JP2744654B2 - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JP2744654B2
JP2744654B2 JP1213405A JP21340589A JP2744654B2 JP 2744654 B2 JP2744654 B2 JP 2744654B2 JP 1213405 A JP1213405 A JP 1213405A JP 21340589 A JP21340589 A JP 21340589A JP 2744654 B2 JP2744654 B2 JP 2744654B2
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哲 矢野
幸洋 伊藤
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等
の画像記録装置に関し、特に、原稿画像に加えて所望の
文字やマーク等の付加情報を記録することのできる画像
記録装置に関するものである。
〈従来の技術〉 付加情報を記録するための記録装置は、通常、定着装
置の下流側に配置されており、コピー済用紙の先端が記
録装置に達した時点で付加情報の記録が行われるように
なっている(特開昭61-53665号公報参照)。
〈発明が解決しようとする課題〉 ところで、記録装置は、通常、インクシートとサーマ
ルヘッドを有する構成になっているか、サーマルヘッド
を有する構成では、サーマルヘッドの記録速度が比較的
遅いため、用紙の搬送速度を遅くしなければ、付加情報
を鮮明に記録することができない。
ところが、用紙の先端がサーマルヘッドの位置に達し
ても、用紙の後半部はまだ定着装置内に残っているた
め、極端に用紙の搬送速度を低下させると、用紙の後半
部が、定着装置の発する熱により変型したり焦げる等の
恐れがあった。従って、用紙の搬送速度をあまり遅くす
ることはできず、従来の記録装置では、付加情報の記録
が鮮明に行い難いという欠点があった。この欠点は、特
に、中速型または高速型複写機において著しい。
このような欠点を除くためには、定着装置とサーマル
ヘッドとの間に距離を保てばよいが、そうすると装置の
大型化を招くという新な問題に遭遇する。
それゆえ、この発明は、付加情報を鮮明に記録するこ
とのできる画像記録装置を提供することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 この発明は、記録用紙の搬送方向に対して上流側に配
置され、搬送される記録用紙上に転写されたトナー像を
定着させるための定着装置と、 記録用紙の搬送方向に対して下流端に配置された記録
用紙排出トレイと、 定着装置と排出トレイとの間に配置され、搬送される
記録用紙上に付加画像を記録するための付加画像記録手
段と、 前記定着装置の排出部に設けられ、定着装置から排出
される記録用紙の後端が定着装置を通過し終えたことを
検出する用紙後端検出スイッチと、 用紙後端検出スイッチの検出出力から一定時間経過後
の記録用紙の後端近傍が付加画像記録手段に搬送された
ときに、付加画像記録手段により用紙の後端近傍に付加
画像を記録させる駆動制御手段と、 を含むことを特徴とする画像記録装置である。
〈作用〉 この発明によれば、搬送される記録用紙上のトナー像
が、まず、定着装置で定着される。そして定着装置から
記録用紙が完全に排出された後であって、排出トレイに
排出され終えるまでに、記録用紙に対して付加画像の記
録が行われる。付加画像は、搬送される記録用紙の後端
近傍に記録される。
よって、付加画像の記録時に、記録用紙の一部が定着
装置に残っておらず、付加画像の記録時に、記録用紙の
一部が、定着用紙の発する熱等によって変色等すること
がない。
また、定着装置から完全に排出された記録用紙に対し
て付加画像を記録する。その際、記録用紙を付加画像記
録手段に適した動作で搬送すればよいから、付加画像の
記録が鮮明に行える。
このような処理後、記録用紙は排出トレイに排出され
る。よって、1枚ずつ排出トレイに排出される用紙は、
画像記録および付加画像記録の終わった、記録の完了し
た用紙であり、ユーザはすぐに排出トレイから取り出し
て利用できる。
〈実施例〉 以下には、図面を参照して、この発明の好ましい実施
例について詳細に説明をする。
第1図は、この発明の一実施例に係る複写機の全体構
成を示す図解図である。この複写機は、複写機本体1の
上部に原稿載置用コンタクトガラス2および原稿押え3
