JP6461550B2 - おにぎり包装材及び該包装材に包装されたおにぎり包装体 - Google Patents

おにぎり包装材及び該包装材に包装されたおにぎり包装体 Download PDF

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本発明は、おにぎりとおにぎりに被せるシート状食品を互いに隔離した状態で包装するおにぎり包装材に関するものである。
従来より、おにぎりに被せるシート状食品を収容する外フィルムと内フィルムとを有する袋状のおにぎり包装材であって、前記おにぎり包装材で前記おにぎりを包装したおにぎり包装体を開封する際、前記外フィルムに設けられた引き裂き部を引き裂くことによって、前記おにぎり包装材を左右に分断し、分断した左右の前記おにぎり包装材を引き裂くことによって前記おにぎりに前記シート状食品が被さった状態にすることができるおにぎり包装材に包装されたおにぎり包装体として、例えば、特許文献1のようなおにぎり包装体が存在する。
このおにぎり包装体は、にぎり飯に沿うように曲げられた包装材の端部及び引き裂き部に重なるようにラベルを包装材に接着しており、開封時にラベルが引き裂き部に接着したまま包装材から剥がれる構成のもので、開封時に特定の箇所に負担がかからず、シート状食品が折り目で割れることが防止されるというものである。
特開2010−215292号公報
しかしながら、このようなおにぎり包装体では、おにぎり包装体の背面側における引き裂き部及び引き裂き部近傍に、おにぎり包装材の引き裂き開始側の右側縁部及び左側縁部が重なって配置される。そのため、引き裂き部を引き裂いておにぎり包装体を開封する際、当該箇所に引き裂き部が差し掛かると、右側縁部及び左側縁部に引き裂き部が引っ掛かり、スムーズに引き裂くことができなかった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、おにぎりを包装した状態において、おにぎり包装材の側縁部が重なる部分においてもスムーズに引き裂くことが可能なおにぎり包装材を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明に係るおにぎり包装材は、おにぎりに被せるシート状食品を収容する外フィルムと内フィルムとを有する袋状のおにぎり包装材であって、前記おにぎり包装材でおにぎりを包装したおにぎり包装体を開封する際、前記外フィルムに設けられた引き裂き部を引き裂くことによって、前記おにぎり包装材を左右に分断し、分断した左右の前記おにぎり包装材を引き裂くことによっておにぎりに前記シート状食品が被さった状態にすることができるおにぎり包装材において、おにぎり包装材の引き裂き開始側における端部側の左右側縁部に、おにぎり包装材の側縁から1.5mm以下、離間した位置から、上縁側に向けて傾斜する引き裂き案内線が設けられている。
そして、本発明に係るおにぎり包装材は、前記おにぎり包装体を開封する際、引き裂き部を引き裂き方向に引っ張ることにより、前記離間部分の包装材を引きちぎって、引き裂き案内線まで到達するようにし、前記引き裂き案内線は、おにぎりが包装されたおにぎり包装体の背面側の引き裂き部と略平行になるように複数本、設けられており、前記おにぎり包装材の引き裂き開始側における端部側の右側には右切欠き部が設けられ、左側には左切欠き部が設けられており、前記右切欠き部を構成するおにぎり包装材の前記右側縁部と、前記左切欠き部を構成する包装材の前記左側縁部と、にそれぞれ前記引き裂き案内線が設けられている。
前記右切欠き部は、前記おにぎり包装材の引き裂き開始側の上縁右端から略垂直下方に延びる右第1切欠き縁と、右第1切欠き縁の下端から右斜め下方に延びる右第2切欠き縁によって形成され、前記左切欠き部は、前記おにぎり包装材の引き裂き開始側の上縁左端から略垂直下方に延びる左第1切欠き縁と、左第1切欠き縁の下端から左斜め下方に延びる左第2切欠き縁よって形成されており、前記引き裂き案内線が、前記右第1切欠き縁、前記右第2切欠き縁、前記左第1切欠き縁及び前記左第2切欠き縁の各切欠き縁部にそれぞれ設けることができる。
前記おにぎり包装材の収容部にシート状食品が収容されているおにぎり包装材とすることができる。
おにぎり包装材によって、おにぎりが包装されたおにぎり包装体とすることができる。
