JP6546860B2 - トリガー式液体噴出器 - Google Patents

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Description

本発明は、トリガー式液体噴出器に関する。
ノズルの下方に延びるトリガー部の操作により、容器体から液体を吸い上げてノズルから吐出するトリガー式液体噴出器が知られている(例えば下記特許文献1)。
従来のトリガー式液体噴出器では、容器体と連通する縦供給筒部の上部に、前方に向けて延びる射出筒部が設けられている。射出筒部の先端側にはノズルが付設されている。射出筒部の下方には、トリガー部の操作により作動するシリンダが配置されている。そして、トリガー部の操作を行うことで、縦供給筒部からシリンダ内に液体を吸い上げることができるとともに、その液体を射出筒部からノズルを経て前方に噴射(噴出)させることができる。
特許第3781904号公報
しかしながら、上記従来のトリガー式液体噴出器では、トリガー部を引くときにのみ液体が噴射される。従って、例えば広い面積に対して液体を吹き付けるようなときには、何度もトリガー部を引く操作を繰り返す必要があり面倒である。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、液体の連続噴射を可能にしたトリガー式液体噴出器を提供することである。
上記の課題を解決するために、本発明に係るトリガー式液体噴出器は、液体が収容された容器体に装着される噴出器本体と、前記噴出器本体の前方側に配置され、液体を前方に向けて噴射する噴出孔が形成されたノズル部材と、を備え、前記噴出器本体は、上下方向に延在し、前記容器体内の液体を吸上げる縦供給筒部と、前記縦供給筒部の前方に配設され、前記縦供給筒部内の液体を前記噴出孔に導く射出筒部と、前記縦供給筒部の前方に前方付勢状態で後方に移動自在に配設されたトリガー部を有し、前記トリガー部の後方への移動によって、液体を前記縦供給筒部内から前記射出筒部内を通して前記噴出孔側に流通させるトリガー機構と、を備えるトリガー式液体噴出器であって、前記トリガー部の後方への移動によって、前記縦供給筒部内を通過した液体が内部に供給される貯留シリンダと、前記貯留シリンダ内にその中心軸線に沿う軸方向に移動自在に配設され、前記貯留シリンダ内への液体の供給に伴い前記軸方向のうちの一方側に向けて移動するとともに、前記軸方向の他端開口が閉塞された貯留プランジャと、前記貯留プランジャに連結され、前記貯留プランジャの前記軸方向の移動に連係する負圧プランジャと、前記軸方向に沿って延びるとともに、前記軸方向の他端開口が閉塞され、内部に前記負圧プランジャが前記軸方向の一方側に向けて移動自在に収容された負圧シリンダと、前記貯留プランジャと独立して配設された補助シリンダと、前記補助シリンダの内側に、その中心軸線に沿う軸線方向に移動自在に配設された補助プランジャと、前記負圧シリンダ内のうち、前記負圧プランジャより前記軸方向の他方側に位置する部分と、前記補助シリンダと前記補助プランジャとの間に位置する部分と、を連通する連通路と、を備え、前記補助シリンダは、前記軸線方向の一端開口が閉塞され、前記補助プランジャは、前記補助シリンダに前記軸線方向の他方側に向けて移動自在に収容されていることを特徴とする。
本発明によれば、液体が収容された容器体に装着した状態で、トリガー部を後方に引くと、容器体内の液体が吸い上げられて縦供給筒部内に導入されるとともに、縦供給筒部内を通過した液体が射出筒部内を通じて噴出孔から噴射される。また、これと同時に縦供給筒部内を通過した液体は貯留シリンダ内にも導入される。液体が貯留シリンダ内に導入されると、これに伴って貯留シリンダ内の貯留プランジャが、負圧プランジャとともに前記軸方向の一方側に向けて移動する。この際、負圧シリンダ内のうち、負圧プランジャよりも前記軸方向の他方側に位置する部分は密閉空間とされている。従って、負圧プランジャが前記軸方向の一方側に移動することで、密閉空間が負圧になる。これにより、負圧プランジャ及び貯留プランジャに対して前記軸方向の他方側に向けた付勢力を発生させることができる。
このように、トリガー部を引く操作を行う毎に、液体を噴出孔から噴射させつつ、貯留プランジャを前記軸方向の一方側に移動させて貯留シリンダ内に液体を溜める(充填する)ことができる。
そして、トリガー部を引く操作を止めると、縦供給筒部内への液体の供給が停止するが、負圧シリンダ内の負圧によって、負圧プランジャ及び貯留プランジャが前記軸方向の他方側に向けて一体に復元移動しはじめる。これにより、貯留シリンダ内に充填した液体を、貯留シリンダ内から噴出孔側に向けて押し出すことができ、噴出孔から引き続き噴射させることができる。
従って、トリガー部を後方に引く操作を行ったときだけでなく、トリガー部を操作しない場合であっても液体を噴射させることができ、液体の連続噴射を行うことができる。
なお、貯留プランジャが前記軸方向の他方側に向けて復元移動する際、再びトリガー部を引かなければ、貯留プランジャは貯留シリンダにおける前記軸方向の他端まで移動するが、その前にトリガー部を引く操作を繰り返すこともできる。この場合、貯留プランジャが略一定の幅で前記軸方向の一方側への移動と他方側への移動とを繰り返し、全体としては徐々に前記軸方向の一方側へ移動する。従って、この場合であっても貯留シリンダ内に徐々に液体を溜めることができる。
ところで、負圧プランジャ及び貯留プランジャを復元移動させるときに、負圧シリンダ内の負圧を利用するので、例えば、付勢部材など他の部材から作用する付勢力を利用しなくても、負圧プランジャ及び貯留プランジャを復元移動させることができる。これにより、構造の簡素化を図りつつ、負圧プランジャ及び貯留プランジャに推力を付与することができる。
なお、一般的な付勢部材として、例えば金属スプリング等の利用が考えられるが、この種の付勢部材を使用しないことで、トリガー式液体噴出器を合成樹脂材料のみによって形成することも可能になる。
特に、連続噴射の前に予め補助プランジャを、補助シリンダに対して前記軸線方向の一方側に移動させることで、負圧シリンダ内のうち、負圧プランジャより前記軸方向の他方側に位置する部分(密閉空間)を、連通路を通じて減圧させることができる。これにより、負圧プランジャが前記軸方向の一方側に移動した際に、上記密閉空間を確実に負圧状態にすることができる。
従って、貯留シリンダ内に液体を溜めた後に、液体を連続噴射させる過程において、最初から最後まで、貯留プランジャに付与する推力が低下するのを抑制することができる。そのため、液体の噴射状態を安定させることができるとともに、液切れを良くすることができる。
