JP6912941B2 - 包装体 - Google Patents

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Description

本発明は、錠剤やカプセル等の被収容物を収容する包装体に関する。
一般的に、医薬用錠剤等の薬品、サプリメント、食品等の包装体として、プレススルーパックシート(PTPシート)とよばれる包装体が使用されている。PTPシートは、一面側に開口が形成され且つ内部に被収容物が収容された収容部と前記開口の周縁から延設されたフランジ部とを有するシート状の基材と、フランジ部の前記一面側に接着されることにより前記開口を塞いでいるシート状の蓋材とを備えている。このようなPTPシートから被収容物を取り出すには、収容部を押して変形させる。それによって、内部の被収容物が蓋材を突き破り、被収容物が取り出される。
このようなPTPシートとして、小児が容易に開封することができないよう、蓋材の強度をより大きくするなどして、チャイルドレジスタンス機能(CR機能)を持たせ、被収容物を取り出すことを難しくしているものが提案されている。
一方、CR機能を高めるにつれて、特に、高齢者にとっては、開封の手間が増加すると、被収容物を取り出すことが困難な場合がある。このため、CR機能を持たせつつ、高齢者が容易に被収容物を取り出すことができる包装体が求められている。
このような包装体として、例えば、特許文献1には、PTPシートと該PTPシートを外側から覆う外側カバー体とを備え、外側カバー体はPTPシートの基材側を覆うカバー部とPTPシートの蓋材側を覆うベース部とを含み、前記カバー部は前記収容部が配置される第1開口を有し、前記ベース部は第2開口を有し、第1開口と第2開口は互いに位置ずれして配されており、前記カバー部は、少なくとも第1開口から第2開口の対向位置まで延び、且つ弱化線によって区画形成された切離予定部を有し、該切離予定部は前記第1開口側端部に摘み部を有し、前記カバー部を前記摘み部から前記第2開口に向かって前記弱化線に沿って切断することにより前記切離予定部が切離されてスリットが形成される包装体が開示されている。
かかる包装体によれば、カバー部から切離予定部を分離しスリットを形成し、PTPシートをスリットに沿って第1開口から第2開口に移動させ、カバー部から露出した収容部を押して変形させることにより、被収容物が蓋材を突き破り、第2開口を通過し、被収容物を取り出すことができる。
特表2003−501326号公報
しかし、上記の包装体では、切離予定部に形成された摘み部と収容部が近接しているため、摘み部を手指で把持しようとするときに収容部が邪魔になり、摘み部を把持しにくい。従って、高齢者にとっては、切離予定部を分離することが困難となり、依然として容易に開封できないという問題がある。
本発明は、上記の事情に鑑み、小児が容易に開封することができず、かつ、高齢者が被収容物を容易に取り出すことができる包装体を提供することを課題とする。
本発明に係る包装体は、PTPシートと該PTPシートを外側から覆う外側カバー体とを備え、
前記PTPシートは、一面側に開口が形成され且つ内部に被収容物が収容された収容部と前記開口の周縁から延設されたフランジ部とを有するシート状の基材と、該基材の前記一面側に接着されることにより前記開口を塞いでいるシート状の蓋材とを含み、
前記外側カバー体はPTPシートの基材側を覆うカバー部とPTPシートの蓋材側を覆うベース部とを含み、
前記カバー部は前記収容部が配される第1開口を有し、
前記ベース部は前記被収容物が通過可能な第2開口を有し、
第1開口と第2開口は互いに位置ずれして配されており、
前記カバー部は少なくとも第1開口から第2開口の対向位置までの間に配され且つ弱化線によって区画形成された切離予定部を有し、
前記切離予定部は、前記第2開口側の側端部に摘み部を有し、
前記カバー部を摘み部から第1開口に向かって弱化線に沿って切断することにより前記切離予定部が切離されてスリットが形成されるように構成されており、
前記PTPシートは、該スリットに沿ってスライド可能となっている、包装体である。
