JP6219163B2 - トリガー式液体噴出器 - Google Patents

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Description

本発明は、液体を収容する容器の口部に取り付けられて容器内の液体を霧状または泡状にしてノズルから噴出するトリガー式液体噴出器に関する。
カビ取り剤、洗剤、衣料用糊剤、住居用ワックス、整髪剤、芳香剤等の液体を収容する容器の口部に取り付けられる噴出器としては、トリガーの操作によりポンプを作動させてこれらの液体をノズルから霧状又は泡状にして噴出するトリガー式液体噴出器が知られている。
このようなトリガー式液体噴出器は、装着キャップ等により容器の口部に装着される噴出器本体を備え、この噴出器本体にポンプが装着されている。また、噴出器本体には、ポンプに吸引、圧送される液体が流れる吸引流路および送出流路が設けられ、送出流路の出口端である送出口にノズルが装着されている。ノズルには送出流路よりも小径の噴出孔が設けられており、ポンプにより送出流路を経て送出口にまで圧送されてきた液体はこの噴出孔から外部に向けて霧状又は泡状に噴出される。また、ノズルを噴出器本体に回動可能に装着し、ノズルを回動させることで、噴出孔の開閉を切り替えるようにしたものも知られている。
このようなトリガー式液体噴出器では、通常、吸入流路に吸入側逆止弁を設けるとともに送出流路に送出側逆止弁を設けて、ポンプの吸引動作による容器からの液体の吸引と、ポンプの吐出動作によるノズルからの液体の噴出とを自動的に切り替えるようにしている(例えば特許文献1)。
特開平11−290731号公報
しかしながら、従来のトリガー式液体噴出器では、ポンプや噴出器本体とは別に構成されたボール弁やバルブ機構等を吸入流路の内部に組み付けて吸入側逆止弁を構成するようにしているので、その部品点数が多くなるという問題点があった。また、ボール弁やバルブ機構は、何れも、吸入流路に装着される小さなものであるため、その取り扱いが困難であり、組み付け作業に多くの工数が必要になるという問題点もあった。
本発明は、このような点を解決することを課題とするものであり、その目的は、吸入流路に容易かつ少ない部品点数で吸入側逆止弁を設けることができるトリガー式液体噴出器を提供することにある。
本発明のトリガー式液体噴出器は、液体を収容する容器の口部に装着される噴出器本体と、トリガーの操作により作動して前記容器内の液体を前記噴出器本体に設けられた吸入流路から吸引し送出流路を通して送出口に圧送するポンプと、前記噴出器本体に装着されて該送出口に圧送された液体を外部に噴出するノズルと、を備えたトリガー式液体噴出器であって、前記ポンプは、シリンダ筒部と、一端が閉塞する円筒状に形成されて前記シリンダ筒部にその中心軸に沿う方向に摺動自在に装着されるピストンとを備え、前記シリンダ筒部の内側に区画筒部が中心軸を一致させて設けられ、該区画筒部と前記シリンダ筒部との間の区画室が前記送出流路に送出側逆止弁を介して連通し、前記区画筒部の内側に前記吸入流路に連なる吸入筒部が中心軸を一致させて設けられ、前記区画筒部は、該区画筒部の内側領域を前記区画室に連通させるように先端が開口しており、該吸入筒部の先端に吸入側逆止弁が設けられ、前記吸入側逆止弁は、前記吸入筒部の先端に設けられた弁座に当接する弁本体と、一端が前記区画筒部の内面に連結されるとともに他端が前記弁本体の外面に連結され、前記弁本体を前記弁座に対して前記吸入筒部の中心軸に沿う方向に変位可能に支持する複数の弾性架橋部とを有し、前記シリンダ筒部、前記区画筒部および前記吸入側逆止弁が樹脂成形により一体に形成されており、前記シリンダ筒部及び前記区画筒部を備えるシリンダ部材が、前記噴出器本体に固定されていることを特徴とする。
