JP6280446B2 - タイヤモールド及びタイヤ加硫装置 - Google Patents

タイヤモールド及びタイヤ加硫装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6280446B2
JP6280446B2 JP2014109538A JP2014109538A JP6280446B2 JP 6280446 B2 JP6280446 B2 JP 6280446B2 JP 2014109538 A JP2014109538 A JP 2014109538A JP 2014109538 A JP2014109538 A JP 2014109538A JP 6280446 B2 JP6280446 B2 JP 6280446B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
pattern
peripheral surface
tire
base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014109538A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015223757A (ja
Inventor
敏之 前田
敏之 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
Priority to JP2014109538A priority Critical patent/JP6280446B2/ja
Priority to PCT/JP2015/065018 priority patent/WO2015182578A1/ja
Priority to CN201580027227.8A priority patent/CN106414013B/zh
Priority to US15/304,895 priority patent/US10099442B2/en
Priority to EP15799711.5A priority patent/EP3150351B1/en
Publication of JP2015223757A publication Critical patent/JP2015223757A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6280446B2 publication Critical patent/JP6280446B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D30/00Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
    • B29D30/06Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
    • B29D30/0601Vulcanising tyres; Vulcanising presses for tyres
    • B29D30/0606Vulcanising moulds not integral with vulcanising presses
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C33/00Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor
    • B29C33/10Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor with incorporated venting means
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C35/00Heating, cooling or curing, e.g. crosslinking or vulcanising; Apparatus therefor
    • B29C35/02Heating or curing, e.g. crosslinking or vulcanizing during moulding, e.g. in a mould
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D30/00Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
    • B29D30/06Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
    • B29D30/0601Vulcanising tyres; Vulcanising presses for tyres
    • B29D30/0606Vulcanising moulds not integral with vulcanising presses
    • B29D30/0629Vulcanising moulds not integral with vulcanising presses with radially movable sectors
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D30/00Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
    • B29D30/06Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
    • B29D30/0601Vulcanising tyres; Vulcanising presses for tyres
    • B29D30/0606Vulcanising moulds not integral with vulcanising presses
    • B29D2030/0607Constructional features of the moulds
    • B29D2030/0617Venting devices, e.g. vent plugs or inserts
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29KINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
    • B29K2021/00Use of unspecified rubbers as moulding material
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
    • B29L2030/00Pneumatic or solid tyres or parts thereof
    • B29L2030/002Treads

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)