かかる構成によれば、収容部に邪魔されずに摘み部を把持できる。そして、摘み部を把持し、カバー部から切離予定部を分離することにより、スリットを形成し、スリットに沿ってPTPシートの収容部を第1開口から第2開口対向位置へスライドさせ、カバー部から露出した収容部を押して変形させることにより、蓋材を突き破らせて、第2開口を通過させ、被収容物を取り出すことができる。また、開封にはこのような操作を要することから、小児は容易に開封することができない。
また、本発明に係る包装体においては、前記摘み部の先端部は前記第2開口の少なくとも一部を覆うように形成されてもよい。
かかる構成によれば、摘み部が第2開口に対向するように形成されているため、手指等により摘み部をベース部側から押すことにより、摘み部をカバー部からベース部の方向に突き出させ、摘み部をより把持しやすくできる。
また、このように構成されている包装体においては、前記摘み部の基端側に、折り曲げやすくなるように加工された折り曲げ加工線が形成されてもよい。
かかる構成によれば、折り曲げ加工線で折り曲げやすくなるため、摘み部をより容易に突き出させて、把持しやすくできる。
また、本発明に係る包装体においては、前記カバー部は、少なくとも一部が弱化線によって区画形成された開口予定部を有し、該弱化線がカットされることにより、前記外側カバー体からPTPシートを取出し可能で且つ前記スリットと連続する第3開口が形成されるように構成されてもよい。
かかる構成によれば、弱化線をカットすることにより第3開口が形成され、PTPシートをスライドさせて第3開口から取り出すことができる。これにより、容易にPTPシートと外側カバー体を分別することができる。
また、本発明に係る包装体においては、前記カバー部とベース部とは、PTPシートの前記スリット及び第3開口を通るスライドが可能となるように非接着領域を残しつつ接着されており、
前記カバー部は、ベース部と接着されていない非接着端縁部を有し、
前記開口予定部は、前記スリットの開口縁から該非接着端縁部まで延在していてもよい。
かかる構成によれば、第3開口が非接着端縁部まで形成されるため、PTPシートの収容部をスリットから該端縁部に向かってスライドすることにより、外側カバー体からPTPシートを分離することができる。これにより、より容易にPTPシートと外側カバー体を分別することができる。
また、かかる構成の包装体においては、前記開口予定部は、第1開口側の端縁部のみに指で摘むことが可能で且つ凸片状に切り込まれることにより摘みやすく形成された第2摘み部を有する。
かかる構成によれば、PTPシートをスリットに沿ってスライドさせることにより、PTPシートの収容部を移動させて、第2摘み部を把持しやすい状態とすることができる。従って、高齢者でも容易に第3開口を形成することができる。一方、例えば、第2摘み部が前記非接着端縁部側に形成されている包装体と比較すると、PTPシートと外側カバー体を分離するためには、少なくともカバー部から切離予定部を分離し且つPTPシートをスライドさせてから第2摘み部を把持して第3開口を形成する必要があるため、小児は容易にPTPシートを外側カバー体から取り出すことができない。
また、本発明に係る包装体においては、前記第2摘み部の基端側に、折り曲げやすくなるように加工された折り曲げ加工線が形成されてもよい。
かかる構成によれば、折り曲げ加工線で折り曲げやすくなるため、第2摘み部を突き出させて、把持しやすくできる。
本発明によれば、小児が容易に開封することができず、かつ、高齢者が被収容物を容易に取り出すことができる包装体を提供することができる。
PTPシートの平面図 本発明の第1実施形態に係る外側カバー体の包装前の平面図 本実施形態に係る切離予定部分離前の包装体の概略平面図 本実施形態に係る切離予定部分離前の包装体の断面図 本実施形態に係る切離予定部分離後の包装体の概略平面図 本実施形態に係る切離予定部分離後の包装体の断面図 本実施形態に係るPTPシート移動後の包装体の概略平面図 本実施形態に係るPTPシート移動後の包装体の断面図 本実施形態に係る収容物取り出し時の包装体の断面図 本発明の第2実施形態に係る包装体の概略平面図 本実施形態に係るPTPシートの第3開口移動時の概略平面図 他の実施形態に係る包装体の概略平面図 他の実施形態に係るPTPシートの第3開口移動時の概略平面図