またこの際、補助シリンダが、貯留プランジャと独立して配設されているため、補助シリンダ及び補助プランジャが備えられたことによる貯留プランジャの重量の増大を防ぐことが可能になり、貯留プランジャを前記軸方向に円滑に移動させることができる。これにより、前述した噴射状態の安定、及び良好な液切れを確実に実現することができる。
前記トリガー機構は、前記トリガー部の移動に連動して前後方向に移動する主ピストンと、前記主ピストンの移動に伴って内部が加圧及び減圧し、かつ内部が前記縦供給筒部内に連通した主シリンダと、を備え、前記補助シリンダは、前記縦供給筒部を挟んで前記主シリンダと反対側に配設されていてもよい。
この場合には、補助シリンダが、縦供給筒部を挟んで主シリンダと反対側に配設されているため、補助シリンダ及び補助プランジャが備えられたことによるトリガー式液体噴出器の上下方向のかさ張りを抑えることができる。
前記縦供給筒部の上端部は、前記貯留シリンダの前記軸方向の中間部に接続され、貯留シリンダのうち、縦供給筒部より前記軸方向の他方側に突出した部分の下方に主シリンダが配設され、前記軸方向の一方側に突出した部分の下方に補助シリンダが配設されていてもよい。
この場合には、補助シリンダ及び補助プランジャが備えられたことによるトリガー式液体噴出器の上下方向及び径方向のかさ張りを確実に抑えることができる。
本発明によれば、トリガー部を後方に引く操作を行ったときだけでなく、トリガー部を操作しない場合であっても液体を噴射させることができ、液体の連続噴射を行うことができる。
本発明に係るトリガー式液体噴出器の実施形態を示す縦断面図である。 図1に示すトリガー式液体噴出器における噴出器本体周辺を拡大した縦断面図である。 図2におけるB部の部分拡大図である。 図1に示すトリガー式液体噴出器におけるノズル部材周辺を拡大した縦断面図である。 図1に示す状態から補助シリンダを後方側に引いた状態を示す縦断面図である。 図1に示す状態からトリガー部を後方側に引いて、連続噴出を行っている状態を示す縦断面図である。
以下、本発明に係るトリガー式液体噴出器の実施形態について、図1から図6を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態のトリガー式液体噴出器1は、液体が収容された容器体Aに装着される噴出器本体2と、噴出器本体2の前方側に配置され、液体を前方に向けて噴射する噴出孔4が形成され、噴出器本体2に装着されたノズル部材3と、を備えている。
なお、トリガー式液体噴出器1の各構成は、特に記載がなければ合成樹脂を用いた成型品とされている。
ここで、本実施形態では、縦供給筒部10の中心軸線を軸線O1とし、この軸線O1に沿って容器体A側を下側、その反対側を上側という。また、軸線O1に沿う方向を上下方向といい、上下方向からみた平面視において、軸線O1に直交する一方向を前後方向といい、上下方向及び前後方向の双方向に直交する方向を左右方向という。
噴出器本体2は、図1及び図2に示すように、上下方向に延在し、容器体A内の液体を吸上げる縦供給筒部10と、縦供給筒部10の前方に延設され、縦供給筒部10内の液体を噴出孔4に導く射出筒部11と、縦供給筒部10の前方に前方付勢状態で後方に移動自在に配設されたトリガー部51を有し、トリガー部51の後方への移動によって、液体を縦供給筒部10内から射出筒部11内を通して噴出孔4に流通させるトリガー機構50と、を備えている。
なお、前後方向のうち、縦供給筒部10に対して射出筒部11が位置する方向を前側或いは前方とし、その反対方向を後側或いは後方という。
縦供給筒部10は、有頂筒状の外筒12と、外筒12内に嵌合された内筒13と、を備えている。
外筒12は、大径部12aと、大径部12aの上方に配置され、かつ大径部12aよりも縮径した小径部12bと、大径部12aの上端部と小径部12bの下端部とを連結するフランジ部12cと、を備え、下方から上方に向けて縮径した二段筒状に形成されている。なお、小径部12bの上端開口部は頂壁部12dによって塞がれている。頂壁部12dには、シール筒部12eと、規制突起12fと、が設けられている。シール筒部12e及び規制突起12fは、いずれも頂壁部12dから下方に向けて延び、かつ軸線O1と同軸に配置されている。シール筒部12eは、規制突起12fを外側から囲繞している。
内筒13は、大径部13aと、大径部13aの上方に配置され、かつ大径部13aよりも縮径した小径部13bと、大径部13aの上端部と小径部13bの下端部とを連結するフランジ部13cと、を備え、下方から上方に向けて縮径した二段筒状に形成されている。小径部13bの上端部内には、前記シール筒部12eが嵌合されている。
内筒13の小径部13b内には、容器体A内に配置され、かつ容器体Aの図示しない底部に下端開口が位置するパイプ15の上部が嵌合されている。内筒13のフランジ部13cは、外筒12のフランジ部12cとの間に隙間S1を確保した状態で、外筒12のフランジ部12cよりも下方に位置している。内筒13の大径部13aにおいて、外筒12の大径部12aから下方に突出した部分には、その径方向の外側に向けて突出する環状の鍔部13dが形成されている。鍔部13dは、容器体Aの口部A1に装着(例えば螺着)される装着キャップ14の上端部内に配設され、装着キャップ14の上端部をその軸線回りに回転自在に係止する。鍔部13dは、装着キャップ14と容器体Aの口部A1における上端開口縁とにより上下方向に挟まれる。
なお、外筒12及び内筒13で構成される縦供給筒部10の軸線O1は、容器体Aの容器軸に対して後方側に偏心している。
内筒13の内周面のうちシール筒部12eよりも下方に位置し、かつパイプ15の上端よりも上方に位置する部分には、内側に向けて突出する環状のテーパ筒部35が形成されている。
このテーパ筒部35は、下方に向かうにしたがって漸次縮径している。テーパ筒部35の内側には、テーパ筒部35の内周面に離反可能に着座する球状の吸込弁36が配置されている。吸込弁36は、内筒13内において、テーパ筒部35よりも上方に位置する空間と、テーパ筒部35よりも下方に位置する空間と、を連通及び遮断する。
また、噴出器本体2は、縦供給筒部10から前方に向けて延設された接続筒部30と、接続筒部30の前端開口を閉塞する閉塞栓31と、外筒12において接続筒部30よりも下方に位置する部分に一体形成されたシリンダ用筒部40と、を備えている。
接続筒部30内は、縦供給筒部10内に連通している。接続筒部30の後端部は、縦供給筒部10における上端部の前側に接続されている。接続筒部30の後端開口は、シール筒部12e内に開口している。
閉塞栓31は、接続筒部30内に密に嵌合している。閉塞栓31には、後方に向けて突出する突出部34が設けられている。突出部34は、接続筒部30の流路断面積を減少させる。
