JP2002144677A - 印刷装置、動作モード遷移制御方法、及び情報記録媒体 - Google Patents

印刷装置、動作モード遷移制御方法、及び情報記録媒体

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JP2002144677A
JP2002144677A JP2000342005A JP2000342005A JP2002144677A JP 2002144677 A JP2002144677 A JP 2002144677A JP 2000342005 A JP2000342005 A JP 2000342005A JP 2000342005 A JP2000342005 A JP 2000342005A JP 2002144677 A JP2002144677 A JP 2002144677A
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光明 寺平
Toshiaki Koike
利明 小池
Yuji Kawase
裕司 川瀬
Tomomi Miyasaka
智美 宮坂
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常動作モードから省電力モードへの移行、
及び省電力モードから通常動作モードへの復帰のための
制御を簡単な構成で実現すること。 【解決手段】 所定の省電力モード移行条件に加えて、
印刷装置が印刷動作を実行できる場合に限り通常動作モ
ードから省電力モードに移行することができ、省電力モ
ード中に印刷動作ができなくなる状態が発生したら通常
動作モードに復帰する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットプ
リンタ、バブルジェット(登録商標)プリンタ、又はサ
ーマルプリンタ、レーザープリンタ等の各種プリンタ
(印刷装置)等の装置に関するものであり、特に、非動
作時に主要電源等を停止して消費電力の抑制を図る省電
力モードを有する装置及び当該省電力モードと通常動作
モード間におけるモード遷移制御方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータ、プリンタ、コ
ピーマシーン、ATM等の電子機器では、非動作状態又
は不使用状態等が一定時間継続したときには、消費電力
を抑制する観点から一定の機能だけを動作させて、一部
の機能を停止させる省電力モードを設けているものも多
い。省電力モードは、消費電力を抑制することを目的と
するものであるから、一般的に主要電源、及び主要クロ
ック等を停止させるような構成とされる。
【0003】省電力モードは、非動作状態が長期間継続
しているにもかかわらず、通常動作に使用するすべての
電源及び機能等を動作可能な状態に維持しているのは電
力の無駄であるとの考えに基づいて、主要機能を一時的
に停止状態にしておき、動作の必要が発生したときにそ
れを検知して通常動作モードに復帰するための機能だけ
を活性状態にしておくものである。従って、非動作状態
または不使用状態等を含む装置の不変化状態が一定時間
継続したことに省電力モードに遷移する構成となってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】消費電力抑制のみの観
点からは、印字用紙又はインクが無くなった場合又は、
故障等により印刷動作ができない場合でも省電力モード
への遷移を行うのが、最も効果がある。しかし、そのた
めには、装置の様々な状態のすべてを常時監視し、これ
らの変化が無いとき(不変化状態が一定時間継続したと
き)に省電力モードに遷移する必要があるため、装置の
構成が複雑になっていた。すなわち、全ての不変化状態
を監視するためには、装置異常状態を含めたあらゆる状
態を監視する手段、及びそれらの状態が一定期間変化し
ていないことを検出するための手段を設ける必要があっ
た。
【0005】さらに、印刷動作が不能であるときに省電
力モードに移行するためには、省電力モードへの移行時
に、印刷装置の不能状態を記憶しておき、復帰時にその
状態を復活させる必要があるため、省電力モードへの遷
移及び通常動作モードへの復帰のための制御も複雑にな
るという問題があった。
【0006】一方、これらの複雑な構成及び制御によっ
て得られる消費電力の抑制効果は、十分なものではなか
った。例えば、紙づまり(ジャム)等による装置の故障
のために非動作状態が一定時間継続したとする。このよ
うな場合、その故障状態のまま数時間放置されるのであ
れば、省電力モードにすることによる省電力の効果が期
待できる。しかし、無人状態でもない限り、故障状態の
まま放置されることは極めて稀であり、すぐに修理等が
開始される。もしすぐに修理が開始されない場合には、
電源をオフにされて、修理担当者の到着を待つのが通常
である。従って、このような場合には省電力モードに遷
移する必要性はあまり高くないと考えられる。
【0007】印字用紙又はインクが無くなった場合も同
様である。かかる場合に省電力モードに移行させたとし
