JP6231659B2 - ポリカーボネート樹脂および光学フィルム - Google Patents
ポリカーボネート樹脂および光学フィルム Download PDFInfo
- Publication number
- JP6231659B2 JP6231659B2 JP2016508701A JP2016508701A JP6231659B2 JP 6231659 B2 JP6231659 B2 JP 6231659B2 JP 2016508701 A JP2016508701 A JP 2016508701A JP 2016508701 A JP2016508701 A JP 2016508701A JP 6231659 B2 JP6231659 B2 JP 6231659B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- unit
- film
- polycarbonate resin
- bis
- optical film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- QQDXCXIHFUIYHS-UUASQNMZSA-N CC(C1)C(OC(/C=C\C=C)=O)=CC=C1C1(c(cccc2)c2C2=C1CCC=C2)c1ccc(C)c(C)c1 Chemical compound CC(C1)C(OC(/C=C\C=C)=O)=CC=C1C1(c(cccc2)c2C2=C1CCC=C2)c1ccc(C)c(C)c1 QQDXCXIHFUIYHS-UUASQNMZSA-N 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G64/00—Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carbonic ester link in the main chain of the macromolecule
- C08G64/16—Aliphatic-aromatic or araliphatic polycarbonates
- C08G64/1608—Aliphatic-aromatic or araliphatic polycarbonates saturated
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08J—WORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
- C08J5/00—Manufacture of articles or shaped materials containing macromolecular substances
- C08J5/18—Manufacture of films or sheets
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B1/00—Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements
- G02B1/04—Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements made of organic materials, e.g. plastics
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B5/00—Optical elements other than lenses
- G02B5/30—Polarising elements
- G02B5/3083—Birefringent or phase retarding elements
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02F—OPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
- G02F1/00—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
- G02F1/01—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour
- G02F1/13—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
- G02F1/133—Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
- G02F1/1333—Constructional arrangements; Manufacturing methods
- G02F1/1335—Structural association of cells with optical devices, e.g. polarisers or reflectors
- G02F1/13363—Birefringent elements, e.g. for optical compensation
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08J—WORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
