JP6251285B2 - アンカー、引張装置、風力発電装置、およびアンカーにおいて引張ケーブルを張力するための方法 - Google Patents

アンカー、引張装置、風力発電装置、およびアンカーにおいて引張ケーブルを張力するための方法 Download PDF

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Description

本発明は、請求項1の上位概念によるアンカーに関する。本発明はさらに、引張装置、風力発電装置およびアンカーにおいて引張ケーブルを張力するための方法に関する。
とりわけ例えば風力発電装置のタワーのようなプレストレストコンクリートタワーの領域において、プレストレストコンクリート建造物を補強するために引張ワイヤが使用される。この引張ワイヤは、引張力を及ぼすことにより建造物構造の緊張と補強に作用する。とりわけ、複数のタワーセグメントから組み立てられる風力発電装置のプレストレストコンクリートタワーにおいては、個別のタワーセグメントまたは第1および第2のタワーセグメントまたは複数のタワーセグメント自体を、単独でまたは互いに引張力の下に置くことができる。一般的に引張装置は、例えば風力発電装置のタワーのような建造物に取り付け、建造物において引張ケーブルを保持するように構成されている。風力発電装置では、例えばテンションワイヤないし引張ワイヤまたはケーブル等を単独で、または1つの引張ケーブルに結束してまとめ、基礎部とアンカリングすることにより強固な結合が達成される。そのために通常は、ここで引張アンカーと称される引張装置のアンカーが用いられる。
引張アンカーは、1つまたは複数の引張ケーブルを介して建造物の別の箇所にある固定アンカーと接続されており、引張力を引張アンカーと固定アンカーとの間にもたらすことにより、例えばタワーのタワーセグメントである建造物の構成部材への引張力または構成部材間での引張力を形成することができる。引張アンカーは固定アンカーとは、引張アンカーが引張工具を宛がうための係合手段を提供する点で異なっており、とりわけ引張アンカーは、引張ケーブルを引張アンカーに向かって移動させ、この引張ケーブルを引張力の下に置くよう構成されている。これに対して固定アンカーは、引張ケーブルの引張力を変更または高めるための機能手段を有しておらず、むしろ固定アンカーは、建造物の適切な箇所でコンクリート内ないしコンクリート構成部材に固定され、これにより1つまたは複数の引張ケーブルを固定アンカーに保持するために用いられる。
引張アンカーにおける引張装置ないし引張ケーブルのアンカリング(Verankerung)は、好ましくは、緊張された引張ワイヤを、例えば前に説明した引張アンカー(テンションアンカーとも称する)により、例えばタワー地下室の天井に固定することによって行われる。この固定は典型的には、引張ワイヤを、タワー地下室内での作業の際に地下室天井にある相応の開口部を通して貫通案内し、油圧式プランジャ装置により引張し、そして引張アンカーによって天井に対して固定することによって行われる。
特許文献1から、例えば基礎部、実質的にコンクリートから作製されたタワーおよびタワーに張力を掛けるための少なくとも1つのロープ状の引張スチールエレメントを備える風力発電装置用のプレストレストコンクリートタワーが公知である。ここでは引張スチールエレメントが、タワーに配置される引張ポケット(Spanntaschen)によって固定される。
特許文献2は、上下に配置された複数のプレキャストセグメント(Fertigteilsegmenten)を備える風力発電装置のタワーを開示する。ここで前記プレキャストセグメントは引張エレメントによって互いに緊張され、各プレキャストエレメントは1つのリングエレメントを有する。引張ワイヤまたは類似の引張ケーブルを、個別のタワーセグメントの突き合わせ箇所に改善されたやり方で案内するために、リングエレメントは、引張ワイヤを(複数)プレキャストセグメントの間の移行部に案内するための案内装置を有する。ここでこの案内装置は、その一端部にパイプ状の部分を有する。
特許文献3には一般的に、アンカリング本体を備える引張部材用のアンカリング装置が記載されており、このアンカリング本体によって引張部材が案内される。このアンカリング装置はさらに2つのアンカーウェッジ(Ankerkeile)を有し、これらのアンカーウェッジは前記引張部材の周囲に配置され、これによって前記引張部材はアンカリング本体内に固定される。ここでは保護エレメントが設けられており、この保護エレメントはアンカーウェッジと引張部材との間に配置され、これにより引張部材への力が保護エレメントを介して間接的に伝達される。保護エレメントと接触するアンカーウェッジの表面および/またはアンカーウェッジと接触する保護エレメントの表面には切欠部が設けられている。
冒頭に述べた外部テンション部材は、フレキシブルなパイプにより包囲された引張部材から作製され、パイプの中空空間は緊張後に、硬化性物質により充填される。これは特許文献4から公知である。そこにはアンカリング端部と称される固定アンカーが記載されており、この固定アンカーではテンション部材の引張エレメントが穴付ディスクに、ウェッジとして構成された固定エレメントによってアンカリングされている。引張エレメントは、それぞれ移行ミニパイプ(Uebergangsroehrchen)内のアンカリング領域内に延在している。この移行ミニパイプは、一方の端部に外ネジを有し、この外ネジによって移行ミニパイプは中間プレートにある所属のネジ孔部にねじ込まれる。他方の端部において移行ミニパイプは、密閉ディスクの所属の孔部にそれぞれ固定的に挿入されている。この孔部は、そこを貫通する引張エレメントを密に取り囲む狭い領域を有する。前記密閉ディスクから距離をおいて、狭い孔部を備える第2の密閉ディスクが配置されており、2つの密閉ディスク相互の内部間隔は、意図する再引張距離に少なくも相当する。
この構造により、比較的に信頼性のある固定アンカーを構成することができ、この固定アンカーは、とりわけ引張エレメントを湿気から保護することができる。しかしこの形式のアンカーは、さらに改善することができる。
特許文献5には、アンカー用の固定エレメントがアンカー部材として開示されている。このアンカー部材はワイヤと接触し、切欠部が設けられており、これらの切欠部はワイヤの形状および経路に適合している。
特許文献6から、針金またはワイヤ用のウェッジアンカーが公知である。このウェッジアンカーは、ウェッジセグメントから成る実質的に円錐台形状の少なくとも1つのウェッジを、アンカー本体の円錐孔部に装着するために有する。
DE 100 31 683 A1 EP 1 303 676 B1 EP 0 949 389 B1 DE 198 58 001 DE 15 59 526 DE 92 06 827
アンカーのこれまでの構成の欠点は、密閉問題を取り除くことが比較的に面倒なことであり、これは比較的に確実に行うことができるが、しかし大きな構造空間を必要とする。しかしこの構造空間は、とりわけ工業的タワーでは制限的にしか使用できない。アンカーおよびアンカーを取り付けるための方法を簡素化し、それでもなお確実に構成することが望まれる。