Description

本発明は、タイヤを加硫するモールド及び加硫装置に関する。
未加硫タイヤ(以下、単にタイヤという)を加硫するモールドとして、母材となるベースモールドと、ベースモールドよりも薄肉に形成された表層部となるパターンモールドとを組み合わせてなるモールドが知られている。特許文献1には、ベースモールドとパターンモールドとが接する接合面の周長を実質的に同一の周長として、接合面の形状を対応させた形態のモールドが開示されている。
上記モールドは、加硫装置内においてタイヤのクラウン部を周方向に取り込むように複数配置され、周方向に隣接する各モールドにおけるベースモールドの周方向端面同士、及び各モールドにおけるパターンモールドの周方向端面同士が緊密に接合することにより、タイヤのクラウン部を取り囲む円環状の密閉空間を形成する。また、パターンモールドには、加硫対象となるタイヤのクラウン部に形成すべきトレッドパターンや意匠等に対応する凹凸が形成されている。そして、このようなモールドによれば、ベースモールドに組み付けられたパターンモールドを当該パターンモールドとは異なる凹凸を有するパターンモールドに交換するだけで、異なるトレッドパターンを有するタイヤを加硫することができるとされている。
しかしながら、パターンモールドには上記凹凸のみならず、加硫時にパターンモールドの周面のタイヤ表面との間に滞留する空気を排出するための微小な空気孔が設けられており、当該空気孔の位置は、上記凹凸の形状、位置等に応じて設定される。また、当該空気孔は、ベースモールド内部に設けられた排出路と連通しており、上記空気孔から導出された空気は、ベースモールド内部に形成された排出孔や排出路を経由してモールドの外部に排出される。
つまり、上記モールドにあっては、パターンモールドの交換によって空気孔の位置が変更された場合、元のベースモールドを使用することができず、交換後のパターンモールドの空気孔の位置に対応した排出孔を有するベースモールドを別途作製しておく必要が生じ、モールドの作製工期、コストが増大する。
特許第4382673号公報
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであって、ベースモールドに組み付けられたパターンモールドを異なるパターンモールドに変更する場合であっても、ベースモールドを変更することなくリユース可能なタイヤモールド及びタイヤ加硫装置を提供する。
上述の課題を解決するための構成として、ベースモールドと、当該ベースモールドに着脱可能に組み付けられるパターンモールドとを備え、タイヤのクラウン部に対向する前記パターンモールドに形成されたパターン成型面により、クラウン部にトレッドパターンを形成するタイヤモールドであって、ベースモールドは、パターンモールドにおけるパターン成型面とは反対側の接合外周面と接合する接合内周面を有し、当該接合内周面の周長が前記接合外周面の周長よりも短く設定され、パターンモールドは、接合外周面に形成され、周方向又は幅方向の端面側に延長する空気排出路を有し、パターンモールドが周方向及び幅方向、又はこれらのいずれかの方向に分割された複数の分割ピースからなり、分割ピースは、ベースモールドの接合内周面内に形成された複数の締結部を介して組み付けられ、複数の締結部は、分割ピースがベースモールドに組み付けられた状態において、不使用となる締結部を含む構成とした。
本構成によれば、ベースモールドが、パターンモールドにおけるパターン成型面とは反対側の接合外周面と接合する接合内周面を有し、当該接合内周面の周長が接合外周面の周長よりも短い寸法であるため、複数のタイヤモールドのパターンモールド同士を周方向に配置した状態において、パターンモールドの径方向外側に周方向に隣り合うベースモールドによって形成される空隙部を形成でき、パターンモールド側から導出された空気を空隙部を介して排出することが可能となる。よって、パターンモールドを異なるパターンモールドに変更する場合であってもベースモールドを変更することなくリユースできる。また、複数の締結部が、分割ピースがベースモールドに組み付けられた状態において、不使用となる締結部を含むため、分割ピース1つ当りの分割角度の減少によって分割ピースの総数が増大した場合であっても、増大後の分割ピースをベースモールドに適切に組み付けることができる。よって、パターンモールドを構成する分割ピース1つあたりの分割角度が変更された場合であってもベースモールドを変更することなくリユースできる。
また、タイヤ加硫装置の構成として、ベースモールドと、ベースモールドに着脱可能に組み付けられ、タイヤのクラウン部に対向するパターン成型面により前記クラウン部にトレッドパターンを形成するパターンモールドとを有するタイヤモールドを複数備え、当該複数のタイヤモールドがタイヤのクラウン部に沿って配列されたタイヤ加硫装置であって、ベースモールドは、パターンモールドにおけるパターン成型面とは反対側の接合外周面と接合する接合内周面を有し、当該接合内周面の周長が接合外周面の周長よりも短く設定され、パターンモールドは、接合外周面に形成され、周方向又は幅方向の端面側に延長する空気排出路を有し、パターンモールドは、周方向及び幅方向、又はこれらのいずれかの方向に分割された複数の分割ピースからなり、分割ピースは、ベースモールドの接合内周面内に形成された複数の締結部を介して組み付けられ、複数の締結部は、分割ピースがベースモールドに組み付けられた状態において、不使用となる締結部を含み、複数のタイヤモールドのうち、周方向に隣り合うタイヤモールドにおける各パターンモールドの周方向端面同士が接触し、各ベースモールドの周方向端面同士が非接触とされた構成とした。
本構成によれば、周方向に隣り合うモールドにおける各ベースモールドの周方向端面同士が非接触であるため、各ベースモールドの周方向端面間に空隙部が形成され、パターンモールド側から導出された空気を空隙部を介して排出することが可能となる。よって、パターンモールドを異なるパターンモールドに変更する場合であってもベースモールドを変更することなくリユースできる。また、複数の締結部が、分割ピースがベースモールドに組み付けられた状態において、不使用となる締結部を含むため、分割ピース1つ当りの分割角度の減少によって分割ピースの総数が増大した場合であっても、増大後の分割ピースをベースモールドに適切に組み付けることができる。よって、パターンモールドを構成する分割ピース1つあたりの分割角度が変更された場合であってもベースモールドを変更することなくリユースできる。また、周方向に隣り合うモールドにおける各パターンモールドの周方向端面同士が互いに接触する位置を、周方向に隣り合うモールドにおける各ベースモールドの間とすれば空気を効率よく排出することができる。
また、タイヤ加硫装置の他の構成として、ベースモールドを周方向及び幅方向、又はこれらのいずれかの方向に分割された複数の分割ピースから構成し、各分割ピース同士を非接触の状態とした。
本構成によれば、各分割ピース同士が非接触であるため、その間に空隙部が形成され、パターンモールド側から導出された空気を空隙部を介して排出することが可能となる。また、パターンモールドを構成する複数の分割ピース同士の接触する位置を、ベースモールドを構成する複数の分割ピースの間とすれば、空気を効率的に排出することができる。
お、上記発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、特徴群を構成する個々の構成もまた発明となり得る。
加硫装置を示す概略断面図である。 セクターモールドを示す全体斜視図である。 セクターモールドの幅方向断面図(図2のA−A断面)である。 セクターモールドの配置を説明する平面図である。 空気排出路を説明する側面図である。 セクターモールドを示す全体斜視図である(他の実施形態)。 セクターモールドの幅方向断面図(図6のA−A断面)である。 ベースモールド及びパターンモールドの側面図である(他の実施形態)。
以下、発明の実施形態を通じて本発明を詳説するが、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明される特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、加硫装置1の概略断面図である。同図に示すように、加硫装置1は、回転中心軸が上下方向に延長する横置き状態で投入された未加硫タイヤ(以下、単にタイヤという)Tの一方のサイド部S1を成型,加硫するサイドモールド2と、当該サイドモールド2と対向し、タイヤTの他方のサイド部S2を成型,加硫するサイドモールド3とを備える。加硫装置1は、サイドモールド2;3の間において、タイヤTのクラウン部C1に沿って配設され、主にクラウン部C1を成型,加硫する複数のセクターモールド4を備える。
