JPH11268380A - 印刷装置および印刷装置制御方法 - Google Patents

印刷装置および印刷装置制御方法

Info

Publication number
JPH11268380A
JPH11268380A JP10069731A JP6973198A JPH11268380A JP H11268380 A JPH11268380 A JP H11268380A JP 10069731 A JP10069731 A JP 10069731A JP 6973198 A JP6973198 A JP 6973198A JP H11268380 A JPH11268380 A JP H11268380A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printing
unit
mode
transition
power supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10069731A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuneo Imai
庸夫 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP10069731A priority Critical patent/JPH11268380A/ja
Publication of JPH11268380A publication Critical patent/JPH11268380A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】スリープモードを備える印刷装置において、シ
ステムのスループットを向上させることが可能な技術を
提供することにある。 【解決手段】本発明は、印刷部120の所定の駆動部へ
の電源を制限するスリープモードを有する印刷装置の制
御部110において、印刷部120で発生する印刷障害
情報を保持する。さらに、所定の印刷障害をスリープモ
ードへ移行しない条件とする設定情報を保持する。一定
時間装置が停止していても、その状態情報と所定の条件
を照合し、条件が満たされた場合は、モード遷移管理手
段は通常モードからスリープモードへの遷移を不許可と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は印刷装置に関し、特
に省電力対策や祖魚雲対策などを目的とした印刷部への
給電制御や動作制御を行う。
【0002】
【従来の技術】プリンタや複写機、ファクシミリなど
は、上位装置から、あるいはLANなどの通信回線を通
じて送られるデータを装置の中のメモリに展開し、印刷
を行なう。このような画像形成方式としては、電子写真
方式、熱転写方式、インクジェット方式などがある。例
えば、電子写真方式であるレーザプリンタでの印刷装置
は、感光ドラム、帯電手段、露光手段、現像手段、転写
手段、定着手段などから構成されている。感光ドラムの
表面は、光が当ると表面の電荷がなくなる性質の感光層
となっており、展開した印刷データが送信される前は帯
電手段によって一様に帯電されている。印刷データが送
信されてくると、露光手段であるレーザ光が感光ドラム
上を走査し、静電潜像を形成する。次に、現像手段にお
いて感光ドラムの静電潜像上に帯電したトナーを付着す
る。このトナー画像を転写手段によって記録紙に転写し
た後、定着装置で加熱、加圧処理し、記録紙上のトナー
画像を定着させる。
【0003】図5は従来の定着装置の概略構成図であ
る。51は加熱部材である定着フィルム、52は定着用
ヒータ、53は加圧ローラ、54は加圧ローラ軸、55
は圧接するための定着ニップ部である。トナー画像が転
写された記録紙56は定着ニップ部55で定着フィルム
51と加圧ローラ53によって、加熱・加圧処理を施さ
れ、排出機構や反転機構へ搬送される。また、図示して
いないが、定着ニップ部の温度を計測用のサーミスタが
あり、定着に適当な温度かどうかを監視するために、温
度の計測を行なう。
【0004】またこのような印刷装置には、最近の省エ
ネルギー化の動きに合わせて、データが送られてくると
すぐに印刷することができる通常モードと、定着装置な
どへの通電を停止するスリープモードを設けて、一定時
間データを受信しないと通常モードからスリープモード
に移行する機能が設けてある。このような技術として、
特開平9―50211号公報に示されるように、本体の
記録装置がスリープモードに遷移して定着装置への通電
を停止すると、給紙ユニットや両面印刷時に記録紙を反
転させるための両面ユニットなどのオプション装置も付
随してスリープ状態に遷移させるものがある。この技術
では、記録装置はスリープモードへ遷移するとオプショ
ン装置へその旨の制御信号を送信する。オプション装置
には、オプション装置への電源供給制御手段が設けられ
