JP6147626B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、空気入りタイヤに関する。詳細には、本発明は、空気入りタイヤのクリンチを含むビード部分の改良に関する。
タイヤは、ビードの軸方向外側にクリンチを備えている。タイヤのビードの部分は、リムに嵌め合わされる。リムの形状は、例えば、JATMA規格において定められている。なお、タイヤのクリンチを含んだビードの部分は嵌合部とも称されている。
嵌合部がリムに嵌め合わされた状態では、その半径方向内側面であるビードベースはリムのシートに載せられる。この嵌合部の軸方向外側面は、リムのフランジと当接する。この半径方向内側面及び軸方向外側面の形状は通常、このリムの形状に合わせられる。
操縦安定性の観点から、高い剛性を有する嵌合部を採用することがある。しかし、このような嵌合部は、乗り心地を阻害する恐れがある。乗り心地の観点から、低い剛性を有する嵌合部を採用することがある。しかし、このような嵌合部は、操縦安定性を阻害する恐れがある。
操縦安定性の向上、ステアリングレスポンス(操舵応答性)の向上のため、種々の嵌合部の形状構造が提案されている。かかる技術を開示する文献としては、特開平10−908号公報、特表2011−500413公報等が知られている。
特開平10−908号公報 特表2011−500413公報
走行状態にあるタイヤでは、変形と復元とが繰り返される。リムに対して動きやすい嵌合部はダメージを受けやすい。この嵌合部は、タイヤの耐久性にとって重要な部位である。嵌合部がリムに対して動きやすい場合、車体から路面、又は、路面から車体への力の伝達が阻害されてしまう。この嵌合部は、操舵応答性等の操縦安定性にも影響する。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであり、その目的は、耐久性及び操縦安定性等に優れる空気入りタイヤの提供にある。
本発明に係る空気入りタイヤは、
その外面がトレッド面をなすトレッドと、一対のビードと、両側のビードの間に架け渡されているカーカスと、各ビードの軸方向外側から半径方向内側にかけて配置されたクリンチとを備えており、
上記ビード及びクリンチの部分が、周方向に延在し、リムに嵌め合わされる嵌合部を構成しており、
この嵌合部の半径方向外側に、リムプロテクタが軸方向外方へ向けて突設されており、
この嵌合部が、半径方向内側に位置し、リムのシート面に当接しうるビードベースと、このビードベースの半径方向外側に位置するサイド面とを有しており、
このサイド面が、リムフランジの側面に対向しうる第一サイド面と、リムフランジの上面に対向する第二サイド面とを有しており、
上記第一サイド面に、リムフランジの側面に当接しうる第一凸部が突設され、上記第二サイド面に、リムフランジの上面に当接しうる第二凸部が突設されている。
好ましくは、上記第一凸部及び第二凸部のいずれもが、タイヤ周方向に垂直な断面において幅を有しており、
このタイヤのリム組み前における上記第凸部の幅の中央位置が、このタイヤに対してリム組み後の位置にあるリムフランジの先端からリムフランジ面に沿って0mm以上8mm以下の範囲に位置し、上記第凸部の幅の中央位置がリムフランジの先端からリムフランジ面に沿って15mm以上20mm以下の範囲に位置するように構成されている。
好ましくは、上記第一凸部及び第二凸部のいずれもが、タイヤ周方向に垂直な断面において幅を有しており、
この幅が2mm以上8mm以下にされている。
好ましくは、上記第一凸部及び第二凸部のいずれもが、周方向に連続して形成されている。
好ましくは、上記第一凸部及び第二凸部の、タイヤ周方向に垂直な断面形状が、台形又は円弧状である。
好ましくは、このタイヤがリム組みされる前の上記第一凸部及び第二凸部のいずれもが、タイヤ周方向に垂直な断面において、リム組み後の位置にあるリムフランジと少なくとも部分的にオーバーラップしている。
好ましくは、上記第一凸部及び第二凸部のゴムの、JIS−K 6253の規定に準拠した、25°Cにおける硬度が85以上である。
本発明に係る空気入りタイヤの製造方法は、前述したうちのいずれかの空気入りタイヤを製造する方法であって、
予備成形により、ゴムを含んだローカバーを得る工程と、
このローカバーを、キャビティ面を有するモールドに投入する投入工程と、
このモールド内でローカバーを加熱し、加圧する架橋工程とを含んでおり、