ても、使用者が用紙又はインクの補給をすぐに行った
り、インク又は用紙の補給後にテスト動作等の回復確認
操作を行うのが通常であるので、省電力モードによる消
費電力の抑制の効果はそれほど期待できない。
【0008】以上の点に鑑み本発明は、省電力モードへ
の移行処理及び復帰処理を比較的簡単な構成により可能
にしつつ、実行性のある消費電力の抑制効果を得ること
ができる印刷装置及び印刷装置の動作モード制御方法を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
達成するべく検討を重ねた結果なされたものであり、所
定の省電力モード移行条件に加えて、印刷装置が印刷可
能状態にあることを省電力モードへの移行条件とするよ
う構成して、上記課題を解決するものである。印刷が不
能であるときは省電力モードに移行させないため、省電
力モードへの移行のための制御が簡潔になった。
【0010】本発明の第1の態様にかかる印刷装置は、
このように異常状態が発生していない印刷可能状態を省
電力モードに移行するための必要条件とすることによ
り、印刷不能状態で省電力モードに移行するために必要
な種々の制御、例えば、印刷不能状態の継続時間の監
視、省電力状態での印刷不能状態の表示等が不要とな
る。従って、装置の制御の簡素化が可能となる。
【0011】本発明の第2の態様にかかる印刷装置は、
上記の印刷装置において、前記異常検出手段が、印刷装
置によって印刷を行うべき記録媒体の有無、前記印刷機
構又は前記制御手段のカバーの開閉状態、印刷用インク
の有無、又は前記印刷機構の異常の有無の内の、少なく
とも一の状態を検出することを特徴とする。印刷用紙ま
たはインクが無い状態、カバーオープンの状態では、印
刷ができないため、印刷可能状態でないとして、省電力
モードとしないものである。
【0012】本発明の第3の態様にかかる印刷装置は、
上記の印刷装置において、前記第1の所定の動作状態
に、印刷装置の動作を要求する命令であって未実行の命
令が無い状態、未印字の印刷データが無い状態、及び前
記二つの状態が所定の時間継続した状態とが、少なくと
も、含まれることを特徴とする。省電力モードに移行す
るためには、非動作状態が一定時間継続するだけでな
く、いわゆる受信バッファ及び印刷バッファのいずれに
もデータが存在しないことを必要とすることを明らかに
したものである。これらのいずれかにデータが存在する
ということは、内部処理すべきデータが存在することを
意味するからである。
【0013】本発明の第4の態様にかかる印刷装置は、
上記の印刷装置において、前記異常検出手段が、前記異
常状態に含まれる状態を選択可能な選択手段を備えるこ
とを特徴とする。これにより、省電力モードの移行条件
をその可動環境に応じて付加したり、削除することが可
能である。このような場合の選択手段としては、プログ
ラムによる選択又は物理スイッチによる選択のいずれも
可能である。
【0014】本発明の第5の態様にかかる印刷装置は、
上記の印刷装置において、前記選択手段によって選択設
定される状態に、インクニアエンドまたは用紙ニアエン
ドが含まれることを特徴とする。これにより、動作途中
でのインクの交換等が望ましいPOS端末機のプリンタ
等において、インク用紙またはインクの残量が少なくな
ったときに、省電力モードに移行するか否かを選択可能
となる。
【0015】本発明の第6の態様にかかる印刷装置は、
省電力モード移行制御手段及び前記主制御手段が、中央
処理装置(CPU)及び記憶保持可能なメモリに記憶さ
れたプログラムからなり、復帰制御手段は、前記CPU
に割り込み信号を出力する割り込み信号発生手段と、当
該割り込み信号に応答して通常動作モードに復帰するた
めの所定の処理を実行するCPUと実行プログラムとか
らなることを特徴とする。
【0016】通常動作モードへの移行を制御プログラム
で実現し、復帰動作を割り込みポートへの割り込み信号
と割り込み処理ルーティンで処理することにより、その
制御及び変更を簡単にすることが可能となる。
【0017】本発明の第7の態様にかかる印刷装置は、
印刷装置がさらに、省電力モードへ移行する直前の状態
を記憶保持可能なメモリを備えることを特徴とする。た
とえば、スタティックRAM(SRAM)等の記憶保持
可能なメモリを使用することにより、メモリの内容を保
持するためのリフレッシュ動作が不要となり、省電力モ
ード時に、バスクロック、DMA等の動作を停止させる
ことが可能になる。
【0018】本発明の第8の態様にかかる印刷装置は、
記憶保持可能で書き換え可能なメモリがセルフリフレッ
シュ機能付きダイナミック・ランダム・アクセス・メモ
リ(DRAM)からなることを特徴とする。セルフリフ
レッシュ可能であれば、DRAMであってもバスクロッ
ク、バス制御装置、リフレッシュ制御装置等によるリフ
レッシュ動作が不要となるため、省電力モード時にバス
クロック及び上記の制御装置の動作を停止させることが
可能となる。
【0019】本発明の第9の態様にかかる動作モードの
遷移制御方法は、通常動作モードと、消費電力を抑制す
るための省電力モードとの間の遷移を制御する方法であ
