JP2000044598A - 絹蛋白質微粉末及びその製造方法 - Google Patents

絹蛋白質微粉末及びその製造方法

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JP2000044598A
JP2000044598A JP10218940A JP21894098A JP2000044598A JP 2000044598 A JP2000044598 A JP 2000044598A JP 10218940 A JP10218940 A JP 10218940A JP 21894098 A JP21894098 A JP 21894098A JP 2000044598 A JP2000044598 A JP 2000044598A
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sericin
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powder
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Mayumi Kirikawa
川 真由美 切
Takeshi Kasahara
原 猛 笠
Kunioki Kishida
田 国 興 岸
Daijiro Akiyama
山 大二郎 秋
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Daiwa Boseki KK
Daiwabo Co Ltd
Nippon Valqua Industries Ltd
Nihon Valqua Kogyo KK
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Daiwa Boseki KK
Daiwabo Co Ltd
Nippon Valqua Industries Ltd
Nihon Valqua Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 5〜30重量%の量のセリシンと95〜
70重量%の量の絹フィブロイン(但し、セリシンと絹
フィブロインとの合計を100重量%とする。)とから
なり、平均粒径が30μm以下であり、最大粒径が60
μm以下であり、且つ該セリシンの平均分子量が7千〜
30万である絹蛋白質微粉末。絹を精練して、固形分換
算でセリシンを5〜30重量%の量で絹フィブロインを
95〜70重量%の量(但し、セリシンと絹フィブロイ
ンとの合計を100重量%とする。)で含む絹精練物を
調製し、次いでこの絹精練物を乾燥した後、この乾燥物
を粉砕して、平均粒径が30μm以下で、最大粒径が6
0μm以下であり、且つ該セリシンの平均分子量が7千
〜30万の微粉末を得る絹蛋白質微粉末の製造方法。 【効果】 合成皮革、ゴム、塗料、繊維、フィルム、シ
ート等に添加することにより、吸湿性、放湿性、帯電防
止性等を付与したり、触感や風合いを向上させることが
できる絹蛋白質微粒子及びその製造方法の提供。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、絹蛋白質微粒子及びその
製造方法に関し、さらに詳しくは得られる微粉末を各種
材料、例えば、合成皮革、ゴム、塗料、繊維、フィル
ム、シート等に添加することにより、吸湿性、放湿性、
帯電防止性等を付与したり、触感や風合いを向上させる
ことができる絹蛋白質微粒子及びその製造方法に関す
る。
【0002】
【発明の技術的背景】絹繊維は、フィブロイン繊維とそ
の周囲に付着したセリシンとからなっており、従来で
は、この絹繊維からセリシンを除去し、フィブロイン繊
維を微粉化してなる絹フィブロイン微粉末を添加剤とし
て各種材料、例えば、合成皮革、ゴム、塗料、繊維、フ
ィルム、シート等の製造時に用いることにより、これら
材料に吸湿性、放湿性、帯電防止性等を付与したり、そ
の触感や風合いを向上させていた。
【0003】このような絹フィブロイン微粉末の製造方
法として種々の方法が知られている。例えば、:特公
昭39−1941号には、絹フィブロインを銅アンモニ
ア溶液または銅エチレンジアミンのような銅錯塩溶液に
溶解し、酸を添加して中和した後、アルコール類に添加
する、クロマトグラフ用の粉末絹フィブロインの製造法
が記載されている。 :特公昭61−36840号公報には、蚕糸等をその
ままあるいは水浸漬等の前処理を行った後、耐圧容器中
で飽和水蒸気または過熱水蒸気により加熱加圧し、次い
で急激により低圧下に放出して膨化させ、これを乾燥、
粉砕する絹フィブロイン粉末の製造法が記載され、該方
法によれば、化粧料基材、軟膏等の医療薬への添加剤と
して使用可能な、カット長の短い単糸繊維状の絹フィブ
ロイン粉末が得られる旨記載されている。 :特公昭63−51160号公報には、蚕糸等を水に
浸漬したまま耐圧容器中で加圧加熱したのち乾燥、粉砕
する絹フィブロイン粉末の製造法が記載され、該方法に
よれば、化粧料基材、軟膏薬の基材等に有効に使用でき
る、さらさらした微粉末が得られる旨記載されている。 :特開平4−300369号公報には、塩酸濃度0.
