JP7511988B2 - フォーマーディスペンサーおよびフォーマーディスペンサー付き容器 - Google Patents

フォーマーディスペンサーおよびフォーマーディスペンサー付き容器 Download PDF

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Description

本開示は、フォーマーディスペンサーおよびフォーマーディスペンサー付き容器に関する。
ノズルヘッドの押下とその解除の繰り返しにより、容器本体から圧送された液体を発泡部材(メッシュフィルタ)に通すことで、泡状に噴出させるフォーマーディスペンサーが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平8-230961号公報
こうした従来のフォーマーディスペンサーにあっては、正立姿勢で置かれたフォーマーディスペンサー付き容器のノズルヘッドを下方に押下することによってポンプを作動させ、容器本体内に収容されている液体を空気と混合し発泡させてからノズルから噴出させている。この場合、フォーマーディスペンサー付き容器の正立姿勢におけるノズルの方向は定まっており、用途や噴出対象によって内容物の噴出方向を任意に変えることは難しく、この点において改善の余地があった。
本開示の目的は、内容物の噴出方向及び噴出場所を容易に変えることができる、フォーマーディスペンサーおよびフォーマーディスペンサー付き容器を提供することにある。
本開示のフォーマーディスペンサーは、
圧送された液体及び空気を混合し発泡させる発泡部材と、
空気を蓄積して前記発泡部材に供給するエアシリンダと、
前記エアシリンダの内面を摺動するエアピストンと、
前記エアシリンダの径方向内側において前後方向に相対移動可能に設けられ、液体を蓄積して前記発泡部材に供給する液体シリンダと、
前記液体シリンダを後方に付勢する付勢手段と、
前記エアシリンダに固定されるとともに前記液体シリンダの内面を摺動する液体ピストンと、
牽曳によって前記液体シリンダを前記エアシリンダに対して前方に押し出すトリガー部と、
液体と空気との混合物を外部に噴出させるノズルと
を備えたフォーマーディスペンサーであって、
前記エアピストンは、前記液体シリンダの移動に連動して前後方向に移動し、
前記液体シリンダが前記液体ピストンに対して前方に移動することで前記液体シリンダ内に供給された液体は圧送され、
前記エアピストンが前記エアシリンダに対して前方に移動することで前記エアシリンダ内の空気が圧送されることを特徴とする。
また、本開示のフォーマーディスペンサーは、上記構成において、前記液体ピストンによって圧送される液体の液体流路内には、前記ノズルから前記液体ピストンに向かう方向の液体の流れを抑制する逆止弁が設けられていることが好ましい。
また、本開示のフォーマーディスペンサーは、上記構成において、前記逆止弁は三点弁によって構成されていることが好ましい。
また、本開示のフォーマーディスペンサーは、上記構成において、前記液体シリンダ内には、前記液体シリンダ内への液体の供給を制御する液体弁を有するプランジャが設けられ、前記付勢手段は、前記液体ピストンに対して前記プランジャを介して前記液体シリンダを後方に付勢する弾性部材であることが好ましい。
また、本開示のフォーマーディスペンサーは、上記構成において、前記付勢手段は、前記液体シリンダの径方向外側において、前記液体シリンダを前記エアシリンダに対して後方に付勢する弾性部材であることが好ましい。
また、本開示のフォーマーディスペンサーは、上記構成において、前記トリガー部は、前記エアシリンダに固定された筐体周りに揺動可能とされており、前記付勢手段は、前記トリガー部を前方に付勢する樹脂製の弾性部材であることが好ましい。
また、本開示のフォーマーディスペンサーは、上記構成において、前記ノズルの噴出孔を閉塞するキャップ部を更に備え、前記キャップ部は、前記エアシリンダの前部に装着される装着筒と、前記装着筒にヒンジ部を介して一体形成された蓋体部とを有し、前記蓋体部の前面に設けられた係合リブが前記装着筒の外周面に設けられた凹所に嵌合することで前記蓋体部は開放状態を維持することが可能であることが好ましい。
また、本開示のフォーマーディスペンサー付き容器は、
上記いずれかに記載のフォーマーディスペンサーと、
液体を収容する容器本体と、
前記液体シリンダの後端部と、前記容器本体の口部とを接続する可撓性を有するチューブと
を備えることを特徴とする。
本開示によれば、内容物の噴出方向及び噴出場所を容易に変えることができる、フォーマーディスペンサーおよびフォーマーディスペンサー付き容器を提供することができる。