ており、記録装置からの制御信号をうけとると、オプシ
ョン装置への電源を遮断してスリープ状態に遷移する。
このようにすることで、スリープ状態においてシステム
全体の消費電力を大幅に節減することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来の技
術では、装置が一定期間停止していることがスリープモ
ードに遷移する条件であったため、この条件が満たされ
ると定着装置のヒータへの電源供給が遮断されていた。
しかしながら、このような遷移条件では必要がない場合
でもスリープモードに遷移してしまうという問題があっ
た。
【0006】例えば、連続紙を使用するプリンタでは、
記録紙がない状態になると、連続した記録紙に印刷がで
きるようにするために、オペレータが記録紙の最後に新
しい記録紙を貼り付けるという処理が必要である。この
時、定着装置ではトナー画像は転写されているが未定着
の状態の記録紙が発生する。このような障害対策におい
ても、一定期間処理が行われないとスリープモードに遷
移し、定着装置のヒータの電源を遮断してしまってい
た。そのため一旦スリープモードに遷移してしまうと、
オペレータが用紙を供給した後で継続して印刷させよう
としても、定着装置のヒータが所定の温度に暖まるまで
印刷処理を再開することが出来なかった。
【0007】このように、従来の技術では、比較的短期
間で復帰することができる障害発生時においてもスリー
プモードに遷移するので、印刷処理が停止し、システム
全体のスループットが低下してしまうという問題点があ
った。また、省エネルギー機能とスループット向上との
バランスをとるのが難しいという問題点があった。
【0008】本発明の目的は、省エネルギー機能とのバ
ランスを取りつつ、システム全体のスループットを向上
させることができる印刷装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、印刷部の所定
の駆動部への電源を制限するスリープモードを有する印
刷装置の制御部において、印刷部で発生する印刷障害情
報と所定の印刷障害をスリープモードへ移行しない条件
とする設定情報を保持する。例えば、記録媒体となる用
紙がないという障害が発生した時に、その障害について
の状態情報を保持する。一定時間装置が停止していて
も、その状態情報と所定の条件を照合し、用紙がないと
いう状態が所定の条件を満たす場合は、モード遷移管理
手段は通常モードからスリープモードへの遷移を不許可
とし、定着装置のヒータへの電源が遮断されないように
制御する。
【0010】このように、短期間で復帰が可能な障害が
発生した時にはスリープモードへ移行しないので、シス
テム全体のスループットを向上させることができる。
【0011】さらに、スリープモードへ移行しない条件
の設定の選択や、条件となる障害の種類や組合わせを設
定する手段を設け、設定条件として制御部に保持する。
一定時間装置が停止した場合、保持された設定条件を参
照し、まずスリープモードに条件付きで遷移するように
設定されているかどうかを調べ、条件付き遷移の設定の
場合は、条件となる障害が発生しているかどうかの確認
をする。
【0012】このようにすることで、省エネルギーとシ
ステム全体のスループットのバランスをとりつつ、使い
勝手の向上を図ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を詳細
に説明する。
【0014】図1は、本発明の第一の実施の形態である
印刷装置のハードウェア構成を示す図であり、図2は、
本発明の制御フローを示すフローチャートである。
【0015】図1において、プリンタ制御装置に属する
定着装置を具体例として、本発明を実現するハードウェ
ア構成を示す。上位装置100から受取った印刷情報の
制御や、印刷部120の制御をする制御装置110と実
際に印刷動作を行なう印刷部120が接続されている。
【0016】印刷部120は、定着ユニット121、ド
ットパターンデータを記録する記録媒体である連続紙を
供給する給紙ユニット122、連続紙を搬送するローラ
およびその制御をする用紙搬送ユニット123、連続紙
の有無を検知するための用紙センサ124、電源制御ユ
ニット125、さらに図示されていない感光ユニットな
どから構成されている。
【0017】定着ユニット121は、図5に示されるよ
うに、定着フィルム、定着用ヒータ、サーミスタ、加圧
ローラ、定着ニップ部などから構成されている。また、
定着ユニット121は、制御装置110の指示によっ
て、定着ユニット121を動作させるプリントモード
と、定着機能を一時停止するスリープモードの間を遷移
する。スリープモードでは少なくとも定着用ヒータの電
源が遮断されるように設定されている。
【0018】電源制御ユニット125は、制御装置11
0の指示によって、各ユニット、用紙センサ124や、
