JP5782294B2 - 米飯加工食品用包装材 - Google Patents

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本発明は、例えばシート状の海苔等のシート状食品と、三角おにぎり等の米飯加工食品とを分離した状態で包装できるよう構成される一方、食する際は、分離した状態で包装されている両者を開放して合体した状態とできるよう構成される米飯加工食品用包装材に関する。
従来より、コンビニエンスストア等で販売されている海苔付きおにぎりは、おにぎりと接することによって海苔が湿気ることを防止するため、外シートと内シートとの間に海苔を収納した包装材によっておにぎりを包装することで、おにぎりと海苔とが直に接することがないように包装されていた。
図4に示すように、この包装材50は、シート状の海苔51を挟み込んで収納するために、1枚のヒートシール性フィルム(加熱により溶着可能なフィルム)で構成された外シート52と2枚のヒートシール性フィルムで構成された内シート53を備えている。外シート52は、例えば、おにぎりを包み込むことができる大きさの略長方形に形成されている。また、外シート52は、内側面(内シート側の面)の幅方向中心線上にカットテープ54が貼着され、このカットテープ54を引っ張ることにより、外シート52が引き裂かれて幅方向に分割されるように構成されている。
他方、内シート53を構成する2枚のフィルムは、外シート52と内シート53とを重ね合わせた際、外シート52の幅方向中心線上で一方のフィルムの内側端部と他方のフィルムの内側端部とを内外に重ね合わせ、内シート53の幅方向へ容易に分離できるように配置されている。
かかる外シート52と内シート53とは、その間に海苔51を挟むように重ね合わせた状態で、幅方向中心部を除いた周縁部が、ヒートシール55等によって溶着されて包装材50を構成している。
このように構成された包装材50は、図5(A)に示すように、内シート53側におにぎり56が載せられ、カットテープ54の一方の端部がおにぎり56の一つの角部に位置するよう、包装材50を二つ折りにし、内部に収納している海苔51と共におにぎり56の形状に即して折り曲げることによって、図5(B)に示すようにおにぎり56を包装する。この時、おにぎり56は、海苔51との間に内シート53だけが介在するように包装されている。
このようにして包装されたおにぎり56の頂部側の角部から突出しているカットテープ54の端部を摘んで引っ張ると、おにぎり56を包んでいる包装材50の外シート52が引き裂かれることによって分断(二分割)され、その後、おにぎり56の底辺側の角部から突出している、部分的に包装材50が折り重なった耳部58,58を互いに離間方向に引っ張ると、それと共に内シート53を構成する2枚のフィルムがそれぞれおにぎり56と海苔51との間から前記離間方向に引き抜かれて海苔51がおにぎり56を包んだ状態(おにぎり56と海苔51とが合体した状態)となり、おにぎり56を食することができるようになる。
特開2003−128124号公報(0031〜0033段落)
ところで、おにぎり56を包装した包装体の外観に高級感を持たせるために、外シート52に和紙等の紙質シートを設けることが考えられる。例えば、ヒートシール性フィルムの外側面に紙質シートを貼着して外シート52を構成することが考えられる。
しかし、紙質シートはヒートシール性を有さないため、ヒートシール性フィルムの外側面に紙質シートを貼着して外シート52を構成した場合には、包装材50を折り曲げておにぎり56を包装した状態を保つためにヒートシールをすることができない。つまり、包装材50を折り曲げて図5(B)に示す状態にすると、内シート53(ヒートシール性あり)と紙質シート(ヒートシール性なし)とが接することになり、ヒートシールを施そうとしても両者が溶着しないことから、ヒートシールできない。
ここで、コンビニエンスストア等で販売されている海苔付きおにぎりの場合、図5(B)に示す、包装材50が折り曲げられて重なり合った側の面に、原材料、製造元、販売価格等の各種情報が記載されたラベルを貼付することが多い。そのため、前記の面にラベルを確実に貼付するためには、ラベル貼付に先立ち、前記のヒートシールにより包装材50を仮止めしておくことが望ましい。この仮止めができないと、例えば、包装材50を作業者が手で押さえつつラベルを貼付しなければならなくなるため、ラベルの貼付不良が発生したり、貼付作業の効率が落ちてしまう。
