JPH07319642A - 印刷方法及び装置及び該装置における電力供給制御方法 - Google Patents

印刷方法及び装置及び該装置における電力供給制御方法

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JPH07319642A
JPH07319642A JP6112598A JP11259894A JPH07319642A JP H07319642 A JPH07319642 A JP H07319642A JP 6112598 A JP6112598 A JP 6112598A JP 11259894 A JP11259894 A JP 11259894A JP H07319642 A JPH07319642 A JP H07319642A
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JP6112598A
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English (en)
Inventor
Toshihiko Ikeno
俊彦 池野
Shigeki Hirooka
茂樹 弘岡
Yoshiha Hiraike
孔羽 平池
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D10/00Energy efficient computing, e.g. low power processors, power management or thermal management

Abstract

(57)【要約】 【目的】 印刷装置における節電機能の開始及び終了を
時刻によって設定できる印刷装置及び該装置における電
力供給制御方法を提供することにある。 【構成】 節電機能を備えた印刷装置であって、操作パ
ネル112より、節電機能の動作開始時刻及び動作終了
時刻を指示すると、その指示された時刻情報を、その節
電機能の動作内容と共に切替時刻記憶部210に記憶す
る。タイマ208は現在時間を計時しており、この計時
した時刻と、記憶部210に記憶されている時刻とを参
照して、時刻が一致すると切替指示部211より節電制
御部207に節電機能の動作開始或は終了を指示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホストコンピュータ等
の外部機器から送られてくる印刷データを解析して印刷
する印刷方法及び装置及び該装置における電力供給制御
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の印刷装置では、例えばホストコン
ピュータ等の外部機器より送られてきたデータに従って
印刷を行っており、通常はホストより受信したデータ順
に印刷を行っている。またこのような印刷を行う際、そ
の印刷用紙にプリント開始時刻等を印刷するものがある
が、このような時刻データはホストよりの印刷データに
含まれていないと印刷することができない。
【0003】また、電源供給をノーマルモードと、節電
するためのスリープモードとに設定できる節電機能を備
えた印刷装置があり、節電モードは、例えば印刷装置が
長時間使用されない場合等に、その印刷装置がスリープ
モードに設定されて、印刷装置における消費電力を抑え
るようしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例では、出力する印刷用紙に印刷時間を印刷するために
は、ホストコンピュータから送られてくるプリントジョ
ブに印刷開始時間を印刷するための時刻データがセット
されていることが必須の条件となっており、ホストより
の時刻情報がなければ、印刷装置側で時刻情報を印刷し
ようとしても不可能であった。
【0005】また上記従来例では、節電機能のオン/オ
フ設定は、単に装置の使用される時間間隔が長くなるか
どうかだけで設定しているため、その規定された時間の
間、その装置が使用されないと、すぐにスリープモード
に入ってしまう。このため、次に印刷を行おうとする
と、一旦ノーマルモードに戻した後、エンジン部等が印
刷可能な状態(スタンバイ状態)になるまで待機しなけ
ればならず、その結果、次の印刷を開始するまでに時間
がかかってしまうことがある。
【0006】また上記従来例では、印刷装置はホストか
ら送られてきた順にプリントジョブを解析処理して、印
刷処理を行うため、例え優先順位の高いプリントジョブ
であっても、それ以前に送ったプリントジョブの印刷処
理が終了するまで、そのプリントジョブの印刷処理が待
たされてしまい、優先的に印刷を行うことができなかっ
た。
【0007】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、外部機器に時刻情報を要求し、その要求に対する応
答を得て時刻を印刷することにより、印刷装置側の主導
で印刷用紙に印刷開始時刻を印刷できる印刷方法及び装
置を提供することを目的とする。
【0008】また本発明の他の目的は、印刷装置におけ
る節電機能の開始及び終了を時刻によって設定できる印
刷装置及び該装置における電力供給制御方法を提供する
ことにある。
【0009】また本発明の他の目的は、外部機器より受
信した印刷データの順番によらず、優先順位の高い印刷
データから優先的に印刷する印刷方法及び装置を提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の印刷装置は以下のような構成を備える。即
ち、外部機器との双方向通信が可能なインターフェース
を有する印刷装置において、前記外部機器に時刻情報を
要求する要求手段と、前記要求手段よりの要求に応じて
前記外部機器より送られる時刻情報を受信する受信手段
と、前記受信手段により受信された時刻情報に基づく時
刻データを印刷情報と共に印刷する印刷手段とを有す
る。
【0011】上記目的を達成するために本発明の印刷方
法は以下のような工程を備える。即ち、外部機器よりの
印刷データを受信して印刷する印刷方法であって、前記
印刷データと共に、当該印刷データの優先順位を受信し