各ユニット内の適当な部分への電源供給・遮断などの制
御を行なう。さらに、印刷部120の各ユニットは、各
ユニットの状態を検出し制御装置110に送信したり、
状態情報として保持して、制御装置110からの問合わ
せに応じて、それらの状態情報を制御装置110に送信
する。
【0019】制御装置110は、チャネルアダプタ11
1、CPU(Central Processing U
nit)112、I/O(Input/Output)
アダプタ113、操作パネル114、 FDD(Flo
ppy Disk Drive)115を備えている。さ
らにCPU112には、RAM(Randam Acce
ss Memory)116、ROM(Read Onl
y Memory)117、HD(Hard Disk)
118が接続されている。
【0020】CPU112は、制御装置全体の制御を行
なうプロセッサであり、HD118に格納されている制
御プログラム、チャネルアダプタ111を介して上位装
置100との信号を送受信する。また、I/Oアダプタ
113を介してポーリングによって印刷部120の各ユ
ニットの状態を取得し、状態情報としてRAM116に
格納するとともに、印刷部120の状態を監視して、定
着ユニット121のモード遷移に関する制御を行なう。
さらに、操作パネル114から入力された指示をI/O
アダプタ113を介して受取り、印刷処理や設定変更な
どの必要な処理を行なう。
【0021】チャネルアダプタ111は、パーソナルコ
ンピュータなどの上位装置100から印刷情報を受信す
る。上位装置100から印刷情報が送信されてくると、
その旨の報告をCPU112に対して行なう。このよう
にして,上位装置100との接続状態が確立したことが
確認され,上位装置100からのデータ転送が開始され
る。
【0022】FDD115は、本発明を実現する制御プ
ログラムを制御装置に組み込むためのものである。フロ
ッピーディスクに格納された制御プログラムは、FDD
115を介してHD118に組み込まれる。組み込まれ
た制御プログラムは、プリンタ起動時に、OSとともに
RAM116のメインメモリにロードされる。
【0023】ROM117は、プリンタのシステム全体
を制御するOS(OperatingSystem)
や、印刷時に使用する文字フォントなどが格納されてい
る。OSは、リニアタイムモニタの機能も備えている。
【0024】HD118は、本発明を実現するための制
御プログラムや、登録した書式、制御プログラムが参照
するスリープモード遷移時間などの動作設定に関する設
定情報を不揮発的に保持している。
【0025】RAM116は、プリンタの起動時にOS
や制御プログラムがロードされるメインメモリ、上位装
置100からの印刷情報を受取る受信バッファ、展開さ
れた画像データを格納するドットメモリ、さらに、印刷
部120の状態情報を格納する状態情報記憶メモリとし
て割り当てられる。状態情報は、用紙無し状態などの印
刷障害に関するものであり、例えば、印刷部120の用
紙センサ124が用紙がないことを検出すると、I/O
アダプタ113を介してその情報をCPU112に送信
し、CPU112はその情報をRAM116の状態情報
メモリに格納する。状態情報の取得は、 CPU112
からの問合わせによって行なってもよいが、用紙センサ
124が状態が変化したことを認識した場合に、状態情
報を送信するようにしてもよい。
【0026】I/Oアダプタ113は、操作パネル11
4、および印刷部120とCPU112との間の信号を
制御する。操作パネル114からの入力信号や、印刷部
からのジャムなどの障害情報は、ハードウェア割り込み
という形でI/Oアダプタ113を通してCPU112
に通知される。
【0027】操作パネル114は、印刷指示や書式変
更、スリープモード遷移開始時間の設定変更などを行な
うためのものであり、接触式の入力パネルや入力キーな
どの入力手段を備える。入力された印刷指示や書式変更
指示、設定変更指示は、I/Oアダプタ113を介して
CPU112に送信される。
【0028】上位装置100からの印刷データや書式デ
ータなどの印刷情報は、チャネルアダプタ111を介し
てRAM116上の受信バッファに一旦格納される。C
PU112は、受信バッファに格納されたデータをRO
M117上のフォントメモリやHD118上の登録書式
を用いてドットパターンデータに展開し、RAM116
上のドットメモリに格納する。展開されたドットパター
ンデータは、I/Oアダプタでビデオ信号に変換され、
印刷部120に送信され、記録媒体に印刷される。
【0029】次に、本発明を実現するための制御フロー
を図2を用いて説明する。
【0030】まず初期状態は、印刷部120が印刷動作
を行っている状態であるとする。CPU112は、I/
Oアダプタ113からの印刷部120の割り込みがない
かどうかを監視し、印刷動作が行われているかどうかの
確認を行なう(201)。印刷動作が行われているなら