本開示の第1実施形態である、フォーマーディスペンサーの右側面断面図である。 図1におけるポンプ部分の拡大図である。 本開示の第1実施形態である、フォーマーディスペンサーの正面図である。 本開示の第1実施形態である、フォーマーディスペンサーの背面図である。 本開示の第1実施形態である、フォーマーディスペンサー付き容器の右側面図である。 本開示の第1実施形態である、フォーマーディスペンサーにおいて、トリガー部を牽曳してポンプを作動させている状態を示す右側面断面図である。 本開示の第2実施形態である、フォーマーディスペンサーの右側面断面図である。 本開示の第3実施形態である、フォーマーディスペンサーの右側面断面図である。 本開示の第4実施形態である、フォーマーディスペンサーの右側面断面図である。
以下、図面を参照して、本開示に従うフォーマーディスペンサー及びフォーマーディスペンサー付き容器を詳細に説明する。
まず、本開示の第1実施形態に係るフォーマーディスペンサー100及びフォーマーディスペンサー付き容器101について説明する。
図1は、本実施形態に係るフォーマーディスペンサー100を示す。フォーマーディスペンサー100は、圧縮された液体及び空気を混合し発泡させる発泡部材15と、空気を蓄積して発泡部材15に供給するエアシリンダ3aと、エアシリンダ3aの内面を摺動するエアピストン9と、エアシリンダ3aの径方向内側において前後方向に相対移動可能に設けられ、液体を蓄積して発泡部材15に供給する液体シリンダ3bと、液体シリンダ3bを後方に付勢する弾性部材8(付勢手段)と、エアシリンダ3aに固定されるとともに液体シリンダ3bの内面を摺動する液体ピストン6と、牽曳によって液体シリンダ3bをエアシリンダ3aに対して前方に押し出すトリガー部17と、液体と空気との混合物を外部に噴出させるノズル1とを備えている。本実施形態では、エアシリンダ3a、エアピストン9、液体シリンダ3b及び液体ピストン6等により、液体及び空気を圧送可能なポンプが構成されている。
なお、本実施形態において、フォーマーディスペンサー100の上方向とは、図1における上方向であり、下方向とは、図1における下方向である。また、前方向とは図1において液体シリンダ3bからノズル1に向かう方向(図1における左方向)であり、後方向とはノズル1から液体シリンダ3bに向かう方向(図1における右方向)を指すものとする。また、左右方向は、図1の紙面に垂直な方向である。また、径方向内側とは、中心軸線O(図1参照)を通り当該中心軸線Oに垂直な直線に沿って中心軸線Oに近づく方向を意味し、径方向外側とは、当該直線に沿って中心軸線Oから遠ざかる方向を意味するものとする。
エアシリンダ3aは、液体シリンダ3bの径方向外側を囲んでおり、内部にエア圧縮空間Sairを備えている。エアシリンダ3aの前方には、ノズル1、ジェットリング14、発泡部材15及び逆止弁12を装着する装着筒部3cが一体形成されている。また、エアシリンダ3aの後部にはポンプカバー3dが装着されており、ポンプカバー3dの装着によって、エアシリンダ3aは、ポンプカバー3dと液体シリンダ3bとの間に形成される吸気孔3e(図4等参照)を除いて外部から閉塞されている。
エアシリンダ3aは、本実施形態では合成樹脂製の部材であり、図2に示すように、略円筒形状を有する胴部3a1と、前方に向けて縮径するとともに、胴部3a1の前端部と装着筒部3cとを接続する縮径部3a2とを備えている。胴部3a1の後部には、ポンプカバー3dの爪部3d1が嵌合する係合孔3a3が設けられている。本実施形態において、爪部3d1及び係合孔3a3は、周方向の3か所に等間隔で設けられているが、この態様には限定されず、爪部3d1及び係合孔3a3は2つ以上の任意の数とすることができ、周方向の間隔についても任意に設定することができる。
エアシリンダ3aの胴部3a1の内面には、エアピストン9が摺動可能に設けられている。エアピストン9は、エアシリンダ3aの胴部3a1の内面に対して摺動する環状シール部9aと、環状シール部9aから径方向内側に延びる環状壁9cと、環状壁9cを介して環状シール部9aと一体に設けられた筒体部9bとを備えている。筒体部9bの内周面には、周方向に間欠的に設けられ、空気が間を通過可能な通気リブ9eが設けられている。後述のように、筒体部9bの後端部が、後述する液体シリンダ3bの筒壁部3b1の前部から径方向外側に突出するフランジ部3b2において前面から前方に突出する環状突壁3b3の径方向内側の環状溝3b4に当接することによって、空気弁が閉塞される。
筒体部9bの径方向内側には、スペーサ筒3fが配置されている。スペーサ筒3fは、液体シリンダ3bの前部の外面を内側に嵌合させる筒状部材であり、前端部から径方向外側に突出し周方向に間欠的に設けられたストッパリブ3f1を備えている。上述の筒体部9bの前端部がストッパリブ3f1の後面に当接することによって、エアピストン9は、前方への移動を制限されている。この構成によって、エアピストン9の筒体部9bは、ストッパリブ3f1と環状溝3b4の間を中心軸線Oに沿って液体シリンダ3bに対して僅かに移動可能である。エアピストン9は、中心軸線Oに沿う液体シリンダ3bの移動に連動して前後方向に移動可能である。