本発明は、上記構成において、複数の前記弾性架橋部が、それぞれ、前記区画筒部と前記弁本体との間で周方向に沿って延びる円弧状の円弧部と、該円弧部の一端と前記区画筒部の内面とを連結する第1連結片と、前記円弧部の他端と前記弁本体の外面とを連結する第2連結片とを有するのが好ましい。
本発明は、上記構成において、3つの前記弾性架橋部が周方向に等間隔に並べて設けられるのが好ましい。
本発明は、上記構成において、前記弁本体が球状面を備えた半球形状に形成され、該球状面において前記弁座に当接するのが好ましい。
本発明は、上記構成において、前記弁本体の後端面に、前記区画筒部の中心軸に沿う方向に突出する柱状ボス部が一体に設けられるのが好ましい。
本発明によれば、吸入側逆止弁を、吸入筒部の先端に設けられた弁座に複数の弾性架橋部により吸入筒部の中心軸に沿う方向に変位可能に支持された弁本体を当接させた構成としたので、シリンダ筒部、区画筒部および吸入側逆止弁を樹脂成形で一体に形成しつつ弁本体により吸入筒部の開口を開閉可能な構成とすることができる。したがって、トリガー式液体噴出器に容易かつ少ない部品点数で吸入側逆止弁を設けることができる。また、吸入側逆止弁を、ポンプを構成するシリンダ筒部および区画筒部と一体に形成するようにしたので、ポンプの組み付け工程と別に、吸入側逆止弁を組み付けるための工程を設けることを不要として、このトリガー式液体噴出器の組み付け作業を容易にすることができる。
本発明の一実施の形態であるトリガー式液体噴出器の断面図である。 図1に示すトリガー式液体噴出器の要部を拡大して示す拡大断面図である。 図2に示す吸入側逆止弁を軸方向から見た断面図である。 図2に示す吸入側逆止弁の変形例を示す拡大断面図である。
以下、図面を参照して、本発明をより具体的に例示説明する。
図1に示す本発明の一実施の形態であるトリガー式液体噴出器1は、例えば、カビ取り剤、洗剤、衣料用糊剤、住居用ワックス、整髪剤、芳香剤等の液体を収容する容器2の口部2aに取り付けて使用されるものである。このトリガー式液体噴出器1は、容器2の口部2aに装着される樹脂製の噴出器本体11を備えている。
噴出器本体11は容器2の口部2aに対応した円筒状の装着筒部12を備え、この装着筒部12にはその外周面に設けられた鍔部12aに係止されて装着キャップ13が装着されている。装着キャップ13の内周面には雌ねじ13aが設けられ、この装着キャップ13を容器2の口部2aの雄ねじにねじ結合させることで噴出器本体11つまりトリガー式液体噴出器1を容器2の口部2aに装着ことができる。なお、符号14は、容器2の口部2aと鍔部12aとの間を密封するシール部材である。
噴出器本体11は、装着筒部12からその中心軸に沿って上方に向けて延びる起立部15と、この起立部15に対して直交する方向に延びる延出部16とを備えた外形略L字形に形成されている。起立部15の内部には装着筒部12に連通する吸入流路P1が設けられ、この吸入流路P1の下端には容器2の内部に挿入される吸引用のチューブ17が接続されている。一方、延出部16には吸入流路P1に対して直交する方向に延びる送出流路P2が設けられ、吸入流路P1と送出流路P2との間は逆止弁室R1となっている。なお、吸入流路P1と逆止弁室R1は、隔壁18aにより内部が起立部15の中心軸に沿う方向に2分された筒体18が起立部15に組み込まれて構成されている。
噴出器本体11にはポンプ21が装着されている。このポンプ21は噴出器本体11の装着筒部12と延出部16との間に嵌め込まれて固定されるシリンダ部材22を備えている。シリンダ部材22はシリンダ筒部22aと、このシリンダ筒部22aの内側に中心軸を一致させて同軸に配置される区画筒部22bとを備え、これらの間は円環状の区画室22cとなっている。この区画室22cは筒体18に形成された送出孔23を介して逆止弁室R1に連通している。シリンダ筒部22aには一端が閉塞された円筒状のピストン24が、シリンダ筒部22aの中心軸に沿う方向に摺動自在に装着されている。このピストン24の円筒状の先端部分の外周側にはシリンダ筒部22aの内周面に摺接するシール部24aが一体に形成されている。
