JP6181046B2 - 抗真菌剤 - Google Patents

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Description

関連出願の参照
本特許出願は、2012年4月27日に出願された日本国特許出願2012−104147号および2012年11月9日に出願された日本国特許出願2012−247651号に基づく優先権の主張を伴うものであり、かかる先の特許出願における全開示内容は、引用することにより本明細書の一部とされる。
本発明は、飲食品等の対象の殺菌に使用しうる抗菌剤に関する。
従来、加工食品の製造時または保存中における腐敗、劣化に関与する菌の増殖や発生を抑制するために、各種合成品または天然物由来成分を含む種々の抗菌剤が提案されてきた。
さらに近年では、食品の安心・安全意識の高まりから、合成品より天然物由来のものが好まれ、このような背景から、天然物由来成分を含む抗菌剤が多く市販されている。
例えば、特許文献1には天然物であるε-ポリリジン、プロタミンを併用するカビ等に効果がある抗菌性のある食品用保存剤が開示されている。
これらの天然物由来成分を含む抗菌剤は、カビ、酵母等の真菌に対して、ある程度の効果はみられる。しかしながら、天然物由来成分は、独特の香りや味を持つものが多い。そのため、食品へ添加できる量には限界があり、食品の風味への影響を考慮した場合には、食品に十分な保存性を与えることが難しいといった問題もある。
そこで、天然物由来成分と各種合成品とを併用するような工夫も行われている。
例えば、特許文献2には、ポリグリセリン脂肪酸エステルとε-ポリリジンとを併用することを特徴とする抗菌性のある食品用保存剤が開示されている。また、特許文献3には、ポリグリセリン脂肪酸エステルとプロタミンとを併用することを特徴とする抗菌性のある食品用保存剤が開示されている。また、特許文献4にはレシチンと食品用親水性乳化剤を併用した抗真菌剤が示されている。
しかしながら、一般的に、カビと酵母の両方に効果のある抗真菌剤はほとんどない。例えば、特許文献2に記載のε-ポリリジンおよび3記載のプロタミンは、単独では、真菌への効果が低いことが特許文献1に示されている。また、特許文献4においては、一般の真菌は加熱により殺菌している。
したがって、カビ、酵母等の真菌に対して優れた効果を発揮し、かつ、飲食品等の風味への影響の少ない、天然物成分を利用した抗真菌剤が依然として求められている。
特開平2−107175号公報 特開平6−253797号公報 特開平2−23855号公報 特開2000−197471号公報
本発明者らは、鋭意研究の結果、アムラ植物体またはその処理物と脂肪酸エステル類とを併せて飲食品等の対象に適用すると、カビ、酵母等の真菌に対して優れた抗菌効果を奏することを見出し、アムラ植物体またはその処理物と脂肪酸エステル類に併せてホップエキスをさらに適用することにより、顕著な抗菌効果を奏することを見出した。本発明は、かかる知見に基づくものである。
したがって、本発明は飲食品等の対象の汚染に関与する菌、特にカビ、酵母等の真菌の増殖を効果的に抑制する抗真菌剤の提供をその目的としている。
具体的には、以下の発明が提供される。
(1)アムラ植物体またはその処理物と脂肪酸エステル類とを含んでなる、抗真菌剤。
(2)エタノールをさらに含んでなる、(1)に記載の抗真菌剤。
(3)ホップエキスをさらに含んでなる、(1)または(2)に記載の抗真菌剤。
(4)アムラ植物体またはその処理物と脂肪酸エステル類とを飲食品に添加することを含んでなる、真菌の増殖リスクの低減された飲食品の製造方法。
(5)エタノールを添加することをさらに含んでなる、(4)に記載の飲食品の製造方法。
(6)ホップエキスを添加することをさらに含んでなる、(4)または(5)に記載の飲食品の製造方法。
(7)アムラの植物体またはその処理物と脂肪酸エステル類とを飲食品に添加することを含んでなる、飲食品における真菌の増殖を抑制する方法。