て記憶する工程と、記憶されている印刷データを前記優
先順位の順に印刷する工程とを有する。
【0012】上記目的を達成するために本発明の電力供
給制御方法は以下のような工程を備える。即ち、節電機
能を備えた印刷装置における電力供給制御方法であっ
て、節電機能の動作開始時刻及び動作終了時刻を指示す
る工程と、その指示された時刻情報を前記節電機能の動
作内容と共に記憶する工程と、時間を計時し、計時した
時刻と、記憶されている時刻とを参照して前記節電機能
の動作開始或は終了を制御する工程とを有する。
【0013】
【作用】以上の構成において、本発明の印刷装置は、外
部機器に時刻情報を要求する要求手段よりの要求に応じ
て、外部機器より送られる時刻情報を受信する。この受
信された時刻情報に基づく時刻データを印刷情報と共に
印刷するように動作する。
【0014】また、本発明の印刷方法によれば、印刷デ
ータと共に、当該印刷データの優先順位を受信して記憶
し、記憶されている印刷データをその優先順位の順に印
刷するように動作する。
【0015】更に本発明の電力制御方法によれば、節電
機能の動作開始時刻及び動作終了時刻を指示すると、そ
の指示された時刻情報を前記節電機能の動作内容と共に
記憶し、時間を計時し、計時した時刻と、記憶されてい
る時刻とを参照して節電機能の動作開始或は終了を制御
するように動作する。
【0016】
【実施例】
[第1実施例]本発明の第1実施例を図1〜図5を参照
して説明する。
【0017】図1は第1実施例の印刷装置の構成を示す
ブロック図、図2は第1実施例における印刷装置よりホ
ストへの時刻情報を示す要求データを説明する図、図3
は第1実施例におけるホストより印刷装置への時刻情報
に対する応答データを説明する図、図4は第1実施例の
印刷装置により描画出力された印刷用紙の一例を示す
図、図5は第1実施例の印刷動作の制御処理を示すフロ
ーチャートである。
【0018】図1において、101は本実施例の印刷装
置を示し、102は本実施例の印刷装置101にプリン
トジョブを送信するホストコンピュータ(ホスト)であ
る。103は印刷装置101が描画出力した印刷用紙を
示している。104はホスト102とのインターフェー
スを制御するインターフェース部(IF部)、105は
ホスト102から送られてきたプリントジョブのデータ
を蓄積する受信バッファである。106は制御部で、受
信バッファ105に蓄積されているプリントジョブのデ
ータを解析すると共に、装置全体の制御を行っている。
この制御部106は、例えばマイクロプロセッサ等のC
PU120、CPU120の制御プログラムや文字パタ
ーン(フォント)などの各種データを記憶するROM1
21、CPU120のワークエリアとして使用され各種
データを一時的に保存するRAM122などを備えてい
る。107はフレームバッファで、印刷用紙に描画出力
する、例えば1ページ分のイメージデータを蓄積する。
108は複数枚の印刷用紙を収容している用紙カセッ
ト、109は制御部106からの指示によりフレームバ
ッファ107に蓄積されたフレームデータを印刷用紙に
描画出力するエンジン部である。
【0019】110は要求バッファで、印刷装置101
よりホスト102に時刻情報を要求する要求データを蓄
積する。111は応答バッファで、印刷装置101より
ホスト102への時刻情報の要求に対するホスト102
からの応答データを蓄積する。112は操作パネルで、
オペレータにより操作されて、各種データの設定及び印
刷条件の設定等を行うことができる。また、印刷用紙に
印刷開始時刻の印刷を行なうかどうかの設定するキー或
はスイッチ等をも備えている。113は印刷用紙に印刷
する時刻情報を記憶するメモリである。130は装置全
体に電力を供給する電源部である。
【0020】いま操作パネル112により、印刷装置1
01が描画出力する印刷用紙103に印刷開始時刻を印
刷するようにモードが設定されているものとして、以下
に図5のフローチャートを参照して本実施例の印刷装置
101の動作を説明する。尚、このフローチャートを実
行する制御プログラムはROM121に記憶されてお
り、CPU120の制御の下に実行される。
【0021】ホスト102から印刷装置101に対し
て、印刷開始から印刷終了までの一連の制御コマンド群
(以後、プリントジョブと呼ぶ)が送られてくると、I
F部104でそのプリントジョブを受信する。IF部1
04は、そのプリントジョブを受信すると、制御部10
6に対して受信があったことを通知し、プリントジョブ
を受信したデータ順に受信バッファ105に蓄積してい
く(ステップS1)。次にステップS2に進み、制御部
106はIF部104から受信通知を受けると、ホスト
102からプリントジョブを受信したことを知り、受信
バッファ105に蓄積されているプリントジョブを、受
信したデータ順に解析していく。制御部106はプリン
トジョブを解析し、実際に印刷用紙に描画出力するため
の印刷イメージデータを作成し、そのイメージデータを
フレームバッファ107に蓄積する。
【0022】ステップS4において、制御部106はプ
リントジョブの解析中に<FF>(0DH:Hは16進
数を表す)等の排紙命令を検出するとステップS5に進
み、操作パネル112により「印刷開始時刻の印刷」が
設定されているかを判断し、設定されていない時はステ
ップS12に進んで、エンジン部109にフレームバッ
ファ107のデータを出力して印刷を行う。尚、この
「印刷開始時刻の印刷」が設定されているか否かの判定
は、操作パネル112のスイッチの状態を直接検出して
行っても良く、或はその設定を指示するキー入力があっ
た時に、その状態をRAM122にフラグとして設定し
ておき、そのフラグを参照して判定しても良い。
【0023】ステップS5において、操作パネル112
より「印刷開始時刻の印刷」が設定されていればステッ
プS6に進み、1ページ目である時はステップS7に進
み、現在の時刻を知るために、ホスト102に現在の時
刻情報を要求する。このとき制御部106は、ホスト1
02に現在の時刻情報を要求するための要求データを編
集し、その要求データを要求バッファ110に蓄積す
る。そして、この要求データの編集が終わるとIF部1