以下、図面を参照しつつ、本発明の第1実施形態に係る包装体について説明する。
図1乃至図4に示すように、第1実施形態の包装体は、PTPシート1とPTPシート1を外側から覆う外側カバー体2とを備える。
PTPシート1は、図1(a)に示すように、一面側に開口11が形成され且つ内部に被収容物Aが収容されている収容部12と開口11の周縁から延設されているフランジ部13とを有するシート状の基材14と、図1(b)に示すように、基材14の前記一面側に接着されていることにより開口11を塞いでいるシート状の蓋材15からなる。
PTPシート1は、収容部12を押圧して変形させることにより、蓋材15を突き破らせて、内部の被収容物Aを取り出せるように構成される。
なお、本実施形態の被収容物Aとしては、錠剤、カプセル錠などの薬、食品などが挙げられる。
基材14は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニル等の樹脂シートなどにより形成されている。
蓋材15は、収容部12の開口11を覆うように、開口11の周縁から延設されたフランジ部13に接着されている。
蓋材15は、被収容物Aにより突き破ることが可能となるように構成されている。蓋材15は、例えば、被収容物Aによって突き破ることが可能な程度の強度を有するものであってもよい。また、蓋材15は、被収容物Aが蓋材15を突き破る位置の周辺にミシン目等が形成されているものであってもよい。
蓋材15の材質や厚みは、被収容物Aの種類などに応じて適宜設定することができる。蓋材15の材質としては、例えば、アルミニウム箔、グラシン紙、合成樹脂フィルム、またはこれらの積層体などが挙げられる。
開口11は、被収容物Aを取出し可能な大きさ及び形状であれば、特に限定されない。
収容部12は、内部に被収容物Aを収容可能であれば、大きさ及び形状は特に限定されない。
また、収容部12を構成するシートの厚みは、特に限定されないが、例えば、0.05mm以上0.9mm以下であってもよい。その場合には、収容部12が適度な強度を保ちつつ、開封時に必要な変形が容易となるため好ましい。
フランジ部13の厚みは、特に限定されないが、例えば、0.1mm以上1mm以下であってもよい。フランジ部13の厚みは、収容部12の厚みより厚くてもよく、薄くてもよい。
収容部12とフランジ部13とは、1つの部材から形成されていてもよく、複数の部材から形成されていてもよい。
フランジ部13と蓋材15とは、任意の方法で接着されていてもよい。例えば、フランジ部13と蓋材15とは、接着剤を介して接着されていてもよい。
また、フランジ部13及び蓋材15がヒートシール可能な材質である場合には、フランジ部13と蓋材15とは、ヒートシールにより接着されていてもよい。その場合には、フランジ部13及び蓋材15の材質は、同じ種類の熱可塑性樹脂材料を含んでいることが好ましい。
前記外側カバー体2は、PTPシート1の基材側を覆うシート状のカバー部21とPTPシート1の蓋材側を覆うシート状のベース部22とを含む。
カバー部21は、PTPシート1の収容部12が内側に配される第1開口23を有する。第1開口23は、内側に配されたPTPシート1の収容部12と嵌合しうる形状及び大きさに設定されている。
ベース部22は、被収容物Aが通過可能な第2開口24を有する。第2開口24は、PTPシート1が落下せず且つ被収容物Aが通過できる形状及び大きさであればよいが、PTPシート1の開口11と同じ形状および大きさであることが好ましい。
第1開口23と第2開口24とは、互いに位置ずれして配されており、好ましくは、互いに部分的にも重複しないように形成されている。ベース部22における第1開口23と対向する部位は、少なくとも被収容物Aの排出が不可能となるように閉じている。
カバー部21は、少なくとも第1開口23から第2開口24の対向位置までの間に配され且つ弱化線26によって区画形成されている切離予定部25を有する。
弱化線26は、切断しやすくなるように加工された線であり、好ましくは、ハーフカット、ミシン目又は部分的な切り込み等により形成されている。
