JP6141158B2 - タイヤトレッド用ゴム組成物及び空気入りタイヤ - Google Patents

タイヤトレッド用ゴム組成物及び空気入りタイヤ Download PDF

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Description

本発明は、タイヤのトレッドに用いられるゴム組成物に関し、また該ゴム組成物を用いた空気入りタイヤに関するものである。
氷雪路面は一般路面に比べて著しく摩擦係数が低下し滑りやすくなる。そのため、スタッドレスタイヤやスノータイヤ等の冬用タイヤ(ウインタータイヤ)のトレッドゴムは、氷雪路面での接地性を高めるために、低温でのゴム硬度が夏用タイヤよりも低く設定されている。更に、氷上摩擦力を高めるために、トレッドゴムを発泡ゴムで形成する手法や、中空粒子やガラス繊維、アルミニウムウィスカー等の硬質材料を配合する手法が、種々提案されている。
例えば、特許文献1には、種子の殻又は果実の核を粉砕してなる植物性粒状体を配合することにより、引っ掻き効果によって氷上摩擦性能を向上させることが開示されている。しかしながら、植物性粒状体には補強性がないので、耐摩耗性能を低下させる傾向がある。そのため、氷上性能の更なる向上のために植物性粒状体の配合量を増やすと、耐摩耗性能が低下してしまう。従って、耐摩耗性能の低下を抑えながら、氷上性能を向上することが求められる。
ところで、タイヤ用ゴム組成物において、カーボンブラックやシリカなどのフィラーとともに、アルカリ処理したシルク粉末を配合することが、特許文献2に開示されている。この文献では、アルカリ処理したシルク粉末を配合することにより、フィラーの分散性を向上させて、加工性、補強性及び転がり抵抗性を改善することが記載されているが、氷上性能については開示されていない。
特開平10−007841号公報 特開2008−115316号公報
本発明は、以上の点に鑑み、耐摩耗性能の低下を抑えながら、氷上性能を向上することができるタイヤトレッド用ゴム組成物、及びそれを用いた空気入りタイヤを提供することを目的とする。
本発明に係るタイヤレトレッド用ゴム組成物は、ジエン系ゴム100質量部に対して、補強性充填剤10〜150質量部と、90%体積粒径(D90)が500μm以下の酸処理シルク粉末0.1〜30質量部と、を含有するものである。また、本発明に係る空気入りタイヤは、該ゴム組成物を用いてなるトレッドを備えたものである。
本発明によれば、酸処理したシルク粉末を配合することにより、耐摩耗性能の低下を抑えながら、氷上性能を向上することができる。
以下、本発明の実施に関連する事項について詳細に説明する。
本実施形態に係るゴム組成物は、ジエン系ゴムに、補強性充填剤と、酸処理シルク粉末を配合してなるものである。
該ゴム組成物において、ゴム成分として用いられるジエン系ゴムとしては、例えば、天然ゴム(NR)、ポリイソプレンゴム(IR)、ポリブタジエンゴム(BR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、スチレン−イソプレン共重合体ゴム、ブタジエン−イソプレン共重合体ゴム、スチレン−イソプレン−ブタジエン共重合体ゴムなどが挙げられる。これらジエン系ゴムは、いずれか1種単独で、又は2種以上ブレンドして用いることができる。上記ゴム成分は、好ましくは、天然ゴム、ポリブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、又はこれらの2種以上のブレンドである。
ジエン系ゴムとして、好ましくは、天然ゴムと他のジエン系ゴムとのブレンドを用いることであり、特に好ましくは、天然ゴム(NR)とポリブタジエンゴム(BR)とのブレンドゴムを用いることである。その場合、BRの比率が少なすぎるとゴム組成物の低温特性が得難くなり、逆に多くなりすぎると加工性の悪化や耐引き裂き抵抗性が低下する傾向になるので、NR/BRの比率は、質量比で30/70〜80/20、更には40/60〜70/30程度であることが好ましい。