って、(a) 装置の動作状態を検知する工程と、(b) 装置
が本来の処理を行うことができない異常状態の有無を検
出する工程と、(c) 前記通常動作モードにおいて、工程
(a)において装置が第1の所定の動作状態となったこ
とが検知され、且つ、工程(b)において異常状態の無
いことが検出された場合に、当該装置を前記通常動作モ
ードから省電力モードへ移行させる工程と、(d) 前記省
電力モード状態において、工程(a)において第2の所
定の動作状態となったことが検知された場合、又は工程
(b)において少なくとも一の異常状態が有ることが検
出された場合に、当該装置を前記省電力モードから前記
通常動作モードへ復帰させる工程と、を有することを特
徴とする。
【0020】また、本発明の第10の態様にかかる方法
は、上記の工程(b)が、(b1)装置によって処理を
行うべき媒体の有無を検出する工程、(b2)装置の機
構部又は装置の制御部のカバーの開閉状態を検出する工
程、(b3)処理用消費材の有無を検出する工程、(b
4)前記機構部の異常の有無を検出する工程の内の少な
くとも一の工程を有することを特徴とする。
【0021】また、本発明の第11の態様にかかる方法
は、上記の方法において、工程(c)における前記第1
の所定の動作状態には、装置の動作を要求する命令であ
って未実行の命令が無い状態、未処理のデータが無い状
態、及び前記二つの状態が所定の時間継続した状態と
が、少なくとも、含まれることを特徴とする。
【0022】更に、本発明の第12の態様にかかる方法
は、上記の方法において、工程(b)が、(b5)前記
異常状態に含まれる状態を選択する工程をさらに備える
ことを特徴とする。
【0023】本発明の上記の状態遷移制御方法は、装置
やそのホスト装置に用いられるコンピュータによって実
現することが望ましい。かかるコンピュータによって当
該方法を実現するためのコンピュータプログラムは、本
願の実施態様の記載及び添付のフローチャートに基づい
て、いわゆる当業者が容易に作成することができる。か
かるコンピュータプログラムは、半導体記録媒体、磁気
記録媒体、光磁気記録媒体、光記録媒体等の搬送可能な
記録媒体の他、インターネット等のコンピュータネット
ワークを介しても流通させることが可能であり、上記の
装置やそのホスト装置にインストールすることによっ
て、本発明の制御方法を実現することが可能である。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、本発明
を詳細に説明する。本発明はプリンタ本体、コピーマシ
ーン、ATM、及びパーソナルコンピュータ(PC)等
の電子機器に適用可能であるが、ここでは、説明を簡潔
にするためにPOS端末装置等に使用される印刷装置
(プリンタ)のみを用いて説明する。
【0025】図1は、本発明を一実施例にかかる印刷装
置1の全体構成を示す機能ブロック図である。印刷装置
1は、主制御部8により装置全体が制御され、印刷バッ
ファ6に記憶されたデータが印刷機構7により印刷され
る。通常、主制御部8その他の制御部は、CPU及びR
OMに記録されたプログラム(ファームウェアを含む)
等から構成され、印刷バッファ6等はRAMにより構成
される。詳細は後述する。
【0026】印刷機構7は、印刷ヘッド、用紙搬送手
段、及びシリアルプリンタの場合にはキャリッジ駆動機
構等を備えている(いずれも図示しない)。印刷機構7
には、インクの残量、印刷用紙の残量、印刷用紙の搬送
等を監視するためのセンサ等の多くのセンサが設けられ
ている。さらに印刷装置1には、各部に供給される電源
電圧の異常を検知するためのセンサ及びその他各種のセ
ンサが多数設けられている。
【0027】図1においては、それらのセンサを、電源
異常センサ11、インク無しセンサ13、用紙無しセン
サ14、プリンタのカバーが開いていることを検知する
カバーオープンセンサ15、及びその他のセンサ16と
して示している。スイッチ押下センサ12は、使用者に
より操作パネル上のスイッチが押下されたことを検知す
る。その他のセンサ16としては、例えば、印刷用紙が
残り少ないことを示す用紙ニアエンドセンサ、インク残
量が少ないことを示すインクニアエンドセンサ等があ
る。
【0028】(通常動作モード)通常動作モードにおけ
る印刷動作について説明する。前述の通り、印刷される
データはドットパターンデータとして印刷バッファ6に
記憶される。印刷バッファ6へは、通常、ホスト装置
(図示せず)からインターフェース2を介して送信され
る。ホスト装置からの送信データはインターフェース2
及び受信部3を介して受信バッファ4に記憶される。受
信バッファ4に記憶されたデータは、記憶された順番に
データ解析手段5により解析される。解析したデータが
コマンドであれば主制御部8の制御に基づきそのコマン
ドが実行され、印刷データであれば、キャラクタジェネ
レータ等(図示せず)を介してドットパターンデータの
形式に変換された状態で印刷バッファ6に記憶される。
印刷バッファ6に記憶されたデータは、所定の印刷コマ
ンドに従い印刷機構7により印刷される。
【0029】通常動作モード中にカバーが開けられる