9〜1.1N、温度85〜95℃、処理時間45〜75
分間の条件下において、絹繊維を塩酸加水分解して絹繊
維を劣化処理した後、平均粒径10μm以下で最大粒子
径が25μmになるように機械的粉砕する絹微粉末の製
造方法が記載され、該絹微粉末を改質剤として使用すれ
ば、合成皮革の風合い及び機能を改良しうる旨記載され
ている。また、結晶領域と非結晶領域とからなる絹フィ
ブロイン繊維の絹フィブロイン非結晶領域をより多量に
残した状態の絹微粉末を得るには、セリシンの残ってい
る状態の絹繊維を使用することが好ましい旨記載され、
またその実施例には、塩酸加水分解処理によるアミノ酸
の分解溶出は30%であり、セリシン部分のみが分解溶
出した量に相当し、フィブロイン非結晶領域の分解溶出
は殆どなかった旨記載されている。なお、この特開平4
−300369号公報には、絹繊維は大体72〜81%
のフィブロイン蛋白と、19〜28%のセリシン蛋白と
で構成されている旨記載されている。 :特開平6−339924号公報には、絹フィブロイ
ンを乾式機械的手段で100μm程度に粗粉砕する工程
と、絹フィブロイン粗粉末をボールミルのような乾式機
械的粉砕手段で20μm程度に微粉砕する工程と、絹フ
ィブロイン微粉末をジェットミル乾式機械的粉砕手段で
平均粒径10μm以下の超微粉末に粉砕する工程とを有
し、粉砕工程の少なくとも1工程において、またはその
後においてメタノール等により絹フィブロイン粉末に対
してβ化処理を施す、絹フィブロイン超微粉末の製造法
が記載されている。
【0004】しかしながら上記〜の何れの公報に記
載のフィブロイン微粉末を合成皮革、ゴム、塗料、繊
維、フィルム、シート等に添加しても、吸湿性、放湿
性、帯電防止性、触感や風合い等の点で天然物に比して
充分でないとの問題点があった。
【0005】そこで本発明者等は、上記問題点を解決す
べく鋭意研究を重ねたところ、上記従来例のようにセリ
シンを完全に除去し、絹フィブロインのみを粉末化させ
るのではなく、寧ろ積極的にセリシンを含有させ、しか
も特定量比でセリシンと絹フィブロインとを含み、その
平均粒径が特定の範囲にあり、且つ該セリシンの平均分
子量が特定の範囲にある絹蛋白質微粉末を各種材料、例
えば、合成皮革、ゴム、塗料、繊維、フィルム、シート
等の製造時に用いれば、吸湿性、放湿性、透湿性、帯電
防止性、耐アトピー性等を上記各種材料に付与でき、触
感や風合いを向上させることができることなどを見出し
て本発明を完成するに至った。
【0006】
【発明の目的】本発明は上記のような従来技術に伴う問
題点を解決しようとするものであって、分散性に優れ、
各種材料、例えば、合成皮革、ゴム、塗料、繊維、フィ
ルム、シート等の製造時にこれら各種材料用の原料に添
加すれば、吸湿性、放湿性、透湿性、帯電防止性、耐ア
トピー性等を上記各種材料に付与でき、触感や風合いを
向上させることができる絹蛋白質微粉末及びその製造方
法を提供することを目的としている。
【0007】
【発明の概要】本発明に係る絹蛋白質微粉末は、5〜3
0重量%の量のセリシンと95〜70重量%の量の絹フ
ィブロイン(但し、セリシンと絹フィブロインとの合計
を100重量%とする。)とからなり、平均粒径が30
μm以下であり、最大粒径が60μm以下であり、且つ
該セリシンの平均分子量が7,000〜300,000
であることを特徴としている。
【0008】本発明では、上記絹蛋白質微粉末は、その
アスペクト比が1〜5の範囲にあり、レーザー測定法に