上記補強性充填剤としては、カーボンブラック及び/又はシリカを用いることが好ましい。すなわち、補強性充填剤は、カーボンブラック単独でも、シリカ単独でも、カーボンブラックとシリカの併用でもよい。好ましくは、カーボンブラック、又はカーボンブラックとシリカの併用である。補強性充填剤の配合量は、上記ジエン系ゴム100質量部に対して10〜150質量部であり、より好ましくは20〜100質量部であり、更に好ましくは30〜80質量部である。
上記カーボンブラックとしては、特に限定されず、公知の種々の品種を用いることができる。例えば、スタッドレスタイヤ等のウインタータイヤのトレッド部に用いる場合、ゴム組成物の低温性能、耐摩耗性能やゴムの補強性などの観点から、窒素吸着比表面積(NSA)(JIS K6217−2)が70〜150m/gであり、かつDBP吸油量(JIS K6217−4)が100〜150ml/100gであるものが好ましく用いられる。具体的にはSAF級,ISAF級,HAF級のカーボンブラックが例示される。カーボンブラックの配合量としては、ジエン系ゴム100質量部に対して10〜80質量部程度の範囲が好ましく、より好ましくは15〜50質量部である。
シリカとしても、特に限定されないが、湿式沈降法シリカや湿式ゲル法シリカなどの湿式シリカが好ましく用いられる。シリカのBET比表面積(JIS K6430に記載のBET法に準じて測定)は、特に限定されないが、90〜250m/gであることが好ましく、より好ましくは150〜220m/gである。配合量としては、ゴムのtanδのバランスや補強性などの観点からジエン系ゴム100質量部に対して10〜50質量部であることが好ましく、より好ましくは15〜50質量部である。
シリカを配合する場合、スルフィドシラン、メルカプトシランなどのシランカップリング剤を併用することが好ましく、その配合量はシリカ配合量に対して2〜20質量%であることが好ましい。
本実施形態に係るゴム組成物には、酸処理したシルク粉末(即ち、酸処理シルク粉末)が配合される。酸処理シルク粉末としては、精練前の絹原料を、アルカリ処理することなく酸処理し、粉砕してなるものが用いられる。より詳細には、繭や生糸、繭糸などの精練前の絹原料を、塩酸や硫酸などの酸性の水溶液(例えば、常温でのpHが2.1以下)中に浸漬し、酸性下で加熱する酸処理を行って脆化させた後、アルカリで中和(pH=6.5〜7.5)し、次いで、水洗し乾燥した後、ハンマーミルや振動ミルなどの粉砕機を用いて粉砕することにより、酸処理シルク粉末が得られる。
一般に、絹原料は、絹となるフィブロインをセリシンで取り囲んだ構造を有しており、アルカリ処理などの精練を行うことでセリシンが除去される。そのため、アルカリ処理したシルク粉末では、タンパク質であるセリシンが表面に存在していない。これに対し、酸処理シルク粉末では、表面にセリシンを有するとともに、該セリシンの内側にタンパク質であるフィブロインを有する。セリシンは、そのアミノ酸組成として、セリン及びアスパラギン酸を多く含むことから、これらに由来する−OH、−COOHを側鎖に持つ。その他、アルギニン、リジン、ヒスチジンなどの塩基性アミノ酸に由来する塩基性の−NHも有する。また、フィブロインは、そのアミノ酸組成として、グリシン、アラニン、セリン及びチロシンを多く含むことから、これらに由来する−CH、−CHOH、−CH−C−OHを側鎖に持つ。これらの側鎖構造により、酸処理シルク粉末であると、ゴム中への相溶性が向上し、また補強性充填剤の分散性が向上して、補強性能が発揮されるものと考えられ、そのため、耐摩耗性能の低下を抑制することができる。また、酸処理シルク粉末であると、フィブロインに存在する微細な空隙(即ち、フィブロイン自体の中空ないし多孔質構造)とともに、セリシン及びフィブロインの親水性基(−OH、−COOH等)により氷上路面における水膜除去効果が発揮されるものと考えられ、氷上性能を向上することができる。
また、酸処理によりシルク粉末が脆化することから、上記粉砕によって粒径の小さい粉末が得られる。そのため、ジエン系ゴム中にシルク粉末を微分散させることができ、また、ジエン系ゴム等との相互作用も高めることができるので、耐摩耗性能を向上することができる。