上記キャビティ面には、タイヤの嵌合部の凸部に対応する溝が形成されている。
本発明に係る空気入りタイヤでは、リム組み時にリムへの当接によって圧力が加わる部分に凸部が形成されている。これにより、嵌合圧を上昇させることなく、タイヤに垂直荷重(縦荷重)や横荷重が負荷されたとき、タイヤの変形が抑制される。その結果、操縦安定性が向上する。また、タイヤの嵌合部がリムに対して動きにくい。この嵌合部は、ダメージを受けにくい。このタイヤは、耐久性に優れる。
図1は、本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤの一部を示す断面図である。 図2は、リム組み後の図1のタイヤの嵌合部を拡大して示す断面図である。 図3(a)は、リム組み前の図1のタイヤの嵌合部と、リム組み後の位置にあるリムとを重ね合わせて示す拡大断面図であり、図3(b)は、凸部の部分を示す拡大断面図である。 図4は、図3における凸部の幅及びその位置を示す断面図である。 図5は、タイヤの嵌合部の他の例を示す断面図である。 図6(a)及び図6(b)は、それぞれ、タイヤの嵌合部に形成されている凸部の形状を示す断面図である。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1は、本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤ2の一部が示された断面図である。この図1において、上下方向がタイヤ2の半径方向であり、左右方向がタイヤ2の軸方向であり、紙面に垂直な方向がタイヤ2の周方向である。このタイヤ2は、図1中の一点鎖線で示される中心線CLを中心としたほぼ左右対称の形状を呈する。この中心線CLは、タイヤ2の赤道面をも表す。このタイヤ2は、トレッド4、サイドウォール6、ビード8、カーカス10、ベルト12、インナーライナー14、クリンチ16及びチェーファー18を備えている。このタイヤ2は、チューブレスタイプの空気入りタイヤである。
トレッド4は架橋ゴムからなり、半径方向外向きに凸な形状を呈している。トレッド4の外面は、路面と接地するトレッド面20を構成する。このトレッド面20には、溝22が刻まれている。この溝22により、トレッドパターンが形成されている。
サイドウォール6は、トレッド4の端から半径方向略内向きに延びている。このサイドウォール6は、架橋ゴムからなる。サイドウォール6は、撓みによって路面からの衝撃を吸収する。さらにサイドウォール6は、カーカス10の外傷を防止する。
クリンチ16は、サイドウォール6の半径方向内端から半径方向略内向きに延びている。つまり、クリンチ16はサイドウォール6の半径方向略内側に位置している。クリンチ16は、ビード8及びカーカス10よりも軸方向外側に位置している。クリンチ16は、リム80のフランジ84(図2)と当接する。クリンチ16は、耐摩耗性に優れた架橋ゴムからなる。
ビード8は、クリンチ16の軸方向内側において、サイドウォール6から半径方向略内向きに延びている。ビード8は、コア24と、このコア24から半径方向外向きに延びるエイペックス26とを備えている。コア24はリング状であり、複数本の非伸縮性ワイヤー(典型的にはスチール製ワイヤー)を含む。エイペックス26は、半径方向外向きに先細りであるテーパ状であり、高硬度な架橋ゴムからなる。
カーカス10は、カーカスプライ28からなる。このカーカスプライ28は、両側のビード8の間に架け渡されており、トレッド4及びサイドウォール6の内側に沿っている。このカーカスプライ28は、コア24の周りを、軸方向内側から外側に折り返されている。このカーカス10に、2枚以上のカーカスプライ28が用いられてもよい。
図示されていないが、カーカスプライ28は、カーカスコードとトッピングゴムとからなる。カーカスコードが周方向に対してなす角度の絶対値は、通常は75°から90°である。換言すれば、このタイヤ2はラジアルタイヤである。カーカスコードは、通常は有機繊維からなる。好ましい有機繊維としては、ポリエステル繊維、ナイロン繊維、レーヨン繊維、ポリエチレンナフタレート繊維及びアラミド繊維が例示される。
