JP6722558B2 - トリガー式液体噴出器 - Google Patents
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例えば、下記特許文献1に示されるように、内容液が収容された容器体に装着され、前後方向に延びた射出筒部及びトリガー機構を有する噴出器本体と、内容液を前方に向けて噴射するノズル孔が形成され、前後方向に延びる回転軸線回りに回転可能とされたノズル部材と、を備え、ノズル部材の回転操作によって、内容液の噴射態様を切り換えることができるトリガー式液体噴出器が知られている。
しかもこの場合には、内容液が噴射されることを予期し難いので、内容液が不意に噴射されてしまうことになり、改善の余地があった。
そして、ノズルチップが閉位置に位置している場合には、ノズルチップが第1ノズル孔の前方を塞いでいるので、第1ノズル孔から噴射された内容液はノズルチップ内に入り込んで第2ノズル孔に導かれる。そのため、第2ノズル孔から加圧された内容液を外部に噴射させることができる。
また、ノズルチップを第1軸線回りに回転させて開位置に位置させた場合には、ノズルチップが第1ノズル孔の前方から退避するので、第1ノズル孔を外部に露出させることができる。そのため、トリガー部を後方に移動させる操作を行うことで、第1ノズル孔から加圧された内容液を外部に噴射させることができる。
さらに、第1ノズル孔自体はノズルチップの位置に関係なく閉塞されることがないので、従来のように内容液が噴射されない状態のまま、内容液を加圧してしまうことを防止することができる。従って、加圧された内容液が不意に勢いよく噴射されてしまうような不都合を防止することができる。
また、ノズルチップを閉位置から開位置に向けて開操作する場合には、操作片を第2軸線回りに回転操作することで、係合部を被係合部から離脱させて、被係合部との係合をワンタッチで解除することができる。そのため、ノズルチップを速やかに開操作することができる。特に、操作片の回転軸線である第2軸線は、ノズルチップの回転軸線である第1軸線と同じ方向に延びているので、操作片を第2軸線回りに回転させて係合部と被係合部との係合を解除した後、そのままの流れで、ノズルチップの開操作を連続して行うことができる。従って、ノズルチップの開操作をスムーズに行い易い。
そのため、トリガー部の操作を停止した後であっても、貯留シリンダ内への内容液の供給は停止されるが、前方付勢によって貯留プランジャが前方移動するので、貯留シリンダ内に貯留した内容液を第1ノズル孔或いは第2ノズル孔から引き続き、加圧した状態で噴射させることができる。
従って、トリガー部を後方に移動させる操作を行ったときだけでなく、トリガー部の操作をしない場合であっても、加圧された内容液を噴射させることができ、内容液の連続噴射を行うことができる。また、この場合であっても、第1ノズル孔自体はノズルチップの位置に関係なく閉塞されることがないので、貯留プランジャが第1ノズル孔を開放しているときに加圧された内容液を確実に噴射させることができる。
以下、本発明に係るトリガー式液体噴出器の第1実施形態について、図面を参照して説明する。なお、本実施形態では蓄圧式のトリガー式液体噴出器を例に挙げて説明する。
なお、トリガー式液体噴出器1の各構成は、特に記載がなければ合成樹脂を用いた射出成形により成形されている。
なお、本実施形態では、前後方向L1のうち、縦供給筒部14から射出筒部10が延びる方向を前方とし、その反対方向を後方という。
シリンダ16の内側は、装着キャップ2の内側に連通していると共に、縦供給筒部14の外筒に形成された隙間を通じて射出筒部10内に連通している。プランジャ17は、前端部が連結軸19を介してトリガー部11に連結されている。
これにより、トリガー部11の揺動に伴ってプランジャ17がシリンダ16に対して前後動し、シリンダ16内が加圧及び減圧される。
なお、支持リブ38は後述するコイルスプリング68の後端部側を支持する。
連結筒部33の後端部には、上方に向けて規制突起39が突設されている。図示の例では、規制突起39は隔壁31の前面に対して一体に形成されている。なお、カバー体13は隔壁31の上端縁に配置された状態で組み付けられている。