- C08J2369/00—Characterised by the use of polycarbonates; Derivatives of polycarbonates
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02F—OPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
- G02F1/00—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
- G02F1/01—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour
- G02F1/13—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
- G02F1/133—Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
- G02F1/1333—Constructional arrangements; Manufacturing methods
- G02F1/1335—Structural association of cells with optical devices, e.g. polarisers or reflectors
- G02F1/13363—Birefringent elements, e.g. for optical compensation
- G02F1/133638—Waveplates, i.e. plates with a retardation value of lambda/n
Description
位相差フィルムとしては、λ/4板、λ/2板が知られており、その材料としてはビスフェノールAを重縮合したポリカーボネートやポリエーテルサルフォン、ポリサルフォンなどの熱可塑性ポリマーが用いられている。これら材料のフィルムを延伸して得られたλ/4板、λ/2板は、短波長ほど位相差が大きくなるという性質がある。そのため、λ/4板、λ/2板として機能しうる波長が特定の波長に限られるという問題点があった。
すなわち、本発明は、以下の通りである。
(B)下記式で表される単位(B)、
および(C)脂環族ジオール化合物から誘導されるカーボネート単位(C)を含み、下記式(I)〜(II)を満たすポリカーボネート樹脂。
(I)単位(A)と単位(B)とのモル比(A)/(B)が0.2〜11.0
(II)単位(A)+単位(B)と単位(A)+単位(B)+単位(C)のモル比{(A+B)/(A+B+C)}が0.30〜0.60
3.ポリカーボネート樹脂の光弾性定数が30×10−12Pa−1以下である前項1記載のポリカーボネート樹脂。
4.ポリカーボネート樹脂の単位(B)同士のカーボネート結合比が下記式(III)を満たす前項1記載のポリカーボネート樹脂。
(III)0.001 < [{単位(B)−単位(B)のカーボネート結合}/全カーボネート結合]< 0.3
5.前項1記載のポリカーボネート樹脂より形成される光学フィルム。
6.光学フィルムが溶融押出法により成形したものである前項5記載の光学フィルム。
7.光学フィルムが、未延伸フィルムを延伸してなる位相差フィルムである前項5記載の光学フィルム。
8.波長450nm、550nm、及び650nmにおけるフィルム面内の位相差値R(450)、R(550)、及びR(650)が、下記式(1)及び(2)
0.60 ≦ R(450)/R(550)≦ 1.00 (1)
1.01 ≦ R(650)/R(550)≦ 1.40 (2)
を満たす前項7記載の位相差フィルム。
9.前項8記載の位相差フィルムを具備した液晶表示装置または有機EL表示装置。
<ポリカーボネート樹脂>
本発明の光学フィルムは、単位(A)、単位(B)および単位(C)を含むポリカーボネート樹脂から形成される。
単位(A)は下記式で表される。
mおよびnは、夫々独立して0〜4の整数を示す。
単位(A1)の原料である9,9−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)フルオレンは、o−クレゾールとフルオレノンの反応によって得られる。b値の小さい9,9−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)フルオレンは、不純物を除去することによって得ることができる。
単位(B)は下記式で表される。
R5およびR6は夫々独立して、炭素原子数1〜10の芳香族基を含んでもよい炭化水素基を示す。炭化水素基は、好ましくは炭素数1〜10のアルキレン基、さらに好ましくは炭素数1〜4のアルキレン基、より好ましくはエチレン基である。
pおよびqは、それぞれ−(R5−O)−および−(O−R6)−の繰り返しの数を表す。pおよびqは、夫々独立して、1以上の整数であり、好ましくは1〜20の整数、さらに好ましくは1〜12の整数、さらにより好ましくは1〜8の整数、特に好ましくは1〜4の整数、最も好ましくは1である。
sおよびtは、夫々独立して0〜4の整数を示す。
特に、下記式で示される9,9−ビス[4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル]フルオレン(BPEF)から誘導される単位(B1)が好ましい。