ベルト12は、カーカス10の半径方向外側に位置している。ベルト12は、カーカス10と積層されている。ベルト12は、カーカス10を補強する。ベルト12は、内側ベルトプライ30及び外側ベルトプライ32からなる。図示されていないが、内側ベルトプライ30及び外側ベルトプライ32のそれぞれは、ベルトコードとトッピングゴムとからなる。ベルトコードは、赤道面に対して傾斜している。傾斜角度の絶対値は、通常は10°以上35°以下である。内側ベルトプライ30のベルトコードの赤道面に対する角度は、外側ベルトプライ32のベルトコードの赤道面に対する角度とは逆である。このタイヤ2では、このベルトコードは、スチールである。ベルトコードに、有機繊維が用いられてもよい。この場合、好ましい有機繊維としては、ポリエステル繊維、ナイロン繊維、レーヨン繊維、ポリエチレンナフタレート繊維及びアラミド繊維が例示される。
このタイヤ2は、ベルト12の半径方向外側に、バンドプライからなる図示しないバンドをさらに備えてもよい。このバンドプライは、ベルト12を覆う。このバンドプライは、バンドコードとトッピングゴムとからなる。バンドコードは周方向に延びており、螺旋状に巻かれる。このバンドコードは、いわゆるジョイントレスである。このバンドコードはベルト12を拘束して、ベルト12のリフティングを抑制する。バンドコードは、通常は有機繊維からなる。好ましい有機繊維としては、ナイロン繊維、ポリエステル繊維、レーヨン繊維、ポリエチレンナフタレート繊維及びアラミド繊維が例示される。
インナーライナー14は、カーカス10の内側に位置している。インナーライナー14は、架橋ゴムからなる。インナーライナー14には、空気透過性の少ないゴムが用いられている。インナーライナー14は、タイヤ2の内圧を保持する役割を果たす。このタイヤ2では、このインナーライナー14は、カーカス10の内周面に接合されている。
チェーファー18は、ビード8の近傍における表面に配置されている。タイヤ2がリム80に組み込まれると、このチェーファー18がリム80と当接する。この当接により、ビード8の近傍が保護される。チェーファー18は、通常は布とこの布に含浸したゴムとからなる。ゴム単体からなるチェーファー18が用いられてもよい。
タイヤ2の寸法及び角度は、ここでは、特に説明がない限り、タイヤ2が正規リムに組み込まれ、正規内圧となるようにタイヤ2に空気が充填された状態で測定される。測定時には、タイヤ2には荷重がかけられない。本明細書において正規リム80とは、タイヤ2が依拠する規格において定められたリムを意味する。JATMA規格における「標準リム」、TRA規格における「Design Rim」、及びETRTO規格における「Measuring Rim」は、正規リムである。本明細書において正規内圧とは、タイヤ2が依拠する規格において定められた内圧を意味する。JATMA規格における「最高空気圧」、TRA規格における「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に掲載された「最大値」、及びETRTO規格における「INFLATION PRESSURE」は、正規内圧である。便宜上、乗用車用タイヤ2の内圧は、180kPaに設定される。
図2には、リム組み後のタイヤ2のビード8の部分が、リム80とともに示されている。このリム80は、このタイヤ2の正規リムである。図1及び図2に示されるように、このタイヤ2は、サイドウォール6の軸方向外側にリムプロテクター34をさらに備えている。図中、二点鎖線BLはサイドウォール6とリムプロテクター34との境界線を表している。
このタイヤ2では、ビード8の部分は周方向に延在している。このタイヤ2がリム80に組み込まれると、このビード8の部分がこのリム80に嵌め合わされる。このタイヤ22では、ビード8の部分は、クリンチ16とともに、リム80に嵌め合わされる嵌合部36を構成している。
嵌合部36は、ビードベース38とサイド面40とを有している。ビードベース38は、嵌合部36の半径方向内側の面である。サイド面40は、嵌合部36の軸方向外側の面である。サイド面40は、ビードベース38よりも軸方向外側且つ半径方向外側に位置している。嵌合部36がリム80に嵌め合わされたとき、ビードベース38は、リム80のシート部の面(シート面という)82に当接し、サイド面40は、リムフランジ84の面に当接する。これら面同士の当接は、全面にわたる必要はない。なお、リムフランジ84は、シート部より先端側の部分である。リムフランジ84は、シート部から、わずかに軸方向外方へ傾斜しつつ半径方向外方へ延び、途中から軸方向外方に向けて湾曲している。