ポンプカバー3dは、図2に示すように、エアシリンダ3aの胴部3a1の内面に嵌合し、外面に胴部3a1の係合孔3a3に係合する爪部3d1を備える外筒部3d2と、外筒部3d2の後端部に連なりエアシリンダ3aの後部を閉塞するカバー壁3d3と、カバー壁3d3の内周端から液体シリンダ3bの筒壁部3b1に沿って前方に延びる内筒部3d4とを備えている。上述のように、ポンプカバー3dの内筒部3d4と液体シリンダ3bとの間には、エア圧縮空間Sair内に空気を供給する吸気孔3e(図4等参照)が形成されている。
このように、本実施形態では、エアシリンダ3aの後部に設けた吸気孔3eから空気を導入する構成としたので、従来のように吸気弁を設ける必要がなく、成形時や保管時の温度変化などにより吸気弁に変形等が生じることがなく安定した吸気をおこなうことができる。
液体シリンダ3bは、本実施形態では合成樹脂製の部材であり、液体圧縮空間SLを区画形成する円筒状の筒壁部3b1と、筒壁部3b1の前部から径方向外側に突出するフランジ部3b2と、筒壁部3b1の後部において前方に向かって拡径する拡径部3b5と、拡径部3b5の後端部に連なりチューブ4が嵌合するチューブ装着筒3b6とを備えている。
本実施形態では、エアピストン9の筒体部9bの後端部が、フランジ部3b2において前面から前方に突出する環状突壁3b3の径方向内側の環状溝3b4に当接することによって、空気弁が閉塞されるように構成されている。
液体シリンダ3bの筒壁部3b1の前部内面には、図2に示すようにガイド部材11が筒壁部3b1に対して摺動可能な状態で嵌合している。また、ガイド部材11の内面には、液体シリンダ3b内の液体を圧縮する液体ピストン6の筒体部6cが嵌合固定されている。液体ピストン6の筒体部6cの後端部に一体に設けられた環状ピストン部6aは液体シリンダ3bの筒壁部3b1の内面を液密にシールしており、筒壁部3b1に対して中心軸線O方向に摺動可能とされている。
液体シリンダ3bの筒壁部3b1内には、図2に示すように、プランジャ7が配置されている。プランジャ7は、図2に示すように、中心軸線Oに沿って延びる長尺状の部材であり、前端部には、前方に向かって拡径する円錐部7cを有する。プランジャ7の円錐部7cは、液体ピストン6の後方寄りに形成された突起部6dの内径よりも大きく形成されている。すなわち、プランジャ7の円錐部7cが液体ピストン6の突起部6dに接触することで、液体ピストン6の内側に形成された貫通穴6eを開放可能にシールすることできる。これにより、液体シリンダ3b内には、液体ピストン6で加圧された内容物がプランジャ7の開放によって送り出される液体圧縮空間SLが形成される。
プランジャ7の後端部には、液体シリンダ3bの拡径部3b5に当接してチューブ4からの液体の流れを制御する液体弁7aが設けられている。また、液体弁7aの前方に隣接してばね受け部7dが径方向外側に突出する突出部として形成されている。図2に示すように、弾性部材8が、このばね受け部7dと液体ピストン6の筒体部6cの後端部との間に装着されており、液体ピストン6に対してプランジャ7を介して液体シリンダ3bを後方付勢している。本実施形態では、弾性部材8は、金属製又は合成樹脂製の圧縮コイルばねで構成されている。
ガイド部材11は、図2に示すように、液体ピストン6の筒体部6cを内側に保持するとともに液体シリンダ3bの筒壁部3b1の内側を中心軸線O方向に摺動可能なガイド筒11aと、ガイド筒11aの前方寄りの位置から径方向内側に突出し、逆止弁12の逆止弁弁体12aが着座する弁座11bとを備えている。また、ガイド筒11aの前端部は、装着筒部3cの内面に嵌合し固定されている。この構成によって、ガイド部材11及び液体ピストン6は、装着筒部3cを介してエアシリンダ3aに固定されている。
逆止弁12は、図2に示すように、筒体12cの径方向内側に、アーム部12bを介して逆止弁弁体12aが一体に設けられた構成を備えており、アーム部12bが周方向3箇所に等間隔で配置された三点弁の構成を有している。逆止弁12は、その筒体12cがガイド部材11の前端部に嵌合することによって固定されている。後述するように、トリガー部17の牽曳によって液体が液体流路RL内をノズル1に向けて圧送されると、逆止弁弁体12aが弁座11bから離間して液体の通過を許容する。他方、トリガー部17の牽曳を解除すると、液体シリンダ3bが弾性部材8の復元によって後方に移動することで液体流路RL内が負圧となり、逆止弁弁体12aが再び弁座11bに着座する。この構成によって、逆止弁12は、ノズル1から液体ピストン6に向かう方向の空気や液体の流れを抑制する。すなわち、液体圧縮空間SL内が負圧に転じた際に空気やノズル1内に残存する内容物が液体流路RL内に侵入することを効果的に抑制して、容器本体Cからの液体を液体圧縮空間SL内に充填することができる。
装着筒部3cの内側における逆止弁12の前方には、図2に示すように、ジェットリング14が嵌合固定されている。ジェットリング14は、発泡部材15を収容する前部筒体14aと、ノズル1に向かって混合物流路RMを拡径する拡径部14bとを備えている。また、拡径部14bの外面には、エアシリンダ3a内で圧縮された空気を逆止弁12の前方へと導く凹所14cが形成されている。