(8)ホップエキスを飲食品にさらに添加することを含んでなる、(7)に記載の飲食品における真菌の増殖を抑制する方法。
(9)抗菌剤としての、アムラの植物体またはその処理物と脂肪酸エステル類とを含んでなる組み合わせの使用。
(10)上記組み合わせが、ホップエキスをさらに含んでなる、(9)に記載の使用。
本発明によれば、飲食品等の対象に残存した各種菌類、特にカビ、酵母等の真菌の増殖を効果的に抑制することができる。また、本発明の抗菌剤は、飲食品等の風味への影響が少ない点でも有利である。
発明の具体的説明
本発明の抗真菌剤は、アムラ植物体またはその処理物と脂肪酸エステル類とを含んでなることを特徴とする。本発明の抗真菌剤は、対象に作用して変質または異臭の発生等の劣化を招く腐敗菌、特にはカビまたは酵母の増殖抑制において有利に利用できる。
本発明の抗真菌剤は、カビ、酵母等の真菌に対して用いることができるが、好適な真菌の例としては、クラドスポリウム属(Cladosporium cladosporioides等)、アスペルギウス属(Aspergillus niger等)、ペニシリウム属(Penicillium glabrum等)等のカビ、ピキア属(Pichia anomala等)、サッカロミセス属(Saccharomyces cerevisiae等)等の酵母が挙げられる。
本発明で用いられるアムラ(Amla)は、学名をフィランサス エンブリカ(Phyllanthus embilica)、別名をエンブリカ オフィシナリス(Emblica officinalis Gaertn)、英名をエンブリックミロバラン(Emblicmyrobalan)、和名をコミカンソウ、ユカン、インドスグリまたはアンマロク等と呼ばれる、トウダイグサ科エンブリカ属の落葉亜高木(中低木)である。
本発明の抗真菌剤には、アムラ植物体をそのまま適用してもよく、アムラ植物体の各種処理物を適用してもよい。
アムラ植物体としては、例えば、花、果実、葉、茎、根、木部が挙げられるが、好ましくはアムラ果実である。ここで、アムラ果実とは、アムラの木に生る果肉をもった実のことを意味する。本発明に用いられるアムラ果実は、特に限定されず、未熟果実、完熟果実、のいずれであってもよい。
また、アムラの植物体の処理物としては、アムラ植物体を物理的、化学的または生物的に処理して得られる各種処理物が挙げられるが、より具体的には、圧搾処理物、乾燥処理物、粉砕処理物または抽出処理物である。
アムラの植物体の処理は、公知の装置を用いて、圧搾処理、乾燥処理(天日乾燥、風乾、凍結乾燥等)、粉砕処理または抽出処理等を、単独でまたは複数組み合わせて行うことができる。
また、抽出処理は、飲食品加工分野等で一般的に用いられている種々の抽出処理を用いることができる。抽出処理の具体例としては、溶媒抽出、気流抽出、圧搾抽出等が挙げられるが、溶媒抽出または圧搾抽出が簡便であり、好ましく用いられる。また、抽出処理物には、必要に応じて、固液分離処理(吸着、濾過、遠心分離等)、濃縮処理、精製処理等をさらに施してもよい。また、抽出処理物は、一度抽出操作した後、再度抽出操作に供してもよい。抽出操作の具体的な条件または方法は、アムラ植物体の種類または量によって適宜選択することができる。
抽出処理で用いられる抽出溶媒としては、飲食品等への利用という観点から、好ましくは水、エタノール、または、水およびエタノールの任意比率の混合溶媒が用いられる。
混合溶媒のエタノール濃度は、好ましくはエタノール濃度が1〜99.9容量%、より好ましくは2〜60容量%、さらに好ましくは5〜30容量%である。
抽出操作の具体的な例としては、アムラ果実を抽出溶媒中0〜50℃で1分間〜24時間浸漬および撹拌した後、濾過または遠心分離する方法が挙げられる。ここで、抽出時の温度、時間等の条件は、特に限定されず、アムラ植物体の部位や量によって当業者が適宜選択しかつ設定することができる。
本発明のアムラ植物体の処理物は、上記操作を用いて得てもよいし、市販品を用いてもよい。アムラ植物体の処理物としては、例えば、乾燥物を用いてもよいし、ペースト等を用いてもよい。なお、アムラ果実を圧搾処理して得た果汁およびアムラ果実を水抽出に供して得た抽出物は、乾燥粉末が市販されており、容易に入手することができる。
