JP6854178B2 - 米飯加工食品用包装材 - Google Patents

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Description

本発明は、米飯加工食品用包装材に関する。
従来、例えば、三角形状に握った海苔巻きおにぎり等を包装するための米飯加工食品用の包装材としては、図10乃至図12に示すものが存在する。
かかる包装材Aは、表シート102と、左右一対の裏シート片103a,103bからなる裏シート103とを備える。そして、表シート102と裏シート103との夫々対面する周縁部109がシールされることにより接合されて、包装材本体101が形成される。裏シート103は、左右一対の裏シート片103a,103bの端部同士が接合されることなく重なり合った重合部106を備える。また、表シート102は、一方向の一端側から他端側へ向かって引き裂き可能に構成される。具体的には、表シート102は、前記一方向に直交する他方向の略中央に前記一方向に延びる一条のカットテープ104aを備える。また、表シート102は、前記一方向の一端部に、二乗の切り目112aを備え、該二乗の切り目112aの間にカットテープ104aの一端部が配置される。これにより、二乗の切り目112aの間の領域とカットテープ104aの一端部とを指などで摘んで前記一方向の他端部側へ引っ張ることで、表シート102をカットテープ104aに沿って引き裂くことが可能となる。
前記構成からなる包装材Aを用いて三角おにぎりを包装する場合には、表シート102と裏シート103との間に形成される収納部107に平面視略矩形状に形成された海苔108を収納する。
そして、裏シート103が内側になるように三角おにぎりに沿って包装材Aを略中央位置で二つ折りにする(図示せず)。更に、該包装材Aの一端側の一辺109aの両側部を三角おにぎりの頂部側傾斜面に沿って三角おにぎりの対向する一方の面側から他方の面側へ折り返す。そして、図13(a)に示すように、三角おにぎりの前記他方の面と重なる位置で、折り返した一辺109aの両側部の夫々に跨がるように封止ラベル113bを表シート102に貼り付ける。これにより、三角おにぎりの包装状態が保持される。
さらに、図13(b)に示すように、表シート102には、商品情報等を表示したりデザインを施したりした商品ラベル113aを貼り付ける。具体的には、三角おにぎりの前記一方の面と重なる表シート102の一部の領域(即ち、三角おにぎりが包装材Aで包装されてなる包装体における封止ラベル113bが貼り付けられた面とは反対の面)に商品ラベル113aを貼り付ける。
特開2001−333708号公報
しかしながら、前記従来の包装材Aによれば、表シート102の略中央に一条のカットテープ104aが設けられているだけであるから、包装材Aの開封時に、該一条のカットテープ104aに沿って表シート102を引き裂いても、カットテープ104aの幅と同等の細い線状の開口が形成されることになる。つまり、開口を形成するためにカットテープ104aと共に包装材Aから取り除かれた領域(以下、除去領域とも記す)の面積が小さなものとなる。
このため、開口を形成した後に三角おにぎり側に残る領域の面積が大きくなるため、包装材Aを三角おにぎりから取り除く際に、三角おにぎり及び海苔108に対する摩擦抵抗が大きくなり、結果としておにぎり及び海苔108が取り出し難いという問題がある。
ここで、例えば、2本のカットテープ104aを所定の距離離反させて表シート102に接合することで、包装材Aの開口幅をカットテープ104a自体の幅より広く形成することが可能となる。しかしながら、表シート102における商品ラベル113aと重なる領域では、2本のカットテープ104aのそれぞれの箇所で商品ラベル113aと表シート102とを同時に引き裂かなければならない。
つまり、表シート102の引き裂きと同時に、商品ラベル113aの引き裂きを離間した2箇所で開始する必要があるため、このような引き裂きを開始するための力がそれぞれの箇所で必要となる。このため、表シート102の引き裂きをスムーズに行うことが出来ないという問題が生じていた。
