JP6292375B2 - おにぎり包装材及び該包装材に包装されたおにぎり包装体 - Google Patents

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Description

本発明は、おにぎりとおにぎりに被せるシート状食品を互いに隔離した状態で包装するおにぎり包装材に関するものである。
従来より、おにぎりとおにぎりに被せるシート状食品を互いに隔離した状態で包装したおにぎり包装体から容易に内容物を取り出すことが可能なおにぎり包装材として、おにぎり包装体の開封時における表シートの開封面積を大きくすることができるおにぎり包装材が知られている。かかるおにぎり包装材は、表シートの幅方向の略中央に開封用のカットテープが設けられ、このカットテープは両端部を除いて幅広に形成された幅広部を有するものである(例えば、特許文献1)。
特開2000−139382号公報
しかしながら、このようなおにぎり包装材の場合、適宜の位置で幅広になる変則的な形状のカットテープが必要となるため、コストが高くなっていた。また、製造工程においても、従来、この種の包装材に使用されるカットテープは、幅の長さが均一なものが使用されていたため、長尺状のカットテープを巻回したものを順次繰り出して、包装材に取り付けていたが、上記したおにぎり包装材においては、変則的なカットテープの幅広部がおにぎり包装体の適宜の位置に配置される必要があるので、従来の製造工程を利用しておにぎり包装材及びおにぎり包装体を製造することが困難であった。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、簡易かつ低廉に大きな開口部を得ることができるおにぎり包装材及び該おにぎり包装材に包装されたおにぎり包装体を提供することにある。
前記した目的を達成するために、本発明に係るおにぎり包装材は、おにぎりに被せるシート状食品を収容する外フィルムと内フィルムとを有する袋状のおにぎり包装材であって、前記おにぎり包装材で前記おにぎりを包装したおにぎり包装体を開封する際、前記外フィルムに形成された引き裂き部を引き裂くことによって、前記おにぎり包装材を左右に分断し、分断した左右の前記おにぎり包装材をそれぞれ引っ張って取り去ることにより、前記おにぎりに前記シート状食品が被さった状態にできるようにしたおにぎり包装材において、前記引き裂き部は、幅の長さが均一な帯状体であって、前記外フィルムにおける前記引き裂き部の右外側には、右外側に向けて切断線とした複数の右側フィルム案内線が設けられており、前記引き裂き部の左外側には、左外側に向けて切断線とした複数の左側フィルム案内線が設けられおり、前記外フィルムの表面には、前記引き裂き部の一部と、前記右側フィルム案内線と、前記左側フィルム案内線とを覆うようにラベルが貼着され、前記ラベルには、引き裂き部を引き裂いておにぎり包装体を開封するとき、ラベルの左右方向の幅が引き裂き方向に向けて漸次増大する形状に引き裂かれるように誘導するミシン目又はハーフカットとした複数のラベル案内線が、それぞれ前記右側フィルム案内線と前記左側フィルム案内線のそれぞれに対応する位置に設けられている。
前記ラベル案内線は、ラベルを外フィルムに貼着した状態において、引き裂き部の略中央又は引き裂き部の中央よりも右側の位置から、引き裂き方向右外側に向けて傾斜する右側ラベル案内線と、ラベルを外フィルムに貼着した状態において、引き裂き部の略中央又は引き裂き部の中央よりも左側の位置から引き裂き方向左外側に向けて傾斜する左側ラベル案内線を有することができる。
前記外フィルムには、引き裂き部右側端縁よりも外側であって、前記引き裂き部右側端縁と間隙を有した位置から引き裂き方向右外側に向けて傾斜する右側フィルム案内線と、引き裂き部左側端縁よりも外側であって、前記引き裂き部左側端縁と間隙を有した位置から引き裂き方向左外側に向けて傾斜する左側フィルム案内線とが設けることができる。
前記右側ラベル案内線と前記左側ラベル案内線のそれぞれの外側の端部はラベルの周縁までは達していないものとすることができる。
