JP6190827B2 - 高cteのホウケイ酸カリウムコアガラスおよびそれを含むガラス物品 - Google Patents

高cteのホウケイ酸カリウムコアガラスおよびそれを含むガラス物品 Download PDF

Info

Publication number
JP6190827B2
JP6190827B2 JP2014560011A JP2014560011A JP6190827B2 JP 6190827 B2 JP6190827 B2 JP 6190827B2 JP 2014560011 A JP2014560011 A JP 2014560011A JP 2014560011 A JP2014560011 A JP 2014560011A JP 6190827 B2 JP6190827 B2 JP 6190827B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass
mol
glass composition
concentration
composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014560011A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015512851A (ja
JP2015512851A5 (ja
Inventor
クリストファー マウロ,ジョン
クリストファー マウロ,ジョン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Corning Inc
Original Assignee
Corning Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Corning Inc filed Critical Corning Inc
Publication of JP2015512851A publication Critical patent/JP2015512851A/ja
Publication of JP2015512851A5 publication Critical patent/JP2015512851A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6190827B2 publication Critical patent/JP6190827B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C3/00Glass compositions
    • C03C3/04Glass compositions containing silica
    • C03C3/076Glass compositions containing silica with 40% to 90% silica, by weight
    • C03C3/089Glass compositions containing silica with 40% to 90% silica, by weight containing boron
    • C03C3/091Glass compositions containing silica with 40% to 90% silica, by weight containing boron containing aluminium
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B17/00Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C3/00Glass compositions
    • C03C3/04Glass compositions containing silica
    • C03C3/076Glass compositions containing silica with 40% to 90% silica, by weight
    • C03C3/089Glass compositions containing silica with 40% to 90% silica, by weight containing boron
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B2250/00Layers arrangement
    • B32B2250/033 layers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B2250/00Layers arrangement
    • B32B2250/40Symmetrical or sandwich layers, e.g. ABA, ABCBA, ABCCBA
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B2307/00Properties of the layers or laminate
    • B32B2307/30Properties of the layers or laminate having particular thermal properties
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B17/00Forming molten glass by flowing-out, pushing-out, extruding or drawing downwardly or laterally from forming slits or by overflowing over lips
    • C03B17/02Forming molten glass coated with coloured layers; Forming molten glass of different compositions or layers; Forming molten glass comprising reinforcements or inserts
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P40/00Technologies relating to the processing of minerals
    • Y02P40/50Glass production, e.g. reusing waste heat during processing or shaping
    • Y02P40/57Improving the yield, e-g- reduction of reject rates
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/24Structurally defined web or sheet [e.g., overall dimension, etc.]
    • Y10T428/24942Structurally defined web or sheet [e.g., overall dimension, etc.] including components having same physical characteristic in differing degree