が備えられており、その内部には、光学系4、画像処理
機構5、給紙径路6、用紙搬送路7、定着装置8、付加
データ記録機構9、穿孔機構10および再給紙径路11が設
けられている。
光学系4は、コンタクトガラス2の上にセットされた
原稿(図示せず)を照明走査し、その反射光を、図中一
点鎖線で示すように、画像処理機構5へ導くためのもの
である。
画像処理機構5は、電子写真方式によって原稿画像を
再現するためのものである。具体的には、帯電チャージ
ャ12により感光体ドラム13の表面を一様に帯電した後、
光学系4で導かれる原稿の反射光によってドラム表面を
露光し、原稿画像に対応する静電潜像を形成する。そし
てこの静電潜像を現像装置14によってトナー像に顕像化
し、該トナー像を転写チャージャ15によって用紙表面へ
転写し、分離チャージャ16によりトナー像の転写された
用紙を感光体ドラム13表面から剥離する。
給紙径路6は、トナー像を転写するための用紙を感光
体ドラム13へ供給するための機構で、複写機1の所定位
置に抜取り可能に装着された給紙カセット17,18または
スタッキングバイパス19から用紙を1枚ずつ取込み、レ
ジストローラ20によって、画像処理機構5の画像処理動
作と連動した一定のタイミングで用紙を感光体ドラム13
へ供給するものである。
用紙搬送路7は、感光体ドラム13から剥離されたトナ
ー像が転写された用紙を定着装置8へ搬送するためのも
のである。
定着装置8は、定着ローラ21を備えており、定着ロー
ラ21によって用紙を加圧または加熱することにより、用
紙上に転写されたトナー像を定着するものである。
用紙搬送方向に対して、定着装置8の下流側に配置さ
れた付加画像記録手段としての付加データ記録機構9
は、トナー像が定着された用紙、すなわちコピー済用紙
に付加データを記録するためのものである。この記録機
構の詳細な構成および動作については後述する。
穿孔機構10は、用紙搬送方向に対して、付加データ記
録機構9よりもさらに下流側に設けられており、排出ト
レー22へ排出される用紙にパンチ孔を形成することがで
きるものである。
再給紙径路11には切換爪23が備えられていて、切換爪
23の切換えによって、定着装置8から送り出される用紙
を付加データ記録機構9へ導くか再給紙径路11へ導くか
が切換えられるようになっている。再給紙径路11には、
用紙反転/送り切換部24、中間トレー25および再給紙部
26が含まれている。用紙反転/送り切換部24は、裏面コ
ピーのために用紙を反転させるか、合成コピーのために
用紙をそのまま送るかを切換えるためのものである。用
紙反転時には、切換爪27によって用紙は一旦第1径路28
へ送られた後、切換爪27が切換えられて、第1径路28の
用紙は第2径路29を経て中間トレー25へ送られる。一
方、合成コピー時には、切換爪27によって第1径路28へ
導かれた用紙はそのまま中間トレー25へ送られる。
以上の構成のうち、画像処理機構5、給紙径路6、用
紙搬送路7、定着装置8および再給紙径路11は、第1図
には図示しないメインモータによって駆動される仕組み
になっている。一方、付加データ記録機構9および穿孔
機構10における用紙の搬送は、第1図には図示しないス
テップモータによって行われる仕組みになっている。こ
の結果、給紙径路6から定着装置8までおよび再給紙径
路11の用紙の搬送速度に対して、付加データ記録機構9
等における用紙搬送速度を変化させることができる。
複写機本体1には、また、その上面に操作パネル30が
設けられている。操作パネル30は、各種の指令信号や設
定信号を入力したり、動作内容表示等を行うためのもの
である。
複写機本体1には、さらに、着脱自在なハンディスキ
ャナ31が接続されている。ハンディスキャナ31は、画像
データを含む任意の付加情報を読取り可能な装置であ
る。ハンディスキャナ31は、データの読取りが可能なた
とえば幅64mmのラインセンサを含んでおり、手動でスキ
ャンさせることによって、1度に80ライン分のデータ、
すなわち(1ライン=64mm)×(80ライン=10mm)の領
域のデータを読取ることができるものである。この種の
ハンディスキャナ31自体は、単独で市販等されており、
公知の部品である。
この実施例の特徴の1つは、後に詳述するが、ハンデ
ィスキャナ31によって任意の画像データを読取り、その
画像データを付加データ記録機構9によって記録できる
ようにされていることである。
第2図は、上述した複写機の電気的な構成を示すブロ
ック図である。