ドイツ商標特許庁は、優先権出願において以下の従来技術を調査した。DE 33 39 125 C2, DE 34 27 901 A1, DE 101 26 912 A1, DE 198 33 273 A1, US 4 405 114 A, US 5 469 677 A, EP 0 197 912 A2, EP 1 505 223 A1, EP 2 339 094 A1, WO 98/41709 A1。
本発明の課題は、簡単でありそれでも悪条件に対して保護された可能性を提供し、かつ建造物において引張力を及ぼす装置および方法を提供することである。とりわけ装置および方法は、タワー構造の観点では改善された態様で構成されることが望まれる。とりわけ装置および方法は比較的簡単であり、僅かな構造空間しか必要としないことが望まれ、それでもなお長寿命であり、環境の悪影響に対して保護された引張力維持を可能にすることが望まれる。
装置に関して前記課題は、本発明により請求項1の装置によって解決される。
本発明は、建造物に取り付けるように構成された、ワイヤ、ロッド、とりわけ引張ワイヤ、引張ロッド等のような引張ケーブルをアンカーに保持するための引張装置用のアンカー、とりわけ固定アンカーから出発するものであり、このアンカーは多分割式のアンカーヘッドを備え、当該アンカーヘッドは、
引張ケーブルを各別に貫通案内するための貫通孔を備える穴付ディスクの形のアンカープレートを有し、ここで前記貫通孔は複数の貫通孔の1つであり、前記引張ケーブルは複数の引張ケーブルの1つであり、
前記穴付ディスクの一方の側に配置される、前記引張ケーブルを各別に貫通案内するためのさらなる貫通孔を備える中間ディスクを有し、ここで前記さらなる貫通孔は、前記中間ディスクにある複数のさらなる貫通孔の1つであり、前記引張ケーブルは複数の引張ケーブルの1つである。
本発明によれば、前記中間ディスクは移行プレートとして構成されており、この移行プレートは、前記さらなる貫通孔内に少なくとも1つの確保スリーブを支持し、当該確保スリーブは、前記引張ケーブルを引張しながら自動的にアンカリングするように構成されている。
穴付ディスクの一方の側に配置される中間ディスクは、別の言い方をすれば、穴付ディスクの下側に、とりわけアンカーヘッドの遠位端部とは反対側の穴付ディスクの下側に配置されている。
とりわけ複数のさらなる貫通孔の全てのさらなる貫通孔内にはそれぞれ1つの確保スリーブが配置されている。
一般的に確保スリーブ以外にも、引張ケーブルを引張しながら自動的にアンカリングするように構成された任意の形式の引張固定エレメントが適する。とりわけ引張ケーブルまたは類似の引張エレメントは緊密に取り囲まれ、その際に緊密に締め付けられることが望まれる。
本発明のコンセプトは、請求項22の引張装置にも通ずる。
本発明のコンセプトは、装置に関して請求項24の風力発電装置にも該当する。
本発明の適用は一般的に建造物、とりわけタワーにおいて有利に可能である。しかし適用はタワー、とりわけ風力発電装置のタワーに限定されるものではない。とりわけプレストレストコンクリート完成部分品(Spannbetonfertigteilen)から成るタワーへの適用は、風力発電装置用のタワーに限定されるものではなく、例えば通信装置等のためのアンテナ支持体用のタワーのような工業用タワーにおける適用のために全く一般的に用いることができる。
方法に関して課題は、本発明により請求項25の方法によって解決される。本発明によれば、中間ディスクは移行プレートとして構成されており、この移行プレートは、さらなる貫通孔内に少なくとも1つの確保スリーブを支持し、当該確保スリーブは、引張ケーブルを引張しながら自動的にアンカリングするように構成されており、この方法は、
引張ケーブルを、少なくとも前記穴付ディスクの貫通孔および前記移行プレートのさらなる貫通孔に取り付ける工程と、
前記引張ケーブルを引張して設置する工程と、
前記引張ケーブルを前記穴付ディスクおよび前記移行プレート内で自動的にアンカリングする工程と、を有する。
本発明は、特許文献4の従来技術に多分割式アンカー本体として記載されたようなアンカーは基本的に定評のあるものであるが、さらなる改良が必要であるという考察から出発するものである。本発明によれば、とりわけ固定アンカーにおけるアンカーヘッドのアンカー本体は、穴付ディスクおよび中間ディスクが自動的にアンカリングされるように構成されている場合には、改善された態様でより小型に、それにもかかわらず悪影響に対して確実に保護されるように構成可能であることが判明した。
さらに本発明によれば、中間ディスクは移行プレートとして構成されており、この移行プレートは、貫通孔内に確保スリーブまたは類似の引張固定エレメントを支持するように構成されている。この引張固定エレメントは、引張ケーブルを引張しながら自動的にアンカリングするように構成されている。
引張ケーブルとして、とりわけワイヤ、好ましくは単一ワイヤ(Monolitze)が適する。例えばワイヤは、撚られた針金から形成することができ、腐食防止物質が充填されたPEシース(PE-Mantel)内に格納することができる。
少なくとも第1の引張ケーブルに種々の識別マークを付し、この識別マークが少なくとも第1の引張ケーブルを第2の引張ケーブルから区別可能に標識付けると特に有利であることが判明した。とりわけ、全ての引張ケーブルに互いに異なる識別マークを付すことが有利であると判明した。とりわけ識別マークは、引張ケーブルにアンカー位置の領域で、好ましくは固定アンカー位置の領域および/または引張アンカー位置の領域で取り付けられる。例えば識別マークは、少なくとも引張ケーブルの端部からアンカー位置およびこれを含む領域までの間の領域に取り付けることができる。しかし識別マークは、引張ケーブル全体にわたって延在することもできる。
識別マークは基本的に、取り付けるべき状態において引張ケーブルを識別することのできる任意のマークを含むことができ、このマークは、その個別の製造フューチャに基づいて引張ケーブルを単に識別するだけではない。とりわけマークは、視覚的に明白なマークとすることができる。この適用および他の適用により、取付工は、複数の引張ケーブルを正しい順序でアンカーに固定することができ、少なくとも容易に行うことができる。とりわけ、少なくとも前記領域における引張ケーブルの着色マーク、好ましくは引張ケーブルの完全なカラー着色が有利であることが判明した。
一展開形態は、各個別の引張ケーブル、例えば第1と第2の引張ケーブルは、少なくとも穴付ディスクの貫通孔および/または移行プレートのさらなる貫通孔に装着すべきであるという考察に基づく。この展開形態は、各個々の第1の引張ケーブルは、その軸方向の経過に関して建造物に沿って、すなわち固定アンカーと引張アンカーとの間で第2の引張ケーブルに対して可及的に平行に延在すべきであり、いずれにしても引張ケーブル(複数)間の交差、捩れ等を回避すべきであるという考察にも基づく。この展開形態は、引張ケーブル(複数)が良好に区別可能である場合には、これを特に良好に保証できることを認識する。なぜならこの場合、平行な配置からの逸脱、いずれの場合でも交差、捩れ等を容易に識別することができるからである。
