JP6292102B2 - 燃料供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料供給装置に関する。
下記特許文献1には、燃料タンクに接続されるブリーザパイプ内の燃料蒸発ガスの循環量を調整する弁を備え、弁の開放を燃料タンクの内圧に応じて行う装置が開示されている。この装置では、燃料タンクの内圧が大きくなったときに、ブリーザパイプ内の弁が開放されることで、燃料蒸発ガスが通過可能な開口面積が広がり、ブリーザパイプ内の燃料蒸発ガスの循環量が多くなるように構成されている。
特開平08−216707号公報
上記特許文献1では、燃料蒸発ガスが通過可能な開口面積は、定められた法規の条件で調整している。このため、法規外の条件では、燃料蒸発ガスが燃料給油口から大気へ排出される可能性があり、改善の余地がある。この現象は、特に燃料タンクの内圧が高い場合に発生することが確認されている。
本発明は上記事実を考慮し、燃料タンクの内圧が高い場合に、燃料給油口から大気への燃料蒸発ガスの排出を防止又は抑制することができる燃料供給装置を得ることが目的である。
請求項1に記載の発明に係る燃料供給装置は、内部に燃料を収容可能な燃料タンクと、前記燃料タンク内と燃料給油口側とに接続され、燃料タンク内の燃料蒸発ガスを燃料給油口側に循環させる循環流路と、前記循環流路に設けられ、燃料蒸発ガスの循環量を調整する可変バルブと、前記可変バルブに設けられ、前記燃料蒸発ガスが流れる通気流路の開口面積を前記燃料タンクの内圧に応じて変更する開口面積変更手段と、を有し、前開口面積変更手段は、前記可変バルブの内壁と間隔をおいて配置されると共に前記燃料タンクの内圧に応じて前記可変バルブ内を移動する弁体と、前記弁体を前記燃料タンク側に付勢する付勢部材と、を備え、所定値は、第2の所定値よりも大きく、前記開口面積変更手段は、前記燃料タンクの内圧が前記第2の所定値よりも小さいときに、前記弁体が前記付勢部材の力により前記燃料タンク側に移動して前記通気流路の開口面積を小さくし、前記燃料タンクの内圧が第2の所定値以上かつ前記所定値よりも小さいときに、前記弁体が前記付勢部材の力に抗して前記燃料給油口側の軸方向中間部に移動して前記通気流路の開口面積を大きくし、さらに、前記燃料タンクの内圧が前記所定値以上となったときに、前記弁体が前記付勢部材の力に抗して前記燃料給油口側に最も移動し前記通気流路の開口面積を小さくする構成とされている。
請求項1に記載の発明によれば、燃料タンク内と燃料給油口側とに循環流路が接続されており、燃料タンク内の燃料蒸発ガスが循環流路を流れて燃料給油口側に循環される。循環流路には、燃料蒸発ガスの循環量を調整する可変バルブが設けられており、可変バルブには、燃料蒸発ガスが流れる通気流路の開口面積を燃料タンクの内圧に応じて変更する開口面積変更手段が設けられている。開口面積変更手段は、可変バルブの内壁と間隔をおいて配置されると共に燃料タンクの内圧に応じて可変バルブ内を移動する弁体と、弁体を燃料タンク側に付勢する付勢部材と、を備えている。開口面積変更手段は、燃料タンクの内圧が所定値以上となったときに、弁体が付勢部材の力に抗して燃料給油口側に最も移動し、通気流路の開口面積を小さくする。これによって、燃料タンクの内圧が所定値以上に高い場合に、開口面積変更手段により通気流路の開口面積を小さくすることで、循環流路を流れる燃料蒸発ガスの循環量が低減される。このため、燃料タンクの内圧が所定値以上の場合に通気流路の開口面積が変わらない構成と比較して、燃料蒸発ガスの循環量が低減されていることで、燃料給油口側に循環された燃料蒸発ガスが燃料給油口から大気へ排出されることを防止又は抑制することができる。
