JP6367146B2 - ファスナ及び収納体並びに収納体用連続シート - Google Patents
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この収納体にあっては、前記第1と第2の両ファスナ半部は、前記収納体の分離されていない同一面シートに対して、それぞれの前記固定部によって固定される。前記第1のファスナ半部の前記第1固定部と前記第2固定部とは、前記第2のファスナ半部を跨いで前記同一面シートに固定される。そして、前記第1のファスナ半部と前記第2固定部との間に開封部が設けられ、前記開封部と、前記雌雄嵌合部同士の嵌合と、前記弱め部とをそれぞれ開いて、前記収納体が開封される。
前記開封部は、前記同一面シートの一部を予め切断することによって、少なくとも指先が挿入できる範囲が開封されている開封済み部を備えたものとすることができる。
また、前記開封部は、前記同一面シートの一部を開封時に切断することによって、少なくとも指先が挿入できる範囲が開封状態となる未開封部を備えたものとしても実施することができる。この未開封部は、前記同一面シートに形成されたミシン目又はハーフカットラインとすることができる。また、前記同一面シートを、方向性を有する延伸フィルムを備えたものとして、前記同一面シートのストレートカット性を示す易カット方向が前記ファスナの長手方向に沿った方向となるように、前記同一面シートが配置されることによって、前記未開封部を形成することもできる。
また、前記同一面シートの表面側に、前記開封部の少なくとも一部を閉じる開封シールを設けることもできる。この開封シールによって、開封部、特に開封済み部を塞ぐことにより、収納体の密封性を向上させたり、いたずら防止の機能を発揮させたりすることができる。
特に、本発明は、収納体の一方の面を構成するシートに取り付けるタイプの袋にあって、特許文献6のように開封開始動作を改善するために、開封部に予め切り目などの開口を設けたものに適用することによって、開封の容易性と移送時や保管時における密封性との両立を図ることができるものである。
(概要)
図1及び図2は、第1の実施の形態に係る収納体31を示すものである。この収納体31は、正面シート32と背面シート33との2枚の柔軟性を有するシートの周囲を熱溶着などで接着した袋体である。正面シート32と背面シート33とは、一層又は複数層のフィルムを備えた合成樹脂製を主体とするシートを好適に用いることができ、必要に応じて金属層や紙層を含む複合素材製のシートであってもよい。収納体31の形状は種々変更して実施することができ、襠部を有するものであってもよく、底部のシートを有するものであってもよく、さらに、一部が剛性の高い成形品で構成されたものであってもよい。正面シート32は背面シート33とは、別体のシート体から構成してもよく、連続した1枚のシートを折り畳んで正面と背面とに配置したものであってよい。
まず、第2のファスナ半部21から説明する。第2のファスナ半部21は、通常の合成樹脂製のファスナに用いられるものと同様のもので、基部22と、基部22の背面側に設けられた雌雄嵌合部23とを備える。雌雄嵌合部23の正面側の全面あるいは幅方向の一部が固定部24を構成し、固定部24と正面シート32の背面側とが熱溶着などの接着によって密封状態で固定されている。
この例では、第2のファスナ半部21は開封部34の下方に配置されているが、上方に配置することもできる。
次に、第1のファスナ半部11は、第2のファスナ半部21と嵌合する合成樹脂製のファスナ半部であり、基部12と、基部12の正面側に設けられた雌雄嵌合部13とを備える。この雌雄嵌合部13は、第2のファスナ半部21の雌雄嵌合部23と着脱可能に嵌合するものであり、第2のファスナ半部21の雌雄嵌合部23と上下方向において略同一位置に設けられたものであり、開封部34の下方に配置されている。なお、第2のファスナ半部21が開封部34の上方に配置された場合には、第1のファスナ半部11の雌雄嵌合部13も上方に配置される。図1の例では、第2のファスナ半部21の雌雄嵌合部23が突条の雄嵌合部、第1のファスナ半部11の雌雄嵌合部13が雌嵌合部として実施されているが、図3(A)に示すように、雌雄は逆にして実施することもでき、複数条の突条と凹溝とが互い嵌合する形状など、ファスナの雌雄嵌合部は種々変更して実施することができる。またいわゆるダブルチャックと呼ばれるように、複数の雌雄嵌合部同士を嵌合させるようにしてもよい。