酸処理シルク粉末の粒径は、耐摩耗性能の低下を抑制するという点から、90%体積粒径(D90)で500μm以下であることが好ましく、より好ましくは300μm以下であり、更に好ましくは100μm以下であり、特に好ましくは30μm以下である。酸処理シルク粉末の粒径の下限は特に限定しないが、氷上性能の向上効果を高めるという点から、0.1μm以上であることが好ましく、より好ましくは1μm以上、更に好ましくは5μm以上である。本明細書において、D90は、レーザ回折・散乱法により測定される粒度分布(体積基準)における積算値90%での粒径を意味する。
酸処理シルク粉末におけるフィブロインとセリシンの含有率は特に限定しない。一般に、酸処理前の絹原料では、両者の質量比は、フィブロイン:セリシン=約75:約25である。アルカリ処理ではセリシンが除去されるので、この比率が大きく変化するが、酸処理ではフィブロインやセリシンの溶出量が少なく、両者の比率は大きく変化しない。すなわち、酸処理は絹原料を粉砕するための劣化処理であるといえ、アルカリ処理で除去されてしまうセリシンを維持することができる。従って、実施形態に係る酸処理シルク粉末でのフィブロインとセリシンの含有率は、フィブロインが70〜85質量%、セリシンが30〜15質量%であることが好ましい。
酸処理シルク粉末としては、ゴム接着性改良表面処理が施されたものを用いてもよい。具体的には、精練前の絹原料を酸処理し粉砕したシルク粉末に、ゴム接着性改良剤の樹脂液を用いて表面処理したものを、上記酸処理シルク粉末としてゴム組成物に配合してもよい。ゴム接着性改良表面処理を施すことにより、耐摩耗性能と氷上性能の向上効果を高めることができる。
ゴム接着性改良剤としては、例えば、レゾルシン・ホルマリン樹脂初期縮合物とラテックスの混合物を主成分とするもの(RFL液)が挙げられ、処理方法を含めた詳細については特開平10−7841号公報に開示されており、同様に使用可能である。ゴム接着性改良剤の酸処理シルク粉末への付着量は、特に限定されず、例えば1〜5質量%とすることができる。
具体的には、RFL液は次のようにして得られる。レゾルシン1モルに対しホルマリンまたはヘキサメチレンアルデヒド1〜2モルの比率で両者を水に溶解し、少量の苛性ソーダまたは苛性カリ水溶液を添加して熟成させる。これにより得られたレゾルシン・ホルマリン樹脂初期縮合物を、天然ゴムラテックスまたはジエン系合成ゴムラテックス或いは両者の混合物に、固形分換算でラテックス100質量部に対し10〜80質量部の比率で添加混合する。
酸処理シルク粉末の配合量は、ジエン系ゴム100質量部に対して、0.1〜30質量部である。0.1質量部以上とすることで、上記効果を十分に発現することができる。また、30質量部以下とすることで、耐摩耗性能の低下を抑えることができる。酸処理シルク粉末の配合量は、より好ましくは0.5〜15質量部であり、更に好ましくは1〜10質量部である。
本実施形態に係るゴム組成物には、上記酸処理シルク粉末とともに、植物性粒状体を配合してもよい。植物性粒状体を併用することにより、その引っ掻き効果によって、氷上性能を更に向上することができる。
植物性粒状体としては、種子の殻、果実の核、穀物及びその芯材などの粉砕物が挙げられ、これらの少なくとも1種を配合することができる。例えば、胡桃(クルミ)、杏(あんず)、椿、桃、梅、銀杏、落花生、栗などの果実の核や種子の殻の粉砕物、米、麦、アワ、ひえ、とうもろこしなどの穀物の粉砕物や、トウモロコシの穂芯などの穀物芯材の粉砕物などが挙げられる。これらはモース硬度が2〜5程度であり、氷よりも硬いので、氷雪路面に対して引っ掻き効果を発揮することができる。
該植物性粒状体は、ゴムとのなじみを良くして脱落を防ぐために、ゴム接着性改良剤の樹脂液で表面処理されたものを用いることが好ましい。ゴム接着性改良剤としては、上記RFL液が挙げられる。