発泡部材15は、ジェットリング14の前部筒体14aに収容されており、メッシュフィルタ15aを有する。メッシュフィルタ15aは、内容物を通過させることができる細かい孔が形成された部材であって、例えば樹脂網などが挙げられる。メッシュフィルタ15aは、合成樹脂製のリング部材15bの一端に固定されている。
装着筒部3cの前端部には、ノズル1が装着されている。ノズル1は、図3に示すように縦長形状の噴出孔1aを備えており、発泡部材15によって発泡化された液体と空気の混合物を噴出孔1a経由で外部に噴出させる。ノズル1は、図2に示すように、その後端部を装着筒部3cの内面に嵌合させることにより固定されている。
エアシリンダ3aは、図1に示すように、フォーマーディスペンサー100の筐体18に固定されている。フォーマーディスペンサー100は、利用者がフォーマーディスペンサー100を把持するための把持部16と、利用者が牽曳することによってポンプを作動させるためのトリガー部17を更に備えている。
本実施形態では、筐体18はエアシリンダ3aを後方且つ下方から支持しており、図3に示すように、トリガー部17から左右方向に突出する回転軸17bを受け入れる回動穴18aを備えている。この構成によって、トリガー部17は、図1の回転軸線R周りに回動可能とされている。また、筐体18の下方には、利用者がトリガー部17を中指等で牽曳する際に親指と手のひらで把持するための把持部16が設けられている(図1参照)。
トリガー部17の上端部には、液体シリンダ3bから左右方向に突出する押圧軸3b7が嵌合する押圧部17cが設けられている。押圧部17cは、前方に押圧軸3b7を受け入れる凹所を備えており、利用者が、トリガー部17の牽曳部17aを牽曳すると、トリガー部17全体が回転軸線R周りに図1の反時計回りに回動し、押圧部17cが液体シリンダ3bの押圧軸3b7を前方に押圧する。これによって、後述のように、液体シリンダ3bがエアシリンダ3aに対して前方に相対移動し、ポンプを作動させて、液体と空気の混合物を発泡させて噴出孔1aから外部に噴出させることができる。
本実施形態では、液体シリンダ3bの後端部と、内容物である液体を収容する容器本体Cとは、図5に示すように、可撓性を有するチューブ4によって接続されている。チューブ4の一端は、図2に示すように、液体シリンダ3bの後端部に設けられたチューブ装着筒3b6の内側に嵌合により装着されている。また、チューブ4の他端は、容器本体Cの口部に装着された装着キャップC1により容器本体Cに固定されている。
このようにフォーマーディスペンサー100と容器本体Cとを、可撓性を有するチューブ4で接続することによって、図5に示すフォーマーディスペンサー付き容器101を構成することができる。この構成によって、容器本体Cとは独立してフォーマーディスペンサー100の姿勢を変えることができるので、内容物の噴出方向を比較的自由に変えることができる。従って、容器本体Cの姿勢や場所を変えることなく、利用者が内容物を利用したい場所に容易に噴出させることができる。また、容器本体Cを移動させなくても任意の場所に内容物を噴出させることができるので、容器本体Cの内容量を大きくして内容物の充填回数を少なくすることができる。
以上の構成を有するフォーマーディスペンサー100及びフォーマーディスペンサー付き容器101を用いて内容物を利用する際のフォーマーディスペンサー100の動作について説明する。
まず、利用者は、図1に示すフォーマーディスペンサー100の把持部16を親指と手のひらで把持し、牽曳部17aを中指等で後方に牽曳する。これによって、トリガー部17は、図1に実線で示す位置から二点鎖線で示す位置まで下端部が後方に移動し、回転軸線R周りに図の反時計回りに回動する。
トリガー部17の回動によって、上端の押圧部17cは、図2の二点鎖線で示す位置まで前方に移動し、液体シリンダ3bから左右方向に突出する押圧軸3b7を前方に押圧する。この操作によって、液体シリンダ3bは、弾性部材8の弾性力に抗して筐体18及びエアシリンダ3aに対して前方に相対移動する(図6参照)。
液体シリンダ3bの前方への移動によって、エアシリンダ3aに装着筒部3cを介して固定されている液体ピストン6は液体シリンダ3bの内面とのシールを維持しながら液体シリンダ3bの内部に入り込み、液体シリンダ3b内の液体を圧縮する。これによって液体圧縮空間SL内の液圧が上昇し、プランジャ7後端の液体弁7aが液体シリンダ3bの拡径部3b5に当接してチューブ4との間の流路は閉塞される。一方、液体ピストン6の液体シリンダ3b内への移動によって、液体ピストン6の突起部6dは、プランジャ7の円錐部7cから離間して、液体ピストン6とプランジャ7との間のシールは解除される。これによって、液体圧縮空間SL内の圧縮された液体は、プランジャ7の外周面の液体通過リブ7eの間の隙間を通り、更に液体ピストン6の内部の液体流路RLを通って前方へと向かう。
液体圧縮空間SL内の液圧上昇によって前方に圧送された液体は、逆止弁弁体12aを弁座11bから離間させて逆止弁12を開放し、逆止弁12とジェットリング14の間に設けられた混合空間SM内に供給される。