噴出器本体11の起立部15には円筒状の吸入筒部25が一体に設けられている。この吸入筒部25は起立部15から垂直に突出して区画筒部22bの内側に該区画筒部22bと中心軸を一致させて配置され、その一端側は筒体18に設けられた吸入孔26を介して吸入流路P1に連通している。図2に示すように、吸入筒部25のポンプ21内に露出する先端には弁座25aが設けられている。この弁座25aは径方向内側に向かうに従って吸入孔26の側へ向けて凹むテーパ面(円錐面)となっている。
吸入筒部25の先端には吸入側逆止弁31が設けられている。図2、図3に示すように、この吸入側逆止弁31は、弁本体31aと3つの弾性架橋部31bとを備えている。
弁本体31aは、弁座25a側を向く球状面S1と、球状面S1とは反対側を向く平坦な平坦面S2とを備えた半球形状に形成され、球状面S1は吸入筒部25の内径よりも大きな直径を有している。弁本体31aは球状面S1において吸入筒部25の弁座25aに当接し、吸入筒部25の開口つまり吸入孔26を閉塞する。
このように、球状面S1を備えた半球形状に弁本体31aを形成し、吸入筒部25の先端に設けられたテーパ状の弁座25aに弁本体31aの球状面S1を当接させる構成とすることにより、弁本体31aにより確実に吸入筒部25の開口を閉塞することができる。
図3に示すように、3つの弾性架橋部31bは、それぞれ、区画筒部22bや弁本体31aの周方向に沿って延びる円弧状の円弧部31b1と、この円弧部31b1の一端と区画筒部22bの内周面とを連結する第1連結片31b2と、円弧部31b1の他端と弁本体31aの外周面とを連結する第2連結片31b3とを有するクランク形状に形成され、周方向に等間隔に並べて設けられている。それぞれの円弧部31b1は、区画筒部22bと弁本体31aとの間の環状の隙間部分において、その区画筒部22bと弁本体31aとの中間位置に配置され、吸入筒部25の中心軸に沿う方向に弾性変形して曲がることができるようになっている。このように、3つの弾性架橋部31bは、それぞれ、一端が区画筒部22bの内周面に連結されるとともに他端が弁本体31aの外周面に連結され、弁本体31aを弁座25aに対して吸入筒部25の中心軸に沿う方向つまり弁座25aに対して接近・離反する方向に変位可能に支持している。
このような構成により、弁本体31aは、弁座25aに当接して吸入筒部25の開口を閉じる位置から、弁座25aから離反して吸入筒部25の開口を開く位置にまで移動することができる。したがって、吸入側逆止弁31は、吸入流路P1から吸入孔26を通したポンプ21内への液体の吸入を許容するとともにポンプ21内から吸入孔26を通した吸入流路P1への液体の逆流を阻止することができる。
図2に示すように、弁本体31aの平坦面S2には柱状ボス部31cが一体に設けられている。この柱状ボス部31cは断面一様の柱状に形成され、平坦面S2から区画筒部22bの中心軸に沿う方向に向けて突出している。
図1、図2に示すように、このトリガー式液体噴出器1では、ポンプ21を構成するシリンダ筒部22a、区画筒部22bおよび吸入側逆止弁31は樹脂材料により一体に形成されている。このように、シリンダ筒部22a、区画筒部22bとともに吸入側逆止弁31を樹脂材料で一体に形成する構成としたことにより、吸入側逆止弁31をポンプ21とは別途に設ける場合に比べて、その部品点数を低減し、また、その組み付け工数を低減して、このトリガー式液体噴出器1に容易かつ少ない部品点数で吸入側逆止弁31を設けることができる。