Description

関連出願の相互参照
本出願は、参照により本明細書中に全体が援用されその内容が拠となっている2012年2月29日出願の米国仮特許出願第61/604,869号の米国法典第35編第119条に基づく利益を主張するものである。
本発明は、概してガラス組成物、より具体的には高CTEのホウケイ酸カリウムガラス組成物およびそれを含むガラス物品に関する。
カバーガラス、ガラスバックプレーンなどのガラス物品は、LCDおよびLEDディスプレー、コンピュータモニター、現金自動預入支払機(ATM)などの消費者および業務用電子デバイスの両方において利用されている。これらのガラス物品の一部には、ガラス物品がユーザーの指および/またはスタイラスデバイスを含むさまざまな物体により接触される必要のある「タッチ」機能性が含まれることもあり、したがって、ガラスは、損傷なく通常の接触に耐えるのに充分頑強なものでなければならない。その上このようなガラス物品は同様に、携帯電話、パーソナルメディアプレーヤーおよびタブレットコンピュータなどのポータブル式電子デバイス内に組込まれる場合もある。これらのデバイス内に組込まれるガラス物品は、付随するデバイスの輸送および/または使用中に損傷を受け易い場合がある。したがって、電子デバイス内で使用されるガラス物品は、実際の使用による日常的な「タッチ」接触だけでなく、デバイスの輸送中に発生し得る偶発的な接触および衝撃に耐えることができるように増強された強度を必要とする場合がある。
ガラス物品は一般に、熱焼戻しおよび/またはイオン交換処理によって強化される。いずれの場合でも、ガラス物品は、ガラス物品が成形された後、追加の加工ステップに付される。これらの追加の加工ステップは、ガラス物品の全体的コストを増大させ得る。その上、これらの加工ステップを実施するのに必要とされる追加の取扱いは、ガラス物品に対する損傷の危険性を増大させ、このことは製造生産量を減少させ、ガラス物品の生産コストおよび最終コストをさらに増大させる。
したがって、追加の加工ステップの必要無く、強化ガラス物品を生産するために使用してよい、代替的ガラス組成物ならびにこのような組成物から製造されるガラス物品に対するニーズが存在する。
一実施形態によると、ガラス組成物は、ガラス網目形成物質として、約70モル%〜約80モル%のSiOと;約0モル%〜約8モル%のAlと;約3モル%〜約10モル%のBとを含んでいてよい。ガラス組成物はさらに、約0モル%〜約2モル%のNaOおよび約10モル%〜約15モル%のKOなどのアルカリ酸化物を含んでいてよい。さらにガラス組成物は、約5モル%〜約6モル%のアルカリ土類酸化物を含んでいてよい。アルカリ土類酸化物は、CaO、SrOおよびBaOのうちの少なくとも1つを含んでいてよい。しかしながら、ガラス組成物はMgOを実質的に含まなくてよい。ガラス組成物は、20℃〜300℃の温度範囲にわたり平均して75×10−7/℃以上である熱膨張係数、および250キロポアズ以上の液相粘度を含む。ガラス組成物は、フュージョン積層プロセスによって成形される積層ガラス物品などの積層ガラス物品中におけるコアガラス層としての使用に極めて好適である。
一組の実施形態において、ガラス物品は、第1のガラスクラッド層と第2のガラスクラッド層との間に配置されたガラスコア層を含む。これらの実施形態の一部において、コアガラスは第1の表面および第1の表面の反対側の第2の表面を有していてよく、ここで第1のガラスクラッド層は、ガラスコア層の第1の表面に融着されてよく、第2のガラスクラッド層はガラスコア層の第2の表面に融着されてよい。他の実施形態において、第1の拡散ガラス層がガラスコア層と第1のガラスクラッド層との間に配置されてよく;さらに第2の拡散ガラス層がガラスコア層と第2のガラスクラッド層との間に配置されていてよく;これらの拡散層は、例えばフュージョン成形プロセス中に成形されてよい。ガラスコア層は、ガラス網目形成物質として、約70モル%〜約80モル%のSiOと;約0モル%〜約8モル%のAlと;約3モル%〜約10モル%のBとを含むガラス組成物から成形される。ガラス組成物はさらに、約0モル%〜約2モル%のNaOおよび約10モル%〜約15モル%のKOなどのアルカリ酸化物を含んでいてよい。ガラス組成物は、20℃〜300℃の温度範囲にわたり平均して75×10−7/℃以上である熱膨張係数を含む。
ガラス組成物および本発明のガラス組成物から成形されたガラス物品のさらなる特徴および利点は、以下の詳細な説明中に記載されており、部分的には、この説明から当業者には直ちに明らかとなるものであり、あるいは以下の詳細な説明ならびに添付図面を含む本明細書中に記載の実施形態を実施することにより認識されるものである。
以上の一般的説明および以下の詳細な説明は両方共、さまざまな実施形態を記述しており、請求対象の主題の内容および特徴を理解するための概観または枠組を提供するように意図されていることを理解すべきである。添付図面は、さまざまな実施形態をさらに良く理解するために含まれており、本明細書の一部を構成する。図面は、本明細書中に記載されているさまざまな実施形態を示し、明細書と共に、請求対象の主題の原理および作用を説明するのに役立つ。
本明細書中に示され記載された1つ以上の実施形態に係る積層ガラス物品の断面を概略的に描いている。 図1のガラス物品を製造するためのフュージョンドロープロセスを概略的に描いている。
添付図面に実施例が示されている、高い熱膨張係数を有するガラス組成物およびそれを組込んだガラス物品の実施形態について、ここで詳細に言及する。可能である場合にはつねに、図面全体を通して同じまたは同様の部分に言及するために同じ参照番号が使用される。本明細書中に記載のガラス組成物は一般に比較的高い熱膨張係数を有し、そのため、これを比較的低い熱膨張係数を有するクラッドガラス組成物と併用して、イオン交換または熱焼戻しを受けることなく圧縮応力付与された積層ガラス物品を生産してもよい。一実施形態において、ガラス組成物は、ガラス網目形成物質として、約70モル%〜約80モル%のSiOと;約0モル%〜約8モル%のAlと;約3モル%〜約10モル%のBとを含んでいてよい。ガラス組成物はさらに、約0モル%〜約2モル%のNaOおよび約10モル%〜約15モル%のKOなどのアルカリ酸化物を含んでいてよい。さらにガラス組成物は、約5モル%〜約6モル%のアルカリ土類酸化物を含んでいてよい。アルカリ土類酸化物は、CaO、SrOおよびBaOのうちの少なくとも1つを含んでいてよい。しかしながら、ガラス組成物はMgOを実質的に含まなくてよい。ガラス組成物およびガラス組成物から成形されたガラス物品については、添付図面を具体的に参照しながら、本明細書中でより詳細に説明される。
本明細書中で使用される「液相粘度」という用語は、ガラス組成物の液相温度におけるせん断粘度を意味する。
本明細書中で使用される「液相温度」という用語は、ガラス組成物中で失透が発生する最高温度を意味する。
本明細書中で使用される「CTE」という用語は、約20℃〜約300℃の温度範囲にわたり平均したガラス組成物の熱膨張係数を意味する。
ガラス組成物中の特定の酸化物構成成分の不在を記述するために使用される場合の「実質的に含まない」という用語は、その構成成分がガラス組成物中に1モル%未満の微量で汚染物質として存在することを意味している。
本明細書中に記載のガラス組成物の実施形態において、成分構成要素(例えばSiO、B、Alなど)の濃度は、別段の規定のないかぎり酸化物ベースのモル百分率(モル%)で提供されている。
本明細書中に記載のガラス組成物は、フュージョンダウンドロープロセスおよび/またはフュージョン積層プロセスなどのフュージョン成形プロセスで使用するのにガラス組成物を極めて好適なものにする液相粘度および液相温度などの特性を有する。これらの特性は、本明細書中でさらに詳細に説明する通り、ガラスの具体的組成に起因する。
本明細書中に記載のガラス組成物の実施形態において、SiOは組成物の最大の成分であり、そのためSiOが、結果として得られるガラス網目の主成分である。SiOは、本明細書中でさらに詳述される通り、所望の液相粘度を得ると同時に組成物に添加されるAlの量を相殺するために、本明細書中に記載のガラス組成物内において利用される。したがって、高いSiO濃度が概して所望される。しかしながら、SiOの含有量が過度に高い場合、SiOの濃度が高くなればガラス溶融の難度が増大し、このことがガラスの成形性に不利な影響を及ぼすことになるため、ガラスの成形性は低下する場合がある。本明細書中に記載の実施形態において、ガラス組成物は概して約70モル%以上の量でSiOを含む。例えば、一部の実施形態において、ガラス組成物中のSiOの量は、約70モル%以上、約80モル%以下である。他の一部の実施形態において、SiOはガラス組成物中に、約73モル%以上、約77モル%以下の量で存在する。
一部の実施形態において、ガラス組成物はさらにAlを含んでいてよい。Alが存在する場合、それもSiOと同様に、ガラス網目形成物質として役立つ。SiOと同様、Alは、ガラス組成物から成形されるガラス溶融物中のその4面体配位に起因して、ガラス組成物の粘度を増大させる。しかしながら、Alの濃度がガラス組成物中のSiO濃度およびアルカリおよび/またはアルカリ土類酸化物の濃度に対して平衡が保たれている場合、Alはガラス溶融物の液相温度を低減させ、こうして液相粘度を増大させかつ例えばフュージョンドロープロセスなどの一部の成形プロセスとのガラス組成物の適合性を改善することができる。しかしながら、ガラス組成物中にAlが存在することは同様に、電荷補償のためにアルミニウムを使用するアルカリ成分が、ホウ素または他のアルカリ成分の電荷補償のために使用されるアルカリ成分に比べてガラス網目に対してより緩く結合することを理由として、ガラス構成要素中のアルカリ成分の移動度を増大させ、これがガラス網目中の非架橋酸素の形成に寄与する。したがって、ガラス組成物中のAlの量は最小限に抑えられるべきである。
本明細書中に記載のガラス組成物の実施形態において、ガラス組成物中にAlが存在する場合、その濃度は、所望の液相温度を有するガラス組成物を達成するため、概して約10モル%以下である。例えば一部の実施形態において、ガラス組成物中のAlの濃度は、約0モル%以上、約8モル%以下である。一部の実施形態において、ガラス組成物中のAl濃度は約6モル%以下である。例えば一部の実施形態において、ガラス組成物中のAlの濃度は約0モル%以上、約5モル%以下、またはさらには約0モル%以上、約4モル%以下である。他の一部の実施形態において、Alの濃度は約0モル%以上、約3モル%以下である。