そこで、特許文献1では、紙質シートを外側と内側からヒートシール性フィルムで挟持して外シートを構成することが提案されている。この構成の外シートを用いることにより、外シートの外側面に露出したヒートシール性フィルムと内シートとをヒートシールすることができる。
しかしながら、このように紙質シートをヒートシール性フィルムで挟持して外シートを構成すると、ヒートシール性フィルムが二枚必要となることから、包装材の製造コストが上昇してしまう。
そこで本発明は、前記の問題点に鑑み、外シートに紙質シートを設けてもヒートシールでき、しかも、製造コストの上昇を抑制できる米飯加工食品用包装材を提供することを課題とする。
本発明の米飯加工食品用包装材は、幅方向に分割可能に形成される外シートと、シート状食品を介して重ね合わせられ、外シートと同方向に分離可能に形成される内シートとを備え、シート状食品を囲むように外シートと内シートとがシールされる米飯加工食品用包装材において、前記外シートは、ヒートシール性フィルムからなる基部フィルムの外側面に紙質シートが貼着されて構成され、前記内シートは、ヒートシール性フィルムから構成され、前記外シートは、米飯加工食品を包装する際に米飯加工食品と重なるように配置されてヒートシールされる部分に、前記紙質シートが貼着されておらず前記基部フィルムが外側面に露出したシール可能部を有することを特徴とする。
前記構成によると、紙質シートが貼着されておらず前記ヒートシール性フィルムからなる基部フィルムが外側面に露出したシール可能部を有することから、このシール可能部にて外シートと内シートとをヒートシールできる。そして、包装体の外観に高級感を持たせつつも、外シートの構成点数を減少できるため、外シートの構成を単純化できる。
また、前記外シートは、前記シール可能部の他、長手方向の他方の端部にも、前記紙質シートが貼着されておらず前記基部フィルムが外側面に露出した部分を有するものとすることが好ましい。
前記好ましい構成によると、長手方向の他方の端部にて基部フィルムが外側面に露出した部分を、米飯加工食品を食する際に外シートを引き裂く起点となる部分に一致させることにより、前記引き裂く起点となる部分を基部フィルムのみから構成されたものとでき、外シートの引き裂きを容易にできる。
そして、本発明の米飯加工食品用包装材において、前記紙質シートは、幅寸法が前記基部フィルムよりも小さく、前記外シートは、幅方向両端部にて前記基部フィルムの外側面が露出していることが好ましい。
前記好ましい構成によると、外シートの幅方向両端部には基部フィルムのみが設けられることになるため、外シートと内シートとを、各シートの幅方向両端部を含んでヒートシールする際に各シートのヒートシール性フィルムが溶融する温度に大きな差が発生せず、前記溶融温度の差に起因する包装材の変形(カール)が起こりにくい。
本発明によれば、シール可能部を有することにより、外シートに紙質シートを設けてもヒートシールできる。しかも、外シートの構成を単純化できるため、製造コストの上昇を抑制できる。
本発明の一実施形態に係る米飯加工食品用包装材の分解斜視図である。 同米飯加工食品用包装材を示し、(A)は平面図、(B)は底面図である。 同米飯加工食品用包装材の、米飯加工食品を包装した状態の背面図である。 従来の米飯加工食品用包装材を示した断面図である。 (A)(B)共、図4の米飯加工食品用包装材で米飯加工食品を包装する際の説明図である。
以下、本発明の一実施形態に係る米飯加工食品用包装材について、添付図面を参照しつつ説明する。なお、以下では、「米飯加工食品用包装材」及び「米飯加工食品用包装体」を単に「包装材」及び「包装体」と記す。また、以下の説明における「内外」の表現は、米飯加工食品を包装した場合を基準として定めた方向による。
包装材1は、図1に示すように、二つ折りに畳んだ状態でおにぎり等の三角形状とされた米飯加工食品Rを包み込める大きさの略長方形状の外シート10と、米飯加工食品Rに巻く海苔等のシート状食品3を介して外シート10に重ね合わされる内シート20とを備え、シート状食品3を囲むように外シート10と内シート20とがシールされ、図2に示すようにされたものである。なお、米飯加工食品Rとしては、各種おにぎりの他、鮨等も含まれる。また、シート状食品3としては、シート状の海苔の他、シート状の昆布、畳鰯等も含まれる。
外シート10は、基部フィルム11と、この基部フィルム11の外側面に貼着された紙質シート12の二つの部材から構成されている。基部フィルム11に対する紙質シート12の貼着は、周知の方法であるラミネート加工等によりなされる。