本発明の抗真菌剤におけるアムラ植物体またはその処理物の含有量は、抗真菌剤全重量を基準として、好ましくは乾燥重量として0.1〜2重量%であり、より好ましくは0.2〜2重量%であり、さらに好ましくは0.2〜1重量%であり、特に好ましくは0.25〜1重量%である。かかる含有量は、アムラ植物体またはその処理物が、アムラ果汁またはアムラ果実の水抽出物である場合に特に有利である。
また、本発明の脂肪酸エステル類は、特に限定されないが、好ましくはショ糖脂肪酸エステル、モノグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステルおよびポリグリセリン脂肪酸エステルからなる群から選択される少なくとも一つのものであり、より好ましくはショ糖脂肪酸エステルまたはモノグリセリン脂肪酸エステルである。また、真菌に対する抗菌効果の向上を勘案すれば、ショ糖脂肪酸エステルにおける脂肪酸は好ましくは炭素数12〜16脂肪酸であり、モノグリセリン脂肪酸エステルにおける脂肪酸は好ましくは炭素数8〜12脂肪酸である。また、本発明の脂肪酸エステル類は、飲食品へ添加する際の風味への影響を低レベルに抑制することを勘案すれば、ショ糖ミリスチン酸エステルが特に好ましい。
本発明の抗真菌剤における脂肪酸エステル類の含有量は、抗真菌剤全重量を基準として、好ましくは乾燥重量として0.05〜1重量%であり、より好ましくは0.1〜1重量%である。
本発明の抗真菌剤中のアムラ植物体またはその処理物と脂肪酸エステル類との重量比は、特に限定されないが、乾燥重量を基準として、例えば、アムラ植物体1重量部に対して、脂肪酸エステル類を好ましくは0.025重量部〜10重量部、より好ましくは0.025重量部〜5重量部、さらに好ましくは0.1重量部〜5重量部、特に好ましくは0.5重量部〜4重量部となるように調整する。
本発明の抗真菌剤は、抗菌性の向上を勘案すれば、エタノール等の水性有機溶媒をさらに含んでなることが好ましい。本発明の抗真菌剤におけるエタノールの含有量は、特に限定されないが、好ましくは30〜90重量%であり、より好ましくは40〜80重量%である。
本発明の抗真菌剤は、ホップエキスを含んでなることが好ましい。本発明において「ホップエキス」とは、ホップ毬花の抽出物を意味し、ホップエキスを異性化処理に付すことにより得られた異性化ホップエキスや還元剤を用いてイソα酸を還元させた還元型異性化ホップエキスを含む意味で用いられる。
ホップエキスにはα酸(フムロン類)、β酸(ルプロン類)等の酸性樹脂成分が含まれている。また、異性化されたホップエキスにはイソα酸(イソフムロン類)等の酸性樹脂成分が含まれている。本発明において「α酸、フムロン類」は、フムロン、アドフムロン、コフムロン、ポストフムロン、およびプレフムロンを含む意味で用いられる。また、本発明において「β酸、ルプロン類」はルプロン、アドルプロン、コルプロン、ポストルプロン及びプレルプロンを含む意味で用いられる。さらに、本発明において「イソα酸、イソフムロン類」は、イソフムロン、イソアドフムロン、イソコフムロン、イソポストフムロン、イソプレフムロン、Rho-イソフムロン、Rho-イソアドフムロン、Rho-イソコフムロン、Rho-イソポストフムロン、Rho-イソプレフムロン、テトラハイドロイソフムロン、テトラハイドロイソアドフムロン、テトラハイドロイソコフムロン、テトラハイドロイソプレフムロン、テトラハイドロイソポストフムロン、ヘキサハイドロイソフムロン、ヘキサハイドロイソアドフムロン、ヘキサハイドロイソコフムロン、ヘキサハイドロイソポストフムロン、ヘキサハイドロイソプレフムロン、を含む意味で用いられる。なお、イソフムロン類にはシスおよびトランス立体異性体が存在するが、特に断りがない限りその両者を含む意味で用いられる。本発明の一つの態様によれば、ホップエキスは、α酸が10〜60重量%、β酸が10〜60重量%含んでなることが好ましい。