該植物性粒状体の粒径は、特に限定されないが、引っ掻き効果を発揮するとともにトレッドからの脱落を防止するため、90%体積粒径(D90)が100〜600μmであることが好ましく、より好ましくは150〜500μmであり、更に好ましくは200〜400μmである。
本実施形態に係るゴム組成物には、上記酸処理シルク粉末とともに、植物の多孔質性炭化物の粉砕物を配合してもよい。かかる粉砕物を配合することにより、氷上路面に発生する水膜の吸水・除水効果を高めて、氷上性能を更に向上することができる。
該多孔質性炭化物の粉砕物は、木、竹などの植物を材料として炭化して得られる炭素を主成分とする固体生成物からなる多孔質性物質を粉砕してなるものであり、中でも竹炭の粉砕物(竹炭粉砕物)が吸水・除水効果の観点から好適である。竹炭の原料となる竹材としては、孟宗竹、苦竹、淡竹、紋竹などの各種の竹のほか、千鳥笹、仙台笹などの笹も含まれる。竹炭粉砕物は、窯を用いて竹材を蒸し焼きにして炭化して得られた竹炭を、公知の粉砕機を用いて粉末状に粉砕することにより得ることができる。
該多孔質性炭化物の粉砕物の粒径は、特に限定されないが、90%体積粒径(D90)が10〜500μmであることが好ましく、より好ましくは50〜300μmであり、更に好ましくは50〜200μmである。
これら植物性粒状体や多孔質性炭化物の粉砕物を配合する場合、その配合量は、両者の合計量で、ジエン系ゴム100質量部に対して、1〜20質量部であることが好ましく、より好ましくは2〜10質量部である。また、植物性粒状体の配合量は、ジエン系ゴム100質量部に対して0.5〜10質量部であることが好ましく、より好ましくは1〜5質量部である。多孔質性炭化物の粉砕物の配合量は、ジエン系ゴム100質量部に対して0.5〜10質量部であることが好ましく、より好ましくは1〜5質量部である。
本実施形態に係るゴム組成物には、架橋されたジエン系ポリマー粒子であるポリマーゲルを更に配合してもよい。例えば、ガラス転移点Tg(JIS K7121に準拠した昇温速度20℃/分のDSCでの測定値)が−90〜−30℃のポリマーゲルを配合することにより、マトリクスゴムの低温弾性率を下げることができ、接地面積の増大により氷雪路面に対する凝着摩擦力を向上することができる。ポリマーゲルは、ゴム分散液を架橋することにより製造することができるゲル化ゴムであり、ベースポリマーとしては、BR、SBR、NR、IRなどの各種ジエン系ゴムが挙げられる。ポリマーゲルの配合量は、ジエン系ゴム100質量部に対して、例えば、1〜50質量部とすることができ、より好ましくは5〜25質量部である。かかるポリマーゲルとしては、例えば、ランクセス社からナノプレンの商品名で市販されており、使用することができる。
本実施形態に係るゴム組成物には、上記した各成分に加え、通常のゴム工業で使用されているプロセスオイル、亜鉛華、ステアリン酸、軟化剤、可塑剤、ワックス、老化防止剤(アミン−ケトン系、芳香族第2アミン系、フェノール系、イミダゾール系等)、加硫剤、加硫促進剤(グアニジン系、チアゾール系、スルフェンアミド系、チウラム系等)などの配合薬品類を通常の範囲内で適宜配合することができる。
上記加硫剤としては、粉末硫黄、沈降硫黄、コロイド硫黄、不溶性硫黄、高分散性硫黄などの硫黄成分が挙げられ、特に限定するものではないが、その配合量はジエン系ゴム100質量部に対して0.1〜10質量部であることが好ましく、より好ましくは0.5〜5質量部であり、更に好ましくは1〜3質量部である。また、加硫促進剤の配合量としては、ジエン系ゴム100質量部に対して0.1〜7質量部であることが好ましく、より好ましくは0.5〜5質量部である。
該ゴム組成物は、通常に用いられるバンバリーミキサーやニーダー、ロール等の混合機を用いて、常法に従い混練し作製することができる。すなわち、第一混合段階(ノンプロ練り工程)で、ジエン系ゴムに対し、補強性充填剤及び酸処理シルク粉末とともに、加硫剤及び加硫促進剤を除く他の添加剤を添加して混練し、次いで、得られた混合物に、最終混合段階(プロ練り工程)で加硫剤及び加硫促進剤を添加して混練することにより、ゴム組成物を調製することができる。