上記サイド面40は、リムフランジ84の側面86に対向しうる第一サイド面42と、リムフランジ84の上面88に対向する第二サイド面44とを有している。リムフランジ84は、嵌合部36に対向する面として、側面86と上面88とを有している。側面86は、わずかに軸方向外方へ傾斜しつつ半径方向外方へ延びている部分である。上面88は、軸方向外方に向けて湾曲している部分である。上記リムフランジ84の側面86は、ここでは、タイヤ周方向に垂直な断面(図1)において、フランジ面に対する接線の中心線CLに対する角度が35°以下となる範囲を言う。上記リムフランジ84の上面88は、ここでは、タイヤ周方向に垂直な断面(図1)において、フランジ面に対する接線の中心線CLに対する角度が35°を超える範囲を言う。
発明者らは、これまでの研究により、タイヤに縦荷重が負荷されたときには、タイヤ嵌合部から主にリムフランジ84の側面86に対する圧力が高くなることを知っている。さらに軸方向外方への横荷重が負荷されたときは、リムフランジより半径方向外方のタイヤ部分が変形してリムフランジ84の先端近傍にまで押圧されることも判った。一方、軸方向内方への横荷重が負荷されたときは、嵌合部が、そのビードベース付近を支点として回転し、リム80から離れる事態が起こりえることも判った。嵌合部による上記側面86及び上面88に対する押圧力が低い場合、嵌合部に変形が生じ、接触面積の拡大や加圧位置の変化が生じる。この場合、タイヤの変形が完了するまでにわずかな時間のロスが生じ、ステアリングレスポンス及び操縦安定性に悪影響が及ぶ可能性がある。
そこで、このタイヤ2は、図2に示されるように、リム組みされたとき、ビードベース38がシート面82に当接し、第一サイド面42の一部がリムフランジ84の側面86に当接し、第二サイド面44の一部がリムフランジ84の上面88に当接するように構成されている。詳細は以下のとおりである。
図2及び図3に示されるように、サイド面40には複数の凸部46、48が形成されている。第一サイド面42に、リム組みされたときにリムフランジ84の側面86に当接しうる第一凸部46が突設され、第二サイド面44に、リムフランジ84の上面88に当接しうる第二凸部48が突設されている。図3は、タイヤ2がリム組みされる前の状態における、第一凸部46及び第二凸部48を示している。第一凸部46及び第二凸部48は、いずれも、周方向に連続して延びている。すなわち、これらの凸部46、48は、周方向に延びる突条である。この突条は、周方向に所定間隔をおいた、断続的な突条であってもよい。しかし、突条の剛性、耐久性の確保の観点からは、周方向に連続した突条であるのが好ましい。
リム組み後は、第一凸部46、第二凸部48及びビードベース38は、リムフランジ84の面(フランジ面)に常時当接している。ビードベース38と第一凸部46とは離間し、第一凸部46と第二凸部48とは離間している。リム組み後、ビードベース38と第一凸部46との間の部位、第一凸部46と第二凸部48との間の部位は、いずれもフランジ面に当接しないか、たとえ当接したとしても面圧が限りなく0に近いものとなる。このように、嵌合部36がリム80により、タイヤ周方向に垂直な断面においていわば3点支持される。従って、タイヤ2に荷重が負荷され、この負荷の大きさ、方向、位置等が変動したときにでも、嵌合部36の変形及びリムに対する移動が抑制される。
具体的には、タイヤ2に縦荷重が負荷されたとき、第一凸部46が側面86に当接することにより、嵌合部36を支持してその変形を抑制する。その結果、加速時や制動時の安定性が向上する。タイヤ2に横荷重が負荷されたとき、第二凸部48が上面88に当接することにより、サイドウォール6を支持してその倒れ込みを抑制する。その結果、ステアリングレスポンスが向上しうる。また、逆向きの横荷重が負荷されたときには、第二凸部48には予めリムフランジ84の上面88から圧力が負荷されているので、嵌合部36のリムフランジ84からの離間が抑制される。その結果、切り返し時のレスポンスが向上しうる。
図3及び図4に示されるように、第一凸部46は幅W1を有しており、第二凸部48も幅W2を有している。この幅W1、W2はいずれも、2mm以上8mm以下にされるのが好ましい。第一凸部46と第二凸部48との離間距離Sは、2mm以上であるのが好ましい。