シリンダ用筒部40は、外筒12から前方に向けて突出し、前方に向けて開口している。シリンダ用筒部40は、接続筒部30とフランジ部12cとの間に配置されている。シリンダ用筒部40は、接続筒部30及びフランジ部12cと上下方向に並列して配置されている。シリンダ用筒部40は、接続筒部30及びフランジ部12cそれぞれと共通の隔壁W1、W2を備えている。
また、トリガー式液体噴出器1は、前後方向に延在する貯留シリンダ90と、貯留シリンダ90内に前後方向に移動自在に配設された貯留プランジャ91と、貯留プランジャ91に連結された負圧プランジャ93と、内部に負圧プランジャ93が後方に向けて移動自在に収容された負圧シリンダ94と、接続筒部30内から貯留シリンダ90内への液体の供給を許容する貯留弁32と、を備えている。
貯留シリンダ90には、接続筒部30内に連通する供給孔95aが形成されている。貯留シリンダ90内には、後述するトリガー部51の後方への揺動(移動)によって、縦供給筒部10内及び接続筒部30内を通過した液体が、供給孔95aを通して供給される。貯留シリンダ90は、前後方向に延びるとともに接続筒部30の上方に配置されている。接続筒部30及び貯留シリンダ90は、上下方向に並列して配置されて共通の隔壁W3を備えている。貯留シリンダ90は、接続筒部30、シリンダ用筒部40と平行に配置されている。なお図示の例では、貯留シリンダ90は、縦供給筒部10上にも配置されている。縦供給筒部10及び貯留シリンダ90は、共通の隔壁W4を備えている。隔壁W4は、頂壁部12dによって形成されている。
図4に示すように、貯留シリンダ90は、前壁部95と、前壁部95から後方に向けて延びた貯留シリンダ筒96と、を備え、後方に開口した筒状に形成されている。
前壁部95には、前壁部95に環状に形成された装着凹部97と、前壁部95を前後方向に貫通する連通孔104と、が設けられている。装着凹部97は、貯留シリンダ90の中心軸線O2と同軸の環状に形成されている。装着凹部97は、前壁部95の後端面に形成されている。連通孔104は、前壁部95を前後方向から見た正面視において、装着凹部97の内側に配置されている。
貯留シリンダ筒96は、前側から後側に向けて漸次拡径する多段筒状に形成されている。貯留シリンダ筒96は、小径の前筒部112と、大径の後筒部113と、前筒部112及び後筒部113を連結する段部114と、を備えている。段部114は、前側から後側に向かうに従い漸次拡径している。後筒部113は、縦供給筒部10から後方に向けて突出している。前筒部112は、前記隔壁W3を構成している。段部114と、後筒部113の前端部と、は、前記隔壁W4を構成している。
貯留シリンダ筒96には、前記供給孔95aと、前筒部112の後端部に設けられた連絡溝115と、後筒部113の前端部に配置された回収孔116と、が形成されている。供給孔95aは、前筒部112の前端部に設けられている。供給孔95aは、前記隔壁W3を上下方向に貫通している。供給孔95aは、突出部34を上方に向けて露出させる。連絡溝115は、前筒部112の内周面に設けられている。連絡溝115は、前後方向に延び後方に向けて開口している。連絡溝115は、貯留シリンダ90の中心軸線O2回りに間隔をあけて複数配置されている。回収孔116は、前記隔壁W4を上下方向に貫通している。回収孔116は、左右方向の両側にそれぞれ一つずつ配置されている。回収孔116は、噴出器本体2に設けられた回収通路117に連通する。
図1に示すように、回収通路117は、縦供給筒部10を上下方向に縦断している。回収通路117は、小径部13bを上下方向に貫通し、大径部13a内に連通している。回収通路117は、左右方向の両側にそれぞれ一つずつ配置されている。各回収通路117は、二つの回収孔116と容器体A内とを各別に連通する。
貯留シリンダ90及び負圧シリンダ94は、一体に形成されている。図示の例では、貯留シリンダ90及び負圧シリンダ94は、全体として貯留シリンダ90が負圧シリンダ94の内側に配置された二重筒状に形成されている。貯留シリンダ90及び負圧シリンダ94はいずれも、射出筒部11の後方に配置され、前後方向に延びている。従って、貯留シリンダ90及び負圧シリンダ94は、射出筒部11に対して平行に配置されている。
また、本実施形態においては、貯留シリンダ90における前後方向の中間部に、縦供給筒部10の上端部が接続されている。図示の例では、縦供給筒部10の上端部は、貯留シリンダ90の貯留シリンダ筒96のうち、前筒部112の後端部、段部114及び後筒部113の前端部に一体にまたがって接続されている。
負圧シリンダ94は、縦供給筒部10の後方に位置している。
負圧シリンダ94は、貯留シリンダ筒96の外周面から径方向の外側に向かって突設された環状の負圧フランジ130と、負圧フランジ130から後方に向けて延びる負圧シリンダ筒131と、を備えている。これにより、負圧シリンダ94の前端開口が負圧フランジ130によって閉塞されている。
負圧フランジ130は、貯留シリンダ90の中心軸線O2と同軸に配置され、負圧シリンダ筒131の前端開口を閉塞している。負圧フランジ130の下端部は、外筒12の上端部と一体に形成されている。負圧シリンダ筒131は、負圧フランジ130の外周縁から後方に向けて延びている。
なお、負圧シリンダ筒131の後端部は、カバー体55の内面と当接している。
貯留弁32は、図4に示すように、供給孔95aを通した貯留シリンダ90内から接続筒部30内への液体の流出を規制する逆止弁である。
貯留弁32は、貯留シリンダ90の中心軸線O2と同軸の環状に形成された弁基部118と、弁基部118から後方に向けて突出する筒状に形成された弁体部119と、を備えている。弁基部118は、前壁部95の後端面に配置されている。弁基部118は、装着凹部97内に装着される装着凸部120を備えている。
弁体部119は、弁体部119の径方向の内側に弾性変形可能とされている。弁体部119の後端部は、貯留シリンダ筒96の内周面上に離反可能に着座する。弁体部119の後端部は、供給孔95aよりも後側に位置している。弁体部119は、供給孔95aを、貯留シリンダ90の内側から開閉自在に閉塞している。
貯留プランジャ91は、貯留シリンダ90内への液体の供給に伴い前後方向のうちの後側(一方側)に向けて移動するとともに、後端開口が閉塞されている。貯留プランジャ91は、前後方向に延びる筒状に形成されている。
貯留プランジャ91は、前後方向に延びるプランジャ筒110と、プランジャ筒110の前端開口を閉塞する閉塞壁111と、を備えている。
プランジャ筒110は、前側から後側に向かうに従い漸次拡径する多段の筒状に形成されている。プランジャ筒110の外周面には、第1リップ部124及び第2リップ部125が設けられている。第1リップ部124及び第2リップ部125は、プランジャ筒110の周方向の全周にわたって形成されている。