本明細書中に記載の実施形態中のガラス組成物はさらに、Bを含む。SiOおよびAlと同様に、Bはガラス網目の形成に寄与する。従来、Bは、ガラス組成物の粘度を減少させるためにガラス組成物に添加される。しかしながら、本明細書中に記載の実施形態において、BはKOおよびAl(存在する場合)の添加と併せて作用して、ガラス組成物の焼鈍点を上昇させ、液相粘度を増大させ、かつアルカリ移動度を阻害する。KOそして任意選択でAlとの相互作用については、本明細書中でさらに詳しく説明される。
本明細書中に記載の実施形態において、Bは概してガラス組成物中に約3モル%以上の量で存在する。例えば、一部の実施形態において、Bは、約3モル%以上、約10モル%以下の濃度でガラス組成物中に存在する。本明細書中に記載の他の実施形態において、Bは約8モル%未満の濃度でガラス組成物中に存在する。例えば一部の実施形態において、ガラス組成物中のBの濃度は約3モル%以上、約8モル%以下、さらには約7モル%以下である。他の一部の実施形態において、ガラス組成物中のBの濃度は、約4モル%以上、約5モル%以下である。
本明細書中に記載の実施形態におけるガラス組成物は同様にアルカリ酸化物をも含んでいる。具体的には、本明細書中に記載のガラス組成物は少なくともKOを含む。ガラス組成物にKOなどのアルカリ酸化物を添加することで、結果として得られるガラスの平均熱膨張係数は増大し、同様にガラスの液相温度は低下する。(NaOおよびLiOなどの他のアルカリ酸化物に比べて)KOの比較的大きいイオン半径はガラス内のKOの拡散性を減少させることから、KOがアルカリ酸化物主成分として使用される。ガラス組成物がディスプレー向けのバックプレーンを成形するために使用され、ガラスからガラス上に被着した薄膜トランジスタへのKOの拡散がトランジスタに損傷を及ぼす場合、KOの拡散性が低いことは極めて重要である。ガラス組成物が積層ガラス物品のガラスコア層を成形するために利用される実施形態において、組成物中にKOが存在することで、ガラスコア層とそれに融着されるガラスクラッド層との間の界面におけるクラッド層のイオン交換による強化が容易になり得る。
本明細書中に記載の実施形態において、ガラス組成物中のKOの濃度は概して約15モル%未満である。例えば、一部の実施形態において、ガラス組成物中のKOの濃度は約10モル%以上、約15モル%以下である。一部の他の実施形態において、KOの濃度は約11.5モル%以上、約12.5モル%以下である。
以上で指摘されている通り、ガラス組成物中のKOは、ガラスの粘度を増大させアルカリの拡散性を阻害するために、Bとの併用で作用する。詳細には、本明細書中に記載のガラス組成物の実施形態において、KOの濃度は、Bの濃度とAlの濃度の和より大きい(すなわちKO(モル%)>B(モル%)+Al(モル%))。この余剰のアルカリ酸化物は、結果として得られるガラスの複数の特性を改変する。具体的には、Alはアルカリ金属、例えばKO由来のカリウムを電荷安定化のために利用する。ひとたびアルミニウムが電荷安定化されたならば、ガラス組成物中の余剰のカリウムがガラス組成物中のホウ素と相互作用し、ホウ素をその標準的三角形(3重配位)立体配置から4面体(4重配位)立体配置へと変換する。三角形から4面体へのホウ素の配位変更は、余剰のアルカリ(すなわちカリウム)がホウ素に結合させられるにつれてアルカリ拡散性を阻害する一方でガラスの焼鈍点および液相粘度を増大させる。
本明細書中に記載のガラス組成物の一部の実施形態において、ガラス組成物は、例えばNaOなどの追加のアルカリ酸化物を含んでいてよい。NaOがガラス組成物中に存在する実施形態では、再生ガラスカレットなどのナトリウム含有ガラスカレットがガラス組成物の生産に利用される場合に組成物中にNaOが導入されることがある。本明細書に記載の実施形態において、NaOの濃度は約0モル%以上、約2モル%以下であってよい。一部の他の実施形態において、ガラス組成物中のNaOの濃度は約0モル%以上、約1モル%以下であってよい。NaOがガラス組成物中に存在する一部の実施形態において、NaOは、約0.1モル%以上の濃度で存在してよい。例えば一部の実施形態において、ガラス組成物中のNaOの濃度は約0.1モル%以上、約2モル%以下であってよい。一部の他の実施形態において、ガラス組成物中のNaOの濃度は、約0.1モル%以上、約1モル%以下であってよい。
本明細書中に記載のガラス組成物はさらに、1つ以上のアルカリ土類酸化物を含んでいてよい。アルカリ土類酸化物は、ガラス組成物の溶融挙動を改善し、ガラス組成物の溶融温度を低下させ、ガラス組成物中のアルカリ成分の拡散を阻害する。本明細書中に記載のガラス組成物の実施形態において、アルカリ土類酸化物は、CaO、SrO、BaOまたはそれらの組合せのうちの少なくとも1つを含む。一部の実施形態において、ガラス組成物中に存在する主要なアルカリ土類酸化物は、アルカリ拡散性を最小限に抑えるために利用されるBaOである。しかしながら他の実施形態において、アルカリ土類酸化物は、ガラス組成物の密度を低下させるために、主としてSrOおよび/またはCaOを含む。さらに他の実施形態において、ガラス組成物は、例えばガラス組成物が「SuperGreen」または環境にやさしいガラス組成物である場合など、実質的にBaOを含まない。
本明細書中に記載の実施形態において、ガラス組成物は概して約6モル%未満のアルカリ土類酸化物を含む。例えば、ガラス組成物は、約5モル%以上、約6モル%以下のアルカリ土類酸化物を含んでいてよい。一部の特定の実施形態において、アルカリ土類酸化物は、約1.5モル%以上の濃度のSrOと、約0モル%以上、約2モル%以下の濃度のBaOを含む。以上で指摘した通り、一部の実施形態において、ガラス組成物は実質的にBaOを含まない。
本明細書中に記載のガラス組成物の実施形態は、1つ以上のアルカリ土類酸化物を含む。しかしながら、本明細書中に記載の全ての実施形態において、ガラス組成物は実質的にMgOを含まない。したがって本明細書中に記載のガラス組成物の実施形態において、MgOは、1モル%未満の濃度でガラス組成物中に存在する。再生ガラスカレットなどのマグネシウム含有ガラスカレットを利用してガラス組成物を生産する場合に、組成物中にMgOが導入されることがある。
本明細書中に記載のガラス組成物は任意選択で、1つ以上の清澄剤を含んでいてよい。清澄剤は、例えばSnO、As、Sbまたはその組合せを含んでいてよい。清澄剤は、約0モル%以上、約0.5モル%以下の量で、ガラス組成物中に存在してよい。例示的実施形態において、清澄剤はSnOであり、これは約0モル%超、約0.2モル%以下の量でガラス組成物中に存在する。
本明細書中に記載の一部の実施形態において、ガラス組成物はさらに微量のFe、ZrOおよび/またはTiOを含んでいてよい。例えば、一部の実施形態において、ガラス組成物は、0モル%以上、0.2モル%以下の濃度でFeを含んでいてよい。代替的にあるいは追加で、ガラス組成物は0モル%以上、約0.08モル%以下の濃度でZrOを含んでいてよい。さらに、ガラス組成物は、0モル%以上、2モル%以下の濃度でTiOを含んでいてよい。
本明細書中に記載の一部の実施形態において、ガラス組成物は、重金属および重金属含有化合物を実質的に含まない。重金属および重金属含有化合物を実質的に含まないガラス組成物は同様に、「SuperGreen」ガラス組成物と称される場合もある。本明細書中で使用する「重金属」という用語は、Ba、As、Sb、CdおよびPbを意味する。
本明細書中に記載のガラス組成物は概して、20℃〜300℃の範囲にわたり平均して約75×10−7/℃以上である熱膨張係数(CTE)を有する。一部の実施形態において、ガラス組成物のCTEは、20℃〜300℃の範囲内で約85×10−7/℃以上であってよい。さらに他の実施形態において、ガラス組成物のCTEは、20℃〜300℃の範囲内で約95×10−7/℃以上であってよい。組成物の高いCTE値は、少なくとも一部には、ガラス組成物中の比較的高いアルカリ濃度(すなわち、存在する場合にはKOおよびNaOの濃度)に起因する。したがって、一般に、ガラス組成物中のアルカリ酸化物の量を増大させると、結果として得られるガラスのCTEも同様に増大する。これらの比較的高いCTEにより、ガラス組成物は、フュージョン成形された積層ガラス物品中でガラスコア層として使用するのに極めて好適なものとなっている。具体的には、ガラスコア層の高いCTEが、フュージョン積層プロセスにおいてより低いCTEを有するガラスクラッド層と対にされた場合、ガラスコア層とガラスクラッド層のCTEの差は、冷却時点でガラスクラッド層内に圧縮応力を形成する結果となる。したがって、本明細書中に記載のガラス組成物は、イオン交換処理または熱焼戻しの必要無く、強化された積層ガラス物品を成形するために利用されてよい。
本明細書中に記載のガラス組成物は、それをフュージョンドロープロセスにおける使用および詳細にはフュージョン積層プロセスにおけるガラスコア組成物としての使用に好適なものにする液相粘度を有する。一部の実施形態において、液相粘度は、約250キロポアズ以上である。一部の他の実施形態において、液相粘度は、350キロポアズ以上、あるいは500キロポアズ以上であってよい。本明細書中に記載のガラス組成物の液相粘度が高い原因は、ガラス組成物中の余剰のアルカリ成分(すなわちMO−Al)に起因する正方晶ホウ素の高い濃度と併せた高いSiO含有量の組合せにある。
本明細書中に記載のガラス組成物は、液相粘度と同様、ガラス組成物をフュージョンドロープロセスにおける使用、詳細にはフュージョン積層プロセスにおけるガラスコア層としての使用に好適なものにする低い液相温度を有する。低い液相温度は、フュージョンドロープロセス中のガラスの失透を防止する。こうして、高品質の均質ガラスおよび一貫した流動挙動が保証される。一部の実施形態において、ガラス組成物は、約1050℃以下の液相温度を有する。一部の他の実施形態において、液相温度は約1000℃以下、さらには約950℃以下であってよい。一部の実施形態おいて、ガラス組成物の液相温度は900℃以下であってよい。ガラス組成物の液相温度は概して、B、アルカリ酸化物および/またはアルカリ土類酸化物の濃度の増大に伴って低下する。
以上のことに基づいて、高CTEのガラスのさまざまな実施形態が本明細書中で開示されていることを理解すべきである。高CTEを有するガラス組成物の第1の例示的実施形態において、ガラス組成物は、ガラス網目形成物質として、約70モル%以上、約80モル%以下の濃度のSiOと;約0モル%以上、約8モル%以下の濃度のAlと;約3モル%以上、約10モル%以下の濃度のBと、を含む。ガラス組成物はさらにアルカリ酸化物を含んでいてよい。アルカリ酸化物は、約0モル%以上、約2モル%以下の濃度のNaOと約10モル%以上、約15モル%以下の濃度のKOを含んでいてよい。ガラス組成物はさらに、約5モル%以上、約6モル%以下の濃度でアルカリ土類酸化物を含んでいてよい。アルカリ土類酸化物は、CaO、SrOおよびBaOのうちの少なくとも1つを含む。さらにガラス組成物はMgOを実質的に含まなくてよい。ガラス組成物は、20℃〜300℃の温度範囲にわたり平均して75×10−7/℃以上である熱膨張係数、および250キロポアズ以上の液相粘度を含む。