弁筒部43は、その内側が凹部46を通じて第1ノズル孔4に連通しており、上述したように、蓄圧弁60が後方から離反可能に着座することで開放可能に閉塞されている。
上壁部41b及び下壁部41cは、前方から見た正面視で、上下方向よりも左右方向L2に長い矩形状にそれぞれ形成されている。
係止リブ50は、前後方向L1に沿って延びると共に規制突起39を挟んで周方向の両側に位置するように形成され、規制突起39に対して周方向から係止されている。これにより、ノズル部材5は、周方向への回り止めがされた状態で連結部材30に装着されている。
直線壁部51aは、上壁部41bの上端部よりも僅かに上方に突出している。湾曲壁部51bは、ノズル壁本体41aの外縁部に沿って円弧状に形成されている。直線壁部51aの内面には、後述する回転軸部75を軸支する軸孔55が形成されている。
誘導突起54の上端面54aは、後方から前方に向かうにしたがって漸次下方に向けて延びた傾斜面とされている。
弁本体61には、弁本体61を径方向に貫通し、且つ後方に向けて開口する第2貫通孔67が形成されている。なお、第2貫通孔67は、1箇所に形成されても構わないし、周方向に間隔をあけて複数形成されても構わない。
この際、前方シール筒部63の内径は、弁本体61の内径よりも大きいので、前方シール筒部63と弁本体61との受圧面積の差によって、蓄圧弁60には後方に向けた圧力が作用する。
コイルスプリング68は、弁本体61の内側に入り込んで弁本体61の前端部61aに後方から接触していると共に、ガイド軸部35に外挿された状態で支持リブ38の前端縁に前方から接触している。これにより、コイルスプリング68は、蓄圧弁60を常時前方に向けて付勢している。そのため、弁本体61の前端部61aは、着座部48に対して後方から押し付けられた状態で着座している。
ノズルチップ7は、ノズル壁部41に対して対向配置されたチッププレート70と、チッププレート70から後方に向けて延びると共に、第1ノズル筒部52の内側に離脱可能に嵌合された第2ノズル筒部71と、チッププレート70から後方に向けて延びると共に、第1ノズル筒部52を径方向外側から囲む補助筒部72と、チッププレート70から前方に向けた延びた円柱状のノズル軸部73と、チッププレート70から前方に向けて延びると共に、ノズル軸部73を径方向外側から囲む囲繞筒部74と、を備えている。
具体的には、ノズルチップ7は第1ノズル孔4の前方を塞ぐ閉位置P1(図2参照)から、第1ノズル孔4の前方から退避する開位置P2(図7参照)に向けて第1回転軸線M1回りに回転可能とされている。
図示の例では、第2ノズル筒部71は第1ノズル筒部52の内側に離脱可能に嵌合されているが、第1ノズル筒部52の外側に離脱可能に外嵌されても構わない。また、補助筒部72は必須なものではなく、具備しなくても構わない。
流通路76は、チッププレート70に形成された流通孔77を通じて第2ノズル筒部71の内側に連通している。
本実施形態では、噴射角(広がり角)が小さく、直線状に等しい噴射態様で第1ノズル孔4から内容液を噴射させる。また、噴射角が大きく、且つ粒径が小さい微細な霧状の噴射態様で第2ノズル孔6から内容液を噴射させる。特に、第2ノズル孔6から内容液を噴射させる場合には、内容液を環状の流通孔77内を流通させるので、内容液にスピンをかけることができ、微細な霧状で噴射させ易い。
一対のヒンジ片80は、チッププレート70の下端部から下方に向けて延びると共に左右方向L2に間隔をあけて配置され、左右方向L2に延びるヒンジ軸である第2回転軸線(第2軸線回り)M2回りに回転可能とされている。これにより、図6に示すように、操作片81はチッププレート70に対して第2回転軸線M2回りに回転可能とされている。
これにより、ノズルチップ7は閉位置P1においてノズル部材5に対して位置決めされた状態で組み合わされ、不意に開位置P2に向けて移動することが規制されている。
つまり、第2係合突起83は、ノズルチップ7が閉位置P1に位置しているときに、第1係合突起56に対して係合し、且つ第2回転軸線M2回りの操作片81の回転に伴って第1係合突起56との係合が解除される。