ば、監視を継続する。
【0031】ステップ201で印刷部120の停止を検
知すると、CPU112は、停止時間の計測を開始する
(202)。停止時間の計測は、OSのリニアタイムモ
ニタを用いるなど公知の技術で実現できる。
【0032】CPU112は、停止時間を計測している
場合も印刷部120を監視し、印刷動作が停止中である
かどうかの確認を行なう(203)。印刷動作が再開し
ている場合は、停止時間計測を中断し(204)、再度
印刷部120の監視を行なう。印刷動作が停止している
場合は、あらかじめ設定されているスリープモード遷移
開始時間になるまで、停止時間の計測及び印刷部120
の監視を継続する(205)。
【0033】停止時間が所定の時間を超過しても印刷動
作が停止した状態である場合は、RAM116上の状態
情報記憶メモリを参照して用紙無し状態かどうかの確認
をする(206)。用紙無し状態であれば停止時間の計
測を終了し、 CPU112は、用紙センサ124によ
って用紙が供給されたかどうかの監視を行なう。さらに
用紙が供給されたことを検知すると、状態情報記憶メモ
リに用紙無し状態解除を通知し(207)、再度印刷部
120が印刷動作を開始するのを認識する(208)。
【0034】問合わせの結果、用紙なし状態でなけれ
ば、CPU63は印刷部120の電源制御ユニット12
5にスリープモードに遷移することを指示する。電源制
御ユニット125はスリープモードに遷移することを指
示されると定着機能を一時停止するために定着ユニット
121の定着用ヒータの電源を遮断する(209)。
【0035】上位装置100からの印刷情報を受信する
など、プリントモードへの遷移指示がでると、電源制御
ユニット125は再び定着用ヒータの電源を投入する
(210)。
【0036】CPU112は、サーミスタによって定着
用ヒータが所定の温度になり、定着機能が実行可能とな
るかどうかを監視する(211)。定着用ヒータが所定
の温度まで暖まることを検知する(212)と、印刷動
作が開始する(208)。
【0037】上記の例では、一定時間印刷動作が停止す
ると、CPU112がRAM116上の状態情報記憶メ
モリを参照して用紙無し状態かどうかの確認を行なった
が、CPU112が用紙センサ124に用紙無し状態か
どうかを直接確認するようにしてもよい。
【0038】また、上記の例では電子写真式の定着ユニ
ットを用いた場合について述べたが、熱転写方式におけ
るサーマルヘッドやバブルジェット方式でのインク加熱
用ヒータなど、復帰時間がある程度かかるものについて
も、本発明は適用可能である。
【0039】さらに、上記の例では用紙無しになった場
合を例に述べたが、用紙詰りやトナー切れのような他の
障害時にも、同様の制御を行うことができるのは明らか
である。このように、スリープモード機能を備えていて
も、用紙無しなどの障害解除後、即座に印刷が再開でき
るので、省エネルギー化を実現すると同時に、トータル
のスループットを向上することができる。
【0040】このように、用紙の有無をスリープモード
への遷移の条件とすれば、一定時間印刷動作が行われて
いなくても、用紙がない場合は定着用ヒータへの電流が
遮断されることがない。従って、用紙が供給されてプリ
ンタ25に再印刷指示が出されると即座に印刷を再開が
できる。
【0041】また、印刷動作の停止時間が所定の時間が
経過した場合に状態情報を参照しないでスリープモード
に遷移する無条件遷移モードと、印刷動作の停止時間が
所定時間を経過しても、停止の原因が用紙無しの場合に
はスリープモードへ遷移しない条件付き遷移モードのど
ちらかを選択することも可能である。
【0042】その場合のハードウェア構成としては、図
1の第一の実施の形態のハードウェア構成と同様である
が、HD118における設定情報は、設定されている遷
移モードが無条件遷移モードであるか、要件付遷移モー
ドであるかどうかの設定遷移モード情報も含む。遷移モ
ードの設定信号は、操作パネル114より入力され、I
/Oアダプタ113を介してCPU112に送信され
る。CPU112は、受信した信号が遷移モードの設定
信号であることを認識すると、その信号をHD118に
設定遷移モード情報として格納する。
【0043】さらに、その場合の制御フローとしては、
図2においてステップ205とステップ206との間
に、設定されている遷移モードを確認するステップが加
わる。
【0044】このステップにおいて、停止時間が所定の
時間を超過しても印刷動作が停止した状態である場合
は、RAM116上の設定遷移モード情報を参照して、
条件付き遷移モードが設定されているかどうかの確認を
する。無条件遷移モードである場合は、スリープモード
に遷移する。条件付きモードである場合は停止時間の計
測を終了し、RAM116上の状態情報記憶メモリを参
照し、用紙無し状態かどうかの確認を行なう。
【0045】以上において、条件付き遷移モードの条件