と、カバーオープンセンサ15がその状態を検知し、主
制御部8及び省電力モード移行制御手段9に検知信号を
出力する。主制御部8はカバーオープン検知信号を受信
すると、例えば、LED等を点灯若しくは点滅させるこ
とにより、カバーが開かれた状態にあることを使用者に
知らせる。
【0030】インク又は用紙が無くなった場合も同様
に、センサ13又は14から主制御部8及び省電力モー
ド移行制御手段9に検知信号を出力する。主制御部8は
これらのセンサ13、14から検知信号を受信すると、
例えば、LED等を点灯若しくは点滅させることによ
り、インク又は印刷用紙が無くなったことを使用者に知
らせる。
【0031】(省電力モードへの遷移)まず省電力モー
ドの存在意義について説明する。
【0032】通常動作モードでは、その印刷装置1の所
定の機能をすぐに実行できる状態にある。例えば、ホス
ト装置とのデータの送受信、印刷、及び使用者の操作パ
ネルの操作に対応した動作等を要求に応じて実行する。
従って、通常動作モードにおいては、ホスト装置又はオ
ペレータからの要求があったときにすぐに動作を開始す
ることができるように、印刷装置1のすべての部分を動
作可能な状態にして動作要求を待っている。そのため印
刷装置1は、動作指示が無いときでも、主要電力を各部
に供給し、制御クロック等を動作させながら、ホスト装
置又はオペレータの動作指示を待っている状態(ホット
スタンバイ状態)に保たれている。このように非動作状
態にもかかわらずホットスタンバイ状態が長時間続く
と、各部に供給され続けている電力が無駄になってしま
う。
【0033】従って、非動作状態が一定時間以上継続す
ると見込まれるときには、主要電力の投入を一時停止す
るとともに、中央処理装置(CPU)、ダイレクト・メ
モリ・アクセス(DMA)装置、バス制御装置及びバス
クロック等を停止して消費電力を抑制することが望まし
い。
【0034】通常動作モードから省電力モードへの移行
は、省電力モード移行制御手段9により制御する。通
常、印刷装置では、受信バッファ、印刷バッファが空で
あり、非動作状態が一定時間以上継続したことを省電力
モードへ移行のための条件とされている。しかし本発明
においては、さらに、印刷が可能な状態であることが省
電力モードに移行するための必要条件とされる。例えば
印刷用紙が無くなった状態(用紙エンド)のときに、た
またま、一定時間以上非動作状態が継続したとする。こ
のような場合に省電力モードに移行しても、印刷用紙が
無いことに気づきとオペレータはすぐに用紙を補給する
等の回復処理動作を行うため、実質的な省電力効果はあ
まり期待できないからである。
【0035】印刷不能時にも省電力モードに移行可能な
構成とするためには、用紙が無い状態等の各種印刷不能
状態の変化、及びその後不変期間が一定時間が経過した
ことを監視する手段が必要になる。また、印刷不能時に
省電力モードに移行させる場合には、省電力時であって
も印刷不能状況であることをオペレータに表示すること
が望ましい。その場合、省電力モード時にも印刷不能で
ある旨の表示を継続する必要があるため、省電力の効果
もその分減殺される。もし、省電力時にそれらの表示を
しないとしても、これらの状態を省電力時にも記憶して
おき、復帰動作時に記憶したこれらの状態を復元する必
要があるため、復帰動作の制御が複雑になる。すなわ
ち、少ない効果を得るために、省電力モードへの移行及
び通常動作モードへの復帰動作のための複雑な制御機構
が必要になる。
【0036】本発明の如く、印刷動作不能時には省電力
モードへの移行を行わないこととすると、電源異常セン
サ11、インク無しセンサ13、用紙無しセンサ14、
カバーオープンセンサ12等が出力されていないことを
確認するだけでよいために、省電力モードへの移行のた
めの確認及び移行のための制御が簡単になる。
【0037】今、印刷装置1に対して、ホスト装置及び
オペレータから動作要求が何もない状態が一定時間継続
したとする。この場合には、省電力モード移行制御手段
9は、受信バッファ4及び印刷バッファ6が空であるこ
と、及びホスト装置へデータを送信中でないこと等の所
定の移行条件を満たすことに加えて、各種センサの出力
状況から印刷装置が印刷可能な状態であることを確認
し、これらの条件を満たすときに省電力モードに移行す
る。
【0038】これらの諸条件を満たすときには、所定の
処理を経て、省電力モードへ移行する。省電力モードで
は、前述の通り、主用電源、クロック、DMA、バスク
ロック等が停止しており、CPUも割り込みポートを除
きその機能を停止している。この状態では、CPU又は
DMAによるダイナミック・ランダム・アクセス・メモ
リ(DRAM)のリフレッシュ動作も行われないので、
メモリとしてはセルフリフレッシュ機能付きのDRA
M、又はスタティック・ランダム・アクセス・メモリ
(SRAM)を使用することが好ましい。
【0039】(省電力モード移行制御手段の実施例)図
2に省電力モード移行制御手段9の1実施例を示す。通
常動作モードから省電力モードに遷移する条件を検出す
る移行条件検出手段24の出力と、印刷不能状態検出手
段25の出力を否定したものとの論理積が“1”のとき
