JP6157428B2 - 画像形成装置及びその制御方法、プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、両面ユニット着脱可能な画像形成装置に関する。
従来、両面印刷を行うための反転用搬送路等を備える両面ユニットを着脱可能な画像形成装置が知られている。この装置では、両面ユニットが装着されていることをセンサで検知できる構成とし、両面ユニットの装着が検知されていない状態で両面印刷用の画像データを受信すると、エラー情報を表示し、印刷処理を停止していた。
また、両面ユニットの装着が検知されていない状態で両面ユニットが装着されると、それまで停止していた印刷データの印刷処理を実行するようにした画像形成装置も知られている(特許文献1)。この特許文献1によれば、片面印刷する場合は、両面ユニットが装着されていなくても印刷は可能であるので、印刷処理は保留されずに印刷が実行される。
特開2006−35564号公報
しかしながら、両面ユニットが着脱可能な画像形成装置において、両面ユニットの装着が不十分だと、両面ユニットの装着が電気的には検知されていなくても、メカ的には両面ユニットが装着位置に配置されている状態となる場合がある。このような場合、センサによる検知結果としては両面ユニットが未装着であるため、両面印刷がなされることはない。しかし、片面ジョブを実行する場合に、制御上は片面印刷としての制御がなされるのに、駆動系の伝達や搬送路の構成は両面印刷用の状態となっているため、片面印刷を適切に実行できずにジャムになるおそれがある。すると画像形成装置に損傷を与える可能性もある。
すなわち、「両面ユニットが完全に取り外されている状態」と、「ユーザは両面ユニットを装着したと認識していても装着が不十分な状態」とが、電気的な検知によっては区別がつかない。従って、これらの両方の状態を考慮した印刷制御を行うことが望まれる。
本発明は上記従来技術の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、両面ユニットの装着が不十分なまま印刷が実行されることを回避することにある。
上記目的を達成するために本発明の画像形成装置は、片面印刷を実行可能であり、両面ユニットを装着することによって両面印刷を実行可能になる画像形成装置であって、シートに画像を印刷する印刷手段と、前記両面ユニットの位置に応じて、前記印刷手段におけるシート搬送を、前記画像形成装置に含まれる動力源で行うか、前記両面ユニットに含まれる動力源で行うかを切り替える切り替え手段と、前記両面ユニットの装着あるいは未装着を検知する検知手段と、前記両面ユニットの装着が前記検知手段によって過去に検知されたことがある旨が記憶されている状態で、前記両面ユニットの装着が前記検知手段によって検知されなくなったことに基づき、両面印刷及び片面印刷が実行できず、前記両面ユニットの未装着が前記検知手段によって過去に検知されていたとしても、前記両面ユニットの装着が前記検知手段によって検知されていることに基づき、両面印刷および片面印刷が実行できるようにする制御手段と、を有し、投入されたジョブが片面印刷のジョブである場合に、前記制御手段は、前記旨が記憶されておらず、かつ、前記両面ユニットの未装着が前記検知手段によって検知されていることに基づき、前記画像形成装置に含まれる前記動力源を動作させることで片面印刷が実行できるようにし、前記両面ユニットが、前記両面ユニットの装着が前記検知手段によって検知されない位置であるが、前記シート搬送を前記両面ユニットに含まれる前記動力源で行うべき位置に位置している場合に、前記旨が記憶されている状態で、前記両面ユニットの装着が前記検知手段によって検知されなくなったことに基づき、前記画像形成装置に含まれる前記動力源を動作させず、片面印刷が実行できないようにすることを特徴とする。
本発明によれば、両面ユニットの装着が不十分なまま印刷が実行されることを回避することができる。
画像形成装置を有する画像形成システムの構成を示す図である。 両面ユニットが未装着状態のプリンタの概略構成を示す断面図である。 両面ユニットが装着状態のプリンタの概略構成を示す断面図である。 両面ユニットの未装着時(図(a))、装着時(図(b))における排紙ローラ及び定着モータの近辺の拡大図である。 駆動ギア及び排紙ローラをそれぞれ回動中心の軸線方向(図(a))、軸線に垂直な方向(図(b))から見た図である。 コントローラユニットのハードウェア構成を示すブロック図である。 起動時における処理のフローチャートである。 エラー表示の一例を示す図である。 起動時における処理のフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置を有する画像形成システムの構成を示す図である。この画像形成システムは、画像形成装置としてのプリンタ103とパーソナルコンピュータ(PC)102とが、ネットワーク104で接続されて構成される。ネットワーク104としてUSBやLANが例示されるが、これらに限られない。ユーザ101はPC102で動作するアプリケーションから指示を行うことによりプリンタ103に任意の設定や印刷指示を行うことができる。