切離予定部25は、第2開口24側の側端部に指で摘むことが可能な摘み部27を有し、摘み部27を引っぱり、カバー部21を摘み部27から第1開口23に向かって弱化線26に沿って切断することにより切離予定部25が切離されてスリット31が形成されるように構成されている。これにより、PTPシート1は、スリット31に沿ってスライド可能となっている。
摘み部27は、摘み部27の先端部が第2開口24の少なくとも一部を覆うように形成されていてもよい。この場合、好ましくは、PTPシート1は、フランジ部13が摘み部27の少なくとも先端部と重なり合わないように配されている。
また、この場合、好ましくは、カバー部21は、摘み部27を摘みやすくするための指先挿入用開口28が摘み部27の先端側に配されている。さらに、指先挿入用開口28は、第2開口24と連通している。
摘み部27は、好ましくは、指で摘むことが可能となるように凸片状に形成されており、さらに好ましくは、摘み部27の基端側に、折り曲げやすくなるように加工された折り曲げ加工線29が形成されている。また、摘み部27は、切り込まれていることにより形成されている必要はなく、切離予定部25の第2開口側端縁部を摘むことが可能となるように指先挿入用開口28を設けることにより該端縁部が摘み部として形成されていてもよい。
スリット31は、第1開口23と切離予定部25が切離されて形成される開口とが連続することにより形成される。本実施形態においては、更に指先挿入用開口28が連続することにより形成される。
スリット31は、PTPシート1を移動させたときに、PTPシート1の開口11が第2開口24の対向位置に配されるように形成されている。
スリット31は、好ましくは、第2開口24と連通するように形成され、より好ましくは、PTPシート1の収容部12を第1開口23から第2開口24側のスリット31の端縁に当たるまで移動させたときに、PTPシート1の開口11が第2開口24に対向するように形成されている。
カバー部21とベース部22とは、例えば、紙、半厚紙及び厚紙により形成されている。また、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニル等の樹脂材料などによって形成されていてもよい。
カバー部21とベース部22とは、一枚のシート部材を折り曲げることにより、区画形成されていてもよく、別々のシート部材で形成されていてもよい。これらは、互いに合掌状態で接着されていてもよい。具体的には、PTPシート1が、スリット31に沿ってスライド可能となるように、非接着領域を残しつつ接着されていてもよい。例えば、カバー部21とベース部22とが互いに重複する部分の周縁部が接着されていてもよい。これらは、任意の方法、例えば、接着剤を介して接着する方法や、ヒートシールにより接着されていてもよい。
次に、第1実施形態に係る包装体から被収容物Aを取り出す方法の一例について、図3乃至図9を参照しつつ説明する。
包装体から被収容物Aを取り出すには、まず、図3または図4に示す包装体において、カバー部21側から第2開口24と指先挿入用開口28の連通部分に手指を挿入し、若しくは、手指により摘み部27をベース部22側から押すことにより、摘み部27をベース部22からカバー部21の方向に突き出させ、摘み部27を把持し、切離予定部25を分離する。これにより、図5および図6に示すように、スリット31が形成される。続いて、図7および図8に示すように、収容部12を第1開口23から第2開口24に向かって押し、PTPシート1をスリット31に沿って、第2開口24の上に移動させる。最後に、図9に示すように、収容部12を手指により押圧し、収容部12を変形させる。そうすることで、被収容物Aで蓋材15を突き破り、第2開口24を通過させて、被収容物Aを取り出すことができる。
第1実施形態の包装体において、摘み部27の先端部が第2開口24の少なくとも一部を覆うように形成されており、カバー部21が第2開口24と連通する指先挿入用開口28を有している構成によれば、第2開口24と指先挿入用開口28が連通している部分に手指を挿入できるため、容易に摘み部27を把持することができる。従って、高齢者がより容易にカバー部21から切離予定部25を切離することができる。