誘導ブロック85は、操作片81の後端部側に配置されると共に、一対のヒンジ片80よりも左右方向L2の外側であって、一対の支持壁部51の内側に配置されるように配置されている。誘導ブロック85の後面には、前方に向けて窪み、内部に誘導突起54を収容させる収容凹部86が形成されている。
誘導ブロック85は、操作片81の回転に伴って第2回転軸線M2を中心として下方に移動するので、図6に示すように上壁面86aが誘導突起54の上端面54aに対して接触しながら滑り落ちるように移動する。これにより、誘導ブロック85は、前方に向けて押し出されるような応力を受ける。
次に、上述のように構成されたトリガー式液体噴出器1を使用する場合について説明する。なお、トリガー部11の複数回の操作によって、トリガー式液体噴出器1の各部材内に内容液が充填され、縦供給筒部14から内容液を吸い上げ可能な状態になっているものとする。また、図1に示すように、ノズルチップ7が閉位置P1に位置しているものとする。
このとき、ノズルチップ7が閉位置P1に位置して第1ノズル孔4の前方を塞いでいるので、第1ノズル孔4から噴射された内容液は、第2ノズル筒部71の内側、流通孔77及び流通路76を通じて第2ノズル孔6に導かれる。特に、第1ノズル孔4から加圧された内容液を噴射させるので、加圧した状態を維持しながら第2ノズル孔6まで内容液を確実に導くことができる。従って、図5に示すように加圧された内容液を第2ノズル孔6から外部に霧状に噴射させることができる。
これにより、ノズルチップ7の全体を第1回転軸線M1回りに回転させることができ、図7に示すように開位置P2に位置させることができる。ノズルチップ7を開位置P2に位置させることで、第1ノズル孔4の前方からノズルチップ7を退避させることができ、第1ノズル孔4を外部に露出させることができる。
また、第2ノズル孔6から内容液を噴射させる場合であっても、第1ノズル孔4までの内容液の流通経路を共通で利用できるので、構成を簡素化でき、部品点数を抑えることができる。従って、低コスト化に繋げることができるうえ、組立作業を効率良く行うことができる。
これにより、吸い上げた内容液を、外筒に形成された隙間を通じてシリンダ16内に導入して、次の噴射に備えることができる。また、蓄圧弁60がコイルスプリング68の付勢力(弾性復元力)によって前方移動するので、図2に示すように弁本体61の前端部61aが着座部48に着座して、弁筒部43の内側を閉塞する。
次に、本発明に係るトリガー式液体噴出器の第2実施形態について図面を参照して説明する。
本実施形態のトリガー式液体噴出器は、ノズル部材の構成が第1実施形態と異なる。なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については、同一の符号を付しその説明を省略する。
従って、貯留シリンダ92の中心軸線(以下、軸線O4と称する)は、射出筒部10の軸線O2の上方に配置されている。なお、第2実施形態では、軸線O4方向から見た平面視で軸線O4に直交する方向を径方向といい、軸線O4回りに周回する方向を周方向という。
前壁部95には、第1ノズル孔4、凹部46、第1ノズル筒部52、一対の支持壁部51、係合片53及び一対の誘導突起54が形成されている。第1ノズル孔4及び第1ノズル筒部52は、軸線O4と同軸に配置されている。
貯留シリンダ筒96の前端部には、図9に示すように、貯留シリンダ92の内部と、後述する微小流路133に連通する供給孔105が形成されている。供給孔105は、貯留シリンダ筒96の前端部における下側部分に形成され、この部分を上下方向に貫いている。
ロッド110の外周面には、貯留シリンダ筒96の内周面に向けて突出する拡径ガイド部115と、周方向に間隔をあけて配置された複数のリブ片116と、が形成されている。リブ片116は、拡径ガイド部115の後端部に一体に形成されている。
コイルスプリング125は、ロッド110を囲繞するように配置され、後端部がキャップ内筒101に対して前方から接触し、且つ前端部がリブ片116に対して後方から接触している。これにより、コイルスプリング125は、貯留シリンダ92内において貯留プランジャ93を前方に向けて常時付勢している。