基部フィルム11は、ポリエチレン製やポリプロピレン製のヒートシール性フィルムからなり、平面視長方形の四隅に切欠部111が設けられた形状とされている。そして、基部フィルム11は、包装体4の摘み41(後述)として機能する開封用の摘持部112が設けられ、長手方向に沿って設けられる分断手段113によって分断されることにより(即ち、摘持部112を引いて分断することにより)幅方向に分割可能となるように構成されている。分断手段113は、基部フィルム11が分断される方向や幅を規定すべく設けられるものであり、具体的には、カットテープ113aが用いられる。
カットテープ113aは、基部フィルム11の内側面に、長手方向に沿って貼付されている。また、カットテープ113aの一端は摘持部112に対応した位置に設けられている。また、カットテープ113aは、基部フィルム11の長手方向に沿って延びるように線状又は帯状をなしており、本実施形態では、二条のカットテープ113a,113aが、基部フィルム11の幅方向中心線を挟んで対称な位置に平行に設けられる。なお、カットテープ113aは、本実施形態のように基部フィルム11の幅方向中心線に対して平行に設けたものに限られず、湾曲して設けたものであっても良い。
前記の摘持部112は、基部フィルム11の長手方向一端側に設けられる。具体的には、外シート10にそれぞれ長手方向一端縁114から長手方向に向かって延びる一対の切込部112a,112aが幅方向に離間して形成され、かかる一対の切込部112a,112aによって、その間に摘持部112が規定される。また、前記一対の切込部112a,112aは、前記二条のカットテープ113a,113aよりも幅方向外側に、基部フィルム11の幅方向中心線を挟んで対称な位置に平行に形成される。
そして、紙質シート12は、図1に示すように、長方形の四隅に切欠部121が設けられ、更に端部切欠部122が設けられた、平面視略H形とされている。この紙質シート12としては、例えば和紙状(漉き模様のあるもの)に形成されたレーヨン紙を用いることができるが、これに限定されず、紙に属するシート状の種々材料を用いることができる。この紙質シート12は、包装体4の状態とされた場合に外側に露出するため、ここに商品名や注意書きが印刷されている。
本実施形態における端部切欠部122は、紙質シート12の長手方向一端縁123aから長手方向に切り欠かれた一端側切欠部122aと、長手方向他端縁123bから長手方向に切り欠かれた他端側切欠部122bとから構成されている。この端部切欠部122は、紙質シート12の幅方向中心線を挟んで対称に形成され、紙質シート12の内側寄りの角部にアールを備えた平面視略長方形状とされている。また、他端側切欠部122bの方が、一端側切欠部122aよりも長手方向寸法が大きく形成されている。この端部切欠部122により、外シート10は、長手方向両端部に、紙質シート12が貼着されておらず基部フィルム11が外側面に露出した部分を有する。
この端部切欠部122は、長手方向に連続して供給される紙質シート12の材料に対し、金型の打ち抜き等により貫通穴を形成し、その貫通穴を通るようにして、前記材料を幅方向にカットすることで形成される。前記の一端側切欠部122aと他端側切欠部122bの長手方向寸法の違いは、このカットの際に生じさせることができる。
前記のように一端側切欠部122aが設けられたことにより、図2(A)に示すように、外シート10において基部フィルム11が外側面に露出した易カット部10aが形成される。この易カット部10aでは、前記の摘持部112及び切込部112a,112a、そして、カットテープ113a,113aの一部も外側面に露出する。そのため、摘持部112(包装体4の摘み41)を持って外シート10を容易に引き裂くことができる。また、この易カット部10aには紙質シート12が設けられていないため柔軟であり、図3に示すような包装体4の形状に摘持部112を沿わせやすく、美しく包装することができる。また、摘持部112が柔軟であることから、摘持部112を摘みやすい。
一方、他端側切欠部122bが設けられたことにより、前記一端側切欠部122aと同じく、基部フィルム11が外側面に露出したシール可能部10bが形成される。このシール可能部10bは、図3に示すように、米飯加工食品Rを包装する際にヒートシールされる部分(ポイントシールPSが施される部分)に一致する。そのため、シール可能部10bで重なり合ったヒートシール性フィルム同士(より具体的には外シート10と内シート20と)をヒートシールすることができる。このように他端側切欠部122bが設けられたことにより、従来(特許文献1に係るもの)のような、外側と内側からヒートシール性フィルムで挟持して外シートを構成したものよりも外シート10の構成部材の点数を削減することができ、紙質シート12を設けた外シート10の、製造コスト上昇の抑制に貢献できる。