とりわけ、1つのアンカーにおける複数の引張ケーブルの正しい配置、すなわち好ましくは固定アンカーおよび引張アンカーにおける同じ順序での配置は、この要求を保証することができることが認識された。さらに、全ての引張ケーブルが互いに明らかに異なって構成されていること、例えば少なくとも端部において固定アンカーおよび/または引張アンカーの領域まで色的に異なってマークおよび/または着色することが特に有利であることが判明した。
特に有利には、引張ケーブルの識別マークを介して、穴付ディスクの貫通孔および/または移行プレートのさらなる貫通孔および/またはアンカーにあるさらなる位置への割り当てを指示することができる。特に有利には、第1の引張ケーブルの第1の識別マークがアンカー、とりわけ貫通孔にある第1の受け部フューチャに割り当てられ、第2の引張ケーブルの第2の識別マークがアンカー、とりわけ貫通孔にある第2の受け部フューチャに割り当てられる。ここで受け部フューチャ(複数)は異なっており、識別マークは異なっており、第1の識別マークは第1の受け部フューチャに割り当てられている。言い替えると好ましくは、各引張ケーブルは1つの貫通孔に一義的に割り当てることができ、これにより平行の配置からの逸脱、いずれの場合でも引張ケーブルの交差および捩れ等を特に確実に回避することができる。
本発明のさらなる有利な発展形態は従属請求項に記載されており、課題提起の枠内において説明した構想並びにさらなる利点に関しての実現のための有利な可能性を提供する。
好ましくは穴付ディスクは、貫通孔内にリング状のアンカー本体を支持し、このアンカー本体は、引張ケーブルを穴付ディスクにアンカリングするよう構成されている。したがってこの発展形態により、引張ケーブルは穴付ディスク内にも、移行プレート内にもアンカリングされる。したがってアンカリングは二重にとりわけ信頼性があり、他方、引張ケーブルの二重のアンカリングは、充填されたPEシースに装着されたワイヤにおいて、環境の悪影響に対する抵抗力に関して良好な結果をもたらす。
好ましくは、穴付ディスクの他方の側には確保ディスクが配置されている。この確保ディスクは、アンカーヘッドのさらなる部分の比較的に確実な固定を可能にする。すなわちとりわけこの確保ディスクは、カバーフードおよび/またはカバーキャップの接続に用いられる。確保ディスクは、とりわけ手作業で操作可能なネジ、例えばリングネジ等によって緊密にねじ留めすることができる。
中間ディスクの一方の側で、アンカーヘッドはとりわけ基礎部の設定リング上に装着することができる。アンカーヘッドは、中間ディスクの下側で、特に好ましくは設定リングの形状に適合されている。
確保ディスクは、引張ケーブルを各別に貫通案内するために、好ましくはさらにさらなる貫通孔を有する。好ましい発展形態の枠内で、引張ケーブルは、穴付ディスクの貫通孔、移行プレートのさらなる貫通孔そして確保ディスクのさらにさらなる貫通孔を通して案内される。ディスクシステムは、引張ケーブルの特に信頼性のあるアンカリングと案内を提供する。とりわけ複数の貫通孔がディスクシステム内で互いに整合して構成されている。
設定リングは、好ましくは、複数の引張ケーブルに共通する内部領域を、当該複数の引張ケーブルが共通して前記内部領域を通して案内可能であるように有する。とりわけ設定リングは開口部を有し、この開口部により複数の引張ケーブルを貫通案内することができる。
アンカーヘッドは好ましくは、穴付ディスクの他方の側に配置されていてこの穴付ディスクを把持するカバーを有する。これによりアンカーヘッドは湿気またはその他の環境の悪影響に対して保護される。とりわけカバーは、これが確保ディスクおよび/または穴付ディスクおよび/または中間ディスクを覆うように構成されている。アンカーヘッドは、ケーシングの形式にしたがいカバー内に格納することができる。カバーフードおよびカバーキャップから成るシステムとしてカバーを構成することにより、とりわけ良好な保護が達成される。カバーフードは好ましくは、アンカーヘッドの全ての部材に対して保護カバーを提供する。カバーキャップは好ましくは、引張ケーブルに対する保護パイプを有する。これにより引張ケーブル頭部は、湿気の浸入に対して特別に保護される。このシステムは、環境の悪影響に対して二重の保護を提供する。
ディスク内の複数の貫通孔は好ましくは、アンカーの軸を中心に好ましくは中心対称に配置されており、これにより引張ケーブルはこの軸を中心に均等に分布配置されている。引張力の程度に応じて異なる数の貫通孔が選択され、例えばディスクの交換によって固定される。1つのディスクは、中心対称に配置された例えば3,7,9,12または16の貫通孔を有することができる。ディスクのこのシステムは好ましくは、これらのディスク、少なくとも穴付ディスクと移行プレートが互いに自動的にセンタリングされてセットされるように構成されている。複数の貫通孔が好ましくは、当接領域(Anschlagbereich)に対してオフセットされた貫通孔領域内に配置されている。例えば当接領域は中心対称のリング領域として、貫通孔領域は中心対称の円領域として構成することができる。これによりディスクのシステムは、側方および軸方向に自動的に配向され、貫通孔はさらなる調整無しで合致(整合)させることができる。これにより引張ケーブルを、貫通孔を通して簡単に貫通案内することができる。
貫通孔は好ましくは引張固定エレメント、とりわけ移行プレートの場合は確保スリーブを、または穴付ディスクの場合はアンカー本体を受け入れる。基本的に引張固定エレメントまたはアンカー本体は種々の形状を有することができる。とりわけ好ましくは円筒形状またはリング形状である。なぜならこれにより、引張ケーブルを全ての側で取り囲むことができるからである。好ましくはリング形状の引張固定エレメントおよび/またはアンカー本体は、円錐形または円筒形の部分を有する。円筒形部分は、とりわけ軸方向に確実に装着するために用いられる。円錐形部分は、引張力の大きさに応じて、さらに大きなまたはさらに小さな深さで貫通孔に引き込まれ、これにより引張ケーブルに対する締付け力が、円錐形部分の進入深さに応じて適切となる。
移行プレートおよび/または穴付ディスクの貫通孔は、好ましくは滑らかなまたは構造化された内側周面を有し、これにより引張固定エレメントおよび/またはアンカーエレメントを確実に保持する。
アンカー本体および/または確保スリーブは、とりわけ好ましくはリングウェッジ(Ringkeil)の形である。リングウェッジは好ましくは、1つまたは複数の延伸スリットを有し、この延伸スリットは好ましくは、引張ケーブルへの締付け力を正しく適合するために用いられる。
引張固定エレメントおよび/またはアンカー本体の内側周面は好ましくは歯切りされており、またはリブが設けられており、または引張ケーブルに押圧されるのに適するその他の構造エレメントが設けられている。好ましくはこの構造体は特別のやり方で硬化され、これによりPEシースまたは腐食防止物質または引張ケーブルのスチール網状体よりも高い硬度を有する。例えばリブには種々の間隔および硬度を付すことができる。とりわけ歯切り部には比較的鋭いエッジを設けることができる。