これにより、貯留プランジャ93の凸部121は、コイルスプリング125からの付勢力によって第1ノズル孔4をシールした状態で塞いでいる。
これに対して、貯留プランジャ93の後方移動によって、コイルスプリング125が最大限圧縮したときの貯留プランジャ93の位置を最後退位置とする(図12参照)。従って、貯留プランジャ93が最後退位置に達している場合には、貯留シリンダ92内に内容液が最大量収容されている。
縦孔131内には、縦孔131のほぼ全長に亘って栓体132が挿入されている。栓体132は、供給孔105を開放し、且つ縦孔131の下端開口を密に閉塞した状態で、縦孔131の内周面との間に、中間筒部130の内部と貯留シリンダ92内とを連通する微小流路133を形成している。この栓体132により、縦孔131の空間容積がさらに小さく形成されている。
挿入部134は、射出筒部10の内部空間のうち上側部分に僅かな隙間S3を確保するように、射出筒部10内に挿入されている。これにより、射出筒部10内の空間容積もさらに小さくすることができる。
第1吸込弁は、シリンダ16内が加圧されたときに開弁して縦供給筒部14の内筒内と射出筒部10内とを連通させると共に、シリンダ16内が減圧したときに閉弁して縦供給筒部14の内筒内と射出筒部10内との連通を遮断する。
第2吸込弁は、シリンダ16内が加圧されたときに閉弁して縦供給筒部14の内筒内とパイプ14a内との連通を遮断させると共に、シリンダ16内が減圧したときに開弁して縦供給筒部14の内筒内とパイプ14a内とを連通させる。
次に、上述のように構成されたトリガー式液体噴出器90を使用する場合について説明する。なお、図8に示すようにノズルチップ7が閉位置P1に位置しているものとする。
この際、本実施形態の場合であっても、第1ノズル孔4から加圧された内容液を噴射させるので、加圧した状態を維持しながら第2ノズル孔6まで内容液を確実に導くことができる。従って、加圧された内容液を第2ノズル孔6から噴射させることができ、安定した噴射態様で内容液を噴射させることができる。
これにより、貯留シリンダ92内に溜まった内容液を、第1ノズル孔4を通じて第2ノズル孔6に導くことができ、加圧された内容液を第2ノズル孔6から外部に向けて引き続き噴射させることができる。
しかしながら、本実施形態のトリガー式液体噴出器90によれば、第1実施形態と同様に、ノズルチップ7の位置に関係なく、第1ノズル孔4自体は閉塞されないので、上述した不都合が生じるおそれがない。
従って、トリガー部11を操作した際、内容液を射出筒部10内から貯留シリンダ92内に直ちに導入することができ、貯留シリンダ92内の圧力を速やかに上昇させて、貯留プランジャ93を直ちに後方移動させ易い。そのため、プライミング回数を抑えながら速やかに内容液を噴射させることができ、使い勝手が良く、操作性に優れている。
この場合、貯留プランジャ93は、後退と前進とを繰り返しながらも、全体としては徐々に後方に移動する。これにより、貯留シリンダ92内に徐々に内容液を溜めることができる。そして、貯留プランジャ93を例えば最後退位置まで移動させることで、貯留プランジャ93が最後退位置から最前進位置に移動するまでの長時間に亘って、内容液を連続噴射することができる。
いずれにしても、内容液の圧力が所定値に達したときに開弁して第1ノズル孔4に加圧した内容液を導入できれば良く、蓄圧部材をどの構成部材に設けても構わない。
このように構成した場合には、貯留プランジャ93が後方に向けて過度に移動することを機械的に防止でき、貯留シリンダ92内に許容量以上の内容液が充填されてしまうことを防止できる。
従って、貯留シリンダ92内の圧力を適正範囲内に抑えて、破損等の不具合が生じることを防止することができ、内容液の連続噴射を安心して行うことができる。
このように構成した場合には、貯留シリンダ92に対して貯留プランジャ93が例えば最後退位置よりも後方移動したときに、貯留シリンダ92内の内容液を、回収孔及び回収通路を通じて容器体A内に戻すことができる。