このように、本発明に係るおにぎり包装材によれば、おにぎりを包装した状態において、おにぎり包装材の側縁部が重なる部分においてもスムーズに引き裂くことが可能となる。
本発明の一実施形態に係るおにぎり包装材にシート状食品が収容された状態の平面図である。 本発明の一実施形態に係るおにぎり包装材にシート状食品が収容された状態の底面図である。 本発明の一実施形態に係るおにぎり包装材でおにぎりを包装した状態における引き裂き案内線の位置を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係るおにぎり包装材にシート状食品が収容された状態でおにぎりを包装する工程の一部を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係るおにぎり包装体の背面側の斜視図である。 本発明の一実施形態に係るおにぎり包装体の表面側の斜視図である。 本発明の一実施形態に係るおにぎり包装体の開封方法を示す説明図である。 本発明の別実施形態に係るおにぎり包装材にシート状食品が収容された状態の平面図である。 本発明の別実施形態に係るおにぎり包装材でおにぎりを包装した状態における引き裂き案内線の位置を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係るおにぎり包装材の側縁から離間する位置から引き裂き案内線を設けた場合の部分拡大図。 本発明の別実施形態に係るおにぎり包装材の側縁から離間する位置から引き裂き案内線を設けた場合の部分拡大図。
以下、本発明に係る実施形態を図面に従って説明するが、本発明はこの実施形態に限定されるものではない。
図1は、本発明の一実施形態に係るおにぎり包装材1(以下、「包装材」という。)に、シート状食品7が収容された状態の平面図(包装材1の外フィルム11面側の平面図)である。図2は、本発明の一実施形態に係る包装材1にシート状食品7を収容した状態の底面図(包装材1の内フィルム12面側の平面図)である。なお、本明細書において、包装材1の引き裂き開始側を上側、引き裂き終了側を下側とする。
本実施形態に係る包装材1は、おにぎり8に被せるシート状食品7を収容する外フィルム11と内フィルム12とを有する袋状の包装材1であって、包装材1でおにぎり8を包装したおにぎり包装体6を開封するとき、外フィルム11に形成された引き裂き部2を引き裂くことによって、包装材1を左右に分断し、分断した左右の包装材1をそれぞれ引っ張って取り去ることにより、おにぎり8にシート状食品7が被さった状態にできるものである。
この包装材1に包まれるおにぎり8は、略三角形の表面、裏面、左右の傾斜面、底面とからなる略三角形状のものであるが、大きさ、米の種類、味付け等は特に限定されない。
シート状食品7は、この実施形態においては海苔を使用しているが、例えば、ゼラチンでシート状に形成された昆布や鰹節、薄焼き卵等、シート状に形成された食品であればよく、特に限定されない。シート状食品7の左右の方向(短手方向)の幅は、おにぎり8の底面の一辺の長さと略同じかやや長く、上下方向(長手方向)の長さは、おにぎり8の表面、底面及び裏面を覆う長さである。
包装材1は、図1及び図2に示すように、略長方形状の外フィルム11と、外フィルム11の左右方向略中央(短手方向の略中央)で端部が重合するように配され、外フィルム11と上縁13近傍、下縁14近傍、左側縁15及び右側縁16の所定箇所がヒートシール17された2枚の略長方形状の内フィルム12とから構成される袋状であり、この袋状部分がシート状食品7の収容部18となる。包装材1の四隅にはそれぞれ切欠き部4,5が設けられている。
外フィルム11は2軸延伸ポリプロピレン(OPPフィルム)等の合成樹脂製の耐水性、防湿性の高いフィルムを使用することが好ましい。
図1に示すように、外フィルム11の上縁13の略中央から下縁14の略中央にわたって帯状の引き裂き部2が設けられている。具体的には、外フィルム11の上縁13略中央から下縁14の略中央に亘って、2本のカットテープ21が向かい合うように配置されており、この2本のカットテープ21の両外縁間が引き裂き部2となる。カットテープ21は、外フィルム11の裏面にヒートシールすることにより固着されている。