タイヤTは、例えば図外のタイヤ成型ドラム上において成型された未加硫のタイヤである。タイヤTは、加硫装置1内において、上下方向に離間して配設された一対のビード部Tb;Tbに跨ってトロイダル状に延在する図外のカーカスや、クラウン部C1においてカーカス上に積層される複数のベルト及びトレッドゴム、サイド部S1;S2においてカーカス上に配置されるサイドゴム等の部材を含んで構成される。
サイドモールド2は、中央部が開口した円盤状の金型である。サイドモールド2は、タイヤTが載置された状態において、成型面2aが一方のビード部Tb;Tbの近傍からクラウン部C1方向に延在するサイド部S1の表面と当接し、当該サイド部S1の表面を型付けする。また、サイドモールド2は、加熱室5aを有する基台5上に配設されている。加熱室5aは、サイドモールド2の外周面と対向するように、基台5内に形成される環状の流路である。加熱室5a内には、図外の熱源供給装置から加熱媒体が供給され、加熱媒体が生じる熱は、サイドモールド2を介してサイド部S1側に伝達される。サイドモールド2の開口部は、一方のビード部Tb;Tbの周囲を型付けするビードリング8a、及び後述のブラダー10を把持するクランプリング12aによって閉鎖される。
サイドモールド3は、サイドモールド2と同様に、中央部が開口した円盤状の金型である。サイドモールド3は、タイヤTが載置された状態において、成型面3aが他方のビード部Tb;Tbの近傍からクラウン部C1方向に延在するサイド部S2の表面と当接し、当該サイド部S2の表面を型付けする。サイドモールド3は、センターポスト6の昇降動作によって昇降自在とされたアウターリング7の下面に配設されている。アウターリング7の内部には、加熱室7aが形成されている。加熱室7aは、サイドモールド3の外周面と対向するように、アウターリング7内に形成される環状の流路である。加熱室7a内には、加熱室5aと同様に図外の熱源供給装置から加熱媒体が供給され、加熱媒体が生じる熱は、サイドモールド3を介してサイド部S2側に伝達される。また、サイドモールド3の開口部は、他方のビード部Tb;Tbの周囲を型付けするビードリング8b、及び後述のブラダー10を把持するクランプリング12bによって閉鎖される。
複数のセクターモールド4は、互いに周方向に組み合わされた状態において、タイヤTの主な接地面となるクラウン部C1と、当該クラウン部C1の幅方向両側に位置するバットレス部B1;B2を包囲する。なお、詳細については後述するがセクターモールド4は、母材部としてのベースモールド20と、ベースモールド20に対して着脱自在に組み付けられる表層部としてのパターンモールド30とから構成される。図4に示すように、複数のセクターモールド4が組み合わされると、セクターモールド4を構成するパターンモールド30の周方向端面39a;39bが、隣接するセクターモールド4におけるパターンモールド30の周方向端面39b;39aと緊密に接合する。一方、パターンモールド30の径方向外側に位置するベースモールド20の周方向端面29a;29bは、隣接するセクターモールド4におけるベースモールド20の周方向端面29b;29aと離間した状態とされる。
セクターモールド4は、タイヤTの周方向に沿って均等な角度で例えば9つ配置される。図2に示すように、クラウン部C1及びバットレス部B1;B2の表面と当接するパターンモールド30のパターン成型面4aには、クラウン部C1の表面上に所定のトレッドパターンを型付けする凹凸や、エア抜き孔が形成されている。このようなパターン成型面4aがクラウン部C1の表面と当接することにより、クラウン部C1には、パターン成型面4aに形成された凹凸が反転したトレッドパターンが型付けされる。なお、パターン成型面4aの詳細については後述する。
図1に示すように、複数のセクターモールド4は、基台5上に配設されたスライダ機構に沿って径方向に拡径又は縮径自在に搭載された複数のセグメント9によって保持される。セグメント9の外周面9aは、アウターリング7のアーム部11の内周面11bと同一勾配の傾斜面として形成される。加硫工程の開始時には、センターポスト6の降下によりセグメント9の外周面9aと、アーム部11の内周面11bとが勾配に沿って摺接し、複数のセグメント9を径方向に縮径させる。図1,図4に示すように、セグメント9の内周面9bは、セクターモールド4を構成するベースモールド20の外周面21と相補するように接合可能な形状を有している。また、内周面9b及び外周面21の周長は、実質的に同一、又は異なるように設定されている。
センターポスト6が降下限度位置まで降下すると、複数のセクターモールド4は、タイヤTのクラウン部C1を周方向に沿って包囲するように組み合わされる。図1に示すように、アウターリング7のアーム部11内には、セグメント9の外周面9aと対向するように環状の加熱室11aが形成されている。加熱室11a内には、他の加熱室5a;7aと同様に図外の熱源供給装置から加熱媒体が供給され、加熱媒体が生じる熱は、セグメント9及びセクターモールド4を介してクラウン部C1側に伝達される。加硫工程が完了し、タイヤTを脱型するに際しては、センターポスト6の上昇によりアウターリング7のアーム部11によるセグメント9の拘束を解除し、各セグメント9を径方向外側に拡径する。
サイドモールド2;3、及び複数のセクターモールド4によって包囲されたタイヤTの内周面側には、ブラダー10が配設される。ブラダー10は、加硫装置1の外部から供給される流体によって膨張する伸縮体である。ブラダー10の膨張によってブラダー10の外周面は、タイヤTの内周面と密着し、タイヤTの外周面全域をサイドモールド2;3、及び複数のセクターモールド4側に押し付ける。
以上のとおり、加硫装置1内のタイヤTは、サイドモールド2;3、複数のセクターモールド4、及びブラダー10によって加圧された状態に置かれる。さらに、タイヤTは、複数の加熱室5a;7a;11a内に供給される加熱媒体により加熱され、加硫が徐々に進行する。
以下、図2〜図4を参照して、実施形態に係るセクターモールド4の構造について詳説する。なお、説明の便宜上、セクターモールド4をタイヤTのクラウン部C1と対応するセンター領域CCe、及びショルダー領域CSh1;CSh2と、タイヤTのバットレス部と対応するバットレス領域Rb1;Rb2とに分けているが、これらの領域は、加硫対象となるタイヤTのクラウン部C1及びバットレス部B1;B2のプロファイル形状に応じて変化するものである。本実施形態において、セクターモールド4のセンター領域CCeは、少なくともタイヤTのクラウン部C1の幅方向中心(タイヤセンターTC)を跨ぐ領域であり、ショルダー領域CSh1;CSh2は、タイヤTのクラウン部C1におけるセンター領域CCeを除く残余の部位と対応する領域であるものとする。
図2は、複数のセクターモールド4のうち、1のセクターモールド4を示す概略斜視図である。また、図3は、セクターモールド4の幅方向断面図(A−A断面)である。なお、説明中の幅方向、周方向、径方向とは、図1に示す加硫装置1内に配置されたタイヤTを基準とした方向である。
図2に示すように、セクターモールド4は、母材部としてのベースモールド20と、当該ベースモールド20に対して着脱自在に組み付けられる表層部としての薄肉なパターンモールド30とを備える。ベースモールド20及びパターンモールド30は、例えばアルミニウムや鉄、ステンレス鋼等の金属材料からなる。また、ベースモールド20は、例えば鋳造工程や切削工程を経て作製されている。パターンモールド30は、3次元CADデータ等の基本モデルに基づいて、一般的な鋳造工程や切削工程を経て、或いは、積層造形工程を経て作製されているものとする。以下、ベースモールド20とパターンモールド30の具体的形状について説明する。
図2,図3に示すように、ベースモールド20は、セグメント9の内周面9bと相補する形状を有し、当該内周面9bと緊密に接合する外周面21を有する。なお、セグメント9とベースモールド20とは、図外の固定手段により着脱自在とされている。外周面21の径方向反対側には、パターンモールド30の外周面(接合外周面)32と接合する内周面(接合内周面)22が形成される。内周面22は、パターンモールド30の外周面32と相補するように接合可能な形状を有している。図2,図4に示すように、ベースモールド20の内周面22の周長(周方向寸法)L1は、パターンモールド30の外周面32の周長(周方向長さ)L2よりも短く設定されている。よって、パターンモールド30がベースモールド20に組み付けられると、パターンモールド30の周方向端面39a;39bは、それぞれベースモールド20の周方向端面29a;29bよりも周方向に突出した状態となる。
