JP6135728B2 - 包装袋 - Google Patents
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Description
外層とアルミニウムからなる中間層と熱接着性樹脂からなる内層とを少なくとも有する積層体から構成され、前記積層体の前記内層が内側を成すように配置されている、包装袋であって、
前記包装袋は、手前側の第一面と、奥側の第二面とを備え、
前記第一面と前記第二面が、少なくとも対向する一組の左側の端縁と右側の端縁の対向する位置にそれぞれ形成されている左側の端縁熱接着部と右側の端縁熱接着部にて接合状態とされており、
前記左側の端縁熱接着部から右側の端縁熱接着部にかけて設けられた開封手段により左右方向に引裂き開口した際に、引裂き開口部を形成する手前側の第一面の切断面の外郭と奥側の第二面の切断面の外郭とを異ならしめることで、引裂き開口部に段差を形成する機能を備えており、
前記開封手段は、左側の開封開始手段と、右側の開封開始手段と、これら左側と右側の開封開始手段に挟まれた段差形成手段とを備えており、
前記段差形成手段は、前記手前側の第一面の外層に形成された手前側の段差形成用切目線と、前記奥側の第二面の外層に形成された奥側の段差形成用切目線とを備えており、
前記手前側の段差形成用切目線は、左側の一点から分岐して右側の一点に収斂する上側に膨れる手前側上側切目線と下側に膨れる手前側下側切目線とを備えており、
前記奥側の段差形成用切目線は、前記手前側の段差形成用切目線の前記上側に膨れる手前側上側切目線と前記下側に膨れる手前側下側切目線との間と対応する位置を、左右方向に進行する一本の奥側切目線を備えている、ことを特徴とする。
請求項1に記載の包装袋において、
前記手前側の第一面及び奥側の第二面はいずれも、中間層より内層側に配置された層は全て未延伸フィルムおよび/または未延伸樹脂層から構成されている、ことを特徴とする。
請求項1または請求項2に記載の包装袋において、
前記包装袋の内面を構成する前記手前側の第一面の内層及び前記奥側の第二面の内層における前記開封手段よりも下端側の対向する位置に、相互に咬合し合う凸条の雄部材と凹条の雌部材とからなる合成樹脂製の咬合具が設けられ、
前記雄部材と前記雌部材とを咬合することで再封機能を備える、ことを特徴とする。
請求項1〜3のいずれかに記載の包装袋において、
前記左側の開封開始手段は、
左側の端縁熱接着部を構成する手前側の第一面及び奥側の第二面を貫通する左側の切欠又は傷痕群と、
左側の端縁熱接着部を構成する手前側の第一面の外層に形成された切目線であり且つ左側の端縁熱接着部の外縁乃至外縁近傍から右方向に進行して左側の端縁熱接着部の内縁にまで達しない位置で近接するように延伸する手前左側の複数本の切目線と、
左側の端縁熱接着部を構成する奥側の第二面の外層に形成された切目線であり且つ左側の端縁熱接着部の外縁乃至外縁近傍から右方向に進行して左側の端縁熱接着部の内縁にま
で達しない位置で近接するように延伸する奥左側の複数本の切目線と、の組み合わせであり、
前記右側の開封開始手段は、
右側の端縁熱接着部を構成する手前側の第一面及び奥側の第二面を貫通する右側の切欠又は傷痕群と、
右側の端縁熱接着部を構成する手前側の第一面の外層に形成された切目線であり且つ右側の端縁熱接着部の外縁乃至外縁近傍から左方向に進行して右側の端縁熱接着部の内縁にまで達しない位置で近接するように延伸する手前右側の複数本の切目線と、
右側の端縁熱接着部を構成する奥側の第二面の外層に形成された切目線であり且つ右側の端縁熱接着部の外縁乃至外縁近傍から左方向に進行して右側の端縁熱接着部の内縁にまで達しない位置で近接するように延伸する奥右側の複数本の切目線と、の組み合わせである、ことを特徴とする。
請求項4に記載の包装袋において、
前記手前側の段差形成用切目線は、
手前側の第一面の外層に形成された切目線であり且つ前記手前左側の複数本の切目線の近接した部分から前記手前側の段差形成用切目線の左側の一点に向かって右方向に進行する手前左側の一本の切目線と、
手前側の第一面の外層に形成された切目線であり且つ前記手前右側の複数本の切目線の近接した部分から前記手前側の段差形成用切目線の右側の一点に向かって左方向に進行する手前右側の一本の切目線と、をさらに備え、
前記奥側の段差形成用切目線は、
奥側の第二面の外層に形成された切目線であり且つ前記奥左側の複数本の切目線の近接した部分から前記奥側の段差形成用切目線の備える一本の切目線の左側の一点に向かって右方向に進行する奥左側の一本の切目線と、
奥側の第二面の外層に形成された切目線であり且つ前記奥右側の複数本の切目線の近接した部分から前記奥側の段差形成用切目線の備える一本の切目線の右側の一点に向かって左方向に進行する奥右側の一本の切目線と、をさらに備える、ことを特徴とする。