また、上記のように、球状面S1を備えた半球形状に弁本体31aを形成し、吸入筒部25の先端に設けられたテーパ状の弁座25aに球状面S1を当接させる構成とすることにより、弁本体31aにより確実に吸入筒部25の開口端を閉塞させることができるので、シリンダ筒部22a、区画筒部22bおよび吸入側逆止弁31を樹脂成形で一体に形成しつつ弁本体31aによるシール性を十分に確保可能な構成とすることができる。
さらに、弁本体31aに柱状ボス部31cを一体に設けることにより、シリンダ筒部22a、区画筒部22bおよび吸入側逆止弁31を、金型を用いた樹脂成形により一体に形成する際に、この柱状ボス部31cの先端部分に樹脂材料の注入口を配置し、柱状ボス部31cを通して弁本体31aの部分に樹脂材料を供給することができる。したがって、樹脂材料の金型内への注入口を弁本体31aから離れた広いスペースに配置可能として弁本体31aおよび弾性架橋部31bの成形性を高めることができる。
なお、樹脂材料によりシリンダ筒部22a、区画筒部22bおよび吸入側逆止弁31を一体に形成する方法としては、例えば金型を用いた射出成形等を用いることができる。
図1に示すように、逆止弁室R1には送出側逆止弁32が設けられている。この送出側逆止弁32は板状の弁本体32aを有し、この弁本体32aは、湾曲した弾性部32bにより下方に向けて付勢されて筒体18の内周面の段差に当接している。このような構成により、送出側逆止弁32はポンプ21から送出孔23を通した送出流路P2への液体の送出を許容するとともに送出流路P2から送出孔23を通したポンプ21内への液体の逆流を阻止することができる。なお、板状の弁本体32aの下面には棒状のガイド突起32cが一体に設けられ、このガイド突起32cにより開閉時における弁本体32aの逆止弁室R1内での横方向への位置ずれを防止することができる。
噴出器本体11には枢軸33により回動自在に支持されてトリガー(操作レバー)34が設けられている。ピストン24には連結片35が一体に設けられ、この連結片35はトリガー34の中間部分に設けられた孔部34aに差し込まれた状態でピン部材36によりトリガー34に回動自在に連結されている。また、トリガー34には一端が噴出器本体11に固定保持された湾曲形状の板ばね37の先端が係止され、この板ばね37により、トリガー34はポンプ21から離れる方向(図中においては枢軸33を中心とした時計回り方向)に付勢されている。なお、噴出器本体11とポンプ21はカバーCにより覆われ、トリガー34はカバーCの下方から突出している。
トリガー34を手動で操作し、ポンプ21に向けて図1中二点鎖線で示すストローク端位置にまで引くと、吸入側逆止弁31が閉じた状態に保持され、ピストン24が区画室22c内に押し込まれてポンプ21内の液圧が高められ、ポンプ21内の液体が送出孔23から逆止弁室R1を介して送出流路P2に送出される。このとき、ピストン24の内周面と区画筒部22bの外周面との間には隙間が設けられているので、区画室22c内の液体だけでなくピストン24や区画筒部22bの内側にある液体をも含んだ大容量の液体を送出流路P2に向けて送出することができる。
トリガー34の操作が解除されると、板ばね37の弾性力によりトリガー34は初期位置に復帰し、その復帰動作に伴ってポンプ21内が負圧となって送出側逆止弁32が閉じ、吸入側逆止弁31が開いて、容器2内の液体がチューブ17と吸入流路P1とを介して吸入孔26からからポンプ21内に吸引される。なお、シリンダ筒部22aにはトリガー34がストローク端にまで操作されたときに外部に露出する吸気孔38が設けられ、この吸気孔38から吸気された空気がポンプ21のシリンダ筒部22aと噴出器本体11との間の環状の隙間と装着筒部12の上面壁に設けられた通気孔12b,12cを介して容器2内に吸入されることで、液体を噴出した分、容器2内に空気が置換されるようになっている。
