JP2839779B2 - 印刷制御装置 - Google Patents
印刷制御装置Info
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- JP2839779B2 JP2839779B2 JP4041280A JP4128092A JP2839779B2 JP 2839779 B2 JP2839779 B2 JP 2839779B2 JP 4041280 A JP4041280 A JP 4041280A JP 4128092 A JP4128092 A JP 4128092A JP 2839779 B2 JP2839779 B2 JP 2839779B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、サーマルプリンタを
印刷装置として用いるパーソナルワードプロセッサやパ
ーソナルコンピュータなどに適用する印刷制御装置に関
する。
印刷装置として用いるパーソナルワードプロセッサやパ
ーソナルコンピュータなどに適用する印刷制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来よりパーソナルワードプロセッサや
パーソナルコンピュータにおいて、内蔵プリンタとして
小型軽量で印字品位の高いサーマルプリンタが専ら用い
られている。
パーソナルコンピュータにおいて、内蔵プリンタとして
小型軽量で印字品位の高いサーマルプリンタが専ら用い
られている。
【0003】このようなサーマルプリンタを用いる従来
のパーソナルワードプロセッサなどにおいては、印刷条
件として、印刷速度(低速/高速)および用紙(感熱紙
/普通紙)の選択を可能とし、印刷速度の選択に応じて
サーマルヘッドに対する印加電圧を切り替え、また用紙
の選択によって熱転写用インクリボン節約の要否を自動
的に切り替えるとともに、サーマルヘッドに対する印加
電圧を切り替えるようにしている。
のパーソナルワードプロセッサなどにおいては、印刷条
件として、印刷速度(低速/高速)および用紙(感熱紙
/普通紙)の選択を可能とし、印刷速度の選択に応じて
サーマルヘッドに対する印加電圧を切り替え、また用紙
の選択によって熱転写用インクリボン節約の要否を自動
的に切り替えるとともに、サーマルヘッドに対する印加
電圧を切り替えるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の印刷制御装置では、印刷すべき用紙の種別に応じ
て印刷部に挿入すべき用紙を選択するとともに、印刷モ
ードを所定のモードに切り替え、さらにインクリボンカ
セットの着脱を行う必要がある。これらの作業は使用者
が常に注意していなければならず、挿入した用紙の種
別、印刷モードの設定およびインクリボンカセットの装
着有無の組合せが不適合であれば正しく印刷が行われな
い。特に、印刷条件の設定画面で印刷モードの種別など
各種条件の設定に注意を払う結果、実際のインクリボン
カセットの着脱を忘れることが往々にしてあった。その
ため、たとえば普通紙に対する熱転写印刷モードである
にも拘らずインクリボンカセットの装着を忘れることに
よって全く印刷ができなかったり、感熱紙に対する感熱
印刷モードであるにも拘らずインクリボンカセットの取
り外しを忘れたまま印刷を実行して、感熱紙の上に熱転
写印刷してしまう、といった失敗があった。特に後者の
失敗は、一応の印刷が行われるため、その異常状態に気
付かずに、インクリボンを無駄に消費する場合があっ
た。
従来の印刷制御装置では、印刷すべき用紙の種別に応じ
て印刷部に挿入すべき用紙を選択するとともに、印刷モ
ードを所定のモードに切り替え、さらにインクリボンカ
セットの着脱を行う必要がある。これらの作業は使用者
が常に注意していなければならず、挿入した用紙の種
別、印刷モードの設定およびインクリボンカセットの装
着有無の組合せが不適合であれば正しく印刷が行われな
い。特に、印刷条件の設定画面で印刷モードの種別など
各種条件の設定に注意を払う結果、実際のインクリボン
カセットの着脱を忘れることが往々にしてあった。その
ため、たとえば普通紙に対する熱転写印刷モードである
にも拘らずインクリボンカセットの装着を忘れることに
よって全く印刷ができなかったり、感熱紙に対する感熱