また、スリット31が、第2開口24と連通するように形成され且つPTPシート1を第1開口23から第2開口24側のスリット31の端縁に当たるまで移動させたときに、PTPシート1の開口11が第2開口24に対向するように形成されている構成によれば、PTPシート1は、収容部12を第2開口24の対向位置に移動させたとき、PTPシート1の開口11と第2開口24が対向位置で停止する。従って、被収容物Aを取り出すときに、開口11と第2開口24とをより容易に対向する位置に合わせることができる。
第1実施形態の包装体によれば、公知技術の包装体と比較して、資材数の増加はない。
また、保管時や持ち運び時、PTPシート1の蓋材15が露出しないため、蓋材15の破損を防止できる。
さらに、本実施形態の包装体は外側カバー体2を備えているため、カバー部21やベース部22に被収容物Aの服用についての注意書きや、包装体の開封方法、宣伝広告等の情報を記載することができる。
次に、本発明の第2実施形態に係る包装体について説明する。第1実施形態と共通する部分には同一の符号を付して説明を繰り返さない。
図10に示すように、第2実施形態の包装体は、カバー部21が、少なくとも一部が弱化線26によって区画形成された開口予定部32を備え、開口予定部32は、外側カバー体2からPTPシート1を折り曲げることなく取出し可能な大きさを有し且つスリット31と連続する第3開口33が形成されるように構成されている。
開口予定部32は、端縁が弱化線26により区画形成されていることにより、カバー部21から分離することができるように構成されている。尚、開口予定部32のいずれか一端縁が、折り曲げ加工線により形成されていること等により、開口予定部32がカバー部21から分離できないように構成されてもよい。
また、第2実施形態に係る包装体においては、カバー部21とベース部22とは、PTPシート1のスリット31及び第3開口33を通るスライドが可能となるように非接着領域を残しつつ接着されている。好ましくは、カバー部21はベース部22と接着されていない非接着端縁部34を有している。好ましくは、それ以外の周端縁部の少なくとも一部は、ベース部22に接着された接着端縁部37となっている。本実施形態においては、具体的には、カバー部21とベース部22とは、非接着端縁部34以外の全ての周端縁部が接着されている。
前記開口予定部32は、スリット31の開口縁から非接着端縁部34まで延在している。
第3開口33は、開口予定部32の弱化線26が切断されることにより形成される開口と該開口に連続する非接着端縁部34とで形成される。
非接着端縁部34は、少なくとも内側に配されているPTPシート1より大きい幅を有し、PTPシート1が第3開口33を通過可能となるように形成されている。
また、第2実施形態の包装体においては、開口予定部32が、第1開口側の端縁部のみに指で摘むことが可能で且つ凸片状に切り込まれることにより摘みやすく形成された第2摘み部35を有する。
さらに、第2実施形態の包装体においては、第2摘み部35の基端側に、折り曲げやすくなるように加工された折り曲げ加工線36が形成されている。
第2実施形態の包装体によれば、第1実施形態と同様に、切離予定部25を切離してPTPシート1をスリット31に沿って第2開口24側にスライドさせることにより、PTPシート1の収容部12を移動させて、第2摘み部35を把持しやすい状態とすることができる。また、第2摘み部35を把持し、弱化線26をカットすることにより第3開口33が形成され、図11に示すように、PTPシート1の収容部12をスリット31から非接着端縁部34に向かってスライドすることにより、外側カバー体2からPTPシート1を分離することができる。これにより、PTPシート1と外側カバー体2を分別することができる。
なお、本発明に係る包装体は、上記実施形態の構成に限定されるものではない。
また、本発明に係る包装体の作用効果は、上記した作用効果に限定されるものでもない。本発明に係る包装体は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