この複写機には、制御中枢としてのCPU32が備えられ
ており、CPU32には入出力インターフェイス33を介して
前述した操作パネル30、ハンディスキャナ31、付加デー
タ記録機構9に含まれるサーマルヘッド34、ヘッド昇降
用ソレノイド37およびインクリボンモータ38、メインモ
ータ35(メインモータ35は、制御用CPU70を介して接
続)ならびにステップモータ36が接続されている。
メインモータ35およびステップモータ36は、前述した
ように、複写機内におれる画像処理機構5、定着装置8
や搬送系を駆動するためのものである。
CPU32には、入出力インターフェイス33を介してさら
に複写機を構成する各種の駆動機構が接続されている
が、この実施例の特徴とは特に関係がないので、第2図
においては省略されている。
CPU32には、また、記憶手段として、フォントROM39お
よびRAM40が接続されている。フォントROM39は、予め文
字データが記憶されている読出し専用メモリである。後
述するように、付加データ記録機構9(第1図参照)に
よって特定の文字や数字を記録する場合には、その特定
の文字や数字はこのフォントROM39から読出され、RAM40
のバッファエリア43へストアされる。
RAM40には、上述したバッファエリア43、第1メモリ
エリア41および第2メモリエリア42が備えられている。
第1メモリエリア41および第2メモリエリア42は、ハン
ディスキャナ31で読取ったデータ等を記憶しておく場合
に用いるエリアである。バッファエリア43は、ハンディ
スキャナ31で読取ったデータを一旦ストアしたり、フォ
ントROM39から読み出したサーマルヘッド34によって書
込むべきデータを一時ストアしておくためのエリアであ
る。
次に、第3A図および第3B図に、操作パネル30の具体例
を示す。第3A図および第3B図は、操作パネル30の具体的
な一例を表わす平面図である。現実の操作パネル30は、
長細い平面形状をしているので、図では、左半分を第3A
図に、右半分を第3B図に分けて示している。操作パネル
30には、この複写機を操作するのに必要な種々のデータ
設定キーや動作指令キー、表示ランプおよび表示器が備
えられている。
このうち、この実施例に特有の操作キーは、モード選
択キー44および表示内容選択キー45である。モード選択
キー44が押されるたびに、すなわちモード選択キー44か
らの信号がCPU32(第2図参照)へ与えられるごとに、
複写機の動作モードが切換える。動作モードがいずれの
モードであるかは、モードランプ46〜48によって表わさ
れる。すなわち、スキャナモードランプ46、印字モード
ランプ47もしくはファンクションモードランプ48のいず
れが点灯しているか、またはどのモードランプも点灯し
ていないかによって、スキャンモード、印字モード、フ
ァンクションモードまたは通常モードが表わされる。
モード選択キー44で所望のモードが選択されると、液
晶マルチ表示器50によって、第4図に示すように、モー
ドごとに種々の表示がされる。
第4図を参照して具体的に説明すると、スキャンモー
ドでは、スキャンモードランプ46が点灯され、液晶マル
チ表示器50の表示内容は、A1になる。この状態で、表示
内容選択キー45が1回押されると、表示内容はA2にな
り、RAM40(第2図参照)のバッファエリア43にストア
されたデータが表示される。さらに表示内容選択キー45
が1回押されると、表示内容はA3に示すように、RAM40
の第1メモリエリア41にストアされたデータ内容とな
り、さらに、表示内容選択キー45が1回押されると、表
示内容は、A4に示すように、RAM40の第2メモリエリア4
2にストアされたデータ内容となる。そしてさらに表示
内容選択キー45が1回押されると、表示内容は、A1に戻
る。このように、表示内容選択キー45が押されることに
応答して、液晶マルチ表示器50の表示内容はサイクリッ
クに切換えられる。
なお、いずれの表示状態においても、表示内容選択キ
ー45が一定時間、たとえば3秒以上連続的に押圧され続
けると、表示内容はA5に示すようになり、ハンディスキ
ャナ31(第1図参照)が点灯されて、ハンディスキャナ
31によるデータ読取りが可能になる。
印字モードでは、印字モードランプ47が点灯され、液
晶マルチ表示器50の表示内容は、B1〜B6のいずれかにな
る。このモードでも、表示内容選択キー45が押されるこ
とによって、表示内容はサイクリックに切換えられる。
このモードにおける液晶マルチ表示器50に表示される