印刷モードであるにも拘らずインクリボンカセットの取
り外しを忘れたまま印刷を実行して、感熱紙の上に熱転
写印刷してしまう、といった失敗があった。特に後者の
失敗は、一応の印刷が行われるため、その異常状態に気
付かずに、インクリボンを無駄に消費する場合があっ
た。
【0005】
【0006】この発明の目的は、ドラフト印刷モードで
インクリボンを無駄にすることなく、正常な印字品位の
印刷結果が得られる印刷制御装置を提供することにあ
る。
インクリボンを無駄にすることなく、正常な印字品位の
印刷結果が得られる印刷制御装置を提供することにあ
る。
【0007】
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る印刷制御装置は、着脱自在の熱転写用インクリボンカ
セットの装着有無を検出するインクリボンカセット検出
手段と、間引いた印刷データによりサーマルヘッドおよ
び走査系を駆動して印刷を行うドラフト印刷モードの選
択/非選択を切り替えるドラフト印刷モード切替手段
と、ドラフト印刷モードでの印刷処理開始前に、前記イ
ンクリボンカセット検出手段がインクリボンカセットの
存在を検出したとき、印刷動作を停止するとともに異常
状態を報知するエラー処理手段とを設けたことを特徴と
する。
る印刷制御装置は、着脱自在の熱転写用インクリボンカ
セットの装着有無を検出するインクリボンカセット検出
手段と、間引いた印刷データによりサーマルヘッドおよ
び走査系を駆動して印刷を行うドラフト印刷モードの選
択/非選択を切り替えるドラフト印刷モード切替手段
と、ドラフト印刷モードでの印刷処理開始前に、前記イ
ンクリボンカセット検出手段がインクリボンカセットの
存在を検出したとき、印刷動作を停止するとともに異常
状態を報知するエラー処理手段とを設けたことを特徴と
する。
【0009】
【0010】
【作用】請求項1に係る印刷制御装置では、インクリボ
ンカセット検出手段は、熱転写用インクリボンカセット
の装着有無を検出する。ドラフト印刷モード切替手段
は、使用者の操作に応じてドラフト印刷モードと非ドラ
フト印刷モードを切替選択する。そして、ドラフト印刷
モードでの印刷開始前に、インクリボンカセット検出手
段がインクリボンカセットの存在を検出したとき、印刷
動作が停止され、エラー処理手段によってその異常状態
(ドラフト印刷モードであるにも拘らずインクリボンカ
セットが装着されている状態)を報知する。そのため熱
転写でドラフト印刷を行うことによる印字品位の低下お
よびインクリボンの無駄を未然に防止することができ
る。
ンカセット検出手段は、熱転写用インクリボンカセット
の装着有無を検出する。ドラフト印刷モード切替手段
は、使用者の操作に応じてドラフト印刷モードと非ドラ
フト印刷モードを切替選択する。そして、ドラフト印刷
モードでの印刷開始前に、インクリボンカセット検出手
段がインクリボンカセットの存在を検出したとき、印刷
動作が停止され、エラー処理手段によってその異常状態
(ドラフト印刷モードであるにも拘らずインクリボンカ
セットが装着されている状態)を報知する。そのため熱
転写でドラフト印刷を行うことによる印字品位の低下お
よびインクリボンの無駄を未然に防止することができ
る。
【0011】
【0012】
【実施例】この発明の実施例である印刷制御装置を含む
パーソナルワードプロセッサの構成をブロック図として
図1に示す。図1において1はマイクロコンピューター
であり、CPU2、ROM3、RAM4およびI/Oポ
ート5などからなる。ROM3には予めプログラムを書
き込んでいて、CPU2はROM3のプログラムを実行
することによって後述する印刷制御を行う。RAM4は
後述する各種フラグやその他のワーキングエリアとして
用いる。I/Oポート5には各種入出力回路を接続して
いて、CPU2はI/Oポート5を介してデータまたは
信号の入出力を行う。インクリボンカセットセンサ6は
熱転写用インクリボンカセットの装着有無を検出する。
プリンタの機構部は用紙を搬送する駆動系と、サーマル
ヘッドを備えたキャリッジをプラテンに沿って移動させ
る駆動系からなり、インクリボンカセットはキャリッジ
に対し着脱自在に構成している。インクリボンカセット
センサ6はたとえば前記キャリッジに設け、インクリボ
