JP6209321B2 - 包装袋の製造方法 - Google Patents

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本発明は、三角形状の食品を包装するための包装袋の製造方法に関する。
従来から、三角形状の食品を包装するための包装袋が提供されている(例えば、特許文献1参照)。
かかる包装袋は、互いに重なり合う一対のシートを備えている。一対のシートのそれぞれは、第一端及び該一端とは反対側の第二端を有する一対の斜辺部であって、第一端側から第二端側になるにつれて互いに離間する一対の斜辺部と、一対の斜辺部の第一端同士に亘る第一の直線部と、第一の直線部と間隔をあけて設けられる第二の直線部とを有している。また、一対のシートのそれぞれは、一方の斜辺部の第二端から他方の斜辺部の第二端に亘る部分から延出する封止用延出部を備えている。そして、一対のシートの一方の斜辺部同士が接合され、他方の斜辺部同士が接合され、第一の直線部同士が接合され、第二の直線部同士が接合されている。
さらに、一方のシートには、第一の直線部と第二の直線部との間の部分(以下、保持部とする)に面直交方向で貫通する切込みによって形成される開封用摘部と、開封用摘部を引っ張ることで当該シートを引裂可能な引裂部とが形成されている。
この種の包装袋を用いて食品を包装するには、封止用延出部側から一方のシートと他方のシートとの間に食品を挿入した後に、一方のシートの封止用延出部と他方のシートの封止用延出部とを接合する。これにより、食品が包装袋によって包装される。
そして、食品を包装している包装袋を開封するには、保持部を保持しつつ、開封用摘部を保持部から離間させるように引っ張ることで一方のシートを引き裂く。このようにすることで、包装袋を開封し、包装されている食品を取り出すことができるようになる。
特開2005−35673号公報
ところで、上述の包装袋では、開封を行う際に、保持部を保持しつつ、開封用摘部を保持部から離間させるように引っ張る必要があることから、適正な力で開封用摘部を引っ張ることができない場合がある。このような場合、上述の包装袋では、開封を行う際に、包装されている食品を崩してしまったり、予期せぬ部分を引き裂いてしまったりすることがある。
そこで、本発明は、より確実に開封することのできる包装袋の製造方法を提供することを課題とする。
本発明に係る包装袋は、重なり合う一対のシートを備え、一対のシートのそれぞれは、第一端及び第一端とは反対側の第二端を有する一対の斜辺部であって、第一端側から第二端側になるにつれて互いに離間する一対の斜辺部と、一対の斜辺部の第一端同士に亘る開封起点部とを有するシート本体部と、開封起点部から延出する開封用摘部とを備えており、各シートが備える開封用摘部は、各シートが備える一対の斜辺部のそれぞれの第一端から延出する一対の対向辺部を備えており、一方のシートが備える開封用摘部における一対の対向辺部を含む領域と、他方のシートが備える開封用摘部における一対の対向辺部を含む領域とが接合されることなく形成されており、一方のシートにおけるシート本体部の斜辺部と他方のシートにおけるシート本体部の斜辺部とは、剥離可能に接合され、一方のシートの開封起点部と他方のシートの開封起点部とは、剥離可能に接合される。
上記構成の包装袋によれば、一対のシートのそれぞれが開封起点部から延出する開封用摘部を有する。そのため、一対の開封用摘部のそれぞれを相反する方向に引っ張ると、一方のシートの開封起点部と他方のシートの開封起点部とが引き剥がされる。さらに、一対の開封用摘部のそれぞれを引っ張り続けると、一方の斜辺部と他方の斜辺部とが第一端側から順に引き剥がされる。
このように、一対の開封用摘部を相反する方向に引っ張って一方のシートと他方のシートとを分離させることで包装袋を開封することができるようになっている。そのため、一方のシートと他方のシートとを均等な力で分離させ易くなっている。