第2の例示的実施形態において、ガラス組成物は、ガラス網目形成物質として、約73モル%以上、約77モル%以下の濃度のSiOと;約0モル%以上、約3モル%以下の濃度のAlと;約4モル%以上、約5モル%以下の濃度のBと、を含む。ガラス組成物はさらにアルカリ酸化物を含んでいてよい。アルカリ酸化物は、約0モル%以上、約2モル%以下の濃度のNaOと約11.5モル%以上、約12.5モル%以下の濃度のKOを含んでいてよい。ガラス組成物はさらに、約5モル%以上、約6モル%以下の濃度でアルカリ土類酸化物を含んでいてよい。アルカリ土類酸化物は、CaO、SrOおよびBaOのうちの少なくとも1つを含む。さらにガラス組成物はMgOを実質的に含まなくてよい。ガラス組成物は、20℃〜300℃の温度範囲にわたり平均して75×10−7/℃以上である熱膨張係数、および250キロポアズ以上の液相粘度を含む。
第3の例示的実施形態において、ガラス組成物は、ガラス網目形成物質として、約70モル%以上、約80モル%以下の濃度のSiOと;約0モル%以上、約8モル%以下の濃度のAlと;約3モル%以上、約10モル%以下の濃度のBと、を含む。ガラス組成物はさらにアルカリ酸化物を含んでいてよい。アルカリ酸化物は、約0モル%以上、約2モル%以下の濃度のNaOと約10モル%以上、約15モル%以下の濃度のKOを含んでいてよい。ガラス組成物はさらに、約5モル%以上、約6モル%以下の濃度でアルカリ土類酸化物を含んでいてよい。アルカリ土類酸化物は、約1.5モル%以上の濃度のSrOおよび約0モル%〜約2モル%の濃度のBaOを含む。さらにガラス組成物はMgOを実質的に含まなくてよい。ガラス組成物は、20℃〜300℃の温度範囲にわたり平均して75×10−7/℃以上である熱膨張係数、および250キロポアズ以上の液相粘度を含む。
第4の例示的実施形態において、ガラス組成物は、ガラス網目形成物質として、約70モル%以上、約80モル%以下の濃度のSiOと;約0モル%以上、約8モル%以下の濃度のAlと;約3モル%以上、約10モル%以下の濃度のBと、を含む。ガラス組成物はさらにアルカリ酸化物を含んでいてよい。アルカリ酸化物は、約0.1モル%以上、約2モル%以下の濃度のNaOと約10モル%以上、約15モル%以下の濃度のKOを含んでいてよい。ガラス組成物はさらに、約5モル%以上、約6モル%以下の濃度でアルカリ土類酸化物を含んでいてよい。アルカリ土類酸化物は、CaO、SrOおよびBaOのうちの少なくとも1つを含む。さらにガラス組成物はMgOを実質的に含まなくてよい。ガラス組成物は、20℃〜300℃の温度範囲にわたり平均して75×10−7/℃以上である熱膨張係数、および250キロポアズ以上の液相粘度を含む。
第5の例示的実施形態において、ガラス組成物は、ガラス網目形成物質として、約70モル%以上、約80モル%以下の濃度のSiOと;約0モル%以上、約8モル%以下の濃度のAlと;約3モル%以上、約10モル%以下の濃度のBと、を含む。ガラス組成物はさらにアルカリ酸化物を含んでいてよい。アルカリ酸化物は、約0モル%以上、約2モル%以下の濃度のNaOと約10モル%以上、約15モル%以下の濃度のKOを含んでいてよい。この実施形態において、KOの濃度は、Bの濃度とAlの濃度の和よりも大きい。ガラス組成物はさらに、約5モル%以上、約6モル%以下の濃度でアルカリ土類酸化物を含んでいてよい。アルカリ土類酸化物は、CaO、SrOおよびBaOのうちの少なくとも1つを含む。ガラス組成物は、20℃〜300℃の温度範囲にわたり平均して75×10−7/℃以上である熱膨張係数、および250キロポアズ以上の液相粘度を含む。
以上では、各々のガラス組成物のさまざまな成分構成要素(例えばSiO、Alなど)についての具体的な組成範囲を参照しながら、例示的ガラス組成物が記述されてきたが、各々の成分構成要素の各組成範囲には、上述の通り、その成分構成要素についての1つ以上のより狭い組成範囲が含まれていてよいということを理解すべきである。さらに、所望の特性を有するガラスを生産するために、本明細書中に記載のガラス組成物の実施形態のいずれの中にも、成分構成要素のこれらのより狭い範囲および/またはさまざまな成分構成要素間の関係が包含されてよいということも理解すべきである。
ここで図1を参照すると、本明細書中に記載のガラス組成物を使用して、図1中に断面図で概略的に描かれている積層ガラス物品100などのガラス物品を成形してよい。積層ガラス物品100は概して、ガラスコア層102および一対のガラスクラッド層104a、104bを含む。本明細書中に記載のガラス組成物は、本明細書中でさらに詳細に論述される通り、その比較的高い熱膨張係数に起因して、ガラスコア層としての使用に極めて好適である。
図1は、第1の表面103aおよび第1の表面103aとは反対側の第2の表面103bを含んで示されたガラスコア層102を示している。第1のガラスクラッド層104aはガラスコア層102の第1の表面103aに融着され、第2のガラスクラッド層104bはガラスコア層102の第2の表面103bに融着されている。ガラスクラッド層104a、104bは、ガラスコア層102とガラスクラッド層104a、104bとの間に接着剤、コーティング層などのいかなる追加の材料も無く、ガラスコア層102に融着される。こうして、ガラスコア層の第1の表面は第1のガラスクラッド層に直接隣接しており、ガラスコア層の第2の表面は第2のガラスクラッド層に直接隣接している。一部の実施形態において、ガラスコア層102およびガラスクラッド層104a、104bは、フュージョン積層プロセスを介して成形される。ガラスコア層102とガラスクラッド層104aとの間またはガラスコア層102とガラスクラッド層104bとの間またはその両方に、拡散層(図示せず)を形成してよい。このような場合、第1の拡散層の平均クラッド熱膨張係数は、コアの平均クラッド熱膨張係数の値と第1のクラッド層の平均クラッド熱膨張係数の値との間の値を有し、あるいは、第2の拡散層の平均クラッド熱膨張係数は、コアの平均クラッド熱膨張係数の値と第2のクラッド層の平均クラッド熱膨張係数の値との間の値を有する。
本明細書中に記載の積層ガラス物品100の実施形態において、ガラスコア層102は、平均コア熱膨張係数CTEコアを有する第1のガラス組成物から成形され、ガラスクラッド層104a、104bは、平均クラッド熱膨張係数CTEクラッドを有する第2の異なるガラス組成物から成形される。CTEコアはCTEクラッドよりも大きく、その結果、ガラスクラッド層104a、104bはイオン交換または熱焼戻しを受けることなく、圧縮応力を受けることになる。
具体的には、本明細書中に記載のガラス物品100は、参照により本明細書に援用されている米国特許第4,214,886号明細書中に記載のプロセスなどのフュージョン積層プロセスによって成形されてよい。一例として図2を参照すると、積層ガラス物品を成形するための積層フュージョンドロー装置200には、下部アイソパイプ204の上に位置づけされる上部アイソパイプ202が含まれる。上部アイソパイプ202には、溶融装置(図示せず)から溶融ガラスクラッド組成物206が中に補給されるトラフ210が含まれる。同様にして、下部アイソパイプ204には、溶融装置(図示せず)から溶融ガラスコア組成物208が中に補給されるトラフ212が含まれる。本明細書中に記載の実施形態において、溶融ガラスコア組成物208は、溶融ガラスクラッド組成物206の平均熱膨張係数CTEクラッドよりも高い平均熱膨張係数CTEコアを有する。
溶融ガラスコア組成物208は、それがトラフ212を充填するにつれて、トラフ212から溢れ、下部アイソパイプ204の外側成形表面216、218上を流動する。下部アイソパイプ204の外側成形表面216、218は、根元220で収束する。したがって、外側成形表面216、218上を流動する溶融ガラスコア組成物208は、下部アイソパイプ204の根元220で合流して、積層ガラス物品のガラスコア層102を成形する。
同時に、溶融ガラスクラッド組成物206は、上部アイソパイプ202内に形成されたトラフ210から溢れ、上部アイソパイプ202の外側成形表面222、224上を流動する。溶融ガラスクラッド組成物206は、上部アイソパイプ202により外向きに偏向させられ、こうして、溶融ガラスクラッド組成物206は、下部アイソパイプ204のまわりを流動し、下部アイソパイプの外側成形表面216、218の上を流れる溶融ガラスコア組成物208と接触し、溶融ガラスコア組成物に融着し、ガラスコア層102のまわりにガラスクラッド層104a、104bを形成する。
以上で指摘した通り、溶融ガラスコア組成物208は概して、溶融ガラスクラッド組成物206の平均クラッド熱膨張係数CTEクラッドよりも高い平均熱膨張係数CTEコアを有する。したがって、ガラスコア層102およびガラスクラッド層104a、104bが冷却するにつれて、ガラスコア層102とガラスクラッド層104a、104bの熱膨張係数の差により、ガラスクラッド層104a、104b内に圧縮応力が発生する。圧縮応力は、イオン交換処理または熱焼戻し処理無しで、結果として得られた積層ガラス物品の強度を増大させる。
図1に描かれた積層ガラス物品100を再度参照すると、積層ガラス物品のガラスコア層102は、75×10−7/℃以上の熱膨張係数を有する本明細書中に記載のガラス組成物などの、比較的高い平均熱膨張係数を有するガラス組成物から成形される。
例えば、一実施形態において、ガラスコア層はガラス網目形成物質として、約70モル%〜約80モル%のSiOと;約0モル%〜約8モル%のAlと;約3モル%〜約10モル%のBとを含む、以上に記載のガラス組成物などの高いCTEを有するガラス組成物から成形される。ガラス組成物は同様に、約0モル%〜約2モル%のNaOおよび約10モル%〜約15モル%のKOを含んでいてよい。一部の実施形態においてガラス組成物はさらに、約5モル%〜約6モル%のアルカリ土類酸化物を含んでいてよい。組成物中のアルカリ土類酸化物は、CaO、SrOおよびBaOのうちの少なくとも1つを含む。しかしながら、ガラス組成物はMgOを実質的に含まなくてよい。