『回覧』『参考』『重要』『至急回覧』『社外秘』『CO
PY禁止』等の文字は、フォントROM39から読出され、バ
ッファエリア43にストアされた付加データである。
なお、フォントROM39に予め記録されたデータは、上
述の6種類に限らず、他のデータであってもよい。ま
た、データの数がこの実施例よりも多くてもよい。
ファンクションモードでは、ファンクションモードラ
ンプ48が点灯され、液晶マルチ表示器50はC1またはC2に
なる。すなわち、付加データとして日付データがバッフ
ァエリア43にストアされ、それが表示される。日付デー
タの表示は、西暦表示または元号表示を選ぶことができ
るようになっている。表示の切換えは、上述と同様に、
表示内容選択キー45の操作に応じて、サイクリックに行
われる。
通常モードでは、3つのモードランプ46〜48のいずれ
も点灯されず、液晶マルチ表示器50の表示内容は、D1に
なる。
さて、第3図に戻って、操作パネル30におけるその他
の操作キーや表示部については、この実施例の特徴とな
る構成と直接関わりがないので、ここでの説明は省略す
る。
次に、液晶マルチ表示器50の表示内容が第4図A5に示
すようになり、ハンディスキャナ31が点灯されて、デー
タの読取りが可能になった時の制御動作について説明を
する。
第5図は、ハンディスキャナ31によるデータ読取り可
能なスキャナ入力モードにおけるCPU32(第2図参照)
の制御動作を表わすフローチャートである。
第2図および第5図を参照して説明すると、CPU32
は、スキャナモードにおいて(ステップS1)、表示内容
選択キー45が所定時間、たとえば3秒以上オンを続けた
ことを判別すると(ステップS2)、ハンディスキャナ31
をオンさせて(ステップS3)、ハンディスキャナ31によ
るデータ読取りを可能にする。そしてプログラム上で10
秒タイマをセットする(ステップS4)。
ハンディスキャナ31によってデータが読取られるとそ
れをRAM40のバッファエリア43にストアし(ステップS
5)、1行目のデータが正常に入力されたか否かの判別
をする(ステップS6)。
10秒タイマがタイマアップするまでの10秒間に、1行
目のデータが正常に入力されなかった場合には(ステッ
プS11)、バッファエリア43をクリアして(ステップS1
2)、ハンディスキャナ31をオフし(ステップS14)、ス
キャナ入力モードを終了する。
1行目のデータが正常に入力された場合には、CPU32
は10秒タイマを再セットし(ステップS7)、ハンディス
キャナ31によって2行目〜80行目のデータが読取られる
と、それをバッファエリア43にストアする(ステップS
8)。この間に、CPU32は、10秒タイマがタイマアップし
たか否かを判別し(ステップS13)、10秒以内に80行目
のデータまで正確に入力されない場合には、バッファエ
リア43をクリアして(ステップS12)、ハンディスキャ
ナ31をオフし(ステップS14)、スキャナ入力モードを
終了する。
1行目のデータ入力後、10秒以内に80行目のデータま
で正確に入力完了した場合には(ステップS9)、CPU32
は、バッファエリア43にストアしたデータを液晶マルチ
表示器50に表示させ(ステップS10)、ハンディスキャ
ナ31をオフにして(ステップS14)、スキャナ入力モー
ドを終了する。
この実施例では、このように表示内容選択キー45が一
定時間(この実施例では3秒)以上連続してオン状態に
された時にスキャナ入力モードとなるようにし、一定時
間(この実施例で10秒)以上データの読取りが行われな
い場合にスキャナ入力モードが解除されるようになって
いる。この理由は、この実施例では、単一のCPU32によ
って、複写機全体の制御およびハンディスキャナ31によ
るデータ読取制御の両方を行っている。従って、ハンデ
ィスキャナ31によってデータを読取る際には、複写機本
体1の制御が行えない。そこで、容易にスキャナ入力モ
ードになることを防止すると共に、一旦スキャナ入力モ
ードになっても、一定時間が経過したことによりスキャ
ナ入力モードが解除され、本来の複写機制御が行えるよ
うにしたものである。
第6図は、ハンディスキャナ31による読取データをバ
ッファエリア43にストアする場合に、読取データを180
度方向変換する様子を示す図解図である。
すなわち、第5図のフローチャートにおけるステップ
S5およびステップS8のデータ読取処理の際に、以下に説
明するように読取データの180度方向変換が実行され
る。
ハンディスキャナ31は、上述したようにラインセンサ