一方、液体シリンダ3bの前方への移動によって、液体シリンダ3bの筒壁部3b1から径方向外側に突出するフランジ部3b2も前方に移動して、エアシリンダ3aとの静止摩擦力によって静止していたエアピストン9の筒体部9bの後端部に当接する。これによって、エアシリンダ3a内におけるエアピストン9の前方のエア圧縮空間Sairは、吸気孔3e(図4参照)との連通が妨げられる。その後、更に液体シリンダ3bが前方に移動すると、エアピストン9の筒体部9bがフランジ部3b2によって前方に押圧されるため、エアピストン9は、液体シリンダ3bとともにエアシリンダ3a内を前方に移動する。これによって、エアシリンダ3aのエア圧縮空間Sair内の空気が圧縮され、装着筒部3cの内面に設けたエア通過リブ3c1の間の空気流路Rair及びジェットリング14の外面に設けた凹所14cを通って、逆止弁12とジェットリング14の間に設けられた混合空間SM内に供給される。
本実施形態では、混合空間SM内に供給された液体及び空気は、混合された後、絞り開口14dを通過し、絞り開口14dの約4倍の断面積を有するメッシュフィルタ15aを通過することで良好に発泡化される。発泡化された液体と空気の混合物は、ノズル1の噴出孔1aを通って外部に噴出される。
内容物の噴出を終了すると、利用者は、牽曳部17aの牽曳を停止する。これによって、液体シリンダ3bには、もはや前方に押圧する力が作用しないため、弾性部材8が元の長さまで復元する過程で、液体シリンダ3bは、弾性部材8によりプランジャ7のばね受け部7dを介して後方に押圧される。
液体シリンダ3bの後方への移動によって、液体圧縮空間SL内は負圧となり、図2に示すように液体弁7aが再度拡径部3b5から離間して開放される。これによって、容器本体C内の液体がチューブ4を経由し、液体弁7aを通過して液体圧縮空間SL内に充填される。
一方、液体シリンダ3bの後方への移動によって、液体シリンダ3bの外周面に嵌合するスペーサ筒3fの前端から径方向外側に突出するストッパリブ3f1がエアピストン9の筒体部9bの前端部に当接する。そして、更に液体シリンダ3bが後方に移動すると、エアピストン9は液体シリンダ3bとともに後方に移動するため、エア圧縮空間Sair内は負圧となる。
ストッパリブ3f1と筒体部9bの前端部との当接によって、筒体部9bの後端部がフランジ部3b2から離間するため、吸気孔3e(図4参照)から流入した空気は、筒体部9bの後端部とフランジ部3b2との隙間を通り、更に通気リブ9e及びストッパリブ3f1の間の隙間を通ってエア圧縮空間Sair内に充填される。
以上述べたように、本実施形態は、圧縮された液体及び空気を混合し発泡させる発泡部材15と、空気を蓄積して発泡部材15に供給するエアシリンダ3aと、エアシリンダ3aの内面を摺動するエアピストン9と、エアシリンダ3aの径方向内側において前後方向に相対移動可能に設けられ、液体を蓄積して発泡部材15に供給する液体シリンダ3bと、液体シリンダ3bを後方に付勢する付勢手段と、エアシリンダ3aに固定されるとともに液体シリンダ3bの内面を摺動する液体ピストン6と、牽曳によって液体シリンダ3bをエアシリンダ3aに対して前方に押し出すトリガー部17と、液体と空気との混合物を外部に噴出させるノズル1とを備えたフォーマーディスペンサー100であって、エアピストン9は、液体シリンダ3bの移動に連動して前後方向に移動し、液体シリンダ3bが液体ピストン6に対して前方に移動することで液体シリンダ3b内に供給された液体は圧縮され、エアピストン9がエアシリンダ3aに対して前方に移動することでエアシリンダ3a内の空気が圧縮されるように構成した。このような構成の採用によって、トリガー部17を牽曳することによって、チューブ4を経由して液体シリンダ3b内に供給された液体を圧送し発泡させて外部に噴出させることができる。従って、フォーマーディスペンサー100の向きや場所を変えることによって内容物の噴出方向や噴出場所を容易に変えて泡を噴出させることができる。また、本実施形態では、内容物の噴出時にノズル1を筐体18に対して移動させずに固定することができるので、内容物を噴出させたい場所に狙いを定めてから噴出させることができる。更に、フォーマーディスペンサー100と容器本体Cとをチューブ4を介して接続することができるので、容器本体Cは持ち上げないで軽量のフォーマーディスペンサー100部分のみを持ち上げて操作することもできる。
また、本実施形態では、液体ピストン6によって圧送される液体の液体流路RL内には、ノズル1から液体ピストン6に向かう方向の液体の流れを抑制する逆止弁12が設けられるように構成した。このような構成の採用によって、液体圧縮空間SL内が負圧に転じた際にノズル1からの空気や内容物が液体流路RL内に侵入するのを抑制して、液体圧縮空間SL内に容器本体Cからの液体を効率的に充填させることができる。