別の実施形態において、ガラスコア層は、ガラス網目形成物質として約73モル%〜約77モル%のSiOと;約0モル%〜約3モル%のAlと;約4モル%〜約5モル%のBとを含む高いCTEを有するガラス組成物から成形されてよい。ガラス組成物はさらに、約0モル%〜約2モル%のNaOと約11.5モル%〜約12.5モル%のKOを含んでいてよい。
ガラスコア層102として使用するための具体的ガラス組成物が本明細書中に記載されているものの、本明細書中に記載のガラス組成物のいずれを用いて積層ガラス物品100のガラスコア層102を成形してもよいということを理解すべきである。
ガラス積層構造のガラスコア層102は以上で比較的高い熱膨張係数を有するガラス組成物から成形されているものとして記述されてきたが、ガラス物品100のガラスクラッド層104a、104bは、フュージョン成形後に積層ガラス物品を冷却した時点でクラッド層中の圧縮応力の発生を容易にするため、より低い平均熱膨張係数を有するガラス組成物から成形される。例えば、ガラスクラッド層は、20℃〜300℃の温度範囲において平均して40×10−7/℃以下の熱膨張係数を有する、Corning Incorporatedに譲渡された「アルカリを含まない低CTEアルミノホウケイ酸塩ガラス組成物およびそれを含むガラス物品(Low CTE Alkali−Free BoroAluminosilicate Glass Compositions and Glass Articles Comprising the Same)」[代理人整理番号SP12−049P]という名称の同時係属米国特許出願第61/XXX,XXX号明細書中に記載の組成物などのガラス組成物から成形されてよい。例えば、ガラスクラッド層は、約60モル%〜約66モル%のSiOと;約7モル%〜約10モル%のAlと;約14モル%〜約18モル%のBと;約9モル%〜約16モル%のアルカリ土類酸化物とを含み(ここでアルカリ土類酸化物は少なくともCaOを含み、CaOは約3モル%〜約12モル%の濃度でガラス組成物中に存在する)、アルカリ金属およびアルカリ金属含有化合物を実質的に含まないガラス組成物から成形されてよい。ただし、ガラスクラッド層104a、104bの熱膨張係数がガラスコア層102の平均熱膨張係数よりも低いのであれば、積層ガラス物品100のガラスクラッド層104a、104bを成形するために他のガラス組成物を使用してもよい、ということを理解すべきである。
本明細書中に記載のガラス組成物の実施形態は、以下の実施例によりさらに明確になる。
下表1〜3に列挙されたバッチ組成にしたがって、複数の例示的ガラス組成物を調製した。酸化物成分構成要素のバッチを混合し、溶融させ、ガラス板の形に成形した。ガラス溶融物および結果としてのガラス物品の特性(すなわち液相温度、焼鈍点など)を測定し、結果を表1〜3に報告する。
表1〜3を参照すると、本発明のガラス組成物(すなわち実施例A1〜A12)および比較用のガラス組成物(すなわち実施例C1〜C13)の組成および特性が提供されている。表中に示されている通り、実施例A1〜A12は各々、比較的高い液相粘度(約250キロポアズ超)、およびガラス組成物をフュージョン成形プロセスでの使用、詳細にはフュージョン成形された積層ガラス物品中のガラスコア層としての使用に充分好適なものにする比較的高い熱膨張係数(約75×10−7/℃以上)を示した。
比較例C1〜C13は、本発明に由来しない組成物で成形されたものであり、本明細書中では単に比較を目的として提示されている。比較例C1およびC2は、カリウム−バリウム−ケイ酸塩の三元空間(ternary space)内で低い液相領域を調査するために利用された。比較例C4〜C6、C9およびC11は、組成物の液相粘度を250キロポアズ未満まで減少させる高濃度のKOを含んでいた。比較例C7およびC8は、同様に組成物の液相粘度を250キロポアズ未満まで減少させる効果を有する高濃度のBを含んでいた。比較例C10は、同様に組成物の液相粘度を減少させる効果を有する高濃度のNaOを含んでいた。比較例12および13は、各々、相互作用してガラス組成物の液相粘度を有意に低下させる比較的低濃度のSiOと高濃度のKOを有していた。
Figure 0006190827
Figure 0006190827
Figure 0006190827
ここで、本明細書中に記載のガラス組成物が比較的高い平均熱膨張係数を有することを理解すべきである。したがって、本明細書中に記載のガラス組成物は、フュージョン積層プロセスにより圧縮応力を受けた積層ガラス物品を成形する目的で比較的低い熱膨張係数を有するガラス組成物と併用するために極めて好適である。これらのガラス物品は、非限定的に、携帯電話、パーソナルミュージックプレーヤー、タブレットコンピュータ、LCDおよびLEDディスプレー、現金自動預入支払機などを含むさまざまな消費者電子デバイスにおいて利用されてよい。
本明細書においては、積層ガラス物品のガラスコア層としてのガラス組成物の使用に具体的に言及してきたが、ガラス組成物を例えば電子デバイスのバックパネルなどのガラス物品(すなわち非積層ガラス物品)を独立して成形するためにも使用してよいということを理解すべきである。
その上、ガラス組成物中の低いAl濃度ならびにより高いB濃度に起因して、ガラス組成物中でのアルカリイオン移動度は有意に低下させられる。したがって、本明細書中に記載のガラス組成物は、パックプレーン基板内に移動度の非常に高いアルカリイオンが存在すると基板上の薄膜トランジスタが損傷を受けることのあるLCD、LEDおよびOLEDディスプレーのバックプレーン基板として使用するために極めて好適である。本明細書中に記載のガラス組成物は、バックプレーン基板全体を成形するために使用されてよく、あるいは積層ガラス基板内のアルカリを含まないガラスクラッド層に包み込まれたガラスコア層として使用されてもよい。
さらに、本明細書においては、積層ガラス物品中のガラスコア層としてのガラス組成物の使用に具体的に言及してきたが、電子デバイス用カバーガラスなどのガラス物品および他の類似のガラス物品を成形するために独立して(すなわち積層構造の一部としてではなく)ガラス組成物を使用してもよいということを理解すべきである。
当業者にとっては、請求対象の主題の精神および範囲から逸脱することなく、本明細書中に記載の実施形態に対しさまざまな修正および変形を加えることができるということは明白である。したがって、明細書は、添付のクレームおよびそれらの均等物の範囲内に入ることを条件として本明細書中に記載のさまざまな実施形態の修正形態および変形形態を網羅するように意図される。
他の実施態様
1.ガラス組成物において、
約70モル%〜約80モル%のSiO と;
約0モル%〜約8モル%のAl と;
約3モル%〜約10モル%のB と;
約0モル%〜約2モル%のNa Oと;
約10モル%〜約15モル%のK Oと;
約5モル%〜約6モル%のアルカリ土類酸化物と;
を含み、
前記アルカリ土類酸化物がCaO、SrOおよびBaOのうちの少なくとも1つであり;
前記ガラス組成物が、20℃〜300℃の温度範囲にわたり平均して75×10 −7 /℃以上である熱膨張係数を含み;
前記ガラス組成物が250キロポアズ以上の液相粘度を含み:
前記ガラス組成物がMgOを実質的に含まない、ガラス組成物。
2.第1のガラスクラッド層と第2のガラスクラッド層との間に配置されたガラスコア層を含むガラス物品において、前記ガラスコア層が、
約70モル%〜約80モル%のSiO と;
約0モル%〜約8モル%のAl と;
約3モル%〜約10モル%のB と;
約0モル%〜約2モル%のNa Oと;
約10モル%〜約15モル%のK Oと;
を含み、20℃〜300℃の温度範囲にわたり平均して75×10 −7 /℃以上である熱膨張係数を含むガラス組成物から成形されている、ガラス物品。
3.前記ガラス組成物が約5モル%〜約6モル%のアルカリ土類酸化物を含み、
前記アルカリ土類酸化物がCaO、SrOおよびBaOのうちの少なくとも1つであり;
前記ガラス組成物がMgOを実質的に含まず;
前記アルカリ土類酸化物が、
・ 約1.5モル%以上のSrOと;
・ 約0モル%〜約2モル%のBaOと;
を含む、実施態様1に記載のガラス組成物または実施態様2に記載のガラス物品。
4.前記ガラス組成物が、
約73モル%〜約77モル%のSiO と;
約0モル%〜約3モル%のAl と;
約4モル%〜約5モル%のB と;
約0モル%〜約2モル%のNa Oと;
約11.5モル%〜約12.5モル%のK Oと、
を含む、実施態様1または3に記載のガラス組成物、もしくは実施態様2または3に記載のガラス物品。
5.前記ガラス組成物中のNa Oの濃度が約0.1モル%以上であるか、
前記ガラス組成物がBaOを実質的に含まないか、または
前記ガラス組成物が重金属を実質的に含まないか、
の少なくとも1つである、実施態様1、3および4のいずれかに記載のガラス組成物または実施態様2〜4のいずれかに記載のガラス物品。
6.前記ガラス組成物中のK O濃度(モル%)が、前記ガラス組成物中のB 濃度(モル%)と前記ガラス組成物中のAl 濃度(モル%)の和より大きい、実施態様1および3〜5のいずれかに記載のガラス組成物または実施態様2〜5のいずれかに記載のガラス物品。
7.前記ガラスコア層が平均コア熱膨張係数CTE コア を有し;
前記第1のガラスクラッド層および前記第2のガラスクラッド層が、前記平均コア熱膨張係数CTE コア よりも低い平均クラッド熱膨張係数CTE クラッド を有する、実施態様2〜6のいずれかに記載のガラス物品。
8.前記ガラスコア層の第1の表面が前記第1のガラスクラッド層に直接隣接し、前記ガラスコア層の第2の表面が前記第2のガラスクラッド層に直接隣接する、実施態様2〜7のいずれかに記載のガラス物品。
9.拡散層が、前記第1のガラスクラッド層または前記第2のガラスクラッド層の少なくとも1つと前記ガラスコア層との間に配置されており、前記拡散層の前記平均熱膨張係数が、前記ガラスコア層の平均コア熱膨張係数の値と前記第1のガラスクラッド層または第2のガラスクラッド層のうちの前記少なくとも1つの平均クラッド熱膨張係数の値との間の値を有する、実施態様2〜8のいずれかに記載のガラス物品。
10.LCDおよびLEDディスプレー、コンピュータモニター、現金自動預入支払機(ATM)を含む消費者用または業務用電子デバイスにおけるカバーガラスまたはガラスバックプレーンの利用分野;携帯電話、パーソナルメディアプレーヤーおよびタブレットコンピュータを含むポータブル式電子デバイス用のタッチスクリーンまたはタッチセンサーの利用分野;太陽電池の利用分野;建築用ガラスの利用分野;自動車または車両用ガラスの利用分野;または業務用または家庭用電化製品の利用分野を目的とする、実施態様1および3〜6のいずれかに記載のガラス組成物または実施態様2〜9のいずれかに記載のガラス物品の使用