図3に示すように、ベースモールド20の内周面22には、径方向外側に向けて窪む複数の位置決め凹部22a;22aが開設される。各位置決め凹部22a;22aは、幅方向両側部に均等な間隔で形成される。位置決め凹部22aは、当該位置決め凹部22aの底部から外周面21側に延長するボルト挿入孔23を介して外周面21と連通する。ボルト挿入孔23には、外周面21側から内周面22側に向けて固定手段としてのボルト24が螺入可能となっている。ボルト24の先端部に形成されたネジ部は、パターンモールド30の外周面32に設けられた複数の位置決め凸部32aのネジ部(雌ネジ)に螺合する。位置決め凹部22a;22a及びこれに対応するボルト挿入孔23は、周方向に沿って例えば10°の間隔を有して配列されている。
内周面22の幅方向両側部にはそれぞれ、パターンモールド30に形成された接合片部34;34の接合外周面34a;34bの形状と相補する接合内周面26a;26bが形成される。接合内周面26a;26bには、複数のボルト挿入孔27a;27bが開設されている。当該複数のボルト挿入孔27a;27bは、前述の位置決め凹部22a;22a、及びこれに対応するボルト挿入孔23と同様に、周方向に沿って例えば10°の間隔を有して配列されている。
以上のとおり、ベースモールド20の内周面22には、位置決め凹部22a;22a及びこれに対応するボルト挿入孔23やボルト挿入孔27a;27bによって構成され、幅方向及び周方向に渡って配列された複数の締結部が形成されている。そして、本実施形態においては、後述のとおりパターンモールド30が、周方向に隣接する2つの分割ピース30A;30Bによって構成されているため、当該分割ピース30A;30Bのベースモールド20への締結に要する締結部は、複数の締結部のうちの一部となり、他の締結部については不使用となる。このように、複数の締結部を周方向に沿って所定の間隔ごとに形成しておけば、1の分割ピースの周方向角度(分割角度)の減少によってベースモールド20上に組み付けられる分割ピースの数が増大した場合であっても同じベースモールド20に対して増大後の分割ピースを自在に着脱することが可能となる。
次に、ベースモールド20に対して組み付けられるパターンモールド30について説明する。本実施形態においてパターンモールド30は、2つの分割ピース30A;30Bが周方向に組み合わされた状態でベースモールド20に組み付けられる。パターンモールド30(分割ピース30A;30B)は、ベースモールド20の内周面22と接合する外周面(接合外周面)32を有する。外周面32には、ベースモールド20の内周面22に設けられた複数の位置決め凹部22a;22aの位置と対応する複数の位置決め凸部32a;32aが突設される。位置決め凸部32aは、位置決め凹部22aの内径と略対応する外径を有する円筒状である。また、位置決め凸部32aの内周部には、ボルト24の先端部と螺合するネジ部が形成されている。なお、位置決め凸部32aの位置は、ベースモールド20の内周面22に設けられた複数の位置決め凹部22a;22aの位置に応じて任意に設定できる。
ベースモールド20とパターンモールド30との組み付けは、ベースモールド20に設けられた複数の位置決め凹部22a内に、パターンモールド30を構成する各分割ピース30A;30Bの外周面32に設けられた位置決め凸部32aを嵌め込んで位置合わせした後、ベースモールド20の外周面21側からボルト挿入孔23を介して各位置決め凸部32a内にボルト24を螺入,締結する。さらに、パターンモールド30(分割ピース30A;30B)に設けられた複数のボルト孔35(図示の例では合計4箇所)側から複数のボルト挿入孔27a;27bに対して図外のボルトを螺入,締結する。これにより、周方向に隣接する分割ピース30A;30Bの周方向端面37a;37bが緊密に接合した状態となって1のパターンモールド30を構成するとともに、ベースモールド20と強固に一体化され、ベースモールド20の内周面22とパターンモールド30の外周面32とが緊密に接合する。なお、複数のボルト孔35の位置についてもベースモールド20の接合内周面26a;26bに設けられたボルト挿入孔27a;27bの位置に応じて任意に設定できる。
パターンモールド30の外周面32の径方向反対側には、パターン成型面4aを構成するショルダー側内周面36a;36b、センター側内周面38、及びバットレス側内周面42a;42bが連続して形成される。図2に示すように、センター側内周面38上には、複数の主溝成型凸部43;43が突設される。主溝成型凸部43;43は、周方向に沿って連続して延長し、タイヤセンターTCを挟んで等間隔に形成される。また、ショルダー側内周面36a;36b上には、それぞれ複数の横溝成型凸部44a;44bが形成される。複数の横溝成型凸部44aは、ショルダー側内周面36aの周方向に沿って均等な間隔を有して配置され、一方の主溝成型凸部43側からバットレス側内周面42a側に向かって弧状に延長する。一方、複数の横溝成型凸部44bは、ショルダー側内周面36bの周方向に沿って横溝成型凸部44aよりも狭い間隔を有して均等に配置され、他方の主溝成型凸部43側からバットレス側内周面42b側に向かって弧状に延長する。このように、パターン成型面4aを構成するショルダー側内周面36a;36b及びセンター側内周面38には、加硫対象となるタイヤTのクラウン部C1に所望のトレッドパターンを成型するための凸部が設けられている。そして、タイヤTがパターン成型面4aに押し付けられた状態で加硫されることにより、タイヤTのクラウン部C1には、凸部の形状が反転した形状を有する溝や接地面を含むトレッドパターンが形成される。
図2に示すように、センター側内周面38には、周方向に沿って所定の間隔を有する複数のエア抜き孔45が形成される。図3に示すように、エア抜き孔45は、外周面32に達する貫通孔であって、加硫開始時にパターン成型面4aとクラウン部C1との間に滞留する空気を径方向外側に位置するベースモールド20側に導出する。本例において、エア抜き孔45は、主溝成型凸部43;43の中間位置に設けられている。また、ショルダー側内周面36aには、周方向に沿って複数のエア抜き孔46が形成される。当該エア抜き孔46は、エア抜き孔45と同様に外周面32に達する貫通孔である。本例においてエア抜き孔46は、周方向に沿って均等に配置された横溝成型凸部44aの中間位置に設けられている。また、ショルダー側内周面36bには、周方向に沿って複数のエア抜き孔47が形成される。当該エア抜き孔47は、エア抜き孔45;46と同様に外周面32に達する貫通孔である。本例においてエア抜き孔47は、周方向に沿って均等に配置された横溝成型凸部44bの中間位置に設けられている。以上のとおり、エア抜き孔45乃至47は、パターン成型面4aに形成された主溝成型凸部43;43や横溝成型凸部44a;44bの位置、形状に応じて適宜配置されており、パターン成型面4aとクラウン部C1との間に滞留する空気をベースモールド20側に導出することにより、加硫後のタイヤTに気泡等の成型不良が生じることを防止する。なお、本例においては、エア抜き孔45;46;47を円孔として形成したが、その形状はなんら限定されるものではない。例えば、円孔をスリット状として、空気を導出してもよい。
次に、エア排出路48について説明する。図3に示すように、パターンモールド30の外周面32には、径方向内側に向けて窪む複数のエア排出路48が形成される。各エア排出路48は、上述のエア抜き孔45乃至47の位置と対応するように幅方向に沿って所定の間隔を有して配置される。各エア排出路48は、パターンモールド30の周方向に沿って連続して延長しており、その両端部はパターンモールド30の周方向端面39a;39bに臨む。図3に示すように、パターンモールド30がベースモールド20に組み付けられた状態において、エア排出路48の開口は、ベースモールド20の内周面22によって閉塞される。よって、エア排出路48は、周方向の両端部が大気開放された流路となる。