単位(B)を誘導する化合物は、9,9−ビス(ヒドロキシフェニル)フルオレン類と、基R 5 およびR 6 に対応する化合物(アルキレンオキサイド、ハロアルカノール等)とを反応させることにより得られる。例えば、9,9−ビス[4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル]フルオレンは、9,9−ビス(4−ヒドロキシフェニル)フルオレンにエチレンオキサイドを付加することにより得られる。9,9−ビス[4−(3−ヒドロキシプロポキシ)フェニル]フルオレンは、例えば、9,9−ビス[4−ヒドロキシフェニル]フルオレンと3−クロロプロパノールとをアルカリ条件下にて反応させることにより得られる。なお、9,9−ビス(ヒドロキシフェニル)フルオレンは、フルオレノン(9−フルオレノン等)と対応するフェノールとの反応により得ることができる。9,9−ビス(4−ヒドロキシフェニル)フルオレンは、例えば、フェノールと9−フルオレノンとの反応によって得ることができる。
単位(C)は、脂環族ジオール化合物から誘導されるカーボネート単位(C)である。脂環式ジオール化合物としては、国際公開第2004/111106号パンフレット、国際公開第2011/021720号パンフレットに記載のジオール化合物が挙げられる。
前記脂環式ジオール化合物としては、シクロヘキサンジメタノール、トリシクロデカンジメタノール、アダマンタンジオール、ペンタシクロペンタデカンジメタノール、3,9−ビス(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチルエチル)−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5.5]ウンデカン、イソソルビドなどが挙げられる。
本発明のポリカーボネート樹脂の組成比は、単位(A)と単位(B)のモル比(A)/(B)は0.2〜11.0であり、0.3〜8.0が好ましく、0.4〜6.0がより好ましく、0.4〜3.0がさらに好ましく、0.5〜2.5がもっとも好ましい。モル比(A)/(B)は11.0を超えると、耐久安定性に劣り、位相差低下が発生し、好ましくない。またモル比(A)/(B)0.2未満では可とう性に劣り、フィルムが割れやすくなり好ましくない。
また、単位(A)、単位(B)および単位(C)の合計が全繰り返し単位を基準として好ましくは50モル%以上であり、より好ましくは70モル%以上、さらに好ましくは80モル%以上であり、特に好ましくは90モル%以上である。
その他のジオールとしては脂肪族ジオール化合物や芳香族ジヒドロキシ化合物が挙げられる。
前記脂肪族ジオール化合物としては、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,8−オクタンジオール、1.9−ノナンジオール、1,10−デカンジオール、1,12−ドデカンジオール、2−メチル−1,3−プロパンジオール、ネオペンチルグリコール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、2−n−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオール、2,2−ジエチル−1,3−プロパンジオール、2,4−ジエチル−1,5−ペンタンジオール、1,2−ヘキサングリコール、1,2−オクチルグリコール、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、2,3−ジイソブチル−1,3−プロパンジオール、2,2−ジイソアミル−1,3−プロパンジオール、2−メチル−2−プロピル−1,3−プロパンジオールなどが挙げられる。また、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ポリエチレングリコールなどのオキシアルキレングリコール類が挙げられる。
本発明のポリカーボネート樹脂において、単位(B)同士のカーボネート結合比が下記式(III)を満たすことが好ましい。
(III)0.001 < [{単位(B)−単位(B)のカーボネート結合}/全カーボネート結合]< 0.3
単位(B)同士のカーボネート結合比が0.002〜0.2がより好ましく、0.004〜0.18がさらに好ましく、0.01〜0.15が特に好ましく、0.05〜0.13がもっとも好ましい。カーボネート結合比が0.3以上では耐久安定性試験時に位相差低下が発生し、好ましくない。またカーボネート結合比は低いことが好ましいが、重合反応において少なくとも0.001以上は生成する。単位(B)−単位(B)のカーボネート結合は分子運動性が高いと考えられ、耐久試験時に緩和減少が起こり、位相差が低下すると考えられる。
本発明で使用されるポリカーボネート樹脂の比粘度(ηSP)は、0.20〜1.50が好ましい。比粘度が0.20〜1.50のとき強度及び成形加工性が良好となる。比粘度(ηSP)は、より好ましくは0.25〜1.20であり、さらに好ましくは0.30〜0.80である。
本発明のポリカーボネート樹脂の比粘度が、0.2より小さいと射出成形した成形片の強度が低下しやすく、他方1.50より大きいと射出成形の際の成形加工性が低下しやすくなる。
比粘度(ηSP)=(t−t0)/t0
[t0は塩化メチレンの落下秒数、tは試料溶液の落下秒数]
なお、具体的な比粘度の測定としては、例えば次の要領で行うことができる。まず、ポリカーボネート樹脂をその20〜30倍重量の塩化メチレンに溶解し、可溶分をセライト濾過により採取した後、溶液を除去して十分に乾燥し、塩化メチレン可溶分の固体を得る。かかる固体0.7gを塩化メチレン100mlに溶解した溶液から20℃における比粘度を、オストワルド粘度計を用いて求める。