Claims (11)

  1. ガラス組成物において、
    70モル%〜80モル%のSiOと;
    0モル%〜8モル%のAlと;
    3モル%〜10モル%のBと;
    0モル%〜2モル%のNaOと;
    10モル%〜15モル%のKOと;
    5モル%〜6モル%のアルカリ土類酸化物であって、主としてSrOまたはBaOを含むアルカリ土類酸化物と;
    を含み、
    20℃〜300℃の温度範囲にわたり平均して75×10−7/℃以上である熱膨張係数を含み;
    250キロポアズ以上の液相粘度を含み;
    前記ガラス組成物中のMgOの濃度が1モル%未満であり;および
    前記ガラス組成物中のCaOの濃度が0モル%である
    ことを特徴とするガラス組成物。
  2. 第1のガラスクラッド層と第2のガラスクラッド層との間に配置されたガラスコア層を含むガラス物品において、前記ガラスコア層が、
    70モル%〜80モル%のSiOと;
    0モル%〜8モル%のAlと;
    3モル%〜10モル%のBと;
    0モル%〜2モル%のNaOと;
    10モル%〜15モル%のKOと;
    5モル%〜6モル%のアルカリ土類酸化物であって、主としてSrOまたはBaOを含むアルカリ土類酸化物と;
    を含み、20℃〜300℃の温度範囲にわたり平均して75×10−7/℃以上である熱膨張係数を含み、MgOの濃度が1モル%未満であり、およびCaOの濃度が0モル%であるガラス組成物から形成されている、ガラス物品。
  3. 前記アルカリ土類酸化物が、
    1.5モル%以上のSrOと;
    0モル%〜2モル%のBaOと;
    を含む、請求項1記載のガラス組成物。
  4. 73モル%〜77モル%のSiOと;
    0モル%〜3モル%のAlと;
    4モル%〜5モル%のBと;
    0モル%〜2モル%のNaOと;
    11.5モル%〜12.5モル%のKOと、
    を含む、請求項1または3記載のガラス組成物。
  5. 前記ガラス組成物中のNaOの濃度が0.1モル%以上であるか、
    前記ガラス組成物中のBaOの濃度が1モル%未満であるか、または
    前記ガラス組成物中の重金属の濃度が1モル%未満であるか、
    の少なくとも1つである、請求項1、3および4いずれか1項記載のガラス組成物。
  6. 前記ガラス組成物中のKO濃度(モル%)が、該ガラス組成物中のB濃度(モル%)と前記ガラス組成物中のAl濃度(モル%)の和より大きい、請求項1および3〜5いずれか1項記載のガラス組成物。
  7. 第1のガラスクラッド層と第2のガラスクラッド層との間に配置されたガラスコア層を含むガラス物品において、前記ガラスコア層が、請求項1および3〜いずれか1項記載のガラス組成物から形成されている、ガラス物品。
  8. 前記ガラスコア層が平均コア熱膨張係数CTEコアを有し;
    前記第1のガラスクラッド層および前記第2のガラスクラッド層が、前記平均コア熱膨張係数CTEコアよりも低い平均クラッド熱膨張係数CTEクラッドを有する、請求項2または記載のガラス物品。
  9. 前記ガラスコア層の第1の表面が前記第1のガラスクラッド層に直接隣接し、前記ガラスコア層の第2の表面が前記第2のガラスクラッド層に直接隣接する、請求項2、およびいずれか1項記載のガラス物品。
  10. 拡散層が、前記第1のガラスクラッド層または前記第2のガラスクラッド層の少なくとも1つと前記ガラスコア層との間に配置されており、前記拡散層の平均熱膨張係数が、前記ガラスコア層の平均コア熱膨張係数の値と前記第1のガラスクラッド層または第2のガラスクラッド層のうちの前記少なくとも1つの平均クラッド熱膨張係数の値との間の値を有する、請求項2、およびいずれか1項記載のガラス物品。
  11. LCDおよびLEDディスプレー、コンピュータモニター、現金自動預入支払機(ATM)を含む消費者用または業務用電子デバイスにおけるカバーガラスまたはガラスバックプレーンの利用分野;携帯電話、パーソナルメディアプレーヤーおよびタブレットコンピュータを含むポータブル式電子デバイス用のタッチスクリーンまたはタッチセンサーの利用分野;太陽電池の利用分野;建築用ガラスの利用分野;自動車または車両用ガラスの利用分野;または業務用または家庭用電化製品の利用分野のための、請求項1および3〜7いずれか1項記載のガラス組成物または請求項2および10いずれか1項記載のガラス物品の使用。
JP2014560011A 2012-02-29 2013-02-28 高cteのホウケイ酸カリウムコアガラスおよびそれを含むガラス物品 Active JP6190827B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201261604869P 2012-02-29 2012-02-29
US61/604,869 2012-02-29
PCT/US2013/028145 WO2013130700A1 (en) 2012-02-29 2013-02-28 High cte potassium borosilicate core glasses and glass articles comprising the same