図4は、加硫中におけるセクターモールド4の位置関係を説明する概略平面図である。図5は、周方向に隣り合うセクターモールド4A;4Bをベースモールド20の外周面21側から見た透過側面図である。図4において、複数のセクターモールド4A〜4Iは、タイヤTの回転中心Rを中心として円周方向に9つ配置されている。各セクターモールド4A〜4Iを構成するパターンモールド30の周方向における角度(分割角度)は、40°に設定されており、周方向に隣接するパターンモールド30同士は、緊密に接合した状態とされる。より詳細には、例えば周方向に隣り合うセクターモールド4A及びセクターモールド4Iを例とすると、セクターモールド4Aにおけるパターンモールド30の周方向端面39bは、隣り合うセクターモールド4Iにおけるパターンモールド30の周方向端面39aと隙間なく緊密に接合した状態とされる。そして、各セクターモールド4A〜4Iのパターンモールド30における周方向端面39a;39bが、隣り合うセクターモールド4A〜4Iのパターンモールド30における周方向端面39b;39aと隙間なく緊密に接合することにより、タイヤTのクラウン部C1及びバットレス部B1;B2の表面は、パターンモールド30のパターン成型面4aによって円環状に取り囲まれる。なお、本例において、1のパターンモールド30は、2つの分割ピース30A;30Bにより構成されているため、分割ピース30A;30B1つ当りの分割角度は例えば20°に設定されている。
一方、各セクターモールド4A〜4Iを構成するベースモールド20の周方向における角度(分割角度)は、37°に設定されており、隣り合うベースモールド20に対して6°の隙間を有して離間した状態となる。より詳細には、例えば周方向に隣り合うセクターモールド4A及びセクターモールド4Bを例とすると、セクターモールド4Bにおけるベースモールド20の周方向端面29bは、セクターモールド4Aにおけるベースモールド20の周方向端面29aと6°の隙間を有して対向した状態とされる。そして、各セクターモールド4A〜4Iのベースモールド20における周方向端面29a;29bが、隣り合うセクターモールド4A〜4Iのベースモールドにおける周方向端面29b;29aと隙間を有して対向することにより、パターンモールド30の周方向端面39a:39b同士が接合する接合部(分割位置)Uと対応する径方向外側には、ベースモールド20が存在しない空隙部Kが形成される。
即ち、本実施形態におけるセクターモールド4A〜4IがタイヤTのクラウン部C1の周囲を取り囲むように配置された場合、各セクターモールド4A〜4Iを構成するパターンモールド30同士のみが接触し、パターンモールド30の径方向外側に位置するベースモールド20同士は、空隙部Kを有して周方向に非接触の状態とされる。
そして、図5に示すように周方向に隣り合うベースモールド20同士が非接触の状態とされることにより、前述のエア排出路48によってパターンモールド30の周方向端面39a;39b側に導出される空気は、径方向外側に位置する空隙部Kを経由して大気に排出されることとなる。このように、本実施形態においては、複数のベースモールド20を周方向において非接触の状態として空隙部Kを設け、パターンモールド30のパターン成型面4aに形成された主溝成型凸部43;43や横溝成型凸部44a;44b等の凹凸の位置や形状に依存して設定されるエア抜き孔45〜47の位置に拘わらず、空気を大気に排出することが可能となる。換言すれば、本実施形態においてパターン成型面4aとクラウン部C1との間に滞留する空気を導出する構造がパターンモールド30側に集約して設けられ、当該空気を導出する構造によって導出された空気が隣り合うベースモールド20の空隙部Kから大気に排出されるため、ベースモールド20自体に空気を排出する機構を別途設ける必要がない。
よって、例えば図2に示すパターン成型面4aを有するパターンモールド30によるタイヤTの加硫完了後、当該パターンモールド30をベースモールド20から取り外し、主溝成型凸部43;43や横溝成型凸部44a;44b等の凹凸の位置や形状、或いはエア抜き孔45〜47の位置等が異なるパターン成型面4aを有するパターンモールド30´を付け替えて、異なるトレッドパターンを有するタイヤTを加硫するに際して、ベースモールド20をリユースでき、付け替え後のパターンモールド30´に対応するベースモールド20を別途作製する必要がない。
また、本実施形態では、ベースモールド20の内周面22に周方向に沿って所定の間隔で複数の締結部が形成されているため、ベースモールド20対して組み付けられるパターンモールド30を構成する分割ピースの数が増大した場合であっても同じベースモールド20に対して増大後の分割ピースを自在に着脱することが可能となる。なお、ここで分割ピースの数が増大する場合とは、パターンモールド30のパターン成型面4aにおける主溝成型凸部43;43や横溝成型凸部44a;44b等の凹凸の位置や形状、及びこれに依存するエア抜き孔45〜47の配置等の理由により、割り付け位置を細分化して分割ピース1つ当りの周方向の分割角度を小さくする場合が挙げられる。また、加硫対象となるタイヤTのタイヤ径が大型であること等に起因してパターンモールド30の全体形状を積層造形に係る製造設備で一度に作製できない等の理由により分割ピース1つ当りの周方向の分割角度を小さくする場合が挙げられる。
そして、本実施形態に係るベースモールド20によれば、上述の理由によりパターンモールド30を構成する分割ピースの数がパターンモールド30ごとに異なるような場合であっても、ベースモールド20を別途作製することなく各分割ピースをベースモールド20に対して適正に組み付けることが可能となる。
さらに、本実施形態に係るセクターモールド4によれば、加硫時において複数のパターンモールド30のみが周方向に接合する構成であるため、同一の加硫装置1において異なる径を有するタイヤTを加硫することが可能となる。具体的には、図4に示す各セクターモールド4A〜4Iのパターンモールド30のパターン成型面4aの周長L3を増減することや、パターンモールド30の肉厚(径方向寸法)を増減することにより、セグメント9及びベースモールド20の構成を維持したまま、異なる径を有するタイヤTを加硫することができる。
なお、上述の実施形態において、パターンモールド30にエア抜き孔45〜47を省略した構成としてもよい。そして、エア抜き孔45〜47を省略した場合、パターン成型面4aとクラウン部C1との間に滞留する空気は、パターンモールド30を構成する分割ピース30A;30Bの周方向端面37a;37b間に生じる微小な空隙(スリット)や、隣接するセクターモールド4の各パターンモールド30の周方向端面39a;39bに生じるスリットを介してベースモールド20側に導出され、当該導出された空気は、エア排出路48、及び空隙部Kを経由して大気に排出されることとなる。また、エア排出路48を幅方向に延長する構成としてもよい。
次に、図6,図7を参照して、他の形態に係るセクターモールド4の構成について説明する。なお、以下の説明において上述の実施形態と同様の構成については同一符号を用いてその説明を省略する。上述の実施形態では、ベースモールド20に対して、周方向に分割された分割ピース30A;30Bより構成されたパターンモールド30を組み付けた例を説明した。一方、本実施形態では、特にベースモールド20、及びパターンモールド30が幅方向に分割されている点、及びエア抜き孔45〜47が省略されている点で異なる。
ここで、ベースモールド20、及びパターンモールド30を複数の分割ピースにより構成する場合とは、加硫対象となるタイヤTの幅方向寸法が大であるために、製造設備等の関係からベースモールド20及びパターンモールド30を一体物として作製するのが困難である場合等が挙げられる。
図7に示すように、ベースモールド20を構成するベースモールド分割ピース20A;20Bの割り付け位置、及びパターンモールド30を構成するパターンモールド分割ピース30C;30Dの割り付け位置Pは、主溝成型凸部43によって成型される主溝の成型不良を防止すべく、主溝成型凸部43の位置を避けるようにタイヤセンターTCから側方にオフセットした位置に設定されている。ベースモールド分割ピース20A;20Bの内周面22には、それぞれ径方向外側に向けて窪む位置決め凹部22b;22bが形成される。位置決め凹部22b;22bは、周方向端面29a;29b間に渡って延長している。位置決め凹部22b;22b内には、パターンモールド分割ピース30C;30Dが幅方向に組み合わされた状態において、径方向外側に突出する断面矩形状の位置決め凸部32b;32bが適合する。
位置決め凹部22b;22bは、当該位置決め凹部22b;22bの底部からそれぞれ外周面21側に延長するボルト挿入孔23を介して外周面21と連通する。ボルト挿入孔23には、外周面21から内周面22に向けて固定手段としてのボルト24が挿入可能となっている。当該ボルト24の先端部に形成されたネジ部は、パターンモールド30の外周面32に設けられた位置決め凸部32b;32bのネジ部(雌ネジ)に螺合する。