本実施形態における引き裂き部2は、2本のカットテープ21を平行に配置させ、引き裂き部の幅Wが均一な構成としているが、引き裂き部の幅Wが不均一な構成としても良い。例えば、引き裂き部の幅Wが、長手方向中央が最大幅となるような引き裂き部2としてもよい。つまり、包装材1の上縁13から中央に向けて引き裂き部の幅Wが次第に広くなり、中央から下縁14に向けて引き裂き部の幅Wが次第に狭くなる構成等としてもよい。また、引き裂き部2は、上記構成に限られず、例えば、幅広のカットテープ211本を外フィルム11の裏面に固着し、この幅広のカットテープ21自体を引き裂き部2とすることもできる。
外フィルム11の上縁側(引き裂き開始側)の引き裂き部2の左右には、それぞれ上縁13から下縁側に向けて切込み22が設けられており、この切込み22間が摘み片23となる。同様に、外側フィルムの下縁側にも摘み片23が設けられている。なお、摘み片23は、引き裂き部2の上縁側のみに設けてもよい。
図1に示すように、包装材1の引き裂き開始側における端部側(上縁側)の左右側縁部S1,S2には、それぞれ引き裂き案内線3が設けられている。なお、包装材1の引き裂き開始側における端部側(上縁側)の左右側縁部S1,S2のいずれか一方にのみ引き裂き案内線3を設ける構成としてもよい。
この実施形態では、引き裂き案内線3は切断線であるが、弱め線とすることもできる。ここで弱め線とは、他の領域よりも接続が弱い線を意味し、例えば、ミシン目、ハーフカット等のように、分離しやすいように加工されている線である。
引き裂き案内線3は、図1及び図2に示すように、包装材1の左右の側縁(15,16)から、それぞれ内側に向けて設けることもできるし、図10に示すように、包装材1の左右の側縁(15,16)から離間した位置から、それぞれ内側に向けて設けることもできる。また、例えば、一方の側縁部Sには、側縁から内側に向けて引き裂き案内線3を設け、他方の側縁部Sには、側縁から離間した位置から引き裂き案内線を設ける構成としてもよい(図示しない)。また、例えば、側縁部Sに、側縁から内側に向けた引き裂き案内線3と、側縁から離間した位置から内側に向けた引き裂き案内線3と、を交互に設ける等混在させてもよい(図示しない)。右側縁部S1に設けられた引き裂き案内線3は、右側縁に対して、上縁13側に向けて傾斜しており、左側縁部S2に設けられた引き裂き案内線3は、左側縁に対して、上縁13側に向けて傾斜している。引き裂き案内線3は、複数本設けられていることが好ましい。
引き裂き案内線3を、包装材1の側縁15,16から離間した位置から設ける場合、後述するように、おにぎり包装体6を開封する際、引き裂き部2を引き裂き方向に引っ張ることにより、この離間部分の包装材1を引きちぎって、引き裂き案内線3まで到達する必要がある。したがって、側縁15,16と引き裂き案内線3との離間距離は1.5mm以下が好ましく、1.0mm以下がさらに好ましい。
このように、引き裂き案内線3を包装材1の側縁15,16から離間した位置から設けた場合、おにぎり8を包装するときや、おにぎり包装体6を運搬、陳列等するときに、意図せず包装材1が破れることを防ぐことができる。また、後述するように、おにぎり8を包装するときに、左右の側縁部S1,S2にシール等を貼着させて固定する際、体裁よく固定することができる。
図3に示すように、引き裂き案内線3は、おにぎり8を包装した状態において、おにぎり包装体6の背面側の引き裂き部2近傍に位置し、おにぎり包装体6の下方から上方に向かうように設けられている。引き裂き案内線3は、おにぎり8を包装した状態において、おにぎり包装体6の背面側の引き裂き部2と略平行に位置するか、おにぎり包装体6の頂部側に向かって傾斜するように設けられていることが好ましい。
図1に示すように、本実施形態では、包装材1の引き裂き開始側における端部側(上縁側)の右側には、右切欠き部5が設けられ、左側には、左切欠き部4が設けられている。この右切欠き部5を構成する包装材1の右側縁部S1と、左切欠き部4を構成する包装材1の左側縁部S2とにそれぞれ引き裂き案内線3が設けられている。
右切欠き部5は、包装材1の引き裂き開始側の上縁13右端から略垂直下方に延びる右第1切欠き縁51と、右第1切欠き縁51の下端から右斜め下方に延びる右第2切欠き縁52によって形成されている。左切欠き部4は、包装材1の引き裂き開始側の上縁13左端から略垂直下方に延びる左第1切欠き縁41と、左第1切欠き縁41の下端から左斜め下方に延びる左第2切欠き縁42よって形成されている。なお、切欠き部4,5の形状は、上述した切欠き縁からなる構成に限られず種々の形状の切欠き部4,5とすることができる。この切欠き部4,5を設けることで、側縁部Sが重なる位置がおにぎり包装体6の背面側上方に位置する(引き裂き終端側)ため、引き裂き終端近傍まで引き裂き部2をスムーズに引き裂くことができ好ましいが、切欠き部4,5を設けない構成とすることもできる。