本発明に係る包装袋の製造方法は、長尺な一対のシート帯であって、長手方向と直交する幅方向で第一端及び第一端とは反対側の第二端を有する一対のシート帯を繰り出しつつ互いに重ね合わせ、一対のシート帯のそれぞれの第一端と第二端とに亘る一対の線状の接合領域同士を剥離可能に接合することによって、シート帯の第一端又は第二端の何れか一方から第一端又は第二端の何れか他方側に向かうにつれて互いに接近する一対の切代辺部と、切代辺部のそれぞれからシート帯の第一端又は第二端の何れか他方側に延びつつ互いに離間する一対の斜辺接合部とを形成し、前記一対の接合領域によって画定された包装袋形成部における、一方の切代辺部と一方の斜辺接合部との境目から他方の切代辺部と他方の斜辺接合部との境目に亘る開封起点部同士を剥離可能に接合することで起点接合部を形成し、前記接合領域に沿ってシート帯を断裁することで包装袋形成部をシート帯から切り離し、一対のシート帯のそれぞれから切り離された包装袋形成部の切代辺部の少なくとも一部を当該包装袋形成部から切り離して一対のシートのそれぞれの開封起点部から延出する開封用摘部を形成する。
上記構成の包装袋の製造方法によれば、切代辺部を包装袋形成部から切り離すことで一対の開封用摘部を形成している。そのため、一対のシート帯のそれぞれの第一端と第二端とに亘る一対の線状の接合領域同士を剥離可能に接合しても、互いに離間する一対の開封用摘部を形成することができる。
この場合、シート帯の第一端から第二端に亘って延びる一対の線状の接合領域同士を剥離可能に接合することによって、一対の斜辺接合部のそれぞれからシート帯の第一端又は第二端の何れか他方側に延びつつ互いに接近する一対の逃用辺部をさらに形成し、隣り合う包装袋形成部の先に形成された包装形成部に対してシート帯の繰出方向上流側で隣接する新たな包装袋形成部を形成する際に、先に形成された包装袋形成部の逃用辺部に切代辺部が隣接し、先に形成された包装袋形成部の斜辺接合部に斜辺接合部が隣接し、先に形成された包装袋形成部の切代辺部に逃用辺部が隣接するようにして、先に接合した一対の接合領域と間隔をあけて一対のシート帯のそれぞれの第一端から第二端に亘って延びる別の線状の接合領域同士を剥離可能に接合するようにしてもよい。このようにすれば、複数の包装袋形成部をシート帯の長手方向に沿って隙間なく並べて形成することができる。従って、包装袋を効率良く製造することができる。
一対のシート帯のそれぞれから切り離された包装袋形成部の逃用辺部を当該包装袋形成部から切り離すことで、シート本体部の一対の斜辺部のそれぞれの第二端同士に亘る開放部から延出する封止用延出部を形成するようにしてもよい。このようにすれば、一対のシート帯のそれぞれの第一端と第二端とに亘る一対の線状の接合領域同士を剥離可能に接合しても、互いに離間する一対の封止用延出部を形成することができる。
以上のように、本発明に係る包装袋によれば、より確実に開封することができる。また、本発明に係る包装袋の製造方法によれば、より確実に開封することができる包装袋を製造することができるという優れた効果を奏し得る。
図1は、本発明の一実施形態に係る包装袋の正面図である。 図2は、同実施形態に係る包装袋の分解斜視図である。 図3は、同実施形態に係る包装袋の斜視図であって、食品を包装している状態の斜視図である。 図4は、同実施形態に係る包装袋の開封方法の説明図であって、一対の開封用摘部のそれぞれを相反する方向に引っ張っている状態の説明図である。 図5は、同実施形態に係る包装袋の開封方法の説明図であって、起点接合部及び斜辺接合部を引き裂いている状態の説明図である。 図6は、同実施形態に係る包装袋の開封方法の説明図であって、斜辺分離部の裂け目が剥止部に到達した状態の説明図である。 図7は、同実施形態に係る包装袋の製造方法の説明図であって、図7Aは、シート帯に複数の包装袋形成部を形成する過程の説明図であり、図7Bは、シート帯から切り離した包装袋形成部を整形する過程の説明図である。 図8は、本発明の他実施形態に係る包装袋の製造方法によって形成された包装袋の正面図である。 図9は、本発明の別の実施形態に係る包装袋の製造方法によって形成された包装袋の正面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る包装袋について、添付図面を参酌しつつ説明する。図1及び図2に示すように、本実施形態に係る包装袋1は、重なり合う一対のシート2,2を備えている。