パターンモールド分割ピース30C;30Dにそれぞれ形成された位置決め凸部32b;32bは、パターンモールド分割ピース30C;30Dが組み合わされた状態において位置決め凹部22b;22bに適合する断面形状を有する矩形状である。また、位置決め凸部32b;32bの径方向外側端面には、ボルト24の先端部と螺合するネジ部が形成されている。また、位置決め凸部32b;32bにおける割り付け位置P側には、断面三角形状の切欠き部40a;40aが形成されている。切欠き部40a;40aは、パターンモールド分割ピース30C;30Dが組み合わされた状態において、エア排出路48を構成し、その両端部はパターンモールド30の周方向端面39a;39bに臨む。
ベースモールド20とパターンモールド30との組み付けの一例としては、ベースモールド20を構成するベースモールド分割ピース20A;20Bに対して、それぞれパターンモールド分割ピース30C;30Dを一体化する。具体的には、パターンモールド分割ピース30C;30Dに形成された位置決め凸部32b;32bをベースモールド分割ピース20A;20Bに形成された位置決め凹部22b;22bに適合させ、ベースモールド20の外周面21側から複数のボルト挿入孔23を介して各位置決め凸部32a;32a,32b;32b内にボルト24を螺入,締結する。さらに、パターンモールド分割ピース30C;30Dに設けられた複数のボルト孔35側から複数のボルト挿入孔27a;27bに対して図外のボルトを螺入,締結する。これにより、ベースモールド分割ピース20Aに対してパターンモールド分割ピース30Cが一体化され、ベースモールド分割ピース20Bに対してパターンモールド分割ピース30Dが一体化された状態となる。次に、パターンモールド分割ピース30C;30Dとそれぞれ一体化されたベースモールド分割ピース20A;20Bをセグメント9の内周面9bに対して図外の固定手段により取り付ける。セグメント9への取り付けによって、ベースモールド分割ピース20A;20Bの幅方向内側端面同士が割り付け位置Pにおいて緊密に接合した状態となる。また、パターンモールド分割ピース30C;30Dの幅方向内側端面同士は、割り付け位置Pにおいて強固に緊密に接合した状態となる。なお、図7の仮想線で示すように、ベースモールド分割ピース20A;20Bの幅方向内側端面同士を割り付け位置Pを挟んで離間した状態とし、互いに非接触としてもよい。
以上の構成によれば、加硫対象となるタイヤTの幅方向寸法が大である場合であってもベースモールド20及びパターンモールド30がそれぞれ、幅方向に分割されたベースモールド分割ピース20A;20B、及びパターンモールド分割ピース30C;30Dにより構成されているため、寸法上の制約を受けることなくセクターモールド4を作製することができる。
また、上記実施形態においては、ベースモールド20の内周面22に位置決め凹部22a;22a、位置決め凹部22b;22b及びこれに対応するボルト挿入孔23を締結部として形成したが、当該締結部の数を幅方向に沿って予め所定の間隔ごとに形成しておけば、1の分割ピースの幅方向の角度(分割角度)の減少によってベースモールド20上に組み付けられる分割ピースの数が増大した場合であっても同じベースモールド20に対して増大後の分割ピースを自在に着脱することが可能となる。
また、本実施形態においてはエア抜き孔45;46;47を設けることなく、パターン成型面4aとクラウン部C1との間に滞留する空気を、割り付け位置Pにおいて接合するパターンモールド分割ピース30C;30Dの幅方向内側端面間に生じる微細な空隙(スリット)から導出する構成としている。当該スリットからベースモールド20側に導出された空気は、位置決め凸部32b;32bの切欠き部40a;40aにより形成されるエア排出路48を介してパターンモールド30の周方向端面39a;39b側に導出され、周方向に隣り合う複数のベースモールド20によって形成される前述の空隙部Kから排出されることとなる。
また、上述の各実施形態においては、パターンモールド30を周方向に分割した分割ピース30A;30Bにより構成した例、幅方向に分割した分割ピース30C;30Dにより構成した例、或いは、ベースモールド20を幅方向に分割したベースモールド分割ピース20A;20Bにより構成した例をそれぞれ説明したが、ベースモールド20及びパターンモールド30の分割方向、及びその配置は、上記組み合わせに限られるものではなく、ベースモールド20及びパターンモールド30それぞれに対して、その方向及び配置を自在に設定できる。
図8は、ベースモールド20及びパターンモールド30を幅方向及び周方向の両方向に分割した例を示す側面図である。同図に示すように、本実施形態に係るベースモールド20は、幅方向及び周方向の両方向に分割された複数のベースモールド分割ピース20A〜20Dから構成されている。また、パターンモールド30についても同様に幅方向及び周方向の両方向に分割された複数のパターンモールド分割ピース30A〜30Dにより構成されている。ここで、例えば、周方向に隣接するベースモールド分割ピース20A;20B同士、及びベースモールド分割ピース20C;20D同士は、所定の間隔で離間しており、互いに非接触の状態とされる。また、幅方向に隣接するベースモールド分割ピース20A;20C同士、及びベースモールド分割ピース20B;20D同士も同様に所定の間隔で離間し、非接触の状態とされる。
一方、周方向に隣接するパターンモールド分割ピース30A;30B、及びパターンモールド分割ピース分割ピース30C;30Dにおける周方向端面同士は、緊密に接合している。同図に示すように、パターンモールド分割ピース30A;30Bの周方向端面同士、及びパターンモールド分割ピース30C;30Dの周方向端面同士が接合する位置は、それぞれベースモールド分割ピース20A;20Bの間、及びベースモールド分割ピース20C;20Dの間に設定されている。
また、幅方向に隣接するパターンモールド分割ピース30A;30C、及びパターンモールド分割ピース30B;30Dにおける幅方向端面同士についても、緊密に接合している。そして、パターンモールド分割ピース30A;30Cの周方向端面同士、及びパターンモールド分割ピース30B;30Dにおける幅方向端面同士が接合する位置は、それぞれベースモールド分割ピース20A;20Cの間、及びベースモールド分割ピース20B;20Dの間に設定されている。
このように、ベースモールド20を両方向に分割し、かつ、各端面同士を離間した状態とすれば、上述した切欠き部40a;40aにより形成されるエア排出路48を設けることなく、各ベースモールド分割ピース20A〜20D間に設けられた空隙から空気を排出することが可能となる。そして、このような構成にあっても、各実施形態における複数の締結部をベースモールド20の内周面22の周方向、幅方向に所定の間隔を持って形成し、分割ピースの周方向及び幅方向の分割角度によっては不使用となる締結部を形成しておけば、1の分割ピースの分割角度の減少によってベースモールド20上に組み付けられる分割ピースの数が増大した場合であっても同じベースモールド20に対して増大後の分割ピースを自在に着脱することが可能となる。
また、上述の各実施形態においては、ベースモールド20の締結部の配列が共通化、規格化されているため、パターンモールド30を積層造形法により作製するに際して、外周面32に設けられる各位置決め凸部32aの位置,形状を上記共通化された締結部の配列に応じて設定すればよいため、パターンモールド30を構成する分割ピースの分割角度が同一であれば、同一の3Dデータ等を用いて外周面32の形状を作製することができる。一方、分割ピースの分割角度が異なる場合でも共通化された締結部の配列に応じて外周面32に設けられる各位置決め凸部32aの位置,形状を決定すればよいため、3Dデータの生成効率を改善することができる。
以上、複数の実施形態を通じて本発明を説明したが、本発明は上述の実施形態に限られるものではない。また、上記各実施形態に係る構成を相互に組み合わせることも当然に可能である。
1 加硫装置,2 サイドモールド,3 サイドモールド,4 セクターモールド,
4a パターン成型面,20 ベースモールド,22 内周面,
22a 位置決め凹部,23 ボルト挿入孔,27a;27b ボルト挿入孔,
29a;29b 周方向端面,30 パターンモールド,
30A;30B;30C;30D 分割ピース,32 外周面,
39a;39b 周方向端面,45;46;47 エア抜き孔,48 エア排出路,
K 空隙部。

