JP2014159304A - 包装袋 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 対向する端縁に左右端縁熱接着部を有する外層と中間層と内層とを有する積層体からなり、前記積層体の一方の外層に、左右端縁熱接着部に平行する上下方向の位置を同じくし、左右いずれかの外縁に起点と終点を有する連続する第1切目線を形成し、前記他方の外層に、左右端縁熱接着部に平行する上下方向の位置を同じくし、左右いずれかの外縁に起点と終点を有する連続する第2切目線を平面視で前記第1切目線と形成位置を異にして形成し、前記第1切目線と第2切目線から左右方向に引裂き開口した際に、引裂き開口部に段差を生じさせることを特徴とする包装袋。
【選択図】 図1
Description
外層とアルミニウムからなる中間層と熱接着性樹脂からなる内層とを少なくとも有する矩形状の積層体の前記内層同士を重ね合わせて、
対向する一組の端縁の対向する位置に少なくとも端縁熱接着部を形成し、前記積層体の一方の外層に、前記端縁熱接着部の一方の外縁乃至外縁近傍を起点として、当該起点と前記端縁熱接着部に平行する方向の位置を同じくする他方の外縁乃至外縁近傍を終点とする第1切目線を形成し、
前記積層体の他方の外層に、前記端縁熱接着部の一方の外縁乃至外縁近傍を起点として、当該起点と前記端縁熱接着部に平行する方向の位置を同じくする他方の外縁乃至外縁近傍を終点とする第2切目線を形成し、
前記積層体の平面視状態における前記第1切目線と前記第2切目線の形成位置を異なるものとすることで、前記第1切目線と前記第2切目線に沿って包装袋の上端側を前記端縁熱接着部に直交する方向に引裂き開口した際に、引裂き開口部を形成する前記積層体の一方の切断面の外郭と前記積層体の他方の切断面の外郭とを異ならしめることで、引裂き開口部に段差を生じさせる包装袋であって、
前記第1切目線は、
起点から前記端縁熱接着部の内縁に向う方向に進行して起点側の前記端縁熱接着部の内縁にまで達しない位置で近接するように延伸する起点側の複数本の切目線と、
終点から前記端縁熱接着部の内縁に向う方向に進行して終点側の前記端縁熱接着部の内縁にまで達しない位置で近接するように延伸する終点側の複数本の切目線と、
起点側の複数本の切目線と終点側の複数本の切目線との間に配置され、前記起点側の複数本の切目線の近接した終端側から分岐して前記終点側の複数本の切目線の近接した終端側に収斂する中央側の複数本の切目線と
を少なくとも備えており、
前記第2切目線は、
起点から前記端縁熱接着部の内縁に向う方向に進行して起点側の前記端縁熱接着部の内縁にまで達しない位置で近接するように延伸する起点側の複数本の切目線と、
終点から前記端縁熱接着部の内縁に向う方向に進行して終点側の前記端縁熱接着部の内縁にまで達しない位置で近接するように延伸する終点側の複数本の切目線と、
前記起点側の複数本の切目線の近接した部分から前記端縁熱接着部に直交する方向に進行して前記終点側の複数本の切目線の近接した部分に達する中央側の一本の切目線と、
を少なくとも備えており、
前記積層体の平面視状態における前記第1切目線を構成する前記中央側の複数本の切目線の形成位置は、上端側に膨れる切目線と下端側に膨れる切目線から構成されており、
前記第2切目線の中央側の一本の切目線は、前記第1切目線の前記上端側に膨れる切目線と前記下端側に膨れる切目線と、の間と対応する位置を通過する、ことを特徴とする。
前記第1切目線は、
前記起点側の複数本の切目線の近接した部分から前記端縁熱接着部に直交する方向に進行して起点側の前記端縁熱接着部の内縁より内側に達する起点側の一本の切目線と、
前記終点側の複数本の切目線の近接した部分から前記端縁熱接着部に直交する方向に進行して終点側の前記端縁熱接着部の内縁より内側に達する終点側の一本の切目線と、
