822において、7ビットのコードとして規定さ
れている。
【0022】そこで、MIME(Multipurpose Internet
Mail Extensions) のbase64などを利用して、変
換を行う。これによると、6ビットのバイナリデータは
64のキャラクタ (大文字、小文字のアルファベット、
数字、+、/) の1つに置き換えられ、テキストデータ
に変換することができる。MIMEはRFCで規定され
ている。
【0023】メール編集部24は、送信時には、テキス
トデータに変換されたTIFFイメージデータにメール
ヘッダ情報を付加して電子メール形式に編集し、受信時
には、電子メール形式のデータからメールヘッダ情報を
取り除き、テキストデータに変換されたTIFFイメー
ジデータだけを取り出す。インターネットの電子メール
には所定のヘッダ情報を付加することが規定されている
ので、送信時には、TIFFイメージデータの先頭に、
“From: (利用者のインターネットe−mailアドレ
ス)”,"To:(相手先のインターネットe−mailア
ドレス) ", "Subject: (題名)”,“Date: (送信日
時)" などの項目を追加する。
【0024】オートダイヤラ25は相手先テーブルT
1、プロバイダテーブルT3又は相手先テーブルT4か
ら読み出された電話番号へ発呼すべく、DSU9、モデ
ム10またはNCU11へ相手先電話番号データを送
る。
【0025】次に各テーブルについて説明する。図4
(A) に示すように、相手先テーブルT1は、短縮番号
またはワンタッチダイヤル毎に相手先名称、インターネ
ットe−mai1アドレス、ファクシミリ番号及びファ
クシミリ種別 (G3またはG4) が登録されている。図
4 (B) に示すように、利用者 (発信者) テーブルT2
は、通信端末装置のユーザ名、インターネットe−ma
i1アドレス、プロバイダ種別、インターネットにログ
インするためのユーザID、パスワードが登録されてい
る。事業所などにおいて、複数の利用者が1台の通信端
末装置を共用する場合、利用者毎に登録し、送信時に選
択することも可能である。
【0026】図4 (C) に示すように、プロバイダテー
ブルT3は、インターネットに接続するときに使用する
プロバイダの電話番号、回線種別 (アナログまたはデジ
タル) 、プロバイダ名称、プロバイダ種別を記憶してい
る。プロバイダ種別は利用者テーブルT2のプロバイダ
種別と対応しており、プロバイダ毎に異なるログイン手
順を識別するためのものである。1つのプロバイダが複
数の電話回線を有している場合や、複数のプロバイダを
利用する場合など、電話番号毎に登録し、送信時に選択
することも可能である。
【0027】また、図5に示すように、子機から孫機に
同報通信するときに使用する相手先(グループ)テーブ
ルT4は、グループ番号毎の相手先名称、ファクシミリ
番号及びファクシミリ種別が予め登録されている。な
お、子機から孫機への同報通信にはグループ番号の指定
以外に、短縮キー、ワンタッチダイヤルキー毎の相手先
名称、ファクシミリ番号及びファクシミリ種別を記憶し
ているテーブルの使用も可能である。
【0028】インターネットへ電子メールを送信する手
順について説明する。プロトコルはOSI参照モデムの
各層において次のものを使用する。
【0029】
【表1】
【0030】まず、ログイン手順について説明する。通
信端末装置は、図6に示すように、プロバイダのコンピ
ュータ (以下、サーバという) との回線が設定される
と、例えば、PAP(Password Authentication Protoco
l)に従って、ユーザIDとパスワードを、プロバイダか
ら Ackまたは Nack を受信するまで送信し続ける。Nack
を受信すると回線を開放後、リダイヤルする。Ack を受
信すると、サーバへのログインが完了する。
【0031】サーバへのログイン完了後、図7に示すよ
うに、SMTPにより電子メールを送信する。まず、通
信端末装置はサーバに対してSMTPの接続要求をす
る。サーバは接続可能であれば、応答コード220を通
信端末装置へ返す。さらに、通信端末装置が“HEL
O”コマンドで自分自身のドメイン名を送信し、サーバ
が通信端末装置のドメイン名を認識できれば、応答コー
ド250とサーバのドメイン名を返す。この後、通信端
末装置がメールの送信を行い、完了すると、“QUI
T”コマンドを送信する。これに応じて、サーバが応答
コード221を返すと、SMTPが終了する。電子メー
ルの送信完了後、サーバからログインして、回線を開放
する。
【0032】次に、本発明の通信端末装置の動作を図8
及び図9のフローチャートに基づいて説明する。なお、
図8は親機の動作を、図9は子機の動作を示している。
なお、子機には、複数の同報通信先の孫機をグループ化
し、これらの孫機それぞれのファクシミリ番号を各グル