また、所定値は、第2の所定値よりも大きく、開口面積変更手段は、燃料タンクの内圧が第2の所定値よりも小さいときに弁体が付勢部材の力により燃料タンク側に移動して、通気流路の開口面積を小さくする。さらに、燃料タンクの内圧が第2の所定値以上かつ所定値よりも小さいときに、弁体が付勢部材の力に抗して燃料給油口側の軸方向中間部に移動して、通気流路の開口面積を大きくする。これにより、例えば、法規の条件で燃料を給油する場合、単位時間当たりの給油量が多く、燃料タンクの内圧が第2の所定値以上かつ所定値よりも小さいときに、通気流路の開口面積を大きくすることで、燃料蒸発ガスの循環量を多くすることができる。さらに、開口面積変更手段は、単位時間当たりの給油量がさらに多く、燃料タンクの開口面積が所定値以上となったときに、通気流路の開口面積を小さくすることで、燃料蒸発ガスの循環量が低減される。これにより、例えば、法規外の条件で給油する場合、燃料蒸発ガスの循環量が低減されることで、燃料蒸発ガスが燃料給油口から大気へ排出されることを防止又は抑制することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の燃料供給装置において、前記通気流路の開口面積の変更は、前記可変バルブを流れる前記燃料蒸発ガスの流圧により行う。
請求項2に記載の発明によれば、通気流路の開口面積の変更は、可変バルブを流れる燃料蒸発ガスの流圧により行うので、通気流路の開口面積の変更が容易であると共に、通気流路の開口面積を変更するための駆動装置を設ける必要がなく、低コスト化が可能である。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の燃料供給装置において、前記弁体に前記燃料蒸発ガスが流れる貫通孔が設けられており、前記開口面積変更手段は、前記燃料タンクの内圧が前記第2の所定値よりも小さいときに、前記弁体が前記可変バルブ内における前記燃料タンク側に位置して前記燃料蒸発ガスが前記貫通孔を流れ、前記燃料タンクの内圧が前記第2の所定値以上かつ前記所定値よりも小さいときに、前記弁体が前記可変バルブ内における軸方向中間部に移動して前記燃料蒸発ガスが前記貫通孔および前記弁体と前記内壁との間を流れ、さらに前記燃料タンクの内圧が前記所定値以上となったときに、前記弁体が前記可変バルブ内における前記燃料給油口側に最も移動して前記燃料蒸発ガスが前記貫通孔を流れる構成とされている
請求項3に記載の発明によれば、弁体に燃料蒸発ガスが流れる貫通孔が設けられている。これにより、燃料タンクの内圧に応じて弁体が可変バルブ内を移動することで、通気流路の開口面積を容易に変更することができる。
また、燃料タンクの内圧が第2の所定値よりも小さいときに、弁体が可変バルブ内における燃料タンク側に位置して燃料蒸発ガスが貫通孔を流れるため、貫通孔の径(開口面積)により燃料蒸発ガスの循環量を調整することができる。また、燃料タンクの内圧が第2の所定値以上かつ所定値よりも小さいときに、弁体が可変バルブ内における軸方向中間部に移動して燃料蒸発ガスが貫通孔および弁体と内壁との間を流れるため、通気流路の開口面積が大きくなり、燃料蒸発ガスの循環量を増加させることができる。さらに、燃料タンクの内圧が所定値以上となったときに、弁体が可変バルブ内における燃料給油口側に最も移動して燃料蒸発ガスが貫通孔を流れるため、通気流路の開口面積が小さくなり、燃料蒸発ガスの循環量を低減させることができる。これにより、燃料タンクの内圧が所定値以上に高い場合に、燃料給油口から大気への燃料蒸発ガスの排出をより確実に防止又は抑制することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の燃料供給装置において、前記可変バルブの内壁に前記弁体を軸方向に沿ってガイドする複数のリブを備える
請求項4に記載の発明によれば、燃料タンクの内圧が高い場合に、燃料給油口から大気への燃料蒸発ガスの排出を防止又は抑制することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の燃料供給装置において、前記循環流路の内壁面におけるケースの後壁部との接続部に半径方向外側に窪んだ窪み部を備え、前記付勢部材の他端が前記窪み部の端壁に支持されている。
請求項5に記載の発明によれば、燃料タンクの内圧が高い場合に、燃料給油口から大気への燃料蒸発ガスの排出を防止又は抑制することができる。
本発明によれば、燃料タンクの内圧が高い場合に、燃料給油口から大気への燃料蒸発ガスの排出を防止又は抑制することができる。