て測定した粒度分布が60μm以下の範囲にあることが
望ましい。
【0009】本発明においては、絹を精練して、固形分
換算でセリシンを5〜30重量%の量で絹フィブロイン
を95〜70重量%の量(但し、セリシンと絹フィブロ
インとの合計を100重量%とする。)で含む絹精練物
を調製し、次いでこの絹精練物を乾燥、好ましくは加熱
乾燥して、この乾燥物を粉砕、好ましくは乾式機械的粉
砕手段で粉砕して、平均粒径が30μm以下で、最大粒
径が60μm以下であり、且つ該セリシンの平均分子量
が7,000〜300,000の微粉末を得ることを特
徴としている。
【0010】本発明によれば、分散性に優れ、合成皮
革、ゴム、塗料、繊維、フィルム、シート等の製造時に
用いれば、吸湿性、放湿性、透湿性、帯電防止性、耐ア
トピー性等を上記各種材料に付与でき、触感や風合いを
向上させることができる絹蛋白質微粉末及びその製造方
法が提供される。
【0011】
【発明の具体的説明】以下、本発明に係る絹蛋白質微粉
末及びその製造方法について具体的に説明する。
【0012】<絹蛋白質微粉末>本発明に係る絹蛋白質
微粉末は、セリシンと絹フィブロインとからなり、セリ
シンが5〜30重量%、好ましくは15〜29重量%、
特に好ましくは20〜27重量%の量で、絹フィブロイ
ンが残部量すなわち、95〜70重量%、好ましくは8
5〜71重量%、特に好ましくは80〜73重量%の量
で含まれていることが望ましい(但し、絹蛋白質中のセ
リシンと絹フィブロインとの合計を100重量%とす
る。) このように絹蛋白質微粉末中に絹フィブロインと共にセ
リシンが上記の量で含まれていると、絹蛋白質微粉末を
前記各種材料に配合することにより、得られる加工物
(配合物)は、例えば、吸湿性、放湿性共に優れる傾向
がある。
【0013】本発明では、この絹蛋白質微粉末は、その
平均粒径が30μm以下、好ましくは20μm以下であ
ることが望ましい。この平均粒径が30μmを超える
と、加工物の触感、風合いが低下する傾向がある。
【0014】しかも本発明では、該セリシンの平均分子
量が7,000〜300,000(30万)であること
が望ましい。セリシンの平均分子量が上記範囲にある
と、この絹蛋白質微粉末を改質剤として用いた場合に吸
湿性、触感、風合い、帯電防止性等の特性に優れた合成
皮革、化粧料等が得られる傾向があり、また塗料に配合
する場合には、ポットライフが長くなり、流動性に優れ
る傾向がある。
【0015】なお、未処理の天然絹繊維中のセリシンの
平均分子量は、1,000〜300,000(30万)
程度である。また、本発明では、上記絹蛋白質微粉末の
アスペクト比が1〜5、好ましくは1〜3の範囲にあ
り、レーザー測定法で測定した粒度分布が60μm以
下、好ましくは30μm以下の範囲にあることが望まし
い。 <絹蛋白質微粉末中のセリシンと絹フィブロインの量比
の測定>微粉末化直前の蚕糸(約2〜3mmの長さに切
断したもの)を適量採取し、その重量を正確に秤量した
後、105℃の熱雰囲気中で乾燥して絶乾重量を測定
し、この前後の重量から含有水分率(X%)を求めた。
【0016】上記と同じ母集団から取り出した蚕糸を適
当量(重量Yg)採取し、これを約40℃の炭酸ナトリ
ウム水溶液(濃度2重量%)中に入れて撹拌して均一に
分散させた。次に、この液に重炭酸ナトリウムを5重量
%の濃度となるように添加したのち昇温し、90〜95
℃の温度で1時間浸漬処理してから、蚕糸を取り出して
水洗した。次いで、この蚕糸をJIS-L-1002に準