ホップの種類は特に限定されず、いずれの品種も用いてもよいが、例えばブリオン(Bullion)、ブリューワーズゴールド(Brewers Gold)、カスケード(Cascade)、チヌーク(Chinook)、クラスター(Cluster)、イーストケントゴールディング(East Kent Golding)、ファグルス(Fuggles)、ハレトウ(hallertau)、マウントフッド(Mount Hood)、ノーザンブリューワー(Northan Brewer)、ペーレ(Perle)、ザーツ(Saaz)、スティリアン(Styrian)、テットナンガー(Tettnanger)およびウィラメット(Willamette)等が挙げられる。
本発明のホップエキスは、天然のホップを抽出して調製してもよく、市販のホップエキスを用いてもよい。本発明のホップ抽出方法は、特に限定されないが、例えば、熱水抽出、水抽出、水蒸気抽出、エタノールまたはアセトン等の有機溶媒またはそれらの混合物を用いた抽出、水溶液を用いた抽出、二酸化炭素等を用いた超臨界抽出等が挙げられ、好ましくは二酸化炭素を用いた超臨界抽出である。
また、上記方法により得られた抽出物はそのまま本発明に用いてもよく、抽出物の希釈物を用いてもよく、抽出物の濃縮物を用いてもよく、濃縮物の希釈物を用いてもよい。本発明の好ましい態様によれば、ホップエキスは、上記方法により得られた抽出物の濃縮物または濃縮物の希釈物である。
記方法により得られた抽出物の濃縮方法は、特に限定されず、例えば、減圧濃縮、蒸留、限界ろ過等が挙げられ、好ましくは減圧濃縮である。本発明の抗真菌剤におけるホップエキスの含有量は、特に限定されないが、好ましくは0.025〜0.5重量%であり、より好ましくは0.025〜0.05重量%である。
希釈に用いる溶媒等は、特に限定されず、公知の溶媒を用いることができる。また、希釈する場合には、溶解性の向上を考慮し、界面活性剤等を用いてもよい。
本発明の抗真菌剤は、上記の他、医薬上または食品衛生学上許容可能な添加剤等を含んでいてもよい。かかる添加剤としては、特に限定されないが、例えば、保存料、酸化防止剤、増粘安定剤、乳化剤、食物繊維、pH調整剤等が挙げられる。
また、本発明の抗真菌剤はキレート剤を含んでいてもよい。キレート剤は、特に限定しないが、例えば、酢酸、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、リン酸、乳酸、グルコン酸、フィチン酸等の有機酸が挙げられ、好ましくはクエン酸である。
本発明の抗真菌剤は、上述の通り、アムラの植物体またはその処理物および脂肪酸エステル類を有効成分として含有する組成物として調整することができる。しかしながら、アムラの植物体またはその処理物および脂肪酸エステル類はそれぞれ、使用の結果共存するのであれば、別々に用いてもよい。したがって、本発明の別の態様によれば、アムラ植物体またはその処理物と脂肪酸エステル類とを含み、それらが同時に、逐次にまたは別々に対象に添加される、抗真菌用組み合わせ製品が提供される。また、本発明の別の好ましい態様によれば、アムラ植物体またはその処理物、脂肪酸エステル類およびホップエキスを含み、それらが同時に、逐次にまたは別々に対象に添加される、抗真菌用組み合わせ製品が提供される。また、別の態様によれば、抗菌用剤としての、アムラの植物体またはその処理物および脂肪酸エステル類の組み合わせの使用が提供される。また、別の好ましい態様によれば、抗菌用剤としての、アムラの植物体またはその処理物、脂肪酸エステル類およびホップエキスの組み合わせの使用が提供される。本発明の組み合わせ製品の使用量および使用方法は、本発明の抗真菌剤における使用量および使用方法に準じて設定することができる。