図1及び図2に示すように、右側縁部S1には、右第1切欠き縁51から上縁13側に向けて傾斜する直線状の引き裂き案内線3が複数本設けられており、互いに間隙を有して平行に配されている。同様に、左側縁部S2には、左第1切欠き縁41から上縁13側に向けて傾斜する直線状の引き裂き案内線3が複数本設けられており、互いに間隙を有して平行に配されている。
また、図10に示すように、右第1切欠き縁51から離間する位置から、内側に向けて引き裂き案内線3を設けてもよい。同様に、左第1切欠き縁41から離間する位置から、内側に向けて引き裂き案内線3を設けてもよい。つまり、引き裂き案内線3は、上縁13側に向けて傾斜するように設けてもよいし、左右の第1切欠き縁41,51に対して垂直になるように設けてもよいし、下縁14側に向けて傾斜するように設けてもよい。
図10に示すように、右第1切欠き縁51から離間する位置から、上縁13側に向けて傾斜する直線状の引き裂き案内線3を複数本設け、これらが互いに間隙を有して平行に配されるように設けることが好ましい。同様に、左第1切欠き縁41から離間する位置から、上縁13側に向けて傾斜する直線状の引き裂き案内線3を複数本設け、これらが互いに間隙を有して平行に配されるように設けることが好ましい。
次に、本実施形態に係る包装材1でおにぎり8を包装しておにぎり包装体6を完成させる工程について説明する。
まず、図4に示すように、収容部18にシート状食品7を収容した状態の包装材1の内フィルム12側を上側にして、包装材1の上縁側におにぎり8の三角形状の表面側が接するように載置する。次いで、包装材1の下縁側を持ち上げ、おにぎり8の底面付近で折り曲げて、おにぎり8の裏面側と包装材1の内フィルム12とが接するようにして包装材1をおにぎり8に被せる。次いで、包装材1の下縁側の左右の側縁部S1,S2を、おにぎり8の左右の傾斜面にそれぞれ折り込む。次いで、図5に示すように、包装材1の上縁側の左右の側縁部S1,S2をおにぎり8の左右の傾斜面にそれぞれ折り込んで左右の側縁部S1,S2をおにぎり包装体6の背面側で重ね合わせる。次いで、ラベル等の接続部材9で固定し、おにぎり包装体6が完成する。具体的には、包装材1の上縁側の右側縁部S1から左側縁部S2にわたってシールで固定しているが、意図せずおにぎり包装体6が開封されず、引き裂き部2を容易に引き裂くことが可能であれば固定の仕方は特に限定されない。なお、包装材1でおにぎり8を包装しておにぎり包装体6を完成させる工程は、上述した工程に限られず、例えば、図5に示すおにぎり包装体6は、背面側の包装材1に対して、左側縁部S2、右側縁部S1の順で重なって固定されているが、右側縁部S1、左側縁部S2の順に重なって固定してもよい。
このようにして包装されたおにぎり包装体6の表面側には、図6に示すように、引き裂き部2を引き裂くための摘み片23が略中央上端に配される。おにぎり包装体6の背面側は、図3(接続部材9は省略)及び図5に示すように、おにぎり包装体6の上方側で、右側縁部S1、左側縁部S2または左右の側縁部S1,S2が重なって配置される。なお、本明細書において、おにぎり包装体6の引き裂き開始側を表面側とし、引き裂き終了側を背面側とする。また、図3における上側の頂点部分(引き裂き開始側及び引き裂き終了側の頂点部分)を「頂部」という。
左第1切欠き縁41は引き裂き部2を横切り、左第2切欠き縁42は引き裂き部2の外側であって、おにぎり包装体6の頂部側に向けて傾斜するように配される。また、右第1切欠き縁51は引き裂き部2を横切り、右第2切欠き縁52は引き裂き部2の外側であって、おにぎり包装体6の頂部側に向けて傾斜するように配される。つまり、左第1切欠き縁41と右第1切欠き縁51とは、引き裂き部上で交差し、左第2切欠き縁42と右第2切欠き縁52とは、引き裂き部2を間に位置させた状態でハの字状に配される。