本発明に使用されるポリカーボネート樹脂のガラス転移温度(Tg)は、好ましくは128〜155℃、より好ましくは133〜150℃、さらに好ましくは135〜148℃、最も好ましくは137〜148℃の範囲である。ガラス転移温度(Tg)が128℃より低いと、耐熱安定性に劣り、位相差値が経時変化して表示品位に影響を与える場合がある。またガラス転移温度(Tg)が155℃より高いと溶融製膜しようとする場合、粘度が高すぎて困難となることがある。ガラス転移温度(Tg)はティー・エイ・インスツルメント・ジャパン(株)製2910型DSCを使用し、昇温速度20℃/minにて測定する。
本発明に使用されるポリカーボネート樹脂の光弾性定数の絶対値は、好ましくは30×10−12Pa−1以下、より好ましくは28×10−12Pa−1以下、さらに好ましくは25×10−12Pa−1以下、特に好ましくは23×10−12Pa−1以下である。絶対値が30×10−12Pa−1より大きいと、応力による複屈折が大きく、位相差フィルムとして使用する場合に光抜けが起こり易くなる。光弾性定数はフィルムから長さ50mm、幅10mmの試験片を切り出し、日本分光(株)製 Spectroellipsometer M−220を使用し測定する。
ポリカーボネート樹脂は、フルオレンジヒドロキシ成分、脂肪族ジオール成分および炭酸ジエステルを溶融重合して製造することができる。
炭酸ジエステルとしては、置換されてもよい炭素数6〜12のアリール基、アラルキル基等のエステルが挙げられる。具体的には、ジフェニルカーボネート、ジトリールカーボネート、ビス(クロロフェニル)カーボネートおよびビス(m−クレジル)カーボネート等が挙げられる。これらの中でも特にジフェニルカーボネートが好ましい。
ジフェニルカーボネートの使用量は、ジヒドロキシ化合物の合計1モルに対して、好ましくは0.97〜1.10モル、より好ましは1.00〜1.06モルである。
このような化合物としては、アルカリ金属やアルカリ土類金属の、有機酸塩、無機塩、酸化物、水酸化物、水素化物、アルコキシド、4級アンモニウムヒドロキシド等が好ましく用いられ、これらの化合物は単独もしくは組み合わせて用いることができる。
溶融重縮合反応は、従来知られているように不活性ガス雰囲気下および減圧下で加熱しながら攪拌して生成するモノヒドロキシ化合物を留出させることで行なわれる。
反応温度は通常120〜350℃の範囲であり、反応後期には系の減圧度を10〜0.1Torrに高めて生成するモノヒドロキシ化合物の留出を容易にさせて反応を完結させる。必要に応じて末端停止剤、酸化防止剤等を加えてもよい。
また、用途や必要に応じて熱安定剤、可塑剤、光安定剤、重合金属不活性化剤、難燃剤、滑剤、帯電防止剤、界面活性剤、抗菌剤、紫外線吸収剤、離型剤等の添加剤を配合することができる。
本発明の光学フィルムについて説明する。この光学フィルムとは、光学用途に使用されるフィルムである。具体的には、位相差フィルム、プラセル基板フィルム、偏光板保護フィルム、反射防止フィルム、輝度上昇フィルム、光ディスクの保護フィルム、拡散フィルム等が挙げられる。特に、位相差フィルム、偏光板保護フィルム、反射防止フィルムが好ましい。
本発明の光学フィルムの厚みは、好ましくは20〜200μm、より好ましくは20〜150μmの範囲である。この範囲であれば、延伸による所望する位相差値が得やすく、製膜も容易で好ましい。
本発明の光学フィルムは、これを構成するポリカーボネート樹脂の光弾性定数が低い。従って、応力に対する位相差の変化が少なく、かかる位相差フィルムを具備した液晶表示装置は表示安定性に優れたものとなる。
また、本発明の光学フィルムは透明性が高い。厚さ100μmの本発明の光学フィルムの全光線透過率が、好ましくは85%以上、より好ましくは88%以上である。また本発明の光学フィルムのヘイズ値は、好ましくは5%以下、より好ましくは3%以下である。
本発明で使用されるポリカーボネート樹脂を用いてなる未延伸フィルムを延伸することで、波長400〜800nmの可視光領域において、フィルム面内の位相差が短波長になるほど小さくなる逆波長分散性を示す光学フィルムを得ることができる。かかる延伸された位相差フィルムは、下記式(1)及び(2)の条件を満たすことが望ましい。
1.01 < R(650)/R(550)<1.40 (2)
好ましくは、下記式(1−1)及び(2−1)の条件を満たす。
0.65<R(450)/R(550)<0.92 (1−1)
1.02<R(650)/R(550)<1.35 (2−1)
より好ましくは、下記式(1−2)及び(2−2)の条件を満たす。
0.70<R(450)/R(550)<0.90 (1−2)
1.03<R(650)/R(550)<1.30 (2−2)
さらに好ましくは、下記式(1−3)及び(2−3)の条件を満たす。
0.70<R(450)/R(550)<0.87 (1−3)
1.03<R(650)/R(550)<1.20 (2−3)
特に好ましくは、下記式(1−4)及び(2−4)の条件を満たす。
0.70<R(450)/R(550)<0.86 (1−4)
1.03<R(650)/R(550)<1.10 (2−4)
最も好ましくは、下記式(1−5)及び(2−5)の条件を満たす。
0.70<R(450)/R(550)<0.85 (1−5)
1.03<R(650)/R(550)<1.10 (2−5)
R=(nx−ny)×d