を用紙無しだけとして実施例を述べたが、他の条件でも
同様の方法で実現できるのは明らかである。また、条件
付き遷移モードでは、以下に説明するように、スリープ
モードへ遷移しない条件、例えば用紙無しとトナー無し
の場合だけスリープモードへ遷移しないなどのような条
件の設定も可能である。
【0046】このように、本発明を実施するかどうかを
必要に応じて選択できるようにすることで、省エネルギ
ー機能とスループット向上とのバランスを取ることがで
きる。
【0047】次に、スリープモードへ遷移しない条件と
して、複数の障害を設定可能とする第二の実施の形態に
ついて図3、図4を用いて説明する。 図3は、プリン
タ制御装置に属する定着装置を具体例としたハードウェ
ア構成であり、図4は、本発明を実現するための制御フ
ローである。以下、図1の各構成要素と同じものは、同
一の符号を用い、異なる構成についての説明を行なう。
【0048】図3において、上位装置100から受取っ
た印刷情報の制御や、印刷部120の制御をする制御装
置110と、印刷動作を行なう印刷部120が接続され
ている。
【0049】印刷部120には、定着ユニット121、
給紙ユニット122、用紙搬送ユニット123、用紙セ
ンサ124、電源制御ユニット125、図示されていな
い感光ユニットなどの他に、さらに、トナーの残量を検
知する手段であるトナー量センサ321、用紙搬送ユニ
ットには用紙詰まりを検出するための用紙詰まりセンサ
322が設けられている。電源制御ユニット125は、
制御装置110の指示によって、各ユニット、各センサ
の電源への遮断、または供給の制御を行なう。さらに各
ユニット、各センサは、作動状態に関する問合わせに応
じて、印刷部120の各ユニットは、作動状態、障害発
生などの状態情報を制御装置110に送信する。
【0050】制御装置110において、HD118が保
持している設定情報には、設定遷移モード情報や、遷移
しないための障害の種類についての設定遷移モード条件
情報が含まれる。遷移モードとしては、所定のスリープ
モード遷移時間になると無条件でスリープモードに遷移
する無条件遷移モードと、設定された障害が発生した場
合は遷移しない条件付き遷移モードがある。さらに条件
付き遷移モードの場合は、発生した障害が用紙無しであ
る場合、用紙詰りの場合、トナー切れの場合、または、
それらの組合わせを遷移しない条件として設定すること
ができる。
【0051】また、RAM116に割り当てられた状態
情報記憶メモリには、各ユニットから送信されてくる作
動状態や障害発生などの状態情報が格納される。状態情
報は、用紙無し状態などの印刷障害に関するものであ
り、状態情報の取得は、 CPU112からの問合わせ
によって各ユニットが送信するようにしてもよいし、各
ユニットのセンサ124、321、322が状態が変化
したことを認識した場合に、状態情報を送信するように
してもよい。
【0052】操作パネル114は、印刷指示や書式変
更、スリープモード遷移開始時間の設定変更などを行な
うためのものであり、接触式の入力パネルやキー入力な
どの入力手段を備える。条件付き遷移モードの条件選択
は操作パネル114で行なう。遷移モードの条件設定信
号は、操作パネル114より入力され、I/Oアダプタ
113を介してCPU112に送信される。CPU11
2は、受信した信号が遷移モードの条件設定信号である
ことを認識すると、その信号をHD118に設定遷移モ
ード条件情報として格納する。
【0053】次に、本実施例を実現するための処理につ
いて説明する。
【0054】図4において、ステップ401からステッ
プ405までは図2におけるステップ201〜ステップ
205と同様である。
【0055】ステップ406において、停止時間が所定
の時間を超過しても印刷動作が停止した状態である場合
は、まず、RAM116上の設定遷移モード情報を参照
して、条件付き遷移モードが設定されているかどうかの
確認をする。無条件遷移モードである場合は、図2のス
テップ209に進み、スリープモードに遷移する。条件
付きモードである場合は停止時間の計測を終了し、RA
M116上の状態情報記憶メモリを参照し、条件として
設定されている障害についての情報を取得する(40
7)。
【0056】次に、取得した情報に基づいて、I/Oア
ダプタ113を介して印刷部120から障害が発生して
いるかどうかの状態情報を取得し、取得した状態情報を
もとに、設定された障害が発生しているかどうかを判定
する(408)。
【0057】確認の結果、設定されていた障害が発生し
ていない場合は、図2のステップ209に進み、スリー
プモードに遷移する。設定された障害が発生して印刷動
作が停止している場合は、印刷部120の監視を続け、
障害回復を確認した場合は、状態情報記憶メモリに障害
回復を通知し(409)、再度印刷部120が印刷動作
を開始するのを認識する(510)。
【0058】以上の実施例では、スリープモードにおい