本発明の抗真菌剤は、アムラ植物体またはその処理物、脂肪酸エステル類、およびホップエキスをはじめとする上記その他の成分を公知手法によりその処方形態に応じて適宜混合することによって製造することができる。したがって、本発明の一つの態様によれば、アムラ植物体またはその処理物と脂肪酸エステル類と混合することを含んでなる、抗真菌剤の製造方法が提供される。また、上記好ましい態様によれば、抗真菌剤の製造方法は、ホップエキスを混合することをさらに含んでなる。また、別の態様によれば、抗真菌剤の製造方法における、アムラ植物体またはその処理物および脂肪酸エステル類の使用が提供される。また、別の好ましい態様によれば、抗真菌剤の製造方法における、アムラ植物体またはその処理物、脂肪酸エステル類およびホップエキスの使用が提供される。
また、本発明の抗真菌剤は、対象とする飲食品へ添加することにより、飲食品の腐敗菌、特にカビ、酵母等の真菌の増殖を抑制することができる。したがって、本発明によれば、アムラ植物体またはその処理物と脂肪酸エステル類と飲食品への添加すること含んでなる、真菌の増殖リスクの低減された飲食品の製造方法が提供される。また、本発明の好ましい態様によれば、飲食品中のアムラ植物体またはその処理物の濃度を調整し、かつ、飲食品中のアムラ植物体またはその処理物の濃度を調整することを含んでなる、真菌の増殖リスクの低減された飲食品の製造方法が提供される。かかる製造方法にあっては、アムラ植物体またはその処理物および脂肪酸エステル類は、真菌の増殖抑制上の有効量に調整することができる。具体的には、飲食品中のアムラ植物体またはその処理物の濃度を乾燥重量として好ましくは0.001〜0.1重量%であり、より好ましくは0.002〜0.1重量%であり、さらに好ましくは0.0025〜0.05重量%に調整し、かつ、飲食品中の脂肪酸エステル類の濃度をアムラ植物体1重量部に対して、脂肪酸エステル類を好ましくは0.025重量部〜10重量部、より好ましくは0.025重量部〜5重量部、さらに好ましくは0.1重量部〜5重量部、特に好ましくは0.5重量部〜4重量部に調整することを特徴とする、真菌の増殖リスクの低減された飲食品の製造方法が提供される。
また、本発明のより好ましい態様によれば、上記真菌の増殖リスクの低減された飲食品の製造方法は、ホップエキスを飲食品への添加することをさらに含んでなる。かかる製造方法において、飲食品中のホップエキスの濃度をアムラ植物体1重量部に対して、例えば、0.025重量部〜10重量部、好ましくは0.025重量部〜5重量部、より好ましくは0.025重量部〜1重量部、さらに好ましくは0.025重量部〜0.5重量部に調整してもよい。
飲食品中のアムラ植物体またはその処理物の濃度または脂肪酸エステル類の濃度の「調整」については、原飲食品に元々含まれるアムラ植物体またはその処理物および脂肪酸エステル類の濃度を考慮して、原飲食品に、アムラ植物体またはその処理物および脂肪酸エステル類を添加して調整することもできるし、アムラ植物体またはその処理物、または脂肪酸エステル類のいずれか一方を添加して調整することもできるし、アムラ植物体またはその処理物、脂肪酸エステル類のいずれの物質も添加せずに調整することもできる。また、原飲食品からアムラ植物体またはその処理物、および/または脂肪酸エステル類を除去して調整することもできる。典型的には、原飲食品に、アムラ植物体またはその処理物、および脂肪酸エステル類を添加して調整することができる。
また、アムラ植物体またはその処理物、および/または脂肪酸エステル類の添加について、アムラ植物体またはその処理物、および/または脂肪酸エステル類は、原飲食品の製造中、または原飲食品の製造後に添加してもよい。アムラ植物体またはその処理物と、脂肪酸エステル類とは、一緒に添加しても、別々に添加してもよく、別々に添加される場合にはいずれを先に添加してもよい。複数のアムラ植物体またはその処理物を添加する場合や、複数の脂肪酸エステル類を添加する場合も、各成分を一緒に添加しても、別々に添加してもよく、別々に添加される場合にはいずれを先に添加してもよい。なお、アムラ植物体またはその処理物および脂肪酸エステル類の添加に当たっては原飲食品に元々含まれるアムラ植物体またはその処理物および脂肪酸エステル類の濃度を考慮して添加の要否や添加量を決定できることはいうまでもない。