図2、図3は、プリンタ103の概略構成を示す断面図である。プリンタ103は、記録材に両面印刷を行うための両面ユニット230を着脱可能に構成される。図2、図3ではそれぞれ、両面ユニット230の未装着状態(取り外し状態)、装着状態を示している。両面ユニット230は、プリンタ103に着脱可能なオプションユニットであるとする。主要な構成要素について図3で説明する。
プリンタ103は、2つの記録材カセット203、画像形成部207及び両面ユニット230を有し、また、主な搬送路として、メイン搬送路240、排出搬送路241及び反転用搬送路242を有する。これらのうち反転用搬送路242は、プリンタ103の本体内に形成される反転用搬送路242a、242bと、両面ユニット230内に形成される反転用搬送路242cとで構成される。両面ユニット230がプリンタ103に適切に装着されたとき、反転用搬送路242a、242c、242bが連続する。
また、プリンタ103は、各搬送路において記録材を搬送するために、複数のローラ、例えば、2つの給送ローラ202、レジストローラ204及び排紙ローラ220を含む。さらに、プリンタ103は、装置内の記録材を検知するための複数のセンサとして、例えば、2つの記録材有無センサ201、レジストセンサ205、記録材検知センサ206、排出センサ208、両面ユニット検知センサ209を含む。記録材カセット203は、画像を形成する記録材を装置内に供給する。
画像形成部207は、記録材に画像を形成するために、露光部、感光体ドラム及び現像部を含む。画像形成部207は、露光部により像担持体としての感光体ドラム上に静電潜像を形成する。この静電潜像は後述するコントローラユニット513(図6)が受信した画像データに応じて形成される。形成された静電潜像は現像部により現像され、所定の転写位置で記録材に転写される。記録材に転写されたトナー像は、定着装置(不図示)により加熱及び加圧されることにより記録材に定着される。
メイン搬送路240は、給送ローラ202から排紙ローラ220にかけて形成され、記録材に画像を形成するための搬送路である。排出搬送路241は、排紙ローラ220からプリンタ103の機外にかけて形成され、記録材を機外へ(下流へ)排出するための搬送路である。また、排出搬送路241は、記録材の両面に印刷する場合、表面である第1面に画像が形成された記録材を反転用搬送路242に搬送するための搬送路でもある。反転用搬送路242は、排紙ローラ220から両面ユニット230内を通じてレジストローラ204にかけて形成され、メイン搬送路240に表裏を反転させた記録材を供給するための搬送路である。
記録材有無センサ201は、記録材カセット203に載置される記録材の有無を検知するセンサである。レジストセンサ205、記録材検知センサ206及び排出センサ208は、搬送されてきた記録材を検知する。これらのセンサは、メカ的な構成のスイッチでも光学的な構成のセンサでもよい。レジストセンサ205は、搬送されてきた記録材と、感光体ドラムに形成されたトナー像との転写タイミングを調整するために用いられる。また、レジストセンサ205は、記録材の副走査方向の長さを測定するためにも用いられる。記録材の副走査方向の長さは、レジストセンサ205が搬送されてきた記録材を検知している時間と、記録材の搬送速度とから求められる。記録材検知センサ206は、メイン搬送路240の両端部における記録材の有無を検知し、記録材の主走査方向の長さを求めるために用いられる。
両面ユニット検知センサ209は両面ユニット230が装着されているかどうかを検知するためのセンサである。両面ユニット検知センサ209はメカ的な構成のスイッチでもよいが、本実施の形態では、両面ユニット230側にあるコネクタ233と接触して通電することにより両面ユニットの装着を検知する電気的な構成のセンサが採用される。両面ユニット検知センサ209及びCPU501は、本発明における検知手段に該当する。
給送ローラ202は、対応する記録材カセット203に載置された記録材を1枚ずつ装置内へ搬送する。レジストローラ204は、搬送されてきた記録材について、画像形成部207で画像を転写するタイミングを調整するためのローラである。排紙ローラ220は、記録材を機外へ排出するためのローラである。駆動ギア226は、正転及び逆転が可能なギアであり、排紙ローラ220は駆動ギア226と一体に回転する。
駆動関係については図4で詳述するが、定着モータ221と両面モータ231とが選択的に駆動ギア226の駆動源となる。駆動ギア226は、定着モータ221を駆動源とする場合には、定着モータ221の動力を、定着ギア222、223を介して受けることで正回転し、排紙ローラ220を正回転させる(図2)。駆動ギア226は、両面モータ231を駆動源とする場合には、両面モータ231の動力を、両面ユニットギア236、235、234を介して受けることで逆回転し、排紙ローラ220を逆回転させる(図3)。
本実施の形態では、両面ユニット230の未装着時、装着時に、それぞれ、定着モータ221、両面モータ231の動力を利用して排紙ローラ220を回転させる。排紙ローラ220は、記録材の両面に印刷する場合、第1面に画像が形成された記録材を排出搬送路241に搬送した後に、逆回転して当該記録材を反転用搬送路242へ搬送する。