本発明の一実施形態の燃料供給装置を備えた燃料タンクシステムを示す概略構成図である。 図1に示す燃料供給装置に用いられる可変バルブであって、燃料タンクの内圧が低い場合の可変バルブの状態を示す側断面図である。 図1に示す燃料供給装置に用いられる可変バルブであって、燃料タンクの内圧が第2の所定値以上の場合の可変バルブの状態を示す側断面図である。 図1に示す燃料供給装置に用いられる可変バルブであって、燃料タンクの内圧が第2の所定値より高い所定値以上の場合の可変バルブの状態を示す側断面図である。 図1に示す燃料供給装置に用いられる可変バルブの軸方向に対して直交する方向の断面図(図3中の5−5線の断面図)である。 第1実施例と第2実施例と第1比較例と第2比較例において、燃料蒸発ガスの循環量と燃料タンクの内圧との関係を示すグラフである。 第1比較例と第2比較例において、燃料蒸発ガスの循環量と燃料タンクの内圧との関係を示すグラフである。
以下、図1〜図6を用いて、本発明に係る燃料供給装置の一実施形態について説明する。
図1には、本実施形態の燃料供給装置12を備えた燃料タンクシステム10が示されている。この燃料タンクシステム10は自動車に搭載され、燃料をエンジンに供給するために使用されるものである。
燃料タンクシステム10は、内部に燃料が収容される燃料タンク14を有している。燃料タンク14の上部にはインレットパイプ16の下端が接続されており、給油装置の給油ガン46をインレットパイプ16の上端に設けられた燃料給油口18に接続して、燃料タンク14に給油することができる。燃料タンク14内の燃料Lは、燃料ポンプ20が駆動されることで、燃料供給配管22を通じてエンジン24に供給される。
インレットパイプ16の下端には、フラッパバルブ26が取り付けられている。フラッパバルブ26は、インレットパイプ16から燃料タンク14への燃料の移動時は開弁されて燃料移動を許容するが、逆方向への燃料の移動時には閉弁されて、この逆方向への燃料移動を阻止するようになっている。
燃料タンク14の上方には、内部に活性炭が充填されたキャニスタ28が備えられており、燃料タンク14とベーパ配管30で接続されている。キャニスタ28は、例えば給油時に生じた燃料蒸発ガスを吸着し、車両走行時等には脱離させる。キャニスタ28の大気側ポート32には、大気開放配管34が接続されている。燃料タンク14内の上部の気体層2Aは、ベーパ配管30とキャニスタ28を介して接続された大気開放配管34を通じて外気と連通されるようになっている。
また、キャニスタ28のパージポート29には、エンジン24へのパージ配管36が接続されている。キャニスタ28のパージ時には、脱離された蒸発燃料がパージ配管36を通じてエンジン24に送られるようになっている。また、キャニスタ28には大気開放配管34の一端が接続されており、大気開放配管34の他端には、導入される大気(空気)を浄化するためのフィルタ38が設けられている。すなわち、大気開放配管34の他端はインレットパイプ16の上端近傍においてフィルタ38を介して大気開放されている。燃料タンク14内の燃料蒸発ガスを含む気体がベーパ配管30を通じてキャニスタ28に導入されると、気体中の蒸発燃料はキャニスタ28内の吸着剤(活性炭)で吸着されると共に、気体は大気開放配管34から大気開放される。また、キャニスタ28のパージ時には、大気開放配管34を通じて、大気がキャニスタ28に導入される。
ベーパ配管30の下端には、フロート状の弁体(図示省略)を供えた満タン規制バルブ40が設けられている。給油時に燃料Lの液面LSが上昇した場合でも、液面LSが満タン規制バルブ40付近に達するまでは、満タン規制バルブ40の弁体はベーパ配管30を閉塞しておらず、燃料タンク14内の気体がベーパ配管30からキャニスタ28に移動する。キャニスタ28では、気体中の蒸発燃料が活性炭に吸着された後に、気体が大気開放配管34を通じて大気開放される。このため、給油が妨げられることはない。これに対し、液面LSが満タン規制バルブ40付近に達して弁体が燃料に浮き、ベーパ配管30を閉塞すると、以降は燃料タンク14内の気体がキャニスタ28に移動できなくなる。
燃料タンクシステム10は、本実施形態の燃料供給装置12を備えている。燃料供給装置12は、燃料タンク14と、燃料タンク14内とインレットパイプ16の上部(燃料給油口18側)とに接続される循環流路としてのブリーザパイプ42と、を備えている。さらに、燃料供給装置12は、ブリーザパイプ42の途中に配置されて燃料蒸発ガスの循環量を調整する可変バルブ50を備えている。