また、本実施形態では、逆止弁12は三点弁によって構成されるように構成した。このような構成の採用によって、逆止弁弁体12aが中心軸線Oに対して傾きづらく、弁座11bに安定して着座させることができる。従来のようにボール弁を逆止弁として用いた場合では、フォーマーディスペンサーの姿勢によっては逆止弁が機能しない場合があったが、本実施形態では、三点弁を用いることでフォーマーディスペンサーの姿勢に依らず逆止弁12を作動させることができる。従って、内容物を所定の場所に噴出させるためにフォーマーディスペンサー100を傾けたりした場合でも、液体圧縮空間SL内が負圧に転じた際にノズル1からの空気や内容物が液体流路RL内に侵入するのを効果的に抑制して、液体圧縮空間SL内に容器本体Cからの液体を更に効率的に充填させることができる。
また、本実施形態では、液体シリンダ3b内には、液体シリンダ3b内への液体の供給を制御する液体弁7aを有するプランジャ7が設けられ、付勢手段は、液体ピストン6に対してプランジャ7を介して液体シリンダ3bを後方に付勢する弾性部材8であるように構成した。このような構成の採用によって、トリガー部17の牽曳によって液体シリンダ3bを前方に押圧すると、弾性部材8によってプランジャ7の液体弁7aが液体シリンダ3bに押し付けられて液体弁7aを確実に閉塞させることができる。従って、トリガー部17を牽曳したときに液体シリンダ3b内の液圧を効果的に高めてノズル1へと圧送することができる。
また、本実施形態では、上記いずれかに記載のフォーマーディスペンサー100と、液体を収容する容器本体Cと、液体シリンダ3bの後端部と、容器本体Cの口部とを接続する可撓性を有するチューブ4とを備えるように構成した。このような構成の採用によって、トリガー部17を牽曳することによって、チューブ4を経由して液体シリンダ3b内に供給された液体を圧送し発泡させて外部に噴出させることができるので、内容物の噴出方向や噴出場所を容易に変えて泡を噴出させることができる。
次に、本開示の第2実施形態に係るフォーマーディスペンサー200について説明する。
なお、本実施形態に係るフォーマーディスペンサー200は、第1実施形態と比較して、ノズル1を覆う蓋体部20aを有するキャップ部20を設けた他は、第1実施形態の構成と近似している。従って、ここでは第1実施形態との差異点を中心に説明する。
本実施形態では、図7に示すように、ノズル1と一体形成されたキャップ部20を備えている。キャップ部20は、エアシリンダ3aの前部に装着筒部3cを介して装着される装着筒20bと、装着筒20bにヒンジ部20eを介して一体形成された蓋体部20aとを有している。
蓋体部20aの前面には外側に突出する係合リブ20cが設けられている。蓋体部20aをヒンジ部20eで折り返して係合リブ20cを装着筒20bの外周面に設けられた凹所20dに嵌合させることによって、蓋体部20aが開放された状態を維持することができる。この構成によって、フォーマーディスペンサー200を使用していないときは、蓋体部20aでノズル1を覆うことによって、内容物が固化することを抑制することができる。他方、フォーマーディスペンサー200を使用しているときは、蓋体部20aを開放して係合リブ20cを装着筒20bの外周面に設けられた凹所20dに嵌合させることによって、蓋体部20aが開放された状態を維持することができる。
なお、凹所20dの形成は、装着筒20bに凹部を設けてもよいし、装着筒20bから略平行なリブを2本突出させて、その間の空間に係合リブ20cを嵌合させるようにしてもよい。
以上述べたように、本実施形態では、ノズル1の噴出孔1aを閉塞するキャップ部20を更に備え、キャップ部20は、エアシリンダ3aの前部に装着される装着筒20bと、装着筒20bにヒンジ部20eを介して一体形成された蓋体部20aとを有し、蓋体部20aの前面に設けられた係合リブ20cが装着筒20bの外周面に設けられた凹所20dに嵌合することで蓋体部20aは開放状態を維持することが可能であるように構成した。このような構成の採用によって、フォーマーディスペンサー200を使用していないときは、蓋体部20aでノズル1を覆うことによって、内容物が固化することを抑制することができる。他方、フォーマーディスペンサー200を使用しているときは、蓋体部20aを開放して係合リブ20cを装着筒20bの外周面に設けられた凹所20dに嵌合させることによって、蓋体部20aが開放された状態を維持することができる。従って、内容物の固化抑制と、内容物の噴出のし易さを両立することができる。
次に、本開示の第3実施形態に係るフォーマーディスペンサー300について説明する。
なお、本実施形態に係るフォーマーディスペンサー300は、第1実施形態と比較して、トリガー部17の上端部の形状、プランジャ7に代えて三点弁による液体弁21を設けたこと、及び弾性部材8をエアシリンダ3aの縮径部3a2と液体シリンダ3bに固定されたスペーサ筒3fとの間に配設したことの他は、第1実施形態と近似した構成を備えている。従って、ここでは第1実施形態との差異点を中心に説明する。
