JP6164347B2 - スタンディングタイプの包装袋 - Google Patents
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Description
外側から順に外層とアルミニウムからなる中間層と熱接着性樹脂からなる内層とを少なくとも有する矩形状の積層体から構成され、手前側の第一面と、奥側の第二面と、底側の第三面とを備え、前記第一面の内層と前記第二面の内層とが対向状態で配置されており、前記第三面は前記第一面の底側の領域と前記第二面の底側の領域の間に中央山折線を介して山折りされた状態で配置され、前記第一面の底側の領域における内層と前記第三面の前記中央山折線にて区画された手前側の領域における内層とが対向状態で配置され且つ前記第二面の底側の領域における内層と前記第三面の前記中央山折線にて区画された奥側の領域における内層とが対向状態で配置されており、前記第一面と前記第二面と前記第三面とが接合状態とされている熱接着部を備え、
前記熱接着部は、
前記第一面の底側の領域及び前記第三面の前記中央山折線にて区画された手前側の領域と、前記第二面の底側の領域及び前記第三面の前記中央山折線にて区画された奥側の領域とが、
前記第三面の周縁領域にて接合状態とされている底側の端縁熱接着部と、
前記第一面の底側の領域より上の領域における左側の端縁領域と前記第二面の底側の領域より上の領域における左側の端縁領域とが接合状態とされている左側の端縁熱接着部と、
前記第一面の底側の領域より上の領域における右側の端縁領域と前記第二面の底側の領域より上の領域の右側における端縁領域とが接合状態とされている右側の端縁熱接着部とを備えているスタンディングタイプの包装袋であって、
前記包装袋は、
その平面視状態における上側の端縁から下側に下がった高さ位置であって且つ左側の端縁から右側の端縁に至る第一の帯状領域に左右方向に引裂き開口するための開封手段を備えており、
その平面視状態における前記第一の帯状領域から下側に下がった高さ位置であって且つ左側の端縁から右側の端縁に至る第二の帯状領域に再封手段を備えており、
前記開封手段は、左側の開封開始誘導部と、右側の開封開始誘導部と、これら左側と右側の開封開始誘導部に挟まれた段差形成部とを備えており、
前記段差形成部は、左側の一点から分岐して右側の一点に収斂する上側に膨れる切目線と下側に膨れる切目線とからなる第一面の外層に形成された環状切目線と、前記上側に膨れる切目線と下側に膨れる切目線との間と対応する位置を左右方向に進行する一本の切目線からなる第二面の外層に形成された直線状切目線と、から構成されており、
前記開封手段に沿って包装袋を左右方向に引裂き開口した際に、前記段差形成部において引裂き開口部を形成する第一面の切断面の外郭と第二面の切断面の外郭とを異ならしめることで、引裂き開口部に段差を形成可能とし、
前記再封手段は、相互に咬合し合う凸条の雄部材と凹状の雌部材とからなる合成樹脂製の咬合具から構成されており、
前記雄部材と前記雌部材とを咬合することで、引裂き開口された状態の包装袋を再封可能とするものである。
前記右側の開封開始誘導部は、前記右側の端縁熱接着部に形成された右側の切欠又は右側の傷痕群と、前記右側の切欠又は右側の傷痕群から開始された第一面における引き裂きを前記段差形成部を構成する前記環状切目線の前記右側の一点に誘導する第一面の外層に形成された第一面右側誘導切目線と、前記右側の切欠又は右側の傷痕群から開始された第二面における引き裂きを前記段差形成部を構成する前記直線状切目線の左端に誘導する第二面の外層に形成された第二面右側誘導切目線とを備えているものである。
さらに、包装袋の前記開封手段を備える第一の帯状領域から下側に下がった高さ位置の第二の帯状領域に相互に咬合し合う凸条の雄部材と凹条の雌部材とからなる合成樹脂製の咬合具を備えており、前記雄部材と前記雌部材とを咬合することで引裂き開口された状態の包装袋が再封される。
なお、本段落においては、符号を付した構成について、特許請求の範囲に規定する構成要件との対応関係を括弧書きで解説的に示す。