本発明は、上記包装材の開口部の開口幅をカットテープの幅より広く形成することを第1の課題とし、且つ、表シート102をスムーズに引き裂き可能とすることを第2の課題として解決すべくなされたものであり、包装材に包装されている米飯加工食品を食する際に、スムーズ且つ迅速に包装材を開口させて米飯加工食品を容易に取り出すことができる米飯加工食品用包装材を提供するものである。
本発明に係る米飯加工食品用包装材は、上記第1及び第2の課題を共に解決すべくなされたものであり、米飯加工食品を包み込む外シートと、該外シートに接合され、かつ、一方向に延びる2本のカットテープとを備え、前記外シートは、前記2本のカットテープに沿って前記一方向の一端側から他端側へ向けて引き裂かれることで、前記一方向に直交する他方向に分割可能に構成される米飯加工食品用包装材であって、前記米飯加工食品において対向する一方の面側から他方の面側に向かって、前記米飯加工食品の形状に沿って米飯加工食品用包装材を変形させることにより前記米飯加工食品を包み込んだ際に、前記米飯加工食品の前記一方の面と重なることになる前記外シートの一部の領域にラベルを貼り付け可能に構成されており、前記外シートは、前記ラベルが貼り付けられた際に、該ラベルと重なり合うラベル重なり領域を備えており、前記2本のカットテープは、前記ラベル重なり領域を横切るように前記一方向に延び、前記外シートにおける前記一端側に位置する該ラベル重なり領域の端部または該端部近傍で交差する交差部を有し、且つ、該交差部から前記外シートにおける前記他端側へ向かうに従って離反するように配置される点にある。
よって、外シートを引き裂くことによって形成される開口部の開口幅と、2本のカットテープの離反距離とを略同等に設定することが可能となる。これにより、各カットテープの幅寸法より大きな開口幅を有する開口部を米飯加工食品用包装材に形成することができる。
又、2本のカットテープは、外シートにおける前記一端側に位置するラベル重なり領域の端部又は該端部近傍で交差した後、再び離反する。そのため、2本のカットテープの交差部から外シートにおける一方向の他端側へ向かう領域でも、外シートを引き裂くことによって、上述のように大きな開口幅を有する開口部を米飯加工食品用包装材に形成することができる。
以上のように、米飯加工食品用包装材に包装されている米飯加工食品を食する際に、各カットテープ自体の幅寸法より大きな開口幅を有する開口部を米飯加工食品用包装材に形成することができる。これにより、開口部を形成した後に米飯加工食品側に残る部位の面積が小さくなるため、米飯加工食品から米飯加工食品用包装材を取り除く際の摩擦抵抗が小さくなる。このため、米飯加工食品側に残留する部分をよりスムーズに除去することができ、米飯加工食品を容易且つ瞬時に取り出すことができる。
更に、米飯加工食品用包装材において、2本のカットテープは、外シートにおける前記一端側に位置するラベル重なり領域の端部または該端部近傍で交差する交差部を有する。これにより、ラベルと外シートとを同時に引き裂く必要がある領域(即ち、ラベル重なり領域)において、斯かる引き裂きを開始する位置が交差部と重なる位置又は交差部の近傍の位置になる。これにより、ラベルと外シートとの引き裂きを同時に開始する位置にラベルと外シートとを同時に引き裂くための力を集中させることができる。その結果、外シートとラベルとを同時に引き裂く必要がある領域であっても、よりスムーズに外シートの引き裂きを行うことができる。
米飯加工食品用包装材において、2本のカットテープは、前記交差部が、前記ラベル重なり領域の内側に配置される構成であってもよい。
これにより、外シートを引き裂く際に、ラベル重なり領域の内側(即ち、外シートとラベルとが重なり合う領域)において、交差部と重なる位置又は交差部の近傍の位置に、ラベルと外シートとを同時に引き裂くための力を集中させることができる。このため、外シートとラベルとを同時に引き裂くことが必要な領域においても、更にスムーズに外シートを引き裂くことができる。
更に、米飯加工食品用包装材が、外シートに重なるように配置される内シートを備えており、外シート及び内シートは、それぞれのシートの周縁部が互いに接合され、内シートは、前記他方向に並んで配置される2枚の内シート片から構成されると共に、2枚の内シート片の前記一方向に延びる端部同士が接合されることなく重なり合って形成される重合部を備える構成であってもよい。