各凸部46、48の幅W1、W2が2mm未満であると、凸部46、48に負荷される圧力が高くなりすぎ嵌合部36の耐久性にとって好ましくない。一方、幅W1、W2が8mmを超えると、凸部46、48内で負荷荷重の移動が生じ、凸部46、48の変形が生じるため、上記した3点支持の効果が低減するおそれがある。また、第一凸部46と第二凸部48との離間距離Sが2mm未満の場合も、各凸部46、48による嵌合部36の3点支持効果が低減するおそれがある。
第二凸部48は、正規リム80に組み込まれたとき、リムフランジ84の先端から上記幅W2の中央位置CP2までのフランジ面に沿った距離D2が、0mm以上8mm以下であるように形成されるのが好ましい。第一凸部46は、正規リム80に組み込まれたとき、リムフランジ84の先端から上記幅W1の中央位置CP1までのフランジ面に沿った距離D1が、15mm以上20mm以下であるように形成されるのが好ましい。中央位置CP1、CP2、及び、距離D1、D2については、図4に示されている。この中央位置CP1、CP2は、リム組み前後(図3、図2)において実質的な変化は無い。従って、上記距離D1、D2の決定は、図4に示されるように、リム組み前の凸部46、48とリム組み後の位置にあるリム80とを重ね合わせた上でなされる。実際のリム組み後における、リムフランジ84の先端から上記幅の中央位置CP1、CP2、及び、上記距離D1、D2は、圧力を測定するための感圧シートによって測定し、確認することが可能である。タイヤ2とリムフランジ84とは、予め両者の間に上記感圧シートが介装された状態で嵌合される。
上記第二凸部48の中央位置CP2の、リムフランジ84先端からの離間距離D2が、8mmを超えると、半径方向外方からの荷重を受けたクリンチ16を、リムフランジ84が支える効果が低下するおそれがある。また、上記第一凸部46の中央位置CP1の、リムフランジ84先端からの離間距離D1が、15mm未満であると、軸方向に荷重を受けた嵌合部36を、リムフランジ84が支える効果が低下するおそれがある。逆に、この離間距離D1が、20mmを超えて第一凸部46と第二凸部48との間隔が大きくなると、軸方向に荷重を受けた嵌合部36を、リムフランジ84が支える効果が低下するおそれがある。
図3及び図5は、リム組み前の凸部及びビードベースが示されている。二点鎖線で示されているのは、この凸部及びビードベースに対するリム組み後のリム80の位置である。図3に示される嵌合部36では、リム組み前の凸部46、48の先端側及びビードベース38が、二点鎖線で示されたリム組み後のリム80が占める範囲内に進入している。これを、凸部46、48とリム80との「オーバーラップOL」、及び、ビードベース38とリム80との「オーバーラップOL」と称する。このオーバーラップOLにより、リム組み後、凸部46、48及びビードベース38には、リム80から圧縮荷重が負荷されうる。一方、図5に示されるように、リム組み前の凸部56、58の先端側が、リム組み後の位置にあるリム80が占める範囲内に進入しない嵌合部52が採用されてもよい。すなわち、凸部56、58のオーバーラップOLがなされない嵌合部52が採用されてもよい。しかし、図3の嵌合部36のごとく、上記オーバーラップOLがなされる嵌合部36が好ましい。リム80により、嵌合部36の効果的な3点支持が達成されうるからである。
図3(b)に示される、サイド面40からの、第一凸部46の突出高さH1及び第二凸部48の突出高さH2は、いずれも、1.0mm以上4.0mm以下にされるのが好ましい。この高さ方向は、凸部46、48の中央位置における仮想サイド面40の法線方向である。加えて、凸部46、48の上記各オーバーラップOL部分の高さOH1、OH2は、いずれも、0mmを超え3.0mm以下にされるのが好ましい。オーバーラップ高さOH1、OH2を0mm超とすることにより、リム組み時に凸部の接触圧が上昇し、前述した効果的な3点支持の作用を得ることが可能となる。その結果、ステアリングレスポンスの一層の向上等が可能となる。逆に、オーバーラップ高さOH1、OH2を3.0mm以下とすることにより、凸部46、48の耐久性の低下を抑制することが可能となる。
本実施形態では、凸部46、48のタイヤ周方向に垂直な断面形状は、等脚台形にされている。この等脚台形の下底側がクリンチ16に連続しており、上底側がリムフランジ84に当接しうる。凸部46、48の剛性及び耐久性の確保の観点から、この台形の下底が上底より長いのが好ましい。かかる観点から、凸部46、48の断面の等脚台形は、その下底の両端の各内角が30°以上60°以下の範囲で設定されるのが好ましい。また、凸部の断面形状は等脚台形には限定されない。