図1は本発明にかかる包装袋の切目線と咬合具の位置関係を図解的に示す平面図、図2は図1のX−X線断面を図解的に示す図、図3は図1のY−Y線断面を図解的に示す図、図4は本発明にかかる包装袋に形成する切目線の第1実施形態を図解的に示す要部平面図、図5(a)は図4のZ−Z線断面を図解的に示す図,図5(b)は図4のW−W線断面を図解的に示す図、図6は本発明にかかる包装袋に形成する切目線の第2実施形態を図解的に示す要部平面図、図7は本発明にかかる包装袋に形成する切目線にV字状の切欠を組み合わせた第3実施形態を図解的に示す要部平面図、図8は本発明にかかる包装袋に形成する切目線にU字状の切欠を組み合わせた第4実施形態を図解的に示す要部平面図、図9は図4に示す包装袋の一方の側端縁熱接着部を残した状態の開封図であり、図中の1は包装袋、2は端縁熱接着部、2Aは左側端縁熱接着部、2Bは右側端縁熱接着部、2Cは底部端縁熱接着部、2Dは上部端縁熱接着部、3は第1切目線、3’は第2切目線、5は切欠部、10Aは前壁用積層体(前壁シート)、10Bは後壁用積層体(後壁シート)、10Cは底壁用積層体(底壁シート)、11は外層、12は中間層、13は内層、20は合成樹脂製の咬合具、21は凸条の雄部材、22は凹条の雌部材、30Aは第1−1起点側収斂状切目線(第1の切目線・起点側の複数本の切目線)、30Bは第1−1終点側収斂状切目線(第1の切目線・終点側の複数本の切目線)、30Cは第1−2起点側直線状切目線(第1の切目線・起点側の一本の切目線)、30Dは第1−2終点側直線状切目線(第1の切目線・終点側の一本の切目線)、30E,30Gは第1−3上端側切目線(第1の切目線・中央側の複数本の切目線・上端側に膨れる切目線)、30F,30Hは第1−3下端側切目線(第1の切目線・中央側の複数本の切目線・下端側に膨れる切目線)、31Aは第2−1起点側収斂状切目線(第2の切目線・起点側の複数本の切目線)、31Bは第2−1終点側収斂状切目線(第2の切目線・終点側の複数本の切目線)、31Cは第2−2起点側直線状切目線(第2の切目線・中央側の一本の切目線の一部)、31Dは第2−2終点側直線状切目線(第2の切目線・中央側の一本の切目線の一部)、31Eは第2−3中央側直線状切目線(第2の切目線・中央側の一本の切目線の一部)、N1はV字状の切欠、N2はU字状の切欠、αは切目線形成領域、βが咬合具形成領域、γがガセット領域をそれぞれ示す。
2 端縁熱接着
2A 左側端縁熱接着部
2B 右側端縁熱接着部
2C 底部端縁熱接着部
2D 上部端縁熱接着部
3 第1切目線
3’ 第2切目線
5 切欠
10A 前壁用積層体(前壁シート)
10B 後壁用積層体(後壁シート)
10C 底壁用積層体(底壁シート)
11 外層
12 中間層
13 内層
20 合成樹脂製の咬合具
21 凸条の雄部材
22 凹条の雌部材
30A 第1−1起点側収斂状切目線
30B 第1−1終点側収斂状切目線
30C 第1−2起点側直線状切目線
30D 第1−2終点側直線状切目線
30E,30G 第1−3上端側切目線
30F,30H 第1−3下端側切目線
31A 第2−1起点側収斂状切目線
31B 第2−1終点側収斂状切目線
31C 第2−2起点側直線状切目線
31D 第2−2終点側直線状切目線
31E 第2−3中央側直線状切目線
α 切目線形成領域
β 咬合具形成領域
γ ガセット領域
N1 V字状の切欠
N2 U字状の切欠
Claims (4)
- 外側から順に外層とアルミニウムからなる中間層と熱接着性樹脂からなる内層とを少なくとも有する矩形状の積層体から構成され、手前側の第一面と、奥側の第二面と、底側の第三面とを備え、前記第一面の内層と前記第二面の内層とが対向状態で配置されており、前記第三面は前記第一面の底側の領域と前記第二面の底側の領域の間に中央山折線を介して山折りされた状態で配置され、前記第一面の底側の領域における内層と前記第三面の前記中央山折線にて区画された手前側の領域における内層とが対向状態で配置され且つ前記第二面の底側の領域における内層と前記第三面の前記中央山折線にて区画された奥側の領域における内層とが対向状態で配置されており、前記第一面と前記第二面と前記第三面とが接合状態とされている熱接着部を備え、