ブリーザパイプ42の下端は開口部43とされており、ブリーザパイプ42の下端は燃料タンク14内の上部(インレットパイプ16の下端よりも上方)に位置している。ブリーザパイプ42の上端はインレットパイプ16の上部に開放されている。燃料供給装置12では、給油時に燃料タンク14の内圧が上昇することを利用して、燃料タンク14内の燃料蒸発ガスの一部を、ブリーザパイプ42を通してインレットパイプ16の上部(燃料給油口18側)に循環させる。これにより、燃料給油口18からインレットパイプ16の上部に入る新規エアの巻き込み量を減らし、ベーパ発生量を抑制している。これによって、満タン給油時までの燃料蒸発ガスの発生量の総量を低減するようにしている。
図2には、可変バルブ50が軸方向に沿った側断面図にて示されている。図2に示されるように、可変バルブ50は、略円筒状のケース52と、ケース52内で燃料蒸発ガスが流れる通気連通径を燃料タンク14の内圧に応じて変更する通気流路内径変更手段54と、を備えている。通気流路内径変更手段54は、燃料タンク14(図1参照)の内圧に応じて可変バルブ50内を移動する弁体56を備えている。
ケース52は、外径がブリーザパイプ42の外径よりも大きく形成された略円筒状の周壁部52Aと、周壁部52Aの燃料タンク14(図1参照)側の端部から半径方向内側に配置されると共に燃料タンク14側のブリーザパイプ42に接続される前壁部52Bと、を備えている。また、ケース52は、周壁部52Aの燃料タンク14と反対側の端部から半径方向内側に配置されると共に燃料給油口18(図1参照)側のブリーザパイプ42に接続される後壁部52Cを備えている。本実施形態では、周壁部52Aと前壁部52Bと燃料タンク14側のブリーザパイプ42とが一体的に構成されている。なお、可変バルブ50は、この構成に限定されるものではなく、前壁部52Bと燃料タンク14側のブリーザパイプ42とを別体で構成して接着等により接続してもよい。また、本実施形態では、後壁部52Cと燃料給油口18側のブリーザパイプ42とが一体的に構成されており、周壁部52Aと後壁部52Cが別体で構成されて接着等により接続されている。なお、可変バルブ50は、この構成に限定されるものではなく、他の構成としてもよい。
弁体56の外径は、ブリーザパイプ42の外径よりも大きく、かつ、ケース52の周壁部52Aの内径よりも小さく構成されている。すなわち、弁体56は、周壁部52Aの内壁53と間隔をおいて配置されている。
図5には、可変バルブ50が軸方向と直交する方向の断面図(図3中の5−5線の断面図)にて示されている。図5に示されるように、ケース52の周壁部52Aの内壁53には、半径方向内側に突出し、弁体56をガイドする複数のリブ52Dが設けられている。本実施形態では、リブ52Dは内壁53の周方向に沿ってほぼ等間隔に8個設けられている。なお、リブ52Dの数は、本実施形態の構成に限定されず、変更が可能である。
リブ52Dの端面の内径は、弁体56の外径よりも大きく構成されている。これにより、弁体56が複数のリブ52Dにガイドされながら、ケース52の軸方向に沿って移動するようになっている。本実施形態では、リブ52Dは、ケース52の周壁部52Aと樹脂により一体成形されているが、別体のガイドをケース52の周壁部52Aに接着等により固着してもよい。
図2に示されるように、弁体56は、外径が略矩形状に形成されており、軸方向に沿って配置された略円筒状の周壁部56Aと、周壁部56Aの燃料タンク14側(図1参照)の端部から半径方向内側に延びた前側壁部56Bと、周壁部56Aの燃料タンク14と反対側の端部から半径方向内側に延びた後側壁部56Cと、を備えている。前側壁部56Bの外面は、周壁部56Aと連続する半径方向外側端部から半径方向内側に向かうにしたがって燃料タンク14側に突出するような湾曲面とされている。前側壁部56Bの中心部には、前側壁部56Bを軸方向に沿って貫通する貫通孔58が設けられている。本実施形態では、貫通孔58の直径φは、例えば約3mmに設定されているが、貫通孔58の直径は変更可能である。