を備えており、1ライン=512bit=8bit素子×64個で構
成されている。つまり、ハンディスキャナ31のラインセ
ンサは、64個の読取素子が一列に配列された構成になっ
ている。このラインセンサで読取られるデータは、第6
図に示すように、各読取素子ごとにファーストイン,ラ
ストアウトの順でバッファエリア43にストアされると共
に、ストアの順序は180度方向変換される。
このように、読取データをストアする際に、180度方
向変換すると、バッファエリア43の内容を印字する場合
に、印字方向を180度反転させることができる。ハンデ
ィスキャナ31で読取ったデータを通常のやり方でバッフ
ァエリア43にストアすると、そのデータを印字する場合
に、データが天地逆に印字される。そこで、この実施例
では、ハンディスキャナ31による読取データをストアす
る際に、データを180度方向変換している。
第7A図は、バッファエリア43の記録容量と液晶マルチ
表示器50の表示容量との大小関係を表わす図であり、第
7B図は、バッファエリア43にストアされたデータを液晶
マルチ表示器50で表示する場合のデータの読出し手順を
図解的に示す図である。
つまり、第5図に示すフローチャートのステップS10
において、バッファエリア43にストアされているデータ
を液晶マルチ表示器50に表示する場合に、以下のような
データ圧縮処理が行われる。
第7A図に示すように、バッファエリア43は、少なくと
も、1ライン512bitで80行のデータを記憶することがで
きるのに対して、液晶マルチ表示器50は、1ライン128b
itで20行の表示容量しか有していない。
そこで、この実施例では、第7B図に示すように、1ラ
イン中に8bit単位で64組並んだデータのうち、各組の7b
it目および3bit目のデータだけを読出すようにして、ラ
イン方向にデータの圧縮を図ると共に、行方向には、第
1行、第5行、第9行、第13行、…と、4行の等差数列
に従って間欠的に行データを読出し、データ圧縮を図っ
ている。
この結果、相対的に記憶容量の大きなバッファエリア
43に記憶されたデータを、相似的に縮小して、相対的に
表示容量の小さな液晶マルチ表示器50に表示させること
ができる。
なお、この実施例では、上述のように4分の1の縮小
表示としたが、バッファエリア43の記憶容量と液晶マル
チ表示器50の表示容量とが等しい場合には、縮小する必
要はないし、記憶容量と表示容量とが他の割合であれ
ば、それに応じて、記憶されているデータを縮小すれば
よい。
次に、バッファエリア43にストアされた付加データを
サーマルヘッド34を含む付加データ記録機構9によって
用紙に記録するための構成および動作を説明する。
第8A図および第8B図は、この実施例における付加デー
タ記録機構9のより詳細な構成例を示す図解的な断面図
であり、第8A図は付加データ記録機構9が不能動状態の
時、第8B図は付加データ記録機構9が能動状態の時を表
わしている。
第8A図およ第8B図において、定着装置8の出口には定
着排出ローラ51が配置されており、用紙搬送方向に対し
て下流側には定着完了検出スイッチ52が設けられててい
る。この検出スイッチ52は、用紙の先端が定着排出ロー
ラ51から排出されてきた時、実線の状態から一点鎖線に
示す状態に倒れてオン状態となり、用紙の後端が該検出
スイッチ52の上を通過し終えた瞬間に、実線状態に戻り
オフするスイッチである。従って、この定着検出スイッ
チ52のオンからオフへの切換わりエッジを検出すること
によって、用紙の後端縁を検知できる。
定着排出ローラ51から排出される用紙は、搬送ローラ
53で搬送方向下流側へ送られる。搬送ローラ53の下流側
には、搬送ローラ53に近接して切換爪23が設けられてい
る。切換爪23は、既に説明したように、実線状態では用
紙を排出ローラ54側へ導き、一点鎖線で示す状態では、
用紙を再給紙径路11側へ導くものである。
切換爪23によって排出ローラ54へ導かれる用紙が通過
する径路には、付加データ記録機構9および穿孔機構10
が順に設けられている。
付加データ記録機構9には、用紙の搬送経路上に配置
されたプラテンローラ55および昇降可能なサーマルヘッ
ド34が含まれている。サーマルヘッド34は、第8A図に示
すように、プラテンローラ55から上昇した状態と、第8B
図に示すように、そのヘッドラインがプラテンローラ55
の周面に当接した降下状態とに変位可能にされている。
より具体的には、支軸57を中心に回動自在な取付部材