本発明の実施の形態では、第1のファスナ半部11の基部12を、第2のファスナ半部21の基部22よりも下方に長く伸ばした延長部17が設けられている。延長部17は、第2のファスナ半部21の基部22よりも幅方向(図では下方)に突出しており、第1のファスナ半部11の基部12を、正面シート32に熱溶着する際に、第1のファスナ半部11の第1固定部14と共に、延長部17を正面シート32に対して溶着され、第2固定部18が形成される。なお、図では、第1固定部14の凸部15と同様に、延長部17にも凸部を形成するように描かれているが、これらの凸部は形成せずに実施することもできる。
なお、弱め部19は、雌雄嵌合部13よりも下方(言い換えれば、第1固定部14と反対側)であれば、延長部17を含む基部12の適宜位置に形成すればよい。
開封部34は、正面シート32に形成されたもので、上下方向において、第1のファスナ半部11の第1固定部14と、第2のファスナ半部21の固定部24との間に挟まれた位置に形成されている。開封部34は、左右方向に伸びる未開封部35と、その適宜位置(この例では中央)に形成された開封済み部36とを備える。この例では、未開封部35は正面シート32に形成されたミシン目であり、開封済み部36は正面シート32に形成された切り目部分である。この切り目部分は、指先が入る程度の大きさで、7mm以上、好ましくは10〜40mm程度の左右長さを有するものとして実施することが適当である。切り目部分は、線状にカットされていればよく、その上下方向の幅は0mmで足りるが、数mm〜10mm程度の上下幅として実施することもできる。
開封に際しては、まず、開封済み部36から指fを押し込み空間39内に差し込む。この例では、開封済み部36は、予めカットされた切り目部分であり、また中間部16が前述のように凹部となっているため、無理なく指fを背面側に押し込むことができる。そして、差し込んだ指fを左右に動かすことで、ミシン目の未開封部35を容易に破っていくことができる。勿論、開封済み部36に差し込んだ指で正面シート32を摘むなどして、上下方向に引っ張る要領で未開封部35を破るようにしてもよい。いずれにしても、開封済み部36を押し込み空間39に押し込むことで、開封済み部36からの開封を極めて容易に行うことができる。
次に、表裏に強く引っ張って雌雄嵌合部13、23を外すと共に、弱め部19を破断することによって、収納体が開封される。開封後は、雌雄嵌合部13、23の開閉によってファスナ付きの収納体として利用できる。
この収納体31の製造は、極めて容易になすことができる。従来、この種のファスナ10は、ウエブ状に連続して送られる正面シート32に対して、第1のファスナ半部11と第2のファスナ半部21とを嵌合させた状態で、第1のファスナ半部11の第1固定部14、第2固定部18及び第2のファスナ半部21の固定部24が、熱溶着などで接着固定される。本発明の実施の形態では、この接着固定に先立って、正面シート32に開封部34(未開封部35及び開封済み部36)を押し切り装置などで形成するだけで足りる。このように、予め形成された開封部34の上下両側に第1のファスナ半部11の第1固定部14と第2のファスナ半部21の固定部24とが位置するように、位置合わせして接着を行うだけで足りるため、製造工程の数を多大にすることもなく、低コストで、製造することができる。
図4に開封部34の変更例を示す。
先の実施の形態にあっては、開封部34の未開封部35をミシン目としたものであったが、図4(A)の例では、未開封部35をシートの性質を利用したストレートカット性のあるものとしている点が相違するものであり、他の点については、先の実施の形態に関する説明を適用できる。
このように、未開封部35は、ファスナ10の長手方向に沿う方向に、容易に切り裂くことができる種々の手段に変更して実施することができる。
