JP2012111532A - 包装袋 - Google Patents

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善孝 藤井
Hideo Kaniyama
英生 蟹山
Tomohiro Baba
智博 馬場
Kazunori Ochiai
和典 落合
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Abstract

【課題】 容易に引裂き開封でき、引裂き開口部が美麗であると共に引裂き開口部に段差を生じさせて手指で容易に摘んで開口することができる包装袋を提供することである。
【解決手段】 対向する端縁に端縁熱接着部を有する外層と中間層と内層とを有する積層体からなり、前記積層体の一方の外層に、前記端縁熱接着部の一方の外縁を起点として、当該起点と前記端縁熱接着部に平行する方向の位置を同じくする他方の外縁を終点として連続する第1切目線と、前記積層体の他方の外層に、前記第1切目線と同様にして第2切目線を形成し、前記第1切目線および第2切目線はいずれも起点側と終点側が一本の切目線と、その間を繋ぐ複数本の切目線とから構成され、前記第1切目線と前記第2切目線に沿って包装袋を引裂き開口した際に、引裂き開口部に段差を生じさせるように構成されたことを特徴とする包装袋。
【選択図】 図1

Description

本発明は、容易に引き裂いて開封することができ、引き裂いて開封した際の引裂き開口部が美麗であると共に引裂き開口部の外郭が異なることにより、手指で容易に開口するための段差が形成できる包装袋、さらには、包装袋の内面の対向する位置に、相互に咬合し合う雄部材と雌部材とからなる合成樹脂製の咬合具を備えることで再封機能を備える包装袋に関するものである。
従来から、三方シールタイプや四方シールタイプ、あるいは、スタンディングタイプの包装袋において、前記包装袋を構成する表側の積層体の外層に、左側端縁熱接着部の外縁を起点とし、右側端縁熱接着部の外縁を終点(起点と終点の高さ方向[左右の側端縁熱接着部に平行な方向]の位置が同じ)として連続する第1切目線を形成し、前記包装袋を構成する裏側の積層体の外層に、左側端縁熱接着部の外縁を起点とし、右側端縁熱接着部の外縁を終点(起点と終点の高さ方向[左右の側端縁熱接着部に平行な方向]の位置が同じ)として連続する第2切目線を形成し、包装袋を平面視した状態で積層体の矩形平面上における前記第1切目線と前記第2切目線の形成位置を一部異なるものとすることで、前記第1切目線と前記第2切目線に沿って包装袋の上端側を幅方向(左右の側端縁熱接着部に直交する方向)に引裂き開口した際に、引裂き開口部を形成する表側の積層体の切断面の外郭と裏側の積層体の切断面の外郭とを異ならしめることで、引裂き開口部に段差を生じさせて内容物を取り出す際の開口を容易にした包装袋が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
さらに、同種の引裂き開口部に段差を生じさせて内容物を取り出す際の開口を容易にした包装袋であって、再封機能を備えた包装袋も提案されている(たとえば、特許文献2参照)。
しかし、特許文献1に記載された包装袋の第1〜第4実施形態のように第1切目線と第2切目線が一本の切目線で構成されている場合において、開封時の実際の引裂き開封線が切目線から外れることが生じた場合、美麗な引裂き開口部を形成することができず、手指で容易に開口するための段差が所望のサイズおよび位置に形成できなくなるという問題点がある。
これに対し、特許文献1に記載された包装袋の第5実施形態や特許文献2に記載された包装袋のように第1切目線と第2切目線が複数の切目線で始点から終点まで構成されている場合、開封時の実際の引裂き開封線が切目線から外れることが生じたとしても、その引裂き開封線は、当初の切目線から外れても、その切目線を上下で挟む隣接する他の切目線に達した後は、他の切目線に沿って進行するので開封時の実際の引裂き開封線が切目線から外れる危険性を相当に低減することができる。