本発明の実施例を以下、従来技術と比較して図面に基づき説明する。図面には従来技術の一部が同様に示されている。図面は実施例を必ずしも縮尺通りに示すものではなく、むしろ説明のために用いる図面は概略的および/またはやや変形して示してある。図面から直接導かれる技術思想を補うために、関連する従来技術を参照する。ここでは、一実施形態の態様および詳細に関して多種多様の変形および変更を、本発明の一般的思想を逸脱することなく行うことができることを考慮すべきである。明細書、図面および特許請求の範囲に開示された本発明の特徴は、単独でも、本発明の発展形態のための任意の組み合わせでも重要であり得る。とりわけ明細書、図面および/または特許請求の範囲に開示された少なくとも2つの特徴から成る全ての組み合わせは、本発明の枠内にある。本発明の一般的思想は、以下に示し、記載する好ましい実施形態の正確な態様または詳細に制限されるものではなく、さらに特許請求の範囲において請求される対象と比較して限定された対象に制限されるものでもない。記述された寸法範囲は、当該限界内にある値を限界値としても開示するものであり、任意に置換可能であり、請求可能である。本発明のさらなる利点、特徴および詳細は、好ましい実施例の以下の説明および図面に基づき得られる。
なお、特許請求の範囲に付記した図面参照番号はもっぱら理解を助けるためであり、図示の態様に限定することを意図するものではない。
好ましい一実施形態における風力発電装置の概略図であり、ここでタワーは、引張力の下で上下に重ねられた複数のタワーセグメントにより形成されている。 図1に示した風力発電装置のタワーの下方タワー部分の詳細を示す図であり、固定アンカーと引張アンカー、並びにアンカーの間に保持された複数の引張ケーブルとを備える引張装置が、垂直断面図(A)と水平断面図(B)に示されている。 特に好ましい一実施形態の枠内でのアンカーを、多分割式アンカーヘッドを備える固定アンカーとして示す立体展開図である。 図3のアンカーヘッドの立体側面図(B)と、アンカーヘッドの詳細断面図(A)である。 複数のさらなる貫通孔を備える、本発明のコンセプトにより移行プレートとして構成された中間ディスクを示す図であり、(A)は断面図、(B)は平面図、(C)は移行プレートの立体図であり、各貫通孔はワイヤの形の引張ケーブルを各別に貫通案内するために用いられる。 一引張ケーブルを貫通孔内で引張しながら自動的にアンカリングするために図5に示された移行プレートを貫通案内するために使用される確保スリーブの形の引張固定エレメントを詳細にそれぞれ示す図(A),(B),(C),(D),(E)である。 図3と図4に示されたアンカーヘッドの穴付ディスクの詳細を示す平面図(A)、断面図(B)、および穴付ディスク内の複数の貫通孔の配置構成を詳細に示す図(C)である。 図7に示した穴付ディスクの貫通孔に使用するためのアンカーヘッドの詳細図(A)〜(F)である。 図3の固定アンカーにおいて引張ケーブルを引張するための方法のフローチャートである。
図1から図9において同じないし類似の部材、または同じないし類似の機能を備える部材には、簡単にするため同じ参照符号が使用されている。
図1は、タワー1001とタワー1001上に取り付けられたナセル1002とを備える風力発電装置1000を示す。ナセル1002は、ここでは3つのロータブレード1004を備えるロータ1003を支持する。ロータ1003のロータブレード1004は、ハブ1005を介してナセル1002内の図示しないシャフトと接続されている。そのためにロータブレード1004はブレードベアリングを介してハブアダプタに接続されており、シャフトと結合されている。風により駆動され、ロータ1003が回転する際に、ナセル1002内に配置された発電機がシャフトを介して発電のために駆動される。発電機から送出される電気エネルギーは、整流器、変圧器またはさらなる適切な電気装置等を介して、詳細に図示しない電流網に給電するために変換することができる。これらの装置は、ナセル1002内または地面1010に、風力発電装置1000のタワー1001内またはタワー1001の外に配置することができる。
風力発電装置1000のタワー1001は、地面1010にある図2に示した基礎部に埋め込まれている。風力発電装置1000のタワー1001は、例えば中空円筒形のスチールまたはプレストレストコンクリートセグメントとしての複数のタワーセグメント1100から建造されている。ナセル1002と地面1010との間に配置された、図2に例として詳細に図示された上部タワー領域のタワーセグメント1100は、固定アンカー2100を受け入れるために下部の保持突起部1110を有する。その下にある、ここでは例として1200と付されたタワーセグメントには引張ケーブル2200が貫通することができる。この引張ケーブルは、前記固定アンカー2100と基礎部、例えば基礎部1300の地下構造部分1310にある引張アンカー2300との間に延在している。この基礎部はタワーに固定されている。固定アンカー2100、引張ケーブル2200および引張アンカー2300は引張装置2000の一部であり、それらのうちのいくつかがタワーの周囲に沿って前記のように配置されている。図2の(B)は、これについて横断面Qの角度部分を、タワーセグメント1100の下部領域、すなわちタワーセグメント1100の突起部1110を見る平面図である。複数の引張装置2000が比較的小さな角度間隔で示されており、タワー1001の周囲に分布配置されている。そしていずれの場合でも下部タワーセグメント1100,1200および基礎部1300に対して引張力を及ぼす。この引張力は、固定アンカー2100と引張アンカー2300との間に引張された引張ケーブル2200によって達成される。
図3は、固定アンカー2100として構成されたアンカー100を展開図に示す。アンカー100は、多分割式(多部品構造)のアンカーヘッド1を有する。このアンカーヘッドは、ここでは単一ワイヤとして形成された引張ケーブル2を引張負荷可能に受け入れるために用いられる。引張ケーブル2は、撚られたワイヤメッシュ2.1として形成される。このワイヤメッシュはPEシース2.2に挿入され、そこで腐食防止物質が注入されている。アンカーヘッド1は、穴付ディスク10の形のアンカープレートと、移行プレート20として構成された中間ディスクと、確保ディスク30とを有する。これらのディスクはそれぞれ1つ(各別)の貫通孔を、引張ケーブル2を各別に貫通案内するために有する。ここで貫通孔は、対応のディスクにある複数の貫通孔の1つである。
この場合、各個別の引張ケーブル2は、引張エレメント2200、例えば第1と第2の引張ケーブルを形成するために、少なくとも穴付ディスクの貫通孔11と移行プレートのさらなる貫通孔21に挿入される。そして各個別の第1の引張ケーブルは、その軸方向の経過でタワー1001に沿って延在する。すなわち固定アンカー2100と引張アンカー2300との間で、第2の引張ケーブルに対して可及的に平行に延在する。少なくとも第1の引張ケーブル2200に種々の識別マークを付すことができる。この識別マークは、少なくとも第1の引張ケーブルを第2の引張ケーブルから区別可能に標識付ける。これは可能であるが、しかし必須ではない。以下のように使用される下側および上側ないし上面および下面の文言は、アンカーヘッド1の遠位端部Dから発してアンカーヘッド1の近位端部Pに至る軸方向Aに関連するものである。すなわち、上側に取り付けられる固定アンカー2100と引張装置の下側に取り付けられる引張アンカー2300とを備える引張装置2000が風力発電装置のタワー1001で図2に示すように配置される。