後側壁部56Cは、周壁部56Aと連続する半径方向外側端部から軸方向と直交する方向に沿って配置されている。後側壁部56Cの中心部には、後側壁部56Cを軸方向に沿って貫通する貫通孔60が設けられている。貫通孔60は、前側壁部56Bの貫通孔58の位置と合わせて配置されている。本実施形態では、貫通孔60の内径は、貫通孔58の内径とほぼ同じに設定されているが、これに限定されるものではない。例えば、貫通孔60の内径を貫通孔58の内径よりも大きく設定してもよい。また、本実施形態では、前側壁部56Bの貫通孔58と後側壁部56Cの貫通孔60が別々に設けられているが、弁体56の中心部を軸方向に沿って貫通する一本の貫通孔を設けてもよい。
後側壁部56Cの外面(燃料タンク14と反対側の面)には、軸方向内側に窪んだ窪み部62が形成されている。窪み部62の外面には、ケース52の軸方向に沿って配置されたコイルスプリング64の一端が支持されている。また、燃料タンク14と反対側のブリーザパイプ42の内壁面には、ケース52の後壁部52Cとの接続部に半径方向外側に窪んだ窪み部66が形成されている。窪み部66の端壁(半径方向に沿った面)には、コイルスプリング64の他端が支持されている。これによって、コイルスプリング64の力により、弁体56がケース52の前壁部52B側に付勢されている。
ケース52の前壁部52Bの内面には、弁体56側に突出する突起68が設けられている。ケース52の軸方向視にて、突起68は、周方向に連続した略円形の環体とされている。側断面視にて突起68の外面(弁体56側の面)は、滑らかな略U字状の湾曲面とされている。本実施形態では、突起68は、ゴム製であり、前壁部52Bの内面に接着等により固定されている。なお、突起68の材質や形状は、この構成に限定されず、変更が可能である。
同様に、ケース52の後壁部52Cの内面には、弁体56側に突出する突起70が設けられている。ケース52の軸方向視にて、突起70は、周方向に連続した略円形の環体とされている。側断面視にて突起70の外面(弁体56側の面)は、滑らかな略U字状の湾曲面とされている。本実施形態では、突起70は、ゴム製で、前壁部52Bの内面に接着等により固定されているが、突起70の材質や形状は変更が可能である。
図1に示されるように、燃料給油口18からインレットパイプ16を通じて供給される燃料の給油速度(単位時間当たりの給油量)が小さいと、燃料タンク14の内圧が小さくなる。図2に示されるように、燃料タンク14の内圧が小さい(内圧が後述する所定値及び第2の所定値よりも小さい)状態では、コイルスプリング64の力により、弁体56がケース52の前壁部52B側に付勢されることで、弁体56の前側壁部56Bが突起68に圧接されている。この状態では、燃料タンク14からの燃料蒸発ガスは、矢印Aに示すように弁体56の通気流路としての貫通孔58を流れるようになっており、可変バルブ50の通気流路の内径(言い換えると、軸方向と直交する方向における通気流路開口面積)が小さい構成とされている。本実施形態では、通気流路が軸方向と直交する方向における最も狭い位置での通気流路の内径(軸方向と直交する方向における最も狭い位置での通気流路開口面積)は、例えば、貫通孔58の直径であるφ3mm程度とされている。
図1に示されるように、燃料の給油速度が大きいと、燃料タンク14の内圧が大きくなる。これに応じて、燃料蒸気ガスが多くなり、ブリーザパイプ42を流れる燃料蒸気ガスの流圧が大きくなる。図3に示されるように、燃料タンク14の内圧が第2の所定値(図6中の内圧6A)以上となると、燃料蒸気ガスの流圧によって弁体56がコイルスプリング64の力に抗してケース52内を燃料タンク14と反対側に移動し、弁体56がケース52内の軸方向中間部に位置される。これにより、弁体56が突起68から離れた状態となり、燃料蒸発ガスは、矢印Aに示す弁体56の通気流路としての貫通孔58、および、矢印Bに示す弁体56の周壁部56Aとケース52の周壁部52A(内壁53)との間の空間(通気流路)を流れる。すなわち、可変バルブ50の通気流路の内径(軸方向と直交する方向における通気流路開口面積)が大きくなる。本実施形態では、例えば、通気流路が軸方向と直交する方向における最も狭い位置での通気流路の内径(軸方向と直交する方向における最も狭い位置での通気流路開口面積)は、例えば、約φ6mm相当となる。