これにより、外シートと内シートの間にシート状食材(海苔等)を収納し、且つ、内シートが内側になるように米飯加工食品を包装することで、開封前においては、シート状食材と米飯加工食品とが分離した状態になるため、米飯加工食品からシート状食材への湿気の移行を抑制することができる。
本発明による米飯加工食品用包装材は、外シートの引き裂きに伴って形成される開口部の開口幅を各カットテープの幅より広く形成することができると共に、表シートをスムーズに引き裂くことができるという格別な効果を奏する。
本発明に係る米飯加工食品用包装材1の一実施形態を示す正面図。 図1の背面図。 図2のIII−III線断面図。 包装状態説明図。 米飯加工食品用包装材1を示し、(a)は包装時の背面図、(b)は包装時の正面図。 米飯加工食品用包装材1の開封時を示す斜視図。 米飯加工食品用包装材1の開封状態を示す斜視図。 米飯加工食品用包装材1の他の実施形態を示す平面図。 米飯加工食品用包装材1の他の実施形態を示す要部拡大図。 従来の米飯加工食品用包装材の一例を示す正面図。 従来の米飯加工食品用包装材の一例を示す背面図。 図11のXII−XII線断面図。 図10の米飯加工食品包装材を示し、(a)は包装時の背面図、(b)は包装時の正面図。
以下、本発明の一実施形態について図面に基づいて説明する。図1及び図2において、1は本実施形態における米飯加工食品用包装材を示し、例えばポリプロピレン等の合成樹脂フィルムにより略矩形状に形成される。米飯加工食品用包装材1は、対面する夫々の周縁部9同士が接合された外シート2と内シート3からなる。外シート2の幅方向の略中央部には、2本のカットテープ4,4が接合されている。内シート3は、前記2本のカットテープ4,4に沿って非接合の重合部6を有する2枚の内シート片3a,3bから形成されている。また、米飯加工食品用包装材1は、米飯加工食品aにおいて対向する一方の面側から他方の面側に向かって、米飯加工食品aの形状に沿って変形させることにより米飯加工食品aを包み込んだ際に、米飯加工食品aの前記一方の面と重なることになる外シート2の一部の領域にラベル(後述する商品ラベル13a)を貼り付け可能に構成される。また、米飯加工食品用包装材1は、上記のように米飯加工食品aを包み込んだ際に、米飯加工食品aの前記他方の面と重なることになる外シート2の一部の領域にラベル(後述する封止ラベル13b)を貼り付け可能に構成される。
外シート2は、前記ラベル(後述する商品ラベル13a)が貼り付けられた際に、該ラベルと重なり合うラベル重なり領域14aを備える。また、外シート2は、前記ラベル(後述する封止ラベル13b)が貼り付けられた際に、該ラベルと重なり合うラベル重なり領域14bを備える。
2本のカットテープ4,4は、ラベル重なり領域14a,14bを横切るように、外シート2の長手方向に沿って一方向に延びる。外シート2は、2本のカットテープ4,4に沿って、前記一方向の一端側から他端側へ向けて引き裂かれる。外シート2は、前記一端側の一辺9aの略中央に設けられた二乗の切り目12a,12aを備え、該二乗の切り目12a,12aの間の領域に摘まみ片12が形成されている。
2本のカットテープ4,4は、摘まみ片12から前記他端側に向かって延び、ラベル重なり領域14aの前記一端側に位置する端部近傍で交差(第1の交差部10a)する。その後、第1の交差部10aから外シート2における前記他端側の一辺9b側に向かって円弧を描くように徐々に離反した後、円弧を描きながら徐々に接近する。そして、ラベル重なり領域14bの前記一端側に位置する端部近傍で再び交差(第2の交差部10b)する。その後、第2の交差部10bから外シート2における前記他端側の一辺9b側へと再び円弧を描くように徐々に離反する。換言すると2本の正弦波状のカットテープ4,4が互いの山部と谷部を第1の交差部10a及び第2の交差部10bを介して対向した状態にある。
よって、夫々のカットテープ4,4の山部の頂部位と谷部の最深部位から形成される最大の離反距離11と略同等の開口幅を有する開口部5を米飯加工食品用包装材1の外シート2に形成することができる。