しかし、たとえば、包装袋の上端側を第1切目線に沿って手前側(表側)に捻るように引裂いた場合、包装袋を構成する表側の積層体は第1切目線に沿って全層(外層、中間層、内層)が引裂かれるのに対し、包装袋を構成する裏側の積層体の一部の層が帯状に残留して一種のヒゲのような状態で開口部を構成する裏側の積層体の切り口に残ることがあり、また、同様に、包装袋の上端側の領域を摘んで第2切目線に沿って奥側(裏側)に捻るように引裂いた場合には、包装袋を構成する裏側の積層体は第2切目線に沿って全層(外層、中間層、内層)が引裂かれるのに対し、包装袋を構成する表側の積層体は、その一部の層が帯状に残留して一種のヒゲのような状態で開口部を構成する表側の積層体の切り口に残る場合があり、美観や衛生の面から好ましいものではない。
特開2005−289396号公報 特開2003−104394号公報
本発明は、容易に引き裂いて開封することができ、引き裂いて開封した際の引裂き開口部が美麗であると共に引裂き開口部の外郭が異なることにより、手指で容易に開口するための段差が形成される包装袋、さらには、包装袋の内面の対向する位置に、相互に咬合し合う雄部材と雌部材とからなる合成樹脂製の咬合具を備えることで再封機能を備える包装袋を提供することを課題とする。
本発明者は、開封時の実際の引裂き開封線が切目線から外れることが生じるメカニズムを検討した結果、横一文字に引裂く切目線では外れが生じないのに対し、横線と斜め線、横線と曲線を組み合わせた切目線では外れが生じる点に着目し、主に変曲点(直線から斜め線、斜め線から直線、直線から曲線、曲線から直線に移行する箇所、あるいは、曲線の変曲点)において外れが発生しているとの結論に達した。さらに、開封時にヒゲが生じるメカニズムを検討した結果、包装袋の上端側の領域を摘んで第1切目線に沿って手前側(表側)に捻るように引裂いた場合、包装袋を構成する表側の積層体は第1切目線に沿って全層(外層、中間層、内層)が引裂かれる傾向にあるが、包装袋を構成する裏側の積層体は第2切目線に沿って全層(外層、中間層、内層)が概ね引裂かれるものの、包装袋を構成する裏側の積層体の複数本の第2切目線で挟まれた外層の帯状領域のみが中間層から剥離して開口部を構成する裏側の積層体の切り口に残ることにより、同様に、包装袋の上端側の領域を摘んで第2切目線に沿って奥側(裏側)に捻るように引裂いた場合には、包装袋を構成する表側の積層体の複数本の第1切目線で挟まれた外層の帯状領域のみが中間層から剥離して開口部を構成する表側の積層体の切り口に残ることにより、ヒゲが発生していること、さらに、引裂きの端緒においてヒゲが発生しなければその後にヒゲが発生しない傾向があるとの結論に達した。
そこで、本発明者は、ヒゲは生じないが外れが発生し易くなる一本の切目線(第1切目線と第2切目線)と、外れが生じないがヒゲが発生し易くなる複数本の切目線(第1切目線と第2切目線)を適切な配置で組み合わせることにより、外層の切目線に追従した良好な引裂き開封線(切目線に一致した引裂き開封線でヒゲが発生しない)を形成できるとの知見に基づき、本発明を成したものである。
本発明者は、上記課題を達成するために、請求項1記載の本発明は、外層とアルミニウムからなる中間層と熱接着性樹脂層からなる内層とを少なくとも有する矩形状の積層体の前記内層同士を重ね合わせて、対向する一組の端縁の対向する位置に少なくとも端縁熱接着部を形成し、前記積層体の一方の外層に、前記端縁熱接着部の一方の外縁を起点として、当該起点と前記端縁熱接着部に平行する方向の位置を同じくする他方の外縁を終点として連続する第1切目線を形成し、前記積層体の他方の外層に、前記端縁熱接着部の一方の外縁を起点として、当該起点と前記端縁熱接着部に平行する方向の位置を同じくする他方の外縁を終点として連続する第2切目線を形成し、前記積層体の平面視状態における前記第1切目線と前記第2切目線の形成位置を異なるものとすることで、前記第1切目線と前記第2切目線に沿って包装袋の上端側を前記端縁熱接着部に直交する方向に引裂き開口した際に、引裂き開口部を形成する前記積層体の一方の切断面の外郭と前記積層体の他方の切断面の外郭とを異ならしめることで、引裂き開口部に段差を生じさせる包装袋であって、前記第1切目線および前記第2切目線は、起点から端縁熱接着部に直交する方向に進行し起点側の端縁熱接着部の内端よりも内側に達する起点側の一本の切目線と、終点から端縁熱接着部に直交する方向に進行し終点側の端縁熱接着部の内端よりも内側に達する終点側の一本の切目線と、前記起点側の一本の切目線の終端から前記終点側の一本の切目線の終端に至る一本の基準切目線と該基準切目線に並走し、前記起点側の一本の切目線の前記端縁熱接着部の内端よりも内側に位置する部分の1乃至2以上の箇所から前記終点側の一本の切目線の前記端縁熱接着部の内端よりも内側に位置する1乃至2以上の箇所に至る一本以上の並走切目線とからなる複数本の繋ぎ切目線で構成されていることを特徴とするものである。