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2015512851A JP2015512851A (ja) 2015-04-30
JP2015512851A5 JP2015512851A5 (ja) 2016-04-21
JP6190827B2 true JP6190827B2 (ja) 2017-08-30

Family

ID=47884557

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014560011A Active JP6190827B2 (ja) 2012-02-29 2013-02-28 高cteのホウケイ酸カリウムコアガラスおよびそれを含むガラス物品

Country Status (8)

Country Link
US (1) US9512030B2 (ja)
EP (1) EP2819960B1 (ja)
JP (1) JP6190827B2 (ja)
KR (1) KR101775208B1 (ja)
CN (1) CN104364213B (ja)
IN (1) IN2014DN07757A (ja)
TW (1) TWI564262B (ja)
WO (1) WO2013130700A1 (ja)

Families Citing this family (39)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9302937B2 (en) 2010-05-14 2016-04-05 Corning Incorporated Damage-resistant glass articles and method
TWI572480B (zh) 2011-07-25 2017-03-01 康寧公司 經層壓及離子交換之強化玻璃疊層
TWI614227B (zh) 2012-02-29 2018-02-11 康寧公司 低cte之無鹼硼鋁矽酸鹽玻璃組成物及包含其之玻璃物件
WO2013130665A2 (en) 2012-02-29 2013-09-06 Corning Incorporated Low cte, ion-exchangeable glass compositions and glass articles comprising the same
IN2015DN03050A (ja) 2012-10-04 2015-10-02 Corning Inc
CN104936912A (zh) * 2012-10-04 2015-09-23 康宁股份有限公司 具有玻璃层和玻璃陶瓷层的制品以及该制品的制造方法
US9434632B2 (en) * 2013-02-26 2016-09-06 Corning Incorporated Glass forming apparatus and method
WO2015023561A2 (en) 2013-08-15 2015-02-19 Corning Incorporated Intermediate to high cte glasses and glass articles comprising the same
CN105764865A (zh) 2013-08-15 2016-07-13 康宁股份有限公司 掺杂有碱金属和不含碱金属的硼铝硅酸盐玻璃
JP6630287B2 (ja) 2014-03-27 2020-01-15 コーニング インコーポレイテッド ガラス物品
KR102433785B1 (ko) * 2014-05-07 2022-08-18 코닝 인코포레이티드 적층 유리 제품 및 이의 형성방법
US10399890B2 (en) 2014-05-21 2019-09-03 Corning Incorporated Alkali-doped and alkali-free boroaluminosilicate glass
US11097974B2 (en) 2014-07-31 2021-08-24 Corning Incorporated Thermally strengthened consumer electronic glass and related systems and methods
WO2016028625A1 (en) * 2014-08-21 2016-02-25 Corning Incorporated Methods for preventing blisters in laminated glass articles and laminated glass articles formed therefrom
US10479719B2 (en) 2014-08-28 2019-11-19 Corning Incorporated Apparatus and method for cutting a glass sheet
CN107001096A (zh) 2014-10-07 2017-08-01 康宁股份有限公司 具有确定的应力分布的玻璃制品及其生产方法
WO2016094282A1 (en) * 2014-12-08 2016-06-16 Corning Incorporated Laminated glass article with low compaction and method for forming the same
EP3950616A1 (en) * 2015-06-02 2022-02-09 Corning Incorporated Laminated glass article with tinted layer
US11167528B2 (en) 2015-10-14 2021-11-09 Corning Incorporated Laminated glass article with determined stress profile and method for forming the same
CN113232386B (zh) * 2015-11-05 2023-06-09 康宁股份有限公司 具有确定模量对比的层压玻璃制品及其形成方法
KR102492060B1 (ko) 2016-01-12 2023-01-26 코닝 인코포레이티드 얇은, 열적 및 화학적으로 강화된 유리-계 제품
US11795102B2 (en) 2016-01-26 2023-10-24 Corning Incorporated Non-contact coated glass and related coating system and method
CN108602713B (zh) * 2016-02-02 2022-05-17 肖特玻璃科技(苏州)有限公司 用于玻璃载体晶片的低cte硼铝硅酸盐玻璃
EP3421432A4 (en) 2016-02-26 2019-10-09 Agc Inc. METHOD FOR GLASS PLATE CURING HARDENED GLASS PLATE
TWI750807B (zh) * 2016-04-08 2021-12-21 美商康寧公司 包含金屬氧化物濃度梯度之玻璃基底物件
TWI822657B (zh) * 2016-05-04 2023-11-21 美商康寧公司 有色的鋁矽酸鹽玻璃成分和包括其之玻璃製品
CN106175413A (zh) * 2016-08-22 2016-12-07 江苏金海玛电器有限公司 一种不粘锅具的制作方法
EP3548277B1 (en) * 2016-11-30 2023-10-25 Corning Incorporated Fusion-formable automotive glass compositions, articles, and laminates
CN111065609A (zh) 2017-08-24 2020-04-24 康宁股份有限公司 具有改进的回火能力的玻璃
TWI785156B (zh) 2017-11-30 2022-12-01 美商康寧公司 具有高熱膨脹係數及對於熱回火之優先破裂行為的非離子交換玻璃
CN113165982B (zh) * 2018-12-21 2022-12-27 株式会社村田制作所 层叠体和电子部件
WO2020180516A1 (en) * 2019-03-07 2020-09-10 Corning Incorporated Glass carriers for fan-out packaging having target coefficients of thermal expansion and methods for making the same
US11548266B2 (en) * 2019-03-29 2023-01-10 Corning Incorporated Scratch and damage resistant laminated glass articles
US20220212446A1 (en) 2019-04-23 2022-07-07 Corning Incorporated Glass laminates having determined stress profiles and methods of making the same
US20200371285A1 (en) * 2019-05-24 2020-11-26 Nlight, Inc. Apparatuses for scattering light and methods of forming apparatuses for scattering light
CN114514115B (zh) 2019-08-06 2023-09-01 康宁股份有限公司 具有用于阻止裂纹的埋入式应力尖峰的玻璃层压体及其制造方法
WO2021095917A1 (ko) * 2019-11-13 2021-05-20 엘지전자 주식회사 통신용 복합 유리 및 이의 제조 방법
DE102020108867A1 (de) * 2020-03-31 2021-09-30 Schott Ag Einschmelzglas und dessen Verwendung
CN114380579A (zh) * 2022-01-22 2022-04-22 中国振华集团云科电子有限公司 一种低介电常数低温共烧陶瓷材料及其生瓷带制备方法

