JP7008498B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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本発明は、空気入りタイヤに関する。
空気入りタイヤとして、ビード部の外面であるビードベース面を直線状に形成したものが公知である(例えば、特許文献1参照)。ビードベース面は、通常、組み付けられるリムの形状に合わせた形状に形成されるが、特許文献1では、これを直線状に形成することによってビード部とリムとの接触圧を高めている。このようにビード部とリムとの接触圧を高めることによって、空気入りタイヤの剛性感を高め、操縦安定性を向上させている。
特開2004-299571号公報
上記の空気入りタイヤでは、ビード部の形状について、ユニフォミティ性および操縦安定性を向上させる観点からさらなる改善の余地がある。
本発明は、空気入りタイヤにおいて、操縦安定性とユニフォミティ性を向上させることを課題とする。
本発明は、踏面を構成するトレッド部と、前記トレッド部のタイヤ幅方向両側からタイヤ径方向内側に延びる一対のサイドウォール部と、前記サイドウォール部のタイヤ径方向内側に連なり、リムに組み付けられる一対のビード部とを備え、前記ビード部の外面であるビードベース面には、前記リムの基準面に対して湾曲かつ突出した湾曲突出部が形成されており、記ビード部の表層には、硬化層が設けられており、前記ビードベース面および前記湾曲突出部は、前記硬化層に設けられており、前記硬化層は、前記リムに組付けられた際に撓んで板バネのように機能し、前記硬化層のタイヤ幅方向内側に隣接して配置されたリムストリップゴム層をさらに備え、前記硬化層は、ゴム層であり、前記硬化層は、前記リムストリップゴム層よりも硬い、空気入りタイヤを提供する。
この構成によれば、湾曲突出部がリムの基準面に対して湾曲かつ突出しているため、湾曲突出部がない場合に比べてビード部とリムとの接触圧を高めることができる(以降、圧接ともいう)。この圧接によって、ビード部をリムに拘束する力を高めることができる。また、この圧接によって、ビード部からサイドウォール部ひいてはトレッド部に応力が伝わり、サイドウォール部およびトレッド部を緊張させることができる。これにより、タイヤの幅方向の剛性(以降、サイド剛性ともいう。)を高めることができるとともに、タイヤ全体の剛性の均一化を図ることができる。従って、特にサイド剛性向上の観点から操縦安定性を向上させることができ、タイヤ全体の剛性の均一化の観点からユニフォミティ性を向上させることができる。また、リムを組み付ける際にビード部を押圧すると、硬化層が板バネのように機能することで押圧力に対する反力が発生する。この反力により、ビード部をより強くリムに圧接できるため、サイド剛性を一層向上できる。また、硬化層がリムストリップゴム層の表層として配置される。そのため、硬い硬化層が軟らかいリムストリップゴム層に支持された状態で、ビード部がリムに組み付けられる。このとき、リムに押圧された硬化層がリムストリップゴム層に沈降するように撓むことができるため、確実に硬化層が板バネとして機能する。
前記硬化層の厚みは、一様であってもよい。
この構成によれば、上記の板バネの効果を一様に発揮させることができるため、ビード部をリムに安定して拘束することができる。
前記硬化層の厚みは、0.5mm以上かつ2.0mm以下であってもよい。
この構成によれば、適正な板バネの効果を得ることができる。仮に、硬化層が0.5mmよりも薄いと、硬化層が板バネとして機能したとしても必要な反力が得られない。また、仮に、硬化層が2.0mmよりも厚いと、板バネとしての硬化層の撓み量が減少し、即ち板バネとして機能し難くなる。従って、これらを除く上記の適正な範囲に硬化層の厚みを設定することで、適正な板バネの効果を得ることができる。よって、サイド剛性を確実に向上できる。
前記ビードベース面からの前記湾曲突出部の最大突出量は、0.5mm以上かつ1.0mm以下であってもよい。