04に対して、その要求データをホスト102に送信す
るように指示する。IF部104は、制御部106から
この送信指示を受けると要求バッファ110から要求デ
ータを読み込み、その要求データをホスト102に送信
するようにして行われる。
【0024】図2は、本実施例の印刷装置101(制御
部106)よりホスト102に出力される要求データの
一例を示す図である。
【0025】この要求データは、“@”で始まり、時間
データの要求を示すコマンド“REQUEST CURRENT TIME”
で構成されている。
【0026】次にステップS8に進み、ホスト102よ
りの応答データの受信待ちに進む。この間、ホスト10
2は、その要求データを印刷装置101から受信する
と、そのデータの内容を解析し、そのデータが現在の時
刻情報を要求するデータであることを知ると、例えばホ
スト102に内蔵されているタイマ等により計時されて
いる現在の時刻を読み取り、その現在の時刻を印刷装置
101が解析できるデータ形式に編集し、そのデータを
応答データとして印刷装置101に送信する。
【0027】ステップS8で、ホスト102よりの応答
データをIF部104で受信するとIF部104より制
御部106に受信があった旨が通知されるとともに、I
F部104は、受信した応答データを応答バッファ11
1に蓄積する。これによりステップS8からステップS
9に進み、応答バッファ111の内容を解析して、ホス
ト102より通知された現在の時刻を知り、その時刻を
印刷が開始された開始時刻とする。
【0028】図3はホスト102より印刷装置101に
送られてくる応答データの構成を示す図である。
【0029】この応答データは、“@”で始まり、時間
データの応答であることを示すコマンド“RESPONSE CUR
RENT TIME”に続いて、時間情報“1993.12.21-15:23:4
1.2”とで構成されている。
【0030】次にステップS10に進み、印刷用紙に描
画出力する印刷開始時刻のフレームデータを作成し、そ
の時間データをメモリ113に記憶すると共に、そのフ
レームデータ(時間描画データ)をフレームバッファ1
07に書き込む(ステップS11)。次にステップS1
2に進み、エンジン部109に対して排紙指示を行な
う。これによりエンジン部109は、フレームバッファ
107からフレームデータを読み込み、用紙カセット1
08から印刷用紙を取り込み、その印刷用紙にイメージ
データを描画出力して印刷を行う印刷処理を開始し、そ
の印刷された結果である印刷用紙103を出力する。
【0031】図4は、こうして印刷された印刷済み用紙
の具体例を示す図である。この図4によれば、印刷され
た用紙の左上部に時間情報が印刷されている。
【0032】こうして1ページ目を印刷して排紙すると
ステップS2に戻り、次のページの印刷処理を行なう。
この場合はステップS6からステップS13に進み、制
御部106は、2ページ目以降のプリントジョブを解析
し、印刷用紙に描画出力するための印刷データを作成し
てフレームバッファ107に蓄積する。そして、このプ
リントジョブの解析中に<FF>(0DH)等の排紙命
令を検出すると、前回ステップS10でメモリ113に
記憶した時刻情報の時間データをメモリ113から読取
る。そしてステップS11に進み、その時間データをイ
メージに展開してフレームバッファ107に書き込む。
次にステップS12に進み、エンジン部109に対して
排紙指示を行なう。エンジン部109は制御部106か
ら排紙指示を受けると、フレームバッファ107から印
刷データを読み込むとともに、用紙カセット108から
印刷用紙を取り込み、その印刷用紙に印刷イメージデー
タを描画出力して印刷用紙103を出力する。以上の動
作をプリントジョブが終了するまで繰り返す。
【0033】以上説明したように第1実施例によれば、
ホスト102に対して時刻情報を要求し、その応答であ
る応答データに基づいて、ホスト102より送られてく
る時間情報を印刷用紙に印刷して、印刷処理が実際に開
始された時間を明示することができる。
【0034】[第2実施例]本発明の第2実施例を図6
〜図9を参照して説明する。この第2実施例の印刷装置
201では、印刷装置201をノーマルモードにする時
刻、及びスリープモードにする時刻を設定することがで
きる。
【0035】図6は本発明の第2実施例の印刷装置20
1の構成を示すブロック図で、前述の第1実施例と共通
する部分は同じ番号で示し、それらの説明を省略する。
【0036】図6において、201は第2実施例の印刷
装置を示し、この印刷装置201は通常に電力が供給さ
れるノーマルモードと、エンジン部109等への電力供
給を通常よりも低下させるスリープモードの2つの電力
供給モードを有している。これにより、ノーマルモード
の時は、電源部130よりエンジン部109に電力を通
常通り供給しているが、スリープモードの時はエンジン
部109で消費する電力を必要最小限に抑えている。そ
のため、ノーマルモードの時はいつホスト102からプ
リントジョブが送られてきても直ちにエンジン部109
が動作可能であるが、スリープモードの時は、ホスト1
02からプリントジョブが送られてきてエンジン部10
9が動作可能となるまでに、多少時間(約10秒)がか
かることになる。
【0037】この第2実施例の印刷装置201は、上述
した節電機能を有しており、この印刷装置201の節電
機能とは、電源モードがノーマルモードの状態で、エン
ジン部109が動作していない状態が約2分間続くと、
その電源モードをスリープモードに切り替え、電源モー
ドがスリープモードの時にホスト102からプリントジ
ョブが送られてきてエンジン部109が動作しなければ
いけない状況になると、電源モードをノーマルモードに
切り替える機能である。203は印刷装置201により
印刷された印刷物(出力用紙)である。204は解析部
で、ホスト102より送られてきたプリントジョブを解
析し、各ページのプリントイメージを作成している。
尚、本実施例のエンジン部109は、以下に示す3つの
状態を取り得る(図7参照)。
【0038】(1)電源モードがスリープモードの時は
スリープ状態である。
【0039】(2)スリープ状態の時に電源モードがノ