一対のシート2,2のそれぞれは、第一端及び第一端とは反対側の第二端を有する一対の斜辺部200,200であって、第一端側から第二端側になるにつれて互いに離間する一対の斜辺部200,200と、一対の斜辺部200,200の第一端同士に亘る開封起点部201とを有するシート本体部20と、開封起点部201から延出する開封用摘部21とを備えている。また、一対のシート2のそれぞれは、シート本体部20の一対の斜辺部200,200のそれぞれの第二端同士に亘る開放部(採番しない)から延出する(シート本体部20の開封起点部201とは反対側の部分から延出する)封止用延出部22を備えている。
なお、本実施形態では、一対の斜辺部200,200が並ぶ方向を幅方向とし、該幅方向と直交する方向を長手方向として以下の説明を行うこととする。
一方のシート2におけるシート本体部20の斜辺部200と他方のシート2におけるシート本体部20の斜辺部200とは、剥離可能に接合されている。そして、一方のシート2におけるシート本体部20の開封起点部201と他方のシート2におけるシート本体部20の開封起点部201とは、剥離可能に接合されている。なお、本実施形態では、一方のシート2におけるシート本体部20の斜辺部200と他方のシート2におけるシート本体部20の斜辺部200とを接合した部分を斜辺接合部200aとし、一方のシート2におけるシート本体部20の開封起点部201と他方のシート2におけるシート本体部20の開封起点部201とを接合した部分を起点接合部201aとして以下の説明を行う。
シート本体部20は、互いに接合されている一方のシート2の斜辺部200と他方のシート2が引き剥がされることを妨げる剥止部202をさらに有する。剥止部202は、一対の斜辺接合部200aのそれぞれに形成されている。より具体的に説明すると、剥止部202は、斜辺部200を跨いで一方のシート2から他方のシート2に亘って設けられている。また、一方の斜辺接合部200aに形成されている剥止部202と、他方の斜辺接合部200aに形成されている剥止部202とは、幅方向(一方の斜辺部200と他方の斜辺部200とが並ぶ方向)で並ぶ位置に設けられている。
一対の開封用摘部21,21のそれぞれは、矩形状をなしている。より具体的に説明すると、一対の開封用摘部21,21のそれぞれは、一対の斜辺部200,200のそれぞれの第一端から延出する一対の対向辺部210,210を有する。そして、一対の対向辺部210,210のそれぞれは、斜辺部200の第一端から真っ直ぐに延びている。すなわち、一対の対向辺部210,210のそれぞれは、互いに平行となるように延びている。
一対の封止用延出部22,22のそれぞれは、シート本体部20の開封起点部201とは反対側の部分(一方の斜辺部200の第二端から他方の斜辺部200の第二端に亘る部分)から延出するにつれて幅方向における寸法が小さくなるように形成されている。より具体的に説明すると、一対の封止用延出部22,22のそれぞれは、一対の斜辺部200,200のそれぞれから延びる一対の封止辺部220,220を有する。そして、一対の封止辺部220,220のそれぞれは、斜辺部200から延びるにつれて互いに接近するようになっている。
本実施形態に係る包装袋1は、以上の通りである。続いて、包装袋1による食品の包装方法と、食品を包装している包装袋1の開封方法について、添付図面を参照しつつ説明を行う。
まず、本実施形態において包装する対象となる食品について説明する。図3に示すように、食品Fは、厚みを有する三角形状をなしている。より具体的に説明すると、食品Fは、三角形状の上面Faと、該上面Faとは反対側の下面であって、三角形状の下面Fbと、上面Faと下面Fbとの間の側面Fcとを有する。
包装袋1に食品Fを包装するには、一方のシート2の封止用延出部22と、他方のシート2の封止用延出部22とを離間させる。このような状態で、食品Fを一方のシート2のシート本体部20と他方のシート2のシート本体部20との間に挿入する。そして、一方のシート2の封止用延出部22と、他方のシート2の封止用延出部22とを接合することで、食品Fが包装袋1によって包装される。
このような状態において、包装袋1の一方の斜辺接合部200aは、食品Fの上面Faに対応する場所に位置し、包装袋1の他方の斜辺接合部200aは、食品Fの下面Fbに対応する場所に位置した状態になる。