このようにして得られるゴム組成物は、空気入りタイヤの接地面を構成するトレッドゴムに用いられ、より好ましくは、スタッドレスタイヤ、スノータイヤなどのウインタータイヤのトレッドのためのゴム組成物として好適に用いられ、常法に従い、例えば140〜180℃で加硫成形することにより、該トレッドを形成することができる。空気入りタイヤのトレッドゴムには、キャップゴムとベースゴムとの2層構造からなるものと、両者が一体の単層構造のものがあるが、接地面を構成するゴムに用いられるので、単層構造のものであれば、当該トレッドゴムが上記ゴム組成物からなり、2層構造のものであれば、キャップゴムが上記ゴム組成物からなる。
以下、本発明の実施例を示すが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
バンバリーミキサーを使用し、下記表1に示す配合(質量部)に従い、まず、第一混合段階で、硫黄と加硫促進剤を除く成分を添加混合し(排出温度=160℃)、次いで、得られた混合物に、最終混合段階で硫黄と加硫促進剤を添加混合して(排出温度=90℃)、タイヤトレッド用ゴム組成物を調製した。表1中の各成分の詳細は以下の通りである。
・NR:RSS#3
・BR:JSR(株)製「BR01」(シス1,4結合含量95%)
・カーボンブラック:東海カーボン(株)製「シーストKH(N339)」(NSA=93m/g、DBP=119ml/100g)
・シリカ:東ソー・シリカ(株)製「ニップシールAQ」(BET=205m/g)
・シランカップリング剤:デグサ社製「Si75」
・パラフィンオイル:JX日鉱日石サンエナジー(株)製「JOMOプロセスP200」
・ステアリン酸:花王(株)製「ルナックS−20」
・亜鉛華:三井金属鉱業(株)製「亜鉛華1種」
・老化防止剤:住友化学工業(株)製「アンチゲン6C」
・ワックス:日本精蝋株式会社製「OZOACE0355」
・加硫促進剤:住友化学工業(株)製「ソクシノールCZ」
・硫黄:鶴見化学工業(株)製「粉末硫黄」
・酸処理シルク粉末1:0.5質量%塩酸水溶液中に天蚕繭を95℃×2時間煮沸し、炭酸ナトリウムで中和(pH=6.5〜7.5)した後、水洗し、100℃で1時間乾燥した。乾燥後、ハンマーミルで30μmまで粉砕し、更に振動ミルで30μmまで粉砕した。その後、30μmの篩を通すことによって、酸処理シルク粉末1を得た。得られた粉末はD90が25μmであった。なお、0.5質量%塩酸水溶液に代えて、0.5質量%硫酸水溶液で酸処理した場合にも、同様な結果が得られた。
・酸処理シルク粉末2:ハンマーミルで粉砕した後、振動ミルで5μmまで粉砕し、その後、5μmの篩を通し、その他は、酸処理シルク粉末1と同様にして、酸処理シルク粉末2を得た。得られた粉末はD90が3μmであった。
・酸処理シルク粉末3:ハンマーミルで300μmまで粉砕した後、振動ミルで粉砕せずに、300μmの篩を通し、その他は、酸処理シルク粉末1と同様にして、酸処理シルク粉末3を得た。得られた粉末はD90が220μmであった。
・酸処理シルク粉末4:ハンマーミルで1000μmまで粉砕した後、振動ミルで粉砕せずに、1000μmの篩を通し、その他は、酸処理シルク粉末1と同様にして、酸処理シルク粉末4を得た。得られた粉末はD90が880μmであった。
・酸処理シルク粉末5:特開平10−7841号公報の段落0015に記載された実施例1のゴム接着性改良表面処理剤に、上記酸処理シルク粉末1を浸漬した後、加熱乾燥を行い、乾燥後、振動ミルで30μmまで粉砕した。その後、30μmの篩を通すことによって、ゴム接着性改良表面処理を施した酸処理シルク粉末5を得た。得られた粉末はD90が25μmであった。
・アルカリ処理シルク粉末:0.5質量%炭酸ナトリウム水溶液中に天蚕繭を95℃×2時間煮沸し、塩酸で中和(pH=6.5〜7.5)した後、水洗し、100℃で1時間乾燥した。乾燥後、ハンマーミルで粉砕し、更に振動ミルで粉砕した。その後、50μmの篩を通すことによって、アルカリ処理シルク粉末を得た。得られた粉末はD90が36μmであった。なお、アルカリ処理の場合、振動ミルで粉砕しても、酸処理のような更なる小粒径への粉砕は困難であった。