従って、この場合も同様に、貯留シリンダ92内の圧力を適正範囲内に抑えて、破損等の不具合が生じることを防止することができ、内容液の連続噴射を安心して行うことができる。
M2…第2回転軸線(第2軸線)
P1…閉位置
P2…開位置
A…容器体
1、90…トリガー式液体噴出器
4…第1ノズル孔
5、91…ノズル部材
6…第2ノズル孔
7…ノズルチップ
10…射出筒部
11…トリガー部
12…トリガー機構
14…縦供給筒部
40…ノズル本体
43…弁筒部(弁座部)
56…第1係合突起(被係合部)
60…蓄圧弁
70…チッププレート
81…操作片
83…第2係合突起(係合部)
87誘導部材
89、99…蓄圧部材
92…貯留シリンダ
93…貯留プランジャ
Claims (4)
- 内容液が収容された容器体に装着される噴出器本体と、
前記噴出器本体の前方側に配設され、内容液を噴射する第1ノズル孔が形成されたノズル部材と、
前記ノズル部材の前方側に配設され、内容液を噴射する第2ノズル孔が形成されたノズルチップと、
内容液を加圧すると共に、内容液の圧力が所定値に達したときに開弁して前記第1ノズル孔に加圧した内容液を導く蓄圧部材と、を備え、
前記噴出器本体は、
上下方向に延在し、前記容器体内の内容液を吸上げる縦供給筒部と、
前記縦供給筒部の前方に配設され、前記縦供給筒部内の内容液を前記第1ノズル孔に導く射出筒部と、
前記縦供給筒部の前方に前方付勢状態で後方に移動可能に配設されたトリガー部を有し、前記トリガー部の後方への移動によって、内容液を前記縦供給筒部内から前記射出筒部内を通じて前記第1ノズル孔に向けて供給させるトリガー機構と、を備え、
前記ノズルチップは、前記第1ノズル孔の前方を塞ぐ閉位置から、前記第1ノズル孔の前方から退避する開位置に向けて、左右方向に延びる第1軸線回りに回転可能に前記ノズル部材に連結され、
前記ノズルチップは、前記閉位置において、前記第1ノズル孔から噴射される内容液を前記第2ノズル孔に導くと共に、前記第1ノズル孔とは異なる噴射態様で前記第2ノズル孔から噴射させ、
前記ノズルチップは、
前記第2ノズル孔が形成されたチッププレートと、
左右方向に延びる第2軸線回りに回転可能に前記チッププレートに連結された操作片と、を備え、
前記操作片には、前記ノズルチップが前記閉位置に位置しているときに前記ノズル部材に形成された被係合部に係合し、且つ前記第2軸線回りの前記操作片の回転に伴って前記被係合部との係合が解除される係合部が形成され、
前記チッププレートは、上端部が前記ノズル部材に前記第1軸線回りに回転可能に連結され、
前記操作片は、前記チッププレートの下端部に前記第2軸線回りに回転可能に連結されている、トリガー式液体噴出器。 - 請求項1に記載のトリガー式液体噴出器において、
前記ノズル部材と前記操作片との間には、前記操作片を前記第2軸線回りに回転させたときに、前記ノズルチップを前方側に押し出すように誘導して前記ノズル部材から離間させる誘導部材が設けられている、トリガー式液体噴出器。 - 請求項1又は2に記載のトリガー式液体噴出器において、
前記ノズル部材は、前記第1ノズル孔が形成され、前記射出筒部の前方に配設されたノズル本体を備え、
前記蓄圧部材は、前記ノズル本体と前記射出筒部との間に、前方付勢された状態で後方移動可能に配設された蓄圧弁と、前記ノズル本体に形成され、内側が前記第1ノズル孔に連通し、且つ前記蓄圧弁が離反可能に着座することで開放可能に閉塞される弁座部と、を備えている、トリガー式液体噴出器。 - 請求項1又は2に記載のトリガー式液体噴出器において、
前記蓄圧部材は、
前後方向に延びると共に、内部が前記射出筒部内に連通する貯留シリンダと、
前記貯留シリンダ内に前方付勢状態で後方移動可能に収容された貯留プランジャと、を備え、
前記貯留シリンダの前壁部には、前記第1ノズル孔が形成されると共に前記ノズルチップが第1軸線回りに回転可能に連結され、
前記貯留プランジャは、前記第1ノズル孔を開放可能に閉塞している、トリガー式液体噴出器。
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