58が設けられていて、サーマルヘッド34はこの取付部材
58に取付けられている。取付部材58は、通常、付加デー
タ記録機構9のケーシング66への板ばね61の当接による
反力および復帰ばね59によって、図において右回りのモ
ーメントが加えられており、この結果サーマルヘッド34
はプラテンローラ55から上昇した位置に待機している。
取付部材58には、また、カム60が係合している。カム60
は、図示しないヘッド昇降用ソレノイドによって180度
反転されるようになっていて、反転されると、第8B図に
示すように、取付部材58を左回りに回動させる。これに
より、サーマルヘッド34はケーシング66に当接する板ば
ね61の反力に抗して降下され、プラテンローラ55の周面
に当接される。なお、サーマルヘッド34がプラテンロー
ラ55の周面に当接された時、その当接力は、板ばね61の
作用によって一定に保たれる。
付加データ記録機構9には、さらに、一対のリボンプ
ーリ62,63が備えられていて、これらリボンプーリ62,63
間にはインクリボン67が掛け渡されていて、そのインク
リボン67は、サーマルヘッド34のヘッドライン上を覆っ
ている。よって、サーマルヘッド34が第8B図に示すよう
にプラテンローラ55の周面に当接された時、サーマルヘ
ッド34のヘッドラインにインクリボン67が当接してお
り、サーマルヘッド34が駆動されると、インクリボン67
のインクがプラテンローラ55側すなわち用紙側に移る仕
組みである。
なお、インクリボン67は、原稿画像が記録される色と
異なる色、たとえば原稿画像が黒色で記録される場合に
は、インクリボン67を赤色にするのが好ましい。もちろ
ん、原稿画像の色と同じ色のインクリボン67を用いても
よい。
この実施例では、ヘッド昇降用ソレノイド(図示せ
ず)によってカム60を180度回動させ、それによってサ
ーマルヘッド34を昇降させるようにしたが、ソレノイド
によって直接サーマルヘッド34を昇降させてもよい。
また、カム60はモータによって回動させてもよい。
さらに、サーマルヘッド34を用紙搬送路上に固定し、
プラテンローラ55を昇降させる構成にしてもよい。
第9図は、付加データ記録機構9の制御動作を説明す
るためのタイミング図である。次に、第8A図、第8B図お
よび第9図を参照して、付加データ記録機構9の制御動
作について説明をする。
搬送ローラ53、排出ローラ54およびプラテンローラ55
は、先に説明したように、ステップモータ36(第2図参
照)によって駆動されるようになっている。この結果、
メインモータ35で駆動される定着装置8の定着排出ロー
ラ51等とは異なり、その回転速度が変更できる。
サーマルヘッド34が、第8B図に示すように、降下され
た能動状態以外では、定着装置8から排出される用紙を
弛ませたり、引張ったりせずに、そのまま排出方向へ搬
送しなければならない。よって、付加データ記録機構9
が不能動状態では、搬送ローラ53、排出ローラ54および
プラテンローラ55は、ステップモータ36によって、たと
えば300mm/secで回転される。この速度は、メインモー
タ35により駆動される用紙搬送路7や定着装置8の速度
と等しい速度である。
用紙が定着装置8から排出され、用紙の後端が定着完
了検出スイッチ52を通過し終えると、該検出スイッチ52
がオンからオフに切換わる。この検出スイッチ52のオフ
エッジ検出から一定時間t秒後に、ステップモータ36は
停止される。ステップモータ36の停止時には、用紙後端
は、予め定める位置、たとえばプラテンローラ55の上流
側数10mmの位置にある。ステップモータ36の停止後100m
sec後に、ヘッド昇降用ソレノイド37がオンされると共
に、インクリボンモータ38(第2図参照)が起動され
る。これにより、付加データ記録機構9は能動状態とな
る。この場合において、サーマルヘッド34とプラテンロ
ーラ55周面との間には、用紙の後端近傍およびインクリ
ボン67が介在している。
ヘッド昇降用ソレノイド37がオンして後、たとえば30
0msec後に、ステップモータ36は、1ステップずつ間欠
的に駆動され、80ステップ分駆動される。そしてステッ
プモータ36の停止期間毎に、サーマルヘッド34によって
1ライン分の付加データが順次記録される。このよう
に、1ラインごとにステップモータ36を停止させてサー
マルヘッド34によって付加データの記録を行うと、付加
データの内容が鮮明に記録できる。
また、付加データの記録は、コピー済用紙の後端部に
行われるため、用紙の一部が定着装置8内に残っている