ところで、紙質シート12は、図2(A)に示すように、幅寸法が基部フィルム11よりも小さいものとされている。そして、基部フィルム11に紙質シート12を貼着して外シート10を形成する際、各々の幅方向中心線が一致するように両者が重ねあわされる。これにより、基部フィルム11が、幅方向両端部にて外側面が露出するものとなる。つまり、外シート10の幅方向両端部にはヒートシール性フィルムのみが設けられることになる。ここで仮に、外シート10の幅方向両端部まで紙質シート12が設けられている場合は、外シート10と内シート20とを、各シート10,20の幅方向両端部を含んでヒートシールする際、外シート10と内シート20の各ヒートシール性フィルムが溶融する温度に大きな差が生じる場合があり、これにより包装材1が変形(カール)してしまい、包装材1を積み重ねる際にかさばったり、複数の包装材1を重ねることが困難になるため、包装材1を運搬する際の支障となる。また、米飯加工食品Rを包装する際にも包装材1を折り曲げにくくなる等の支障をきたす場合がある。これに対し、本実施形態のように、外シート10の幅方向両端部にヒートシール性フィルムのみが設けられていた場合には、外シート10と内シート20とを、各シート10,20の幅方向両端部を含んでヒートシールする際にも、各ヒートシール性フィルムが溶融する温度に大きな差が生じにくいため、変形(カール)の発生を防止でき、前記のような問題が起こりにくい。
また、紙質シート12にて、前記基部フィルム11の分断手段113(カットテープ113a)と平面視において重なる部分に分断手段124が設けられている。この分断手段124は、基部フィルム11の分断手段113を分断する際に、紙質シート12も幅方向に分割可能となるように構成されている。この分断手段124は、基部フィルム11が分断される方向や幅を規定すべく設けられるものであり、具体的には、ミシン目124aが用いられる。
ミシン目124aは、紙質シート12の長手方向に沿って設けられている。本実施形態では、図2(A)に示すように、二条のミシン目124a,124aが、前記基部フィルム11のカットテープ113a,113aの各々幅方向外側端部と一致するように、もしくは、カットテープ113a,113aの各外側端の幅寸法よりも広く、紙質シート12の幅方向中心線を挟んで対称な位置に平行に形成される。なお、この分断手段124は、ミシン目124aに限られるものではなく、カットテープやハーフカット等の種々の形態で実施できる。なお、カットテープ113aを湾曲して設けた場合、このミシン目124aも同じく湾曲して設ける。
よって、分断手段113を備えた基部フィルム11に分断手段124を備えた紙質シート12が貼付されて構成された外シート10は、基部フィルム11に設けられた摘持部112を引いて基部フィルム11の分断手段113及び紙質シート12の分断手段124を分断することにより、幅方向に分割可能となるように構成される。
次に、内シート20は、図1に示すように、一部が重なり合う2枚のフィルム21,22で構成される。具体的には、ポリエチレン製やポリプロピレン製のヒートシール性フィルムから構成されたもので、各フィルム21,22の、外シート10と重ね合わされた際に四隅に位置する部分に切欠部211,221が設けられた、平面視長方形とされている。各フィルム21,22は、外シート10と内シート20とをシート状食品3を介して重ね合わせた際、外シート10の幅方向中心線上で一方のフィルム21の内側端部と他方のフィルム22の内側端部とが内外に重なり合い、内シート20の幅方向へ容易に分離できるように配置される。
内シート20は、前記の他、幅方向に分離可能とされた1枚のヒートシール性フィルムで構成されたものであっても良い。その場合、長手方向に沿ってミシン目やハーフカット等を形成し、幅方向へ容易に分離できるようにする。