じて、絶乾重量(Zg)を測定し、下記の式からセリシ
ン及び絹フィブロインの含有率(重量%)を求めた。
【0017】セリシンの含有率(重量%)=[Y(100-
X)-Z]×100/Y(100-X) 絹フィブロインの含有率(重量%)=100Z/Y(1
00−X) <絹蛋白質微粉末の平均粒径の測定>絹粉末の平均粒径
は、セイシン企業社製「SK-LMS PRO-7000
S」を用いて測定した。 <セリシンの平均分子量の測定>絹タンパク質微粉末を
ソックスレー抽出器に入れ、沸騰水で60分間抽出した
液を100℃で濃縮し凍結乾燥してセリシン粉末を得
た。
【0018】濾過精度0.45μmのメンブレンフィル
ターで濾過した蒸留水、アセトニトリル及びトリフルオ
ロ酢酸を、それぞれ55.0:5.0:0.1の比率で
混合した混合液をPH2以上に調整し、超音波洗浄器を
用いて30分間脱気した液(これを移動層ともいう)
に、セリシン粉末10mgを加えて10mlとした。
【0019】これを濾過精度0.45μmのフィルター
で濾過し、20μlのマイクロシリンダーに取り、高速
液体クロマトグラフィー「(株)島津製作所製、型番:
LC-6Aシステム」に注入した。カラムは、水系高速
GFC用充填カラム((株)東ソー製、型番:TSK-
GEL G2000SWXL)を用いた。
【0020】このクロマトグラフで得られたデータと予
めアミノ酸標準物質を用いて得られた検量線との対比に
より、セリシンの分子量を決定した。<絹蛋白質微粉末の製造> 次に、上記のような絹蛋白質
微粉末の好ましい製造方法について説明する。 [精練]本発明では、まず絹を精練して、固形分換算で
セリシン5〜30重量%及び絹フィブロイン95〜70
重量%(但し、セリシンと絹フィブロインとの合計を1
00重量%とする。)の絹精練物を調製する。
【0021】絹としては、家蚕系、野蚕系の何れでもよ
く、繭、繭屑など精練処理されていない絹には、通常、
72〜81重量%程度の繊維状絹フィブロイン蛋白と、
該絹フィブロイン繊維の周囲に付着した19〜30重量
%のセリシン蛋白(絹フィブロイン+セリシン=100
重量%)とが含まれている。
【0022】本発明では、例えば、上記のような成分組
成の絹を精練して、セリシンと絹フィブロインとが上記
の量で含まれた絹精練物を調製する。絹から絹精練物を
得るには、従来より公知の種々の方法を利用でき、例え
ば、 :蚕糸を60〜100℃の熱水で精練(洗浄)して低
分子量(例:分子量が7000未満)のセリシンを上記
量になるまで溶解させ低減・除去する方法が挙げられ
る。これによって、蚕糸に通常含まれる夾雑物、例え
ば、汚れ、脂肪、土砂、機械油なども洗浄除去される。
この熱水の温度が60℃未満では、蚕糸の精練(洗浄)
効果が乏しく、また平均分子量が7,000未満の低分
子量のセリシンが残存してしまい、吸湿性等の物性に劣
る絹蛋白質微粉末が得られることがあり、一方100℃
を超えると、蚕糸から高分子量例えば分子量300,0
00以上のセリシンまでも溶解除去され、セリシンの歩
留まりを損ねることがある。
【0023】このような熱水での蚕糸の洗浄時間は、用
いられる熱水の温度などによっても異なり一概に決定さ
れないが、通常、30〜60分程度である。このよう
に、熱水洗浄後の蚕糸中に、固形分換算で、セリシンが
5〜30重量%、絹フィブロインが95〜70重量%
(セリシンと絹フィブロインの合計100重量%)とな
るように洗浄条件を調節することにより、吸湿性、耐水