第1リップ部124及び第2リップ部125は、貯留シリンダ筒96の内周面上を前後方向に密に摺動する。第1リップ部124及び第2リップ部125は、前後方向に間隔をあけて一対配置されている。第1リップ部124は、前筒部112の内周面上を摺動する。第2リップ部125は、後筒部113の内周面上を摺動する。
閉塞壁111の前端面は、弁基部118の後端面に当接している。これにより、閉塞壁111は、連通孔104を閉塞している。閉塞壁111は、弁基部118に後側に向けて離反可能に着座している。閉塞壁111の前端面には、凸部126と、凹溝127と、が形成されている。凸部126は、閉塞壁111から前方に突出している。凸部126は、弁基部118内に配置されている。凹溝127は、貯留プランジャ91の径方向に延びている。凹溝127は、前記径方向の外側に向けて開口している。閉塞壁111の前端面が弁基部118の後端面に当接した状態で、凹溝127と連通孔104との連通は遮断されている。
貯留プランジャ91及び負圧プランジャ93は、一体に形成され、負圧プランジャ93は、貯留プランジャ91の軸方向の移動に連係する。図示の例では、貯留プランジャ91及び負圧プランジャ93は、全体として、貯留プランジャ91が負圧プランジャ93の内側に配置された二重筒状に形成されている。これら貯留プランジャ91及び負圧プランジャ93は、貯留シリンダ90の中心軸線O2と同軸に配置されている。
負圧プランジャ93は、貯留シリンダ90の外周面と負圧シリンダ94の内周面との間に配置されている。
負圧プランジャ93は、前後方向に延びる負圧本体筒132と、負圧本体筒132の前端部からその径方向の外側に向けて突出する環状のプランジャ壁133と、貯留シリンダ筒96の後端開口縁よりも後方に位置する連結環部134と、を備えている。連結環部134は、負圧本体筒132の後端部と、貯留プランジャ91のプランジャ筒110の後端部と、を連結している。
また、プランジャ壁133の径方向の外端部には、後方に向けて突出する第3リップ部128が形成されている。第3リップ部128は周方向の全周にわたって延びている。第3リップ部128は、負圧シリンダ筒131の内周面上を前後方向に密に摺動する。
負圧プランジャ93の受圧面積は、貯留プランジャ91の受圧面積よりも大きくなるように設定されている。
具体的には、負圧プランジャ93及び貯留プランジャ91それぞれの外面を、貯留シリンダ90の中心軸線O2に直交する投影面に投影したときに、投影面において中心軸線O2と同軸の円環状に現れる負圧プランジャ93の影の面積(負圧プランジャ93の投影面積)が、投影面において中心軸線O2と同軸の円形状に現れる貯留プランジャ91の影の面積(貯留プランジャ91の投影面積)より大きく設定されている。
なお、負圧プランジャ93の投影面積は、上記投影面において、負圧プランジャ93における径方向の内端(図示の例では、連結環部134の内周縁)と、径方向の外端(図示の例では、第3リップ部128の外周縁)と、の間に位置する部分の面積である。
貯留プランジャ91の投影面積は、上記投影面において、貯留プランジャ91における径方向の外端(図示の例では、第1リップ部124の外周縁)よりも内側に位置する部分の面積である。
図1及び図4に示すように、射出筒部11は、縦供給筒部10内の液体を噴出孔4に導く。射出筒部11は、貯留シリンダ90から前方に向けて延設されている。射出筒部11は、前壁部95から前方に向けて突出している。射出筒部11内は、連通孔104、弁基部118内、貯留シリンダ90内、供給孔95a及び接続筒部30内を通して、縦供給筒部10内に連通される。
図1及び図2に示すように、トリガー機構50は、射出筒部11から下方に向けて延び、縦供給筒部10の前方に前方付勢状態で後方に揺動自在(移動自在)に配置されたトリガー部51と、トリガー部51の揺動(移動)に連動して前後方向に移動する主ピストン52と、主ピストン52の移動に伴って内部が加圧及び減圧し、かつ内部が縦供給筒部10内に連通した主シリンダ53と、トリガー部51を前方に付勢する弾性板部54と、縦供給筒部10、射出筒部11及び貯留シリンダ90の全体を、少なくとも上方及び左右方向から覆うカバー体55と、をさらに備えている。
主シリンダ53内は、縦供給筒部10内に連通している。主シリンダ53は、前方に向けて開口する外筒部60と、外筒部60の後方開口部を塞ぐ後壁部61と、後壁部61の中央部分から前方に向けて突設されるとともに前端が閉塞されたピストンガイド62と、を備えている。主シリンダ53には、前記閉塞栓31が一体に形成されている。
ピストンガイド62は、内側が後方に開口しており、この開口内にシリンダ用筒部40における後壁(外筒12の小径部12b)から前方に向けて突設された嵌合突部41が嵌合されている。
外筒部60は、シリンダ用筒部40の内側に嵌合されている。シリンダ用筒部40の内周面と外筒部60の外周面とは、前後方向の両端部において密接している。その一方、シリンダ用筒部40の内周面と外筒部60の外周面との間のうち、前後方向の両端部同士の間に位置する中間部に、環状の隙間S2が確保されている。
外筒部60には、外筒部60の内側と上記隙間S2とを連通させる第1通気孔63が形成されている。外筒12のフランジ部12cには、上記隙間S2と、外筒12のフランジ部12cと内筒13のフランジ部13cとの間に画成された隙間S1と、を連通させる第2通気孔64が形成されている。さらに、内筒13のフランジ部13cには、上記隙間S1と、内筒13の大径部13a及び装着キャップ14の内側と、を連通させる第3通気孔65が形成されている。
主シリンダ53の後壁部61には、ピストンガイド62の上方に位置する部分に、前後方向に貫く第1貫通孔66が形成されている。図示の例では、後壁部61における第1貫通孔66の開口周縁部には、後方に向けて突出する筒部が形成されており、この筒部が、外筒12の小径部12bに形成された貫通孔内に嵌合されている。第1貫通孔66は、縦供給筒部10の内筒13に形成された第2貫通孔67を通じて、内筒13内のうち、シール筒部12eと吸込弁36との間に位置する空間に連通している。
これにより、主シリンダ53の内側は、第1貫通孔66及び第2貫通孔67を通じて、内筒13内のうち、シール筒部12eと吸込弁36との間に位置する空間に連通している。したがって、吸込弁36は、容器体A内と主シリンダ53内との連通及びその遮断を切替える。
主ピストン52は、トリガー部51に連結される円柱状の連結部70と、連結部70よりも後方に位置し、連結部70よりも大径とされたピストン筒71と、を備え、全体として後方に開口した筒状に形成されている。
なお、主シリンダ53及び主ピストン52は、前後方向に沿って延びる図示しない共通の軸線上に配置されている。