また、アムラ植物体またはその処理物、および/または脂肪酸エステル類を、飲食品等の対象へ添加する場合、添加方法としては特に限定されず、対象中への混合、対象表面への塗布、噴霧等の方法を適宜選択できる。例えば、本発明の抗真菌剤を噴霧する場合、その噴霧量は有効成分の量、対象の種類に応じて適宜選択してよいが、板海苔のような平面状素材の場合、噴霧量は、例えば、1cmあたり0.005ml以上、好ましくは0.01ml以上、さらに好ましくは0.025ml以上とすることができる。
また、飲食品中のホップエキス濃度の調整、およびホップエキスの飲食品等への添加は、アムラ植物体またはその処理物および脂肪酸エステル類に関する上記添加方法に準じて行うことができる。
本発明の抗真菌剤を添加する対象は、特に限定されず、上述のような飲食品の他、医薬品または清掃用品、食器、テーブル等の食品用物品の表面等に適用してもよい。しかしながら、適用対象は、好ましくは飲食品または医薬製品であり、より好ましく飲食品である。したがって、本発明の一つの態様によれば、アムラの植物体またはその処理物と脂肪酸エステル類とを飲食品に添加することを含んでなる、飲食品における真菌の増殖を抑制する方法が提供される。また、本発明の好ましい態様によれば、上記真菌の増殖を抑制する方法は、ホップエキスを飲食品に添加することをさらに含んでなる。
本発明の飲食品は、特に限定されないが、例えば、まんじゅう等の和菓子、シュークリームまたはスポンジケーキ等の洋菓子、寿司またはおこわ等の米飯製品、レトルト食品、果汁ジュースや豆乳等の飲料等があげられる。
以下、本発明を実施例により更に説明する。ただし、本発明は以下に示す実施例に限定させるものではない。なお、以下の記載中、「%」は「重量%」を意味する。
以下の実施例に示される各物質は、下記のものを用いた。
アムラエキス(パウダー):稲畑香料(株)。アムラの果実を水抽出して粉末化したもの。
アムラ果汁(パウダー):稲畑香料(株)。アムラの果実を搾汁して粉末化したもの。
ショ糖ミリスチン酸エステル:リョートーシュガーエステルM―1695(三菱化学フーズ(株))
ショ糖ラウリン酸エステル:リョートーシュガーエステルL―1695(三菱化学フーズ(株))
ショ糖パルミチン酸エステル:リョートーシュガーエステルP―1670(三菱化学フーズ(株))
緑茶抽出物:GUARDIAN Green Tea extract:ダニスコ(株)
グリセリン脂肪酸エステル(C10):シンコースーパー10(シンコーサイエンス(株))
ユッカ抽出物:サラキープALS(丸善製薬(株)。ユッカ抽出物含量が0.5%となるように、57.2%エタノールによって希釈し用いた。
実施例1:酵母に対する増殖抑制試験(脂肪酸エステル類との比較)
普通ブイヨン液体培地に、酵母(Pichia anomala)を菌体として10個/ml程度となるように接種した。この懸濁液5mlをL字管にとり、下記組成の製剤を100μl加え、増殖試験を実施した。なお、製剤は、全成分を混合後、フィルターろ過処理を行った。
試験はバイオフォトレコーダーTVS062CA(ADVANTEC)を用いて、30℃で振盪培養し、増殖は、吸光度(OD値660nm)の上昇にて調べた。
製剤の組成および結果を表1、表2および表3に示す。結果は、経時的な培養液の吸光度(OD値:660nm)で示し、数値が高いほど菌が増殖し、生育抑制効果が低いことを表す。
Figure 0006181046
Figure 0006181046
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表1〜3に記載のとおり、アムラ果実からの抽出物(アムラエキス:アムラの果実を水抽出して粉末化したもの)および脂肪酸エステル類は、両者を併用することで、これらを単独で使用するよりも高い増殖抑制効果を示した。特に、アムラエキスとショ糖ミリスチン酸エステルまたはアムラエキスとモノグリセリン脂肪酸エステル(C10)との併用で高い効果を示した。
実施例2:酵母に対する増殖抑制試験(抗酸化物質との比較)