図6には他の断面形状の凸部が示されている。図6(a)に示されるのは真円の円弧状の外形を有する凸部62である。図6(b)に示されるのは長方形の外形を有する凸部64である。凸部の断面形状は真円の円弧や長方形には限定されない。等脚ではない台形、平行四辺形等の断面、楕円の一部、長円の一部等からなる断面形状であってもよい。しかし、凸部の剛性及び耐久性の確保の観点からは、下底の長い台形、円弧状及び長円や楕円の一部が好ましい。
上記凸部46、48(図2)、56、58(図5)、62、64(図6)を構成するクリンチゴムは、リムフランジ84による効果的な支持を可能とするために、その硬度が比較的高くされるのが好ましい。具体的には、このゴム硬度は85以上であるのが好ましい。このゴム硬度は、「JIS−K 6253」の規定に準拠して、25°Cの条件下でタイプAのデュロメータがタイヤ2に押しつけられて測定される。
上記高硬度であるべきゴムの範囲は、凸部及びその近傍だけでもよい。しかし、タイヤ2への荷重負荷時には、リムフランジ84からリムプロテクター34にも荷重が加わる。従って、図1及び図3に示されるように、第二凸部48の軸方向外端からサイドウォール6の外面に対して延びる接線TLより軸方向内側のゴムの硬度を、上記の通り高硬度とするのがリムプロテクター34支持のためにも好ましい。
このタイヤ2は、次のようにして製造される。図示されていないが、このタイヤ2を製造する場合、フォーマーのドラム上で、トレッド4、サイドウォール6等の部材が組み合わされる。これが予備成形工程である。この予備成形により、ローカバーが得られる。ローカバーは、未架橋のタイヤである。ローカバーが組み立てられる工程は、成形工程とも称されている。成形工程では図示しないモールドが用いられる。モールドの内面であるキャビティ面には、トレッド面20の溝22を形成するための突条、嵌合部36の凸部46、48を形成するための溝が形成されている。
成形工程において、ローカバーは上記モールドに投入される。このとき、図示しないブラダーはローカバーの内側に位置する。ブラダーにガスが充填されると、ブラダーは膨張する。これにより、ローカバーは変形する。モールドが締められ、ブラダーの内圧が高められる。なお、ブラダーに代えて中子が用いられてもよい。
モールドが締められると、ローカバーはモールドとブラダーとに挟まれて加圧される。ローカバーは、モールド及びブラダーからの熱伝導により、加熱される。加圧と加熱とにより、ローカバーのゴム組成物が流動する。加熱によりゴム組成物が架橋反応を起こし、図1に示されたタイヤ2が得られる。ローカバーが加圧及び加熱される工程は、架橋工程とも称されている。
架橋工程では、膨張したブラダーがモールドのキャビティ面にローカバーを押し付ける。ゴムは、流動し、キャビティ面にめり込む。これにより、タイヤの外面が形成される。この外面には、トレッド面20の溝22、前述の嵌合部36の凸部46、48が含まれる。凸部46、48を含むタイヤ2の外面の輪郭は、モールドのキャビティ面に基づいて決められる。
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
[実施例1]
図1に示された基本構成を備え、表1に示された仕様を備えた実施例1の空気入りタイヤを得た。嵌合部36は、その凸部46、48により、リム80から3点支持されうる。このタイヤのサイズは「225/45R16」である。
[実施例2−8]
図1に示された基本構成を備え、表1、2に示された仕様を備えた実施例2−8の空気入りタイヤを得た。これらのタイヤの各凸部46、48の位置、すなわち、リムフランジ84の先端から凸部46、48の幅W1、W2の中央位置CP1、CP2までの距離D1、D2は、表1、2に示されたとおりである。実施例2−8のその他の構成は、実施例1と同一とされた。
[比較例1]
比較例1は、従来のタイヤである。この比較例1には、嵌合部の凸部は設けられていない。比較例1のその他の構成は、実施例1と同一とされた。
[比較例2]
比較例2のタイヤにも、嵌合部の凸部が設けられていない。しかし、このタイヤは、表1に示されるように、嵌合部におけるビードコアの下方(半径方向内側)のクリンチゴムの肉厚が、他の例のタイヤのそれより厚くされている。この構成が、表1には「下部厚肉」と記されている。その結果、リム組み後の、リムシートからビードベースへの負荷圧力が比較的高くなる。比較例2のその他の構成は、実施例1と同一とされた。