ピストン筒71は、後方に向けて開口し、かつ内部にピストンガイド62が挿入されるピストン本体部72と、ピストン本体部72の後端部からその径方向の外側に向けて突出し、かつ外筒部60の内周面に密に摺接する摺動筒部73と、を備えている。
ピストン本体部72は、内径がピストンガイド62の外径よりも大きく形成されている。図示の例では、ピストン本体部72の内周面とピストンガイド62の外周面との間には若干の隙間があいている。
摺動筒部73は、前後方向の中央部から前方及び後方に向かうにしたがって漸次拡径するテーパ状に形成され、前後方向の両端部に位置する摺接部73aが外筒部60の内周面に対して摺接する。
主ピストン52の連結部70は、後述する連結軸86を介してトリガー部51に連結されている。これにより、主ピストン52は、トリガー部51とともに弾性板部54の付勢力によって前方に付勢されているとともに、トリガー部51の後方への移動に伴って後方に移動して主シリンダ53内に押し込まれる。
また、トリガー部51が最前方揺動位置(最前方移動位置)にあるときに、主ピストン52の摺動筒部73は第1通気孔63を閉塞している。そして、トリガー部51の後方への揺動によって主ピストン52が所定量だけ後方移動したときに、摺動筒部73が第1通気孔63を開放する。これにより、容器体Aの内部は、第3通気孔65、第2通気孔64及び第1通気孔63を通じて外部に連通する。
トリガー部51は、左右方向から見た側面視で後方に向けて凹状に湾曲する前面を有する主板部材80と、主板部材80の左右の側縁部から後方に向けて起立する一対の側板部材81と、を備えている。
一対の側板部材81の上端部には、射出筒部11の側方に至るまで上方に延出し、射出筒部11を左右方向から挟み込む一対の連結板82が形成されている。一対の連結板82には、左右方向の外側に向けて回転軸部83が突設されている。これら回転軸部83は、射出筒部11の上方を覆う上板部材84に設けられた軸受け部に回動可能に支持されている。上板部材84は、後述する装着筒92を介して射出筒部11上に配置されている。
これにより、トリガー部51は、回転軸部83を中心に前後方向に揺動可能とされている。
トリガー部51には、主板部材80を前後方向に貫通する開口部51aが形成されているとともに、開口部51aの周縁部から後方に向けて延びるように連結筒85が形成されている。
連結筒85の内周面のうち後方側に位置する部分には、連結筒85の内側に向けて左右方向に沿って突出した一対の連結軸86が形成されている。これら連結軸86は、主ピストン52の連結部70に形成された連結孔内に挿入されている。これにより、トリガー部51と主ピストン52とは、互いに連結されている。
なお、主ピストン52の連結部70は、連結軸86に対してその軸線回りに回動可能とされ、かつ上下方向で所定量だけ移動可能に連結されている。これにより、トリガー部51の前後方向への揺動に伴って、主ピストン52は前後移動可能とされている。
射出筒部11の上面には、縦供給筒部10における外筒12の頂壁部12dに連結される水平板状の上記上板部材84が取り付けられている。
上板部材84の左右両側には、左右方向から見た側面視で前方に凸の円弧状に形成され、かつ射出筒部11の下方まで延びる上記弾性板部54がそれぞれ一体的に形成されている。弾性板部54は、左右方向から見た側面視で互いに同心の円弧状に形成され、前後に並ぶ一対の板ばねを備えている。
一対の板ばねのうち、前側に位置する板ばねが主板ばね54aとされ、後側に位置する板ばねが副板ばね54bとされている。
これら主板ばね54a及び副板ばね54bの下端部は、円弧状の折返し部54cを介して一体的に接続されている。折返し部54cには、下方に向けて係止片54dが突設されており、この係止片54dがトリガー部51における側板部材81に形成されたポケット部81aに上方から差し込まれて係合している。
これにより、弾性板部54は、係止片54d及びポケット部81aを介してトリガー部51を前方に向けて付勢している。
トリガー部51の主板部材80の上端部は、弾性板部54による付勢によって後述する規制壁123の下端部に対して後方から当接している。これにより、トリガー部51は最前方揺動位置に位置決めされている。
なお、最前方揺動位置からトリガー部51が後方に引かれると、弾性板部54が係止片54dを介して折返し部54cを後方に移動させるように弾性変形する。このとき、弾性板部54は、主板ばね54aよりも副板ばね54bが大きく弾性変形する。
なお、係止片54dは、トリガー部51が後方に引かれた場合であっても、ポケット部81aから上方に抜け出しつつもトリガー部51が最後方揺動位置(最後方移動位置)に至るまでポケット部81aへの係合状態を維持する。
ノズル部材3は、噴出器本体2の前方側に配置されている。ノズル部材3は、その表裏面が前後方向を向くノズル板105と、ノズル板105から後方に向けて突出する装着筒92と、装着筒92から下方に向けて突設された規制壁123と、装着筒92に沿って後方に向けて延在する挿入部201と、ノズル板105から前方に向けて突出するノズル軸部100と、ノズル軸部100を外側から囲む囲繞筒101と、を備えている。
ノズル板105は、射出筒部11の前端開口を前方から覆う。ノズル板105は、射出筒部11の前端開口縁に配置されている。装着筒92は、射出筒部11に密に外嵌されている。ノズル板105には、接続孔106が形成されている。接続孔106は、ノズル板105を前後方向から見た平面視において装着筒92の内側に配置されている。規制壁123の下端部が、トリガー部51の主板部材80の上端部に対して前方から当接することで、規制壁123が、トリガー部51を最前方揺動位置に位置決めしている。
挿入部201は、射出筒部11内における前後方向のほぼ全長にわたって挿入されている。挿入部201は、射出筒部11の内部空間のうち上側部分に僅かな隙間S3を確保するように、射出筒部11内に挿入されている。これにより、射出筒部11内の空間容積を小さくすることができる。隙間S3は、接続孔106に連通している。
囲繞筒101は、ノズル軸部100よりも前方に向けて僅かに突出している。ノズル軸部100と囲繞筒101との間には、環状の流通路102が形成されている。ノズル軸部100には、前方に向けて開口する噴出孔4が形成されたノズルキャップ103が装着され、流通路102と噴出孔4とが連通している。流通路102は、接続孔106に連通している。
これにより、貯留シリンダ90の内部は、連通孔104、射出筒部11内、接続孔106及び流通路102を通じて噴出孔4に連通している。つまり、連通孔104は、貯留シリンダ90の内部と噴出孔4とを連通している。