普通ブイヨン液体培地に、酵母(Pichia anomala)を菌体として10個/ml程度となるように接種した。この懸濁液5mlをL字管にとり、下記組成の製剤を100μl接種し、増殖試験を実施した。なお、製剤は、全成分を混合後、フィルターろ過処理を行った。試験はバイオフォトレコーダーTVS062CA(ADVANTEC)を用いて、30℃で振盪培養し、増殖は、吸光度(OD値660nm)の上昇にて調べた。
製剤の組成および結果を表4に示す。結果は、経時的な培養液の吸光度(OD値:660nm)で示し、数値が高いほど菌が増殖し、生育抑制効果が低いことを表す。
Figure 0006181046
表4に記載のとおり、アムラ果実からの抽出物および脂肪酸エステル類は、両者を併用することで、緑茶抽出物やユッカ抽出物等の他の抗菌性素材よりも高い増殖抑制効果を示した。
実施例3:酵母に対する増殖抑制試験(アムラからの抽出物の組成量による比較)
普通ブイヨン液体培地に、酵母(Pichia anomala)を菌体として10個/ml程度となるように接種した。この懸濁液5mlをL字管にとり、下記組成の製剤を100μl接種し、増殖試験を実施した。なお、製剤は、全成分を混合後、フィルターろ過処理を行った。試験は実施例2と同様にして行った。
製剤の組成および結果を表5および6に示す。結果は、経時的な培養液の吸光度(OD値:660nm)で示し、数値が高いほど菌が増殖し、生育抑制効果が低いことを表す。
Figure 0006181046
Figure 0006181046
表5および6に記載のとおり、アムラ果実からの抽出物および脂肪酸エステル類は、両者を併用することで、同量のアムラ由来物質を用いた場合や脂肪酸エステル類を用いた場合よりも高い増殖抑制効果を示した。
実施例4:酵母に対する増殖抑制試験(アムラの処理物の違いによる比較)
普通ブイヨン液体培地に、酵母(Pichia anomala)を菌体として10個/ml程度となるように接種した。この懸濁液5mlをL字管にとり、下記組成の製剤を100μl接種し、増殖試験を実施した。なお、製剤は、全成分を混合後、フィルターろ過処理を行った。試験は実施例2と同様にして行った。製剤の組成および結果を表7および表8に示す。結果は、経時的な培養液の吸光度(OD値:660nm)で示し、数値が高いほど菌が増殖し、生育抑制効果が低いことを表す。
Figure 0006181046
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表7および8に記載のとおり、アムラの処理物としてアムラの果汁を用いた場合であっても、脂肪酸エステル類と併用することで、これら単独で使用する場合と比較して高い増殖抑制効果を示した。
実施例5:カビに対する増殖抑制試験
ポテトデキストロース寒天培地に、カビ(Aspergillus niger)を10CFU/ml程度となるよう添加し、均一に塗布した。これに各製剤を500μl添加後培養し、30℃3日間後の発育を観察した。使用する製剤の組成および結果を表9に示す。なお、結果は、コロニー数(CFU/ml)で評価した。
Figure 0006181046
表9に記載のとおり、アムラ果実からの抽出物および脂肪酸エステル類を併用した製剤では、比較例21〜24の製剤よりも高い生育抑制効果を示した。
実施例6:食品添加試験(海苔巻)
方法:150gの米を水200gを用いて、一般的な炊飯器を用いて、炊いた。上記炊きたてのご飯に、すし酢26.5g(酢20g、砂糖5g、塩1.5g)を混ぜ、酢飯を調製した。室温程度に冷めた酢飯を30gずつφ90mmの滅菌済みシャーレに分注し、表面を平に均した後、その上に、60mm×60mmにカットした焼き海苔を乗せた。その海苔表面に、菌体として10〜10個/ml程度の酵母Pichia anomalaの菌液を、100μl塗布した。菌液が乾燥したら、その上に、表10に示される各試験区の製剤1mlを噴霧し、蓋をしてシールでシャーレの回りを密閉後、30℃で保存した。経時的にサンプリングを行い、生菌数を計測した。なお、生菌数は、1試験区あたり2サンプル計測した時の平均値とした。生菌数の計測方法は、海苔と米との全量に対し、3倍量のリン酸緩衝液(pH7.2)を加え、ストマッカーで粉砕処理して、懸濁液を調製した。この懸濁液をPDA寒天培地に塗布し、30℃で培養しコロニー数を計測した。