・竹炭粉砕物:孟宗竹の竹炭(宮崎土晃株式会社製「1号炭」)をハンマーミルで粉砕し、得られた粉砕物をふるい(120メッシュ)により分級した竹炭粉砕物(D90=100μm)。
・植物性粒状体:クルミ殻粉砕物(株式会社日本ウォルナット製「ソフトグリット#46」)に対し、特開平10−7841号公報の段落0015に記載に方法に準じてRFL処理液で表面処理を施したもの(処理後の植物性粒状体のD90=300μm)。
90%体積粒径(D90)の測定は、光源として赤色半導体レーザ(波長680nm)を用いる島津製作所製のレーザ回折式粒度分布測定装置「SALD−2200」により行い、測定により得られる粒度分布(体積基準)の積算値90%での粒径を求めた。
得られた各ゴム組成物について、硬度を測定した。また、各ゴム組成物を用いてスタッドレスタイヤを作製した。タイヤサイズは195/65R15として、そのトレッドに各ゴム組成物を適用し、常法に従い加硫成形することによりタイヤを製造した。得られた各タイヤについて、耐摩耗性能、氷上制動性能を評価した(使用リムは15×5.5JJ)。各測定、評価方法は次の通りである。
・硬度:JIS K6253に準拠したデュロメータ タイプAにより、150℃×30分で加硫した試験片(厚みが12mm以上のもの)について、常温(23℃)での硬度を測定した。
・耐摩耗性能:上記タイヤ4本を2000ccの4WD車に装着し、一般乾燥路面において2500km毎に左右ローテーションさせながら10000km走行させて、走行後の4本のトレッド残溝深さの平均値を、比較例1を100とする指数表示で示した。数値の大きいものほど耐摩耗性能が良好である。
・氷上制動性能:上記タイヤ4本を2000ccの4WD車に装着し、氷盤路(気温−3±3℃)上で40km/h走行からABS作動させて制動距離を測定し(n=10の平均値)、制動距離の逆数について比較例1の値を100とした指数で表示した。指数が大きいほど制動距離が短く、氷上路面での制動性能に優れることを示す。
Figure 0006141158
結果は、表1に示す通りであり、酸処理シルク粉末を配合した各実施例であると、コントロールである比較例1に対して、耐摩耗性能を向上し、又は同等以上に維持しながら、氷上性能を飛躍的に向上することができた。一方、アルカリ処理シルク粉末を用いた比較例4では、耐摩耗性能についても、氷上性能についても、改善効果は得られなかった。比較例5では酸処理シルク粉末の配合量が多すぎ、また比較例6では酸処理シルク粉末の粒径が大きすぎて、耐摩耗性能が低下した。また、実施例8,9に示されたように、酸処理シルク粉末と植物性粒状体及び/又は竹炭粉砕物を併用することにより、更なる氷上性能の向上効果が得られた。また、実施例9と実施例10との対比から、酸処理シルク粉末にゴム接着性改良表面処理を施すことにより、氷上性能に更なる改善効果が得られ、また耐摩耗性も改善されていた。
本発明のゴム組成物は、乗用車、ライトトラック、トラック・バス等の各種タイヤに用いることができる。

Claims (4)

  1. ジエン系ゴム100質量部に対して、補強性充填剤10〜150質量部と、90%体積粒径(D90)が500μm以下の酸処理シルク粉末0.1〜30質量部と、を含有するタイヤトレッド用ゴム組成物。
  2. 前記酸処理シルク粉末が、酸処理したシルク粉末にゴム接着性改良表面処理を施したものであることを特徴とする請求項1に記載のタイヤトレッド用ゴム組成物。
  3. 植物性粒状体、及び/又は、植物の多孔質性炭化物の粉砕物を、両者の合計量で、ジエン系ゴム100質量部に対して、1〜20質量部含有することを特徴とする請求項1又は2に記載のタイヤトレッド用ゴム組成物。
  4. 請求項1〜のいずれか1項に記載のゴム組成物を用いてなるトレッドを備えた空気入りタイヤ。
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