図3に示すように、左第1切欠き縁41の両端がいずれも引き裂き部2幅方向外側に位置し、少なくとも引き裂き部の幅W方向外側に引き裂き案内線3が設けられている。この引き裂き案内線3は、同様に、右第1切欠き縁51の両端がいずれも引き裂き部2幅方向外側に位置し、少なくとも引き裂き部の幅W方向外側に引き裂き案内線3が設けられている。
図3及び図5に示すように、右第1切欠き縁51の引き裂き部の幅W方向に沿った長さ(以下「第1幅方向長さL1」という。)と、左第1切欠き縁41の引き裂き部の幅W方向に沿った長さ(以下、「第2幅方向長さL2」という。)は、引き裂き部の幅Wよりも長く形成されている。実際に引き裂き部2を引き裂いて、おにぎり包装体6を開封する場合、実際に引き裂かれる部分の開口幅は、引き裂き部の幅W(両カットテープ21の両外縁間)より小さくなることはないが、例えば、引き裂き部2の上面にシール等が貼着されていた場合や、引き裂き部2を引っ張る方向、引き裂き部2を引っ張る力の大小によっては、引き裂き部の幅Wよりも広くなる場合がある。したがって、第1幅方向長さL1と、第2幅方向長さL2は、実際に引き裂かれる部分の最大予想開口幅よりも長く形成されると共に、右第1切欠き縁51と左第1切欠き縁41とに、所定の間隔を空けて、複数の引き裂き案内線3が設けられていることが好ましい。
引き裂き案内線3は、引き裂き部2に誘導されて、包装材1を引き裂き方向に案内可能であって、包装時、運搬時、陳列時等に、意図せず包装材1が引き裂かれることがない程度の長さを有していればよく、例えば、2.0mmから4.0mm程度の長さが好ましい。また、引き裂き案内線3は、収容部18内に達しない長さであることが好ましい。隣り合う引き裂き案内線3どうしの間隙は2.0mmから4.0mm程度が好ましい。また、引き裂き案内線3を、左右の第1切欠き縁の全長に亘って等間隔で複数設けておけば、包装の際左右の第1切欠き縁の位置が多少ずれても、引き裂き案内線3が所望の位置に配置される。
次に、おにぎり包装体6を開封する方法について説明する。
図7に示すように、おにぎり包装体6の表面側の摘み部を摘まんで引き裂き部2を引き裂き方向に引き裂き、背面側の側縁部Sが重なる部分に差し掛かったとき、実際に引き裂かれる箇所の近傍に位置する引き裂き案内線3に案内され、スムーズに開封することができる。したがって、側縁部Sが重なる部分を引き裂く際の負担が軽減されるため、シート状食品7を破損させずに、おにぎり8に被せることが可能となる。
また、引き裂き案内線を、右第1切欠き縁、右第2切欠き縁、左第1切欠き縁及び左第2切欠き縁の各切欠き縁部にそれぞれ設けることができる。つまり、図8に示すように、左右の第2切欠き縁42,52にも引き裂き案内線3を設ける構成とすることができる。具体的には、左右の第2切欠き縁42,52から、それぞれ上縁13側に向けて傾斜する直線状の引き裂き案内線3を複数本設け、これらが互いに間隙を有して平行に配されるように設けられている。この包装材1でおにぎり8を包装したおにぎり包装体6は、図9に示すように、左右の第2切欠き縁に、それぞれおにぎり包装体6の下方から上方に向かう引き裂き案内線3が複数設けられる。この引き裂き案内線3は、引き裂き部2と略平行又はおにぎり包装体6の頂部側に向けて傾斜していることが好ましい。また、図11に示すように、左右の第2切欠き縁42,52から離間する位置から、それぞれ引き裂き案内線3を設ける構成とすることもできる。
図9に示すように、左右の第2切欠き縁に設けられた引き裂き案内線3の少なくとも一部に、ラベル等の接続部材9が貼着されている場合。この接続部材9が貼着されている部分を、引き裂き部2によって引き裂くとき、引き裂かれる部分の開口幅が広がる場合がある。このような場合であっても、左右の第2切欠き縁42,52から、又は、左右の第2切欠き縁42,52から離間する位置から、それぞれ引き裂き案内線3が設けられていることで、開口幅を上方に向けて適正な開口幅に誘導しつつ、左右の第1切欠き縁に設けられた引き裂き案内線3に案内することができる。したがって、確実に左右の第1切欠き縁に設けられた引き裂き案内線3に引き裂き部2を案内することができるので、シート状食品7を破損させずに、おにぎり8に被せることが可能となる。