図4(B)に、開封部34の変更例を示す。先の2つの実施の形態にあっては、切り目部分による開封済み部36を設けたが、この例では、開封済み部36を設けないようにしたものであり、他の点については、先の何れの実施の形態に関する説明を適用できる。この図4(B)の例では、未開封部35についてミシン目としているが、このミシン目よりも小さな力で開封できる最弱開封部分37を開封済み部36の代わりに設けたものである。
このように、未開封部35と、開封済み部36又は最弱開封部37とを、ファスナ10の長手方向に連続して設けることで、開封の容易性と正面シート32の無用な開封を防止する点で好ましい。但し、指fで破ることができることを条件に、開封済み部36や最弱開封部37を設けずに、未開封部35のみで構成する(例えば、全体を均一なミシン目で構成する)ことも可能である(図4(C)参照)。その場合には、開封部34の何れの箇所からも開封することができるが、使用者が迷わないように、矢印などで開封位置を示しておくこともできる。このような開封位置の表示は、他の例にあっても設けておくことが望ましい。
(第1のファスナ半部11の変更例)
第1のファスナ半部11の凸部15については、前述したように、嵌合状態の雌雄嵌合部13と雌雄嵌合部23との厚みに略等しい高さに、突出させて、その先端の第1固定部14と、第2のファスナ半部21の固定部24とが略同じ高さとなるようにすることが最も望ましいが、図3(B)に示すように、両者の高さに若干の相違を設けて実施することもできる。図3(B)の例では、凸部15の高さを、嵌合状態の雌雄嵌合部13と雌雄嵌合部23との厚みの約2分の1としているが、3分の1以上程度でもよい。また、凸部15を全く設けずに第1固定部14と中間部16とを同じ高さとして実施することも不可能ではないが、開封部34の押し込みを良好になす観点や、正面シート32に対する熱溶着などの接着を良好になす観点からは、凸部15を設けて実施することが望ましい。
また、第2固定部18についても、延長部17に凸部を設けてもよく,設けずに実施するようにしてもよい。
本発明に係る収納体31を工業的に量産する場合、袋の連続製造の常法に従い、図5に示す連続シート51の形態を採るものを製造して、この連続シート51に対して収納物を収納しながら又は収納せずに各収納体31を製造することができる。この連続シート51は、収納体31を構成できる正面シート32(又は必要に応じて正面シート32の背面に背面シートを配置して左右のサイドシールを施し筒状となった2枚のシート体でもよい)を、複数枚分長手方向(図5の上下方向)に連続して配置したものである。この例では、図1の収納体31を連続生産できるものを示すが、他の実施の形態に係る収納体31であってもよい。この連続シート51には、各収納体31毎に、等間隔で前述の開閉用のファスナが配置され、各固定部14、18、24で固定されている。
図6(A)〜(C)及び図7(A)は開封動作の一例を示すものである。この図6(A)〜(C)及び図7(A)にあっては、凸部15を設けていない場合であっても、容易に開封部34からの開封が可能な例を示したものであり、その変更例を図7(B)〜(E)に示す。
この例では、開封部34(特に開封済み部36)の全部又は一部が、第2のファスナ半部21の固定部24の間近の位置(具体的には0〜4mm程度の位置)に配置されている。
開封済み部36が直線状の切り目部分で、固定部24と平行に設けられている場合には、開封部34(特に開封済み部36)の全部が上記の間近の位置に設けられることになる。開封済み部36が波打ったように形成されている場合(図7(C)参照)や、図示は省略するが傾斜して設けられている場合などには、その一部が上記の間近の位置に配置されればよい。
この状態で、開封するには、まず図6(B)に示すように、一方の手(例えば右手)の親指f1と人指し指f2とで収納体を前後からつまむ。より詳しくは、親指f1で第1固定部14を収納体の正面側から背面側へ押さえると共に、人指し指f2を横にして収納体の背面側から、雌雄嵌合部13、雌雄嵌合部23の付近を収納体の正面側に押すようにしてつまむ。
最後に、図7(A)に示すように、左右の指f1〜f4で両ファスナ半部11、21を摘んで、図の左右に強く引っ張ることで、雌雄嵌合部13、23が開くと共に弱め部19が破断して、開封が完了する。