請求項5に記載の包装袋において、
前記奥左側の一本の切目線は、前記奥左側の複数本の切目線の中央の一本と連結しており、
前記奥右側の一本の切目線は、前記奥右側の複数本の切目線の中央の一本と連結しており、
前記奥左側の複数本の切目線の中央の一本と、前記奥左側の一本の切目線と、前記奥側の段差形成用切目線の備える一本の切目線と、前記奥右側の一本の切目線と、前記奥右側の複数本の切目線の中央の一本と、が同一直線状をなすように配置されている、ことを特徴とする。
なお、本段落については、符号を付した構成について、特許請求の範囲に規定する構成要件との対応関係を括弧書きで解説的に示す。
図1は本発明にかかる包装袋の切目線と咬合具の位置関係を図解的に示す平面図、図2は図1のX−X線断面を図解的に示す図、図3は本発明にかかる包装袋に形成する切目線の第1実施形態を図解的に示す手前側から見た要部平面図、図4(a)は図3のY−Y線断面を図解的に示す図,(b)は図3のZ−Z線断面を図解的に示す図、図5は本発明にかかる包装袋に形成する切目線の第2実施形態を図解的に示す手前側から見た要部平面図、図6は本発明にかかる包装袋に形成する切目線にV字状の切欠を組み合わせた第3実施形態を図解的に示す手前側から見た要部平面図、図7は本発明にかかる包装袋に形成する切目線にU字状の切欠を組み合わせた第4実施形態を図解的に示す手前側から見た要部平面図、図8は図3に示す包装袋の一方の側端縁熱接着部を残した状態の開封図であり、図中の1は包装袋、2は端縁熱接着部、2’は左・右側端縁熱接着部、2”は上・下端縁熱接着部、3は第1切目線、3’は第2切目線、10は積層体、11は外層、12は中間層、13は内層、20は合成樹脂製の咬合具、21は凸条の雄部材、22は凹条の雌部材、30Aは第1―1起点側収斂状切目線(第1の切目線・起点側の複数本の切目線),30Bは第1―1終点側収斂状切目線(第1の切目線・終点側の複数本の切目線)、30Cは第1―2起点側直線状切目線(第1の切目線・起点側の一本の切目線)、30Dは第1―2終点側直線状切目線(第1の切目線・終点側の一本の切目線)、30E,30Gは第1―3上端側切目線(第1の切目線・中央側の複数本の切目線・上端側に膨れる切目線)、30F,30Hは第1―3下端側切目線(第1の切目線・中央側の複数本の切目線・下端側に膨れる切目線)、31Aは第2―1起点側収斂状切目線(第2の切目線・起点側の複数本の切目線)、31Bは第2―1終点側収斂状切目線(第2の切目線・終点側の複数本の切目線)、31Cは第2−2起点側直線状切目線(第2の切目線・中央側の一本の切目線の一部)、31Dは第2−2終点側直線状切目線(第2の切目線・中央側の一本の切目線の一部)、31Eは第2−3中央側直線状切目線(第2の切目線・中央側の一本の切目線の一部)、N1はV字状の切欠、N2はU字状の切欠、αは切目線形成領域、βが咬合具形成領域をそれぞれ示す。
2 端縁熱接着部
2’ 左・右側端縁熱接着部
2” 上・下端縁熱接着部
3 第1切目線
3’ 第2切目線
10 積層体
11 外層
12 中間層
13 内層
20 合成樹脂製の咬合具
21 凸条の雄部材
22 凹条の雌部材
30A 第1−1起点側収斂状切目線
30B 第1−1終点側収斂状切目線
30C 第1−2起点側直線状切目線
30D 第1−2終点側直線状切目線
30E,30G 第1−3上端側切目線
30F,30H 第1−3下端側切目線
31A 第2―1起点側収斂状切目線
31B 第2―1終点側収斂状切目線
31C 第2−2起点側直線状切目線
31D 第2−2終点側直線状切目線
31E 第2−3中央側直線状切目線
α 切目線形成領域
β 咬合具形成領域
N1 V字状の切欠
N2 U字状の切欠
Claims (5)
- 外層とアルミニウムからなる中間層と熱接着性樹脂からなる内層とを少なくとも有する積層体から構成され、前記積層体の前記内層が内側を成すように配置されている、包装袋であって、
前記包装袋は、厚み方向において対向する同一形状の第一面と第二面とを備え、
前記包装袋における厚み方向を、前記第一面と前記第二面を基準として、第一面側及び第二面側と規定し、
前記包装袋における上下左右方向を、前記包装袋を第一面側から平面視した場合を基準として、上側、下側、左側及び右側と規定し、
前記第一面と前記第二面が、少なくとも対向する一組の左側の端縁と右側の端縁の対向する位置にそれぞれ形成されている左側の端縁熱接着部と右側の端縁熱接着部にて接合状態とされており、
前記左側の端縁熱接着部から右側の端縁熱接着部にかけて設けられた開封手段により左右方向に引裂き開口した際に、引裂き開口部を形成する第一面の切断面の外郭と第二面の切断面の外郭とを異ならしめることで、引裂き開口部に段差を形成する機能を備えており、