て、定着ユニット121への通電を停止するが、供給電
源を制限してこれに代えてもよい。
【0059】また、実施例で用いたプリンタは、印刷情
報を上位装置100から受信するセンタ系のプリンタで
あるが、単独で用いることができるプリンタでもよく、
また複写機やファクシミリでもよい。
【0060】このように、スリープモード機能を有しな
がら、用紙無しなど障害解除後即座に印刷が再開できる
ので、省エネルギー化を実現しながらトータルのスルー
プットを向上できる。さらに、省エネルギーを重視して
無条件遷移モードの設定、条件となる障害の種類やその
組合わせを設定など、ユーザの運用に合わせた動作設定
ができるので使い勝手が向上する。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
一定時間印刷動作が停止していても、所定の条件によっ
てスリープモードに遷移しないよう制御することが出来
るので、システムのスループットを向上させながら省エ
ネルギー化を実現することが出来る。
【0062】また、定着装置がスリープモードに遷移す
る際の条件を設定できるようにすることで、システムを
希望通りに運用でき使い勝手を向上させる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例を示すハードウェア構成
図である。
【図2】本発明の遷移モード制御手順の一例を示すフロ
ーチャートである。
【図3】本発明の別の実施例を示すハードウェア構成図
である。
【図4】図3で示される実施例における遷移モード制御
手順を示すフローチャートである。
【図5】定着装置の概略構成を説明する断面図である。
【符号の説明】
100…上位装置、110…制御装置、111…チャネ
ルアダプタ、112…CPU、113…I/Oアダプ
タ、114…設定パネル、115…FDD、116…R
AM,117…ROM、118…HD、120…印刷
部、121…定着ユニット、122…給紙ユニット、1
23…用紙搬送ユニット、124…用紙センサ、125
…電源制御ユニット、321…トナーセンサ、322…
用紙詰りセンサ、51…定着フィルム、52…定着用ヒ
ータ、53…加圧ローラ、54…加圧ローラ軸、55…
定着ニップ部、56…記録紙

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】印刷動作を行なうプリントモードから所定
    の装置への電源を制限するスリープモードへの遷移を制
    御するモード遷移制御手段と、印刷動作中に発生する印
    刷障害に関する情報を保持する印刷障害情報管理手段
    と、すくなくとも一つの印刷障害を遷移しない条件とす
    る遷移条件情報を保持する遷移条件情報管理手段を備え
    る印刷装置であって、前記モード遷移制御手段は、プリ
    ントモードからスリープモードに遷移する際に、前記遷
    移条件情報管理手段と前記印刷障害情報管理手段がそれ
    ぞれ保持する情報に応じてスリープモードへの遷移を制
    御を行なうことを特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】前記モード遷移制御手段は、前記遷移しな
    い条件である印刷障害から回復したことを前記印刷障害
    情報管理手段に問い合せる手段を備え、前記印刷障害情
    報管理手段は、発生した印刷障害から回復したことを前
    記モード遷移制御手段に通知する手段を備えることを特
    徴とする請求項1記載の印刷装置。
  3. 【請求項3】前記遷移条件情報管理手段は、前記遷移条
    件情報を設定する設定手段を備えることを特徴とする請
    求項1乃至請求項2記載の印刷装置。
  4. 【請求項4】ドットパターンデータを印刷する印刷部に
    おける所定の駆動系電源への投入または遮断を制御する
    電源制御手段と、前記印刷部で発生する印刷障害を検出
    する印刷障害検出手段と、所定の印刷障害が発生したこ
    とを前記所定の駆動系電源を遮断しない条件とする電源
    制御条件情報を格納する電源制御条件情報記憶手段を備
    え、前記電源制御手段は、前記印刷障害検出手段の検出
    結果と前記電源制御条件情報に応じて電源遮断を制御す
    ることを特徴とする印刷装置。
  5. 【請求項5】前記電源制御条件情報記憶手段に前記電源
    制御条件情報と電源を遮断する対象となる駆動系電源を
    設定する設定手段を備えることを特徴とする請求項4記
    載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】記録媒体に記録情報を定着させる定着装置
    を備えた印刷装置において、少なくとも定着機能を一時
    停止するモードであるスリープモードと定着機能を動作