プリンタ103の本体には、変位可能な駆動解除レバー225が設けられる。両面ユニット230には、駆動解除レバー押下部232が設けられる。両面ユニット230は、反転用搬送路242の一部を有し、記録材の裏面である第2面に印刷する場合に記録材を搬送する。ここで、両面ユニット230を装着すると、両面ユニット230の駆動解除レバー押下部232が駆動解除レバー225を押圧することにより、排紙ローラ220を回転駆動する駆動源が定着モータ221から両面モータ231に切り替わる。このメカニズム、及び、両面ユニット230の有無に伴う記録材の搬送の詳細について図4(a)、(b)を用いて説明する。
図4(a)、(b)は、それぞれ、両面ユニット230の未装着時、装着時における排紙ローラ220及び定着モータ221の近辺の拡大図である。
定着モータ221は定着装置(不図示)に付随しているモータであり、定着ギア222などに動力を伝達する動力源である。駆動解除レバー225は、図4(a)の時計方向及び反時計方向に回動自在であると共に、バネ等によって反時計方向に付勢されており、自由状態においては不図示のストッパに当接して図4(a)に示す姿勢となっている。
定着ギア222及び定着ギア223は、ギアハウス224に対して回転可能に配設されている。ギアハウス224は定着ギア222の中心軸を回転中心として回転可能である。ギアハウス224が回転すると、定着ギア223の回転中心もそれに合わせて移動するが、定着ギア222の中心とギアハウス224の回転中心とが同じであるため、定着ギア222は移動しない。ギアハウス224は、図4(a)の時計方向及び反時計方向に回動自在であると共に、バネ等によって時計方向に付勢されている。
図5(a)は、駆動ギア226及び排紙ローラ220を回動中心の軸線方向から見た図である。この図は、図4(a)と同じ方向から見ている。図5(b)は、駆動ギア226及び排紙ローラ220を回動中心の軸線に垂直な方向から見た図である。
駆動ギア226の中心に回転軸227が取り付けられており、回転軸227の軸線方向において回転軸227に排紙ローラ220が複数(2個)取り付けられている。駆動ギア226が正回転することで回転軸227を通して排紙ローラ220も正回転し、駆動ギア226が逆回転すれば排紙ローラ220も逆回転する。
両面ユニット230を装着して記録材の両面に印刷を行うためには、前述したように、表面に画像が形成された記録材を排出搬送路241に搬送した後に、排紙ローラ220を逆回転させて記録材を反転用搬送路242へ搬送する必要がある。しかし、この逆回転を定着モータ221の動力で実現しようとすると定着装置(不図示)も逆回転してしまう。通常、定着装置は順回転のみを行うのが好ましいから、定着モータ221が逆回転しても定着装置が逆回転しないようにするためにはギアやクラッチなどの部材を追加しなければならず、部品点数やコストが増加してしまう。
そこで、本実施の形態では、両面印刷を行うための駆動ギア226及び排紙ローラ220の逆回転の駆動を、定着モータ221ではなく、両面ユニット230の内部にある両面モータ231(図3)を用いて行う。ここで仮に、駆動ギア226に対して定着モータ221の動力と両面モータ231の動力の双方が伝わるとすると、駆動ギア226に無理な力がかかって破損するおそれがある。そのため、必ずどちらか片方の動力しか伝わらないようにメカ的に排他制御を行っている。この排他制御について説明する。
両面ユニット230が装着されると、図4(b)に示すように、両面ユニット230に設けられた駆動解除レバー押下部232がプリンタ103内の駆動解除レバー225の下部を押圧する。すると駆動解除レバー225の上部が、駆動解除レバー押下部232に押圧された方向と逆方向に動き、ギアハウス224を押し動かす。ギアハウス224が駆動解除レバー225に押し動かされると、ギアハウス224に固定されている定着ギア223も同じ方向へ移動し、やがて定着ギア223と駆動ギア226との接続が切断される。
一方、両面ユニット230が装着されると、駆動ギア226と両面ユニットギア234とが接続される。両面ユニットギア234は両面ユニットギア235、236を介して両面モータ231と間接的に連結されており、両面モータ231の動力で回転する。結果として、両面ユニット230が装着されると駆動ギア226は定着モータ221ではなく両面モータ231の動力で回転するようになる。また、逆に両面ユニット230が取り外されると駆動解除レバー押下部232からの圧力がなくなるため、元通り定着ギア223と駆動ギア226とが接続される(図4(a))。
ここで、両面ユニット230の装着が不十分だと、両面ユニット検知センサ209と両面ユニット230側にあるコネクタ233とが接触しない。そのため、後述する印刷手段としてのプリンタ部511は両面ユニット230が装着状態となったことを検知することができない。しかし、この状態であっても、両面ユニット230が、ほぼ装着位置に位置すると、駆動解除レバー押下部232が駆動解除レバー225を押圧し、駆動ギア226への動力源が定着モータ221から両面モータ231に切り替わっている場合がある。このように、メカ的には装着状態にあるが電気的には装着状態であると検知されない状態を、両面ユニット230が「半挿し」の状態であると呼ぶことにする。