[比較例3]
比較例3のタイヤにも、嵌合部の凸部が設けられていない。しかし、このタイヤは、表1に示されるように、嵌合部におけるビードコアの軸方向外側のクリンチゴムの肉厚が、他の例のタイヤのそれより厚くされている。この構成が、表1には「外側厚肉」と記されている。その結果、リム組み後の、リムフランジから嵌合部のサイド面への負荷圧力が比較的高くなる。比較例3のその他の構成は、実施例1と同一とされた。
[比較例4]
比較例4のタイヤには、嵌合部の第一凸部だけが設けられ、第二凸部は設けられていない。嵌合部は、いわば2点支持されている。その他は、実施例1と同じ構成とされた。
[比較例5]
比較例5のタイヤには、嵌合部の第二凸部だけが設けられ、第一凸部は設けられていない。嵌合部は、いわば2点支持されている。その他は、実施例1と同じ構成とされた。
[実施例9−16]
図1に示された基本構成を備え、表3に示された仕様を備えた実施例9−16の空気入りタイヤを得た。これらのタイヤの各凸部46、48の幅W1、W2は、表3に示されたとおりである。実施例9−16のその他の構成は、実施例1と同一とされた。
[実施例17]
図1に示された基本構成を備え、表4に示された仕様を備えた実施例17の空気入りタイヤを得た。このタイヤの各凸部46、48は、タイヤ周方向に沿って間隔をおいて形成されている。すなわち、凸部46、48は、表4に記載のとおり、タイヤ周方向に沿って断続的に形成されている。実施例17のその他の構成は、実施例1と同一とされた。
[実施例18−20]
図1に示された基本構成を備え、表4に示された仕様を備えた実施例18−20の空気入りタイヤを得た。これらのタイヤの各凸部の断面形状は、表4に記載のとおりである。実施例18−20のその他の構成は、実施例1と同一とされた。なお、「逆台形」とは、凸部の台形断面形状のクリンチ16に連続した下底の寸法が、リムフランジ84に当接しうる上底の寸法よりも短くされた形状である。
[実施例21−23]
図1に示された基本構成を備え、表5に示された仕様を備えた実施例21−23の空気入りタイヤを得た。これらのタイヤの各凸部46、48の高さH1、H2及びオーバーラップ高さOH1、OH2は、表5に示されたとおりである。実施例21−23のその他の構成は、実施例1と同一とされた。
[実施例24−26]
図1に示された基本構成を備え、表5に示された仕様を備えた実施例24−26の空気入りタイヤを得た。これらのタイヤの各凸部46、48を含むクリンチゴムの硬度は、表5に示されたとおりである。実施例24−26のその他の構成は、実施例1と同一とされた。
[嵌合圧]
供試タイヤを、その左右両側の嵌合部に潤滑剤を塗布した上で、正規リム(16インチ×7.5J)に組み込んだ。この状態で、タイヤ内圧を上昇させた。両側の嵌合部がリムに完全に嵌合したときのタイヤ内圧が測定、記録された。このタイヤ内圧が指数化された。比較例1の評価指数を100とした。指数値は大きいほど嵌合圧が高いことを示す。各供試タイヤの評価結果は表1−5に示されるとおりである。
[耐久性]
供試タイヤを上記正規リムに組み込み、このタイヤに空気を充填して内圧を180kPaとした。このタイヤをドラム式走行試験機に装着し、6.42kNの縦荷重を負荷した。このタイヤを、80km/hの速度で、半径が1.7mであるドラムの上を走行させた。タイヤに損傷が発生するまでの走行距離が測定され、記録された。この結果が、比較例1を100とした指数として、表1−5に示されている。指数値が大きいほど、耐久性が高いことを示す。
[操舵応答性、操縦安定性、制動安定性]
供試タイヤを上記正規リムに組み込み、このタイヤに空気を充填して内圧を220kPaとした。このタイヤを、エンジン排気量1800ccの前輪駆動車に装着した。この試験車両をドライアスファルト路面のテストコース上を走行させて、操舵応答性、操縦安定性及び制動安定性についての実車評価が行われた。評価は、試験車両のドライバーの官能による指数評価である。比較例1の評価指数を50とした。指数値は大きいほど好ましい。各供試タイヤの評価結果は表1−5に示されるとおりである。
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表1−5に示されるように、実施例のタイヤでは、比較例のタイヤに比べて評価が高い。この評価結果から、本発明の優位性は明らかである。