図8〜図13は、上述の種々の構成を整理したものであり、以下、その種類毎に順次説明する。
図8(A)〜(E)は、それぞれ開封部34を図示したものである。
図8(A)は、開封部34を開封済み部36のみで構成したものである。この開封済み部36は、全体が長い切り目によって構成されているものである。なお、便宜上、4cm以下の短い切り目を切り目部分と呼び、4cmを超える長い切り目をカットラインと呼ぶ。このカットラインは、開封部34の全長を構成してもよく、図8(B)に示すように、一部が切断されずに繋がっている部分38となっている複数のカットラインで構成してもよい。開封済み部36のカットラインが長くなり過ぎると、移送時などに開封済み部36が大きく開いてしまって雌雄嵌合部が開いてしまうおそれがあるため、繋がっている部分38を適宜間隔で設けることも好ましい。また、開封部34は、収納体31の左右両側に達するようにすることが好ましいが、収納体31の中央にのみ設けるなど、その形成位置は適宜変更して実施することができる。
(図9、図10について)
図9及び図10は、開封部34を未開封部35や開封済み部36などを混在させと構成する場合のパターンを示したものである。
図10(A)は、半円形に打ち抜くなどした開口部41を、未開封部35(ミシン目)に対して連続して設けたものである。図10(B)は、半円形に湾曲した開封済み部36(切り目)を、未開封部35(ミシン目)に対して連続して設けたものである。図10(C)は、半円形に湾曲した未開封部35(ミシン目)を、直線状の未開封部35(ミシン目)に対して連続して設けたものである。この場合、湾曲した未開封部35(ミシン目)を前述の最弱開封部37として実施することもできる。
直線上の未開封部35(又は開封済み部36)に対して、開口部41、未開封部35、開封済み部36を設ける際、これらは種々の形状のものとして実施することができるものであり、その例を図11〜図13に。図11(A)は円形、図11(B)(C)は半円形、図11(D)はバツ印、図11(E)は長方形、図11(F)(G)は台形の例である。図12(A)は6角形などの多角形、図12(B)は鼓形状、図12(C)(D)は平行四辺形の例である。図13(A)(B)(C)はそれぞれ3角形の例であり、図13(D)は矢印形の例である。
図14(A)は第2の実施の形態を示すもので、この例では、収納体31の主たる収納領域を形成する収納部の奥(図の下方)に対して、近い側に開封部34を設け、遠い側(図の上方)に弱め部19を設けたものである。言い換えれば、雌雄嵌合部13、23を挟んで、開封部34と弱め部19とを互いに反対側に設けた点は先の例と同じであるが、その天地を逆に配置したものである。
以上、本発明は、上記の具体例を種々組み合わせて実施することができることはもちろん、本発明の目的を達成できることを条件に種々変更して実施することができるものである。例えば、上述の各固定部以外の箇所に、仮接合部を設けて、ファスナ半部と正面又は背面シートとを接合したり、ファスナ半部同士を接合したりしてもよい。この仮接合部としては、人の手で引っ張ることによって接合が剥がれる適宜の易開封手段で接合するものとして実施することができ、より具体的には、完全な溶着よりも低い温度で溶着したり、剥離性の高い接着剤で接着するなどの手段を示すことができる。
また、図15(B)では開封部34を背面シート33に設けたものであり、図15(C)では、開封部34を正面シート32と背面シート33との双方に設けてその上端部分を切断しまうこともできるようにしたものである。
11 第1のファスナ半部
12 基部
13 雌雄嵌合部
14 第1固定部
15 凸部
16 中間部
17 延長部
18 第2固定部
19 弱め部
21 第2のファスナ半部
22 基部
23 雌雄嵌合部
24 固定部
25 凸部
26 中間部
31 収納体
32 正面シート
33 背面シート
34 開封部
35 未開封部
36 開封済み部
39 押し込み空間
40 ストレートカット性を示す易カット方向
41 開口部
51 連続シート
Claims (4)
- 開閉可能な第1のファスナ半部と第2のファスナ半部とにて構成されたファスナであり、