両面ユニット230が半挿しの状態では、プリンタ部511は両面ユニットの装着を検知していないので、印刷時に定着モータ221を動かすことで駆動ギア226及び排紙ローラ220を正回転させるよう制御する。しかし、メカ的には定着ギア223と駆動ギア226とが分離してしまっているので、定着モータ221の動力は駆動ギア226に伝わらず排紙ローラ220も回転しないため、排紙ローラ220の位置で記録材が搬送できずにジャムになってしまう。このようなジャムが繰り返し発生すると、ユーザ101にとって不利益があるだけでなく、プリンタ103も損傷を受ける可能性がある。本実施の形態では、このようなジャムの発生頻度の低減を狙う。
図6は、プリンタ103のコントローラユニット513のハードウェア構成を示すブロック図である。コントローラユニット513は、画像出力デバイスとして機能するプリンタ部511と接続することで、画像データやデバイス情報の入出力を行う。CPU501は、プリンタ103全体を制御するプロセッサであり、本発明における制御手段に該当する。RAM503は、CPU501が動作するためのシステムワークメモリであり、プログラムを記録するためのプログラムメモリや、画像データを一時記録するための画像メモリでもある。NVMEM504は不揮発性のメモリであり、設定情報等を記録する。ただしNVMEM504はHDDなどの他記憶装置でもよい。
操作部516はデバイスを操作するためのキーとデバイスの状態を示すLEDを有する。操作部I/F515は、操作部516とのインターフェース部で、操作部516にLED用の制御情報を送信すると共に、操作部516からユーザ101が入力した情報をCPU501に伝える役割をする。表示部517はプリンタ部511の状態をユーザ101に通知するメッセージを表示したり、ユーザ101が入力した情報を表示したりする。FlashROM502は書き換え可能な不揮発性メモリであり、プリンタ103を制御するための各種制御プログラムが記録される。USBインターフェース506は、外部装置とのUSB接続を可能にする。LANインターフェース514は外部装置とのLAN接続を可能にする。以上のデバイスがシステムバス505上に配置される。
イメージバス(Image Bus)I/F507は、データ構造を変換するバスブリッジであり、画像データを高速で転送する画像バス512とシステムバス505とを接続する。画像バス512は、PCIバスまたはIEEE1394で構成される。画像バス512上には以下のデバイスが配置される。まずラスタイメージプロセッサ(RIP)508はPDLコードのようなベクトルデータをビットマップイメージに展開する。プリンタI/F510は、プリンタ部511とコントローラユニット513とを接続し、画像データの同期系/非同期系の変換や制御コマンドの送受信、電源供給を行う。画像処理部509は、入力画像データに対し補正、加工、編集を行ったり、プリント出力画像データに対して、プリンタの補正、解像度変換等を行ったりする。画像処理部509はまた、画像データの回転や、多値画像データに対してはJPEG、2値画像データはJBIG、MMR、MH等の圧縮伸張処理を行う。
印刷制御部518はプリンタ部511の状態やNVMEM504に保持されている設定情報と入力画像データやその印刷設定を比較し、印刷を実行するのに不適当である場合は印刷実行を停止し、表示部517にエラーを表示するようにCPU501に通知する。例えば、印刷制御部518は、入力画像データの印刷設定が両面印刷実行を指示しているのに両面ユニット230が未装着の場合は、両面ユニット230を装着する必要がある旨をCPU501に通知する。また、印刷制御部518は、プリンタ部511からどのページの印刷が完了したかなどの情報を受信し、印刷の進行状況を管理する。プリンタ部511は、ラスタイメージデータを用紙上の画像に変換する部分である。その方式は感光体ドラムや感光体ベルトを用いた電子写真方式、微小ノズルアレイからインクを吐出して用紙上に直接画像を印字するインクジェット方式等があるが、どの方式でも構わない。印刷動作の起動は、CPU501からの指示によって開始される。両面ユニット検知センサ209の検知信号はプリンタ部511に供給され、プリンタ部511からコントローラユニット513のCPU501に伝えられる。
図7は、起動時における処理のフローチャートである。この処理は、FlashROM502に格納されているプログラムをコントローラユニット513のCPU501が実行することでなされる。この処理は起動時に実行される。ここで起動時には、装置の電源ON時、あるいは、省電力モードからの復帰時が該当する。
まず、ステップS601では、起動時の初期化処理時にプリンタ部511からコントローラユニット513が受信した、両面ユニット230の装着に関する情報に基づいて、CPU501は両面ユニット230の有無を検出する。このように起動処理中に両面ユニット230の有無を検出するのは、ユーザ101による両面ユニット230の着脱は、プリンタ103の電源OFF中や省電力モード中に行われることが多いからである。なお、両面ユニット230の検出処理は、一定時間ごとにCPU501がプリンタ部511に問い合わせることで実行してもよいし、両面ユニット230の有無が変化する度にプリンタ部511からCPU501に変化通知として通知されるようにしてもよい。本実施の形態では一定時間ごとにCPU501がプリンタ部511に問い合わせる態様を採用している。