以上説明されたタイヤは、種々の車両に適用されうる。
2・・・タイヤ
4・・・トレッド
6・・・サイドウォール
8・・・ビード
10・・・カーカス
12・・・ベルト
14・・・インナーライナー
16・・・クリンチ
18・・・チェーファー
20・・・トレッド面
22・・・溝
24・・・コア
26・・・エイペックス
28・・・カーカスプライ
30・・・内側ベルトプライ
32・・・外側ベルトプライ
34・・・リムプロテクター
36、52・・・嵌合部
38、54・・・ビードベース
40・・・サイド面
42・・・第一サイド面
44・・・第二サイド面
46、56・・・第一凸部
48、58・・・第二凸部
62、64・・・凸部
80・・・正規リム
82・・・(リムの)シート面
84・・・リムフランジ
86・・・(リムフランジの)側面
88・・・(リムフランジの)上面

Claims (8)

  1. その外面がトレッド面をなすトレッドと、一対のビードと、両側のビードの間に架け渡されているカーカスと、各ビードの軸方向外側から半径方向内側にかけて配置されたクリンチとを備えており、
    上記ビード及びクリンチの部分が、周方向に延在し、リムに嵌め合わされる嵌合部を構成しており、
    この嵌合部の半径方向外側に、リムプロテクタが軸方向外方へ向けて突設されており、
    この嵌合部が、半径方向内側に位置し、リムのシート面に当接しうるビードベースと、このビードベースの半径方向外側に位置するサイド面とを有しており、
    このサイド面が、リムフランジの側面に対向しうる第一サイド面と、リムフランジの上面に対向する第二サイド面とを有しており、
    上記第一サイド面に、リムフランジの側面に当接しうる第一凸部が突設され、上記第二サイド面に、リムフランジの上面に当接しうる第二凸部が突設されている、空気入りタイヤ。
  2. 上記第一凸部及び第二凸部のいずれもが、タイヤ周方向に垂直な断面において幅を有しており、
    このタイヤのリム組み前における上記第凸部の幅の中央位置が、このタイヤに対してリム組み後の位置にあるリムフランジの先端からリムフランジ面に沿って0mm以上8mm以下の範囲に位置し、上記第凸部の幅の中央位置がリムフランジの先端からリムフランジ面に沿って15mm以上20mm以下の範囲に位置するように構成されている、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 上記第一凸部及び第二凸部のいずれもが、タイヤ周方向に垂直な断面において幅を有しており、
    この幅が2mm以上8mm以下にされている、請求項1または2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 上記第一凸部及び第二凸部のいずれもが、周方向に連続して形成されている、請求項1から3のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  5. 上記第一凸部及び第二凸部の、タイヤ周方向に垂直な断面形状が、台形又は円弧状である、請求項1から4のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  6. このタイヤがリム組みされる前の上記第一凸部及び第二凸部のいずれもが、タイヤ周方向に垂直な断面において、リム組み後の位置にあるリムフランジと少なくとも部分的にオーバーラップする、請求項1から5のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  7. 上記第一凸部及び第二凸部のゴムの、JIS−K 6253の規定に準拠した、25°Cにおける硬度が、85以上である、請求項1から6のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  8. 請求項1から7のいずれかに記載の空気入りタイヤを製造する方法であって、
    予備成形により、ゴムを含んだローカバーを得る工程と、
    このローカバーを、キャビティ面を有するモールドに投入する投入工程と、
    このモールド内でローカバーを加熱し、加圧する架橋工程とを含んでおり、
    上記キャビティ面には、タイヤの嵌合部の凸部に対応する溝が形成されている、空気入りタイヤの製造方法。
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