そして、食品Fを包装している包装袋1を開封するには、図4に示すように、一方のシート2の開封用摘部21と他方のシート2の開封用摘部21とを互いに相反する方向に引っ張る。このようにすると、起点接合部201aが引き裂かれる(一方のシート2の開封起点部201と、他方のシート2の開封起点部201とが剥がれる)。
さらに、開封用摘部21を引っ張り続けると、図5に示すように、一対の斜辺接合部200a,200aのそれぞれが起点接合部201a側から順に引き剥がされる(一方のシート2の斜辺部200と他方のシート2の斜辺部200との接合が第一端側から順に剥がれる)。そして、図6に示すように、一対の斜辺接合部200a,200aのそれぞれが剥止部202の設けられている部分まで引き剥がされると、剥止部202によって、一対の斜辺接合部200a,200aのそれぞれの引き剥がしが妨げられる。このようにして、一方のシート2と他方のシート2とを分離することで、包装されている食品Fを取り出すことができる状態になる。
本実施形態に係る包装袋1による食品Fの包装方法と、食品Fを包装している包装袋1の開封方法とは、以上の通りである。続いて、本実施形態に係る包装袋1の製造方法について、添付図面を参酌しつつ説明を行うこととする。
包装体の製造方法では、図7A及び図7Bに示すように、長尺な一対のシート帯3,3であって、長手方向と直交する幅方向で第一端と第一端の反対側の第二端とを有する一対のシート帯3,3を繰り出しつつ互いに重ね合わせる。そして、シート帯3の長手方向で並ぶように複数の包装袋形成部31,31…を形成する。
より具体的に説明すると、図7Aに示すように、一対のシート帯3,3のそれぞれの第一端と第二端とに亘る一対の線状の接合領域30,30同士を剥離可能に接合することによって、シート帯3の第一端又は第二端の何れか一方から第一端又は第二端の何れか他方側に向かうにつれて互いに接近する一対の切代辺部300,300と、一対の切代辺部300,300のそれぞれからシート帯3の第一端又は第二端の何れか他方側に延びつつ互いに離間する一対の斜辺接合部200a,200aとを形成する。
このとき、一対の切代辺部300,300と一対の斜辺接合部200a,200aとともに、一対の斜辺接合部200a,200aのそれぞれからシート帯3の第一端又は第二端の何れか他方側に延びつつ互いに接近する一対の逃用辺部301,301をさらに形成する。これにより、前記一対の接合領域30,30によって画定された包装袋形成部31が形成される。
そして、前記一対の接合領域30,30によって画定された包装袋形成部31における、一方の切代辺部300と一方の斜辺接合部200aとの境目から他方の切代辺部300と他方の斜辺接合部200aとの境目に亘る部分を剥離可能に接合することで開封起点部201を形成する。
次いで、先に形成された包装袋形成部31に対してシート帯3の繰出方向上流側で隣接する新たな包装袋形成部31を形成する。より具体的に説明すると、シート帯3の第一端から第二端に亘って延びる一対の線状の接合領域30,30同士を剥離可能に接合することによって、一対の斜辺接合部200a,200aのそれぞれからシート帯3の第一端又は第二端の何れか他方側に延びつつ互いに接近する一対の逃用辺部301,301をさらに形成する。このとき、隣り合う包装袋形成部31の先に形成された包装形成部31に対してシート帯3の繰出方向上流側で隣接する新たな包装袋形成部31を形成するにあたり、先に形成された包装袋形成部31の逃用辺部301に切代辺部300が隣接し、先に形成された包装袋形成部31の斜辺接合部200aに斜辺接合部200aが隣接し、先に形成された包装袋形成部31の切代辺部300に逃用辺部301が隣接するようにして、先に接合した一対の接合領域30,30と間隔をあけて一対のシート帯3,3のそれぞれの第一端から第二端に亘って延びる一対の線状の接合領域30,30同士を剥離可能に接合する。
これにより、前記一対の接合領域30,30によって画定された新たな包装袋形成部31が形成される。そして、前記一対の接合領域30,30によって画定された包装袋形成部31における、一方の切代辺部300と一方の斜辺接合部200aとの境目から他方の切代辺部300と他方の斜辺接合部200aとの境目に亘る部分を剥離可能に接合することで開封起点部201を形成する。
そして、隣り合う包装袋形成部31,31の境目に沿って(前記接合領域30に沿って)シート帯3を熱溶断することで包装袋形成部31をシート帯3から切り離す。これにより、包装袋形成部31をシート帯3から切り離す。