次に、ステップS601の検出処理の結果に基づいて、CPU501は、両面ユニット230があるか否か(装着か未装着か)を判別する(ステップS602)。その判別の結果、両面ユニット230がある場合は、両面ユニット接続状態検知フラグF1をONに設定する(ステップS603)。検知フラグF1は記憶手段としてのRAM503に記憶されるフラグであり、装置の起動後に一度でも両面ユニット230がある(装着)と判断された場合にONとなり、その後、電源がオフになるまでRAM503は検知フラグF1をONに維持する。従って、検知フラグF1が一旦ONになると、その後、両面ユニット230の着脱が何度行われようとも、装置電源がOFFされるまではONのまま保持される。
次に、CPU501は、投入されたジョブがあるか否かを判別する(ステップS604)。その判別の結果、CPU501は、投入ジョブがない場合は、処理をステップS601に戻す。なお、両面ユニット230の有無の変化通知がプリンタ部511からCPU501に送信されるように構成した場合は、ステップS601で、変化通知を待つのと並行して、ジョブの投入を待つように制御すればよい。この場合、CPU501は、ジョブが投入された場合はステップS605に処理を移行させ、両面ユニット有無の変化通知がプリンタ部511からきた場合はステップS602に処理を移行させる。
一方、ステップS604の判別の結果、投入ジョブがある場合は、CPU501は、そのジョブが両面ジョブであるか否かを判別する(ステップS605)。ここで、両面ジョブは、記録材の両面に印刷を行うジョブであり、片面ジョブは記録材の表面に印刷を行うジョブである。その判別の結果、投入ジョブが両面ジョブである場合は、CPU501は印刷制御部518に両面印刷実行を指示し、印刷制御部518は両面印刷を実行する(ステップS606)。一方、投入ジョブが片面ジョブである場合は、CPU501は印刷制御部518に片面印刷実行を指示し、印刷制御部518は片面印刷を実行する(ステップS607)。ステップS606、S607の処理後はステップS601に処理が戻る。
ステップS602の判別の結果、両面ユニット230がない場合は、CPU501は、投入されたジョブがあるか否かを判別する(ステップS608)。その判別の結果、CPU501は、投入ジョブがない場合は、処理をステップS601に戻す。この場合の処理の流れは、ステップS604で投入ジョブがないと判別された場合と同様である。一方、投入ジョブがある場合は、CPU501は、そのジョブが両面ジョブであるか否かを判別する(ステップS609)。
その判別の結果、投入ジョブが両面ジョブでなく片面ジョブである場合は、CPU501は、RAM503に保持されている検知フラグF1がONであるか否かを判別する(ステップS610)。その判別の結果、検知フラグF1がONでない場合は、CPU501は印刷制御部518に片面印刷実行を指示し、印刷制御部518は片面印刷を実行する(ステップS607)。ここで検知フラグF1がONでないということは、起動後に、両面ユニット230が1度も装着されたことがないことを意味する。この場合、ユーザ101は両面ユニット230をそもそも所持していないか、あるいは日常的には使用していない可能性が高く、両面ユニット230が半挿しになっている可能性は低い。それゆえに、通常通り、片面印刷実行を許可するように制御するのである。
一方、ステップS610の判別の結果、検知フラグF1がONである場合は、CPU501は、表示部517に両面ユニット230が未装着であることを示すエラー表示(両面ユニット未装着エラー)を表示するように通知する(ステップS611)。
図8は、表示部517に表示されるエラー表示の一例を示す図である。このエラー表示には、両面ユニット230が未装着である旨と、両面ユニット230の装着の確認及び装着を促す旨を含めるのがよい。ここで、ステップS610において検知フラグF1がONであると判別された場合にエラー表示するのは、両面ユニット230が半挿しの状態で印刷が実行されるのを回避するためである。すなわち、この判別結果になる場合というのは、起動後に1回以上、両面ユニット230が装着されたことがあるのに、現在は、両面ユニット230が未装着となっている場合である。このような状況の1つとしては、両面ユニット230を使用した印刷中にジャムの発生等の理由により両面ユニット230を一度取り外し、その後、片面印刷が行われようとしている場合等が考えられる。
しかし、両面ユニット230を取り外して片面印刷を行おうとしているのか、両面ユニット230を装着したつもりなのに適切に装着できていない(つまり半挿しの)状態であるのかは、両面ユニット検知センサ209の検知結果だけでは判断できない。そこでCPU501は、直ちに片面印刷を実行するのではなく、表示部517にエラー表示を行うことで、両面ユニット230が半挿し状態であった場合は両面ユニット230を適切に装着し直してもらえるようユーザ101に通知することができる。このようにすることで、両面ユニット230が半挿しの状態で印刷が実行されてジャムが発生する可能性を低減することができる。
ステップS609の判別の結果、投入ジョブが両面ジョブである場合は、両面ユニット230の装着が必須となる。従って、検知フラグF1がONか否かにかかわらず、CPU501は表示部517にエラー表示(図8)を表示させ、両面ユニット230の装着をユーザ101に促す(ステップS611)。次に、ステップS612では、CPU501は、両面ユニット230が改めて装着されたか否かを判別する。その判別の結果、両面ユニット230が装着されない場合は、CPU501は、処理をステップS611に戻す。従って、表示部517にエラー表示が表示されている間、CPU501は、両面ユニット230が改めて装着されたかどうかの監視を継続する。CPU501は、両面ユニット230が装着されるまでエラー表示の表示を継続させ、印刷ができない(禁止される)ように制御し続ける。
ステップS611、S612の処理を繰り返している間に両面ユニット230が装着されると、CPU501は、エラー表示解除するよう表示部517に通知する(ステップS613)。さらにCPU501は、画像データの印刷設定に合わせて、投入ジョブに応じた両面印刷あるいは片面印刷を実行するように印刷制御部518に指示する(ステップS614)。これにより、印刷禁止が解除される。その後、処理はステップS601に戻る。
本実施の形態によれば、片面ジョブの場合に、両面ユニット230が装着状態である旨が記憶されている状態で、両面ユニット230が装着されていないと判別されると、CPU501は、印刷を禁止するよう制御する。これにより、両面ユニット230の装着が不十分なまま片面印刷が実行されないようにして、両面ユニット230の半挿しに起因するジャムの発生を回避することができる。
また、印刷を禁止した場合でも、両面ユニット230が装着されたことが改めて検知されると印刷の禁止が解除されるので、早急に印刷処理に復帰できる。さらに、印刷を禁止した場合には、エラー表示(図8)により、両面ユニット230を装着することを促すので、印刷復帰のための処理をユーザに知らせることができる。
また、両面ユニット230の装着有無の検出は、少なくとも起動時に実行されるので、起動前に両面ユニット230が着脱されたような状況に対して適切に対処することができる。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態において、図7のステップS610で、検知フラグF1がONと判別される場合の1つとして、両面ユニット230を装着して印刷していたが両面ユニット230が故障したために取り外して片面印刷を行おうとしている場合が考えられる。しかし、第1の実施の形態における制御によれば、エラー表示された後に片面印刷を実行したい場合は、両面ユニット230を装着するか、両面ユニット230を装着しない状態で電源を一旦OFFし、その後、ONにするしか対処方法がない。両面ユニット230が故障した場合は通常、後者を実行することになる。この場合、電源のOFF、ON操作や、電源OFFによって消えてしまった画像データを再投入する等の手間がかかることになり、ユーザ101にとって煩わしい。
そこで、本発明の第2の実施の形態では、上記のような場合においては、両面ユニット230を装着しなくても、エラー表示及び印刷禁止状態を解除(「エラー解除」と称する)する手段を追加する。しかし、両面ユニット230が半挿しの状態でエラー解除ができてしまうと、プリンタ103が損傷するおそれが増加する。そのため、両面ユニット230が半挿しままではエラー解除ができないような仕組みも導入する。
第2の実施の形態では、第1の実施の形態に対して、起動時における処理が異なり、図7に代えて図9を用いて第2の実施の形態を説明する。また、本実施の形態では操作部516は、エラーの解除指示をユーザから受け付けるためのエラー解除用ボタン(不図示)を有するものとする。その他の構成は第1の実施の形態と同様である。
図9は、起動時における処理のフローチャートである。ステップS701〜S711の処理は図7のステップS601〜S611の処理と同様である。ステップS711の処理後は、CPU501は、投入ジョブが両面ジョブであるか否かを判別する(ステップS712)。その判別の結果、投入ジョブが両面ジョブである場合は、両面ユニット230の装着が必須となるので、CPU501は、ステップS713、S714を実行することなく処理をステップS715に進める。従って、両面ジョブの場合は両面ユニット230が必須であるためエラー解除できないように制御される。
一方、投入ジョブが両面ジョブでなく片面ジョブである場合は、CPU501は、両面ユニット未接続エラー解除フラグF2がONであるか否かを判別する(ステップS713)。ここで、解除フラグF2は、後述するステップS721でONに設定されるフラグであり、RAM503に記憶される。解除フラグF2は、エラー解除後の片面ジョブの印刷時に排紙ローラ220付近でジャムが発生した場合にONとされる。
その判別の結果、解除フラグF2がONでない場合は、CPU501は、操作部516のエラー解除用ボタンが押下されたか否かを判別する(ステップS714)。すなわち、操作部516のエラー解除用ボタンが有効になり、ユーザ101はエラー解除が可能になる。その判別の結果、操作部516のエラー解除用ボタンが押下されない場合は、CPU501は、処理をステップS715に進める。
一方、ステップS714の判別の結果、エラー解除用ボタンが押下された場合は、CPU501は、表示部517にエラーを解除するように通知する(ステップS718)。さらにCPU501は、片面ジョブに応じた片面印刷を実行するように印刷制御部518に指示する(ステップS719)。これにより、印刷の禁止が解除される。すなわち、両面ユニット230を装着しなくても、エラー解除して印刷を速やかに行え、両面ユニット230が半挿し等の事情がなければ、片面印刷は適切に遂行されることになる。
次に、CPU501は、特定の箇所でジャムが発生したか否かを判別する(ステップS720)。ここで、特定の箇所とは、例えば、搬送路における排紙ローラ220付近とする。排紙ローラ220の回転動作が両面ユニット230の着脱に依存するからである。しかし特定の箇所はこの位置に限るものではない。例えば、メイン搬送路240や排出搬送路241のどこかで発生するジャムを検知してもよい。なお、ジャム発生の検知の手法は問わず、不図示のセンサを用いることで行ってもよいし、モータの負荷を検出することで行ってもよい。
排紙ローラ220付近でジャムが発生した場合、両面ユニット230が半挿しの状態である可能性が高いと考えられる。そこで、ステップS720の判別の結果、特定の箇所でジャムが発生した場合は、CPU501は、RAM503に記憶される解除フラグF2をONに設定する(ステップS721)。
ステップS721の処理後は、処理はステップS711に戻る。従って、エラー表示が再びなされる。なお、ステップS721からステップS711に移行した場合は、エラー表示において、ジャムが発生した旨の報知も含めてもよい。ステップS713の判別の結果、解除フラグF2がONである場合は、CPU501は、ステップS714を実行することなく処理をステップS715に進める。従って、エラー解除後の片面ジョブの印刷時に排紙ローラ220付近でジャムが発生した場合には、操作部516のエラー解除用ボタンが無効になり、ユーザ101はエラー解除の操作を行えなくなる。これにより、半挿し等に起因する、さらなるジャムの発生が回避される。
ステップS715では、CPU501は、両面ユニット230が改めて装着されたか否かを判別する。その判別の結果、両面ユニット230が装着されない場合は、CPU501は、処理をステップS711に戻す。従って、操作部516のエラー解除用ボタンが有効に操作されず、且つ両面ユニット230の未装着の状態が続く限り、CPU501はエラー表示を継続させ、印刷ができないように制御し続ける。一方、CPU501は、両面ユニット230が装着された場合は、処理をステップS716に進める。CPU501は、ステップS716、S717では、図7のステップS613、S614と同様の処理を実行する。
本実施の形態によれば、両面ユニット230の装着が不十分なまま印刷が実行されることを回避することに関し、第1の実施の形態と同様の効果を奏する。それだけでなく、エラーの解除指示が受け付けられた場合は印刷の禁止が解除されるので、電源のOFF、ON操作や画像データを再投入する等の煩雑な操作処理を要することなく印刷処理に復帰することができる。さらに、印刷の禁止が解除された後にジャムが発生すると、その後のエラーの解除指示の受け付けができないように制御されるので、エラーの解除後においても、両面ユニット230の装着が不十分なまま印刷が実行されることを回避することができる。
なお、本発明が適用される画像形成装置は両面ユニットが着脱可能であればよく、プリンタ103に限られず、種類や印刷方式は問わない。また、本発明を実現するための各手段は、プリンタ103という単体機内に全てを備えることは必須でない。CPU501が実行するとした処理の一部または全部を、画像形成システム上におけるいずれかの場所に配置・構成される処理部が担うようにしてもよい。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。
103 プリンタ
220 排紙ローラ
221 定着モータ
226 駆動ギア
230 両面ユニット
231 両面モータ
501 CPU

Claims (10)

  1. 片面印刷を実行可能であり、両面ユニットを装着することによって両面印刷を実行可能になる画像形成装置であって、
    シートに画像を印刷する印刷手段と、
    前記両面ユニットの位置に応じて、前記印刷手段におけるシート搬送を、前記画像形成装置に含まれる動力源で行うか、前記両面ユニットに含まれる動力源で行うかを切り替える切り替え手段と、
    前記両面ユニットの装着あるいは未装着を検知する検知手段と、
    前記両面ユニットの装着が前記検知手段によって過去に検知されたことがある旨が記憶されている状態で、前記両面ユニットの装着が前記検知手段によって検知されなくなったことに基づき、両面印刷及び片面印刷が実行できず、前記両面ユニットの未装着が前記検知手段によって過去に検知されていたとしても、前記両面ユニットの装着が前記検知手段によって検知されていることに基づき、両面印刷および片面印刷が実行できるようにする制御手段と、
    を有し、
    投入されたジョブが片面印刷のジョブである場合に、前記制御手段は、
    前記旨が記憶されておらず、かつ、前記両面ユニットの未装着が前記検知手段によって検知されていることに基づき、前記画像形成装置に含まれる前記動力源を動作させることで片面印刷が実行できるようにし、
    前記両面ユニットが、前記両面ユニットの装着が前記検知手段によって検知されない位置であるが、前記シート搬送を前記両面ユニットに含まれる前記動力源で行うべき位置に位置している場合に、前記旨が記憶されている状態で、前記両面ユニットの装着が前記検知手段によって検知されなくなったことに基づき、前記画像形成装置に含まれる前記動力源を動作させず、片面印刷が実行できないようにすることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記旨が記憶されている状態で、前記両面ユニットの装着が前記検知手段によって検知されなくなったことに基づき、エラー画面を表示部に表示させる表示手段を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記表示部に前記エラー画面が表示された後に、前記両面ユニットの装着が前記検知手段によって再び検知されると、前記制御手段は、両面印刷及び片面印刷が実行できるようにすることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記印刷手段による両面印刷及び片面印刷の実行が禁止された状態でユーザによって所定の操作がなされると、前記制御手段は、両面印刷の実行を禁止したまま片面印刷が実行できるようにすることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記検知手段は、前記両面ユニットの装着を、少なくとも前記画像形成装置の起動時に検知することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記両面ユニットの装着が前記検知手段によって検知されたことに基づいて、前記旨を示す情報を記憶する記憶手段を更に備え、
    前記記憶手段は、前記両面ユニットの装着が前記検知手段によって検知されてから、前記画像形成装置の電源がオフされるまでの間、前記情報を記憶することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記両面ユニットには、両面印刷時に使用するシート搬送経路の少なくとも一部が含まれることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記画像形成装置に備えられた複数の搬送ローラに含まれる少なくとも1つの搬送ローラは、前記両面ユニットが装着されると、当該両面ユニットに含まれる動力源によって駆動されることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 片面印刷を実行可能であり、両面ユニットを装着することによって両面印刷を実行可能になる画像形成装置であって、
    印刷手段と、
    前記両面ユニットの位置に応じて、前記印刷手段におけるシート搬送を、前記画像形成装置に含まれる動力源で行うか、前記両面ユニットに含まれる動力源で行うかを切り替える切り替え手段と、
    を備える画像形成装置の制御方法であって、
    シートに画像を印刷する印刷工程と、
    前記両面ユニットの装着あるいは未装着を検知する検知工程と、
    前記両面ユニットの装着が前記検知工程によって過去に検知されたことがある旨が記憶されている状態で、前記両面ユニットの装着が前記検知工程で検知されなくなったことに基づき、両面印刷及び片面印刷が実行できず、前記両面ユニットの未装着が前記検知工程によって過去に検知されていたとしても、前記両面ユニットの装着が前記検知工程によって検知されていることに基づき、両面印刷および片面印刷が実行できるようにする制御工程と、
    を有し、
    投入されたジョブが片面印刷のジョブである場合に、前記制御工程は、
    前記旨が記憶されておらず、かつ、前記両面ユニットの未装着が前記検知工程によって検知されていることに基づき、前記画像形成装置に含まれる前記動力源を動作させることで片面印刷が実行できるようにし、
    前記両面ユニットが、前記両面ユニットの装着が前記検知工程によって検知されない位置であるが、前記シート搬送を前記両面ユニットに含まれる前記動力源で行うべき位置に位置している場合に、前記旨が記憶されている状態で、前記両面ユニットの装着が前記検知工程によって検知されなくなったことに基づき、前記画像形成装置に含まれる前記動力源を動作させず、片面印刷が実行できないようにすることを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  10. 請求項に記載の画像形成装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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