但し、nxはフィルム面内の主延伸方向の屈折率であり、nyはフィルム面内の主延伸方向と垂直方向の屈折率であり、dはフィルムの厚みである。ここで、主延伸方向とは一軸延伸の場合には延伸方向、二軸延伸の場合にはより配向度があがるように延伸した方向を意味しており、化学構造的には高分子主鎖の配向方向を指す。
光学フィルムの波長分散性は、日本分光(株)製 Spectroellipsometer M−220を使用し測定される。
フィルムから長さ50mm、幅10mmの試験片を切り出し、日本分光(株)製 Spectroellipsometer M−220を使用し光弾性定数を測定した。
フィルムから長さ100mm、幅70mmの試験片を切り出し、Tg+10℃の延伸温度で2.0倍縦延伸し、得られた位相差フィルムの中央部分を日本分光(株)製 Spectroellipsometer M−220を使用し位相差波長分散性を測定した。
ティー・エイ・インスツルメント・ジャパン(株)製2910型DSCを使用し、窒素雰囲気下、昇温速度20℃/minにて測定した。
日本電子社製JNM−AL400のプロトンNMRにて測定し、ポリマー組成比を算出した。
また、単位(B)同士のカーボネート結合比は、カーボンNMRにて測定し、全カーボネート比率から算出した。
20℃で塩化メチレン100mlにポリカーボネート樹脂0.7gを溶解した溶液からオストワルド粘度計を用いて求めた。
比粘度(ηSP)=(t−t0)/t0
[t0は塩化メチレンの落下秒数、tは試料溶液の落下秒数]
(株)テクノベル製15φ二軸押出混練機に幅150mm、リップ幅500μmのTダイとフィルム引取り装置を取り付け、8時間製膜した際にフィルムの破断により製膜が中断した場合は×、破断なく巻き取れた場合は○とした。
延伸フィルムを85℃、250時間熱処理後、位相差を測定し、位相差低下量を評価した。位相差低下量は6nm以下が好ましく、5nm以下がより好ましく、4nm以下がさらに好ましく、3nm以下が特に好ましい。
ポリビニルアルコールにヨウ素が吸着配向している偏光子フィルムを2枚のトリアセチルセルロースフィルムにより挟んだ構造で、その片面にアクリル系感圧接着剤層が設けられている直線偏光板を用意した。実施例で作成した延伸フィルムを積算照射量1500Jの条件でコロナ放電処理を施し、そのコロナ放電処理面を、前記直線偏光板へアクリル系感圧接着剤層側に45°の角度で張り合わせた。上記偏光板を2枚作成し、無アルカリガラス(コーニングジャパン社製、商品名:EAGLE2000)に粘着剤を介し図1に示したように貼り合わせた。構成した円偏光板を90℃240分保管した直後にバックライトを当てた時の透過光の光抜けを目視で評価し、光抜けのない場合は○、やや光りぬけが見られた場合は△、全体的に光抜けが見られる場合を×とした。
<ポリカーボネート共重合体の製造>
9,9−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)フルオレン(以下BCFと略す)14.8部,9−ビス[4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル]フルオレン(以下BPEFと略す)70.5部、3,9−ビス(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチルエチル)−2,4,8,10−テトラオキサスピロ(5.5)ウンデカン(以下SPGと略す)58.4部、ジフェニルカーボネート85.7部および触媒としてテトラメチルアンモニウムヒドロキシド3.6×10−3部と炭酸水素ナトリウム1.6×10−4部を窒素雰囲気下180℃に加熱し溶融させた。その後、30分かけて減圧度を13.4kPaに調整した。その後、20℃/hrの速度で260℃まで昇温を行い、10分間その温度で保持した後、1時間かけて減圧度を133Pa以下とした。合計6時間撹拌下で反応を行った。
反応終了後、触媒量の1.5倍モルのドデシルベンゼンスルホン酸テトラブチルホスホニウム塩を添加し、触媒を失活した後、反応槽の底より窒素加圧下吐出し、水槽で冷却しながら、ペレタイザーでカットしてペレットを得た。
次に、(株)テクノベル製15φ二軸押出混練機に幅150mm、リップ幅500μmのTダイとフィルム引取り装置を取り付け、得られたポリカーボネート共重合体をフィルム成形することにより透明な押出しフィルムを得た。評価結果を表1に記載した。
<ポリカーボネート共重合体樹脂の製造>
BCF22.2部、BPEF60.2部、SPG59.6部を用いた他は、実施例1と全く同様の操作を行い、脂肪族芳香族ポリカーボネート共重合体を得た。
<光学フィルムの製造>
次に実施例1と同様にしてフィルムを作成した。評価結果を表1に記載した。
<ポリカーボネート共重合体樹脂の製造>
BCF25.2部、BPEF51.6部、SPG63.2部を用いた他は、実施例1と全く同様の操作を行い、脂肪族芳香族ポリカーボネート共重合体を得た。
<光学フィルムの製造>
次に実施例1と同様にしてフィルムを作成した。評価結果を表1に記載した。
<ポリカーボネート共重合体樹脂の製造>
BCF32.6部、BPEF39.6部、SPG65.6部を用いた他は、実施例1と全く同様の操作を行い、脂肪族芳香族ポリカーボネート共重合体を得た。
<光学フィルムの製造>
次に実施例1と同様にしてフィルムを作成した。評価結果を表1に記載した。
<ポリカーボネート共重合体樹脂の製造>
BCF38.5部、BPEF29.2部、SPG68.0部を用いた他は、実施例1と全く同様の操作を行い、脂肪族芳香族ポリカーボネート共重合体を得た。
<光学フィルムの製造>
次に実施例1と同様にしてフィルムを作成した。評価結果を表1に記載した。