に省電力モードへの移行処理が開始される。
【0040】移行条件検出手段24には、受信バッファ
エンプティ、印刷バッファエンプティ、メカ動作の終
了、データ送信終了等の信号が入力される。移行条件検
出手段24は、その入力1〜nが全て“1”のときに
“1”を出力する(論理積の機能を有する)。移行条件
検出手段24の出力はアンドゲート27の入力の1つに
接続されている。
【0041】印刷不能状態検出手段25には、印刷不能
状態を表す信号、すなわち、インク無し、用紙無し、カ
バーオープン、電源異常等のセンサからの出力が入力さ
れる。これらの入力(1〜m)のいずれかが“1”であ
るときには印刷不能状態検出手段25からは“1”が出
力され、入力のすべてが“0”のときにその出力が
“0”となる(論理和の機能を有する)。すなわち、印
刷不能状態検出手段25の出力が“0”のときが、印刷
可能状態であることを示す。印刷不能状態検出手段25
の出力は、インバータ26により反転されてアンドゲー
ト27の入力の1つに接続されるので、印刷可能状態の
ときに、インバータ26から“1”が出力され、アンド
ゲート27の入力に入力される。
【0042】今、移行条件検出手段24の出力が“1”
であり、印刷不能状態検出手段25の出力が“0”(印
刷可能状態)であると、インバータ26によりその出力
が反転され“1”がアンドゲート27に出力される。従
って、アンドゲート27の両入力はいずれも“1”とな
り、アンドゲート27から、省電力モードへの移行信号
が“1”として主制御部8(図1)へ出力される。
【0043】主制御部8は移行信号を受信すると、所定
の機能を停止させる。例えば主電源及びCPUクロック
等を停止するべく、電源制御手段20、クロック制御手
段22を介して所定の電源21、クロック23を停止さ
せる。
【0044】(省電力モードから通常動作モードへの復
帰)省電力モードから通常動作モードへの復帰について
説明する。
【0045】省電力モードにあるときに、ホスト装置か
らデータを受信した場合、オペレータが操作パネルを操
作した場合、又はカバーオープン状態を検知した場合等
には、復帰制御手段10がこれを検知して、主制御装置
8を起動させ省電力モードから通常動作モードに復帰す
る。具体的には、後述するように、復帰イベントの発生
により動作停止中のCPUに対して割り込み信号を発生
し、CPUの割り込み処理動作を起動する。
【0046】CPUは割り込み信号の受信により割り込
み処理ルーチンに基づく所定の復帰動作を実行する。例
えば、インクタンクが取り外された場合、カバーが開放
された場合等には、CPUに対して直ちに割り込み信号
が発生され、これにより印刷装置は通常動作モードに復
帰し、カバーオープン、インクタンク無し等の表示がな
される。
【0047】図3を用いて復帰動作について説明する。
図3は、CPU及びROMを用いて本発明にかかる印刷
装置を実施する場合の基本構成を示す。図中、30はC
PUであり、少なくとも通常の動作モードと、省電力の
ための省電力モードに遷移可能に構成されている。CP
U30には、バスライン40を介して、印刷機構7、イ
ンターフェイス(I/F)2、ROM31、RAM32
等が接続されている。
【0048】ROM31及びRAM32には、CPU3
0の制御用ソフトウェア(ファームウェアを含む)及び
データが記憶されている。CPU30は、これらの制御
用ソフトウェア等による制御の下、インターフェース2
を介してホスト装置(図示せず)から送信された印刷命
令及び印刷データに従って、印刷を行うように印刷機構
7を制御する。
【0049】印刷機構7は、印刷機構駆動回路35及び
これに接続されたヘッド36、モータ37、及びプラン
ジャ38等により構成されており、印刷機構駆動回路3
5がCPU30の指示に基づき各部を制御する。
【0050】図1の主制御装置8、省電力モード移行制
御手段、受信バッファ4、データ解析手段5、印刷バッ
ファ6、電源制御20、クロック制御22等の機能は、
図3の構成においては、CPU30、RAM32、RO
M31に記憶された制御プログラムにより実現される。
また、図1の復帰制御手段10は、図3の割込信号発生
装置33及びCPU30の割込ポート(図示せず)及び
ROM31に記憶された割込処理プログラム(割込処理
ルーチン)等によって実現される。
【0051】割込信号は、各種センサ(11乃至16)
からの信号に基づいて、割込信号発生装置33によって
作成される。どのような場合に割込信号が送出されるか
は、後述する。割込信号は、割込信号ライン41によ
り、CPU30の割込ポート(図示せず)に送出され
る。
【0052】CPU30は割込ポートに割込信号を受信
すると、ROM31から所定の割込処理ルーチンを読み
出して実行する。割込処理ルーチンは、割込条件に応じ
て所定の処理が予め決められており、省電力モードから
の復帰のための割込処理が要求されていることを認識
し、復帰のための処理、すなわち、電源の投入及びクロ
ックの起動を行い、通常動作モードに復帰する。通常動
作モードに復帰後は、復帰原因に応じて必要な対応処理