ンカセットの装着有無をメカニカルにまたは光学的に検
出する。CPUはI/Oポート5を介してインクリボン
カセット6の状態を読み取る。サーマルヘッド8は複数
の発熱体を備え、前記キャリッジに取りつけている。ド
ライバー7はI/Oポート5を介してCPU2から出力
される印字データに基づき、サーマルヘッド8に設けら
れている各発熱体を選択駆動する。モータ10は前述し
た用紙搬送用駆動系およびキャリッジの走査用駆動系の
モータおよびサーマルヘッドをアップダウン駆動するモ
ータなどからなる。モータコントローラー9はI/Oポ
ート5を介してCPU2から出力される制御信号に基づ
き各モーターのステッピング制御を行う。LCD12は
液晶表示パネルである。LCDコントローラ11はI/
Oポート5を介してCPU2から出力される表示データ
を記憶するとともに、LCD12へ表示信号を与える。
キーボード14はワードプロセッサとしての文書作成時
のキー操作および各種印刷条件の設定の際に用いる。キ
ーコントローラ13はキーボード14の制御を行う。C
PU2はI/Oポート5を介してキーボード14のキー
操作内容を読み取る。
パーソナルワードプロセッサの構成をブロック図として
図1に示す。図1において1はマイクロコンピューター
であり、CPU2、ROM3、RAM4およびI/Oポ
ート5などからなる。ROM3には予めプログラムを書
き込んでいて、CPU2はROM3のプログラムを実行
することによって後述する印刷制御を行う。RAM4は
後述する各種フラグやその他のワーキングエリアとして
用いる。I/Oポート5には各種入出力回路を接続して
いて、CPU2はI/Oポート5を介してデータまたは
信号の入出力を行う。インクリボンカセットセンサ6は
熱転写用インクリボンカセットの装着有無を検出する。
プリンタの機構部は用紙を搬送する駆動系と、サーマル
ヘッドを備えたキャリッジをプラテンに沿って移動させ
る駆動系からなり、インクリボンカセットはキャリッジ
に対し着脱自在に構成している。インクリボンカセット
センサ6はたとえば前記キャリッジに設け、インクリボ
ンカセットの装着有無をメカニカルにまたは光学的に検
出する。CPUはI/Oポート5を介してインクリボン
カセット6の状態を読み取る。サーマルヘッド8は複数
の発熱体を備え、前記キャリッジに取りつけている。ド
ライバー7はI/Oポート5を介してCPU2から出力
される印字データに基づき、サーマルヘッド8に設けら
れている各発熱体を選択駆動する。モータ10は前述し
た用紙搬送用駆動系およびキャリッジの走査用駆動系の
モータおよびサーマルヘッドをアップダウン駆動するモ
ータなどからなる。モータコントローラー9はI/Oポ
ート5を介してCPU2から出力される制御信号に基づ
き各モーターのステッピング制御を行う。LCD12は
液晶表示パネルである。LCDコントローラ11はI/
Oポート5を介してCPU2から出力される表示データ
を記憶するとともに、LCD12へ表示信号を与える。
キーボード14はワードプロセッサとしての文書作成時
のキー操作および各種印刷条件の設定の際に用いる。キ
ーコントローラ13はキーボード14の制御を行う。C
PU2はI/Oポート5を介してキーボード14のキー
操作内容を読み取る。
【0013】次に、図1に示したCPU2の印刷制御の
処理手順をフローチャートとして図2〜図4に示す。
処理手順をフローチャートとして図2〜図4に示す。
【0014】図2は印刷キーが操作されたときの処理手
順であり、まずインクリボンカセットセンサ6の状態を
読み取ることによってインクリボンカセットの有無を検
出する(n1)。インクリボンカセットが装着されてい
ればフラグFCおよびフラグFPをセットする(n2→
n3→n4)。装着されていなければフラグFCおよび
フラグFPをリセットする(n2→n5→n6)。ここ
でFCはインクリボンカセットの検出結果を表すフラグ
であり、FC=1は「インクリボンカセット有り」、F
C=0は「インクリボンカセット無し」を表す。またF
Pは印刷モードを表すフラグであり、FP=1は「熱転
写印刷モード」、FP=0は「感熱印刷モード」を表
す。その後、各種印刷条件の表示を行い印刷条件設定状
態とする(n7)。この印刷条件には、熱転写印刷モー