性共に優れた絹蛋白質微粉末が得られる。
【0024】なお、蚕糸から絹精練物を得るには、下記
のような方法を採用することもできる。 :蚕糸を石鹸水溶液または希アルカリで煮沸させる方
法、 :蚕糸を酸例えば、60〜100℃の塩酸溶液(例:
1N)中で30〜2時間程度加水分解させ、セリシン量
及び絹フィブロイン量が上記量となるように精練する方
法、 :蚕糸を酵素液中に浸漬する方法など。
【0025】この他に、通常繭の製糸工程で使用される
溶液、薬剤、条件を用いて絹精練物を得ることもでき
る。 [乾燥]本発明では、次いで上記のようにして得られた
絹精練物を乾燥して絹精練物中の水分含量を下げると、
この乾燥後に行う乾燥物の粉砕が迅速且つ均一に行われ
る傾向がある。すなわち、水分率の低下により、粉砕中
及び粉砕後の微粒子相互の自己付着性が低減され、従っ
て粉砕処理や分級が短時間に且つ均一に行われる。
【0026】乾燥に際しては、例えば、洗浄後の蚕糸か
ら遠心脱水法等によりある程度の水分を予め脱水除去し
た後、乾燥することが効率的である。絹精練物を乾燥す
るには、常圧でも減圧下でもよく、加熱乾燥、真空乾
燥、凍結乾燥、超音波乾燥、噴霧乾燥、乾燥剤による乾
燥等の乾燥手段を利用し得るが、本発明では、経済性、
作業性などの点で加熱乾燥が好ましい。
【0027】例えば、加熱乾燥は、110℃以下の温度
の熱風下で行われる。脱水処理された絹精練物を110
℃を越える温度下で加熱乾燥させると、セリシンの変質
や絹蛋白質微粉末の吸湿性の低下等の不具合を生じる恐
れがある。 [粉砕]本発明では、次いで、上記の乾燥物を粉砕し
て、平均粒径が30μm以下で、最大粒径が60μm以
下であり、且つ該セリシンの平均分子量が7,000〜
30万の絹蛋白質微粉末を得ている。
【0028】乾燥物の粉砕手段としては、乾式機械的粉
砕手段、湿式機械的粉砕手段、酸・アルカリ粉砕、酵素
粉砕などが挙げられ、好ましくは、乾式機械的粉砕手段
が用いられる。
【0029】乾燥蚕糸の粉砕は、ピンコーター、エンペ
ラーミル、ボールミル、ジェットミル等を用いて行われ
る。
【0030】
【発明の効果】本発明に係る絹蛋白質微粉末には、特定
量比でセリシンと絹フィブロインとが含まれ、絹蛋白質
微粉末の平均粒径が特定の範囲にあり、且つ該セリシン
の平均分子量が特定の範囲にあるため、該絹蛋白質微粉
末を各種材料、例えば、合成皮革、ゴム、塗料、繊維、
フィルム、シート等に添加すれば、吸湿性、放湿性、透
湿性、帯電防止性、耐アトピー性等を上記各種材料に付
与でき、触感や風合いを向上させることができる。
【0031】本発明においては、絹を精練して、固形分
換算でセリシンを5〜30重量%の量で絹フィブロイン
を95〜70重量%の量で含む絹精練物を調製し、次い
でこの絹精練物を乾燥して乾燥物(好ましくは水分含有
率0.1重量%以下)を調製し、次いでこの乾燥物を粉
砕して、平均粒径が30μm以下で、最大粒径が60μ
m以下であり、且つ該セリシンの平均分子量が7,00
0〜30万の微粉末を得ているので、効率的に上記絹蛋
白質微粉末が得られ、しかも環境汚染の恐れがない。
【0032】
【実施例】次に、本発明に係る絹蛋白質微粉末及びその
製造方法ついて、実施例によりさらに具体的に説明する
が、本発明は係る実施例により何等制限されるものでは
ない。
【0033】なお、以下の実施例、比較例では、以下の
方法で試料の分子量、平均粒径、水分含有率、官能評
価、摩擦帯電圧、抗菌性、吸放湿試験の測定を行った。<セリシンの平均分子量の測定> セリシンの平均分子量