また、請求項2記載の本発明は、請求項1記載の包装袋において、起点側の一本の切目線と終点側の一本の切目線の線幅が、複数本の前記繋ぎ切目線の一本の線幅より幅広であることを特徴とするものである。
また、請求項3記載の本発明は、請求項1、2のいずれかに記載の包装袋において、前記第1切目線と第2切目線より下端側の包装袋の内面の対向する位置に、相互に咬合し合う凸条の雄部材と凹条の雌部材とからなる合成樹脂製の咬合具が設けられ、前記雄部材と前記雌部材とを咬合することで再封機能を備えることを特徴とするものである。
かかる発明によれば、外れが発生し易い変曲点(直線から斜め線、斜め線から直線、直線から曲線、曲線から直線に移行する箇所、あるいは、曲線の変曲点)を含む領域、つまり、起点側の一本の切目線と終点側の一本の切目線の間の領域を複数本の切目線で構成することにより、開封時の実際の引裂き開封線が変曲点で当初の切目線から外れることが生じたとしても、その引裂き開封線は、その当初の切目線を上下で挟む隣接する他の切目線に達した後は、他の切目線に沿って進行するので開封時の実際の引裂き開封線が切目線から外れる危険性を相当に低減することができ、ヒゲが発生する引裂きの端緒を含み領域、つまり、起点側と終点側の領域を、一本の切目線で構成することにより、引裂きの端緒におけるヒゲの発生を防止することで、開封時の実際の引裂きによりヒゲが発生する危険性を相当に低減することができる。
さらに、起点側の一本の切目線と終点側の一本の切目線の線幅が、複数本の前記繋ぎ切目線の一本の線幅より幅広に設定することにより、引裂きの端緒として切欠(I字、V字、亀甲等の切欠)を形成した場合、打抜きによる切欠とレーザー加工に代表される切目線を同時に形成することができないために生じる切欠と切目線の間の位置ズレの危険性を低減することができる。
包装袋の前記切目線の下端側の包装袋の内面の対向する位置に、相互に咬合し合う凸条の雄部材と凹条の雌部材とからなる合成樹脂製の咬合具を備えており、前記雄部材と前記雌部材とを咬合することで再封機能を備える包装袋とすることができる。
本発明にかかる包装袋の切目線と咬合具の位置関係を図解的に示す平面図である。 図1のX−X線断面を図解的に示す図である。 本発明にかかる包装袋に形成する切目線の実施例を図解的に示す要部拡大平面図である。 図4(a)は図3のY−Y線断面を図解的に示す図,(b)は図3のZ−Z線断面を図解的に示す図である。 図3に示す包装袋の一方の側端縁熱接着部を残した状態の開封図である。
上記の本発明について、図面等を用いて以下に詳述する。
図1は本発明にかかる包装袋の切目線と咬合具の位置関係を図解的に示す平面図、図2は図1のX−X線断面を図解的に示す図、図3は本発明にかかる包装袋に形成する切目線の実施例を図解的に示す要部拡大平面図、図4(a)は図3のY−Y線断面を図解的に示す図,(b)は図3のZ−Z線断面を図解的に示す図、図5は図3に示す包装袋の一方の側端縁熱接着部を残した状態の開封図であり、図中の1は包装袋、2は端縁熱接着部、2’は側端縁熱接着部、2”は上・下端縁熱接着部、3は第1切目線、3’は第2切目線、10は積層体、11は外層、12は中間層、13は内層、20は合成樹脂製の咬合具、21は凸条の雄部材、22は凹条の雌部材、30A,30Bは第1直線状切目線、30Cは第1繋ぎ切目線、30cは第1基準切目線、30c’,30c”は第1並走切目線、31A,31Bは第2直線状切目線、31Cは第2繋ぎ切目線、31cは第2基準切目線、31c’,31c”は第2並走切目線、αは切目線形成領域、βが咬合具形成領域をそれぞれ示す。