前記熱接着部は、
前記第一面の底側の領域及び前記第三面の前記中央山折線にて区画された手前側の領域と、前記第二面の底側の領域及び前記第三面の前記中央山折線にて区画された奥側の領域とが、
前記第三面の周縁領域にて接合状態とされている底側の端縁熱接着部と、
前記第一面の底側の領域より上の領域における左側の端縁領域と前記第二面の底側の領域より上の領域における左側の端縁領域とが接合状態とされている左側の端縁熱接着部と、
前記第一面の底側の領域より上の領域における右側の端縁領域と前記第二面の底側の領域より上の領域の右側における端縁領域とが接合状態とされている右側の端縁熱接着部とを備えているスタンディングタイプの包装袋であって、
前記包装袋は、
その平面視状態における上側の端縁から下側に下がった高さ位置であって且つ左側の端縁から右側の端縁に至る第一の帯状領域に左右方向に引裂き開口するための開封手段を備えており、
その平面視状態における前記第一の帯状領域から下側に下がった高さ位置であって且つ左側の端縁から右側の端縁に至る第二の帯状領域に再封手段を備えており、
前記開封手段は、左側の開封開始誘導部と、右側の開封開始誘導部と、これら左側と右側の開封開始誘導部に挟まれた段差形成部とを備えており、
前記段差形成部は、左側の一点から分岐して右側の一点に収斂する上側に膨れる切目線と下側に膨れる切目線とからなる第一面の外層に形成された環状切目線と、前記上側に膨れる切目線と下側に膨れる切目線との間と対応する位置を左右方向に進行する一本の切目線からなる第二面の外層に形成された直線状切目線と、から構成されており、
前記開封手段に沿って包装袋を左右方向に引裂き開口した際に、前記段差形成部において引裂き開口部を形成する第一面の切断面の外郭と第二面の切断面の外郭とを異ならしめることで、引裂き開口部に段差を形成可能とし、
前記再封手段は、相互に咬合し合う凸条の雄部材と凹状の雌部材とからなる合成樹脂製の咬合具から構成されており、
前記雄部材と前記雌部材とを咬合することで、引裂き開口された状態の包装袋を再封可能とするスタンディングタイプの包装袋。 - 前記左側の開封開始誘導部は、前記左側の端縁熱接着部に形成された左側の切欠又は左側の傷痕群と、前記左側の切欠又は左側の傷痕群から開始された第一面における引き裂きを前記段差形成部を構成する前記環状切目線の前記左側の一点に誘導する第一面の外層に形成された第一面左側誘導切目線と、前記左側の切欠又は左側の傷痕群から開始された第二面における引き裂きを前記段差形成部を構成する前記直線状切目線の左端に誘導する第二面の外層に形成された第二面左側誘導切目線とを備えており、
前記右側の開封開始誘導部は、前記右側の端縁熱接着部に形成された右側の切欠又は右側の傷痕群と、前記右側の切欠又は右側の傷痕群から開始された第一面における引き裂きを前記段差形成部を構成する前記環状切目線の前記右側の一点に誘導する第一面の外層に形成された第一面右側誘導切目線と、前記右側の切欠又は右側の傷痕群から開始された第二面における引き裂きを前記段差形成部を構成する前記直線状切目線の左端に誘導する第二面の外層に形成された第二面右側誘導切目線とを備えている請求項1に記載のスタンディングタイプの包装袋。 - 前記左側の切欠は、I字状の切欠、U字状の切欠、V字状の切欠または亀甲状の切欠であり、
前記右側の切欠は、I字状の切欠、U字状の切欠、V字状の切欠またが亀甲状の切欠であり、
前記左側の切欠と前記右側の切欠を同じ形状の切欠とする請求項2に記載のスタンディングタイプの包装袋。 - 前記左側の切欠は、I字状の切欠、U字状の切欠、V字状の切欠または亀甲状の切欠であり、
前記右側の切欠は、I字状の切欠、U字状の切欠、V字状の切欠またが亀甲状の切欠であり、
前記左側の切欠と前記右側の切欠を異なる形状の切欠とする請求項2に記載のスタンディングタイプの包装袋。
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