は、ゲル電気泳動法により測定される。
【0034】すなわち、セリシン濃度が5mg/mlに
なるように試料を調整し、その試料15μlを5〜20
%の濃度勾配が設けられたポリアクリルアミドゲル(A
TTO SPGー520L型パジェル)に塗布し、泳動
用緩衝液を用い、20mAの定電流(ATTO クロス
パワー1000 AE−8400型)で約2時間泳動す
る。泳動終了後、ゲルを染色液に2時間、脱色液に12
時間それぞれ浸漬する。分子量マーカーも上記試料と同
時に泳動し分子量の指標とする。
【0035】指標となるこの分子量マーカーの泳動距離
と、試料中のセリシンの泳動距離との比から、試料中の
セリシンの平均分子量を求める。<平均粒径、最大粒径、粒度分布> 絹粉末の平均粒径、
最大粒径、粒度分布の測定は、絹粉末をセイシン企業社
製、SK レーザーマイクロンサイザー「SK-LMS
PRO-7000S」(分散媒メタノール)を用いて行
った。 <水分含有率>水分含有率は、JIS L 1002に準
拠して測定した。 <官能評価>無作為に選んだ男女各10人(合計20
人)を被験者とし、塗料が塗設された試料面にその手指
を触れさせ、試料面のヌメリ感(手指の滑り難さ)及び
接触冷温感を下記表1に示すように5段階で評価させ、
その平均値を求めた。
【0036】
【表1】
【0037】<摩擦帯電圧>「JIS L 1094
5.2(摩擦帯電圧測定法)」によって測定した。 <抗菌性(カビ抵抗性)試験>「JIS Z 2911
6.2.2(繊維製品の試験;湿式法)」によって評価
した。
【0038】すなわち、無機塩寒天培地平板上に、試料
を貼付する。次いで、所定のカビ4菌株の胞子懸濁液を
噴霧する。次いで、27±1℃で14日間培養する。そ
して、この間のカビの生育状況を、試験開始後4日目、
7日目、10日目、14日目に観察し、下記表2に示す
評価基準に従って、試料のカビ抵抗性を評価した。
【0039】
【表2】
【0040】<吸放湿試験>関係湿度30%、温度20
℃の恒温恒湿槽Aに試料を入れて48時間放置する。こ
の恒温恒湿槽からこの試料を取り出して、重量(重量
a)を測定する。
【0041】別の恒温恒湿槽B(関係湿度80%、温度
20℃)にこの試料を入れ、1,2,3および4時間経
過時の試料の重量(重量b)を測定する。(b−a)を
もって吸湿量とする。恒温恒湿槽Aに再び試料を入れ、
1,2,3および4時間経過時の試料の重量(重量c)
を測定した。「(4時間経過時の重量b)−c」をもっ
て放湿量とする。
【0042】
【実施例1】(ウレタン塗料+精練処理済み絹フィブロ
イン・セリシン粉末) <絹蛋白質微粉末の調製>蚕糸100gを数cmの長さ
に切断した後、これを90℃の温水中に30分間浸漬し
て精練(洗浄)した。
【0043】このように洗浄した蚕糸(絹精練物)を、
次いで遠心脱水機(国内遠心器(株)、型番:H-11
0A)にて3分間脱水処理した後、回転式熱風乾燥機
(松下電器産業(株)、型番:NH-D45A2)を用
いて、温度105℃、風速100m/分の条件下に、6
0分間に亘って熱風乾燥した。
【0044】次いでこの乾燥物をボールミル((株)ダ
ルトン、型番:BM-150)にて96時間粉砕して平
均粒径が11μmで、最大粒径が24μmで、アスペク
ト比が2の絹蛋白質微粉末(絹蛋白微粒子)を得た。
【0045】得られた絹蛋白質微粉末中のセリシン量
は、21.5重量%であり、絹フィブロイン量は78.