この構成によれば、ビード部をリムに適正に拘束できるとともに、ビード部をリムに沿わせて圧接できる。仮に、湾曲突出部の最大突出量が0.5mmよりも小さいと、湾曲突出部がリムに強く圧接されず、適正な拘束力を確保できないおそれがある。また、仮に、湾曲突出部の最大突出量が1.0mmよりも大きいとビード部をリムに沿わせて圧接できないおそれがある。従って、これらを除く上記の適正範囲に湾曲突出部の最大突出量を設定することで、適正な拘束力とリムフィット性とを確保できる。
前記ビード部に埋設され、タイヤ周方向に環状に連続して延びるビードコアと、前記サイドウォール部に、タイヤ幅方向外側に突出する頂部を有してタイヤ周方向に環状に連続して延びるリムプロテクタとをさらに備え、前記湾曲突出部の最も突出した位置は、タイヤ径方向において、前記ビードコアの外端から前記リムプロテクタの前記頂部との間に設けられていてもよい。
この構成によれば、湾曲突出部の最も突出した位置にリムが組み付けられる。よって、確実に湾曲突出部をリムに接触させることができ、ビード部をリムに圧接できる。
前記硬化層は、タイヤ径方向において、前記ビードワイヤの内端から前記リムプロテクタの前記頂部の間に配置されてもよい。
この構成によれば、硬化層をリムに接触させることができる。よって、確実に硬化層による板バネ効果を得ることができる。
前記硬化層は、前記リムストリップゴム層よりもJIS K6253-1-2012に規定されるデュロメータ硬さが5以上硬くてもよい。
この構成によれば、前述のようにリムに押圧された硬化層がリムストリップゴム層に沈降するように撓むことができるため、硬化層が確実に板バネとして機能する。
本発明によれば、空気入りタイヤにおいて、サイド剛性向上の観点から操縦安定性を向上させることができ、タイヤ全体の剛性の均一化の観点からユニフォミティ性を向上させることができる。
本発明の実施形態に係る空気入りタイヤのタイヤ子午線方向の断面を含む部分的な斜視図 図1の部分拡大図 図2において硬化層を明示した断面図 図3の空気入りタイヤをリムに取り付けた状態の断面図
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は、本実施形態に係る空気入りタイヤ1(以降、単にタイヤ1ともいう。)のタイヤ子午線方向の概略断面図である。タイヤ1は、リム2(図2参照)に装着されることによりリム2との間に空気層を形成するものである。タイヤ1は、踏面を構成するトレッド部10と、トレッド部10のタイヤ幅方向TWの両側からタイヤ径方向TRの内側に延びる一対のサイドウォール部20と、サイドウォール部20のタイヤ径方向TRの内側に連なり、リム2に組み付けられる一対のビード部30とを備える。
図2は、図1のサイドウォール部20とビード部30の拡大図である。図2では、図示を明瞭にするため、硬化層31を示していない。硬化層31については、図3を参照して詳細を後述する。本実施形態では、サイドウォール部20とビード部30は、異なるゴム材料で形成されている。サイドウォール部20はサイドウォールゴムからなり、ビード部30は主にリムストリップゴムからなる。リムストリップゴムは、サイドウォールゴムよりも硬い。
サイドウォール部20には、タイヤ幅方向TWの外側に突出する頂部21aを有してタイヤ周方向TCに環状に連続して延びるリムプロテクタ21が設けられている。リムプロテクタ21の頂部21aはビード部30よりもタイヤ幅方向TWの外側に突出しているため、リムプロテクタ21は外傷からリム2を保護する機能を有する。
ビード部30には、タイヤ周方向TCに環状に連続して延びるビードコア32およびビードフィラー33が埋設されている。ビードコア32およびビードフィラー33は、ビード部30をリム2に組み付けるための高剛性部分である。また、ビード部30の内部では、カーカス34がビードコア32およびビードフィラー33の周りを内から外に折り返すように配設されている。折り返されたカーカス34の端部34aは、ビード部30とリムプロテクタ21を超えてサイドウォール部20まで延びている。