<ポリカーボネート共重合体樹脂の製造>
BCF43.0部、BPEF22.4部、SPG69.1部を用いた他は、実施例1と全く同様の操作を行い、脂肪族芳香族ポリカーボネート共重合体を得た。
<光学フィルムの製造>
次に実施例1と同様にしてフィルムを作成した。評価結果を表1に記載した。
<ポリカーボネート共重合体樹脂の製造>
BCF22.2部、BPEF49.9部、イソソルビド(以下ISSと略す)31.5部、分子量1000のポリエチレングリコール(以下PEGと略す)3.9部を用いた他は、実施例1と全く同様の操作を行い、脂肪族芳香族ポリカーボネート共重合体を得た。
<光学フィルムの製造>
次に実施例1と同様にしてフィルムを作成した。評価結果を表1に記載した。
<ポリカーボネート共重合体樹脂の製造>
BCF32.6部、BPEF32.7部、ISS32.9部、PEG5.9部を用いた他は、実施例1と全く同様の操作を行い、脂肪族芳香族ポリカーボネート共重合体を得た。
<光学フィルムの製造>
次に実施例1と同様にしてフィルムを作成した。評価結果を表1に記載した。
<ポリカーボネート共重合体樹脂の製造>
BCF38.5部、BPEF20.6部、ISS34.4部、PEG7.8部を用いた他は、実施例1と全く同様の操作を行い、脂肪族芳香族ポリカーボネート共重合体を得た。
<光学フィルムの製造>
次に実施例1と同様にしてフィルムを作成した。評価結果を表1に記載した。
<ポリカーボネート共重合体樹脂の製造>
BCF29.6部、BPEF29.2部、ISS24.6部、ジエチレングリコール(以下DEGと略す)8.3部を用いた他は、実施例1と全く同様の操作を行い、脂肪族芳香族ポリカーボネート共重合体を得た。
<光学フィルムの製造>
次に実施例1と同様にしてフィルムを作成した。評価結果を表1に記載した。
<ポリカーボネート共重合体樹脂の製造>
BCF3.0部、BPEF92.9部、SPG52.5部を用いた他は、実施例1と全く同様の操作を行い、脂肪族芳香族ポリカーボネート共重合体を得た。
<光学フィルムの製造>
次に実施例1と同様にしてフィルムを作成した。評価結果を表1に記載した。
<ポリカーボネート共重合体樹脂の製造>
BCF5.9部、BPEF84.3部、SPG56.0部を用いた他は、実施例1と全く同様の操作を行い、脂肪族芳香族ポリカーボネート共重合体を得た。
<光学フィルムの製造>
次に実施例1と同様にしてフィルムを作成した。評価結果を表1に記載した。
<ポリカーボネート共重合体樹脂の製造>
BCF50.4部、BPEF6.9部、SPG73.9部を用いた他は、実施例1と全く同様の操作を行い、脂肪族芳香族ポリカーボネート共重合体を得た。
<光学フィルムの製造>
次に実施例1と同様にしてフィルムを作成した。評価結果を表1に記載した。
<ポリカーボネート共重合体樹脂の製造>
BCF53.4部、BPEF3.4部、SPG73.9部を用いた他は、実施例1と全く同様の操作を行い、脂肪族芳香族ポリカーボネート共重合体を得た。
<光学フィルムの製造>
次に実施例1と同様にしてフィルムを作成した。評価結果を表1に記載した。
<ポリカーボネート共重合体樹脂の製造>
BCF26.7部、BPEF17.2部、SPG85.8部を用いた他は、実施例1と全く同様の操作を行い、脂肪族芳香族ポリカーボネート共重合体を得た。
<光学フィルムの製造>
次に実施例1と同様にしてフィルムを作成した。評価結果を表1に記載した。
<ポリカーボネート共重合体樹脂の製造>
BCF3.0部、BPEF86.0部、ISS26.9部、PEG3.9部を用いた他は、実施例1と全く同様の操作を行い、脂肪族芳香族ポリカーボネート共重合体を得た。
<光学フィルムの製造>
次に実施例1と同様にしてフィルムを作成した。評価結果を表1に記載した。
2.延伸フィルム
3.無機ガラス
4.延伸フィルム
5.偏光板
Claims (9)
- (A)下記式で表される単位(A)、
(B)下記式で表される単位(B)、
および(C)脂環族ジオール化合物から誘導されるカーボネート単位(C)を含み、下記式(I)〜(II)を満たすポリカーボネート樹脂。
(I)単位(A)と単位(B)とのモル比(A)/(B)が0.2〜11.0
(II)単位(A)+単位(B)と単位(A)+単位(B)+単位(C)のモル比{(A+B)/(A+B+C)}が0.30〜0.60 - ポリカーボネート樹脂のガラス転移温度が128℃〜155℃である請求項1記載のポリカーボネート樹脂。
- ポリカーボネート樹脂の光弾性定数が30×10−12Pa−1以下である請求項1記載のポリカーボネート樹脂。
- ポリカーボネート樹脂の単位(B)同士のカーボネート結合比が下記式(III)を満たす請求項1記載のポリカーボネート樹脂。
(III)0.001 < [{単位(B)−単位(B)のカーボネート結合}/全カーボネート結合]< 0.3 - 請求項1記載のポリカーボネート樹脂より形成される光学フィルム。
- 光学フィルムが溶融押出法により成形したものである請求項5記載の光学フィルム。
- 光学フィルムが、未延伸フィルムを延伸してなる位相差フィルムである請求項5記載の光学フィルム。
- 波長450nm、550nm、及び650nmにおけるフィルム面内の位相差値R(450)、R(550)、及びR(650)が、下記式(1)及び(2)
0.60 ≦ R(450)/R(550)≦ 1.00 (1)
1.01 ≦ R(650)/R(550)≦ 1.40 (2)