    させるプリントモードとを持つ定着部と、定着部が動作
    すべきモードを制御する定着制御部と、前記記録媒体の
    状態に関する情報を管理する記録媒体管理部からなり、
    前記記録媒体管理部は印刷動作不可状態であるという情
    報を保持している場合は、前記定着制御部により前記定
    着部がスリープモードへ遷移しないように制御すること
    を特徴とする印刷装置。
  7. 【請求項7】用紙への印刷動作を行なう印刷部と、該印
    刷部の動作を制御する制御部とを備え、所定時間印刷動
    作が続かないことに応じて前記印刷部が印刷動作を行な
    う印刷モードから前記印刷部への供給電源を制御するス
    リープモードへ移行させる印刷装置の制御方法におい
    て、前記制御部にスリープモードへの移行を制限させる
    所定の条件を設定しておき、前記スロープモードへの移
    行に先立ち、前記印刷部の状態が前記所定の条件に該当
    するかを判断し、前記所定の条件に該当する場合は前記
    スリープモードへの移行を抑止することを特徴とする印
    刷装置制御方法。
  8. 【請求項8】前記所定の条件は、前記印刷部における印
    刷障害の特定の条件であることを特徴とする請求項7記
    載の印刷装置制御方法。
  9. 【請求項9】前記印刷障害の特定の書類は用紙無しエラ
    ーであることを特徴とする請求項8記載の印刷装置制御
    方法。
  10. 【請求項10】用紙への印刷動作を行なう印刷部と、該
    印刷部の動作を制御する制御部と、前記印刷部へ供給す
    る電源を制御する電源制御部と、前記印刷部の最後の印
    刷動作からの経過時間を計測する手段と、外計測結果が
    所定の時間に達したことに応じて、前記電源制御部が前
    記印刷部への電源供給量を制限するように動作させる印
    刷部動作モード変更手段とを備えた印刷装置において、
    前記印刷部動作モード変更手段は、前記計測結果が所定
    の時間に達しても、前記印刷部の状態が所定の状態の時
    には前記印刷部への電源供給量を制限させないことを特
    徴とする印刷装置。
JP10069731A 1998-03-19 1998-03-19 印刷装置および印刷装置制御方法 Pending JPH11268380A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10069731A JPH11268380A (ja) 1998-03-19 1998-03-19 印刷装置および印刷装置制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10069731A JPH11268380A (ja) 1998-03-19 1998-03-19 印刷装置および印刷装置制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11268380A true JPH11268380A (ja) 1999-10-05

Family

ID=13411277

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10069731A Pending JPH11268380A (ja) 1998-03-19 1998-03-19 印刷装置および印刷装置制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11268380A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001255968A (ja) * 2000-03-13 2001-09-21 Ricoh Co Ltd 低消費電力モードを有する情報機器
JP2002144677A (ja) * 2000-11-09 2002-05-22 Seiko Epson Corp 印刷装置、動作モード遷移制御方法、及び情報記録媒体
JP2011034401A (ja) * 2009-08-03 2011-02-17 Ricoh Co Ltd 情報処理装置、情報処理方法及びそのプログラム
US8432562B2 (en) 2004-02-17 2013-04-30 Ricoh Company, Ltd. Image processing apparatus, method, program, and computer readable recording medium for controlling operation switching and displaying at occurrence of error conditions
JP2016087804A (ja) * 2014-10-30 2016-05-23 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