このように、本発明のトリガー式液体噴出器1を容器2の口部2aに装着し、トリガー34の引き操作と解除操作とを繰り返すことによりポンプ21を作動させ、容器2内の液体を吸入流路P1から吸引し、送出流路P2を通してその送出口39にまで圧送することができる。
噴出器本体11の延出部16の先端には円筒状の装着部16aが設けられ、この装着部16aにはノズル41がその中心軸に沿う方向に抜け止めされた状態で装着されている。このノズル41は、それぞれ樹脂製とされるノズル本体42とノズル延長体43とを、その中心軸に沿う方向に組み合わせて形成される2分割構造となっている。
ノズル本体42には、送出口39よりも十分に断面積が小さい噴出孔42aが設けられており、ポンプ21により容器2から送出口39にまで圧送されてきた液体は、この噴出孔42aから外部に噴出される。
ノズル延長体43には、噴出孔42aの出口側の開口を囲う噴出筒43aが設けられている。噴出筒43aには複数の空気導入孔43bが設けられており、噴出孔42aから外部に向けて液体が噴出されると、その負圧により空気導入孔43bから噴出筒43aの内側に向けて空気が導入され、噴出孔42aから噴出された液体は、この空気が混合されて泡状となって外部に噴出される。
ノズル延長体43にはノズルカバー44がヒンジ部45を介して一体に設けられている。このノズルカバー44はノズル延長体43の前面を覆う閉位置と、ノズル延長体43に対して上方に跳ね上げられた開位置との間で開閉自在となっており、このノズルカバー44を閉位置として液体を噴出させることにより、噴出孔42aから噴出した液体をノズルカバー44の泡生成孔44aによりさらに効果的に泡状化させることができる。
なお、このノズル41を装着部16aに回動可能に装着し、ノズル41を回動させることで噴出孔42aを開状態と閉状態とに切り替え可能な構造とすることもできる。
図4は、図2に示す吸入側逆止弁の変形例の拡大断面図である。なお、図4においては、前述した部材に対応する部材には同一の符号を付してある。
図2に示す場合では、吸入側逆止弁31を構成する弁本体31aは、球状面S1を備えた半球形状に形成されているが、図4に変形例として示すように、弁本体31aを、弁座25aの側を向く面が平坦な当接面S3となる円板状に形成し、その平坦な当接面S3において弁座25aに当接して吸入筒部25の開口を閉塞する構成とすることもできる。この場合、弁座25aは、吸入筒部25の先端に平坦な面として形成される。この変形例においても、弾性架橋部31bによる弁本体31aの支持構造等は、図2に示す場合と同様とすることができ、また、シリンダ筒部22a、区画筒部22bおよび吸入側逆止弁31を樹脂成形で一体に形成しつつ弁本体31aによるシール性を十分に確保可能な構成として、図2に示す場合と同様の効果を得ることができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、前記実施の形態においては、吸入側逆止弁31は、弁本体31aを3つの弾性架橋部31bにより支持する3点弁に構成されているが、これに限らず、例えば、弁本体31aを2つの弾性架橋部31bにより支持する2点弁に構成するなど、弁本体31aを複数の弾性架橋部31bにより支持する構成であれば、その弾性架橋部31bの数や形状等は任意に設定することができる。
また、前記実施の形態においては、弁本体31aを半球形状またはテーパ形状に形成するようにしているが、これに限らず、弁座25aに当接して吸入筒部25の開口を開閉できる形状であれば、例えば、先端が平坦に切り欠かれた切頭半球形状とするなど、他の形状とすることもできる。