図1は本発明にかかる包装袋の切目線と咬合具の位置関係を図解的に示す平面図、図2は図1のX−X線断面を図解的に示す図であって、包装袋1は外層11とアルミニウム箔からなる中間層12と熱接着性樹脂層からなる内層13とを積層した矩形状の積層体10の前記内層13同士を重ね合わせて四周端縁を熱接着して端縁熱接着部2で密封した四方シールタイプ包装袋である。なお、本明細書においては、前記端縁熱接着部2の中で、図1等において左右方向に位置する一組の前記端縁熱接着部2を側端縁熱接着部2’と呼称し、図1等において上下方向に位置する一組の前記端縁熱接着部2を上・下端縁熱接着部2”と呼称する。前記包装袋1は前記包装袋1を構成する矩形状の積層体10の一方の外層と、他方の外層にそれぞれ、前記包装袋1の平面視状態において形成位置を異なるように第1切目線3と第2切目線3’が形成された切目線形成領域αと該切目線形成領域αよりも下端側(下端縁熱接着部2”側)に相互に咬合し合う凸条の雄部材21と凹条の雌部材22とからなる合成樹脂製の咬合具20が設けられる咬合具形成領域βとから構成される。
次に、包装袋1に形成する切目線(第1切目線3と第2切目線3’)の実施形態について具体的に詳述する。図3は本発明にかかる包装袋に形成する切目線の実施例を図解的に示す要部拡大平面図、図4(a)は図3のY−Y線断面を図解的に示す図,(b)は図3のZ−Z線断面を図解的に示す図であって、切目線は包装袋1を構成する積層体10の一方の外層11に、前記側端縁熱接着部2’の一方の外縁と他方の外縁とからそれぞれ前記側端縁熱接着部2’に直交する方向に前記包装袋1の前記側端縁熱接着部2’に直交する方向の位相(位置、たとえば、上端縁熱接着部2”の外縁からの距離)を同じにしてそれぞれの前記側端縁熱接着部2’の内端よりも内側に同じ距離だけ延びる第1直線状切目線30A、30Bと、該第1直線状切目線30A、30Bのそれぞれの終端を繋ぐ一本の略コ字状の第1基準切目線30cと該第1基準切目線30cに並走し、前記第1直線状切目線30Aの前記側端縁熱接着部2’の内端よりも内側に位置する部分の2箇所から前記終点側の前記第1直線状切目線30Bの前記側端縁熱接着部2’の内端よりも内側に位置する部分の2箇所に至る2本の第1並走切目線30c’、30c”とからなる3本の第1繋ぎ切目線30Cで構成される第1切目線3と、包装袋1を構成する積層体10の他方の外層11に、前記側端縁熱接着部2’の一方の外縁と他方の外縁とからそれぞれ前記側端縁熱接着部2’に直交する方向に前記第1直線状切目線30A、30Bと位相(位置)および長さを同じくして延びる第2直線状切目線31A、31Bと、該第2直線状切目線31A、31Bのそれぞれの終端を繋ぐ一本の略コ字状の第2基準切目線31cと該第2基準切目線31cに並走し、前記第2直線状切目線31Aの前記側端縁熱接着部2’の内端よりも内側に位置する部分の2箇所から前記終点側の前記第2直線状切目線31Bの前記側端縁熱接着部2’の内端よりも内側に位置する部分の2箇所に至る2本の第2並走切目線31c’、31c”とからなる3本の第2繋ぎ切目線31Cで構成される第2切目線3’とで構成され、前記第1繋ぎ切目線30Cと前記第2繋ぎ切目線31Cは略コ字状の略対向する2辺が平面視状態において重なると共に略対向する2辺に挟まれた1辺の前記側端縁熱接着部2’に平行する方向の位置を異にするように構成され、記第1繋ぎ切目線30Cと前記第2繋ぎ切目線31Cは最も近接した状態において、少なくとも3mmの間隔を確保するように設計されるものである。このように構成することにより、引裂き開口部に形成される段差を手指でより摘み易いものとすることができる。
また、図3において前記第1直線状切目線30A、30Bおよび前記第2直線状切目線31A、31Bを前記第1繋ぎ切目線30Cおよび第2繋ぎ切目線31Cのそれぞれの切目線の線幅よりも幅広に形成したものを示したが、同じ線幅でもよいが、幅広に構成することにより、引裂き開封線は直線状切目線から繋ぎ切目線、あるいは、繋ぎ切目線から直線状切目線へとスムーズな移行を達成することができる。第1および第2繋ぎ切目線30Cおよび31Cの各切目線の線幅としては概ね0.1〜0.3mmであり、第1および第2直線状切目線30A、30Bおよび31A、31Bの線幅は第1および第2繋ぎ切目線30Cおよび31Cの各切目線の線幅の1.5倍以上の線幅が好ましいものである。