をさらに備え、
前記中央側の複数本の切目線は、前記起点側の一本の切目線の終端から分岐して前記終点側の一本の切目線の終端に収斂することを特徴とする。
前記第1切目線と第2切目線より下端側の包装袋の内面の対向する位置に、相互に咬合し合う凸条の雄部材と凹条の雌部材とからなる合成樹脂製の咬合具が設けられ、
前記雄部材と前記雌部材とを咬合することで再封機能を備えることを特徴とする。
なお、本段落については、符号を付した構成について、特許請求の範囲に規定する構成要件との対応関係を括弧書きで解説的に示す。
図1は本発明にかかる包装袋の切目線と咬合具の位置関係を図解的に示す平面図、図2は図1のX−X線断面を図解的に示す図、図3は本発明にかかる包装袋に形成する切目線の第1実施形態を図解的に示す手前側から見た要部平面図、図4(a)は図3のY−Y線断面を図解的に示す図,(b)は図3のZ−Z線断面を図解的に示す図、図5は本発明にかかる包装袋に形成する切目線の第2実施形態を図解的に示す手前側から見た要部平面図、図6は本発明にかかる包装袋に形成する切目線にV字状の切欠を組み合わせた第3実施形態を図解的に示す手前側から見た要部平面図、図7は本発明にかかる包装袋に形成する切目線にU字状の切欠を組み合わせた第4実施形態を図解的に示す手前側から見た要部平面図、図8は図3に示す包装袋の一方の側端縁熱接着部を残した状態の開封図であり、図中の1は包装袋、2は端縁熱接着部、2’は左・右側端縁熱接着部、2”は上・下端縁熱接着部、3は第1切目線、3’は第2切目線、10は積層体、11は外層、12は中間層、13は内層、20は合成樹脂製の咬合具、21は凸条の雄部材、22は凹条の雌部材、30Aは第1―1起点側収斂状切目線(第1の切目線・起点側の複数本の切目線),30Bは第1―1終点側収斂状切目線(第1の切目線・終点側の複数本の切目線)、30Cは第1―2起点側直線状切目線(第1の切目線・起点側の一本の切目線)、30Dは第1―2終点側直線状切目線(第1の切目線・終点側の一本の切目線)、30E,30Gは第1―3上端側切目線(第1の切目線・中央側の複数本の切目線・上端側に膨れる切目線)、30F,30Hは第1―3下端側切目線(第1の切目線・中央側の複数本の切目線・下端側に膨れる切目線)、31Aは第2―1起点側収斂状切目線(第2の切目線・起点側の複数本の切目線)、31Bは第2―1終点側収斂状切目線(第2の切目線・終点側の複数本の切目線)、31Cは第2−2起点側直線状切目線(第2の切目線・中央側の一本の切目線の一部)、31Dは第2−2終点側直線状切目線(第2の切目線・中央側の一本の切目線の一部)、31Eは第2−3中央側直線状切目線(第2の切目線・中央側の一本の切目線の一部)、N1はV字状の切欠、N2はU字状の切欠、αは切目線形成領域、βが咬合具形成領域をそれぞれ示す。
ズムを検討した結果、横一文字に引裂く切目線では、引裂き線が切目線から外れることがないのに対し、特許文献1に記載の包装袋や本発明の包装袋のように、横線と斜め線、横線と曲線を組み合わせた切目線では、引裂き線が外れる確率が増大することを確認している。
2 端縁熱接着部
2’ 左・右側端縁熱接着部
2” 上・下端縁熱接着部
3 第1切目線
3’ 第2切目線
10 積層体
11 外層
12 中間層
13 内層
20 合成樹脂製の咬合具
21 凸条の雄部材
22 凹条の雌部材
30A 第1−1起点側収斂状切目線
30B 第1−1終点側収斂状切目線
30C 第1−2起点側直線状切目線
30D 第1−2終点側直線状切目線
30E,30G 第1−3上端側切目線
30F,30H 第1−3下端側切目線
31A 第2―1起点側収斂状切目線
31B 第2―1終点側収斂状切目線
31C 第2−2起点側直線状切目線
31D 第2−2終点側直線状切目線
31E 第2−3中央側直線状切目線
α 切目線形成領域