ーマルモードに切り替わるとウオームアップ状態にな
る。
【0040】(3)ウオームアップ状態から約10秒間
経過するとスタンバイ状態(印刷可能な状態)になる。
【0041】以上の3つの状態のうち印刷用紙に描画出
力が可能なのはスタンバイ状態だけである。207は節
電制御部で、印刷装置201の節電機能をオン(ON)
/オフ(OFF)するように制御している。そして、節
電機能がオンの時は節電機能を有効にして電源モードの
切り替えを行なうが、節電機能がオフの時は、節電機能
を無効にしてノーマルモードのまま電源モードの切り替
えを行なわない。208は現在の時刻を計時しているタ
イマである。210は切替時刻記憶部で、例えば図8に
示すように、操作パネル112から設定された節電機能
を切り替える切替時刻と、その時刻に節電機能をいずれ
に切り替えるか(オンにするか、オフにするか)を記憶
している。211は切替指示部で、タイマ208により
計時された時刻と、切替時刻記憶部210に記憶されて
いる時刻をもとに、節電制御部207に対し節電機能を
オン或はオフするように指示している。節電制御部20
7は、例えばマイクロプロセッサ等を備え、切替指示部
210よりの指示に従ってエンジン部109などへの電
力供給を制御している。なお、操作パネル112は、節
電機能を停止或は起動する時刻を設定するためのキー等
を備えている。
【0042】次に図9のフローチャートを参照して、本
発明の第2実施例の印刷装置201の解析部204によ
る印刷処理について説明する。尚、図9のフローチャー
トで示された処理を実行する制御プログラムはROM2
21に記憶されており、CPU220の制御の下に実行
される。
【0043】ホスト102から印刷装置201に、印刷
開始から印刷終了までの一連の制御コマンド群(プリン
トジョブ)が送られてくると(ステップS21)、解析
部204で、そのプリントジョブを解析して1ページ目
のイメージデータを作成する。即ち、解析部204はプ
リントジョブを解析し、ページ単位のフレーム(イメー
ジ)データを作成する(ステップS22)。そしてステ
ップS24において、プリントジョブの中に<FF>
(0DH)等の排紙命令を見付けると、1頁目の印刷で
あればステップS26に進み、節電制御部207から現
在の電源モードを読み取る。その時に節電制御部207
で設定されている電源モードがノーマルモードであれば
ステップS29に進み、エンジン部109がスタンバイ
状態であるため、1ページ分のイメージデータをエンジ
ン部109に出力して印刷する。
【0044】一方、その時の電源モードがノーマルモー
ドでない時(スリープモードの時)はエンジン部109
がスリープ状態と判定してステップS27に進み、節電
制御部207に対してノーマルモードに切替えるように
指示を出し、ステップS28でエンジン部109がスタ
ンバイ状態になるのを待ち、プリントジョブの解析を停
止する。このスタンバイモード状態になったかどうかの
判定は、例えばタイマ208により、ウオームアップが
開始されてから約10秒が計時されることにより判別で
きる。解析部204よりのノーマルモードに切替える指
示により、節電制御部207は電源モードをノーマルモ
ードに切り替え、電源モードがスリープモードからノー
マルモードに切り替わると、エンジン部109はスリー
プ状態からウオームアップ状態に切り替えられ、ウオー
ムアップ状態に移行する。そして約10秒後、ウオーム
アップが終了するとエンジン部109はウオームアップ
状態からスタンバイ状態に切り替わる。
【0045】こうしてエンジン部109の状態がスタン
バイ状態に切り替わると、解析部204は、作成したフ
レームデータをエンジン部109に出力して印刷を行
い、次のページのプリントジョブの解析に進む。この
際、エンジン部109は解析部204からフレームデー
タを受けると用紙カセット605から印刷用紙を取り込
み、その印刷用紙にフレームデータを描画出力し、その
頁の印刷が終了すると排紙を行う(ステップS30)。
プリントジョブの2ページ目以降の印刷処理では、エン
ジン部109が既にスタンバイ状態になっているため無
条件にステップS25からステップS29に進み、解析
部204は電源モードを切り替えることなくフレームデ
ータをエンジン部109に送って印刷を行う。
【0046】このようにしてエンジン部109が最終ペ
ージまで排紙して、そのプリントジョブが終了するとス
テップS23からステップS31に進み、ホスト102
から次のプリントジョブが、約2分間送られてこないか
どうかを判定し、送られてこない時はステップS32か
らステップS33に進み、節電制御部207に対して、
電源モードをノーマルモードからスリープモードに切り
替える指示を出す。これにより節電制御部207は、電
源モードをノーマルモードからスリープモードに切り替
える。こうしてエンジン部109はスタンバイ状態から
スリープ状態に切り替えられる。
【0047】次に図10のフローチャートを参照して、
印刷装置201の操作者が操作パネル112を使用して
節電機能ON/OFFの設定を行なっている時の節電制
御部207による動作について説明する。
【0048】この印刷装置201は節電機能を有し、節
電機能のON/OFFの設定は1週間のサイクルで行な
うことができ、操作者が操作パネル112を使用して、
その設定を変更するまで、そのサイクルで稼働し続け
る。この節電機能ON/OFFの切り替え時刻の設定は
操作パネル112から行なうことができ、この切り替え
時刻は、曜日、時、分で設定することができる。
【0049】例えば図8の例では、印刷装置201を頻
繁に使用する月曜日〜金曜日の9:00から18:00
までは通常に電力を供給するノーマルモードに設定して
おき、ホスト102よりプリントジョブを受信すると、
直ちに印刷動作を開始できるように節電機能をOFFに
している。また、印刷装置201の使用頻度の低い、月
曜日〜金曜日の18:00から翌日の9:00までと、
通常は休日である土、日曜日の終日は、ホスト102よ
りプリントジョブを受信してから印刷動作を開始するま
でに時間がかかる可能性はあるが、印刷装置201の消
費電力を抑える節電機能がON状態に設定されているも
のとする。