5重量%(セリシン+絹フィブロイン=100重量%)
であった。そのときの粉末の水分含有率は、23%であ
った。 <絹蛋白質微粉末配合塗料の調製>上記絹蛋白質微粉末
を市販のウレタン塗料(「レザミンME-8105L
P」大日精化工業(株)製)中に10重量%となるよう
な量(全体で100重量%)で添加・混合して絹蛋白質
微粉末配合塗料を調製した。 <塗料の性能評価>上記絹蛋白質微粉末配合塗料を、A
BS樹脂表面に、スプレーにて3回塗装して、その乾燥
総膜厚が30μm厚の塗装板を得た。
【0046】この塗装板について、前記方法で各種性能
評価試験を行ったところ、官能総合評価は◎(評価5)
であり、そのうちヌメリ感は4.3、接触冷温感は4.
1であった。また、摩擦帯電圧は、335Vであった。
【0047】カビ抵抗性試験の結果は、試験開始後4日
目(−)、7日目(+)、10日目(++)、14日目
(++)となり、カビの生育は試料面積の1/3以上
(カビ抵抗性表示:1)となった。
【0048】
【比較例1】(ウレタン塗料+絹フィブロイン粉末)実
施例1において、セリシンが完全に除去された市販の絹
フィブロインのみからなる絹蛋白質微粉末を用いた以外
は、実施例1と同様にして塗装板を作成した。
【0049】このセリシン不含の絹フィブロイン粉末の
平均粒径は10μmであり、水分含有率は11%であっ
た。この塗装板について、前記方法で各種性能評価試験
を行ったところ、官能総合評価は「○〜◎」(評価4)
であり、そのうちヌメリ感は4.0、接触冷温感は4.
1であった。また、摩擦帯電圧は、680Vであった。
【0050】カビ抵抗性試験の結果、試験開始後4日目
(±)、7日目(++)、10日目(++)、14日目
(+++)となり、カビの生育は試料面積の1/3以上
(カビ抵抗性表示:1)となった。
【0051】
【比較例2】(ABS樹脂板表面に無添加ウレタン塗料
のみ塗布)実施例1において、ウレタン塗料に絹蛋白質
微粉末を配合しなかった以外は、実施例1と同様にAB
S樹脂板表面にウレタン塗装して塗装板を作成した。
【0052】この塗装板について、前記方法で各種性能
評価試験を行ったところ、官能総合評価は「△」(評価
3)であり、そのうちヌメリ感は2.8、接触冷温感は
3.3であった。また、摩擦帯電圧は、960Vであっ
た。
【0053】カビ抵抗性試験の結果、試験開始後4日目
(±)、7日目(++)、10日目(+++)、14日
目(+++++)となった。
【0054】
【比較例3】(ABS樹脂板のみ)実施例1において、
ABS樹脂板表面に塗装しなかった以外は、実施例1と
同様にして試験板を作成した。
【0055】このABS試験板について、前記方法で各
種性能評価試験を行ったところ、官能総合評価は「×」
(評価1)であり、そのうちヌメリ感は1.5、接触冷
温感は1.8であった。また、摩擦帯電圧は、2130
Vであった。
【0056】カビ抵抗性試験の結果、試験開始後4日目
(±)、7日目(++)、10日目(+++)、14日
目(++++)となった。
【0057】
【比較例4】実施例1において、含まれるセリシンの平
均分子量が7000未満の絹タンパク質微粉末(パウダ
ー)を用いた以外は、実施例1と同様にしてウレタン塗
料を調製した。
【0058】該絹タンパク質微粉末は、水に溶けやす
く、塗料のポットライフが短くなり、流動性が低下し
た。該パウダーを配合したウレタン塗料を調製後、1週
間、2週間、1ヶ月経過後に試験用基盤に塗布・乾燥
し、碁盤目剥離試験を以下の要領で行った。
【0059】結果を表3に示す。なお、実施例1の塗料
を用いて碁盤目剥離試験を行った結果も併せて表3に示
す。
【0060】
【表3】
【0061】<碁盤目剥離試験方法>碁盤目剥離試験
は、基台上の12mm幅のスペースに11枚の刃が等間