次に、包装材1は、シート状食品3を囲むように前記の外シート10と内シート20とがシールされて形成される。この包装材1は、図2(A)(B)に示すように、シート状食品3を囲んで長手方向に沿うシール部分S1及び幅方向に沿うシール部分S2を有する。各シール部分S1,S2は、外シート10と内シート20とがヒートシールされて形成されたものである。なお、シール部分S1には、幅方向に通気可能なように非シール部分S1aが設けられている。そして、シール部分S2のうち、摘み41が形成される側(長手方向一端側)の幅方向シール部分S2aは二列設けられ、摘み41のない側(長手方向他端側)の幅方向シール部分S2bは一列設けられている。そして、幅方向シール部分S2は、基部フィルム11の分断手段113及び紙質シート12の分断手段124に重ならないようにされており、包装材1の幅方向への分離の支障にならないようにされている。
以下、前記のように構成された包装材1を用いた包装体4について説明する。まず、図1に示すように、包装材1の内シート20の上に三角形状の米飯加工食品Rを載せる。次に、包装材1を長手方向に二つ折りにして、包装材1の図示左半分で米飯加工食品Rの背面を覆い、同右半分で正面を覆うようにする。
ここで、米飯加工食品Rは三角形状であるのに対し包装材1は略長方形であるので、前記二つ折りした状態では、包装材1の幅方向両端部が余っている。よって、この余った部分を米飯加工食品Rの背面を覆っている包装材1の上に重ねるように折り返して、図3に示す三角形状とする。
図3に示す状態では、包装体4の背面側にシール可能部10bが位置することになる。このシール可能部10bでは、ヒートシール性のない紙質シート12が設けられていないため、外シート10と内シート20との間でヒートシールをすることができる。そのため、図示したように、スポット的なヒートシールであるポイントシールPSを施すことができる。これにより、三角形状とされた包装体4の形状を保つことができ、包装体4の背面側にラベルを貼ることも容易となる。なお、ポイントシールPSの形状は図示のような円形に限らず、長円形、楕円形、多角形、線状等の種々の形状とすることができ、包装体4の背面側に施すポイントシールPSの数量も、図示したような2箇所に限らず、3箇所以上としたり、包装材1の幅方向両端部に跨るように大きなポイントシールPSを1箇所施すことができる。
なお、本発明は、前記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
1…包装材、10…外シート、10a…易カット部、10b…シール可能部、11…基部フィルム、111…切欠部、112…摘持部、112a…摘持部用切込、113…分断手段、113a…カットテープ、114…長手方向一端縁、12…紙質シート、121…切欠部、122…端部切欠部、122a…一端側切欠部、122b…他端側切欠部、123a…長手方向一端縁、123b…長手方向他端縁、124…分断手段、124a…ミシン目、20…内シート、21,22…内シートのフィルム、211,221…切欠部、3…シート状食品、4…包装体、41…摘み、R…米飯加工食品、S1…長手方向に沿うシール部分、S1a…非シール部分、S2…幅方向に沿うシール部分、S2a…長手方向一端側の幅方向シール部分、S2b…長手方向他端側の幅方向シール部分、PS…ポイントシール

Claims (4)

  1. 幅方向に分割可能に形成される外シートと、シート状食品を介して重ね合わせられ、外シートと同方向に分離可能に形成される内シートとを備え、シート状食品を囲むように外シートと内シートとがシールされる米飯加工食品用包装材において、
    前記外シートは、ヒートシール性フィルムからなる基部フィルムの外側面に紙質シートが貼着されて構成され、
    前記内シートは、ヒートシール性フィルムから構成され、
    前記外シートは、米飯加工食品を包装する際に米飯加工食品と重なるように配置されてヒートシールされる部分に、前記紙質シートが貼着されておらず前記基部フィルムが外側面に露出したシール可能部を有することを特徴とする米飯加工食品用包装材。
  2. 前記外シートは、長手方向の一方の端部に前記シール可能部を有することを特徴とする請求項1に記載の米飯加工食品用包装材。
  3. 前記外シートは、前記シール可能部の他、長手方向の他方の端部に前記紙質シートが貼着されておらず前記基部フィルムが外側面に露出した部分を有することを特徴とする請求項2に記載の米飯加工食品用包装材。
  4. 前記紙質シートは、幅寸法が前記基部フィルムよりも小さく、
    前記外シートは、幅方向両端部にて前記基部フィルムの外側面が露出していることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の米飯加工食品用包装材。
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