【0050】このように操作者が操作パネル112から
節電機能ON/OFFの切り替え時刻の設定を行なう
と、この設定された値は切り替え時刻記憶部210内の
節電機能管理テーブルに記憶される。
【0051】次に、この第2実施例の印刷装置における
節電機能のON/OFF切り替え動作を、図10のフロ
ーチャートを参照して説明する。
【0052】印刷装置201はタイマ208を有する。
このタイマ208は秒単位で計時を行っており、現在の
時刻を曜日、時、分、秒で計時・記憶している。切替指
示部211は、タイマ208の時刻を監視し、そのタイ
マ208の時刻が切替時刻記憶部210に記憶されてい
るいずれかの時刻になると、切替時刻記憶部210に記
憶されている内容に基づいて節電制御部207に対し節
電機能のON/OFFを切り替える指示を出す。
【0053】節電制御部207は、切替指示部211か
ら節電機能のON/OFFの切り替え指示を受けると、
それに応じて節電機能をONまたはOFFに変更する。
例として、月曜日の9:00に節電機能がONからOF
Fに切り替わる場合を説明する。切替時刻記憶部210
内の節電機能管理テーブルには、月曜日の9:00にな
ると節電機能をオフにするように設定されているので、
タイマ208による計時時刻が月曜日の9:00になる
と、切替指示部211は、節電制御部207に対して節
電機能をOFFにする様に指示を出力する。節電制御部
207は、この指示を受けると節電機能をOFFにす
る。節電機能がOFFに指定されている間は、長時間に
亙ってホスト102からプリントジョブが送られてこな
くても、電源モードはノーマルモードのままに保持さ
れ、スリープモードに切り替わることはない。
【0054】次に、例えば月曜日の18:00に節電機
能がOFFからONに切り替わる場合で説明する。
【0055】切替時刻記憶部210内の節電機能管理テ
ーブルには、月曜日の18:00になると節電機能をオ
ンにするように設定されているので、タイマ208によ
る計時時刻が月曜日の18:00になると、切替指示部
211は節電制御部207に対して節電機能をONにす
る様に指示を出す。節電制御部207は、この指示を受
けると節電機能をONにする。この節電機能がONに設
定されている間は、電源モードのノーマルモードの時に
ホスト102からプリントジョブが送られて来ず、エン
ジン部109が前のページを描画出力した後、例えば2
分間描画出力しなければスリープモードに切り替えて印
刷装置201における消費電力を抑えるようにしてい
る。また、電源モードがスリープモードの時に、ホスト
102からプリントジョブが送られてくるとノーマルモ
ードに切り替えられて印刷が実施されることは前述した
通りである。但し、スリープモードの時にホスト102
よりプリントジョブを受信すると、電源モードがスリー
プモードからノーマルモードに切り替わり、エンジン部
109がスリープ状態からウオームアップ状態を経由し
てスタンバイ状態になるために約10秒間要する。
【0056】以上説明したように第2実施例によれば、
切替時刻記憶部210の節電機能管理テーブルに記憶さ
れた全ての時刻とその設定情報に応じて節電機能のON
/OFFが切り替えられ、その切り替えを1週間のサイ
クルで設定することができる。尚、この切り替えは、例
えば1年間のサイクルであっても良い。
【0057】[第3実施例]次に本発明の第3実施例を
図11〜図13を参照して説明する。
【0058】図11は本発明の第3実施例の印刷装置3
01の構成を示すブロック図で、前述の実施例と共通す
る部分は同じ番号で示している。
【0059】図11において、301は第3実施例の印
刷装置、303は印刷装置301が描画出力した印刷用
紙を示している。104はホスト102とのインターフ
ェースを制御するインターフェース部(IF部)、10
5はホスト102から送られてきたプリントジョブのデ
ータを蓄積する受信バッファである。306は受信バッ
ファ105に蓄積されているプリントジョブを解析して
印刷用紙に描画出力する印刷処理部であり、印刷処理部
306は、受信バッファ105に蓄積されているプリン
トジョブのデータを解析する解析部307、印刷用紙に
描画出力するフレームデータを蓄積するフレームバッフ
ァ107、フレームバッファ107に蓄積されたフレー
ムデータを印刷用紙に描画出力するエンジン部109等
を備えている。108は複数枚の印刷用紙を収容する用
紙カセットである。309は低優先順位のプリントジョ
ブを保存しておく記憶部であるハードディスク、310
は受信バッファ105に蓄積されている全てのプリント
ジョブを処理した後、次のプリントジョブを受信するま
での時間を計測するタイマ、112はタイマ310のタ
イムアップ時間の設定が可能な操作パネル、308は印
刷装置301全体の制御を行なう制御部である。
【0060】ホスト102から印刷装置301に送られ
てくる印刷開始から印刷終了までの一連の制御コマンド
群をプリントジョブと呼ぶ。ホスト102から印刷装置
301に送られてくるプリントジョブの最初の数バイト
以内には、優先順位を表すデータが含まれていることが
ある。この優先順位には、例えば「Aランク」、「Bラ
ンク」の2つのランクがあり、「Aランク」のプリント
ジョブは「Bランク」のプリントジョブよりも優先的に
処理される。また、プリントジョブの最初の数バイトに
優先順位を表すデータが含まれていない時は、そのプリ
ントジョブのランクは自動的に「Bランク」(低優先順
位)に設定される。
【0061】この第3実施例では、ホスト102から印
刷装置301に対して、例えば図12の1200で示す
様な順番でプリントジョブが送られてくるものとする。
【0062】この時の印刷装置301における処理を図
13のフローチャートを参照して説明する。この図13
のフローチャートで示された処理を実行する制御プログ
ラムはROM321に記憶され、CPU320の制御の
下に実行される。
【0063】ホスト102から印刷装置301にプリン
トジョブが送られてくるとステップS21に進み、IF
部104で、そのプリントジョブを受信し、その受信し
たデータ順に受信バッファ105に蓄積していく。図1