また、図3において第1繋ぎ切目線30Cおよび第2繋ぎ切目線31Cを各3本を等間隔(3本の直交する方向の距離)に設けたものを記載したが、これに限るものではなく、等間隔でなくてもよいし、各3本に限ることはなくて各2本以上であればよいものであるし、前記第1繋ぎ切目線30Cおよび第2繋ぐ切目線31Cの本数が異なっていてもよいものである。
上記のように構成した包装袋1は、前記第1切目線3が交差する前記側端縁熱接着部2’の外縁、具体的には、図3上の左側から前記第1切目線3の前記第1直線状切目線30Aが交差する前記側端縁熱接着部2’および前記第2切目線3’の前記第2直線状切目線31Aに沿って引裂くと直線的に一体的に引裂かれ、引裂き開封線が前記第1繋ぎ切目線30Cおよび第2繋ぎ切目線31Cに至って、たとえば、前記第1繋ぎ切目線30Cの前記第1基準切目線30cおよび前記第2繋ぎ切目線31Cの前記第2基準切目線31cに沿って、それぞれ引裂かれ、さらに前記第1直線状切目線30Bおよび第2直線状切目線31Bに収斂されて、図5に示すように、引裂き開封線は、外層の切目線に追従した良好な引裂き線となり、引裂き開口部はヒゲが発生することなく美麗であると共に引裂き開口部の外郭が異なることにより段差(前記第1基準切目線30cと前記第2基準切目線31cによる段差)が形成されるので、手指で段差部を容易に摘むことができて容易に開口することができる。
また、図示はしないが、前記第1直線状切目線30A、30B(あるいは前記第2直線状切目線31A、31B)が直交する対向する前記側端縁熱接着部2’の外縁にI字、V字、亀甲等の切欠を開封開始手段として設けるなり、あるいは、前記第1直線状切目線30A、30B(あるいは第2直線状切目線31A、31B)が直交する対向する前記側端縁熱接着部2’の外縁に、前記第1直線状切目線30A、30B(あるいは第2直線状切目線31A、31B)の方向に誘導する形状、たとえば、前記側端縁熱接着部2’の外縁から内縁に向かう方向に先細り形状の傷痕群を開封開始手段として設けることで、視覚的にも機能的にも開封をより容易なものとしてもよいものである。
また、図3において、前記第1繋ぎ切目線30C、前記第2繋ぎ切目線31Cを略コ字状としたものを示したが、これに限るものではなく、たとえば、円弧状であってもよいものであるし、略ヘの字状であってもよいものである。なお、今まで、本発明に包含される色々な構成を例を挙げて説明してきたが、本発明は説明した構成例に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範疇のものは全て含まれるものであることは言うまでもないことである。
次に、包装袋1を構成する積層体10について説明する。前記積層体10の外層としては、包装袋1を構成する基本素材となることから、機械的、物理的、化学的等において優れた性質を有する合成樹脂製フィルムを用いることができ、たとえば、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリプロピレン系等の樹脂を用いることができる。また、これらの樹脂を用いたフィルムとしては、二軸方向に延伸した延伸フィルムが好適である。この理由としては、通常、前記外層11には印刷が施されることが多く、印刷適性が求められるからである。また、前記外層11を構成するフィルムの厚さとしては、コストなどを勘案して決めればよいが、概ね12〜25μm程度である。
また、前記積層体10の中間層12に用いるアルミニウム箔としては、焼鈍処理されたアルミニウム箔が適当であり、その厚みとしては6〜15μm程度である。
また、前記積層体10の内層13としては、熱により溶融して相互に溶着し得る熱接着性樹脂から形成された層であればいのであって、包装袋1に要求される物性により適宜選択して用いればよいものであるが、たとえば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状(線状)低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−αオレフィン共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー樹脂、エチレンとアクリル酸との酸コポリマー、エチレンとアクリル酸エステルとのエステルコポリマー等で形成することができる。また、前記内層13を構成するフィルムの厚さとしては、求められる物性とコスト等を勘案して決めればよいものである。