1 トリガー式液体噴出器
2 容器
2a 口部
11 噴出器本体
12 装着筒部
12a 鍔部
12b,12c 通気孔
13 装着キャップ
13a 雌ねじ
14 シール部材
15 起立部
16 延出部
16a 装着部
17 チューブ
18 筒体
18a 隔壁
21 ポンプ
22 シリンダ部材
22a シリンダ筒部
22b 区画筒部
22c 区画室
23 送出孔
24 ピストン
24a シール部
25 吸入筒部
25a 弁座
26 吸入孔
31 吸入側逆止弁
31a 弁本体
31b 弾性架橋部
31b1 円弧部
31b2 第1連結片
31b3 第2連結片
31c 柱状ボス部
32 送出側逆止弁
32a 弁本体
32b 弾性部
32c ガイド突起
33 枢軸
34 トリガー
34a 孔部
35 連結片
36 ピン部材
37 板ばね
38 吸気孔
39 送出口
41 ノズル
42 ノズル本体
42a 噴出孔
43 ノズル延長体
43a 噴出筒
43b 空気導入孔
44 ノズルカバー
44a 泡生成孔
45 ヒンジ部
P1 吸入流路
P2 送出流路
R1 逆止弁室
S1 球状面
S2 平坦面
S3 当接面
C カバー

Claims (5)

  1. 液体を収容する容器の口部に装着される噴出器本体と、トリガーの操作により作動して前記容器内の液体を前記噴出器本体に設けられた吸入流路から吸引し送出流路を通して送出口に圧送するポンプと、前記噴出器本体に装着されて該送出口に圧送された液体を外部に噴出するノズルと、を備えたトリガー式液体噴出器であって、
    前記ポンプは、シリンダ筒部と、一端が閉塞する円筒状に形成されて前記シリンダ筒部にその中心軸に沿う方向に摺動自在に装着されるピストンとを備え、
    前記シリンダ筒部の内側に区画筒部が中心軸を一致させて設けられ、該区画筒部と前記シリンダ筒部との間の区画室が前記送出流路に送出側逆止弁を介して連通し、
    前記区画筒部の内側に前記吸入流路に連なる吸入筒部が中心軸を一致させて設けられ、前記区画筒部は、該区画筒部の内側領域を前記区画室に連通させるように先端が開口しており、該吸入筒部の先端に吸入側逆止弁が設けられ、
    前記吸入側逆止弁は、
    前記吸入筒部の先端に設けられた弁座に当接する弁本体と、
    一端が前記区画筒部の内面に連結されるとともに他端が前記弁本体の外面に連結され、前記弁本体を前記弁座に対して前記吸入筒部の中心軸に沿う方向に変位可能に支持する複数の弾性架橋部とを有し、
    前記シリンダ筒部、前記区画筒部および前記吸入側逆止弁が樹脂成形により一体に形成されており、
    前記シリンダ筒部及び前記区画筒部を備えるシリンダ部材が、前記噴出器本体に固定されていることを特徴とするトリガー式液体噴出器。
  2. 複数の前記弾性架橋部が、それぞれ、前記区画筒部と前記弁本体との間で周方向に沿って延びる円弧状の円弧部と、該円弧部の一端と前記区画筒部の内面とを連結する第1連結片と、前記円弧部の他端と前記弁本体の外面とを連結する第2連結片とを有する、請求項1に記載のトリガー式液体噴出器。
  3. 3つの前記弾性架橋部が周方向に等間隔に並べて設けられる、請求項2に記載のトリガー式液体噴出器。
  4. 前記弁本体が球状面を備えた半球形状に形成され、該球状面において前記弁座に当接する、請求項1〜3の何れか1項に記載のトリガー式液体噴出器。
  5. 前記弁本体の後端面に、前記区画筒部の中心軸に沿う方向に突出する柱状ボス部が一体に設けられる、請求項1〜4の何れか1項に記載のトリガー式液体噴出器。
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