を満たす請求項7記載の位相差フィルム。 - 請求項8記載の位相差フィルムを具備した液晶表示装置または有機EL表示装置。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014058167 | 2014-03-20 | ||
JP2014058167 | 2014-03-20 | ||
PCT/JP2015/057524 WO2015141592A1 (ja) | 2014-03-20 | 2015-03-13 | ポリカーボネート樹脂および光学フィルム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2015141592A1 JPWO2015141592A1 (ja) | 2017-04-06 |
JP6231659B2 true JP6231659B2 (ja) | 2017-11-15 |
Family
ID=54144561
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016508701A Active JP6231659B2 (ja) | 2014-03-20 | 2015-03-13 | ポリカーボネート樹脂および光学フィルム |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US9850344B2 (ja) |
EP (1) | EP3121212B1 (ja) |
JP (1) | JP6231659B2 (ja) |
KR (1) | KR102328460B1 (ja) |
CN (1) | CN106103543B (ja) |
TW (1) | TW201602162A (ja) |
WO (1) | WO2015141592A1 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019044214A1 (ja) | 2017-08-30 | 2019-03-07 | 帝人株式会社 | 熱可塑性樹脂および光学部材 |
JP7115845B2 (ja) * | 2017-12-14 | 2022-08-09 | 帝人株式会社 | ポリカーボネート系樹脂組成物およびそれから形成される光学フィルム |
JP7293229B2 (ja) * | 2017-12-15 | 2023-06-19 | メルク パテント ゲーエムベーハー | 有機機能材料の調合物 |
TWI823908B (zh) | 2018-03-12 | 2023-12-01 | 日商帝人股份有限公司 | 聚酯樹脂或聚酯碳酸酯樹脂及使用該樹脂之光學構件 |
CN111511799B (zh) | 2018-03-30 | 2022-08-16 | 帝人株式会社 | 聚碳酸酯树脂和含有其的光学构件 |
JP7145954B2 (ja) * | 2018-08-17 | 2022-10-03 | 大阪ガスケミカル株式会社 | 位相差フィルム及びその製造方法 |
WO2020166408A1 (ja) * | 2019-02-13 | 2020-08-20 | 帝人株式会社 | ポリカーボネート系樹脂組成物または共重合体、および光学フィルム |
JP2021024842A (ja) * | 2019-08-08 | 2021-02-22 | 三菱ケミカル株式会社 | 含硫黄芳香族複素環を有する化合物とその製造方法、重合性組成物、及び重合物 |
CN114930208A (zh) * | 2020-01-08 | 2022-08-19 | 大阪燃气化学有限公司 | 相位差膜及其用途 |
Family Cites Families (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2609139B2 (ja) | 1988-10-31 | 1997-05-14 | 日東電工株式会社 | 積層位相差板 |
US4981897A (en) * | 1989-06-28 | 1991-01-01 | Kanegafuchi Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Aromatic polyester film containing orthophosphate powder |
US5470937A (en) * | 1992-02-28 | 1995-11-28 | Idemitsu Petrochemical Co., Ltd. | Anisotropically oriented phase difference compensation film of a branched polycarbonate |
USRE39753E1 (en) | 1998-10-30 | 2007-07-31 | Teijin Limited | Retardation film and optical device employing it |
CN101018824B (zh) * | 2004-07-15 | 2011-05-04 | 大阪瓦斯株式会社 | 树脂组合物及其成型体 |
EP2163922B1 (en) * | 2007-06-19 | 2012-01-25 | Teijin Chemicals, Ltd. | Optical film |
JP2010132782A (ja) | 2008-12-05 | 2010-06-17 | Mitsubishi Gas Chemical Co Inc | ポリカーボネート共重合体、その製造方法、及びその用途 |