隔に配列された碁盤目剥離用治具(カッター)を用い
て、以下のようにして行った。
【0062】上記のように塗装された各試験板の表面
に、100個の升目ができるように、上記治具を用いて
縦横に切り目を入れた。この升目ができた塗膜表面にセ
ロハン粘着テープ(JIS Z 1522)を貼付し、剥
離させる操作を40回繰り返した。この時の剥離升目の
数X(個/100個)を数えて、塗膜の密着性を評価し
た。
【0063】
【比較例5、実施例2〜5】実施例1において、絹フィ
ブロイン/セリシン(重量比)を以下のように変えた以
外は、実施例1と同様にして、それぞれセリシン量が0
重量%で水分率が11%(比較例5)、セリシン量が1
0重量%で水分率が15%(実施例2)、セリシン量が
20重量%で水分率が19%(実施例3)、セリシン量
が25重量%で水分率が21%(実施例4)、セリシン
量が30重量%で水分率が23.5%(実施例5)の絹
タンパク質微粉末を調製した。
【0064】これらの絹タンパク質微粉末を用いて実施
例1と同様に塗料を調製し、試験板に塗装し、官能評価
を行ったところ、セリシンの含量が少なすぎる(比較例
5)と、水分率が低下し、風合い、触感が低下し、帯電
防止能が低下した。
【0065】また、上記各絹タンパク質微粉末配合繊維
においても、上記と同様の結果となった。
【0066】
【比較例6】実施例1において、粉砕時間を調節するこ
とにより、絹蛋白質微粉末の平均粒径が30μmを超え
る絹タンパク質微粉末を調製し、この微粉末を配合した
塗料を調製し、実施例1と同様の試験を行った。
【0067】その結果、塗膜の表面に異物の突出が見ら
れ、仕上がり外観が悪くなった。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09K 3/16 103 C09K 3/16 103B (72)発明者 笠 原 猛 大阪府大阪市都島区友渕町一丁目5番地10 −1208 (72)発明者 岸 田 国 興 兵庫県神戸市西区春日台9−9−8 (72)発明者 秋 山 大二郎 東京都千代田区丸の内三丁目3番1号 日 本バルカー工業株式会社内 Fターム(参考) 4F201 AA29A AB09 AB15 AC04 AR12 AR15 BA02 BA04 BC01 BC02 BC12 BN21 BN29 BN30 4H011 AA03 BA01 BB19 BC19 DA02 DC05 DH05 DH11 4H045 AA10 AA20 CA51 EA65 HA04 HA05 HA06 HA07 4L033 AC06 AC07 AC15 CA08

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】5〜30重量%の量のセリシンと95〜7
    0重量%の量の絹フィブロイン(但し、セリシンと絹フ
    ィブロインとの合計を100重量%とする。)とからな
    り、平均粒径が30μm以下であり、最大粒径が60μ
    m以下であり、且つ該セリシンの平均分子量が7,00
    0〜300,000であることを特徴とする絹蛋白質微
    粉末。
  2. 【請求項2】絹を精練して、固形分換算でセリシンを5
    〜30重量%の量で絹フィブロインを95〜70重量%
    の量(但し、セリシンと絹フィブロインとの合計を10
    0重量%とする。)で含む絹精練物を調製し、次いでこ
    の絹精練物を乾燥した後、この乾燥物を粉砕して、平均
    粒径が30μm以下で、最大粒径が60μm以下であ
    り、且つ該セリシンの平均分子量が7,000〜30
    0,000の微粉末を得ることを特徴とする絹蛋白質微
    粉末の製造方法。
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