それに対応して、移行プレート20として構成された中間ディスクは、穴付ディスク10として構成されたアンカープレートの下側に配置されている。それに対応して、確保ディスクは穴付ディスク10の上側に配置されている。
穴付ディスクの貫通孔11内にはリング状のアンカー本体110が配置されている。対応して複数のリング状のアンカー本体110が設けられており、これらのそれぞれ1つのアンカー本体110が穴付ディスクのそれぞれ1つの貫通孔11内に配置されている。移行プレート20として構成された中間ディスクのさらなる貫通孔21内には引張固定エレメントが、ここでは確保スリーブ120の形で配置されている。対応して複数の確保スリーブ120が設けられており、それぞれ1つの確保スリーブ120が、以下、移行プレート20と称する中間ディスクのそれぞれ1つの貫通孔21内に配置される。
確保ディスク30は、リングネジ40を穴付ディスク10にセットすることにより固定されている。ここでそれぞれ1つのリングネジ41,42,43は確保ディスク30の開口部を貫通し、穴付ディスク10のネジ穴にねじ込まれる。このようにして確保ディスク30と穴付ディスク10との間にカバーキャップ50が固定される。
カバーキャップ50は、円筒形の保護周面51および複数の保護パイプを有する。各保護パイプ52は、引張ケーブル2の上側端部を受け入れ、密に把持するように構成されている。すなわち保護パイプ52は上側で閉鎖されており、これにより湿気が引張ケーブル2の上方端部に浸入することが確実に阻止される。さらに保護キャップ50の保護周面51は、穴付ディスク10および中間ディスク20を側方で取り囲む。
さらにカバーキャップ50はカバーフード60によって把持される。このカバーフードは、保護カバー61と、先ず円錐形に成形された側方の周面領域62と、円筒形の周面領域63を有する。これによりカバーフードがアンカーヘッド1の前記構成部材全体の上に装着され、したがってアンカーヘッド1は、埃、湿気および他の環境の悪影響の浸入に対して保護される。
本発明のコンセプトにしたがえば、リング状のアンカー本体110だけでなく付加的に確保スリーブ120も形成される。この確保スリーブは、引張ケーブル2を引張しながら自動的に、穴付ディスク10にも中間ディスク20にもアンカリングする。一方ではこれにより、引張ケーブル2を強固にアンカリングするための改善されたアンカリング作用が得られる。確保スリーブ120を中間ディスク20内に簡単に相乗的に引張固定する措置によって、引張ケーブル2が特に強固に中間ディスク20内に固定されるようになる。移行プレート(中間ディスク)20の下方の領域への湿気の浸入は、これによりとりわけ確実に阻止される。ここでは引張力と側方の圧縮応力との相互作用も、引張ケーブル2を貫通孔21内で確保スリーブ120によって締め付ける際に有利に作用する。この効果は、引張ケーブル2の外側領域が比較的に可塑性に形成されていればされているほど強力であり、ここではPEシースと、PEシース2.2とワイヤ2.1との間に設けられた腐食防止物質とが、前記機能の加えて付加的に密閉作用する。
全体として確保スリーブ120を備える移行プレート20は、引張の下で引張ケーブル2を付加的に確保し、湿気に対して信頼性のある密閉を形成する。
以下、固定アンカーの構造とその機能を図4に基づいて説明する。先ず図4(B)は、固定アンカー100が組み立てられ、装着された状態を立体側面図に示し、これはほぼ図2の詳細部Xに対応する。相応して保護パイプ2210に挿入された、前に説明した形式の引張ケーブルの束2220を備える引張装置2000が図示されており、図3の複数の引張ケーブル2が、図2の引張エレメント2200を形成する。ここでは、第1の引張ケーブル2200に種々の識別マークが付されており、この識別マークは、少なくとも第1の引張ケーブルを第2の引張ケーブルから区別できるように標識付ける。このようにして、組立工は特に容易なやり方で、引張ケーブルを正しい順序で穴付ディスクの貫通孔11と移行プレートのさらなる貫通孔21に挿入することができる。この挿入は、これらの引張ケーブルがタワー1001に沿ってそれらの軸方向の経過で、すなわち固定アンカー2100と引張アンカー2300との間で可及的に平行に延在するように、しかしいずれにしても完全にかつどこでも同じ順序で互いに並置するように行われる。とりわけそのために、ここに図示しない識別マークを引張ケーブルに、ここに図示しない受け入れフューチャを穴付ディスクの貫通孔11に、および/または移行プレートのさらなる貫通孔21に、前記の割り当てに一致するように取り付けることができる。このことは最も簡単な場合、固定アンカーと引張アンカー内の引張ケーブルにある着色マーキングの第1の順序と同じにすることができる。とりわけこのことは、さらに発展されたやり方では、穴付ディスクの貫通孔11および移行プレートのさらなる貫通孔21にある着色マーキング、またはアンカー100のその他の箇所の着色マーキングと同じ順序にすることができる。
アンカーヘッド1は、前に説明したように閉鎖されたカバーフード60の下方に、それらの部材と共に格納されており、引張力が適用される際に引張ケーブル2を強固に保持する。
図4(A)は、例えばタワーセグメント1100の突起部(肩部)1110にあるアンカーヘッド1の断面図である。このように形成された基礎部2230は設定リング3を支持し、この設定リングの上にはアンカーヘッド1が載置される。設定リングは、アンカーヘッド1を安定化して規定どおりに挿入するためにスチールリングとして構成されており、適切なやり方で、例えばコンクリート固定等によって基礎部2230に埋め込まれている。基礎部2230内のパイプ2210の内部開口部Qは、複数の引張ケーブルを受け入れるのに十分な大きさに選定されている。アンカーヘッド1に関しては以下、上記の説明が参照される。ここで図4では、同じないし類似の部材または同じないし類似の機能の部材に対して同じ参照符号が使用されている。とりわけここでは、互いにないし重なり合って配置されたディスク、すなわち移行プレート20の形の中間ディスク、穴付ディスク10の形のアンカープレート、およびその上に取り付けられた確保ディスク30が図示されている。ここで穴付ディスク10は、中心対称の突起プロフィールP12を備える移行プレート20に対して側方に関しても固定されており、とりわけセンタリングして固定されている。そのために中心対称の突起プロフィールP12は、内側円形中心領域と、外側リング状領域とを有する。同様にスチールリング3と中間ディスクとの間にはさらなる中心対称のプロフィールP23が形成されている。このプロフィールにより、同様に移行プレート20をスチールリング、すなわち設定リング3にセンタリングして装着することができる。確保ディスク30はここでは、ネジ接続、例えば複数のネジ40を介して穴付ディスク10上に保持され、その際にカバーキャップ50を引張ケーブル2の遠位端部Dに締め付ける。これらの引張ケーブルのうちの1つが図4(A)に例として図示されており、この引張ケーブルはカバーキャップ50の保護パイプ52に係合する。
引張ケーブル2は、前に基本的に説明したように、一方では引張の下でリング状のアンカー本体110によって穴付ディスク10内に固定されている。アンカー本体は、ワイヤウェッジとして図8でさらに説明される。穴付ディスク10は図7に詳細が図示されている。