また、このおにぎり包装材にシート状食品を収納したおにぎり包装材とし、そのおにぎり包装材によって、おにぎりを包装しておにぎり包装体とすることができる。
このように、本発明に係るおにぎり包装材によれば、簡易かつ低廉に大きな開口を得ることが可能となる。
本発明の一実施形態に係るおにぎり包装材にシート状食品が収容された状態の平面図である。 本発明の一実施形態に係るおにぎり包装材にシート状食品が収容された状態の底面図である。 本発明の一実施形態に係るおにぎり包装材の外フィルムのみの平面図である。 本発明の一実施形態に係るおにぎり包装材のフィルム案内線とラベル案内線との関係を示す説明図である。 ラベル案内線の一例を示す簡略図である。 本発明の一実施例に係るおにぎり包装材にシート状食品が収容された状態でおにぎりを包装する工程の一部を示す図である。 本発明の一実施形態に係るおにぎり包装体の斜視図である。 本発明の一実施形態に係るおにぎり包装体の開封方法を示す説明図である。
以下、本発明に係る実施形態を図面に従って説明するが、本発明はこの実施形態に限定されるものではない。
図1は、本発明の一実施形態に係るおにぎり包装材1(以下、「包装材」という。)にシート状食品8が収容された状態の平面図(包装材1の外フィルム11面側の図)である。図2は、本発明の一実施形態に係る包装材1にシート状食品8を収容した状態の底面図(包装材1の内フィルム12面側の図)である。
本実施形態に係る包装材1は、おにぎり7に被せるシート状食品8を収容した外フィルム11と内フィルム12とを有する袋状のものであって、前記包装材1で前記おにぎり7を包装したおにぎり包装体9を開封するとき、前記外フィルム11に形成された引き裂き部2を引き裂くことによって、前記包装材1を左右に分断し、分断した左右の前記包装材1をそれぞれ引っ張って取り去ることにより、前記おにぎり7に前記シート状食品8が被さった状態にできるものである。
この包装材1に包まれるおにぎり7は、略三角形状の表面及び裏面と、左右の傾斜面と、底面とからなる三角形状のものであるが、大きさ、米の種類、味付け等は特に限定されない。
シート状食品8は、本実施形態においては焼き海苔を使用しているが、例えば、ゼラチンでシート状に形成された昆布や鰹節、薄焼き卵等、シート状に形成された食品であればよく、特に限定されない。シート状食品8の左右方向の(短手方向)の幅は、おにぎり7の底面の一辺の長さと同じかやや長く、上下方向(長手方向)の長さは、おにぎり7の表面、底面及び裏面を覆う長さである。
包装材1は、図1及び図2に示すように、縦長の略長方形状の外フィルム11と、外フィルム11の左右方向略中央(短手方向の略中央)で端部が重合するように配され、外フィルム11と、上縁14近傍、下縁15近傍及び左右の各縁部(包装材1の長手方向の両側縁部13)がヒートシール6された2枚の略長方形状の内フィルム12とから構成される袋状である。
外フィルム11は、2軸延伸ポリプロピレン(OPPフィルム)等の合成樹脂製の耐水性、防湿性の高いフィルムを使用することが好ましい。
外フィルム11の上縁14の略中央から下縁15の略中央にわたって幅の長さ(左右方向の幅)が均一な帯状体の引き裂き部2が設けられている。本実施形態における引き裂き部2は、外フィルム11の上縁14の略中央から下縁15の略中央にわたって、幅の長さが均一な2本のカットテープ21を平行に設けて帯状体の引き裂き部2としている。つまり、2本のカットテープ21の両外縁間が引き裂き部2となる。それぞれのカットテープ21は、外フィルム11の裏面にヒートシールすることにより固着されている。
引き裂き部2は、上記構成に限られず、例えば、幅の長さが均一な幅広の1本のカットテープ21を外フィルム11の裏面に、上縁14の略中央から下縁15の略中央にわたってヒートシールすることにより固着し、この幅広のカットテープ21自体を引き裂き部2とすることもできる。