2の例では、プリントジョブは、プリントジョブ1(A
ランク)、プリントジョブ2(Bランク)、プリントジ
ョブ3(Bランク)、プリントジョブ4(Aランク)が
連続して送られてくるものとする。
【0064】IF部104は、このようなプリントジョ
ブ1を受信すると制御部308に対して受信通知を行な
う。これにより制御部308は、IF部104から受信
通知を受け、解析部307に対してプリントジョブ1の
優先順位の判定要求を出力する(ステップS52)。解
析部307は、制御部308から判定要求を受けると、
受信バッファ105に蓄積されているプリントジョブ1
の最初の数バイトを解析する。この場合には、プリント
ジョブ1の優先順位が「Aランク」であると判定され
る。そして解析部307は、制御部308に対して「A
ランク」を示す判定応答を送る。
【0065】制御部308は解析部307から判定応答
を受け、プリントジョブ1の優先順位が「Aランク」で
あることを知るとステップS54に進み、そのプリント
ジョブ1の印刷処理を行う。一方、「Aランク」でない
ときはステップS55に進み、そのプリントジョブをハ
ードディスク309に保存する。
【0066】以下に、本実施例の印刷装置301におけ
る印刷処理について説明する。
【0067】制御部308は、解析部307に対してプ
リントジョブの解析指示を出す。解析部307は制御部
308から解析指示を受けると、受信バッファ105に
蓄積されているプリントジョブを受信したデータ順に解
析していく。解析部307はプリントジョブを解析する
ととともに、実際に印刷用紙に描画出力するための印刷
イメージ(フレーム)データを作成し、そのイメージデ
ータをフレームバッファ107に蓄積していく。解析部
307は、プリントジョブ解析中に<FF>(0DH)
等の排紙命令を見付けると、制御部308に排紙要求を
送る。制御部308は解析部307から排紙要求を受け
ると、フレームバッファ108に対し今までに蓄積され
たフレームデータをエンジン部109に出力するように
送信指示を出力すると共に、エンジン部109に対しフ
レームデータを印刷用紙に描画出力する様に描画指示す
る。
【0068】フレームバッファ107は制御部308か
ら送信指示を受けると今までにフレームデータをエンジ
ン部109に出力する。また、エンジン部109は、制
御部308から描画指示を受けると、用紙カセット10
8から印刷用紙を取り込み、フレームバッファ107か
ら送られてきたフレームデータを、その印刷用紙に描画
出力して印刷済みの印刷用紙303を出力する。この動
作を繰り返しプリントジョブの全ページを出力してプリ
ントジョブを終了する。
【0069】解析部307はプリントジョブが終了する
と制御部308に対して終了通知を行なう。制御部30
8は解析部307から終了通知を受けるとプリントジョ
ブを終了したことを知る。以上が印刷装置301におけ
る印刷処理である。
【0070】プリントジョブ1の印刷処理が終了すると
ステップS56に進み、受信バッファ105を参照し
て、次のプリントジョブを受信しているかどうか確認す
る。図12の場合には、次のプリントジョブ2を受信し
ているのでステップS52に進み、前述と同様に、解析
部307に対してプリントジョブ2の優先順位の判定要
求を出力する。解析部307はこの判定要求を受ける
と、受信バッファ105に蓄積されているプリントジョ
ブ2の最初の数バイトを解析して、プリントジョブ2の
優先順位が「Bランク」であることを判定し、その判定
応答を制御部308に出力する。制御部308は解析部
307から判定応答を受けて、プリントジョブ2の優先
順位が「Bランク」であることを知るとステップS53
からステップS55に進み、そのプリントジョブ2の印
刷処理は行なわずに、そのプリントジョブ2を受信バッ
ファ105からハードディスク310に転送して記憶す
る。
【0071】このプリントジョブ2のハードディスク3
09への転送が終了すると、再びステップS56で受信
バッファ105の内容を参照し、次のプリントジョブを
受信しているかどうか確認する。図12の例では、次の
プリントジョブ3を受信しているのでステップS52に
進み、解析部307に対してプリントジョブ3の優先順
位の判定要求をだす。これにより解析部107は、受信
バッファ105に蓄積されているプリントジョブ3の最
初の数バイトを解析して、プリントジョブ3の優先順位
が「Bランク」であることを判定し、制御部308にそ
の判定応答を送る。これにより、プリントジョブ3の優
先順位が「Bランク」であることを知るとステップS5
5に進み、そのプリントジョブ3の印刷処理は行なわ
ず、そのプリントジョブ3を受信バッファ105からハ
ードディスク310に転送してハードディスク309に
蓄積する。尚、このプリントジョブ3は、プリントジョ
ブ2の後にくるように保存される。
【0072】さらに、制御部308はプリントジョブ3
の転送が終了すると前述と同様にして、受信バッファ1
05を参照し、次のプリントジョブを受信しているかど
うか確認する。この場合には、プリントジョブ4を受信
しているので、そのプリントジョブ4の優先順位を判定
する。このプリントジョブ4の優先順位が「Aランク」
であることを判定されると、ステップS54で、そのプ
リントジョブ4の印刷処理を行なう。そして、制御部3
08はプリントジョブ4の印刷処理が終了すると受信バ
ッファ105を参照し、次のプリントジョブ4を受信し
ているかどうか確認する。
【0073】図12の例では、プリントジョブ4を受信
した後、約1分間ホスト102よりプリントジョブを受
信しないのでステップS56からステップS57に進
む。ステップS57ではハードディスク309に記憶さ
れているプリントジョブがあるかどうかを判断し、ある
時はステップS58に進み、タイマ310を起動する。
タイマ310によるタイムアップ時間は、印刷装置30
1の操作者が操作パネル112から任意に設定すること
ができる。
【0074】本実施例では、操作者がホスト102から
プリントジョブ1を送る前に予めタイマ310のタイム
アップ時間を2分間に設定しているものとする。また、
図12に示すように、タイマ310が1分を計測した時
(1分後)に、ホスト102から「Aランク」のプリン