ドと感熱印刷モードの選択状態を含み、フラグFPの状
態に応じて、FP=1のとき熱転写印刷モード、FP=
0のとき感熱印刷モードの表示を自動的に行う。したが
って、そのまま印刷モードを変更しなければ、インクリ
ボンカセットの装着有無に適合する印刷モードに設定さ
れる。
順であり、まずインクリボンカセットセンサ6の状態を
読み取ることによってインクリボンカセットの有無を検
出する(n1)。インクリボンカセットが装着されてい
ればフラグFCおよびフラグFPをセットする(n2→
n3→n4)。装着されていなければフラグFCおよび
フラグFPをリセットする(n2→n5→n6)。ここ
でFCはインクリボンカセットの検出結果を表すフラグ
であり、FC=1は「インクリボンカセット有り」、F
C=0は「インクリボンカセット無し」を表す。またF
Pは印刷モードを表すフラグであり、FP=1は「熱転
写印刷モード」、FP=0は「感熱印刷モード」を表
す。その後、各種印刷条件の表示を行い印刷条件設定状
態とする(n7)。この印刷条件には、熱転写印刷モー
ドと感熱印刷モードの選択状態を含み、フラグFPの状
態に応じて、FP=1のとき熱転写印刷モード、FP=
0のとき感熱印刷モードの表示を自動的に行う。したが
って、そのまま印刷モードを変更しなければ、インクリ
ボンカセットの装着有無に適合する印刷モードに設定さ
れる。
【0015】図3は印刷モード切替キーが操作されたと
きの処理内容である。印刷条件の設定状態において印刷
モード切替キーが操作されたなら、フラグFPの状態を
反転する(n8)。したがって、印刷モード切替キーが
操作される毎に熱転写印刷モードと感熱印刷モードを反
転させる。
きの処理内容である。印刷条件の設定状態において印刷
モード切替キーが操作されたなら、フラグFPの状態を
反転する(n8)。したがって、印刷モード切替キーが
操作される毎に熱転写印刷モードと感熱印刷モードを反
転させる。
【0016】図4は印刷条件の設定または確認の後に印
刷実行キーが操作されたときの処理手順である。まず、
インクリボンカセットセンサ6の状態を読み取ることに
よってインクリボンカセットの有無を検出する(n1
0)。インクリボンカセットが装着されていればフラグ
FCをセットし(n11→n12)、装着されていなけ
ればフラグFCをリセットする(n13)。その後、フ
ラグFPの状態を判定する(n14)。FP=1(熱転
写印刷モード)のときフラグFC=1(カセット装着状
態)であれば正常な熱転写印刷処理を行う(n16)。
ここではインクリボンを用いて普通紙に熱転写印刷を行
うのに最適な発熱量となるようにサーマルヘッドを駆動
し、またその他の印刷条件(リボン節約の要否など)に
応じた印刷処理を行う。もしFP=1(熱転写印刷モー
ド)でFC=0(カセット非装着状態)であれば印刷実
行を開始せず、エラーメッセージを表示する(n1
7)。ここでは、たとえば「インクリボンカセットを装
着してください。」または「感熱印刷モードにして下さ
い」などのメッセージを表示する。もし、FP=0(感
熱印刷モード)でFC=0(カセット非装着状態)のと
き、感熱紙に対する正常な感熱印刷処理を行う(n14
→n18→n19)。ここでは、感熱紙に最適な加熱量
となるようにサーマルヘッドを駆動し、またその他の印
刷条件(高速印刷モードまたはリボン非節約モードな
ど)に応じた印刷処理を行う。もし、FP=0(感熱印
刷モード)でFC=1(カセット装着状態)であれば印
刷処理を開始することなく、エラーメッセージを表示す
る(n20)。たとえば「インクリボンカセットを取り
外してください。」または「熱転写印刷モードにして下
さい」などのメッセージを表示する。
刷実行キーが操作されたときの処理手順である。まず、
インクリボンカセットセンサ6の状態を読み取ることに
よってインクリボンカセットの有無を検出する(n1
0)。インクリボンカセットが装着されていればフラグ
FCをセットし(n11→n12)、装着されていなけ
ればフラグFCをリセットする(n13)。その後、フ
ラグFPの状態を判定する(n14)。FP=1(熱転
写印刷モード)のときフラグFC=1(カセット装着状
態)であれば正常な熱転写印刷処理を行う(n16)。
ここではインクリボンを用いて普通紙に熱転写印刷を行