法規で規定されている給油条件では、給油速度が15L/mim〜38L/mimとされている。この給油条件で、燃料蒸発ガスの循環量を最大とし、キャニスタ28等のエバポシステムへの負荷を低減するため、図3に示されるように可変バルブ50の通気流路の内径が大きくなるようにしている。本実施形態では、第2の所定値は、15L/mim〜38L/mimの間の所定の給油速度に対応する燃料タンク14の内圧に設定されている。
また、図4に示されるように、燃料の給油速度が図3に示す状態よりも大きいと、燃料タンク14の内圧がさらに大きくなる。燃料タンク14の内圧が第2の所定値よりも大きい所定値(図6中の内圧6B、第1の所定値)以上となると、燃料蒸気ガスの流圧によって弁体56がコイルスプリング64の力に抗してケース52内を燃料タンク14と反対側に移動し、弁体56の後側壁部56Cが突起70に圧接される。この状態では、燃料タンク14からの燃料蒸発ガスは、矢印Aに示すように弁体56の通気流路としての貫通孔58を流れるようになっており、可変バルブ50の通気流路の内径(軸方向と直交する方向における通気流路開口面積)が小さくなる。本実施形態では、通気流路が軸方向と直交する方向における最も狭い位置での通気流路の内径(軸方向と直交する方向における最も狭い位置での通気流路開口面積)は、例えば、貫通孔58の直径であるφ3mm程度となる。
このような燃料供給装置12では、燃料タンク14の内圧が大きくなると、その内圧に応じて燃料蒸発ガスの流量が大きくなることにより、可変バルブ50の弁体56が軸方向に移動するようになっている。その際、図2に示す可変バルブ50の通気流路の内径が小さい状態から、燃料タンク14の内圧が大きくなることによって、図3に示す可変バルブ50の通気流路の内径が大きい状態となる。さらに、燃料タンク14の内圧が大きくなることによって、図4に示す可変バルブ50の通気流路の内径が小さい状態となる。すなわち、燃料タンク14の内圧が大きくなると、その内圧に応じて図2に示す可変バルブ50の通気流路の内径(軸方向と直交する方向における通気流路開口面積)が、図3及び図4に示すように2段階に変化する構成とされている。通気流路内径変更手段54は、可変バルブ50の軸方向と直交する方向における通気流路開口面積を変更する開口面積変更手段と言うこともできる。
次に、本実施形態の燃料供給装置12の作用並びに効果について説明する。
燃料供給装置12では、燃料給油口18からインレットパイプ16を通じて燃料タンク14に給油される際に、燃料の給油速度が大きいと、燃料タンク14の内圧が大きくなる。図6には、燃料タンク14の内圧(KPa)と、ブリーザパイプ42を通じて循環される燃料蒸発ガスの循環量(L/min)との関係がグラフにて示されている。図6において、実線で示される第1実施例は、本実施形態の燃料供給装置12である。また、点線で示される第2実施例は、燃料供給装置12の可変バルブ50の弁体の貫通孔の内径を小さくし、高圧時の燃料蒸発ガスの循環量を少なくした構成である。
また、図6及び図7において、一点鎖線で示される第1比較例は、可変バルブの通気流路の内径が小さい状態から、燃料タンク14の内圧が大きくなることで可変バルブの通気流路の内径が大きい状態に変化する構成(1段階に変化する構成)とされている。また、二点鎖線で示す第2比較例は、ブリーザパイプに可変バルブが設けられておらず、通気流路の内径が変化しない構成とされている。
図6では、燃料タンク14の内圧が基準値80以下のときは、法規モードであり、燃料タンク14の内圧が基準値80よりも大きい(高い)ときは、法規モード外である。基準値80は、燃料タンク14に給油される燃料の給油速度が38L/mimのときの燃料タンク14の内圧とほぼ等しくなるように設定されている。
ここで、図6に示す第1実施例の燃料供給装置12について説明する。