外フィルム11の上縁14における、引き裂き部右側端縁の右外側近傍と、引き裂き部左側端縁の左外側近傍に、それぞれ切込み22を形成することで、摘み片23を設けている。同様に、外フィルム11の下縁15における、引き裂き部右側端縁24の右外側近傍と、引き裂き部左側端縁25の左外側近傍に、それぞれ切込み22を形成することで、摘み片23を設けている。なお、摘み片23は、開封するときに摘まむ側(本実施形態においては上縁側)にのみ設けてもよい。
外フィルム11には、本実施形態に係る包装材1でおにぎり7を包装したおにぎり包装体9を開封するとき、大きな開口が得られるように外フィルム11を案内するフィルム案内線4が設けられている。フィルム案内線4は、開封時に大きな開口を得たい適宜の箇所に設けられる。具体的には、フィルム案内線4は、包装材1の長手方向中央よりも上縁14側であって、おにぎり7を包装材1で包装したとき、略三角形状のおにぎり7の表面又は裏面に位置するところに設けられる。
本実施形態に係る包装材1のフィルム案内線4は、切断線であるが、弱め線でも良い。ここで弱め線とは、他の領域よりも接続が弱い線を意味し、例えば、ミシン目、ハーフカット等のように、分離しやすいように加工されている線である。
フィルム案内線4は、右側フィルム案内線41と左側フィルム案内線42とからなり、外フィルム11における、引き裂き部2の右外側には、右外側に向けて右側フィルム案内線41が設けられており、引き裂き部2の左外側には、左外側に向けて左側フィルム案内線42が設けられている。
具体的には、図3に示すように、外フィルム11に、引き裂き部右側端縁24よりも外側であって、引き裂き部右側端縁24と間隙43を有した位置から引き裂き方向右外側に向けて傾斜する右側フィルム案内線41と、引き裂き部左側端縁25よりも外側であって、前記引き裂き部左側端縁25と間隙43を有した位置から引き裂き方向左外側に向けて傾斜する左側フィルム案内線42とが設けられている。
右側フィルム案内線41と左側フィルム案内線42とを、それぞれ引き裂き方向の外側に向けて傾斜する構成とすれば、引き裂き部2を引き裂き方向に引っ張って引き裂いた場合、後述するラベル3に誘導されながら、容易に大きな開口を得やすい。また、右側フィルム案内線41と左側フィルム案内線42とを、引き裂き部2の左右側端縁と間隙43を有した位置からそれぞれ設ける構成とすることで、引き裂き部2を引き裂くとき、外フィルム11が引き裂き部2の幅内に向かって引き裂かれることを防ぐことができる。
本実施形態に係る包装材1の外フィルム11に設けられるフィルム案内線4は複数本設けることが好ましい。図3に示すように、右側フィルム案内線41は、包装材1の一番上縁14側に位置する直線状の右側フィルム案内線41に対して略平行に略等間隔で、略同じ長さの右側フィルム案内線41が複数本設けられている。同様に左側フィルム案内線42も、包装材1の一番上縁14側に位置する直線状の左側フィルム案内線42に対して略平行に略等間隔で、略同じ長さの左側フィルム案内線42が複数本設けられている。また、右側フィルム案内線41と左側フィルム案内線42とは、引き裂き部2に対して略対称の位置に同じ本数ずつ設けられている。
図4に示すように、右側フィルム案内線41と左側フィルム案内線42の長さ、傾斜角度(フィルム案内線4が傾斜してる場合)は、大きな開口を得ようとする箇所が所望の開口幅Wになるように、適宜の長さ及び適宜の傾斜角度に設定することができる。つまり、右側フィルム案内線41の右外側端部44と左側フィルム案内線42の左外側端部45とを結ぶ長さが、略開口幅Wとなるため、所望の開口幅Wになるように右側フィルム案内線41と左側フィルム案内線42の、長さ、傾斜角度を適宜設定する。
さらに具体的には、引き裂き部右側端縁24と右側フィルム案内線41との間隔、及び、引き裂き部左側端縁25と左側フィルム案内線42との間隔は、僅かな間隙を有すればよく、本実施形態においては3.0mm程度としているが、引き裂き部2を引き裂いておにぎり包装体9を開封するとき、後述するラベル3に誘導され外フィルム11に大きな開口が得られるように外フィルム11を誘導可能であれば特に限定されない。本実施形態においては、右側フィルム案内線41と左側フィルム案内線42はそれぞれ3本設ける構成としているが、これに限定されるものではない。フィルム案内線4(41,42)は、後述するように、上縁側のフィルム案内線4(41,42)が適切に案内されない場合に予備的に複数本設けておくものであり、3本から6本程度あれば十分であるが、特に限定されない。なお、右側フィルム案内線41と左側フィルム案内線42とをそれぞれ1本ずつ設ける構成とすることもできる。また、右側フィルム案内線41と右側フィルム案内線41との間隔、及び、左側フィルム案内線42と左側フィルム案内線42との間隔は、本実施形態においては、2.0mm程度としているが、この間隔も特に限定されるものではない。