ビード部30の外面のうち、リム2に当接する面をビードベース面35と称する。ビードベース面35はリム2の基準面2aに対応する形状となっており、ビードベース面35には湾曲かつ突出した湾曲突出部36が形成されている。本実施形態では、湾曲突出部36の湾曲の曲率は、半径約100mmである。好ましくは、湾曲突出部36の湾曲の曲率は、半径約100mm以下である。
湾曲突出部36の最も突出した位置36a(図2の拡大円内参照)は、タイヤ径方向TRにおいてビードコア32の外端(図において上端)32aからリムプロテクタ21の頂部21aとの間の領域S1内にある。本実施形態では、ビードベース面35からの湾曲突出部36の最大突出量d(図2の拡大円内参照)は、例えば1.0mmである。好ましくは、ビードベース面35からの湾曲突出部36の最大突出量dは、0.5mm以上かつ1.0mm以下である。
図3は、図2に対応する図であり、硬化層31を明示したサイドウォール部20とビード部30の断面図である。ビード部30の表層には硬化層31が設けられており、ビードベース面35および湾曲突出部36は硬化層31に設けられている。詳細には、硬化層31は、タイヤ径方向TRにおいて、ビードコア32の内端(図において下端)32bからリムプロテクタ21の頂部21aの間の領域S2に配置されている。本実施形態では、硬化層31の厚みは一様であり、その厚みは例えば約1.0mmである。好ましくは、硬化層31の厚みは、0.5mm以上かつ2.0mm以下である。
タイヤ幅方向TWにおいて、硬化層31の内側かつビードフィラー33の外側には、上記リムストリップゴムからなるリムストリップゴム層37が硬化層31に隣接して配置されている。本実施形態では、硬化層31の材質はリムストリップゴムよりも硬いゴム材質である。詳細には、硬化層31は、リムストリップゴム層37よりもJIS K6253-1-2012に規定されるデュロメータ硬さが5硬い。好ましくは、硬化層31は、リムストリップゴム層37よりも当該硬さが5以上硬い。
図4は、タイヤ1をリム2に取付けた状態を示す断面図である。リム2は、タイヤ幅方向TWにおいて外側に位置するフランジ部2bと、フランジ部2bから延び、ビード部30と当接する基準面2aを内面に有する側部2cと、側部2cから延びる底部2dとを備える。本実施形態では、基準面2aは滑らかに湾曲した形状を有し、基準面2a内に凹凸は存在しない。リム2は、アルミ合金製、マグネシウム合金製、または鋼鉄製などの金属製であり得る。
タイヤ1がリム2に取り付けられた状態では、硬化層31は、リム2に押圧され、リムストリップゴム層37に沈降して弓なりに撓んでいる。この撓みより、硬化層31は、リム2をタイヤ幅方向TWの外側に付勢する板バネのように機能する。
本実施形態の構成によれば、次のような利点がある。
(1)湾曲突出部36がリム2の基準面2aに対して湾曲かつ突出しているため、湾曲突出部36がない場合に比べてビード部30とリム2とを圧接できる。この圧接によって、ビード部30をリム2に拘束する力を高めることができる。また、この圧接によって、ビード部30からサイドウォール部20ひいてはトレッド部10に応力が伝わり、サイドウォール部20およびトレッド部10を緊張させることができる。これにより、タイヤ1のサイド剛性を高めることができるとともに、タイヤ1の全体の剛性の均一化を図ることができる。従って、特にサイド剛性向上の観点から操縦安定性を向上させることができ、タイヤ1の全体の剛性の均一化の観点からユニフォミティ性を向上させることができる。
(2)硬化層31が設けられているため、リム2を組み付ける際にビード部30を押圧すると、硬化層31が板バネのように機能することで押圧力に対する反力が発生する。この反力により、ビード部30をより強くリム2に圧接できるため、サイド剛性を一層向上できる。
(3)硬化層31の厚みが一様であることで、上記の板バネの効果を一様に発揮させることができるため、ビード部30をリム2に安定して拘束することができる。