ープ番号に対応付けて予め登録しておくものとする。ま
ず、利用者は送信する原稿を送信台 (不図示) にセット
する (S1) 。次に、操作部5からの指示により、プロ
バイダテーブルT3から使用するプロバイダもしくは回
線を選択する。
【0033】さらに、利用者テーブルT2から利用者自
身が登録されたユーザ名を選択するためのパスコードを
入力する。パスコードによって、ユーザ名を特定するの
は、他人による不正使用を防止するためである。このパ
スコードは、インターネットへ接続するためのパスワー
ドと兼用することもできる。次に、送信する相手先(中
継者)を相手先テーブルT1から選択し、短縮番号に続
いてスタートキー (不図示) を押すか、ワンタッチダイ
ヤルキーを押す。以上の手順で相手先の選択/入力を行
う(S2)。
【0034】通信端末装置は、原稿台の原稿を1枚づつ
読み取り、一旦全頁を、符号化・復号化部21でMMR
方式で符号化してG3形式のイメージデータとして、イ
メージメモリ8に蓄積する (S3) 。短縮番号もしくは
ワンタッチダイヤルキーで指定された相手先を、相手先
テーブルT1から読み出す。なお、相手先のインターネ
ットe−mailアドレスは相手先テーブルT1から読
み出させる以外に、テンキー,文字入力キーで直接入力
してもよい。続いて、相手先のインターネットe−ma
i1アドレスへ電子メールを送信するための処理を行
う。
【0035】インターネットでは、G3形式のイメージ
データを直接、送信することができないので、次のよう
にして電子メール形式に変換する。画像変換部22は、
G3形式のイメージデータのファイル中にTIFFのCL
ASS F というTag を埋め込み、TIFFイメージデータ
を作成する (S4) 。TIFFイメージデータはバイナ
リデータであるので、バイナリ・テキスト変換部23は
これをテキストデータに変換する (S5) 。
【0036】さらに、メール編集部24は、テキストデ
ータに変換されたTIFFイメージデータに、中継指示
を含む電子メールのヘッダを付加する (S6) 。このヘ
ッダには少なくとも“From: ”,“To: ”,“Subjec
t:”の項目を含む。“From: ”には、利用者テーブルT
2から選択された利用者のインターネットe−mai1
アドレス、“To: ”には、S2において、相手先テーブ
ルT1から選択されたかキー入力された相手先のインタ
ーネットe−mai1アドレス、“Subject:”に、本例
ではTIFF形式のイメージデータを含む電子メールで
あることを示す“TIFF(G3)”、及び非標準機能設定の信
号データフォーマットに則った“x-中継送信を示すキー
ワード/グループ番号(または電話番号)”を設定す
る。
【0037】電子メール形式のデータが完成すると、イ
ンターネットへダイヤルアップ接続する。プロバイダテ
ーブルT3から、S2で選択されたプロバイダの回線の
種別(アナログ/デジタル) を判断し、アナログ回線で
あれば、モデム10を設定し、デジタル回線であれば、
DSU9を設定し、選択されたプロバイダの電話番号へ
発呼して応答を待ち、プロバイダとの電話回線が設定さ
れると、前述したPAPに従ってログインする(S
7)。SMTPにより電子メールを送信し(S8)、送
信完了後、ログアウトし、電話回線を開放する (S9)
【0038】電子メールを送信したことを相手先に知ら
せるための送信証の送信が設定されているか否かを判断
する(S10)。送信証の送信が設定されている場合
は、所定時間経過後、相手先のファクシミリ番号及び種
別 (G3/G4) を判断し、G3であればモデム10
を、G4であればDSU9を設定し、相手先を発呼する
(S11) 。
【0039】次に、相手先に対するポーリングの指示が
設定されているか否かを判断し(S12)、ポーリング
が指示されている場合は、非標準機能設定(NSS)の
信号フォーマットに則ったポーリング指示、及び送信証
を通常のファクシミリ通信で相手先に送信し(S1
3)、回線を開放する(S15)。一方、ポーリングが
指示されていない場合は送信証を通常のファクシミリ通
信で相手先に送信し(S14)、回線を開放する(S1
5)。
【0040】図9において、受信の待機状態にある子機
は、ファクシミリの着信をチェックしながら(S2
1)、電子メールの配信の有無を定期的にポーリングす
るために設定されているポーリングタイマがタイムアッ
プすると(S22)、最寄りのプロバイダを発呼してロ
グインする(S23)。
【0041】プロバイダのメールボックスに受信メール
が有るか否かをチェックし(S24)、受信メールが有
る場合はそれを受信してプリントアウトする(S2
5)。これを全ての電子メールの受信が終わるまで繰り
返し(S26)、全ての電子メールを受信すると、ログ
アウトしてプロバイダとの回線を開放する(S27)。
受信メールのヘッダ情報に中継送信の指示が含まれてい