Claims (5)

  1. ベースモールドと、当該ベースモールドに着脱可能に組み付けられるパターンモールドとを備え、
    タイヤのクラウン部に対向する前記パターンモールドに形成されたパターン成型面により、前記クラウン部にトレッドパターンを形成するタイヤモールドであって、
    前記ベースモールドは、前記パターンモールドにおけるパターン成型面とは反対側の接合外周面と接合する接合内周面を有し、当該接合内周面の周長が前記接合外周面の周長よりも短く設定され、
    前記パターンモールドは、前記接合外周面に形成され、周方向又は幅方向の端面側に延長する空気排出路を有し、
    前記パターンモールドが周方向及び幅方向、又はこれらのいずれかの方向に分割された複数の分割ピースからなり、
    前記分割ピースは、前記ベースモールドの接合内周面内に形成された複数の締結部を介して組み付けられ、
    前記複数の締結部は、前記分割ピースが前記ベースモールドに組み付けられた状態において、不使用となる締結部を含むことを特徴とするタイヤモールド。
  2. ベースモールドと、
    前記ベースモールドに着脱可能に組み付けられ、タイヤのクラウン部に対向するパターン成型面により前記クラウン部にトレッドパターンを形成するパターンモールドと、
    を有するタイヤモールドを複数備え、当該複数のタイヤモールドが前記タイヤのクラウン部に沿って配列されたタイヤ加硫装置であって、
    前記ベースモールドは、前記パターンモールドにおけるパターン成型面とは反対側の接合外周面と接合する接合内周面を有し、当該接合内周面の周長が前記接合外周面の周長よりも短く設定され、
    前記パターンモールドは、前記接合外周面に形成され、周方向又は幅方向の端面側に延長する空気排出路を有し、
    前記パターンモールドは、周方向及び幅方向、又はこれらのいずれかの方向に分割された複数の分割ピースからなり、
    前記分割ピースは、前記ベースモールドの接合内周面内に形成された複数の締結部を介して組み付けられ、
    前記複数の締結部は、前記分割ピースが前記ベースモールドに組み付けられた状態において、不使用となる締結部を含み、
    前記複数のタイヤモールドのうち、周方向に隣り合うタイヤモールドにおける各パターンモールドの周方向端面同士が接触し、各ベースモールドの周方向端面同士が非接触とされたことを特徴とするタイヤ加硫装置。
  3. 前記周方向に隣り合うタイヤモールドにおける各パターンモールドの周方向端面同士が接触する位置が、前記非接触とされたベースモールドの間であることを特徴とする請求項2に記載のタイヤ加硫装置。
  4. 前記ベースモールドは、周方向及び幅方向、又はこれらのいずれかの方向に分割された複数の分割ピースからなり、各分割ピース同士が非接触の状態とされたことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のタイヤ加硫装置。
  5. 前記パターンモールドを構成する複数の分割ピース同士の接触する位置が、前記ベースモールドを構成する複数の分割ピースの間であることを特徴とする請求項4に記載のタイヤ加硫装置。
JP2014109538A 2014-05-27 2014-05-27 タイヤモールド及びタイヤ加硫装置 Active JP6280446B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014109538A JP6280446B2 (ja) 2014-05-27 2014-05-27 タイヤモールド及びタイヤ加硫装置
PCT/JP2015/065018 WO2015182578A1 (ja) 2014-05-27 2015-05-26 タイヤモールド及びタイヤ加硫装置
CN201580027227.8A CN106414013B (zh) 2014-05-27 2015-05-26 轮胎模具及轮胎硫化装置
US15/304,895 US10099442B2 (en) 2014-05-27 2015-05-26 Tire mold and tire curing apparatus
EP15799711.5A EP3150351B1 (en) 2014-05-27 2015-05-26 Tire mold and tire vulcanizing apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014109538A JP6280446B2 (ja) 2014-05-27 2014-05-27 タイヤモールド及びタイヤ加硫装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015223757A JP2015223757A (ja) 2015-12-14
JP6280446B2 true JP6280446B2 (ja) 2018-02-14