うのに最適な発熱量となるようにサーマルヘッドを駆動
し、またその他の印刷条件(リボン節約の要否など)に
応じた印刷処理を行う。もしFP=1(熱転写印刷モー
ド)でFC=0(カセット非装着状態)であれば印刷実
行を開始せず、エラーメッセージを表示する(n1
7)。ここでは、たとえば「インクリボンカセットを装
着してください。」または「感熱印刷モードにして下さ
い」などのメッセージを表示する。もし、FP=0(感
熱印刷モード)でFC=0(カセット非装着状態)のと
き、感熱紙に対する正常な感熱印刷処理を行う(n14
→n18→n19)。ここでは、感熱紙に最適な加熱量
となるようにサーマルヘッドを駆動し、またその他の印
刷条件(高速印刷モードまたはリボン非節約モードな
ど)に応じた印刷処理を行う。もし、FP=0(感熱印
刷モード)でFC=1(カセット装着状態)であれば印
刷処理を開始することなく、エラーメッセージを表示す
る(n20)。たとえば「インクリボンカセットを取り
外してください。」または「熱転写印刷モードにして下
さい」などのメッセージを表示する。
【0017】以上のように構成したことにより、インク
リボンカセットの装着有無に応じて自動的に印刷モード
が切り替わる。また自動的に印刷モードが設定されたの
ちに印刷モードを変えて、インクリボンカセットを着脱
しないまま印刷実行を指示しても、またはインクリボン
カセットを着脱して印刷モードを切り替えないまま印刷
実行を指示しても、その不適合性が知らされるため、誤
った印刷を未然に防止することができ、印字品位の低下
およびインクリボンの無駄な消費を防止することができ
る。
リボンカセットの装着有無に応じて自動的に印刷モード
が切り替わる。また自動的に印刷モードが設定されたの
ちに印刷モードを変えて、インクリボンカセットを着脱
しないまま印刷実行を指示しても、またはインクリボン
カセットを着脱して印刷モードを切り替えないまま印刷
実行を指示しても、その不適合性が知らされるため、誤
った印刷を未然に防止することができ、印字品位の低下
およびインクリボンの無駄な消費を防止することができ
る。
【0018】次に、図1に示したCPU2の印刷制御の
他の処理手順をフローチャートとして図5〜図7に示
す。
他の処理手順をフローチャートとして図5〜図7に示
す。
【0019】図5は印刷キーが操作されたときの処理手
順であり、まずインクリボンカセットセンサ6の状態を
読み取ることによってインクリボンカセットの有無を検
出する(n31)。インクリボンカセットが装着されて
いればフラグFCおよびフラグFPをセットする(n3
2→n33→n34)。装着されていなければフラグF
CおよびフラグFPをリセットする(n32→n35→
n36)。ここでFCは図2に示した例と同様インクリ
ボンカセットの検出結果を表すフラグであり、FC=1
は「インクリボンカセット有り」、FC=0は「インク
リボンカセット無し」を表す。またFPは印刷モードを
表すフラグであり、FP=1は「熱転写印刷モード」、
FP=0は「感熱印刷モード」を表す。その後、フラグ
FDをリセットする(n37)。このフラグFDはドラ
フト印刷モードを表すフラグであり、FD=1は「ドラ
フト印刷モード」、FD=0は「非ドラフト印刷モー
ド」を表す。その後、各種印刷条件の表示を行い印刷条
件設定状態とする(n38)。この印刷条件には、熱転
写印刷モードと感熱印刷モードの選択状態およびドラフ
ト印刷モードの選択/非選択状態を含み、フラグFPの
状態に応じて、FP=1のとき熱転写印刷モード、FP
=0のとき感熱印刷モードの表示を自動的に行い、FD
=1のときドラフト印刷モード、FD=0のとき非ドラ
フト印刷モードの表示を自動的に行う。したがって、そ
のまま印刷モードを変更しなければ、非ドラフト印刷モ
ードで、且つインクリボンカセットの装着有無に適合す
る印刷モードに設定される。
順であり、まずインクリボンカセットセンサ6の状態を
読み取ることによってインクリボンカセットの有無を検
出する(n31)。インクリボンカセットが装着されて
いればフラグFCおよびフラグFPをセットする(n3
2→n33→n34)。装着されていなければフラグF
CおよびフラグFPをリセットする(n32→n35→
n36)。ここでFCは図2に示した例と同様インクリ