図6に示されるように、第1実施例の燃料供給装置12では、燃料の給油速度が小さく、燃料タンク14の内圧が小さい場合、すなわち内圧が第2の所定値(6A)より小さい場合には、可変バルブ50の通気流路の内径が小さい構成とされている(図6中の(1)の状態)。その際、図2に示されるように、コイルスプリング64の力により、弁体56がケース52の前壁部52B側に付勢されることで、弁体56の前側壁部56Bが突起68に圧接されている。これにより、燃料タンク14からの燃料蒸発ガスは、矢印Aに示すように弁体56の貫通孔58を流れる。この状態では、通気流路が軸方向と直交する方向における最も狭い位置での通気流路の内径(軸方向と直交する方向における最も狭い位置での通気流路開口面積)は小さく、例えば、貫通孔58の直径であるφ3mm程度となる。
図6に示されるように、燃料の給油速度が大きい場合は、燃料タンク14の内圧が大きくなる。第1実施例の燃料供給装置12では、燃料タンク14の内圧が第2の所定値(6A)以上となると、可変バルブ50の通気流路の内径が大きくなる構成とされている(図6中の(2)の状態)。その際、図3に示されるように、燃料蒸気ガスの流圧によって弁体56がコイルスプリング64の力に抗してケース52内を燃料タンク14と反対側に移動し、弁体56がケース52内の軸方向中間部に位置される。これにより、燃料蒸発ガスは、矢印Aに示す弁体56の貫通孔58、および、矢印Bに示す弁体56の周壁部56Aとケース52の周壁部52A(内壁53)との間を流れる。この状態では、通気流路が軸方向と直交する方向における最も狭い位置での通気流路の内径(軸方向と直交する方向における最も狭い位置での通気流路開口面積)は大きくなり、例えば、約φ6mm相当となる。これにより、ブリーザパイプ42(可変バルブ50)を流れる燃料蒸気ガスが多くなり、キャニスタ28等のエバポシステムへの負荷を低減することができる。
図6に示されるように、燃料の給油速度が法規に規定された38L/mimよりも大きくなると、燃料タンク14の内圧が基準値80よりも大きくなる。第1実施例の燃料供給装置12では、燃料タンク14の内圧が基準値80よりも大きい所定値(6B)以上となると、可変バルブ50の通気流路の内径が小さくなる構成とされている(図6中の(3)の状態)。その際、図4に示されるように、燃料蒸気ガスの流圧によって弁体56がコイルスプリング64の力に抗してケース52内を燃料タンク14と反対側に移動し、弁体56の後側壁部56Cが突起70に圧接される。これにより、燃料タンク14からの燃料蒸発ガスは、矢印Aに示すように弁体56の貫通孔58を流れる。この状態では、通気流路が軸方向と直交する方向における最も狭い位置での通気流路の内径(軸方向と直交する方向における最も狭い位置での通気流路開口面積)は小さくなり、例えば、貫通孔58の直径であるφ3mm程度となる。
これにより、ブリーザパイプ42(可変バルブ50)を流れる燃料蒸発ガスの循環量が低減される。このため、第1比較例の燃料タンク14の内圧が所定値(図6中の内圧6B)以上の場合に通気流路の内径が変わらない構成と比較して、燃料給油口18側に循環された燃料蒸発ガスが燃料給油口18から大気へ排出させることを防止又は抑制することができる。このため、図6中の領域82に示されるように、給油エミッション(大気中に放出される物質)を低減することができる。
また、図6に示されるように、第2実施例では、可変バルブ50の弁体の貫通孔の内径を小さくすることで、高圧時(図6中の(3)の状態)の燃料蒸発ガスの循環量をさらに少なくすることができる。
また、図7に示されるように、第1比較例の燃料供給装置では、可変バルブの通気流路の内径が小さい状態から、燃料タンク14の内圧が第2の所定値(6A)以上となることで、可変バルブの通気流路の内径が大きい状態に変化する構成とされている。この燃料供給装置では、燃料タンク14の内圧が法規モード外で高くなったときに、図7中の領域84に示すように可変バルブの通気流路の内径が大きいことで、燃料蒸発ガスの循環量が多くなりすぎ、燃料蒸発ガスの一部が大気中に放出される可能性がある。
さらに、図7に示されるように、第2比較例の燃料供給装置では、可変バルブが設けられていない。このため、法規モードで燃料タンク14の内圧が高くなったときに、第1比較例と比べて燃料蒸発ガスの循環量を多くすることができず、キャニスタ28等のエバポシステムに負荷がかかる可能性がある。