(4)硬化層31の厚みが、0.5mm以上かつ2.0mm以下である(本実施形態では1.0mm)ことで、適正な板バネの効果を得ることができる。仮に、硬化層31が0.5mmよりも薄いと、硬化層31が板バネとして機能したとしても必要な反力が得られない。また、仮に、硬化層31が2.0mmよりも厚いと、板バネとしての硬化層31の撓み量が減少し、即ち板バネとして機能し難くなる。従って、これらを除く上記の適正な範囲に硬化層31の厚みを設定することで、適正な板バネの効果を得ることができる。よって、サイド剛性を確実に向上できる。
(5)硬化層31の最大突出量dが0.5mm以上かつ1.0mm以下である(本実施形態では1.0mm)ことで、ビード部30をリムに適正に拘束できるとともに、ビード部30をリム2に沿わせて圧接できる。仮に、湾曲突出部36の最大突出量dが0.5mmよりも小さいと、湾曲突出部36がリム2に強く圧接されず、適正な拘束力を確保できないおそれがある。また、仮に、湾曲突出部36の最大突出量dが1.0mmよりも大きいとビード部30をリム2に沿わせて圧接できないおそれがある。従って、これらを除く上記の適正範囲に湾曲突出部36の最大突出量dを設定することで、適正な拘束力とリムフィット性とを確保できる。
(6)湾曲突出部36の最も突出した位置が上記の領域S1内にあることで、湾曲突出部36の最も突出した位置にリム2が組み付けられる。よって、確実に湾曲突出部36をリム2に接触させることができ、ビード部30をリム2に圧接できる。
(7)硬化層31が上記の領域S2に配置されていることで、硬化層31をリム2に接触させることができる。よって、確実に硬化層31による板バネ効果を得ることができる。
(8)相対的に硬い硬化層31が軟らかいリムストリップゴム層37の表層として配置されているため、硬い硬化層31が軟らかいリムストリップゴム層37に支持された状態で、ビード部30がリム2に組み付けられる。このとき、リム2に押圧された硬化層31がリムストリップゴム層37に沈降するように撓むことができるため、確実に硬化層31が板バネとして機能する。
(9)硬化層31は、リムストリップゴム層37よりもJIS K6253-1-2012に規定されるデュロメータ硬さが5以上硬いことで、前述のようにリム2に押圧された硬化層31がリムストリップゴム層37に沈降するように撓むことができるため、硬化層31が確実に板バネとして機能する。
以下の表1に示すように、比較例及び実施例に係るタイヤについて、操縦安定性、ユニフォミティ性、および、耐久性をそれぞれ比較例の場合を100として指数により評価した。
操縦安定性については、各タイヤを乗用車に装着し、車両指定空気圧に設定し、2名乗車相当の荷重にて、アスファルト舗装された乾燥路面にて、加速、制動、旋回、およびレーンチェンジをする走行を実施した。専門のドライバにより操縦安定性を限界性能、応答性能、および直進性能の観点から相対的に評価し、比較例を100として指数で表示した。
ユニフォミティ性については、JASO C-607に準拠し、規定のリムに組み、直径854mmのドラム上を毎秒1回転の速度にて走行させ、そのときのタイヤ径方向の力を計測し、比較例を100として指数で表示した。試験条件(空気圧/荷重)は、200kPa/4609Nである。
耐久性については、ECE-R30に準拠して実施した。具体的にはタイヤを規定のリムに装着し、規定空気圧を充填し、所定の荷重を負荷し、速度を規定に基づいて増加させ、タイヤが故障するか規定の速度に達するまで走行し、走行できた最高速度を、比較例を100として指数で表示した。
上記の操縦安定性、ユニフォミティ性、および耐久性の各指数は、それぞれ値が大きいほど好ましい。
比較例1の形状は、ビードベース面35が直線形状(図2の拡大円内の一点鎖線参照)とした。実施例1~4の形状は、リム2の基準面2aに対応するビードベース面35(図2の拡大円内の破線参照)に湾曲突出部36が設けられた形状(図2の拡大円内の実線参照)とした。比較例1および実施例1では硬化層31が設けられておらず、実施例2では硬化層31の硬度はリムストリップゴム層37に比べてゴム硬度(JIS K6253-1-2012)で+5とし、実施例3,4では+10とした。また、実施例2,3では硬化層31の厚みは0.5mmとし、実施例4では1.0mmとした。