なお、図4に示すような、閉塞壁111の前端面が、弁基部118の後端面に当接しているときの貯留プランジャ91の位置を最前進位置とする。貯留プランジャ91が最前進位置に配置されている場合には、貯留シリンダ90内に液体がほとんど収容されていないうえ、貯留シリンダ90内と連通孔104との連通が遮断されている。
図6に示すように、貯留プランジャ91が後側に向けて移動した後に、負圧プランジャ93の連結環部134がカバー体55に前側から当接した場合には、貯留プランジャ91のこれ以上の後側に向けた移動が規制される。そのときの貯留プランジャ91の位置を最後退位置とする。この際、貯留シリンダ90内に液体が最大量収容されている。
そして本実施形態では、トリガー式液体噴出器1が、貯留プランジャ91と独立して配設されるとともに、前後方向に延びる補助シリンダ140と、補助シリンダ140の内側に、前後方向に移動自在に配設された補助プランジャ150と、を備えている。補助シリンダ140及び補助プランジャ150は同軸に配設されている。補助シリンダ140の中心軸線O3は、貯留シリンダ90の中心軸線O2と同じ向きに平行に延在している。
図1及び図2に示すように、補助シリンダ140は、前端開口が閉塞壁141aにより閉塞された円筒状の補助シリンダ筒141と、補助シリンダ筒141の後端部に外嵌された蓋体142と、を備えている。
補助シリンダ筒141は、貯留シリンダ90の下方であって、縦供給筒部10の後方に、縦供給筒部10を挟んで主シリンダ53の反対側に配設されている。補助シリンダ筒141の閉塞壁141aは、縦供給筒部10と一体に形成されている。
蓋体142には前後方向に貫通する貫通口142aが形成されている。貫通口142aは、補助シリンダ140の中心軸線O3と同軸に配置された円形状部分と、円形状部分における左右方向の両端部から、その径方向の外側に向けて突出する矩形状部分と、を組み合わせた形状となっている。
補助プランジャ150は、前後方向に延びる本体筒152と、本体筒152の前端部に設けられた摺動筒部153と、を備えており、補助シリンダ140内に後方に向けて移動自在に収容されている。本体筒152の後端部には、本体筒152より大径に形成されるとともに後方に向けて突出する操作部151が形成されている。
本体筒152の外周面には、補助シリンダ140の中心軸線O3をその径方向に挟む両側に、二つの横突リブ152aが形成されている。横突リブ152aは、前後方向に延びている。横突リブ152aは、補助プランジャ150の補助シリンダ140に対する前後動に伴い、貫通口142aの前記矩形状部分を前後方向に通過する。
補助プランジャ150は、補助シリンダ140内に中心軸線O3回りに回転自在に収容されている。補助プランジャ150を補助シリンダ140に対して後方に移動させ、横突リブ152aを蓋体142の後方に位置させた状態で、補助プランジャ150を補助シリンダ140に対して中心軸線O3回りに回転させ、横突リブ152a及び貫通口142aの前記矩形状部分の相対的な中心軸線O3回りの位置を異ならせることにより、横突リブ152aが蓋体142の後端面に係止されるように構成されている。
また、本体筒152内は外部に開放されており、本体筒152の前端部内には、補助シリンダ140内から本体筒152内への空気の流通は許容する一方、本体筒152内から補助シリンダ140内への空気の流通は規制する逆止弁体154が配設されている。
摺動筒部153は、本体筒152の前端部に外嵌されている。摺動筒部153の径方向の外端部には、後方に向けて突出する第4リップ部153aが形成されている。第4リップ部153aは、周方向の全周にわたって延びている。第4リップ部153aは、補助シリンダ筒141の内周面上を前後方向に密に摺動する。
また、本実施形態のトリガー式液体噴出器1は、負圧シリンダ94内のうち、負圧プランジャ93より前方に位置する部分と、補助シリンダ140と補助プランジャ150との間に位置する部分と、を連通する連通路160を備えている。
連通路160は、図3に示すように、補助シリンダ140の閉塞壁141a及び縦供給筒部10の外筒12を前後方向に一体に貫く補助連通路163と、負圧シリンダ94の負圧フランジ130及び縦供給筒部10の外筒12を前後方向に一体に貫く負圧連通路161と、外筒12の内周面と内筒13の外周面との間に形成され、補助連通路163と負圧連通路161とを連通する条溝162と、を備えている。
補助連通路163は、補助シリンダ140の閉塞壁141aの上端部に形成されている。負圧連通路161は、負圧シリンダ94の負圧フランジ130の下端部に形成されている。条溝162の流路断面積は、負圧連通路161及び補助連通路163の流路断面積よりも狭くなっている。
また、内筒13において、条溝162及び回収通路117は、互いに周方向に離れた位置に形成されている。したがって、連通路160及び回収通路117は、互いに独立した通路となっており、内容物又は空気がこれらの通路の間を行き来することはない。
(トリガー式液体噴出器の作用)
次に、上述のように構成されたトリガー式液体噴出器1を使用する場合について説明する。
なお、トリガー部51の複数回の操作によって、トリガー式液体噴出器1の各部内に液体が充填され、縦供給筒部10から液体を吸い上げることができる状態になっているものとする。
トリガー部51を弾性板部54の付勢力に抗して後方に引くと、トリガー部51の後方移動に伴って主ピストン52が後退するので、主シリンダ53内の液体を、第1貫通孔66及び第2貫通孔67を通じて縦供給筒部10の内筒13に導入することができる。すると、内筒13に導入された液体は、吸込弁36を押し下げて閉弁させるとともに、接続筒部30を通して供給孔95aに供給され、貯留弁32を押し上げて開弁させる。これにより、液体を貯留シリンダ90内に導入することができる。そして、貯留プランジャ91を最前進位置から後方に移動させることができ、閉塞壁111の前端面を、弁基部118の後端面から離間させて、連通孔104を開放することができる。
したがって、連通孔104、射出筒部11内、及び流通路102を通じて液体を噴出孔4に導き、噴出孔4から前方に向けて液体を噴射させることができ、これと同時に貯留プランジャ91を後方に向けて移動させることができる。
このように、トリガー部51を後方に引く操作を行う毎に、液体を噴出孔4から噴射させることができるとともに、貯留プランジャ91を後方に移動させて、貯留シリンダ90内に液体を溜める(充填する)ことができる。液体の貯留シリンダ90への導入に伴い、貯留シリンダ90内の貯留プランジャ91と一体に形成された負圧プランジャ93が、後方に移動することで、負圧シリンダ94内の密閉空間S6が負圧になる。これにより、負圧プランジャ93及び貯留プランジャ91に対して、前方に向けた付勢力を作用させることができる。