わけではなく、用紙の一部に変形や焦げなどが生じる心
配もない。
ステップモータ36は、80ステップ動作された後、一旦
停止され、ヘッド昇降用ソレノイド37がオフされてサー
マルヘッド34は板ばね61の反力および復帰ばね59の引力
によって上昇される。サーマルヘッド34が上昇中および
上昇後もインクリボンモータ38は、たとえば200msec間
回転を続けているので、印刷時に繰り出されていたイン
クリボン67はスムーズに巻き取られ、インクリボン67が
用紙に張り付いたままになることや、無用の弛みが生じ
ることはない。
ステップモータ36は、200msec停止後、一定速度で一
定時間回転される。これにより、後端部に付加データが
記録された用紙は、排出ローラ54から排出トレー22(第
1図参照)へと排出される。
その後連続コピーの場合には、ステップモータ36は元
の300mm/secのメインモータ35と同じ速度に戻るし、単
発コピーの場合には停止される。
以上の説明は、片面の通常コピーが行われる場合を主
に説明したが、両面コピーや合成コピーの場合には、両
面コピーや合成コピーが完了したコピー済用紙が排出ト
レー22へ排出される直前に、付加データが記録されるこ
とになる。
第10図に、コンタクトガラス2上への原稿のセット状
態と、付加データが記録されたコピー済用紙との対応関
係を示す。付加データは、一般に、原稿内容の上端また
は下端に記録されるのが好ましい。この実施例の場合、
原稿内容の上端に付加データを記録する場合には、コン
タクトガラス2の基準線に原稿の後端縁を合わせるよう
にセットし、コピーを行えば、第10図(A)のように、
コピー済用紙における原稿画像の上端に付加データが記
録される。なお、第10図(A)から明らかな通り、付加
データの天地方向は原稿の天地方向と一致する。これ
は、先に説明した通り、ハンディスキャナ31の読取デー
タをバッファエリア43にストアする際に、その方向を18
0度反転させているからである。
一方、コピー済用紙の下端に付加データを記録する場
合には、コンタクトガラス2の基準線に原稿の先端縁を
合わせるようにセットし、コピーを行えばよい。係る場
合には、ハンディスキャナ31の読取データをバッファエ
リア43にストアする際に、方向反転を行わないようにす
る。そうすれば、付加データの天地方向は原稿画像の天
地方向と同じ方向になる。
なお、ハンディスキャナ31の読取データをバッファエ
リア43にストアする場合のみならず、フォントROM39の
データを読出してバッファエリア43にストアする場合
も、必要があれば、データのストア順序を反転させれば
よい。
また、バッファエリア43にデータをストアする際に、
反転させてストアするか反転させないでストアするか
は、たとえば図示しない切換スイッチを設けて切換可能
にすればよい。この切換スイッチは、用紙の上端に付加
データを記録するか、下端に付加データを記録するかを
切換える切換スイッチと兼用したスイッチとすることが
好ましい。
以上の実施例は、複写機を例にとって説明したが、こ
の発明は、プリンタやファクシミリ装置等の画像記録装
置にも同様に適用できることを申し添えておく。
〈発明の効果〉 この発明は、以上のように構成されているので、原稿
画像と併せて付加画像を記録する場合に、付加画像を記
録用紙の後端部に鮮明に記録することができる。
また、付加画像を記録する際に、原稿画像が変色等す
ることがない。
さらに、定着装置の下流側で、定着装置近傍に付加画
像記録手段を配置することができ、装置全体が大型化す
ることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例に係る複写機の全体構成
を示す図解図である。 第2図は、この発明の一実施例に係る複写機の電気的な
構成を示すブロック図である。 第3A図および第3B図は、この発明の一実施例に係る複写
機の操作パネルの具体例を表わす平面図である。 第4図は、液晶マルチ表示器の表示内容の具体例を表わ
す図である。 第5図は、この発明の一実施例に係る複写機における
スキャナ入力モードの制御動作を表わすフローチャート
である。 第6図は、スキャナ読取データをメモリにストアする場
合のデータ反転方式を説明するための図解図である。 第7A図および第7B図は、メモリデータを表示する場合の
表示方式を説明するための図解図である。 第8A図および第8B図は、付加データ記録機構の詳細な構
成例を示す断面図である。 第9図は、付加データ記録機構の動作を説明するための