を行う。例えば、印刷要求があったために復帰した場合
には、印刷コマンドに基づいて印刷処理を実行し、カバ
ーオープンの場合には、その旨の表示等を行う。
【0053】(動作モード間の遷移の制御)図4に通常
動作モードと省電力モード間のモード遷移制御動作のフ
ローチャートを示す。通常動作モードにおいては、省電
力モード移行制御手段9により常に省電力モード移行条
件を監視している(S100;No)。省電力モード移
行条件を満足する場合には(S100;Yes)、次に
印刷可能か否かがチェックされる(S101)。印刷可
能でなければ(S101;No)、上述した理由によ
り、本発明では省電力モードに移行せず、通常動作モー
ド状態を維持する(S100、S101)。図4のフロ
ーチャートでは、省電力モードへの移行条件の確認工程
(S100)と、印刷可能条件の確認工程(101)と
を別の工程として表しているが、印刷可能条件を省電力
モードへの移行条件に含めることも可能であり、その場
合には、移行条件の確認工程(S100)のみで足り
る。印刷可能な状態であれば(S101;Yes)、主
電源の停止、CPUクロックの停止等の省電力モードへ
の移行のための所定の処理を行う(S102)。
【0054】省電力モードへの移行処理(S102)が
終了すると、省電力モード状態になる。省電力状態で
は、復帰条件が発生したかどうかが、割込信号発生装置
33(図3)により常時チェックされている(S10
3;No)。復帰条件が発生すると(S103;Ye
s)、割込信号発生装置33から割込信号がCPU30
(図3)に送信される(S104)。CPU30は、割
込信号を受信すると、ROM31の割込処理プログラム
に従い通常動作モードへの復帰のための処理を実行する
(S105)。復帰処理(S105)が終了すると、通
常動作モード(S100)に復帰する。
【0055】図5に省電力モードへの移行条件(a)
と、通常動作モードへの復帰条件(b)例示する。
【0056】図5(a)では、印刷可能条件を省電力モ
ード移行条件に含めて示している。ここでは、印刷可能
条件として、カバーオープン、印字ロール紙有り、イン
クエンドで無い、インクカートリッジ有り、及び電源異
常又は紙ジャム等の異常状態でないこと等を要件として
例示しているが、これに限定されることなくその印刷装
置に応じて設定可能である。例えば、インクリボンを使
用している場合には、インクリボンエンドでないことも
印刷可能条件になるであろう。尚、「インクカートリッ
ジ有り」とは、「インクタンク等のカートリッジが、取
り外された状態ではないこと」を示している。
【0057】さらに、図5(a)には記載されていない
が、受信データがないこと、未印字データ無し(印刷バ
ッファ空)、メカニカル動作の終了等のほか、一定の動
作が終了してから一定時間非動作状態が継続したことを
要件とすることが望ましい。僅かな時間でも省電力モー
ドに移行することとなると、モード遷移を頻繁に繰り返
すことになり、印刷動作が遅延する等の弊害がでる可能
性が高くなるからである。
【0058】図5(b)に省電力モードから通常動作モ
ードへの復帰条件を示す。カバーオープン、ロール紙エ
ンド、インクカートリッジ無し等の印刷不能状態も復帰
条件として例示している。これらの場合にも通常動作モ
ードに復帰させて、印刷不能状態であることを表示する
ことが望ましいからである。但し、印刷不能条件が発生
しても復帰しないように構成することもできる。省電力
モードへの移行とは異なり、省電力モード時の印刷不能
状態は、緊急度があまり高くないと考えることも可能で
あるからである。その他の要件として、一般的に、ホス
ト装置からの印刷要求、データの受信、ステイタス報告
要求(図示せず)等も通常動作モードへの復帰条件とさ
れる。
【0059】以上の省電力モードへの移行条件及び通常
動作モードへの復帰条件は例示であり、本発明の思想の
範囲内において、これ以外の条件を設定することは可能
である。
【0060】例えば、図5には示されていないが、イン
クタンク内のインク残量が少なくなった状態及び、印刷
ロール紙の残りが少なくなった場合に、それぞれの状態
をニアエンドとして信号を出力することも可能である。
ニアエンドの状態になると、比較短い時間で用紙又はイ
ンクが無くなるので、動作の途中でインク等が無くなる
というような事態が発生しないようにするため、ニアエ
ンドが発生したら省電力モードにしないようにすること
もできる。また、上述の実施例でも示したように、ニア
エンドの場合には印刷動作は可能であるので、ニアエン
ドであっても省電力モードに移行させるようすることも
可能である。あるいは、ニアエンドを省電力モード移行
条件とするかどうかを選択可能に構成することもでき
る。
【0061】図6に省電力モード移行制御手段9の第2
の実施例を示す。図6の第2の実施例にかかる省電力モ
ード移行制御手段9では、ニアエンドが発生した場合に
省電力モードに移行させるか否かを選択可能な構成とな
っている。すなわち、印刷不能状態検出手段25の入力
(m+1)に用紙ニアエンドと、インクニアエンドが選
択的に入力可能とされている。用紙ニアエンド及びイン