引張ケーブル2は、移行プレート20内に装着された確保スリーブ120によって固定される。リング状のアンカー本体110と同様に確保スリーブ120も、引張ケーブル2を引張してアンカリングするように構成されている。その結果、引張ケーブル2は、穴付ディスク10内にも移行プレート20内にもアンカリングされている。さらに移行プレート20は詳細が図5に、確保スリーブは詳細が図6に示されている。
先ず図5を参照すると、(C)は移行プレート20を立体図に示す。以下の説明では、(B)の平面図および(A)の断面図も参照する。
移行プレート20として構成された中間ディスクは、ここでは、複数の貫通孔の1つの貫通孔21内で確保スリーブ120を支持するように構成されている。この確保スリーブは、引張ケーブル2を引張しながら自動的(selbsttaetig)にアンカリングするように構成されている。そのために移行プレート20は、先ずここでは12本の貫通孔を、軸Aを中心に中心対称であり、三角形に配向された幾何配置において有する。そのために貫通孔21は実質的に同じ間隔Zdだけ離間しており、等角かつ等辺の三角形の頂点に、すなわち(各貫通孔の)軸で見てφ=60゜の角度で互いに配置されている。別の配置も同様に可能であり、例えば3,7,9,12,15または16の中心対称の貫通孔21を配置することができる。
すでに図7を参照すると同じ孔配置構成が、穴付ディスク10に対する図7(C)と(B)に示されている。図7(C)に示された孔配置構成の詳細から、貫通孔の間隔Ldは、間隔Zdに相当することが分かる。角度φ=60°も同じである。中間ディスク20における貫通孔21の配置と穴付ディスク10における貫通孔11の配置は整合している。同様に穴付ディスク10の直径DLは、中間ディスクの直径DZに等しい。貫通孔21,11の半径rZとrLも同じであり、このことは確保ディスク30に関しても当てはまる。
さらに図5から分かるように、複数の貫通孔21が、貫通孔11と同じように、当接領域22に対してオフセットされた貫通孔領域23内に配置されている。対応して複数の貫通孔11が、当接領域12に対してオフセットされた貫通孔領域13内に配置されている。当接領域はここでは、中心対称のリング領域として構成されている。オフセットされた貫通孔領域13は、軸Aを中心に配置された円形領域として構成されている。
図5(A)から具体的に分かるように、移行プレート20のオフセットされた貫通孔領域23は、上側20.1で沈下された中心対称の窪み領域23.1と、下側20.2で隆起された中心対称の装着領域23.2とによって形成されている。これらはそれぞれ同じ直径d23であり、この直径は同時に当接領域22の内径である。窪み距離S1、S2はここでは同じであり、さらに窪み領域の窪み距離S1は、確保スリーブ120の突入寸法にほぼ相当する。この突入寸法は、確保スリーブの引張負荷のない位置と引張負荷された位置との間の間隔S1にほぼ相当する。別の言い方をすれば、確保スリーブ120は、窪み領域23内で貫通孔21に、S1だけ僅かに突出して挿入することができる。図5(A)からさらに分かるように、貫通孔21は、上方に向かって円錐形に開放した上側貫通孔部分21.1と円筒形の下側貫通孔領域21.2とによって形成されている。
図6およびそこに示された確保スリーブ120から分かるように、確保スリーブは外側に向かってほぼ円錐の形状を有する。これにより確保スリーブは、この確保スリーブ120を先ず円錐形の貫通孔領域21.1に装着した後、引張ケーブル2への圧縮力を増大することにより貫通孔の円筒形の貫通孔領域21.2内に固定することができる。
さらに図6(E)は確保スリーブ120を、スリーブ長L120に沿って連続して延在するただ1つのクランプスリット130を有するリングウェッジとして示す。図6(A)に示された確保スリーブ120の輪郭は、確保スリーブ120の外周側面121に軽い円錐形状を有し、これはここでは約7°の円錐角αを有する。図6(E)と断面B−Bに沿った図6(B)に示された確保スリーブ120の内側122は、リブ配置140によって構造化されている。確保スリーブ120の内側122上にあるリブ配置140のリブ141が、図6(D)に示されている。リブ141は、丸められた先端を備えるほぼ三角形状の断面を有する。ここで三角形の辺はβ=60°のリブ角(Rippenwinkel)を形成する。
リブ配置140におけるリブ(複数)141間の間隔は、図6(B)から分かるようにほぼ同じである。角度βにしたがいリブ側面が対称に配向されていることと、リブ配置140においてリブが等間隔であることを、ここでは例として説明のために示す。例えば変形例では、リブ配置におけるリブ間隔は変化することができ、例えば確保スリーブの薄いエッジ120Sから太いエッジ120Bまで増大または減少することができる。リブ141の配向も、太いエッジ120Bの方向に対して全ての方向にすることができる。このような措置または類似の措置は、リブ141ないしリブ配置140を引張ケーブルにおいて、とりわけ下層の腐食防止物質およびスチール撚りワイヤを備えるPEシースにおいて傾斜構造を支援するために用いることができる。
クランプスリット130のスリット幅130Sは、ここでは大凡リブの幅であり、ないし確保スリーブの直径120Dの十分の一の範囲であり、好ましくは平均直径ないし内径120Diの5から15%の間であり、好ましくは外径120Daの10%未満である。
図7(A)はさらに、当接領域12に対してオフセットされた貫通孔領域13の構成を示す。穴付ディスク10の貫通孔領域13は、穴付ディスク10の下側10.2にある隆起した装着領域13.2に制限されている。穴付ディスク10の上側10.1では、穴付ディスクは実質的に平坦に構成されている。上側10.1は、図3に図示されたリングネジ41,42,43に対するネジ開口部14を支持する。
穴付ディスク10の貫通孔11は、円錐形に先細の第1の部分11.1、ほぼ円筒形の第2の中央領域11.2および円錐形に拡張する領域11.3を有する。第1の貫通孔領域11.1の円錐度は、第3の貫通孔領域11.3の円錐度よりも大きい。
移行プレート20の窪み領域23.1に基づき、移行プレートは、穴付ディスク10の貫通孔領域13、すなわち装着領域13.2を寸法通りにセンタリングして受け入れるのに適する。移行プレートの装着領域23.2はさらに、設定リング3の装着領域に寸法通りに適合されており、これにより穴付ディスク10は移行プレート20に、そして移行プレート20は設定リング3にセンタリングして装着することができる。その際、下方の当接領域20.2が設定リングに当接する。移行プレート20の上方の当接領域20.1は、穴付ディスク10の下方の当接領域10.2に当接する。
穴付ディスクの平坦な表面10.1はさらに、カバーキャップ50ないしその上に確保ディスク30を、前に説明したように平坦に支持するために用いられる。
穴付ディスク10の貫通孔11に装着するために形状の適合されたリング形のアンカー本体110が図8に示されている。アンカー本体110は、連続する円錐形の外周側面111を有し、この外周側面は、太い端部110Bにおいて先ずリング溝を、そしてさらに丸められたリング部分160を支持する。確保スリーブ120およびアンカーエレメント110は、コア硬度が高められ、表面硬度はやや柔らかいエラストマー材料から作製されている。