タイミング図である。 第10図は、この実施例によって付加データが記録された
コピー済用紙と原稿との対応関係を表わす図である。 図において、1……複写機、4……光学系、5……画像
処理機構、6……給紙径路、7……用紙搬送路、8……
定着装置、9……付加データ記録機構、10……穿孔機
構、11……再給紙径路、30……操作パネル、31……ハン
ディスキャナ、32……CPU、34……サーマルヘッド、36
……ステップモータ、37……ヘッド昇降用ソレノイド、
38……インクリボンモータ、39、フォントROM、40……R
AM、44……モード選択キー、45……表示内容選択キー、
50……液晶マルチ表示器、52……定着完了検出スイッ
チ、55……プラテンローラ、62,63……リボンプーリ、
を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梅沢 秀夫 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工業株式会社内 (72)発明者 芳本 光晴 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工業株式会社内 (72)発明者 矢野 哲 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工業株式会社内 (72)発明者 伊藤 幸洋 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工業株式会社内 (72)発明者 大浦 純一 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−16169(JP,A) 特開 昭61−53665(JP,A) 特開 昭63−137873(JP,A) 特開 昭63−253961(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録用紙の搬送方向に対して上流側に配置
    され、搬送される記録用紙上に転写されたトナー像を定
    着させるための定着装置と、 記録用紙の搬送方向に対して下流端に配置された記録用
    紙排出トレイと、 定着装置と排出トレイとの間に配置され、搬送される記
    録用紙上に付加画像を記録するための付加画像記録手段
    と、 前記定着装置の排出部に設けられ、定着装置から排出さ
    れる記録用紙の後端が定着装置を通過し終えたことを検
    出する用紙後端検出スイッチと、 用紙後端検出スイッチの検出出力から一定時間経過後の
    記録用紙の後端近傍が付加画像記録手段に搬送されたと
    きに、付加画像記録手段により用紙の後端近傍に付加画
    像に記録させる駆動制御手段と、 を含むことを特徴とする画像記録装置。
JP1213405A 1989-08-18 1989-08-18 画像記録装置 Expired - Lifetime JP2744654B2 (ja)

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JP1213405A JP2744654B2 (ja) 1989-08-18 1989-08-18 画像記録装置
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EP90115819A EP0414152B1 (en) 1989-08-18 1990-08-17 Image forming apparatus
EP94110485A EP0619529A3 (en) 1989-08-18 1990-08-17 Image forming apparatus.
DE69018160T DE69018160T2 (de) 1989-08-18 1990-08-17 Bilderzeugungsgerät.

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH068967B2 (ja) * 1984-08-24 1994-02-02 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置
JPH0613232B2 (ja) * 1985-07-12 1994-02-23 三田工業株式会社 印字機能付静電複写機

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