右側フィルム案内線41及び左側フィルム案内線42は上記構成に限られず、後述するラベル3に誘導されて、大きな開口を得ることができればよく、例えば、傾斜するフィルム案内線4(41,42)の上端又は下端を引き裂き部2に対して平行な直線部を設ける構成としたり、フィルム案内線4(41,42)を引き裂き部2に対して垂直方向に延びる構成とすることもできるし、フィルム案内線4(41,42)を直線状にせず、曲線、波線、ジグザグ線等種々の構成にすることができる。また、右側フィルム案内線41と左側フィルム案内線42とを引き裂き部2に対して対称に配置しなくてもよく、右側フィルム案内線41と左側フィルム案内線42の構成をそれぞれ異なるものとしてもよい。さらに、右側フィルム案内線41と左側フィルム案内線42とをそれぞれ複数本設ける場合、それぞれ右側フィルム案内線41どうし、又は、左側フィルム案内線42どうしを、それぞれ平行に配置せず、異なる傾斜角度としてもよい。
外フィルム11の表側にはラベル3が貼着されている。ラベル3は、商品名、価格、製造元、製造年月日、原材料等の情報が印刷されている表示部と、貼着剤が塗布されている貼着面とを有している。ラベル3は、情報表示機能を有すると共に、引き裂き部2を引き裂いておにぎり包装体9を開封するとき、外フィルム11が所望の開口幅Wとなるように誘導するものである。
図4に示すようにラベル3は、引き裂き部2の一部と、フィルム案内線4を覆うように外フィルム11に貼着される。つまり、ラベル3は、外フィルム11における大きな開口を得たい箇所に貼着される。
ラベル3には、引き裂き部2を引き裂いておにぎり包装体9を開封するとき、右側フィルム案内線41と、左側フィルム案内線42に対応する位置におけるラベル3が、左右方向の幅が引き裂き方向に向けて漸次増大する形状に引き裂かれるように案内することが可能なラベル案内線5(51,52)が設けられている。
ラベル案内線5(51,52)は、ミシン目としているが、切断線又はハーフカット等の他の領域よりも接続が弱い線とすることもできる。ただし、ラベル案内線5(51,52)をミシン目とする方が、加工が容易で、ラベル3を引き裂き易く、外フィルム11に貼着するとき、ラベル3が折れ曲がったり、破損したりすることが少なく好ましい。
本実施形態に係る包装体のラベル案内線5(51,52)は、図4(a)に示すように、角丸略三角形状のラベル3に右側ラベル案内線51と左側ラベル案内線52とを設ける構成としている。具体的には、ラベル3を外フィルム11に貼着したとき、引き裂き部2の幅方向略中央から引き裂き方向右外側に向けて傾斜する右側ラベル案内線51と、引き裂き部2の幅方向略中央から引き裂き方向に左外側に向けて傾斜する左側ラベル案内線52を設けている。右側ラベル案内線51と左側ラベル案内線52のそれぞれの外側の端部53は、ラベル3の周縁までは達していない。つまり、右側ラベル案内線51と左側ラベル案内線52は、ラベル3の周縁から所定の間隙を有している位置まで延びている。ラベル案内線5(51,52)は、ラベル3の周縁まで達する構成とすることもできるが、ラベル案内線5(51,52)をラベル3の周縁までは達していない構成とすることで、ラベル3を剥離紙から剥がして外フィルム11に貼着するとき、ラベル3が折れ曲がって互いに貼着することを防ぐことができ、また、外フィルム11に体裁良く貼着できる。
なお、上記した右側ラベル案内線51と左側ラベル案内線52とは、幅方向略中央にて連接する構成としているが、間隙を有する構成としても良い。