ボンカセットの検出結果を表すフラグであり、FC=1
は「インクリボンカセット有り」、FC=0は「インク
リボンカセット無し」を表す。またFPは印刷モードを
表すフラグであり、FP=1は「熱転写印刷モード」、
FP=0は「感熱印刷モード」を表す。その後、フラグ
FDをリセットする(n37)。このフラグFDはドラ
フト印刷モードを表すフラグであり、FD=1は「ドラ
フト印刷モード」、FD=0は「非ドラフト印刷モー
ド」を表す。その後、各種印刷条件の表示を行い印刷条
件設定状態とする(n38)。この印刷条件には、熱転
写印刷モードと感熱印刷モードの選択状態およびドラフ
ト印刷モードの選択/非選択状態を含み、フラグFPの
状態に応じて、FP=1のとき熱転写印刷モード、FP
=0のとき感熱印刷モードの表示を自動的に行い、FD
=1のときドラフト印刷モード、FD=0のとき非ドラ
フト印刷モードの表示を自動的に行う。したがって、そ
のまま印刷モードを変更しなければ、非ドラフト印刷モ
ードで、且つインクリボンカセットの装着有無に適合す
る印刷モードに設定される。
【0020】図6はドラフト印刷モード切替キーが操作
されたときの処理内容である。ドラフト印刷条件の設定
状態において印刷モード切替キーが操作されたなら、フ
ラグFDの状態を反転する(n39)。したがって、ド
ラフト印刷モード切替キーが操作される毎にドラフト印
刷モードと非ドラフト印刷モードを反転させる。なお、
熱転写印刷モードと感熱印刷モードの選択は先の例で図
3に示した場合と同様に、印刷モード切替キーが操作さ
れる毎にフラグFPの状態を反転させる。
されたときの処理内容である。ドラフト印刷条件の設定
状態において印刷モード切替キーが操作されたなら、フ
ラグFDの状態を反転する(n39)。したがって、ド
ラフト印刷モード切替キーが操作される毎にドラフト印
刷モードと非ドラフト印刷モードを反転させる。なお、
熱転写印刷モードと感熱印刷モードの選択は先の例で図
3に示した場合と同様に、印刷モード切替キーが操作さ
れる毎にフラグFPの状態を反転させる。
【0021】図7は印刷条件の設定または確認の後に印
刷実行キーが操作されたときの処理手順である。まず、
インクリボンカセットセンサ6の状態を読み取ることに
よってインクリボンカセットの有無を検出する(n4
0)。インクリボンカセットが装着されていればフラグ
FCをセットし(n41→n42)、装着されていなけ
ればフラグFCをリセットする(n43)。その後、フ
ラグFPの状態を判定する(n44)。FP=1(熱転
写印刷モード)のときもしフラグFD=1(ドラフト印
刷モード)であれば、たとえば「インクリボンカセット
を用いてドラフト印刷を行うことはできません。」など
のエラーメッセージを表示する(n45→n48)。フ
ラグFD=0(非ドラフト印刷モード)で且つFC=1
(カセット装着状態)であれば正常な熱転写印刷処理を
行う(n46→n47)。ここではインクリボンを用い
て普通紙に熱転写印刷を行うのに最適な発熱量となるよ
うにサーマルヘッドを駆動し、またその他の印刷条件
(リボン節約の要否や低速/高速印刷モードなど)に応
じた印刷処理を行う。もしFP=0(感熱印刷モード)
のときFC=0(カセット非装着状態)で且つFD=1
であれば感熱紙に対して適正なドラフト印刷を行う(n
44→n50→n51→n52)。もしFP=0(感熱
印刷モード)のときFC=0(カセット非装着状態)で
且つFD=0であれば感熱紙に対して通常の感熱印刷を
行う(n50→n51→n54)。ここでは、感熱紙に
最適な加熱量となるようにサーマルヘッドを駆動し、ま
たその他の印刷条件(低速/高速印刷モードまたはリボ
ン非節約モードなど)に応じた印刷処理を行う。もしF
P=0(感熱印刷モード)のときFC=1(カセット装
着状態)で且つFD=1であればたとえば「インクリボ
ンカセットを用いてドラフト印刷を行うことはできませ
ん。」などのエラーメッセージを表示する(n50→n
53→n55)。もし、FP=0(感熱印刷モード)の
ときFC=1(カセット装着状態)であっても、FD=
0(非ドラフト印刷モード)であれば、エラーメッセー
ジを表示することなく感熱印刷処理を行う(n53→n
54)。この状態は通常状態ではないが、一応の印刷は