Family

ID=54698903

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014109538A Active JP6280446B2 (ja) 2014-05-27 2014-05-27 タイヤモールド及びタイヤ加硫装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US10099442B2 (ja)
EP (1) EP3150351B1 (ja)
JP (1) JP6280446B2 (ja)
CN (1) CN106414013B (ja)
WO (1) WO2015182578A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6754683B2 (ja) * 2016-11-29 2020-09-16 株式会社ブリヂストン タイヤモールド及びタイヤモールドの製造方法
JP6809894B2 (ja) * 2016-12-16 2021-01-06 Toyo Tire株式会社 タイヤ加硫金型および空気入りタイヤ
CN108213426B (zh) * 2018-01-09 2021-02-19 北京化工大学 一种基于增材制造技术的可重复利用轮胎模具制造方法
CN113334340B (zh) * 2021-06-04 2024-05-03 正新橡胶(中国)有限公司 一种轮胎模具的储存装置

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL279729A (ja) * 1961-07-07
US3922122A (en) * 1971-12-17 1975-11-25 Pirelli Apparatus for molding an embossed pattern on the peripheral band of a toroidal article, in particular on tire treads
US5120209A (en) * 1989-12-29 1992-06-09 Macmillan Kenneth T Apparatus for molding tire treads
IT1240295B (it) * 1990-04-13 1993-12-07 Pirelli Stampo e metodo per la vulcanizzazione di pneumatici e metodo per fabbricare stampi
JPH04341806A (ja) * 1991-05-17 1992-11-27 Bridgestone Corp タイヤ加硫用金型及びその製作方法
FR2712229A1 (fr) * 1993-11-12 1995-05-19 Sedepro Moule pour pneumatique, et procédé de moulage du pneumatique.
US6382943B1 (en) * 1998-10-08 2002-05-07 The Goodyear Tire & Rubber Company Multiple insert tire mold and assembly method
JP2002361632A (ja) * 2001-06-12 2002-12-18 Bridgestone Corp タイヤ加硫成形用金型
JP4382673B2 (ja) 2002-11-01 2009-12-16 株式会社ブリヂストン タイヤ加硫金型の製造方法
JP4346084B2 (ja) * 2004-07-06 2009-10-14 東洋ゴム工業株式会社 タイヤ成型用金型
US20060134250A1 (en) * 2004-12-22 2006-06-22 Henrotte Eric M Method and apparatus to vent a mold
JP2007062270A (ja) * 2005-09-01 2007-03-15 Bridgestone Corp タイヤ加硫用金型とその製造方法
JP2007290202A (ja) * 2006-04-24 2007-11-08 Toyo Tire & Rubber Co Ltd タイヤ成型用金型及びそれにより成型された空気入りタイヤ
JP4780772B2 (ja) * 2006-06-13 2011-09-28 東洋ゴム工業株式会社 タイヤ成型用金型及びそれにより成型された空気入りタイヤ
JP5210548B2 (ja) * 2007-05-29 2013-06-12 東洋ゴム工業株式会社 タイヤトレッド加硫金型
KR100835589B1 (ko) * 2007-11-13 2008-06-09 주식회사 엠케이테크놀로지 퍼즐몰드와 세미 세그먼트로 형성된 트레드몰드
JP5146093B2 (ja) * 2008-05-09 2013-02-20 横浜ゴム株式会社 タイヤ加硫用モールド
DE102010037785A1 (de) * 2010-09-27 2012-03-29 Continental Reifen Deutschland Gmbh Vulkanisierform zum Vulkanisieren von Fahrzeugreifen
JP5263415B1 (ja) 2012-02-03 2013-08-14 横浜ゴム株式会社 タイヤ加硫用モールドおよびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
US10099442B2 (en) 2018-10-16
EP3150351A1 (en) 2017-04-05
EP3150351B1 (en) 2018-09-12
EP3150351A4 (en) 2017-04-05
CN106414013B (zh) 2018-12-21
US20170144393A1 (en) 2017-05-25
CN106414013A (zh) 2017-02-15
WO2015182578A1 (ja) 2015-12-03
JP2015223757A (ja) 2015-12-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6280446B2 (ja) タイヤモールド及びタイヤ加硫装置
US9815249B2 (en) Method for producing tire vulcanizing mold and tire vulcanizing mold
CN107683193B (zh) 轮胎模具和轮胎模具的制造方法
JP5254198B2 (ja) タイヤ用モールド
CN110023051B (zh) 轮胎模具及轮胎模具的制造方法
US10695996B2 (en) Tire vulcanization mold
JP5698397B2 (ja) セクター金型におけるパタンブロックの加工用冶具
US10507625B2 (en) Tire vulcanization mold
JP2007062270A (ja) タイヤ加硫用金型とその製造方法
KR200408404Y1 (ko) 타이어의 가류 컨테이너
KR101973682B1 (ko) 타이어 가류 장치 및 타이어 가류 방법
WO2014115731A1 (ja) セクター金型、その製造方法及びパターンブロックの加工用冶具
WO2018029730A1 (ja) タイヤ加硫金型、タイヤ加硫装置及びタイヤの製造方法
JP2011037191A (ja) タイヤ用モールド
JP7410702B2 (ja) タイヤ加硫用金型
JP5910718B1 (ja) 空気入りタイヤの製造方法および製造装置
KR101901636B1 (ko) 타이어 가류 장치의 열팽창 계수가 상이한 원주방향 분할 내부피치를 갖는 내부몰드와 이의 제조방법
JP2006335031A (ja) 更生タイヤ用金型、更生タイヤの製造方法及び更生タイヤ
JP2020104404A (ja) タイヤ加硫金型、及びその製造方法
JP4330755B2 (ja) タイヤ加硫機のブラダー姿勢保持装置
KR0133950Y1 (ko) 타이어의 가류장치
US20170050399A1 (en) Method of Manufacturing Pneumatic Tire and Manufacturing Device for Pneumatic Tire
JPH0972421A (ja) Oリングの製造方法及び製造用金型
JP2015171795A (ja) タイヤ形成用の剛性中子
JP2017109433A (ja) トレッドモールド及びタイヤモールド装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170912

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171030

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171121

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171214

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171226

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180119

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6280446

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250