更に、図4(b)に示すように、右側ラベル案内線51を右側フィルム案内線41の傾斜角度と同様の傾斜角度とし、左側ラベル案内線52を左側フィルム案内線42の傾斜角度と同様の傾斜角度として、外フィルム11にラベル3を貼着したときに、複数の右側ラベル案内線51と複数の右側フィルム案内線41、及び、複数の左側ラベル案内線52と複数の左側フィルム案内線42とがそれぞれ重なるように貼着するか、図4(c)に示すように、複数の右側ラベル案内線51と複数の右側フィルム案内線41、及び、複数の左側ラベル案内線52と複数の左側フィルム案内線42がそれぞれ交互かつ略平行に位置するように貼着すれば、引き裂き部2を引き裂いておにぎり包装体9を開封する際、ラベル3の左右方向の幅が引き裂き方向に向けて漸次増大する形状に引き裂かれるラベル3に、フィルム案内線4(41,42)が容易かつ確実に誘導されるので好ましい。
ラベル案内線5(51,52)は、上記構成に限られず、ラベル3の左右方向の幅が引き裂き方向に向けて漸次増大する形状に引き裂くことができればどのような構成でも構わない。ラベル案内線5(51,52)とフィルム案内線4の長さ、傾斜角度が異なっていても良く、ラベル案内線5(51,52)とフィルム案内線4(41,42)が交差する構成にしても良い。また、ラベル案内線5(51,52)は、引き裂き方向右外側に向けて傾斜する右側ラベル案内線51と、引き裂き方向左外側に向けて傾斜する左側ラベル案内線52とを含む構成が好ましく、例えば、図5の(a)に例示するように、ラベル3を外ラベル3に貼着した状態において、引き裂き部2の幅内から引き裂き方向右外側に向けて傾斜する右側ラベル案内線51と、引き裂き部2の幅内から引き裂き方向左外側に向けて傾斜する左側ラベル案内線52とのそれぞれの上縁14側の端部を結ぶラベル案内線5とすることもできる。また図5(b)に例示するように、引き裂き部右側端縁24近傍から引き裂き方向右外側に向けて傾斜する右側ラベル案内線51と、引き裂き部左側端縁25近傍から引き裂き方向左外側に向けて傾斜する左側ラベル案内線52からなる構成等種々の構成を含む。
また、ラベル3には、ラベル切込み線31が設けられている。ラベル切込み線31は、ラベル3を外フィルム11に貼着したときに、引き裂き部2に対応する、ラベル3の上端縁から下方に向けて(引き裂き方向に向けて)、引き裂き部2の幅よりも広い範囲内に複数本設けられている。具体的には、角丸略三角形状のラベル3の上縁14側の頂部32にラベル切込み線31が設けられている。このラベル3切り込み線を設けることにより、引き裂き部2を引き裂き方向に引き裂くとき、ラベル3が引き裂き方向に破れやすくなる。
本実施形態に係るラベル3は、角丸略三角形状のラベル3としているが、上記構成を備えるラベル3であれば、例えば、矩形状、円形状、楕円形状等種々の形状とすることができる。
内フィルム12は2枚のフィルムからなり、それぞれ外フィルム11と同様の材質で、左右の長さが外フィルム11の半分よりも長く、上下方向の長さは外フィルム11と略同一である。なお、包装材1は、一枚のフィルムを折り曲げて形成することもできる。
包装材1は、摘み片付近を除く周縁部における外フィルム11と内フィルム12とがヒートシール6により接着されて袋状となり、シート状食品8の収納部となっている。
次に、包装材1でおにぎり77を包装しておにぎり包装体9を完成させる工程について説明する。
まず、図6に示すように、収容部にシート状食品8を収容した状態の包装材1の内フィルム12側を上側にして、包装材1の上側部分におにぎり7の三角形状の表面側が接するように載置する、次に、包装材1の下側部分を持ち上げ、おにぎり7の底面付近で折り曲げて、おにぎり7の裏面と内フィルム12とが接するようにして包装材1をおにぎり7に被せる。次に、包装材1の下側部分の両角部をおにぎり7の左右の傾斜面にそれぞれ折り込み、次いで、包装材1の上側部分の両角部をおにぎり7の左右の傾斜面にそれぞれ折り込んだ後、シール等の接続部材で固定し、図7に示すようなおにぎり包装体9が完成する。
次に、このおにぎり包装体9を開封する方法について説明する。