このようにした後に、図7Bに示すように、一対の斜辺接合部200a,200aのそれぞれの途中位置を熱溶断して剥止部220を形成する。そして、シート帯3から切り離された包装袋形成部31の切代辺部300を当該包装袋形成部31から切り離す。これにより、一対のシート本体部20,20のそれぞれの開封起点部201から延出する一対の開封用摘部21,21を形成する。
さらに、シート帯3から切り離された包装袋形成部31の逃用辺部301を当該包装袋形成部31から切り離すことで、一対のシート本体部20,20のそれぞれの開封起点部201とは反対側の部分(一方の斜辺部200の第二端から他方の斜辺部200の第二端に亘る部分)から延出する一対の封止用延出部22,22を形成する。包装袋1の製造方法では、このようにして、包装袋1が製造される。
以上のように、包装袋1は、一対のシート2のそれぞれがシート本体部20の一対の斜辺部200,200のそれぞれの第一端同士に亘る開封起点部201から延出する開封用摘部21を備えているため、一方のシート2と他方のシート2とに略均等な力を加え易くなっている。そのため、包装袋1では、一対の斜辺接合部200a,200aのそれぞれを第一端側から順に引き裂くことができる。従って、包装袋1は、より確実に開封することができるという優れた効果を奏し得る。
また、本実施形態に係る包装袋1において、一対のシート本体部20,20のそれぞれは、一対の斜辺接合部200a,200aのそれぞれに剥止部202が形成されている。そのため、包装袋1は、斜辺接合部200aを全長に亘って一度に引き裂いてしまうことを防止できる。
さらに、包装袋1では、一対のシート2,2のそれぞれが互いに離間している封止用延出部22を備えているため、食品を一対のシート2,2同士の間に包装すべく、一対のシート2,2同士の間に空間を形成したときに、斜辺接合部200aが引き裂かれることを防止できる。
そして、包装袋1の製造方法では、シート帯3の開封用摘部21が形成される部分の両側に切代辺部300を形成し、該切代辺部300を包装袋形成部31から切り離すことで開封用摘部21を形成している。そのため、包装袋1の製造方法では、一対のシート帯3,3のそれぞれの第一端と第二端とに亘る一対の線状の接合領域30,30同士を剥離可能に接合しても、互いに離間する一対の開封用摘部21,21を備える包装袋1を製造することができる。
さらに、包装袋1の製造方法では、一対のシート帯3,3のそれぞれの第一端と第二端とに亘る一対の線状の接合領域30同士を剥離可能に接合することによって、一対の斜辺接合部200a,200aと一対の切代辺部300,300とに加えて一対の逃用辺部301,301を形成しているため、複数の包装袋形成部31,31…をシート帯3の長手方向に沿って隙間なく形成することができる。従って、包装袋1の製造方法では、包装材を効率良く製造することができる。
尚、本発明に係る包装袋及び包装袋の製造方法は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
上記実施形態において、開封用摘部210の対向辺部210,210のそれぞれは、斜辺部200の第一端から真っ直ぐに延びていたが、これに限定されるものではなく、例えば、対向辺部210,210のそれぞれは、自身が斜辺部200の第一端から延出する方向における途中位置で屈曲していてもよい。
より具体的に説明すると、対向辺部210,210のそれぞれは、図8に示すように、互いに離間しつつ斜辺部200の第一端から延びるように形成されている部分に連続して、互いに平行となるように延びる部分が形成されているような構成を採用したり、図9に示すように、互いに離間しつつ斜辺部200の第一端から延びるように形成されている部分に連続して、互いに接近しつつ延びる部分が形成されているような構成を採用することもできる。
また、上記実施形態において、包装袋1の製造方法では、シート帯3に切代辺部300と、斜辺接合部200aと、逃用辺部301とを形成した後に、起点接合部201aを形成していたが、これに限定されるものではなく、例えば、切代辺部300と、斜辺接合部200aと、逃用辺部301とを形成する前に、起点接合部201aを形成したり、シート帯3に切代辺部300と、斜辺接合部200aと、逃用辺部301とを形成すとともに、起点接合部201aを形成したりすることができる。