Family Cites Families (79)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL274292A (ja) 1961-02-03
US3499776A (en) 1966-07-13 1970-03-10 Owens Illinois Inc Alkali metal borosilicate glass compositions containing zirconia
US3597305A (en) 1968-06-06 1971-08-03 Corning Glass Works Subsurface fortified glass or glass-ceramic laminates
US3737294A (en) 1970-08-28 1973-06-05 Corning Glass Works Method for making multi-layer laminated bodies
US3673049A (en) 1970-10-07 1972-06-27 Corning Glass Works Glass laminated bodies comprising a tensilely stressed core and a compressively stressed surface layer fused thereto
US3849097A (en) 1970-10-07 1974-11-19 Corning Glass Works Method for continuously hot forming strong laminated bodies
US3746526A (en) 1971-03-10 1973-07-17 Corning Glass Works Method for forming subsurface fortified laminates
US3931438A (en) 1971-11-08 1976-01-06 Corning Glass Works Differential densification strengthening of glass-ceramics
US4102664A (en) 1977-05-18 1978-07-25 Corning Glass Works Method for making glass articles with defect-free surfaces
US4214886A (en) 1979-04-05 1980-07-29 Corning Glass Works Forming laminated sheet glass
JPS6058182B2 (ja) 1980-04-14 1985-12-18 日本電気硝子株式会社 ガラス組成物
NL8304361A (nl) 1983-12-20 1985-07-16 Philips Nv Glassamenstelling geschikt voor gebruik in een fluorescentielamp, buis en lampvat vervaardigd uit deze glassamenstelling en fluorescentielamp voorzien van een lampvat uit deze glassamenstelling.
US4980318A (en) 1989-05-10 1990-12-25 Corning Incorporated High refractive index photochromic glasses
US5559060A (en) 1992-05-22 1996-09-24 Corning Incorporated Glass for laminated glass articles
JPH06163955A (ja) 1992-11-27 1994-06-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 太陽電池用基板及び太陽電池
US5342426A (en) 1993-07-16 1994-08-30 Corning Incorporated Making glass sheet with defect-free surfaces and alkali metal-free soluble glasses therefor
US5631195A (en) 1994-09-14 1997-05-20 Asahi Glass Company Ltd. Glass composition and substrate for plasma display
JP3831957B2 (ja) 1994-09-14 2006-10-11 旭硝子株式会社 ガラス組成物及びプラズマディスプレー用基板
GB9525111D0 (en) 1995-12-08 1996-02-07 Pilkington Plc Glass and glass products
JP3731281B2 (ja) 1996-03-14 2006-01-05 旭硝子株式会社 基板用ガラス組成物
US5908794A (en) 1996-03-15 1999-06-01 Asahi Glass Company Ltd. Glass composition for a substrate
JP3804159B2 (ja) 1996-03-15 2006-08-02 旭硝子株式会社 ガラス基板およびpdp用ガラス基板
JPH10152339A (ja) 1996-09-27 1998-06-09 Nippon Sheet Glass Co Ltd 耐熱性ガラス組成物
US6060168A (en) 1996-12-17 2000-05-09 Corning Incorporated Glasses for display panels and photovoltaic devices
FR2759077B1 (fr) 1997-02-03 1999-04-23 Corning Sa Verres photochromiques ameliores
CA2278518A1 (en) 1997-02-03 1998-08-06 Yves A.H. Brocheton Improved photochromic glasses
DE19721738C1 (de) 1997-05-24 1998-11-05 Schott Glas Aluminosilicatglas für flache Anzeigevorrichtungen und Verwendungen
JPH11135819A (ja) 1997-10-31 1999-05-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 化合物薄膜太陽電池
JPH11180728A (ja) 1997-12-22 1999-07-06 Central Glass Co Ltd ディスプレイ装置用基板ガラス組成物
JPH11180727A (ja) 1997-12-22 1999-07-06 Central Glass Co Ltd 表示装置用基板ガラス組成物
JPH11310432A (ja) 1998-04-27 1999-11-09 Asahi Glass Co Ltd 基板用ガラス組成物
JPH11310433A (ja) 1998-04-27 1999-11-09 Central Glass Co Ltd 表示装置用基板ガラス
JPH11310430A (ja) 1998-04-27 1999-11-09 Asahi Glass Co Ltd 基板として用いるためのガラス組成物
JPH11335133A (ja) 1998-05-27 1999-12-07 Central Glass Co Ltd 表示装置用基板ガラス
JP2000091601A (ja) 1998-09-07 2000-03-31 Honda Motor Co Ltd 太陽電池
CN1160268C (zh) 1998-11-30 2004-08-04 康宁股份有限公司 用于平板显示器的玻璃
US6207603B1 (en) 1999-02-05 2001-03-27 Corning Incorporated Solar cell cover glass
DE19942259C1 (de) 1999-09-04 2001-05-17 Schott Glas Erdalkalialuminoborosilicatglas und dessen Verwendungen
DE10005088C1 (de) 2000-02-04 2001-03-15 Schott Glas Alkalihaltiges Aluminoborosilicatglas und seine Verwendung
JP2001294441A (ja) 2000-04-11 2001-10-23 Asahi Glass Co Ltd 基板用ガラス
JP2002025762A (ja) 2000-07-04 2002-01-25 Nippon Electric Glass Co Ltd 無機elディスプレイガラス基板
JP2002053340A (ja) 2000-08-09 2002-02-19 Nippon Electric Glass Co Ltd 無機elディスプレイガラス基板
JP4071480B2 (ja) * 2001-08-31 2008-04-02 松下電器産業株式会社 ランプ用ガラス組成物、これを用いたランプ用ステムおよびバルブ、ならびにこれを用いたランプ
JP4767456B2 (ja) 2001-09-04 2011-09-07 Agcテクノグラス株式会社 照明用ガラス組成物
JP3532178B2 (ja) 2001-10-22 2004-05-31 Hoya株式会社 半導体パッケージ用窓材ガラス及びその製造方法
US6753279B2 (en) 2001-10-30 2004-06-22 Corning Incorporated Glass composition for display panels
JP2003261352A (ja) 2002-03-08 2003-09-16 Asahi Techno Glass Corp ディスプレイ用ガラスおよびディスプレイ用ガラス部品
JP4265157B2 (ja) 2002-07-01 2009-05-20 日本電気硝子株式会社 フラットパネルディスプレイ装置用ガラス基板
DE10238930C1 (de) * 2002-08-24 2003-11-20 Schott Glas Borosilicatglas und seine Verwendungen
US6992030B2 (en) 2002-08-29 2006-01-31 Corning Incorporated Low-density glass for flat panel display substrates
EP1426345A1 (en) 2002-12-03 2004-06-09 Corning Incorporated Borosilicate glass compositions and uses therof
JP4320772B2 (ja) 2003-02-13 2009-08-26 日本電気硝子株式会社 フラットパネルディスプレイ装置用ガラス基板
US7514149B2 (en) 2003-04-04 2009-04-07 Corning Incorporated High-strength laminated sheet for optical applications
FR2854627B1 (fr) 2003-05-07 2006-05-26 Saint Gobain Composition de verre silico-sodo-calcique, notamment pour la realisation de substrats
JP2005089286A (ja) 2003-08-12 2005-04-07 Nippon Electric Glass Co Ltd フラットパネルディスプレイ装置用ガラス基板
US7572746B2 (en) * 2003-09-09 2009-08-11 Kabushiki Kaisha Ohara Optical glass
JP4371841B2 (ja) 2004-02-09 2009-11-25 Hoya株式会社 半導体パッケージ用窓材ガラス
US7201965B2 (en) 2004-12-13 2007-04-10 Corning Incorporated Glass laminate substrate having enhanced impact and static loading resistance
JP4756856B2 (ja) 2004-12-15 2011-08-24 AvanStrate株式会社 ガラス組成物およびその製造方法
JP2006188406A (ja) 2005-01-07 2006-07-20 Asahi Glass Co Ltd 平板ディスプレイ用真空外囲器およびそれを用いた平板ディスプレイ
KR100750990B1 (ko) 2005-06-22 2007-08-22 주식회사 케이씨씨 기판용 고 변형점 유리 조성물
WO2007052489A1 (ja) 2005-10-31 2007-05-10 Ohara Inc. 光学ガラス、光学ガラスの製造装置およびその製造方法
US8007913B2 (en) 2006-02-10 2011-08-30 Corning Incorporated Laminated glass articles and methods of making thereof
US8389852B2 (en) 2006-02-22 2013-03-05 Guardian Industries Corp. Electrode structure for use in electronic device and method of making same
JP5013304B2 (ja) 2006-03-17 2012-08-29 日本電気硝子株式会社 ディスプレイ用ガラス基板
DE502006000844D1 (de) 2006-03-20 2008-07-10 Schott Ag Optisch detektierbares floatbares arsen- und antimonfreies, keramisierbares Lithium-Aluminosilikat-Glas
CN101484838B (zh) * 2006-06-30 2011-11-02 旭硝子株式会社 液晶显示面板
JP2008280189A (ja) 2007-05-08 2008-11-20 Nippon Electric Glass Co Ltd 太陽電池用ガラス基板およびその製造方法
US20080308146A1 (en) 2007-06-14 2008-12-18 Guardian Industries Corp. Front electrode including pyrolytic transparent conductive coating on textured glass substrate for use in photovoltaic device and method of making same
CN101074146B (zh) 2007-06-16 2010-10-06 成都光明光电股份有限公司 吸收紫外光的低膨胀系数玻璃
DE102007031317B4 (de) 2007-07-05 2009-11-05 Schott Ag Bleifreies Glaskomposit mit niedrigem Wärmeausdehnungskoeffizienten, Verfahren zur Herstellung und Verwendung
JP2009048180A (ja) 2007-07-20 2009-03-05 Panasonic Corp 撮像装置
TW200940473A (en) 2008-03-21 2009-10-01 Lighting Glass Company Ltd L Low-sodium-oxide glass and glass tube
US8187715B2 (en) 2008-05-13 2012-05-29 Corning Incorporated Rare-earth-containing glass material and substrate and device comprising such substrate
EP2299536A4 (en) 2008-06-17 2011-12-21 Nippon Electric Glass Co SUBSTRATE FOR SOLAR CELL AND OXIDE SEMICONDUCTOR ELECTRODE FOR COLOR-SENSITIZED SOLAR CELL
US8445394B2 (en) 2008-10-06 2013-05-21 Corning Incorporated Intermediate thermal expansion coefficient glass
US9371247B2 (en) * 2009-05-29 2016-06-21 Corsam Technologies Llc Fusion formable sodium free glass
TWI614227B (zh) 2012-02-29 2018-02-11 康寧公司 低cte之無鹼硼鋁矽酸鹽玻璃組成物及包含其之玻璃物件
WO2015023561A2 (en) * 2013-08-15 2015-02-19 Corning Incorporated Intermediate to high cte glasses and glass articles comprising the same

Also Published As

Publication number Publication date
US20150037552A1 (en) 2015-02-05
JP2015512851A (ja) 2015-04-30
EP2819960A1 (en) 2015-01-07
KR20140141601A (ko) 2014-12-10
CN104364213B (zh) 2018-08-10
TW201343590A (zh) 2013-11-01
CN104364213A (zh) 2015-02-18
KR101775208B1 (ko) 2017-09-19
US9512030B2 (en) 2016-12-06
IN2014DN07757A (ja) 2015-05-15
EP2819960B1 (en) 2022-07-13
TWI564262B (zh) 2017-01-01
WO2013130700A1 (en) 2013-09-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6190827B2 (ja) 高cteのホウケイ酸カリウムコアガラスおよびそれを含むガラス物品
JP6162156B2 (ja) 低cteアルカリ非含有ボロアルミノケイ酸塩ガラス組成物及びこれからなるガラス物品
US11168018B2 (en) Aluminoborosilicate glass substantially free of alkali oxides
JP6214570B2 (ja) イオン交換可能な低cteガラス組成物および該ガラス組成物を含むガラス物品
US10357945B2 (en) Laminated glass article with ceramic phase and method of making the article
US10570055B2 (en) Article with glass layer and glass-ceramic layer and method of making the article
JP6152589B2 (ja) 高cteのオパールガラス組成物およびそれを含むガラス物品
TWI672282B (zh) 中間cte玻璃及包括該玻璃之玻璃製品

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160229

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160229

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161020

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161025

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20170110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170324

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170404

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170511

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170711

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170807

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6190827

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250