図8に示すように、まず、摘み部を摘まんで引き裂き部2を引き裂き方向に引き裂くことにより、略切込み間乃至摘み部間の幅に応じた開口が表れる。次に、引き裂き部2がラベル3に差し掛かると、ラベル切込み線31に案内されながら、引き裂き部2と共にラベル3が引き裂き方向に向けて破れる。次に、引き裂き部2がラベル案内線5(51,52)に差し掛かると、ラベル3がラベル案内線5(51,52)に案内されながら、ラベル3の左右方向の幅が引き裂き方向に向けて漸次増大する形状に引き裂かれ、このラベル3に右側フィルム案内線41と左側フィルム案内線42とが誘導されながら、外フィルム11を所望の開口幅Wまで案内し、その状態から引き裂き部2を更に引き裂き方向に引き裂くことで、所望の開口幅Wが維持された状態の開口が得られる。具体的には、図8に示すように、複数のラベル案内線5(51,52)が設けられている場合、引き裂き部2を引き裂いてラベル3を引き裂くとき、包装材1の一番上縁14に設けられた右側ラベル案内線51によってラベル3が適切に案内されなかった場合、その右側ラベル案内線51の下方側に隣接する右ラベル案内線5(51,52)がラベル3を案内し、更にその右側ラベル案内線51によってラベル3が適切に案内されなかった場合は、更に下方側に隣接する右側ラベル案内線51がラベル3を案内する構成としている。同様に、引き裂き部2を引き裂いてラベル3を引き裂くとき、包装材1の一番上縁14に設けられた左側ラベル案内線52によってラベル3が適切に案内されなかった場合、その左側ラベル案内線52の下方側に隣接する左ラベル案内線5(51,52)がラベル3を案内し、更にその左側ラベル案内線52によってラベル3が適切に案内されなかった場合は、更に下方側に隣接する左側ラベル案内線52がラベル3を案内する構成としている。つまり、予備的なラベル案内線5(51,52)を設ける構成としている。図8は、上縁14側から2本目の右側ラベル案内線51と、同じく上縁14側から2本目の左ラベル案内線5(51,52)がラベル3を誘導することにより、ラベル3の左右方向の幅が引き裂き方向に向けて漸次増大する形状に引き裂かれ、このラベル3に誘導されながら、上縁14側から2本目の右側ラベル案内線51の近傍に位置する上縁14側から2本目の右側フィルム案内線41と、上縁14側から2本目の左側ラベル案内線52の近傍に位置する上縁14側から2本目の左側フィルム案内線42とが外フィルム11を案内して、所望の開口幅Wを得る場合の一例を示している。このように、ラベル案内線5(51,52)を引き裂き方向に向けて複数設ける構成にすれば、引き裂き部2を引き裂く力、引き裂き方向によって、上縁14側に位置するラベル案内線5(51,52)によって適切にラベル3が誘導されない場合であっても、それよりも下縁15側に位置するいずれかのラベル案内線5(51,52)によって、ラベル3の左右方向の幅が引き裂き方向に向けて漸次増大する形状に引き裂かれる。そして、そのラベル3を適切に案内した、右側ラベル案内線51近傍の右側フィルム案内線41及び左側ラベル案内線52近傍の左側ラベル案内線52が、ラベル3に誘導され、フィルムを所望の開口幅Wまで案内する。次に、引き裂き部2を全て引き裂くことによって、包装材1が左右に分断する。次に、分断した左右の前記包装材1のそれぞれの側縁部13をそれぞれ引っ張って取り去ることにより、おにぎり7にシート状食品8が被さった状態となる。
このようにして、容易かつ確実に大きな開口を得られるので、包装材1の開封時に抵抗が少なくなり、シート状食品8や、おにぎり7が破壊されることなく、おにぎり包装体9から体裁のよいおにぎり7を取り出すことができる。
上述した包装材1は、2軸延伸ポリプロピレン(OPPフィルム)等の合成樹脂製の耐水性、防湿性の高いフィルムを使用する構成について説明したが、1軸延伸ポリプロピレン等の直線カット性を持たせた方向性フィルムを使用することもできる、その場合、外フィルム11の上縁14の略中央に平行して設けられる切込み間が摘み部となり、その摘み部を引き裂き方向に引き裂くと、その切込み間の幅の長さが維持された状態にて、直線的に引き裂かれ、包装材1が分断される構成となる。したがって、包装材1に方向性フィルムを使用した場合、外フィルム11の上縁14の略中央から下縁15の略中央に亘る、切れ込み間の幅に相当する部分が引き裂き部2となる点で異なるが、その他の構成は上述した構成と同様である。