そして、トリガー部51を引く操作を止めて該トリガー部51を解放すると、弾性板部54の弾性復元力によってトリガー部51が前方に付勢されて元の位置に復帰するので、これに伴って主ピストン52が前方移動する。そのため、主シリンダ53内に負圧が生じ、この負圧によってパイプ15を通じて容器体A内の液体を縦供給筒部10に吸い上げることができる。
すると、新たに吸い上げられた液体は、吸込弁36を押し上げて開弁させ、主シリンダ53内に導入される。これにより、次の噴射に備えることができる。なお、貯留弁32は閉弁している。この際、負圧シリンダ94内の密閉空間S6の負圧によって、貯留プランジャ91、負圧プランジャ93が最前進位置に向けて一体に前方移動して、元の位置に復帰する。
これにより、貯留シリンダ90内に溜まった液体を、連通孔104、射出筒部11内、及び流通路102を通じて噴出孔4に導き、噴出孔4を通じて前方に液体を噴射させることができる。
次に、貯留シリンダ90内に溜めた液体を噴出孔4から連続噴射させる場合について説明する。
まず、図5に示すように、操作部151を操作して、横突リブ152a及び貫通口142aの矩形状部分の中心軸線O3回りの位置を合わせた状態で、本体筒152を蓋体142に対して後方に向けて移動させると、第4リップ部153aが補助シリンダ筒141の内周面に摺接しつつ、本体筒152の横突リブ152aが、貫通口142aの矩形状部分を通過する。
そして、補助プランジャ150を補助シリンダ140に対して中心軸線O3回りに回転させることで、横突リブ152aを蓋体142の後端面に係止させる。
これにより、図5に示すように、補助シリンダ140と補助プランジャ150との間に負圧化した空間部S5を形成することができる。そのため、この空間部S5における負圧を、図6に示すように、連通路160を通して負圧シリンダ94内の密閉空間S6に作用させることができる。
従って、密閉空間S6に仮に外気が侵入していたとしても、この外気を排気して密閉空間S6内を減圧することができる。そのため、貯留プランジャ91が後方移動した際に、この密閉空間S6を確実に負圧状態にすることができる。
次に、前述した通常噴出の場合と同様に、トリガー部51を後方に引き、液体を貯留シリンダ90内に導入すると、図6に示すように、貯留プランジャ91及び負圧プランジャ93を、最前進位置から一体に後退させつつ、噴出孔4から前方に向けて液体を噴射することができる。
貯留プランジャ91及び負圧プランジャ93を後方に移動させることができるので、空間部S4を利用して貯留シリンダ90内に液体を徐々に貯留することができる。
このように、トリガー部51を後方に引く操作を行う毎に、液体を噴出孔4から噴射させることができるとともに、貯留プランジャ91を後方に移動させて、貯留シリンダ90内に液体を溜める(充填する)ことができる。この際、前述したように、負圧シリンダ94内の密閉空間S6が負圧になることで、負圧プランジャ93及び貯留プランジャ91に対して前方に向けた付勢力を作用させることができる。
その後、トリガー部51を引く操作を止めて該トリガー部51を解放すると、接続筒部30から貯留シリンダ90内への液体の供給は停止するものの、負圧シリンダ94内の負圧によって、負圧プランジャ93及び貯留プランジャ91が最前進位置に向けて一体に前方移動しはじめる。これにより、貯留シリンダ90内に溜まった液体を、連通孔104及び流通路102を通じて噴出孔4に導き、噴出孔4を通じて前方に向けて液体を引き続き噴射させることができる。
なお、挿入部201によって、射出筒部11内における空間容積が小さくなっているので、射出筒部11内の圧力を速やかに上昇させ、液体を高い噴射圧で噴射させることができる。
また、貯留プランジャ91が連通孔104を直接的に塞いでいるので、貯留シリンダ90の内圧が所定値を超えない限り、液体が噴射されることがない。したがって、高圧弁等を別途設けなくても適正な圧力(噴射圧)で液体を噴射させることができるとともに、構成の簡略化を図り易い。しかも、負圧シリンダ94内の負圧によって前方付勢される貯留プランジャ91を後方移動させることで蓄圧できるので、液体を噴射する際に、液体に圧力をさらに加えた状態で噴射することができる。
また、未使用時に、噴出孔4から液漏れすることを効果的に抑制することができる。
なお、貯留プランジャ91の前進時、再びトリガー部51を引く操作を行わない限り、貯留プランジャ91は最前進位置まで移動するが、その前にトリガー部51を引く操作を繰り返し行っても良い。
この場合、貯留プランジャ91は、後退と前進とを繰り返しながらも、全体としては徐々に後方に移動する。これにより、貯留シリンダ90内に徐々に液体を溜めることができる。そして、貯留プランジャ91を例えば最後退位置まで移動させることで、貯留プランジャ91が最後退位置から最前進位置に移動するまでの長時間に亘って、液体を連続噴射することができる。
また図3に示すように、貯留プランジャ91が最後退位置に位置する状態では、第1リップ部124が連絡溝115上に位置する。このとき、前筒部112内が連絡溝115を通して回収孔116に連通し、貯留シリンダ90内と容器体A内とが、回収孔116及び回収通路117を通して連通する。
以上説明したように、本実施形態のトリガー式液体噴出器1によれば、トリガー部51を後方に引く操作を行ったときだけでなく、トリガー部51を操作しない場合であっても液体を噴射させることができ、液体の連続噴射を行うことができる。
特に、連続噴射の前に、補助プランジャ150を利用して、負圧シリンダ94内の密閉空間S6を減圧させることができるので、液体を連続噴射させる過程において、最初から最後まで、貯留プランジャ91に付与する推力が低下するのを抑制することができる。そのため、液体の噴射状態を安定させることができるとともに、液切れを良くすることができる。
またこの際、補助シリンダ140及び補助プランジャ150が備えられたことによる貯留プランジャ91の重量の増大を防ぐことが可能になり、貯留プランジャ91を前後方向に円滑に移動させることができる。これにより、前述した噴射状態の安定、及び良好な液切れを確実に実現することができる。
また、補助シリンダ140及び補助プランジャ150が備えられたことによるトリガー式液体噴出器の上下方向及び径方向のかさ張りを抑えることができる。
また、負圧プランジャ93の受圧面積が貯留プランジャ91の受圧面積よりも大きいので、負圧シリンダ94内に、貯留シリンダ90内に貯留された液体を確実に押し出すことができる程度の負圧を発生させ易い。従って、貯留プランジャ91及び負圧プランジャ93に対して大きな推進力を付与することができる。そのため、貯留プランジャ91及び負圧プランジャ93をスムーズに前方に復元移動させて、噴出孔4から液体を安定して連続噴射させ易い。