1:PTPシート、A:被収容物、11:開口、12:収容部、13:フランジ部、14:基材、15:蓋材、2:外側カバー体、21:カバー部、22:ベース部、23:第1開口、24:第2開口、25:切離予定部、26:弱化線、27:摘み部、28:指先挿入用開口、29:折り曲げ加工線、30:折り曲げ加工線、31:スリット、32:開口予定部、33:第3開口、34:非接着端縁部、35:第2摘み部、36:折り曲げ加工線、37:接着端縁部

Claims (6)

  1. PTPシートと該PTPシートを外側から覆う外側カバー体とを備え、
    前記PTPシートは、一面側に開口が形成され且つ内部に被収容物が収容された収容部と前記開口の周縁から延設されたフランジ部とを有するシート状の基材と、該基材の前記一面側に接着されることにより前記開口を塞いでいるシート状の蓋材とを含み、
    前記外側カバー体はPTPシートの基材側を覆うカバー部とPTPシートの蓋材側を覆うベース部とを含み、
    前記カバー部は前記収容部が配置される第1開口を有し、
    前記ベース部は被収容物が通過可能な第2開口を有し、
    第1開口と第2開口は互いに位置ずれして配されており、
    前記カバー部は少なくとも第1開口から第2開口の対向位置までの間に配され且つ弱化線によって区画形成された切離予定部を有し、
    前記切離予定部は、前記第2開口側の側端部に摘み部を有し、
    前記カバー部を摘み部から第1開口に向かって弱化線に沿って切断することにより前記切離予定部が切離されてスリットが形成されるように構成されており、
    前記PTPシートは、該スリットに沿ってスライド可能となっており、
    前記摘み部の先端部が、前記第2開口の少なくとも一部を覆うように形成されている、包装体。
  2. 前記摘み部の基端側に、折り曲げやすくなるように加工された折り曲げ加工線が形成されている、請求項に記載の包装体。
  3. PTPシートと該PTPシートを外側から覆う外側カバー体とを備え、
    前記PTPシートは、一面側に開口が形成され且つ内部に被収容物が収容された収容部と前記開口の周縁から延設されたフランジ部とを有するシート状の基材と、該基材の前記一面側に接着されることにより前記開口を塞いでいるシート状の蓋材とを含み、
    前記外側カバー体はPTPシートの基材側を覆うカバー部とPTPシートの蓋材側を覆うベース部とを含み、
    前記カバー部は前記収容部が配置される第1開口を有し、
    前記ベース部は被収容物が通過可能な第2開口を有し、
    第1開口と第2開口は互いに位置ずれして配されており、
    前記カバー部は少なくとも第1開口から第2開口の対向位置までの間に配され且つ弱化線によって区画形成された切離予定部を有し、
    前記切離予定部は、前記第2開口側の側端部に摘み部を有し、
    前記カバー部を摘み部から第1開口に向かって弱化線に沿って切断することにより前記切離予定部が切離されてスリットが形成されるように構成されており、
    前記PTPシートは、該スリットに沿ってスライド可能となっており、
    前記カバー部が、少なくとも一部が弱化線によって区画形成された開口予定部を有し、
    該弱化線がカットされることにより、前記外側カバー体からPTPシートを取出し可能で且つ前記スリットと連続する第3開口が形成されるように構成されている、包装体。
  4. 前記カバー部と前記ベース部とが、PTPシートの前記スリット及び前記第3開口を通るスライドが可能となるように非接着領域を残しつつ接着されており、
    前記カバー部は、ベース部と接着されていない非接着端縁部を有し、
    前記開口予定部は、前記スリットの開口縁から該非接着端縁部まで延在している、請求項に記載の包装体。
  5. 前記開口予定部が、前記第1開口側の端縁部のみに指で摘むことが可能で且つ凸片状に切り込まれることにより摘みやすく形成された第2摘み部を有する、請求項またはいずれかに記載の包装体。
  6. 前記第2摘み部の基端側に、折り曲げやすくなるように加工された折り曲げ加工線が形成されている、請求項に記載の包装体。
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