周面111は、周辺に120°の部分で分布配置された拡張溝170を支持する。この拡張溝のスリット幅は、確保スリーブ120のスリット幅130Sより格段に小さい。
リング形のアンカー本体の内側112は歯部180を有し、歯181の歯先は鋭いエッジである。とりわけ歯部180は、コア硬度と比較してさらに硬化されている。
図8(F)は、平面図F1と側面図F2にリングバネ190を示し、これはバネ溝150に挿入することができる。
図9のフローチャートは、例として引張ケーブルを図3と図4の固定アンカー100で引張するための方法の可能な経過を示す。方法のスタートVSの後、第1の工程V1で引張ケーブルが少なくとも穴付ディスクの貫通孔および移行プレートのさらなる貫通孔に取り付けられる。さらなる方法工程V2で、引張ケーブルが引張の下で架設される。さらなる方法工程V3で引張ケーブルが穴付ディスク10に自動的にアンカリングされ、方法工程V4で引張ケーブル2が移行プレート20にアンカリングされる。方法工程V5でカバーエレメントが取り付けられ、方法工程V6でこれに腐食防止物質が充填された後、この方法は実質的に工程VEで差し当たり終了する。
1000 風力発電装置
1001 タワー
1002 ナセル
1003 ロータ
1004 ロータブレード
1005 ハブ
1010 地面
1100 タワーセグメント
1110 突起部
1200 タワーセグメント
1300 基礎部
1310 地下構造部分
2000 引張装置
2100 固定アンカー
2200 引張ケーブル、引張エレメント
2210 保護パイプ
2220 引張ケーブルの束
2230 基礎部
2210 パイプ
2300 引張アンカー
1 アンカーヘッド
2 引張ケーブル
2.1 ワイヤメッシュ
2.2 PEシース
3 設定リング、スチールリング
10 穴付ディスク
10.1 上側、表面
10.2 下側、当接領域
11 穴付ディスクの貫通孔
11.1 第1の領域
11.2 中央領域
11.3 第3の領域
12 当接領域
13 貫通孔領域
13.2 装着領域
14 ネジ開口部
20 移行プレート、中間ディスク
20.1 上側、当接領域
20.2 下側、当接領域
21 移行プレートの貫通孔
21.1 上側貫通孔領域
21.2 下側貫通孔領域
22 当接領域
23 貫通孔領域
23.1 窪み領域
23.2 装着領域
30 確保ディスク
40,41,42,43 リングネジ
50 カバーキャップ、保護キャップ
51 保護周面
52 保護パイプ
60 カバーフード
61 保護カバー
62 側方の周面領域
63 円筒形の周面領域
100 固定アンカー
110 アンカー本体、アンカーエレメント
110B 太い端部
111 外周側面
112 内側
120 確保スリーブ
120S 薄いエッジ
120B 太いエッジ
121 外周側面
122 内側
130 リングスリット、クランプスリット
130S スリット幅
140 リブ配置
141 リブ
150 バネ溝
160 リング部分
170 拡張溝
180 歯部
181 歯
190 リングバネ
S1,S2 窪み距離

Claims (28)

  1. 建造物に取り付けるように構成されており、引張ケーブル(2)をアンカー(100)に保持するための引張装置(2000)用のアンカー(100)であって、前記アンカーは多分割式のアンカーヘッド(1)を備え、当該アンカーヘッド(1)は、
    引張ケーブル(2)を各別に貫通案内するための第1貫通孔(11)を備える穴付ディスク(10)の形のアンカープレートを有し、ここで前記第1貫通孔(11)は複数の第1貫通孔(11)の1つであり、前記引張ケーブル(2)は複数の引張ケーブルの1つであり、
    前記穴付ディスク(10)の一方の側に配置される、前記引張ケーブル(2)を各別に貫通案内するための第2貫通孔を備える中間ディスクを有し、ここで前記第2貫通孔は前記中間ディスクにある複数の第2貫通孔の1つであり、前記引張ケーブル(2)は複数の引張ケーブルの1つであり、
    前記中間ディスクは移行プレート(20)として構成されており、当該移行プレートは、前記第2貫通孔(21)内に少なくとも1つの確保スリーブ(120)を支持し、前記確保スリーブは、前記引張ケーブル(2)を引張しながら自動的にアンカリングするように構成されており、
    前記アンカーヘッド(1)はさらに、前記穴付ディスク(10)の他方の側に配置される確保ディスク(30)を有し、
    前記確保ディスク(30)は、前記引張ケーブル(2)を各別に貫通案内するための第3貫通孔を有し、当該第3貫通孔は前記確保ディスク(30)にある複数の第3貫通孔の1つであり、前記引張ケーブル(2)は複数の引張ケーブルの1つである、
    ことを特徴とするアンカー(100)。
  2. 前記穴付ディスク(10)は、前記第1貫通孔(11)内にリング形のアンカー本体(110)を支持し、当該アンカー本体は、引張ケーブル(2)を前記穴付ディスク(10)にアンカリングするよう構成されている、ことを特徴とする請求項1に記載のアンカー(100)。
  3. 前記アンカーヘッド(1)はさらに、
    前記中間ディスク(20)の一方の側に配置される設定リング(3)を有する、ことを特徴とする請求項1または2に記載のアンカー(100)。
  4. 前記設定リング(3)は、前記中間ディスク(20)に対するストップ部を有し、および/または前記設定リングは、複数の引張ケーブル(2)に共通の内部領域を、当該複数の引張ケーブルが共通に前記内部領域を通して案内可能であるように有する、ことを特徴とする請求項3に記載のアンカー(100)。
  5. 前記アンカーヘッド(1)はさらに、前記穴付ディスク(10)の他方の側に配置され、当該穴付ディスクを把持するカバーを有する、ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のアンカー(100)。
  6. 前記カバーは、確保ディスク(30)および/または穴付ディスク(10)および/または中間ディスク(20)を把持する、ことを特徴とする請求項5に記載のアンカー(100)。
  7. 前記カバーは、他方の側が閉鎖されたカバーフード(60)およびカバーキャップ(50)から成るシステムとして構成されている、請求項5または6に記載のアンカー(100)。
  8. 前記カバーフード(60)は、確保ディスク(30)および/または穴付ディスク(10)および/または中間ディスク(20)に対する保護カバー(61)を有し、前記カバーキャップ(50)は、引張ケーブル(2)に対する保護パイプ(52)を有する、ことを特徴とする請求項7に記載のアンカー(100)。
  9. 複数の第1貫通孔(11)が前記穴付ディスク(10)の軸を中心に、および/または第2貫通孔(21)が前記中間ディスク(20)の軸を中心に、および/または第3貫通孔が前記確保ディスク(30)の軸を中心に中心対称に配置されている、ことを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載のアンカー(100)。
  10. 前記複数の第1貫通孔(11)および前記第2貫通孔(21)は、当接領域(12)に対してオフセットされた貫通孔領域(13)内に配置されている、ことを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載のアンカー(100)。