可能であるため、仕様上エラーとはしていない。
刷実行キーが操作されたときの処理手順である。まず、
インクリボンカセットセンサ6の状態を読み取ることに
よってインクリボンカセットの有無を検出する(n4
0)。インクリボンカセットが装着されていればフラグ
FCをセットし(n41→n42)、装着されていなけ
ればフラグFCをリセットする(n43)。その後、フ
ラグFPの状態を判定する(n44)。FP=1(熱転
写印刷モード)のときもしフラグFD=1(ドラフト印
刷モード)であれば、たとえば「インクリボンカセット
を用いてドラフト印刷を行うことはできません。」など
のエラーメッセージを表示する(n45→n48)。フ
ラグFD=0(非ドラフト印刷モード)で且つFC=1
(カセット装着状態)であれば正常な熱転写印刷処理を
行う(n46→n47)。ここではインクリボンを用い
て普通紙に熱転写印刷を行うのに最適な発熱量となるよ
うにサーマルヘッドを駆動し、またその他の印刷条件
(リボン節約の要否や低速/高速印刷モードなど)に応
じた印刷処理を行う。もしFP=0(感熱印刷モード)
のときFC=0(カセット非装着状態)で且つFD=1
であれば感熱紙に対して適正なドラフト印刷を行う(n
44→n50→n51→n52)。もしFP=0(感熱
印刷モード)のときFC=0(カセット非装着状態)で
且つFD=0であれば感熱紙に対して通常の感熱印刷を
行う(n50→n51→n54)。ここでは、感熱紙に
最適な加熱量となるようにサーマルヘッドを駆動し、ま
たその他の印刷条件(低速/高速印刷モードまたはリボ
ン非節約モードなど)に応じた印刷処理を行う。もしF
P=0(感熱印刷モード)のときFC=1(カセット装
着状態)で且つFD=1であればたとえば「インクリボ
ンカセットを用いてドラフト印刷を行うことはできませ
ん。」などのエラーメッセージを表示する(n50→n
53→n55)。もし、FP=0(感熱印刷モード)の
ときFC=1(カセット装着状態)であっても、FD=
0(非ドラフト印刷モード)であれば、エラーメッセー
ジを表示することなく感熱印刷処理を行う(n53→n
54)。この状態は通常状態ではないが、一応の印刷は
可能であるため、仕様上エラーとはしていない。
【0022】なお、図5〜図7では、この発明の請求項
1と請求項2に係る機能を併せ持つ実施例としたが、請
求項1記載の機能のみを実現する場合は、印刷条件の設
定時にドラフト印刷モードをするか否かの状態を記憶
し、印刷の実行開始時にカセットの有無を検出して、ド
ラフト印刷モードで且つカセットの無い状態であればそ
のままドラフト印刷を開始し、カセットが有る場合には
エラーメッセージを表示してドラフト印刷を禁止するよ
うすればよい。
1と請求項2に係る機能を併せ持つ実施例としたが、請
求項1記載の機能のみを実現する場合は、印刷条件の設
定時にドラフト印刷モードをするか否かの状態を記憶
し、印刷の実行開始時にカセットの有無を検出して、ド
ラフト印刷モードで且つカセットの無い状態であればそ
のままドラフト印刷を開始し、カセットが有る場合には
エラーメッセージを表示してドラフト印刷を禁止するよ
うすればよい。
【0023】以上のように構成したことにより、インク
リボンカセットを装着したままドラフト印刷を行うとい
う失敗を未然に防止することができ、印字品位の低下お
よびインクリボンの無駄な消費を防止することができ
る。
リボンカセットを装着したままドラフト印刷を行うとい
う失敗を未然に防止することができ、印字品位の低下お
よびインクリボンの無駄な消費を防止することができ
る。
【0024】
【発明の効果】請求項1に係る印刷制御装置によれば、
インクリボンカセットが装着されている状態でドラフト
印刷制御が行われず、印字品位の低下およびインクリボ
ンの無駄がなくなる。
インクリボンカセットが装着されている状態でドラフト
印刷制御が行われず、印字品位の低下およびインクリボ
ンの無駄がなくなる。
【0025】
【図1】実施例に係るパーソナルワードプロセッサのブ
ロック図である。
ロック図である。
【図2】印刷キー操作時の処理手順を示すフローチャー
トである。
トである。
【図3】印刷モード切替キー操作時の処理内容を示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図4】印刷実行キー操作時の処理手順を示すフローチ