クニアエンドがオアゲート28に入力される。
【0062】従って、いずれか一方の信号が存在する
と、“1”がアンドゲート29に入力される。アンドゲ
ート29には、他の入力として選択信号が入力される。
従って選択信号が“0”である限り、オアゲート28の
入力状態の如何にかかわらず、アンドゲート29の出力
は“0”となる。すなわち、用紙ニアエンド及びインク
ニアエンドは、省電力モードの移行制限条件とはされな
い。逆に、選択信号が“1”であると、用紙ニアエンド
及びインクニアエンドは省電力モードへの移行制限条件
となり、省電力モードへ移行することができない。選択
信号は、プログラム等でセットできるようにしても、物
理的なスイッチにより選択するようにしてもよい。
【0063】以上の説明においては、通常動作モードと
省電力モードの2つの動作モードのみ示したが、省電力
モードを数段階設けて、第1レベルの省電力モードへは
印刷可能状態でなくても移行できるが、印刷可能状態で
なければ第2レベルの省電力モードへは移行できないと
いうように、省電力モードに応じて変えることも可能で
ある。また、印刷不能状態にも種々の種類があるので、
省電力モードのレベルに応じて、移行要件として要求さ
れる印刷不能条件の種類を変えることも可能である。
【0064】省電力のレベルとしては、例えば、CPU
が停止しているだけの状態であり、CPUクロック、D
MA及びバスクロックは動作している第1レベル状態、
バスクロック、DMAも停止している第2レベル状態、
主電源、CPUのメインクロックも停止している第3レ
ベル状態等の他、種々のレベルが考えられる。
【0065】また、印刷装置でも無人ATMに使用され
る場合等には、印刷不能状態でも省電力モードに移行す
るほうが望ましい場合もある。従って、印刷可能状態を
省電力モードへの移行条件とするかどうかを選択可能に
するよう構成してもよい。
【0066】さらに、本発明の基本的思想の範囲におい
て、印刷装置に限らずパーソナルコンピュータ、OC
R、ATM本体、POS端末機本体、キオスク端末装置
本体等の電子機器においても本発明を適用することが可
能である。すなわち、これらの電子機器が正常に動作可
能であるという条件を満足する場合に限り、省電力モー
ドに移行させるようにすることは、本発明の意図すると
ころであり、本発明の範囲に属するものである。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、印刷可
能であることを省電力モードへの移行のための条件とす
る構成としたことにより、簡単な構成で省電力モードへ
の移行のための制御が可能となったにもかかわらず、十
分な消費電力の抑制効果を得ることができる印刷装置を
提供することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した印刷装置1の全体構成を示す
機能ブロック図である。
【図2】図1の省電力モード移行制御手段9の1実施例
を示す機能ブロック図である。
【図3】図1の印刷装置をCPU及びROMを用いて実
施する場合の基本構成を示す図である。
【図4】通常動作モードと省電力モード間のモード遷移
制御動作のフローチャートである。
【図5】省電力モードへの移行条件(a)と、通常動作
モードへの復帰条件(b)を例示する図である。
【図6】省電力モード移行制御手段の第2の実施例を示
す。
【符号の説明】
1 印刷装置 2 インタ―フェイス 4 受信バッファ 5 データ解析手段 6 印刷バッファ 7 印刷機構 8 主制御部 9 省電力モード移行制御手段 10 復帰制御手段 24 移行条件検出手段 25 印刷不能状態検出手段 26 インバータ 27 アンドゲート 30 中央処理装置(CPU) 33 割込信号発生装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川瀬 裕司 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 宮坂 智美 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 2C061 AQ04 AQ05 AQ06 AS02 HH11 HT02 HT03 HT08 HV10 HV13 HV14 HV31 2H027 DA31 DA36 EF16 EK01 EK09 FA30 FB07 FB19

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷機構及びこれを制御する制御手段を
    有し、通常動作モードと当該通常動作モードより消費電
    力の小さい省電力モードとを有する印刷装置であって、
    以下の手段を備えることを特徴とする印刷装置。印刷装
    置の動作状態を検知する動作状態検知手段と、 印刷装置が印刷処理を行うことができない異常状態の有
    無を検出する異常検出手段と、 前記通常動作モードにおいて、前記動作状態検知手段に
    よって印刷装置が第1の所定の動作状態となったことが
    検知され、且つ、前記異常検出手段によって異常状態の