前記第1と第2の両ファスナ半部は、収納体に取り付けられる基部と、前記基部に設けられて互いに着脱可能に嵌合する雌雄嵌合部とを備え、
前記雌雄嵌合部と前記基部とは、共に前記ファスナの長手方向に沿って形成されたものであり、
前記収納体を構成するシートに対してそれぞれの前記基部が固定部にて固定される、前記収納体を開閉可能にするためのファスナにおいて、
第1のファスナ半部の前記基部は、第1固定部及び第2固定部の2つの前記固定部と、弱め部とを備え、
前記第1固定部と前記第2固定部とは、前記第1のファスナ半部の前記基部における前記雌雄嵌合部と同じ面に設けられ、且つ、前記雌雄嵌合部を挟んで前記ファスナの幅方向に距離を置いて配置され、
前記弱め部は、前記第1のファスナ半部の前記基部の他の部分よりも小さな力で破断して開かれるものであり、且つ前記第2固定部と前記第1のファスナ半部の前記雌雄嵌合部との間へ配置され、
前記第2のファスナ半部の前記固定部は、前記第2のファスナ半部の前記基部における前記雌雄嵌合部と反対の面に設けられ、
前記第2のファスナ半部の前記固定部と、前記第1のファスナ半部の前記第1固定部及び前記第2固定部とによって、前記第1のファスナ半部と前記第2のファスナ半部の双方が前記収納体の分離されていない同一面シートに取り付けられるように構成され、
前記第1のファスナ半部の前記第1固定部と、前記第1のファスナ半部の前記第2固定部と、前記第2のファスナ半部の前記固定部とは、完全密着によって前記同一面シートに固定されるものであり、
前記弱め部は、切断されるまでは密封性が保たれるハーフカットラインであり、
前記ファスナの前記長手方向を左右横方向とし、前記ファスナの前記幅方向を上下方向とし、前記第1のファスナ半部の前記基部において前記第1のファスナ半部の前記雌雄嵌合部と前記同じ面を正面とし当該雌雄嵌合部と反対の面を背面として、
前記第2固定部は、上下方向について、前記第1のファスナ半部の前記雌雄嵌合部を挟んで前記第1固定部と反対側に伸びる延長部に形成されたものであり、前記延長部は前記第1のファスナ半部の前記基部と一体成型されたものであるか、或いは、前記第1のファスナ半部の前記基部と別体に形成されて一体に接合されたものであり、
前記第2固定部の上下の幅は、前記第2固定部と前記延長部の背面との間の前記延長部の厚みよりも大きく、
前記弱め部は、上下方向について前記延長部の前記第2固定部の設けられていない位置にて、前記基部の正面側へ形成された前記ハーフカットラインであり、少なくとも前記ハーフカットラインを設けられた位置において前記第1のファスナ半部の前記基部の背面側は、ハーフカットライン及び当該背面から突出する突出部分を備えない平坦な部位である収納体開閉用のファスナ。
- 収納体の全部又は一部を構成するシートと、前記シートに設けられたファスナとを備えた収納体において、
前記ファスナは、請求項1に記載のファスナであり、
前記第1と第2の両ファスナ半部は、前記収納体の分離されていない同一面シートに対して、それぞれの前記固定部によって固定されたものであり、
前記第1のファスナ半部の前記第1固定部と前記第2固定部とは、前記第2のファスナ半部を跨いで前記同一面シートに固定され、
前記同一面シートにおいて前記第1のファスナ半部の前記第1固定部と前記第2のファスナ半部の前記固定部との間に開封部が設けられ、
前記開封部と、前記雌雄嵌合部同士の嵌合と、前記弱め部とをそれぞれ開いて、前記収納体が開封されるように構成したことを特徴とするファスナ付き収納体。
- 前記開封部は、ハーフカットライン、ミシン目、開封済みのカットラインから選択された少なくとも一種であることを特徴とする請求項2に記載のファスナ付き収納体。
- 請求項2又は3の何れかに記載のファスナ付き収納体を構成できるシートを複数枚分長手方向に連続して配置した連続シートと、前記連続シートに取り付けられた複数の開閉用のファスナとを備えた収納体用連続シートであって、
前記ファスナは、1つの収納体を構成できる前記シート毎に前記連続シートに配置されたものであり、
前記シートに、前記ファスナの長手方向に沿って伸びる開封部が形成された収納体用連続シート。
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