上述した包装材1は、2軸延伸ポリプロピレン(OPPフィルム)等の合成樹脂を使用する構成について説明したが、1軸延伸ポリプロピレン等の直線カット性を持たせた方向性フィルムを使用することができる。その場合、外フィルム11の上縁13の略中央に平行して設けられる切込み22間が摘み部となり、その摘み部を引き裂く方向に引き裂くと、その切込み22間の幅の長さが維持された状態にて、直線的に引き裂かれ、包装材1が分断される構成となる。したがって、包装材1に方向性フィルムを使用した場合、外フィルム11の上縁13の略中央から下縁14の中央に亘る切れ込み間の幅に相当する部分が引き裂き部2となる点で異なるが、その他の構成は上述した構成と同様である。また、引き裂き案内線3を、左右の第1切欠き縁41,51は左右の第1切欠き縁41,51から設けると共に、左右の第2切欠き縁42,52は、左右の第2切欠き縁42,52から離間する位置から設けたり、引き裂き案内線3を、左右の第1切欠き縁41,51は左右の第1切欠き縁41,51から離間する位置から設けるいと共に、左右の第2切欠き縁42,52は、左右の第2切欠き縁42,52から設ける等、種々の組み合わせも可能である。
以上のとおり、図面を参照しながら本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で、種々の追加、変更又は削除が可能である。したがって、そのようなものも本発明の範囲内に含まれる。
1 おにぎり包装材
11 外フィルム
12 内フィルム
13 上縁
14 下縁
15 左側縁
16 右側縁
17 ヒートシール
18 収容部
S 側縁部
S1 右側縁部
S2 左側縁部
2 引き裂き部
21 カットテープ
22 切込み
23 摘み片
3 引き裂き案内線
4 左切欠き部
41 左第1切欠き縁
42 左第2切欠き縁
5 右切欠き部
51 右第1切欠き縁
52 右第2切欠き縁
6 おにぎり包装体
7 シート状食品
8 おにぎり
9 接続部材
L1 第1幅方向長さ
L2 第2幅方向長さ
W 引き裂き部の幅
D 離間距離

Claims (4)

  1. おにぎりに被せるシート状食品を収容する外フィルムと内フィルムとを有する袋状のおにぎり包装材であって、前記おにぎり包装材でおにぎりを包装したおにぎり包装体を開封する際、前記外フィルムに設けられた引き裂き部を引き裂くことによって、前記おにぎり包装材を左右に分断し、分断した左右の前記おにぎり包装材を引き裂くことによっておにぎりに前記シート状食品が被さった状態にすることができるおにぎり包装材において、
    おにぎり包装材の引き裂き開始側における端部側の左右側縁部に、おにぎり包装材の側縁から1.5mm以下、離間した位置から、上縁側に向けて傾斜する引き裂き案内線が設けられており、
    前記おにぎり包装体を開封する際、引き裂き部を引き裂き方向に引っ張ることにより、前記離間部分の包装材を引きちぎって、引き裂き案内線まで到達するようにし、
    前記引き裂き案内線は、おにぎりが包装されたおにぎり包装体の背面側の引き裂き部と略平行になるように複数本、設けられており、
    前記おにぎり包装材の引き裂き開始側における端部側の右側には右切欠き部が設けられ、左側には左切欠き部が設けられており、前記右切欠き部を構成するおにぎり包装材の前記右側縁部と、前記左切欠き部を構成する包装材の前記左側縁部と、にそれぞれ前記引き裂き案内線が設けられているおにぎり包装材。
  2. 前記右切欠き部は、前記おにぎり包装材の引き裂き開始側の上縁右端から略垂直下方に延びる右第1切欠き縁と、右第1切欠き縁の下端から右斜め下方に延びる右第2切欠き縁によって形成され、前記左切欠き部は、前記おにぎり包装材の引き裂き開始側の上縁左端から略垂直下方に延びる左第1切欠き縁と、左第1切欠き縁の下端から左斜め下方に延びる左第2切欠き縁よって形成されており、
    前記引き裂き案内線が、前記右第1切欠き縁、前記右第2切欠き縁、前記左第1切欠き縁及び前記左第2切欠き縁の各切欠き縁部にそれぞれ設けられている請求項1に記載のおにぎり包装材。
  3. 前記おにぎり包装材の収容部にシート状食品が収容されている請求項1又は2に記載のおにぎり包装材。
  4. 請求項のおにぎり包装材によって、おにぎりが包装されたおにぎり包装体。
JP2014211561A 2014-04-01 2014-10-16 おにぎり包装材及び該包装材に包装されたおにぎり包装体 Active JP6461550B2 (ja)

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