内シート3を形成する2枚の内シート片3a,3bは、図2及び図3に示すように、2本のカットテープ4,4に沿うように、外シート2の略中央で、一方の内シート片3aと他方の内シート片3bが接合されることなく重なり合って形成されている。かかる内シート片3a,3bからなる内シート3と外シート2との周縁部9がシールされることにより、平面視略矩形状に予め切断加工された海苔8を収納するための略矩形状の収納部7が形成される。
又、図3に示すように、一方の内シート片3aの右端部3cは2本のカットテープ4,4を超えて若干右側まで延びていると共に、他方の内シート片3bの左端部3eは、前記2本のカットテープ4,4を超えて若干左側まで延びている。
更に、図1及び図2に示すように、前記構成からなる米飯加工食品用包装材1の一端側の一辺9aの両側部及び他端側の一辺9bの両側部には、米飯加工食品用包装材1の各両側端部9c,9cにかけて略くの字状の切り込み9dが設けられている。
本発明にかかる米飯加工食品用包装材1は上記構成からなり、次に米飯加工食品用包装材1を使用する場合を、図4に沿って説明する。
先ず、海苔8が収納部7に収納された米飯加工食品用包装材1の内シート片3a,3bの面上に、例えば三角形状に握ったおにぎり等の米飯加工食品aを載置した後、外シート2側が外側になるように米飯加工食品用包装材1の他端側の一辺9b側で米飯加工食品aを包み込むべく略中央位置で折り畳む(図示せず)。
その後、米飯加工食品aにおいて対向する一方の面側から他方の面側に向かって、米飯加工食品aの形状に沿って米飯加工食品用包装材1を変形させる。具体的には、米飯加工食品用包装材1の一端側の一辺9aの両側部を米飯加工食品aの頂部傾斜面に沿うように米飯加工食品aの前記一方の面側から他方の面側へ折り畳み(図示せず)、その後、図5(a)に示すように折り畳まれ、しかも切り込み9dが形成された一辺9a側の両側部の夫々に跨がって封止ラベル13bを外シート2に貼り付けることで米飯加工食品aを完全包装することができる。さらに、図5(b)に示すように、外シート2における米飯加工食品aの前記一方の面と重なる一部の領域に、商品情報、デザイン等が施された商品ラベル13aを貼り付ける。
前記のように、商品ラベル13aを外シート2に貼り付ける際には、2本のカットテープ4,4の第1の交差部10aが、商品ラベル13aの前記一端側の端部又は該端部近傍に位置するように貼り付ける。又、封止ラベル13bを外シート2に貼り付ける際には、2本のカットテープ4,4の第2の交差部10bが、封止ラベル13bの前記一端側の端部又は該端部近傍に位置するように貼り付ける。
次に、前記の如く包装された米飯加工食品aを取り出して食する際には、図6に示すように、先ず、摘まみ片12を摘まんで手前に引きながら、米飯加工食品用包装材1の一部位を引き裂く。米飯加工食品用包装材1では、米飯加工食品用包装材1の一部位を引き裂く際、2本のカットテープ4,4の第1の交差部10a、すなわち、商品ラベル13aの一か所(13A)において、引き裂く力を大きくすることができる。その結果、商品ラベル13aの一部位と外シート2の一部位とを同時に引き裂く場合であっても、よりスムーズに引き裂いて、図7のように、除去することができる。封止ラベル13bの一部位と外シート2の一部位とを同時に引き裂く場合についても同様である(図示せず)。
又、2本のカットテープ4,4は、第1の交差部10aで交差した後、再び離反しつつ商品ラベル13aの一部位と外シート2の一部位とを引き裂く。これにより、図7に示すように、各カットテープ4自体の幅寸法より大きな開口幅を有する開口部5を米飯加工食品用包装材1に形成することができる。同様に、2本のカットテープ4,4は、第2の交差部10bで交差した後、再び離反しつつ封止ラベル13bの一部位と外シート2の一部位とを同時に引き裂く(図示せず)。
よって、米飯加工食品用包装材1の一部位を引き裂くことによって形成される開口部5の開口幅を少なくとも2本のカットテープ4,4の離反距離11と略同等に設定することが可能となる。これにより、各カットテープ4の幅寸法より大きな開口幅を有する開口部5を米飯加工食品用包装材1に形成することができる。