トジョブ5を受信するものとする。
【0075】IF部104はプリントジョブ5を受信す
ると、制御部308に対して受信通知を行なう。これに
よりステップS59からステップS60に進み、起動中
のタイマ310の計時動作を停止し、再びステップS5
2に戻って、解析部307に対してプリントジョブ5の
優先順位の判定要求をだす。
【0076】解析部307は制御部308から判定要求
を受けると、受信バッファ105に記憶されているプリ
ントジョブ5の最初の数バイトを解析して、プリントジ
ョブ5の優先順位が「Aランク」であることを判定す
る。そして制御部308に判定応答を送る。これにより
ステップS53よりステップS54に進み、そのプリン
トジョブ5の印刷処理を行なう。
【0077】このプリントジョブ5の印刷処理が終了す
るとステップS56に進み、受信バッファ105の内容
を参照し、次のプリントジョブ4を受信しているかどう
か確認する。図12の例では、このプリントジョブ5で
受信が終了しているためステップS57に進み、ハード
ディスク309にプリントジョブが記憶されているかを
判断する。この場合はプリントジョブが記憶されている
のでステップS58に進み、タイマ310を起動する。
その後、しばらくホスト102からプリントジョブが送
られてこず、タイマ310が起動されてから約2分後に
タイマ310がタイムアップする。これによりステップ
S61からステップS62に進み、ハードディスク31
0に蓄積されているプリントジョブ2を読み出し、その
ジョブの印刷処理を行なう。そして、このプリントジョ
ブ2の印刷処理が終了すると、次にプリントジョブ3を
ハードディスク309から読み込み印刷処理を行なう。
【0078】このようにして印刷されるプリントジョブ
の順序が、図12の1201で示されている。
【0079】以上説明したように第3実施例によれば、
プリントジョブの送信順序に関係無く、優先順位の高い
プリントジョブより印刷することができる。
【0080】またこの実施例によれば、早く印刷させた
いプリントジョブの優先度を高く設定することにより、
そのプリント処理に要する時間を短縮できる効果があ
る。
【0081】[他の実施例]上記第2実施例では、エン
ジン部が109ページを描画出力した後、2分間の間に
次のページのプリントジョブを受信しなければ、電源モ
ードをノーマルモードからスリープモードに切り替える
場合の例を示したが、その時間は操作パネル112から
任意の時間値に設定できるようにしてもよい。
【0082】また 前述の第3実施例では、記憶部がハ
ードディスク309である場合の例を示したが、その内
容を保持できるものであれば何でもよく、例えば、RA
M等であってもよい。
【0083】また上記第3実施例では、優先順位を表す
データがプリントジョブの中に含まれている場合の例を
示していたが、このようなプリントジョブの優先順位
は、ホスト102と印刷装置との間のインターフェース
信号線で指示されても良い。
【0084】また前記第3実施例では、優先順位が「A
ランク」「Bランク」の2つのランクである場合の例を
示したが、優先順位が3つ以上のランクであってもよ
い。
【0085】また前述の説明では、各実施例をそれぞれ
単独に説明したが、本実施例の印刷装置は、これら実施
例同士が適宜組み合わされたものであっても良い。
【0086】更に例えば、第1実施例において、ホスト
102より印刷装置に送られる時刻情報を用いて、第2
実施例における節電機能をオン・オフするための情報と
してもよく、プリントジョブの優先順位にしたがって印
刷すると共に、そのプリントジョブ毎に、印刷開始時刻
を印刷するようにもできる。
【0087】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても1つの機器から成る装置に適用し
ても良い。また、本発明は、システム或は装置に本発明
を実施するプログラムを供給することによって達成され
る場合にも適用できる。
【0088】また本実施例の印刷装置のエンジン部とし
ては、例えば電子写真式、サーマルプリンタ、インクジ
ェットプリンタ等いずれにも適用できる。
【0089】以上説明した様に、本実施例によれば、 (1)出力する印刷用紙に印刷開始時刻を印刷する時
に、ホストからプリントジョブに印刷開始時刻を印刷す
るデータを入力しなくとも、印刷装置がホストからプリ
ントジョブを受信した時にホストに現在の時刻を要求
し、ホストから応答を得て、その時刻を印刷用紙に印刷
用紙に印刷することにより、印刷用紙に印刷開始時刻を
印刷することができる。
【0090】(2)印刷装置の節電機能のON/OFF
を切り替える時刻を予め設定しておくことにより、その
時刻になると自動的に節電機能をON/OFFできる。
【0091】(3)高優先順位のプリントジョブを優先
的に印刷処理し、低優先順位のプリントジョブは一旦保
存部に保存し、高優先順位のプリントジョブの印刷処理
がすべて終了した後、一定時間ホストからプリントジョ
ブが送られてこない時に、そのプリントジョブを印刷処
理することにより、プリントジョブの送信順序に関係無
く、高優先順位のプリントジョブを優先的に印刷するこ
とができる。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、外
部機器に時刻情報を要求し、その要求に対する応答を得
て時刻を印刷することにより、印刷装置側の主導で印刷
用紙に印刷開始時刻を印刷できる効果がある。
【0093】また本発明によれば、印刷装置における節
電機能の開始及び終了を時刻によって設定できるため、
装置が使用される可能性のある時間帯には節電機能を実
行させないようにでき、印刷に要する待ち時間をすくな
くできる。
【0094】また本発明によれば、外部機器より受信し
た印刷データの順番によらず、優先順位の高い印刷デー
タから優先的に印刷できるため、早く印刷したい印刷デ
ータを効率良く印刷することができる効果がある。
【0095】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の印刷装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図2】第1実施例において印刷装置よりホストに出力