ャートである。
ャートである。
【図5】印刷キー操作時の他の処理手順を示すフローチ
ャートである。
ャートである。
【図6】ドラフト印刷モード切替キー操作時の処理内容
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
【図7】印刷実行キー操作時の他の処理手順を示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−150761(JP,A) 特開 昭61−229575(JP,A) 特開 昭63−45075(JP,A) 特開 平2−2023(JP,A) 特開 平3−55262(JP,A) 特開 昭63−107569(JP,A) 実開 昭61−128036(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 2/32 - 2/325 B41J 29/46 B41J 35/28
Claims (1)
- 【請求項1】着脱自在の熱転写用インクリボンカセット
の装着有無を検出するインクリボンカセット検出手段
と、 間引いた印刷データによりサーマルヘッドおよび走査系
を駆動して印刷を行うドラフト印刷モードの選択/非選
択を切り替えるドラフト印刷モード切替手段と、 ドラフト印刷モードでの印刷処理開始前に、前記インク
リボンカセット検出手段がインクリボンカセットの存在
を検出したとき、印刷動作を停止するとともに異常状態
を報知するエラー処理手段とを設けたことを特徴とする
印刷制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4041280A JP2839779B2 (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | 印刷制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4041280A JP2839779B2 (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | 印刷制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05238027A JPH05238027A (ja) | 1993-09-17 |
JP2839779B2 true JP2839779B2 (ja) | 1998-12-16 |
Family
ID=12604039
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4041280A Expired - Fee Related JP2839779B2 (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | 印刷制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2839779B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3003793B2 (ja) * | 1995-03-29 | 2000-01-31 | ブラザー工業株式会社 | テープ状ラベル作成装置 |
JP3644111B2 (ja) * | 1996-01-31 | 2005-04-27 | ブラザー工業株式会社 | テープ状ラベル作成装置 |
US6132120A (en) * | 1995-03-29 | 2000-10-17 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape-shaped label printing device |
-
1992
- 1992-02-27 JP JP4041280A patent/JP2839779B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05238027A (ja) | 1993-09-17 |
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