    無いことが検出された場合に、印刷装置を前記通常動作
    モードから省電力モードへ移行させるよう制御する省電
    力モード移行制御手段と、 前記省電力モード状態において、前記動作状態検知手段
    によって第2の所定の動作状態となったことが検知され
    た場合、又は前記異常検出手段によって少なくとも一の
    異常状態が有ることが検出された場合に、印刷装置を前
    記省電力モードから前記通常動作モードへ復帰させるよ
    う制御する復帰制御手段。
  2. 【請求項2】 前記異常検出手段は、印刷装置によって
    印刷を行うべき記録媒体の有無、前記印刷機構又は前記
    制御手段のカバーの開閉状態、印刷用インクの有無、又
    は前記印刷機構の異常の有無の内の、少なくとも一の状
    態を検出することを特徴とする請求項1に記載の印刷装
    置。
  3. 【請求項3】 前記第1の所定の動作状態には、印刷装
    置の動作を要求する命令であって未実行の命令が無い状
    態、未印字の印刷データが無い状態、及び前記二つの状
    態が所定の時間継続した状態とが、少なくとも、含まれ
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷装置。
  4. 【請求項4】 前記異常検出手段は、前記異常状態に含
    まれる状態を選択可能な選択手段を備えることを特徴と
    する請求項1乃至3の何れか一項に記載の印刷装置。
  5. 【請求項5】 前記選択手段によって選択設定される状
    態は、インクニアエンドまたは用紙ニアエンドを含むこ
    とを特徴とする請求項4に記載の印刷装置。
  6. 【請求項6】 前記省電力モード移行制御手段は、中央
    処理装置(CPU)及び記憶保持可能なメモリに記憶さ
    れたプログラムからなり、前記復帰制御手段は、前記C
    PUに割り込み信号を出力する割り込み信号発生手段
    と、当該割り込み信号に応答して前記通常動作モードに
    復帰するための所定の処理を実行するCPUと実行プロ
    グラムとからなることを特徴とする請求項1〜5のいず
    れか1項に記載の印刷装置。
  7. 【請求項7】 省電力モードへ移行する直前の動作状態
    を記憶保持可能なメモリをさらに備えることを特徴とす
    る請求項6記載の印刷装置。
  8. 【請求項8】 前記記憶保持可能で書き換え可能なメモ
    リはセルフリフレッシュ機能付きダイナミック・ランダ
    ム・アクセス・メモリを有することを特徴とする請求項
    7に記載の印刷装置。
  9. 【請求項9】 通常動作モードと、消費電力を抑制する
    ための省電力モードとの間の遷移を制御する方法であっ
    て、以下の工程を備えることを特徴とする動作モードの
    遷移制御方法。 (a) 装置の動作状態を検知する工程と、(b) 装置が本来
    の処理を行うことができない異常状態の有無を検出する
    工程と、(c) 前記通常動作モードにおいて、工程(a)
    において装置が第1の所定の動作状態となったことが検
    知され、且つ、工程(b)において異常状態の無いこと
    が検出された場合に、当該装置を前記通常動作モードか
    ら省電力モードへ移行させる工程と、(d) 前記省電力モ
    ード状態において、工程(a)において第2の所定の動
    作状態となったことが検知された場合、又は工程(b)
    において少なくとも一の異常状態が有ることが検出され
    た場合に、当該装置を前記省電力モードから前記通常動
    作モードへ復帰させる工程。
  10. 【請求項10】 工程(b)は、以下の工程の内の少な
    くとも一の工程を有することを特徴とする請求項9に記
    載の方法。 (b1)装置によって処理を行うべき媒体の有無を検出
    する工程、(b2)装置の機構部又は装置の制御部のカ
    バーの開閉状態を検出する工程、(b3)処理用消費材
    の有無を検出する工程、(b4)前記機構部の異常の有
    無を検出する工程。
  11. 【請求項11】 工程(c)における前記第1の所定の
    動作状態には、装置の動作を要求する命令であって未実
    行の命令が無い状態、未処理のデータが無い状態、及び
    前記二つの状態が所定の時間継続した状態とが、少なく
    とも、含まれることを特徴とする請求項9又は10に記
    載の方法。
  12. 【請求項12】 工程(b)は、(b5)前記異常状態
    に含まれる状態を選択する工程を備えることを特徴とす
    る請求項9乃至11の何れか一項に記載の方法。
  13. 【請求項13】 請求項9乃至12の何れか一項に記載
    の動作モード遷移制御方法の各工程を実現可能なコンピ
    ュータプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能
    な情報記録媒体。
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