トリガー部17の上端部には、図8に示すように、液体シリンダ3bから左右方向に突出する押圧軸3b7が嵌合する押圧用長穴17eが設けられた押圧部17dが設けられている。利用者が、トリガー部17の牽曳部17aを牽曳すると、トリガー部17全体が回転軸線R周りに図8の反時計回りに回動し、押圧部17dが液体シリンダ3bの押圧軸3b7を前方に押圧する。これによって、液体シリンダ3bがエアシリンダ3aに対して前方に相対移動し、ポンプを作動させて、液体と空気の混合物を発泡させて噴出孔1aから外部に噴出させることができる。
液体シリンダ3bの後端部には、三点弁で構成された液体弁21が設けられている。トリガー部17の牽曳によって液体シリンダ3bを前方に移動させて液体圧縮空間SL内の液圧を高めると、液体弁21が液体シリンダ3bの後端部に当接して液体弁21は閉塞される。これによって、液体圧縮空間SL内の液体は効果的に圧縮されて発泡部材15に向けて圧送される。
一方、トリガー部17の牽曳を停止して液体シリンダ3bを後述する弾性部材8の復元力によって後方に移動させると、液体圧縮空間SL内が負圧となり、液体弁21が液体シリンダ3bの後端部から離間して液体弁21は開放される。これによって、容器本体Cからチューブ4を経由して供給された液体が液体弁21を通って液体圧縮空間SL内に充填される。
筒体部9bの径方向内側には、スペーサ筒3fが配置されている。スペーサ筒3fは、液体シリンダ3bの前部の外面を内側に嵌合させる筒状部材であり、前端部から径方向外側に突出するフランジ状のストッパリブ3f1を備えている。上述の筒体部9bの前端部がストッパリブ3f1の後面に当接することによって、エアピストン9は、前方への移動を制限されている。また、ストッパリブ3f1の外周端から前方に向けてばねガイド3f2が設けられている。そして、本実施形態では、液体圧縮空間SLの径方向外側において、、エアシリンダ3aの縮径部3a2の前端部とばねガイド3f2との間に弾性部材8が設けられている。この構成によって、弾性部材8は、エアシリンダ3aに対して液体シリンダ3bを後方に付勢している。
以上述べたように、本実施形態では、付勢手段は、液体圧縮空間SLの径方向外側において、液体シリンダ3bをエアシリンダ3aに対して後方に付勢する弾性部材8であるように構成した。このような構成の採用によって、弾性部材8は、液体圧縮空間SLの径方向外側に設けられているので、液体が弾性部材8に触れることがない。従って、液体が弾性部材8によって汚染されることが無く清潔な状態に維持し易くすることができる。
次に、本開示の第4実施形態に係るフォーマーディスペンサー400について説明する。
なお、本実施形態に係るフォーマーディスペンサー400は、第3実施形態と比較して、弾性部材8をエアシリンダ3aと液体シリンダ3bとの間に配設する代わりに、トリガー部17と把持部16の間に設けた他は、第3実施形態と近似した構成を備えている。従って、ここでは第3実施形態との差異点を中心に説明する。
本実施形態では、図9に示すように、トリガー部17に沿って上方に延びると共に、回転軸線Rの直下で略円弧形状を描きながら下向きに折り返すとともに把持部16の上部に係止された弾性部材22(樹脂ばね)を備えている。トリガー部17は、エアシリンダ3aに固定された筐体18周りに揺動可能とされており、樹脂ばねである弾性部材22によってトリガー部17は前方に付勢されている。金属製の圧縮ばねを用いる代わりに樹脂ばねを弾性部材22として用いることによって、フォーマーディスペンサー400を分別し易くすることができる。また、第3実施形態と同様に液体が弾性部材22に触れることが無い。
以上述べたように、本実施形態では、トリガー部17は、エアシリンダ3aに固定された筐体18周りに揺動可能とされており、付勢手段は、トリガー部17を前方に付勢する樹脂製の弾性部材22であるように構成した。この構成の採用によって、フォーマーディスペンサー400を分別し易くすることができるとともに、液体が弾性部材8によって汚染されることが無く清潔な状態に維持し易くすることができる。
本開示を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各構成部に含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の構成部を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。本発明の範囲にはこれらも包含されるものと理解されたい。
例えば、第1から第4実施形態では、液体ピストン6とジェットリング14との間に三点弁で構成された逆止弁12を設けるように構成したが、この態様には限定されない。フォーマーディスペンサー100から400の姿勢に依存しないで逆止弁12として機能すればよく、三点弁以外の弁構成を備えていてもよい。また、逆止弁12は必ずしも有していなくてもよい。
本開示は、液状の内容物と空気とを混合させて泡状に噴出させるフォーマーディスペンサー100から400およびフォーマーディスペンサー付き容器101に適用することができる。内容物は、洗顔料や整髪料など、空気と混合させて泡状に噴出できるものであればよい。