JP2010134232A (ja) * | 2008-12-05 | 2010-06-17 | Teijin Chem Ltd | 光学フィルム |
JP5323926B2 (ja) | 2009-03-06 | 2013-10-23 | 帝人株式会社 | コポリカーボネートおよび光学レンズ |
JP2013076982A (ja) | 2011-09-14 | 2013-04-25 | Mitsubishi Chemicals Corp | 位相差フィルム、並びにこれを用いた円偏光板及び画像表示装置 |
WO2014021346A1 (ja) * | 2012-08-01 | 2014-02-06 | 三菱化学株式会社 | ポリカーボネート樹脂組成物及び透明フィルム |
-
2015
- 2015-03-13 KR KR1020167021474A patent/KR102328460B1/ko active IP Right Grant
- 2015-03-13 JP JP2016508701A patent/JP6231659B2/ja active Active
- 2015-03-13 US US15/108,837 patent/US9850344B2/en active Active
- 2015-03-13 WO PCT/JP2015/057524 patent/WO2015141592A1/ja active Application Filing
- 2015-03-13 CN CN201580014514.5A patent/CN106103543B/zh active Active
- 2015-03-13 EP EP15764960.9A patent/EP3121212B1/en not_active Not-in-force
- 2015-03-20 TW TW104108961A patent/TW201602162A/zh unknown
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR102328460B1 (ko) | 2021-11-17 |
CN106103543A (zh) | 2016-11-09 |
EP3121212A1 (en) | 2017-01-25 |
CN106103543B (zh) | 2018-01-19 |
US20160326311A1 (en) | 2016-11-10 |
TW201602162A (zh) | 2016-01-16 |
JPWO2015141592A1 (ja) | 2017-04-06 |
EP3121212B1 (en) | 2017-12-27 |
US9850344B2 (en) | 2017-12-26 |
EP3121212A4 (en) | 2017-03-29 |
WO2015141592A1 (ja) | 2015-09-24 |
KR20160137512A (ko) | 2016-11-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6231659B2 (ja) | ポリカーボネート樹脂および光学フィルム | |
JP5119250B2 (ja) | 光学フィルム | |
JP5241859B2 (ja) | 光学フィルム | |
TWI466920B (zh) | Optical film | |
JP5587617B2 (ja) | 光弾性定数の低いポリカーボネート樹脂およびフィルム | |
JP6219734B2 (ja) | ポリカーボネート樹脂および光学フィルム | |
JP2010134232A (ja) | 光学フィルム | |
JP5079150B2 (ja) | 位相差フィルム | |
JP5706071B2 (ja) | 位相差フィルム | |
JP6640465B2 (ja) | ポリカーボネート樹脂および光学フィルム | |
JP6475046B2 (ja) | 熱可塑性樹脂フィルム | |
JP2011079897A (ja) | 光弾性定数が低いポリカーボネート樹脂および光学フィルム | |
JP5583987B2 (ja) | 光弾性定数が低いポリカーボネート樹脂および光学フィルム | |
JP2020090677A (ja) | ポリカーボネート樹脂および光学フィルム | |
JP6799623B2 (ja) | ポリカーボネート樹脂および光学フィルム | |
JP6890923B2 (ja) | 多層体 | |
JP5580017B2 (ja) | 光弾性定数が低いポリカーボネート樹脂および光学フィルム | |
JP2012256061A (ja) | 位相差フィルムの製造方法 | |
JP2011079898A (ja) | 光弾性定数が低いポリカーボネート樹脂および光学フィルム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170606 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170726 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170926 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20171019 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6231659 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |