JP4289749B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、シートの表裏に画像を形成することが可能なレーザプリンタ等の画像形成装置に関し、特に片面に画像が形成されたシートを反転させて画像形成部に搬送する両面搬送部を装置本体に着脱可能に取り付けるようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の画像形成装置においては、画像形成部により片面に画像が形成されたシートを反転させて再度画像形成部に搬送し、シートの裏面に画像を形成するようにしたものがある。
【0003】
そして、従来の画像形成装置の一例である例えばレーザプリンタ等の画像記録装置においては、比較的大型、高速、高コストの装置に、シートを反転させて画像形成部に搬送する両面搬送路を有する両面搬送部をオプション装着してシート両面に画像を記録するようにしたものがある。
【0004】
ところで、近年、小型、低速、低コストのレーザプリンタ等においても省資源等のために、シートの両面に画像を記録する機能を要望する気運が高まりつつあるが、このような小型、低速、低コストの画像記録装置に、両面搬送部をオプション装着する場合、当然、低コストの両面搬送部が必須となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この両面搬送部は、例えば両面搬送路にジャムが発生したことを検知するジャム検知センサや、ジャム処理を行っていることを検知するジャム処理検知センサ等の各種センサが必要であり、コストが高くなる。
【0006】
また、従来の画像記録装置において、このような両面搬送部を装着する場合、両面搬送部を装着したか否かを検知するための検知手段を新たに設けなければならず、装置のトータルコストが高くなる。
【0007】
そこで、本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、低コストで両面画像形成が可能な画像記録装置(画像形成装置)を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、画像形成部により片面に画像が形成されたシートを反転させて再度前記画像形成部に搬送し、前記シートの裏面に画像形成を行う画像形成装置において、前記反転させたシートを前記画像形成部に搬送すると共に開閉可能に構成された両面搬送路を有し、装置本体に対して着脱可能に取り付けられた両面搬送部と、前記両面搬送路に進入してきた前記シート、又は前記両面搬送路の底部を開閉可能に構成する部材に接触して移動するフラグ部材と、前記フラグ部材の位置に応じた信号を出力するセンサと、前記センサから出力された信号に基づき、前記両面搬送路に進入してきた前記シートが所定の位置に到達したことを検知するとともに、前記両面搬送路におけるジャムの発生の有無、前記両面搬送部の着脱及び前記両面搬送路の開閉を検知して画像形成動作を制御する制御部と、を有することを特徴とするものである。
【0009】
また本発明は、前記センサは、前記両面搬送部に設けられ、前記制御部は、前記装置本体に装着された際に前記センサから出力された信号をもとに、前記両面搬送部の着脱を検知することを特徴とするものである。
【0010】
また本発明は、前記センサは、前記両面搬送路の開閉動作に応じた信号を出力することを特徴とするものである。
【0011】
また本発明は、前記制御部は、前記センサから出力された信号に基づき、前記両面搬送路に進入してきた前記シートを所定時間内に検知しない揚合、前記両面搬送路におけるジャムの発生として検知することを特徴とするものである。
【0012】
また本発明は、前記センサは、前記ジャムの発生状態と、前記両面搬送部の未装着状態と、前記両面搬送路の開状態とで、全て同じ信号を出力することを特徴とするものである。
【0013】
また本発明は、前記ジャムの発生、前記両面搬送部の未装着及び前記両面搬送路の開状態のうち、少なくとも一つを表示する表示部を有することを特徴とするものである。
【0014】
また本発明は、前記ジャムの発生、前記両面搬送部の未装着及び前記両面搬送路の開状態のうち、少なくとも一つが検知された場合、両面印字動作の受け付けを行わないことを特徴とするものである。
【0015】
また本発明は、前記ジャムの発生、前記両面搬送部の未装着及び前記両面搬送路の開状態のうち、少なくとも一つが検知された場合、片面印字動作は受け付けるが、両面印字動作は受け付けないことを特徴とするものである。
【0016】
また本発明のように、片面に画像が形成されたシートを反転させて画像形成部に搬送すると共に開放可能に構成された両面搬送路を有する両面搬送部を装置本体に着脱自在に取り付ける。さらに、この両面搬送路に進入してきたシートが所定の再給紙位置に到達したことを位置検知センサにより検知すると共に、この位置検知センサにより両面搬送路におけるジャムの発生、両面搬送部の装置本体への着脱及び両面搬送路の開閉を検知するようにする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
【0018】
図1は本発明の実施の形態に係る画像形成装置の一例であるレーザビームプリンタの概略構成を説明する図である。
【0019】
同図において、1はレーザビームプリンタ本体(以下、本体という)、2は開閉可能とされた両面搬送路Rを備えると共に本体1に着脱可能に取り付けられた両面搬送部、3はシートである不図示の用紙を収納するペーパーカセットである。そして、このペーパーカセット3に収納された用紙は、カセット給紙ローラ3a及び搬送ローラ対3bの駆動により、L1の方向へ給紙され、この後搬送ローラ対3cの駆動によりL2の方向へ搬送される。
【0020】
また、4はレーザスキャナユニットであり、後述するホストコンピュータ等からの画像データに基づいてレーザ光をラスタースキャニングし、あらかじめ帯電器5bにより帯電されている感光体ドラム5a上に折り返しミラー4aによって静電潜像を形成するものである。なお、感光体ドラム5aに形成された静電潜像は現像器5cでトナー現像された後、転写部5dにおいて、搬送ローラ対3cにより搬送された用紙に転写されるようになっている。
【0021】
さらに、この用紙上に転写されたトナー像は、熱定着装置6により用紙に定着されるようになっている。なお、この熱定着装置6は、不図示の加熱体及び加熱体の温度を検知するサーミスタ等によって構成され、転写プロセスの終了した用紙に、熱と圧力を加えてトナー像を用紙に定着させるように構成されている。
【0022】
また、7は排紙ローラ対であり、この排紙ローラ対7により、熱定着装置6を通過した用紙はフェースアップトレイ10、或はフェースダウン排紙部9へ排出されるようになっている。ここで、フェースアップトレイ10は、本体1に開閉可能に設けられたものであり、用紙をフェースアップの状態で排出する場合には、このフェースアップトレイ10を同図に示すように開くようにしている。
【0023】
一方、用紙をフェースダウンの状態で排出する場合には、フェースアップトレイ10を閉じるようにしている。そして、このようにフェースアップトレイ10を閉じることにより、用紙をフェースダウン排紙部9に搬送するための搬送路が確保され、フェースダウン排紙ローラ対8の矢印a方向の駆動により用紙をフェースダウン排紙部9へ排出することができるようになっている。
【0024】
また、両面印字(両面画像形成)を行う場合には、フェースアップトレイ10を閉じると共に、フェースダウン排紙ローラ対8を所定時間回転させて用紙をフェースダウン排紙部9の方向へ搬送した後、フェースダウン排紙ローラ対8を逆転させ、両面搬送部2に向かわせるようにしている。
【0025】
そして、このように両面搬送部2に向った用紙は、反転用紙誘導ローラ11により両面搬送路Rへ搬送され、さらにこの両面搬送路Rに搬送された用紙は、反転用紙搬送ローラ対12によりL4の方向へ搬送された後、反転用紙再給紙ローラ対13の手前にて停止され、両面印字の2面目(裏面)用の用紙として再給紙されるまで待機するようになっている。
【0026】
ところで、この両面搬送部2には、同図に示すように両面搬送路Rの底部の一部を構成すると共に反転用紙搬送ローラ対12の下部ローラ12aを回転自在に保持している開閉部材R1が図中左側の回動軸R1aを支点として底部に向けて回動に設けられている。そして、ジャム発生時、この開閉部材R1を点線で示したように底部に向けて回動することにより、両面搬送路Rを開放することができると共に反転用紙搬送ローラ対12も離間させることができ、これによりジャムした用紙を容易に取り出すことができるようになっている。
【0027】
一方、同図において、S6は、両面搬送部2に設けられた位置検知センサである再給紙センサであり、この再給紙センサS6は、両面搬送路Rに搬送された用紙が所定の再給紙位置に到達したことを検知すると、検知信号を後述する図2に示す制御手段であるエンジンコントローラ部14に出力するようにしている。
【0028】
そして、エンジンコントローラ部14は、この再給紙センサS6からの検知信号に基づき反転用紙搬送ローラ対12を停止させて用紙を所定の再給紙位置で待機させ、この後所定のタイミングで反転用紙再給紙ローラ対13を駆動するようにしている。これにより、両面搬送路Rに待機している用紙は、搬送ローラ対3cを経て画像形成部5に再給紙された後、前述したペーパーカセット3からの印字動作と同様の搬送路にて両面印字の2面目(裏面)の印字動作が行われ、この後フェースダウン排紙部9に排出されるようになっている。
【0029】
なお、同図において、S1はペーパーカセット3の用紙の有無を検知する用紙センサ、S2は搬送ローラ対3cの駆動により搬送された用紙の先端と後端を検出する給紙センサであり、この給紙センサS2からの検知信号に基づきエンジンコントローラ部14は画像書込タイミングを判断するようになっている。
【0030】
また、S3は用紙が熱定着装置6を通過したことを検知する通過検知センサ、S4はフェースアップトレイ10の開閉を検知するフェースアップトレイ開閉検知センサであり、このフェースアップトレイ開閉検知センサS4によりフェースアップトレイ10が閉じられていることを検知したとき、既述したフェースダウン排紙及び両面搬送路Rへの用紙搬送を行うようにしている。また、S5は用紙が両面搬送路Rへ搬送されたタイミング及び用紙の先端と後端を検出する反転用紙導入検知センサである。
【0031】
ところで、エンジンコントローラ部14は、再給紙センサS6からの検知信号に基づき、例えば反転用紙導入検知センサS5からの用紙後端検知信号が入力されてから所定時間内に再給紙センサS6からの検知信号が入力されない場合、反転用紙が両面搬送路上で詰まったことを検知するようになっており、用紙のジャムを検知すると、後述する図2に示す表示部Dに表示するようにしている。
【0032】
そして、この表示に基づきユーザ等が、既述したように開閉可能とされた両面搬送路Rを開放して両面搬送路上の用紙を取り除くようにしている。なお、このようにジャム用紙を取り除いた後、両面搬送路Rを閉じることにより通常の両面搬送が確保される。
【0033】
一方、図2は、以上の一連の印字動作を制御するプリンタコントローラ部のブロック図であり、このプリンタコントローラ部は、主にエンジンコントローラ部14及び画像コントローラ部15から構成されている。
【0034】
ここで、画像コントローラ部15は不図示の外部インターフェースを介してホストコンピュータ17等からコード化された画像情報(コードデータ)を受信した後、コードデータをドットイメージのビデオデータに変換すると共に、不図示のビデオインターフェースを介してエンジンコントローラ部14に印字指令を送出し、エンジンコントローラ部14からの主走査、副走査同期信号に同期して、ビデオデータを順次エンジンコントローラ部14に送出するように構成されたものである。
【0035】
また、エンジンコントローラ部14は、カセット給紙ローラ3a、各搬送ローラ対等の各ローラの駆動、再給紙センサS6及び他のセンサからの入力を監視することにより、レーザスキャナユニット4、熱定着装置6等のプリンタエンジンを統括的にコントロールし、画像コントローラ部15からのビデオデータを用紙に印字するためのものである。
【0036】
さらに、このエンジンコントローラ部14は、既述したように再給紙センサS6からの信号に基づき両面搬送路Rにおけるジャムの発生を検知すると共に、ジャムの発生を検知した場合には、片面印字のみを行うようにしている。これにより、両面搬送路Rにジャムが発生しても片面印字だけは行うことができるようになっている。
【0037】
なお、エンジンコントローラ部14は、画像コントローラ部15に、両面搬送路Rにジャムが発生するとジャム発生情報及び両面搬送路開放情報を、また両面搬送部無しの時には両面搬送部無しの情報を報知するようにしている。これにより、画像コントローラ部15は、片面印字のみは可能である状態を維持するようになる。また、このとき、ジャムの発生、両面搬送路開放情報、また両面搬送部無しの情報について必要なものを任意に表示部Dに表示し、ユーザに警告を与えるように構成しても良い。
【0038】
ここで、図3は、再給紙センサS6による状態判定を示す表図であり、両面搬送部2が本体1に装着されていない場合、両面搬送部2に設けられた再給紙センサS6はエンジンコントローラ部14と接続されないため、エンジンコントローラ部14には、これを示すHigh信号が入力され、これによりエンジンコントローラ部14は、両面印字が不能であると判断する。
【0039】
一方、両面搬送部2が本体1に装着されている場合、両面搬送路Rに反転用紙が無い場合は、再給紙センサS6の検知状態はLowとなり、これによりエンジンコントローラ部14は、両面印字が可能であると判断する。また、両面搬送路Rに反転用紙が有る場合及び反転用紙が搬送された場合は、再給紙センサS6の検知状態は、紙有りとしてHighとなり、これによりエンジンコントローラ部14は、両面印字が不能であると判断する。なお、両面用紙が搬送されて再給紙センサS6を通過すると、紙無しとして再給紙センサS6の検知状態はLowとなる。
【0040】
また、両面搬送路内のジャム用紙を取り除くために両面搬送路Rを開放した場合は、再給紙センサS6は紙有りと同じ状態のHighとなり、これによりエンジンコントローラ部14は、両面印字が不能であると判断する。
【0041】
このように、再給紙センサS6を用いてジャムの発生、両面搬送部2の不装着、両面搬送路Rの開放及び両面搬送路Rにおける反転用紙の有無を検出することにより、多くのセンサを必要としない低コストの両面搬送部2を構成できると共に、両面搬送部2の不装着を検知するためのセンサを本体1に設ける必要もなくなり、装置のトータルコストを低減することができる。
【0042】
ところで、本実施の形態において、再給紙センサS6は、両面搬送部2が装着されていない時、ジャムの発生時及び両面搬送路Rが開状態の時の、いずれも異常な状態の時には全ての場合において同じ検知状態、例えばいずれもHigh信号が得られるように構成されている。そして、このように構成することにより、異常時の判断を容易にし、装置の信頼性をより高めることができる。
【0043】
次に、このような作用・機能を奏するための再給紙センサS6の構成の一例を説明する。
【0044】
図4は、再給紙センサS6を構成するフォトインタラプタS6aの本体1との接続状況を表わした図である。ここで、このフォトインタラプタS6aは、両面搬送部2に設けられており、コネクタS6bを介して本体1と接続するように構成されている。また、本体1側からは、抵抗R2,R3を介して電圧Vcが印加されている。
【0045】
そして、この再給紙センサS6は、同図のような状態ではセンサ出力はLow出力であるが、両面搬送部2が取り外されてフォトインタラプタS6aがコネクタS6bから外されると、抵抗R2でのプルアップにより、High出力となる。したがって、両面搬送部2が装着された場合には、再給紙センサS6からはLow信号が得られるようになり、この信号によりエンジンコントローラ部14は、両面搬送部2の装着を検知することができるようになっている。
【0046】
次に、このようなフォトインタラプタS6aを用いた両面搬送路Rの開閉部材R1の開閉検知及び両面搬送路内の用紙の有無の検知方法を図5、図6、図7を用いて説明する。
【0047】
図5は、両面搬送路R(開閉部材R1)が閉じており、かつ両面搬送路内に用紙がいない状態を表わした図である。なお、同図において、S6cはフォトインタラプタS6aの近傍に回動自在に設けられると共にフォトインタラプタS6aの光を遮るためのフラグ部材である。
【0048】
そしてこの場合、フラグ部材S6cの先端は自重で、開閉部材R1に当接するようになっている。この時、フラグ部材S6cは、フォトインタラプタ中の光を遮らない位置にあるためセンサ出力はLowとなっている。
【0049】
一方、図6は、両面搬送路R(開閉部材R1)が閉じており、かつ両面搬送路内に用紙Pが進入している状態を表わした図であり、この場合、フラグ部材S6cは用紙Pと当接して傾いており、このように傾くことによりフラグ部材S6cがフォトインタラプタ中の光を遮り、センサ出力はHighとなる。
【0050】
また図7は、両面搬送路R(開閉部材R1)が開いた状態を表わした図であり、この場合、フラグ部材S6cの先端は当接するものがない為、自重のみで安定する位置に存在する。この時、フラグ部材S6cはフォトインタラプタ中の光を遮るよう構成されており、このように構成することにより、センサ出力はHighとなる。
【0051】
次に、このように構成された再給紙センサS6を用いたエンジンコントローラ部14の画像形成制御動作を図8に示すフローチャートを用いて説明する。
【0052】
電源投入時、エンジンコントローラ部14は、まず再給紙センサS6の信号を調べ(F101)、再給紙センサS6の信号がLowならば(F101のYES)、反転用紙無し、両面搬送部装着及び両面搬送路閉状態であると判定し(F102)、両面プリント受付可及び片面プリント受付可に設定する(F103)。そして、この状態で画像コントローラ部15からの印字指令を待つ(F120)。
【0053】
一方、再給紙センサS6がHighならば(F101のNO)、反転用紙ジャム有り、両面搬送路装着なし或は両面搬送路開状態のいずれかの状態であると判定し(F104)、両面プリント受付不可及び片面プリント受付可に設定する(F105)。そして、この状態で画像コントローラ部15からの印字指令を待つ(F120)。
【0054】
次に、画像コントローラ15からの印字指示が有ると(F120のYES)、この印字指示が片面印字指示があれば(F106のYES)、片面印字処理を行い(F107)、印字が終了すると次の印字指示を待つ。また、印字指示が片面印字指示でなければ(F106のNO)、まず両面印字受付可能かを判断し(F108)、両面印字受付が不可ならば(F108のNO)、F106へ戻り再び印字指示を待つ。
【0055】
一方、両面印字受付が可能であり(F108のYES)、画像コントローラ15からの印字指示が両面印字指示があれば(F109のYES)、両面印字処理を行う(F110)。また、両面印字指示でなければ(F109のNO)、F106へ戻り再び印字指示を待つ。
【0056】
ところで、F110で両面印字処理中に再給紙センサS6にて両面搬送路内の用紙詰まり(ジャム)を検知すると、図9に示すような処理を行う。
【0057】
即ち、再給紙センサS6にて両面搬送路内の用紙詰まり(ジャム)を検知すると、ジャム発生(ジャム用紙有り)及び両面プリント受付禁止(両面印字機能開放状態)を画像コントローラ部15へ報知する(F201)。そして、ジャム解除動作が行われるまで(F202のNO)、そのままの状態を保持する。この後、ジャム解除動作が行われると(F202のYES)、このとき再給紙センサS6がLowかHighを判断する(F203)。
【0058】
ここで、再給紙センサS6がLowならば(F203のYES)、反転用紙無し及び両面搬送路閉状態であると判定し(F204)、両面プリント受付可及び片面プリント受付可に設定する(F205)と共に、両面搬送路ジャム状態の通報を解除する。
【0059】
また、再給紙センサS6がHighならば(F203のNO)、反転用紙あり或は両面搬送路開状態であると判定し(F206)、両面プリント受付不可及び片面プリント受付可に設定する(F207)。この後、F203へジャンプし両面再給紙センサS6の監視を継続する。
【0060】
なお、エンジンコントローラ部14は、F207において両面プリント受付不可及び片面プリント受付可に設定すると共に、画像コントローラ部15にジャム発生及び両面搬送路の開放情報を報知する。そして、このジャム発生及び両面搬送路の開放情報により、画像コントローラ部15は片面印字のみは可能とする状態を維持する。
【0061】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、両面搬送路に進入してきたシートが所定の位置に到達したことを検知するセンサにより、両面搬送路におけるジャムの発生、両面搬送路を有する両面搬送部の装置本体への着脱及び両面搬送路の開閉をも検知することにより、低コストで両面画像形成が可能な画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の一例であるレーザビームプリンタの概略構成を説明する図。
【図2】上記レーザビームプリンタの制御ブロック図。
【図3】上記レーザビームプリンタの両面搬送部に設けられた再給紙センサによる状態判定を示す表図。
【図4】上記レーザビームプリンタとフォトインタラプタとの接続状況を表した図。
【図5】上記両面搬送部が閉じられ、且つ用紙がないときの再給紙センサの状態を表した図。
【図6】上記両面搬送部が閉じられ、且つ両面搬送部に用紙が進入しているときの再給紙センサの状態を表した図。
【図7】上記両面搬送部が開かれたときの再給紙センサの状態を表した図。
【図8】上記再給紙センサを用いたエンジンコントローラ部の画像形成制御動作を説明するフローチャート。
【図9】上記エンジンコントローラ部における両面搬送路内のジャム発生時の処理動作を説明するフローチャート。
【符号の説明】
1 レーザビームプリンタ本体
2 両面搬送部
5 画像形成部
14 エンジンコントローラ部
15 画像コントローラ部
P 用紙
R 両面搬送路
R1 開閉部材
S6 再給紙センサ(位置検知センサ)
Claims (8)
- 画像形成部により片面に画像が形成されたシートを反転させて再度前記画像形成部に搬送し、前記シートの裏面に画像形成を行う画像形成装置において、
前記反転させたシートを前記画像形成部に搬送すると共に開閉可能に構成された両面搬送路を有し、装置本体に対して着脱可能に取り付けられた両面搬送部と、
前記両面搬送路に進入してきた前記シート、又は前記両面搬送路の底部を開閉可能に構成する部材に接触して移動するフラグ部材と、
前記フラグ部材の位置に応じた信号を出力するセンサと、
前記センサから出力された信号に基づき、前記両面搬送路に進入してきた前記シートが所定の位置に到達したことを検知するとともに、前記両面搬送路におけるジャムの発生の有無、前記両面搬送部の着脱及び前記両面搬送路の開閉を検知して画像形成動作を制御する制御部と、を有することを特徴とする画像形成装置。 - 前記センサは、前記両面搬送部に設けられ、
前記制御部は、前記装置本体に装着された際に前記センサから出力された信号をもとに、前記両面搬送部の着脱を検知することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記センサは、前記両面搬送路の開閉動作に応じた信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記制御部は、前記センサから出力された信号に基づき、前記両面搬送路に進入してきた前記シートを所定時間内に検知しない揚合、前記両面搬送路におけるジャムの発生として検知することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記センサは、前記ジャムの発生状態と、前記両面搬送部の未装着状態と、前記両面搬送路の開状態とで、全て同じ信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記ジャムの発生、前記両面搬送部の未装着及び前記両面搬送路の開状態のうち、少なくとも一つを表示する表示部を有することを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記ジャムの発生、前記両面搬送部の未装着及び前記両面搬送路の開状態のうち、少なくとも一つが検知された場合、両面印字動作の受け付けを行わないことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記ジャムの発生、前記両面搬送部の未装着及び前記両面搬送路の開状態のうち、少なくとも一つが検知された場合、片面印字動作は受け付けるが、両面印字動作は受け付けないことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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