従って、米飯加工食品用包装材1に包装されている米飯加工食品aを食する際に、各カットテープ4自体の幅寸法より大きな開口幅を有する開口部5を米飯加工食品用包装材1に形成することができる。これにより、開口部5を形成した後に米飯加工食品側に残る部位の面積が小さくなるため、米飯加工食品aから米飯加工食品用包装材1を取り除く際の摩擦抵抗が小さくなる。このため、米飯加工食品側に残留する部分をよりスムーズに除去することができる。
よって、残留する米飯加工食品用包装材1の部位を離反する方向(矢印E)に引っ張って除去するだけで、米飯加工食品aを容易且つ瞬時に取り出すことができる利点がある。
更に、米飯加工食品用包装材1が、対面する夫々の周縁部9を接合する外シート2と内シート3から形成され、且つ前記2本のカットテープ4,4が外シート2に設けられると共に内シート3が2本のカットテープ4,4に沿って非接合の重合部6を有する2枚の内シート片3a,3bから形成された場合には、前記同様に大きな開口幅を有する開口部5を介して米飯加工食品aを容易且つ瞬時に取り出すことができると共に、残留する米飯加工食品用包装材1の部位もよりスムーズに除去することができる利点がある。
更に、外シート2と内シート3の間に海苔8を収納し、且つ、内シート3が内側になるように米飯加工食品aを包装することで、開封前においては、海苔8と米飯加工食品aとが分離した状態になるため、米飯加工食品aから海苔8への湿気の移行を抑制することができる。
尚、上記実施形態において、米飯加工食品用包装材1は外シート2と内シート3を有すると共に周縁部9がシールされて内部に海苔8を収納可能であるが、本発明における米飯加工食品用包装材1は必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、図8に示すように、米飯加工食品用包装材1が内シート3を含まず、外シート2のみから形成されていてもよい。
要は、米飯加工食品用包装材1の一部位を一方向へ引き裂くと共に該米飯加工食品用包装材1に貼り付けられたラベル13を分断して米飯加工食品用包装材1を開口する開口手段を備えた米飯加工食品用包装材1において、該開口手段が、米飯加工食品用包装材1に接合された少なくとも2本のカットテープからなり、且つ、該カットテープが、所定の箇所で交差して離反することにより米飯加工食品用包装材1の開口部の開口幅を前記カットテープ自体の幅より広く形成する構成であれば、米飯加工食品用包装材1の具体的な材質、構造、形状等も決して限定されないのは言うまでもない。
又、上記実施形態において、米飯加工食品用包装材1の一端側の一辺9a及び他端側の一辺9bの両端に設けられる切り込み9dを略くの字形状としたが、この形状は決してくの字状に限定されることなく適宜選択されるものである。
更に、上記実施形態におけるカットテープ4は、米飯加工食品用包装材1及びラベル13を、引っ張り力を介して切断できる強さを有するものであれば、具体的な材質等は限定されない。
更に、上記実施形態において、内シート3は、一方の内シート片3aの右端部3cは2本のカットテープ4,4を超えて若干右側まで延びていると共に、他方の内シート片3bの左端部3eも、前記2本のカットテープ4,4を超えて若干左側まで延びているが、必ずしもこの構成に限定されるものではない。すなわち、少なくとも一方の内シート片3aの右端部3c側と他方の内シート片3bの左端部3e側とが重合する構成であれば、例えば、一方の内シート片3aの右端部3cが2本のカットテープ4,4を超えて若干右側まで延び、その後折り返されて一方の折り返し部を形成すると共に、他方の内シート片3bの左端部3eが、前記2本のカットテープ4,4を超えて若干左側まで延び、その後折り返されて他方の折り返し部を形成していてもよい。また、例えば、内シート3が、2枚の内シート片3a,3bの外シート2とは反対側の面に、さらに一又は複数の内シート片を有していてもよい。
更に、上記実施形態において、米飯加工食品用包装材1の一端側の一辺9aの両側部及び他端側の一辺9bの両側部には、米飯加工食品用包装材1の各両側端部9c,9cにかけて略くの字状の切り込み9dが設けられているが、必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば、図9に示すように、米飯加工食品用包装材1の一端側の一辺9aの両側部又は他端側の一辺9bの両側部の少なくとも何れか一方に、米飯加工食品用包装材1の各両側端部9c,9cにかけて略ノコ刃状の切り込み9eが直線状、略くの字状(図示せず)若しくは略円弧状(図示せず)に設けられていてもよいのは言うまでもない。