される時刻情報の要求データの一例を示す図である。
【図3】第1実施例において、ホストより印刷装置に返
送される時刻情報の応答データの一例を示す図である。
【図4】第1実施例において描画出力された印刷用紙の
一例を示す図である。
【図5】第1実施例における印刷動作を示すフローチャ
ートである。
【図6】本発明の第2実施例の印刷装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図7】第2実施例の印刷装置におけるエンジン部の状
態遷移図である。
【図8】第2実施例の切替時刻記憶部に記憶されている
節電機能管理テーブルの一例を示す図である。
【図9】第2実施例の印刷装置における印刷処理を示す
フローチャートである。
【図10】第2実施例の印刷装置における節電機能のオ
ン/オフを切り替え時の動作を示すフローチャートであ
る。
【図11】本発明の第3実施例の印刷装置の構成を示す
ブロック図である。
【図12】第3実施例におけるプリントジョブの受信順
序とプリント順序との関係を示す図である。
【図13】第3実施例の印刷装置における印刷処理を示
すフローチャートである、。
【符号の説明】
101,201,301 印刷装置 102 ホストコンピュータ(ホスト) 103,203,303 印刷用紙 104 インターフェース部(IF部) 105 受信バッファ 106,308 制御部 107 フレームバッファ 108 用紙カセット 109 エンジン部 110 要求バッファ 111 応答バッファ 112 操作パネル 113 メモリ 120,220,320 CPU 130 電源部 207 節電制御部 208,310 タイマ 210 切替時刻記憶部 211 切替指示部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部機器との双方向通信が可能なインタ
    ーフェースを有する印刷装置において、 前記外部機器に時刻情報を要求する要求手段と、 前記要求手段よりの要求に応じて前記外部機器より送ら
    れる時刻情報を受信する受信手段と、 前記受信手段により受信された時刻情報に基づく時刻デ
    ータを印刷情報と共に印刷する印刷手段と、を有するこ
    とを特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】 前記時刻情報を記憶する記憶手段をさら
    に有し、前記印刷手段は、前記印刷情報が複数枚に亙る
    時、各印刷頁に前記記憶手段に記憶されている時刻情報
    に基づく時刻データを印刷することを特徴とする請求項
    1に記載の印刷装置。
  3. 【請求項3】 外部機器との双方向通信が可能なインタ
    ーフェースを有する印刷装置における印刷方法であっ
    て、 前記外部機器に時刻情報を要求する工程と、 その要求に応じて前記外部機器より送られる時刻情報を
    受信する工程と、 その受信された時刻情報に基づく時刻データを印刷情報
    と共に印刷する工程とを有することを特徴とする印刷方
    法。
  4. 【請求項4】 節電機能を備えた印刷装置であって、 節電機能の動作開始時刻及び動作終了時刻を指示する指
    示手段と、 前記指示手段により指示された時刻情報と対応する前記
    節電機能の動作内容とを記憶する記憶手段と、 時間を計時する計時手段と、 前記計時手段により計時された時刻と、前記記憶手段に
    記憶された時刻とを参照して前記節電機能の動作開始或
    は終了を制御する制御手段と、を有することを特徴とす
    る印刷装置。
  5. 【請求項5】 前記節電機能は、通常通りに装置に電力
    を供給するノーマルモードと、装置に供給する電力を低
    下させるスリープモードとを備えることを特徴とする請
    求項4に記載の印刷装置。
  6. 【請求項6】 前記記憶手段は、前記指示手段から指示
    された節電機能の動作開始及び終了時刻を、週単位、或
    は年単位の時刻で記憶することを特徴とする請求項4に
    記載の印刷装置。
  7. 【請求項7】 節電機能を備えた印刷装置における電力
    供給制御方法であって、 節電機能の動作開始時刻及び動作終了時刻を指示する工
    程と、 その指示された時刻情報を前記節電機能の動作内容と共
    に記憶する工程と、 時間を計時し、計時した時刻と、記憶されている時刻と
    を参照して前記節電機能の動作開始或は終了を制御する
    工程と、を有することを特徴とする印刷装置における電
    力供給制御方法。
  8. 【請求項8】 外部機器よりの印刷データを受信して印
    刷する印刷装置であって、 前記印刷データと共に、当該印刷データの優先順位を受
    信して記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されている印刷データを前記優先順
    位の順に印刷する制御手段と、を有することを特徴とす
    る印刷装置。
  9. 【請求項9】 優先順位の低い印刷データを記憶する記
    憶手段を更に有し、前記制御手段は、優先順位の高い印
    刷データの受信が終了した後、所定時間受信データがな
    いときに前記記憶手段に記憶している優先度の低い印刷
    データを印刷するように制御することを特徴とする請求
    項8に記載の印刷装置。
  10. 【請求項10】 外部機器よりの印刷データを受信して
    印刷する印刷方法であって、 前記印刷データと共に、当該印刷データの優先順位を受
    信して記憶する工程と、 記憶されている印刷データを前記優先順位の順に印刷す
    る工程と、を有することを特徴とする印刷方法。
  11. 【請求項11】 優先順位の高い印刷データの印刷後、
    所定時間受信データがないときに優先順位の低い印刷デ
    ータを印刷する工程を更に有することを特徴とする請求
    項10に記載の印刷方法。
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