これに対して、第1実施例の燃料供給装置12では、図2に示す可変バルブ50の通気流路の内径が小さい状態から、燃料タンク14の内圧が大きくなることで可変バルブ50の通気流路の内径が大きい状態となり(図3参照)、さらに燃料タンク14の内圧が大きくなることで可変バルブ50の通気流路の内径が小さい状態となる(図4参照)。このため、法規モードで燃料タンク14の内圧が高くなったときに、燃料蒸発ガスの循環量が多くなることで、キャニスタ28等のエバポシステムへの負荷を低減することができる。また、法規モード外で燃料タンク14の内圧が高くなったときに、燃料蒸発ガスの循環量を低減することができ、燃料蒸発ガスが燃料給油口18から大気へ排出させることを防止又は抑制することができる。
なお、可変バルブ50の弁体の構成は、上記実施形態の構成に限定されるものではない。本発明は、燃料タンクの内圧が所定値以上の場合に通気流路の内径(軸方向と直交する方向における通気流路開口面積)を小さくする構成であれば、可変バルブ50の弁体の構成は変更が可能である。
12 燃料供給装置
14 燃料タンク
18 燃料給油口
42 ブリーザパイプ(循環流路)
50 可変バルブ
53 内壁
54 通気流路内径変更手段
56 弁体
58 貫通孔
60 貫通孔

Claims (5)

  1. 内部に燃料を収容可能な燃料タンクと、
    前記燃料タンク内と燃料給油口側とに接続され、燃料タンク内の燃料蒸発ガスを燃料給油口側に循環させる循環流路と、
    前記循環流路に設けられ、燃料蒸発ガスの循環量を調整する可変バルブと、
    前記可変バルブに設けられ、前記燃料蒸発ガスが流れる通気流路の開口面積を前記燃料タンクの内圧に応じて変更する開口面積変更手段と、
    を有し、
    開口面積変更手段は、前記可変バルブの内壁と間隔をおいて配置されると共に前記燃料タンクの内圧に応じて前記可変バルブ内を移動する弁体と、前記弁体を前記燃料タンク側に付勢する付勢部材と、を備え、
    所定値は、第2の所定値よりも大きく、
    前記開口面積変更手段は、
    前記燃料タンクの内圧が前記第2の所定値よりも小さいときに、前記弁体が前記付勢部材の力により前記燃料タンク側に移動して前記通気流路の開口面積を小さくし、
    前記燃料タンクの内圧が第2の所定値以上かつ前記所定値よりも小さいときに、前記弁体が前記付勢部材の力に抗して前記燃料給油口側の軸方向中間部に移動して前記通気流路の開口面積を大きくし、
    さらに、前記燃料タンクの内圧が前記所定値以上となったときに、前記弁体が前記付勢部材の力に抗して前記燃料給油口側に最も移動し前記通気流路の開口面積を小さくする構成とされている燃料供給装置。
  2. 前記通気流路の開口面積の変更は、前記可変バルブを流れる前記燃料蒸発ガスの流圧により行う請求項1に記載の燃料供給装置。
  3. 前記弁体に前記燃料蒸発ガスが流れる貫通孔が設けられており、
    前記開口面積変更手段は、
    前記燃料タンクの内圧が前記第2の所定値よりも小さいときに、前記弁体が前記可変バルブ内における前記燃料タンク側に位置して前記燃料蒸発ガスが前記貫通孔を流れ、
    前記燃料タンクの内圧が前記第2の所定値以上かつ前記所定値よりも小さいときに、前記弁体が前記可変バルブ内における軸方向中間部に移動して前記燃料蒸発ガスが前記貫通孔および前記弁体と前記内壁との間を流れ、
    さらに前記燃料タンクの内圧が前記所定値以上となったときに、前記弁体が前記可変バルブ内における前記燃料給油口側に最も移動して前記燃料蒸発ガスが前記貫通孔を流れる構成とされている請求項1又は請求項2に記載の燃料供給装置。
  4. 前記可変バルブの内壁に前記弁体を軸方向に沿ってガイドする複数のリブを備える請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の燃料供給装置。
  5. 前記循環流路の内壁面におけるケースの後壁部との接続部に半径方向外側に窪んだ窪み部を備え、前記付勢部材の他端が前記窪み部の端壁に支持されている請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の燃料供給装置。
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