前記開封手段は、左側の開封開始手段と、右側の開封開始手段と、これら左側と右側の開封開始手段に挟まれた段差形成手段とを備えており、
前記段差形成手段は、前記第一面の外層に形成された第一面側の段差形成用切目線と、前記第二面の外層に形成された第二面側の段差形成用切目線とを備えており、
前記第一面側の段差形成用切目線は、左側の一点から分岐して右側の一点に収斂する上側に膨れる第一面側上側切目線と下側に膨れる第一面側下側切目線とを備えており、
前記第二面側の段差形成用切目線は、前記第一面側の段差形成用切目線の前記上側に膨れる第一面側上側切目線と前記下側に膨れる第一面側下側切目線との間と対応する位置を、左右方向に進行する一本の第二面側切目線を備えており、
前記左側の開封開始手段は、
左側の端縁熱接着部を構成する第一面及び第二面を貫通する左側の切欠又は傷痕群と、
左側の端縁熱接着部を構成する第一面側の第一面の外層に形成された切目線であり且つ左側の端縁熱接着部の外縁乃至外縁近傍から右方向に進行して左側の端縁熱接着部の内縁にまで達しない位置で近接するように延伸する第一面側左側の複数本の切目線と、
左側の端縁熱接着部を構成する第二面の外層に形成された切目線であり且つ左側の端縁熱接着部の外縁乃至外縁近傍から右方向に進行して左側の端縁熱接着部の内縁にまで達しない位置で近接するように延伸する第二面側左側の複数本の切目線と、の組み合わせであり、
前記右側の開封開始手段は、
右側の端縁熱接着部を構成する第一面及び第二面を貫通する右側の切欠又は傷痕群と、
右側の端縁熱接着部を構成する第一面の外層に形成された切目線であり且つ右側の端縁熱接着部の外縁乃至外縁近傍から左方向に進行して右側の端縁熱接着部の内縁にまで達しない位置で近接するように延伸する第一面側右側の複数本の切目線と、
右側の端縁熱接着部を構成する第二面の外層に形成された切目線であり且つ右側の端縁熱接着部の外縁乃至外縁近傍から左方向に進行して右側の端縁熱接着部の内縁にまで達しない位置で近接するように延伸する第二面側右側の複数本の切目線と、の組み合わせである、ことを特徴とする包装袋。 - 前記第一面及び第二面はいずれも、中間層より内層側に配置された層は全て未延伸フィルムおよび/または未延伸樹脂層から構成されている、ことを特徴とする請求項1に記載の包装袋。
- 前記包装袋の内面を構成する前記第一面の内層及び前記第二面の内層における前記開封手段よりも下端側の対向する位置に、相互に咬合し合う凸条の雄部材と凹条の雌部材とからなる合成樹脂製の咬合具が設けられ、
前記雄部材と前記雌部材とを咬合することで再封機能を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の包装袋。 - 前記第一面側の段差形成用切目線は、
第一面の外層に形成された切目線であり且つ前記第一面側左側の複数本の切目線の近接した部分から前記第一面側の段差形成用切目線の左側の一点に向かって右方向に進行する第一面側左側の一本の切目線と、
第一面の外層に形成された切目線であり且つ前記第一面側右側の複数本の切目線の近接した部分から前記第一面側の段差形成用切目線の右側の一点に向かって左方向に進行する第一面側右側の一本の切目線と、をさらに備え、
前記第二面側の段差形成用切目線は、
第二面の外層に形成された切目線であり且つ第二面側左側の複数本の切目線の近接した部分から前記第二面側の段差形成用切目線の備える一本の切目線の左側の一点に向かって右方向に進行する第二面側左側の一本の切目線と、
第二面の外層に形成された切目線であり且つ第二面側右側の複数本の切目線の近接した部分から前記第二面側の段差形成用切目線の備える一本の切目線の右側の一点に向かって左方向に進行する第二面側右側の一本の切目線と、をさらに備える、
ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の包装袋。 - 前記第二面側左側の一本の切目線は、前記第二面側左側の複数本の切目線の中央の一本と連結しており、
前記第二面側右側の一本の切目線は、前記第二面側右側の複数本の切目線の中央の一本と連結しており、
前記第二面側左側の複数本の切目線の中央の一本と、前記第二面側左側の一本の切目線と、前記第二面側の段差形成用切目線の備える一本の切目線と、前記第二面側右側の一本の切目線と、前記第二面側右側の複数本の切目線の中央の一本と、が同一直線状をなすように配置されている、
ことを特徴とする請求項4に記載の包装袋。
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