Figure 0007008498000001
実施例1~4のいずれにおいても、操縦安定性およびユニフォミティ性については、湾曲突出部36を形成したことにより比較例よりも良好な結果を得ることができた。耐久性については、実施例2~4において、硬化層31を形成したことにより比較例よりも良好な結果を得ることができた。特に実施例4については、全例の中で最良の結果を得ることができており、各性能について顕著な効果を発揮した。
以上より、本発明の具体的な実施形態について説明したが、本発明は上記形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。例えば、硬化層31は、ナイロンチェーファなどの繊維質材料を含むものであってもよい。これにより、繊維質材料によって硬化層31の硬度を簡単に確保できる。そのため、硬化層31が確実に板バネとして機能する。
1 空気入りタイヤ
2 リム
2a 基準面
2b フランジ部
2c 側部
2d 底部
10 トレッド部
20 サイドウォール部
21 リムプロテクタ
21a 頂部
30 ビード部
31 硬化層
32 ビードコア
32a 外端
32b 内端
33 ビードフィラー
34 カーカス
34a 端部
35 ビードベース面
36 湾曲突出部
36a 最も突出した位置
37 リムストリップゴム層

Claims (7)

  1. 踏面を構成するトレッド部と、
    前記トレッド部のタイヤ幅方向両側からタイヤ径方向内側に延びる一対のサイドウォール部と、
    前記サイドウォール部のタイヤ径方向内側に連なり、リムに組み付けられる一対のビード部と
    を備え、
    前記ビード部の外面であるビードベース面には、前記リムの基準面に対して湾曲かつ突出した湾曲突出部が形成されており、前記ビード部の表層には、硬化層が設けられており、
    前記ビードベース面および前記湾曲突出部は、前記硬化層に設けられており、
    前記硬化層は、前記リムに組付けられた際に撓んで板バネのように機能
    前記硬化層のタイヤ幅方向内側に隣接して配置されたリムストリップゴム層をさらに備え、
    前記硬化層は、ゴム層であり、
    前記硬化層は、前記リムストリップゴム層よりも硬い、空気入りタイヤ。
  2. 前記硬化層の厚みは、一様である、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記硬化層の厚みは、0.5mm以上かつ2.0mm以下である、請求項1または請求項2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記ビードベース面からの前記湾曲突出部の最大突出量は、0.5mm以上かつ1.0mm以下である、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記ビード部に埋設され、タイヤ周方向に環状に連続して延びるビードコアと、
    前記サイドウォール部に、タイヤ幅方向外側に突出する頂部を有してタイヤ周方向に環状に連続して延びるリムプロテクタと
    をさらに備え、
    前記湾曲突出部の最も突出した位置は、タイヤ径方向において、前記ビードコアの外端から前記リムプロテクタの前記頂部との間に設けられている、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記硬化層は、タイヤ径方向において、前記ビードワイヤの内端から前記リムプロテクタの前記頂部の間に配置されている、請求項5に記載の空気入りタイヤ。
  7. 前記硬化層は、前記リムストリップゴム層よりもJIS K6253-1-2012に規定されるデュロメータ硬さが5以上硬い、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
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