また、負圧シリンダ94内に発生した負圧を利用して、貯留プランジャ91及び負圧プランジャ93を一体に復元移動させる構成であるので、例えばコイルバネ等の金属部品を用いた付勢部材とは異なり、作動時(液体噴出時)以外、各構成部品に対して余計な荷重(負荷)が作用することを抑えることができる。従って、例えば各構成部品に割れや伸び等を原因とする液漏れが発生することを抑制することができる。
さらに、コイルバネ等の金属部品を用いる場合には、廃棄時に環境負荷が大きいうえコスト高になり易い。これに対して、負圧を利用する本実施形態では、例えば樹脂のみの単一の材料で構成することが可能であるので、環境に対する負荷が少ないうえ、コストも抑えることができる。
また、貯留シリンダ90内の液体が噴出孔4から噴出されるときに、貯留シリンダ90から接続筒部30内への液体の流出を、貯留弁32によって規制することができる。したがって、例えば、射出筒部11を通して噴出孔4から噴出される液体の圧力を高め易くすることが可能になり、液体を好適な形態で噴出すること等ができる。
また閉塞栓31が、主シリンダ53と一体に形成されているので、部品点数の増加を抑えることができる。
また、接続筒部30及び貯留シリンダ90が、上下方向に並列して配置されて共通の隔壁W3を備えているので、噴出器本体2の小型化を図ることができる。
また噴出器本体2に、回収通路117が設けられている。したがって、貯留プランジャ91が後側に十分に移動した状態で、更に液体が貯留シリンダ90内に導入されるときに、この液体を回収通路117から容器体A内に戻すことができる。これにより、貯留シリンダ90内の圧力が過度に高くなるのを抑え、例えば、貯留シリンダ90の損傷などを防ぎ易くすることができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、前記実施形態では、補助シリンダ140が、縦供給筒部10を挟んで主シリンダ53の反対側に配設されている構成を示したが、本発明はこれに限らない。補助シリンダの位置については、任意に変更可能であり、補助シリンダの中心軸線と、貯留プランジャの中心軸線と、が異なるように配設してもよい。
また、前記実施形態では、縦供給筒部10の上端部が、貯留シリンダ90の軸方向の中間部に接続されている構成を示したが、本発明はこれに限らない。縦供給筒部の上端部は、貯留シリンダの前方端部であってもよいし、後方端部であってもよい。
また、前記実施形態では、貯留プランジャ91は、貯留シリンダ90内への液体の供給に伴い後方に移動する構成を示したが、本発明はこれに限られない。例えば、貯留プランジャが、貯留シリンダ内への液体の供給に伴い前方に移動する構成を採用することも可能である。さらに、貯留シリンダの中心軸線が、前後方向とは異なる方向に延びていて、貯留プランジャが、その中心軸線に沿う軸方向(前後方向とは異なる方向)に移動する構成を採用することもできる。
また、前記実施形態では、トリガー部51が後方に揺動自在とされた構成を示したが、本発明はこれに限らない。トリガー部が後方に移動する形態を適宜採用することが可能である。例えば、トリガー部が後方に向けてスライド移動自在とされている等してもよい。
また、上記各実施形態において、トリガー部の操作をロックする機構や、噴出孔の前方に液体の噴射形態(例えば霧状、泡状等)を切り換えるための切換部材をさらに設けても構わない。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1 トリガー式液体噴出器
2 噴出器本体
3 ノズル部材
4 噴出孔
10 縦供給筒部
11 射出筒部
30 接続筒部
50 トリガー機構
51 トリガー部
52 主ピストン
53 主シリンダ
90 貯留シリンダ
91 貯留プランジャ
93 負圧プランジャ
94 負圧シリンダ
140 補助シリンダ
150 補助プランジャ
160 連通路
A 容器体

Claims (3)

  1. 液体が収容された容器体に装着される噴出器本体と、
    前記噴出器本体の前方側に配置され、液体を前方に向けて噴射する噴出孔が形成されたノズル部材と、を備え、
    前記噴出器本体は、
    上下方向に延在し、前記容器体内の液体を吸上げる縦供給筒部と、
    前記縦供給筒部の前方に配設され、前記縦供給筒部内の液体を前記噴出孔に導く射出筒部と、
    前記縦供給筒部の前方に前方付勢状態で後方に移動自在に配設されたトリガー部を有し、前記トリガー部の後方への移動によって、液体を前記縦供給筒部内から前記射出筒部内を通して前記噴出孔側に流通させるトリガー機構と、を備えるトリガー式液体噴出器であって、
    前記トリガー部の後方への移動によって、前記縦供給筒部内を通過した液体が内部に供給される貯留シリンダと、
    前記貯留シリンダ内にその中心軸線に沿う軸方向に移動自在に配設され、前記貯留シリンダ内への液体の供給に伴い前記軸方向のうちの一方側に向けて移動するとともに、前記軸方向の他端開口が閉塞された貯留プランジャと、
    前記貯留プランジャに連結され、前記貯留プランジャの前記軸方向の移動に連係する負圧プランジャと、
    前記軸方向に沿って延びるとともに、前記軸方向の他端開口が閉塞され、内部に前記負圧プランジャが前記軸方向の一方側に向けて移動自在に収容された負圧シリンダと、
    前記貯留プランジャと独立して配設された補助シリンダと、
    前記補助シリンダの内側に、その中心軸線に沿う軸線方向に移動自在に配設された補助プランジャと、
    前記負圧シリンダ内のうち、前記負圧プランジャより前記軸方向の他方側に位置する部分と、前記補助シリンダと前記補助プランジャとの間に位置する部分と、を連通する連通路と、を備え、
    前記補助シリンダは、前記軸線方向の一端開口が閉塞され、
    前記補助プランジャは、前記補助シリンダに前記軸線方向の他方側に向けて移動自在に収容されていることを特徴とするトリガー式液体噴出器。
  2. 前記トリガー機構は、
    前記トリガー部の移動に連動して前後方向に移動する主ピストンと、
    前記主ピストンの移動に伴って内部が加圧及び減圧し、かつ内部が前記縦供給筒部内に連通した主シリンダと、を備え、
    前記補助シリンダは、前記縦供給筒部を挟んで前記主シリンダの反対側に配設されていることを特徴とする請求項1に記載のトリガー式液体噴出器。
  3. 前記縦供給筒部の上端部は、前記貯留シリンダの前記軸方向の中間部に接続され、
    前記貯留シリンダのうち、前記縦供給筒部より前記軸方向の他方側に突出した部分の下方に前記主シリンダが配設され、前記軸方向の一方側に突出した部分の下方に前記補助シリンダが配設されていることを特徴とする請求項2に記載のトリガー式液体噴出器。
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