るか否かをチェックし(S28)、含まれている場合は
電子メールの本体のテキストデータをバイナリデータに
復元し、このバイナリデータを中継先の孫機へファクシ
ミリ通信で送信する(S29)。一方、中継送信が指示
されていない場合はS21の着信のチェックに戻る。
【0042】また、S24において、プロバイダにログ
インした結果、受信メールがなかった場合は、ログアウ
トしてプロバイダとの回線を開放し(S30)、送信証
に含まれるポーリング指示による受信メールのチェック
であるか否かを判断する(S31)。ポーリング指示に
よるチェックでない場合はS28に移行して孫機への中
継送信が指示されているか否かを判断し(S28)、中
継が指示されている場合は、中継先へファクシミリ通信
でバイナリデータを送信する(S29)。中継が指示さ
れていなければ、S21の着信のチェックに戻る。
【0043】S31の判断の結果、受信メールが存在し
ないが、送信証に含まれるポーリング指示により受信メ
ールをチェックしているような場合は、インターネット
の多数のルータを経由して転送されてくる電子メールに
時間遅れが発生しやすいことを考慮してポーリングタイ
マを再設定して(S34)、S21の着信のチェックに
戻り、ポーリングタイマがタイムアップするまで待機す
る(S22)。ポーリングタイマがタイムアップすると
(S22)、最寄りのプロバイダを発呼してログインし
(S23)、受信メールのチェックを再び実行する。
【0044】なお、MIMEの規格を利用した場合、テ
キストデータ以外の静止イメージ,動画イメージ,音声
データ等を電子メール経由で転送することが可能であ
る。
【0045】
【発明の効果】以上のように、本発明の通信方法及び通
信端末装置は、国内の親機と、例えば海外のような通信
費が高額である地点に配設されている孫機との通信を中
継すべく孫機の近傍の地域に配設されている子機との通
信にコンピュータ通信網を使用し、子機とその近傍の地
域に配設されている孫機との通信にファクシミリ通信等
の回線交換方式を使用するので、公衆回線での通信費が
高額である長距離、海外等の孫機への通信に要する通信
費を大幅に低減し、また孫機に通常のファクシミリ装置
等の通信端末装置が使用できて安価な通信システムの構
築を可能にするという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通信方法の概念図である。
【図2】本発明の通信端末装置のブロック図である。
【図3】本発明の通信端末装置内のデータの流れを示す
模式図である。
【図4】本発明の通信端末装置に記憶されるテーブルを
示す図である。
【図5】本発明の通信端末装置に記憶されるテーブルを
示す図である。
【図6】サーバへのログイン手順を示す図である。
【図7】サーバへ電子メールを送信する手順を示す図で
ある。
【図8】本発明の通信端末装置(親機)の動作を示すフ
ローチャートである。
【図9】本発明の通信端末装置(子機)の動作を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1 CPU 22 画像変換部 23 バイナリ・テキスト変換部 24 メール編集部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/32 H04L 13/00 305B

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発信装置から着信装置への通信を中継装
    置が中継する通信方法において、送信すべきデータ及び
    中継送信の指示を電子メールに変換し、該電子メールを
    発信装置からコンピュータ通信網を介して中継装置へ送
    信し、該中継装置から着信装置へ回線交換方式で前記デ
    ータを送信することを特徴とする通信方法。
  2. 【請求項2】 発信装置から着信装置への通信を中継装
    置に中継させる通信端末装置において、送信すべきデー
    タ及び中継送信の指示を電子メールに変換する手段と、
    該電子メールを発信装置からコンピュータ通信網を介し
    て中継装置へ送信する手段とを備えたことを特徴とする
    通信端末装置。
  3. 【請求項3】 発信装置から着信装置への通信を中継す
    る通信端末装置において、発信装置から送信された、デ
    ータ及び中継送信の指示を含む電子メールを受信する手
    段と、中継送信の指示を受けて、該データを回線交換方
    式で着信装置へ送信する手段とを備えたことを特徴とす
    る通信端末装置。
JP8196610A 1996-07-25 1996-07-25 通信方法及び通信端末装置 Pending JPH1042067A (ja)

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