1 ノズル
1a 噴出孔
3a エアシリンダ
3a1 胴部
3a2 縮径部
3a3 係合孔
3b 液体シリンダ
3b1 筒壁部
3b2 フランジ部
3b3 環状突壁
3b4 環状溝
3b5 拡径部
3b6 チューブ装着筒
3b7 押圧軸
3c 装着筒部
3c1 エア通過リブ
3d ポンプカバー
3d1 爪部
3d2 外筒部
3d3 カバー壁
3d4 内筒部
3e 吸気孔
3f スペーサ筒
3f1 ストッパリブ
3f2 ばねガイド
4 チューブ
6 液体ピストン
6a 環状ピストン部
6c 筒体部
6d 突起部
6e 貫通穴
7 プランジャ
7a 液体弁
7c 円錐部
7d ばね受け部
7e 液体通過リブ
8 弾性部材
9 エアピストン
9a 環状シール部
9b 筒体部
9c 環状壁
9e 通気リブ
11 ガイド部材
11a ガイド筒
11b 弁座
12 逆止弁
12a 逆止弁弁体
12b アーム部
12c 筒体
14 ジェットリング
14a 前部筒体
14b 拡径部
14c 凹所
14d 絞り開口
15 発泡部材
15a メッシュフィルタ
15b リング部材
16 把持部
17 トリガー部
17a 牽曳部
17b 回転軸
17c 押圧部
17d 押圧部
17e 押圧用長穴
18 筐体
18a 回動穴
20 キャップ部
20a 蓋体部
20b 装着筒
20c 係合リブ
20d 凹所
20e ヒンジ部
21 液体弁
22 弾性部材
100,200,300,400 フォーマーディスペンサー
101 フォーマーディスペンサー付き容器
C 容器本体
C1 装着キャップ
O 中心軸線
R 回転軸線
Rair 空気流路
RL 液体流路
RM 混合物流路
Sair エア圧縮空間
SL 液体圧縮空間
SM 混合空間

Claims (8)

  1. 圧送された液体及び空気を混合し発泡させる発泡部材と、
    空気を蓄積して前記発泡部材に供給するエアシリンダと、
    前記エアシリンダの内面を摺動するエアピストンと、
    前記エアシリンダの径方向内側において前後方向に相対移動可能に設けられ、液体を蓄積して前記発泡部材に供給する液体シリンダと、
    前記液体シリンダを後方に付勢する付勢手段と、
    前記エアシリンダに固定されるとともに前記液体シリンダの内面を摺動する液体ピストンと、
    牽曳によって前記液体シリンダを前記エアシリンダに対して前方に押し出すトリガー部と、
    液体と空気との混合物を外部に噴出させるノズルと
    を備えたフォーマーディスペンサーであって、
    前記エアピストンは、前記液体シリンダの移動に連動して前後方向に移動し、
    前記液体シリンダが前記液体ピストンに対して前方に移動することで前記液体シリンダ内に供給された液体は圧送され、
    前記エアピストンが前記エアシリンダに対して前方に移動することで前記エアシリンダ内の空気が圧送されることを特徴とするフォーマーディスペンサー。
  2. 前記液体ピストンによって圧送される液体の液体流路内には、前記ノズルから前記液体ピストンに向かう方向の液体の流れを抑制する逆止弁が設けられている、請求項1に記載のフォーマーディスペンサー。
  3. 前記逆止弁は三点弁によって構成されている、請求項2に記載のフォーマーディスペンサー。
  4. 前記液体シリンダ内には、前記液体シリンダ内への液体の供給を制御する液体弁を有するプランジャが設けられ、
    前記付勢手段は、前記液体ピストンに対して前記プランジャを介して前記液体シリンダを後方に付勢する弾性部材である、請求項1から3のいずれか一項に記載のフォーマーディスペンサー。
  5. 前記付勢手段は、前記液体シリンダの径方向外側において、前記液体シリンダを前記エアシリンダに対して後方に付勢する弾性部材である、請求項1から3のいずれか一項に記載のフォーマーディスペンサー。
  6. 前記トリガー部は、前記エアシリンダに固定された筐体周りに揺動可能とされており、
    前記付勢手段は、前記トリガー部を前方に付勢する樹脂製の弾性部材である、請求項1から3のいずれか一項に記載のフォーマーディスペンサー。
  7. 前記ノズルの噴出孔を閉塞するキャップ部を更に備え、
    前記キャップ部は、
    前記エアシリンダの前部に装着される装着筒と、
    前記装着筒にヒンジ部を介して一体形成された蓋体部と
    を有し、
    前記蓋体部の前面に設けられた係合リブが前記装着筒の外周面に設けられた凹所に嵌合することで前記蓋体部は開放状態を維持することが可能である、請求項1から6のいずれか一項に記載のフォーマーディスペンサー。
  8. 請求項1から7のいずれか一項に記載のフォーマーディスペンサーと、
    液体を収容する容器本体と、
    前記液体シリンダの後端部と、前記容器本体の口部とを接続する可撓性を有するチューブと
    を備える、フォーマーディスペンサー付き容器。
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