β 咬合具形成領域
N1 V字状の切欠
N2 U字状の切欠
Claims (3)
- 外層とアルミニウムからなる中間層と熱接着性樹脂からなる内層とを少なくとも有する矩形状の積層体の前記内層同士を重ね合わせて、
対向する一組の端縁の対向する位置に少なくとも端縁熱接着部を形成し、前記積層体の一方の外層に、前記端縁熱接着部の一方の外縁乃至外縁近傍を起点として、当該起点と前記端縁熱接着部に平行する方向の位置を同じくする他方の外縁乃至外縁近傍を終点とする第1切目線を形成し、
前記積層体の他方の外層に、前記端縁熱接着部の一方の外縁乃至外縁近傍を起点として、当該起点と前記端縁熱接着部に平行する方向の位置を同じくする他方の外縁乃至外縁近傍を終点とする第2切目線を形成し、
前記積層体の平面視状態における前記第1切目線と前記第2切目線の形成位置を異なるものとすることで、前記第1切目線と前記第2切目線に沿って包装袋の上端側を前記端縁熱接着部に直交する方向に引裂き開口した際に、引裂き開口部を形成する前記積層体の一方の切断面の外郭と前記積層体の他方の切断面の外郭とを異ならしめることで、引裂き開口部に段差を生じさせる包装袋であって、
前記第1切目線は、
起点から前記端縁熱接着部の内縁に向う方向に進行して起点側の前記端縁熱接着部の内縁にまで達しない位置で近接するように延伸する起点側の複数本の切目線と、
終点から前記端縁熱接着部の内縁に向う方向に進行して終点側の前記端縁熱接着部の内縁にまで達しない位置で近接するように延伸する終点側の複数本の切目線と、
起点側の複数本の切目線と終点側の複数本の切目線との間に配置され、前記起点側の複数本の切目線の近接した終端側から分岐して前記終点側の複数本の切目線の近接した終端側に収斂する中央側の複数本の切目線と
を少なくとも備えており、
前記第2切目線は、
起点から前記端縁熱接着部の内縁に向う方向に進行して起点側の前記端縁熱接着部の内縁にまで達しない位置で近接するように延伸する起点側の複数本の切目線と、
終点から前記端縁熱接着部の内縁に向う方向に進行して終点側の前記端縁熱接着部の内縁にまで達しない位置で近接するように延伸する終点側の複数本の切目線と、
前記起点側の複数本の切目線の近接した部分から前記端縁熱接着部に直交する方向に進行して前記終点側の複数本の切目線の近接した部分に達する中央側の一本の切目線と、
を少なくとも備えており、
前記積層体の平面視状態における前記第1切目線を構成する前記中央側の複数本の切目線の形成位置は、上端側に膨れる切目線と下端側に膨れる切目線から構成されており、
前記第2切目線の中央側の一本の切目線は、前記第1切目線の前記上端側に膨れる切目線と前記下端側に膨れる切目線と、の間と対応する位置を通過する、ことを特徴とする包装袋。 - 前記第1切目線は、
前記起点側の複数本の切目線の近接した部分から前記端縁熱接着部に直交する方向に進行して起点側の前記端縁熱接着部の内縁より内側に達する起点側の一本の切目線と、
前記終点側の複数本の切目線の近接した部分から前記端縁熱接着部に直交する方向に進行して終点側の前記端縁熱接着部の内縁より内側に達する終点側の一本の切目線と、
をさらに備え、
前記中央側の複数本の切目線は、前記起点側の一本の切目線の終端から分岐して前記終点側の一本の切目線の終端に収斂することを特徴とする請求項1に記載の包装袋。 - 前記第1切目線と第2切目線より下端側の包装袋の内面の対向する位置に、相互に咬合し合う凸条の雄部材と凹条の雌部材とからなる合成樹脂製の咬合具が設けられ、
前記雄部材と前記雌部材とを咬合することで再封機能を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の包装袋。
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