JP2016168774A (ja) * 2015-03-13 2016-09-23 キヤノン株式会社 画像形成装置、該装置の制御方法、及びプログラム

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001255968A (ja) * 2000-03-13 2001-09-21 Ricoh Co Ltd 低消費電力モードを有する情報機器
JP2002144677A (ja) * 2000-11-09 2002-05-22 Seiko Epson Corp 印刷装置、動作モード遷移制御方法、及び情報記録媒体
US8432562B2 (en) 2004-02-17 2013-04-30 Ricoh Company, Ltd. Image processing apparatus, method, program, and computer readable recording medium for controlling operation switching and displaying at occurrence of error conditions
US9164865B2 (en) 2004-02-17 2015-10-20 Ricoh Company, Ltd. Image processing apparatus, method, program, and computer readable recording medium for controlling operation switching and displaying at occurrence of error conditions
JP2011034401A (ja) * 2009-08-03 2011-02-17 Ricoh Co Ltd 情報処理装置、情報処理方法及びそのプログラム
JP2016087804A (ja) * 2014-10-30 2016-05-23 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
JP2016168774A (ja) * 2015-03-13 2016-09-23 キヤノン株式会社 画像形成装置、該装置の制御方法、及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100670877B1 (ko) 화상 형성 장치 및 그 제어 방법
KR100256608B1 (ko) 화상형성장치의 용지 잼 에러 처리방법
US20060018676A1 (en) Image forming apparatus and control method therefor
US7340193B2 (en) Image forming apparatus, and storage medium storing a control program for the same
US9083824B2 (en) Image forming apparatus for detecting an abnormality
US10401766B2 (en) Image forming apparatus and image forming method with temperature and power-based productivity rate selection
JP2012118103A (ja) 画像形成装置、その制御方法及びプログラム
JP5096995B2 (ja) 画像形成装置
JP2010262195A (ja) 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及び画像形成装置の制御プログラム
JPH11268380A (ja) 印刷装置および印刷装置制御方法
JP6429847B2 (ja) 画像形成装置
JP4715255B2 (ja) 画像形成装置及びプログラム
JP2008185702A (ja) 画像形成装置
JP2007041233A (ja) 画像形成装置およびその制御方法
JP4914328B2 (ja) 画像形成装置
KR100856402B1 (ko) 화상형성시스템에 있어서 전사롤러 오염방지방법 및 장치
JP2008033063A (ja) 画像形成装置およびその制御方法
JP2001117436A (ja) 電子写真装置
JPH07287425A (ja) 画像形成装置
JP2005037946A (ja) 画像形成システムにおける転写ローラの汚染防止方法及びその装置
JP5247098B2 (ja) 画像形成装置及びその制御方法
JP2007086645A (ja) 画像形成装置およびその制御方法
JP3979359B2 (ja) 画像形成装置
JP5050474B2 (ja) 画像形成装置
JP6157428B2 (ja) 画像形成装置及びその制御方法、プログラム