以上のように、本発明の包装材1によれば、従来のような変則的な形状のカットテープを用いることなく、大きな開口を容易かつ低廉に得ることができる。また、ラベル案内線5とフィルム案内線4とを複数設けることで、確実に広い開口を得ることができる。
以上のとおり、図面を参照しながら本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で、種々の追加、変更または削除が可能である。したがって、そのようなものも本発明の範囲内に含まれる。
1 おにぎり包装材
11 外フィルム
12 内フィルム
13 側縁部
14 上縁
15 下縁
2 引き裂き部
21 カットテープ
22 切込み
23 摘み片
24 引き裂き部右側端縁
25 引き裂き部左側端縁
3 ラベル
31 ラベル切込み線
32 頂部
4 フィルム案内線4
41 右側フィルム案内線4
42 左側フィルム案内線4
43 間隙
44 右外側端部
45 左外側端部
W 開口幅
5 ラベル案内線
51 右側ラベル案内線
52 左側ラベル案内線
53 端部
6 ヒートシール
7 おにぎり
8 シート状食品
9 おにぎり包装体

Claims (6)

  1. おにぎりに被せるシート状食品を収容する外フィルムと内フィルムとを有する袋状のおにぎり包装材であって、前記おにぎり包装材で前記おにぎりを包装したおにぎり包装体を開封する際、前記外フィルムに形成された引き裂き部を引き裂くことによって、前記おにぎり包装材を左右に分断し、分断した左右の前記おにぎり包装材をそれぞれ引っ張って取り去ることにより、前記おにぎりに前記シート状食品が被さった状態にできるようにしたおにぎり包装材において、
    前記引き裂き部は、幅の長さが均一な帯状体であって、
    前記外フィルムにおける前記引き裂き部の右外側には、右外側に向けて切断線とした複数の右側フィルム案内線が設けられており、前記引き裂き部の左外側には、左外側に向けて切断線とした複数の左側フィルム案内線が設けられおり、
    前記外フィルムの表面には、前記引き裂き部の一部と、前記右側フィルム案内線と、前記左側フィルム案内線とを覆うようにラベルが貼着され、
    前記ラベルには、引き裂き部を引き裂いておにぎり包装体を開封するとき、ラベルの左右方向の幅が引き裂き方向に向けて漸次増大する形状に引き裂かれるように誘導するミシン目又はハーフカットとした複数のラベル案内線が、それぞれ前記右側フィルム案内線と前記左側フィルム案内線のそれぞれに対応する位置に設けられているおにぎり包装材。
  2. 前記ラベル案内線は、ラベルを外フィルムに貼着した状態において、引き裂き部の略中央又は引き裂き部の中央よりも右側の位置から、引き裂き方向右外側に向けて傾斜する右側ラベル案内線と、引き裂き部の略中央又は引き裂き部の中央よりも左側の位置から引き裂き方向左外側に向けて傾斜する左側ラベル案内線を有する請求項1に記載のおにぎり包装材。
  3. 前記外フィルムには、引き裂き部右側端縁よりも外側であって、前記引き裂き部右側端縁と間隙を有した位置から引き裂き方向右外側に向けて傾斜する前記右側フィルム案内線と、引き裂き部左側端縁よりも外側であって、前記引き裂き部左側端縁と間隙を有した位置から引き裂き方向左外側に向けて傾斜する前記左側フィルム案内線とが設けられている請求項1又は2に記載のおにぎり包装材。
  4. 前記右側ラベル案内線と前記左側ラベル案内線のそれぞれの外側の端部はラベルの周縁までは達していない請求項2又は請求項3に記載のおにぎり包装材。
  5. シート状食品が収容された請求項1から請求項のいずれかに記載のおにぎり包装材。
  6. 請求項のおにぎり包装材によって、おにぎりが包装されたおにぎり包装体。
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