また、上記実施形態において特に言及しなかったが、剥止部202は、一対の斜辺接合部200a,200a同士が引き剥がされることを妨げた後に、さらに強い力を加えれば、当該剥止部202を破断させて、一対の斜辺接合部200a,200a同士をさらに引き剥がすことができるようにすることもできる。
また、上記実施形態において、切代辺部300は、逃用辺部301よりも先に包装袋形成部31から切り離されていたがこれに限定されるものではなく、例えば、切代辺部300は、逃用辺部301を包装袋形成部31よりも後に包装袋形成部31から切り離したり、逃用辺部301とともに包装袋形成部31から切り離したりするようにしてもよい。
また、上記実施形態では、切代片部300を包装袋形成部31から切り離すにあたり、図7Bに示すように、包装袋形成部31を開封起点部201と切代片部300とが交わる部分から、シート帯3の幅方向に沿って真っ直ぐに切断していたが、これに限定されるものではなく、例えば、図8に示すように、包装袋形成部31を切代片部300の途中位置(切代片部300の開封起点部201から延びる方向における途中位置)から、シート帯3の幅方向に沿って真っ直ぐに切断したり、図9に示すように、切代片部300の途中位置から、シート帯3の幅方向と交差する方向に沿って切断したりすることで切代片部300を包装袋形成部31から切り離すようにしてもよい。
1…包装袋、2…シート、20…シート本体部、200…斜辺部、200a…斜辺接合部、201…開封起点部、201a…起点接合部、202…剥止部、21…開封用摘部、210…対向辺部、22…封止用延出部、220…封止辺部、3…シート帯、30…接合領域、300…切代辺部、301…逃用辺部、31…包装袋形成部、F…食品、Fa…上面、Fb…下面、Fc…側面

Claims (3)

  1. 尺な一対のシート帯であって、長手方向と直交する幅方向で第一端及び第一端とは反対側の第二端を有する一対のシート帯を繰り出しつつ互いに重ね合わせ、一対のシート帯のそれぞれの第一端と第二端とに亘る一対の線状の接合領域同士を剥離可能に接合することによって、シート帯の第一端又は第二端の何れか一方から第一端又は第二端の何れか他方側に向かうにつれて互いに接近する一対の切代辺部と、切代辺部のそれぞれからシート帯の第一端又は第二端の何れか他方側に延びつつ互いに離間する一対の斜辺接合部とを形成し、前記一対の接合領域によって画定された包装袋形成部における、一方の切代辺部と一方の斜辺接合部との境目から他方の切代辺部と他方の斜辺接合部との境目に亘る開封起点部同士を剥離可能に接合することで起点接合部を形成し、前記接合領域に沿ってシート帯を断裁することで包装袋形成部をシート帯から切り離し、一対のシート帯のそれぞれから切り離された包装袋形成部の切代辺部の少なくとも一部を当該包装袋形成部から切り離して一対のシートのそれぞれの開封起点部から延出する開封用摘部を形成する包装袋の製造方法。
  2. シート帯の第一端から第二端に亘って延びる一対の線状の接合領域同士を剥離可能に接合することによって、一対の斜辺接合部のそれぞれからシート帯の第一端又は第二端の何れか他方側に延びつつ互いに接近する一対の逃用辺部をさらに形成し、隣り合う包装袋形成部の先に形成された包装形成部に対してシート帯の繰出方向上流側で隣接する新たな包装袋形成部を形成する際に、先に形成された包装袋形成部の逃用辺部に切代辺部が隣接し、先に形成された包装袋形成部の斜辺接合部に斜辺接合部が隣接し、先に形成された包装袋形成部の切代辺部に逃用辺部が隣接するようにして、先に接合した一対の接合領域と間隔をあけて一対のシート帯のそれぞれの第一端から第二端に亘って延びる一対の線状の接合領域同士を剥離可能に接合する請求項に記載の包装袋の製造方法。
  3. 一対のシート帯のそれぞれから切り離された包装袋形成部の逃用辺部を当該包装袋形成部から切り離すことで、シート本体部の一対の斜辺部のそれぞれの第二端同士に亘る開放部から延出する封止用延出部を形成する請求項に記載の包装袋の製造方法。
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