Figure 0006181046
その結果を、表11に示す。
Figure 0006181046
表11に記載のとおり、保存2日目以降で菌数の増加が認められたが、アムラ果実からの抽出物およびショ糖ミリスチン酸エステルを併用して配合した製剤では、増殖が抑制されており、比較例よりも効果が優れていた。なお、噴霧による飲食品風味への影響はなかった。
実施例7:ホップを含有させた試験
普通ブイヨン液体培地に、酵母(Pichia anomala)を菌体として10個/ml程度となるように接種した。この懸濁液5mlをL字管にとり、下記組成の製剤を100μl接種し、増殖試験を実施した。なお、製剤は、全成分を混合後、フィルターろ過処理を行った。試験は実施例2と同様にして行った。製剤の組成および結果を表12に示す。結果は、経時的な培養液の吸光度(OD値:660nm)で示し、数値が高いほど菌が増殖し、生育抑制効果が低いことを表す。
ホップエキスは、二酸化炭素を用いた超臨界抽出のHPE CO2 Extract(Hallertauer Hopfenveredelungs社)を用いた。
Figure 0006181046
Figure 0006181046
表12および表13に記載の通り、ホップエキスをさらに含有させることで、抑制効果が延長されることが示された。
実施例8 食品添加試験
150gの米を、水200gを用いて、一般的な炊飯器を用いて、炊いた。得られた炊きたてのご飯に、すし酢26.5g(酢20g、砂糖5g、塩1.5g)を混ぜ、酢飯を調製した。室温程度に冷めた酢飯を30gずつφ90mmの滅菌済みシャーレに分注し、表面を平に均した後、その上に、60mm×60mmにカットした焼き海苔を乗せた。その海苔表面に、菌体として10〜10個/ml程度の酵母Pichia anomalaの菌液を、100μl塗布した。菌液が乾燥したら、その上に、表10、および12に示される各試験区の製剤1mlを噴霧し、蓋をしてシールでシャーレの回りを密閉後、30℃で保存した。経時的にサンプリングを行い、生菌数を計測した。なお、生菌数は、1試験区あたり2サンプル計測した時の平均値とした。生菌数の計測方法は、海苔と米との全量に対し、3倍量のリン酸緩衝液(pH7.2)を加え、ストマッカーで粉砕処理して、懸濁液を調製した。この懸濁液をPDA寒天培地に塗布し、30℃で培養しコロニー数を計測した。
その結果を、表14に示す。
Figure 0006181046
表14に記載のとおり、アムラ果実からの抽出物およびグリセリン脂肪酸エステルおよびショ糖ミリスチン酸エステルを併用して配合した製剤にさらにホップエキスを含有させることで、より増殖が抑制されていた。なお、噴霧による飲食品風味への影響はなかった。

Claims (8)

  1. アムラ植物体またはその処理物と脂肪酸エステル類とを含んでなる、抗真菌剤。
  2. エタノールをさらに含んでなる、請求項1記載の抗真菌剤。
  3. ホップエキスをさらに含んでなる、請求項1または2記載の抗真菌剤。
  4. アムラ植物体またはその処理物と脂肪酸エステル類とを飲食品に添加することを含んでなる、真菌の増殖リスクの低減された飲食品の製造方法。
  5. エタノールを添加することをさらに含んでなる、請求項4記載の飲食品の製造方法。
  6. ホップエキスを添加することをさらに含んでなる、請求項4または5に記載の飲食品の製造方法。
  7. アムラの植物体またはその処理物と脂肪酸エステル類とを飲食品に添加することを含んでなる、飲食品における真菌の増殖を抑制する方法。
  8. ホップエキスを飲食品に添加することをさらに含んでなる、請求項7に記載の飲食品における真菌の増殖を抑制する方法。
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