又、上記実施形態において、外シート2は、上記のように米飯加工食品aを包み込んだ際に、米飯加工食品aの前記他方の面と重なることになる外シート2の一部の領域にラベル重なり領域14bを備えているが、前記他方の面と重なることになる外シート2の一部の領域には、ラベル重なり領域14bを備えていなくてもよい。
更に、上記実施形態において、2本のカットテープ4,4は、ラベル重なり領域14bの前記一端側に位置する端部近傍で交差するが、ラベル重なり領域14bの前記一端側に位置する端部近傍では、2本のカットテープ4,4が交差していなくてもよい。
1…米飯加工食品用包装材
2…外シート
3…内シート
4…カットテープ
10…交差部
13…ラベル
14…ラベル重なり領域

Claims (3)

  1. 米飯加工食品を包み込む外シートと、該外シートに接合され、かつ、一方向に延びる2本のカットテープとを備え、前記外シートは、前記2本のカットテープに沿って前記一方向の一端側から他端側へ向けて引き裂かれることで、前記一方向に直交する他方向に分割可能に構成される米飯加工食品用包装材であって、
    前記米飯加工食品において対向する一方の面側から他方の面側に向かって、前記米飯加工食品の形状に沿って前記米飯加工食品用包装材を変形させることにより前記米飯加工食品を包み込んだ際に、前記米飯加工食品の前記一方の面及び前記他方の面と重なることになる前記外シートの一部の領域にラベルを貼り付け可能に構成されており、
    前記外シートは、前記米飯加工食品の前記一方の面と重なることになる前記外シートの一部の領域にラベルが貼り付けられた際に、該ラベルと重なり合う第一のラベル重なり領域と、前記米飯加工食品の前記他方の面と重なることになる前記外シートの一部の領域にラベルが貼り付けられた際に、該ラベルと重なり合う第二のラベル重なり領域と、を備えており、
    前記第一のラベル重なり領域は、前記外シートの前記一端側に位置し、前記第二のラベル重なり領域は、前記第一のラベル重なり領域よりも前記外シートの前記他端側に位置し、
    前記2本のカットテープは、前記第一のラベル重なり領域及び前記第二のラベル重なり領域を横切るように前記一方向に延び、
    前記2本のカットテープは、前記第一のラベル重なり領域における前記外シートの前記一端側に位置する端部と重なる位置または該端部近傍の位置で交差して第一の交差部を形成すると共に、前記第二のラベル重なり領域における前記外シートの前記一端側に位置する端部と重なる位置または該端部近傍の位置で交差して第二の交差部を形成し、且つ、前記第一の交差部及び第二の交差部から前記外シートの前記他端側へ向かうに従って離反する領域を備え、
    前記2本のカットテープは、前記第一の交差部と前記第二の交差部との間で、離反距離が最大になると共に、前記第二の交差部から、前記外シートの前記他端側へ向かう領域において、前記最大の離反距離よりも狭い離反距離を維持し、
    前記外シートは、前記米飯加工食品用包装材で前記米飯加工食品を包み込んだ際に、前記2本のカットテープにおける前記狭い離反距離を維持する領域の少なくとも一部を覆う領域を備える、米飯加工食品用包装材。
  2. 前記第一の交差部が、前記第一のラベル重なり領域の内側に配置される、または、前記第二の交差部が、前記第二のラベル重なり領域の内側に配置される請求項1に記載の米飯加工食品用包装材。
  3. 更に、前記外シートに重なるように配置される内シートを備えており、
    前記外シート及び前記内シートは、それぞれのシートの周縁部が互いに接合され、
    前記内シートは、前記他方向に並んで配置される2枚の内シート片から構成されると共に、前記2枚の内シート片の前記一方向に延びる端部同士が接合されることなく重なり合って形成される重合部を備える請求項1又は2に記載の米飯加工食品用包装材。
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