  11. 前記当接領域(12)は、中心対称のリング領域である、ことを特徴とする請求項10に記載のアンカー(100)。
  12. 前記移行プレート(20)のオフセットされた貫通孔領域(13)は、上側で沈下された中心対称の窪み領域(23.1)と、下側で隆起された中心対称の装着領域とを有する、ことを特徴とする請求項10または11に記載のアンカー(100)。
  13. 前記移行プレート(20)の窪み領域(23.1)は、穴付ディスク(10)の貫通孔領域(13)を受け入れるように構成されており、
    前記移行プレート(20)の装着領域は、設定リング(3)に装着するように構成されており、一方の側に配置される当接領域(12)は、前記設定リング(3)に当接するように構成されており、
    前記移行プレート(20)の他方の側に配置される当接領域(22)は、前記穴付ディスク(10)に当接するように構成されている、
    ことを特徴とする請求項12に記載のアンカー(100)。
  14. 前記窪み領域(23.1)の窪み距離は、確保スリーブ(120)の突入寸法にほぼ相当し、当該突入距離は、前記確保スリーブ(120)の引張負荷のない位置と引張負荷された位置との間の間隔に相当する、ことを特徴とする請求項12または13に記載のアンカー(100)。
  15. 前記移行プレート(20)の第2貫通孔(21)は、平坦または構造化された内側周面を有し、当該内側周面はネジ無しである、ことを特徴とする請求項1から14のいずれか一項に記載のアンカー(100)。
  16. 前記移行プレート(20)の第2貫通孔(21)は、円錐形の第1の部分および/または円筒形の第2の部分を有する、ことを特徴とする請求項1から15のいずれか一項に記載のアンカー(100)。
  17. 前記リング形のアンカー本体(110)および/または確保スリーブ(120)は、リングウェッジの形に構成されている、ことを特徴とする請求項2、または請求項2を引用する請求項3から16のいずれか一項に記載のアンカー(100)。
  18. 前記アンカー本体(110)は、複数の拡張スリットを有する、ことを特徴とする請求項2、または請求項2を引用する請求項3から17のいずれか一項に記載のアンカー(100)。
  19. 前記確保スリーブ(120)は、クランプスリット(130)を有する、ことを特徴とする請求項1から18のいずれか一項に記載のアンカー(100)。
  20. 前記確保スリーブ(120)および/またはアンカー本体(110)は、円錐形の外周側面(121)を有する、ことを特徴とする請求項2から19のいずれか一項に記載のアンカー(100)。
  21. 前記確保スリーブ(120)および/またはアンカー本体(110)は、円筒形の歯切り内側周面を有する、ことを特徴とする請求項2から20のいずれか一項に記載のアンカー(100)。
  22. 前記内側周面の歯部(180)は、非対称に向けられている、ことを特徴とする請求項15に記載のアンカー(100)。
  23. 建造物に取り付けるように構成されており、かつ引張ケーブル(2200)を、請求項1から22のいずれか一項に記載のアンカー(100)に保持するように構成された引張装置(2000)。
  24. 固定アンカー(2100)と引張アンカー(2300)とを備え、
    引張ケーブル(2200)が前記固定アンカー(2100)と前記引張アンカー(2300)との間に保持されており、
    各アンカー(100)は、多分割式のアンカーヘッド(1)を有し、
    前記固定アンカー(2100)のアンカーヘッド(1)は、引張ケーブル(2200)を固定するように構成されており、前記引張アンカー(2300)のアンカーヘッド(1)は、引張ケーブル(2200)を引張し、引き続き固定するように構成されている、請求項23に記載の引張装置(2000)。
  25. 風により駆動可能なロータ(1003)がロータハブ(1005)を介して発電機に駆動結合されたナセル(1002)を備える風力発電装置(1000)であって、
    前記ナセル(1002)は、複数のタワーセグメント(1100,1200)を備えるタワー(1001)上に配置されており、前記タワーセグメントの少なくとも1つは、請求項1から24のいずれか一項に記載のアンカー(100)を有し、
    前記タワー(1001)の少なくとも2つのタワーセグメント(1100,1200)は、引張力の下で互いに保持されている、風力発電装置(1000)。
  26. 建造物に取り付けるように構成されており、かつ引張ケーブル(2200)をアンカー(100)に保持するための引張装置(2000)のためのアンカー(100)において引張ケーブル(2)を引張するための方法であって、
    前記アンカー(100)は、多分割式のアンカーヘッド(1)を有し、当該アンカーヘッドは、
    引張ケーブル(2)を各別に貫通案内するための第1貫通孔(11)を備える穴付ディスク(10)の形のアンカープレートを有し、前記第1貫通孔(11)は複数の第1貫通孔の1つであり、前記引張ケーブル(2)は複数の引張ケーブルの1つであり、
    前記穴付ディスク(10)の一方の側に配置される、前記引張ケーブル(2)を各別に貫通案内するための第2貫通孔(21)を備える中間ディスク(20)を有し、前記第2貫通孔(21)は、前記中間ディスク(20)にある複数の第2貫通孔の1つであり、前記引張ケーブル(2)は複数の引張ケーブルの1つであり、
    前記アンカーヘッド(1)はさらに、前記穴付ディスク(10)の他方の側に配置される確保ディスク(30)を有し、
    前記確保ディスク(30)は、前記引張ケーブル(2)を各別に貫通案内するためにさらに第3貫通孔を有し、当該第3貫通孔は前記確保ディスク(30)にある複数の第3貫通孔の1つであり、前記引張ケーブル(2)は複数の引張ケーブルの1つであり、
    前記中間ディスク(20)は移行プレートとして構成されており、当該移行プレートは、前記第2貫通孔(21)内に少なくとも1つの確保スリーブ(120)を支持し、当該確保スリーブは、引張ケーブル(2)を引張しながら自動的にアンカリングするように構成されており、当該方法は、
    引張ケーブル(2)を、少なくとも前記穴付ディスク(10)の第1貫通孔(11)および前記移行プレート(20)の第2貫通孔(21)に取り付ける工程と、
    前記引張ケーブルを引張して設置する工程と、
    前記引張ケーブル(2)を前記穴付ディスク(10)および前記移行プレート(20)内で自動的にアンカリングする工程と、
    を有する方法。
  27. 前記引張ケーブル(2)は、穴付ディスク(10)および移行プレート(20)内で強固に取り囲まれ、強固に締め付けられる、ことを特徴とする請求項26に記載の方法。
  28. 少なくとも第1の引張ケーブル(2200)には種々の識別マークが付され、該識別マークは、少なくとも第1の引張ケーブルを第2の引張ケーブルから区別可能に標識付ける、ことを特徴とする請求項26または27に記載の方法。
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