また、前記積層体10は、前記中間層12と前記内層13の間に包装袋とした際に必要とされる物性、たとえば、機械的強靭性、耐屈曲性、耐突き刺し性、耐衝撃性、耐寒性、耐熱性、耐薬品性等の物性を付与するために、たとえば、ポリエステル、ポリアミド、ポリエチレン,ポリプロピレン,エチレン−プロピレン共重合体等のポリオレフィン等のフィルムや樹脂層からなる強度補強層を設けることができ、この強度補強層は上記フィルムや樹脂層を組み合わせてもよいものであり、その厚さとしては求められる物性やコスト等
勘案して決めればよいものである。
また、本発明の包装袋1を構成する前記積層体10の各層の積層方法としては、サンドイッチラミネーション法、ドライラミネーション法等の周知の積層方法を適宜用いて積層すればよいものである。また、前記第1切目線3や第2切目線3’の形成は、ロータリーダイカッターを用いて物理的に形成してもよいが、好ましくはパルス発振型レーザー等を用いて積層体10とした後に前記外層11に形成する。これに用いるレーザーの種類としては、炭酸ガスレーザー、YAGレーザー、半導体レーザー、アルゴンイオンレーザー等が可能であり、特に限定するものではない。
また、今までは四方シールタイプの包装袋で説明してきたが、要するに対向する一組の端縁の対向する位置に少なくとも端縁熱接着部が形成されてなる態様の包装袋、具体的には、3方シールタイプであっても、スタンディングタイプの包装袋であってもよいものである。
1 包装袋
2 端縁熱接着部
2’ 側端縁熱接着部
2” 上・下端縁熱接着部
3 第1切目線
3’ 第2切目線
10 積層体
11 外層
12 中間層
13 内層
20 合成樹脂製の咬合具
21 凸条の雄部材
22 凹条の雌部材
30A,30B 第1直線状切目線
30C 第1繋ぎ切目線
30c 第1基準切目線
30c’,30c” 第1並走切目線
31A,31B 第2直線状切目線
31C 第2繋ぎ切目線
31c 第2繋ぎ切目線
31c’,31c” 第2並走切目線
α 切目線形成領域
β 咬合具形成領域

Claims (3)

  1. 外層とアルミニウムからなる中間層と熱接着性樹脂層からなる内層とを少なくとも有する矩形状の積層体の前記内層同士を重ね合わせて、対向する一組の端縁の対向する位置に少なくとも端縁熱接着部を形成し、前記積層体の一方の外層に、前記端縁熱接着部の一方の外縁を起点として、当該起点と前記端縁熱接着部に平行する方向の位置を同じくする他方の外縁を終点として連続する第1切目線を形成し、前記積層体の他方の外層に、前記端縁熱接着部の一方の外縁を起点として、当該起点と前記端縁熱接着部に平行する方向の位置を同じくする他方の外縁を終点として連続する第2切目線を形成し、前記積層体の平面視状態における前記第1切目線と前記第2切目線の形成位置を異なるものとすることで、前記第1切目線と前記第2切目線に沿って包装袋の上端側を前記端縁熱接着部に直交する方向に引裂き開口した際に、引裂き開口部を形成する前記積層体の一方の切断面の外郭と前記積層体の他方の切断面の外郭とを異ならしめることで、引裂き開口部に段差を生じさせる包装袋であって、前記第1切目線および前記第2切目線は、起点から端縁熱接着部に直交する方向に進行し起点側の端縁熱接着部の内端よりも内側に達する起点側の一本の切目線と、終点から端縁熱接着部に直交する方向に進行し終点側の端縁熱接着部の内端よりも内側に達する終点側の一本の切目線と、前記起点側の一本の切目線の終端から前記終点側の一本の切目線の終端に至る一本の基準切目線と該基準切目線に並走し、前記起点側の一本の切目線の前記端縁熱接着部の内端よりも内側に位置する部分の1乃至2以上の箇所から前記終点側の一本の切目線の前記端縁熱接着部の内端よりも内側に位置する1乃至2以上の箇所に至る一本以上の並走切目線とからなる複数本の繋ぎ切目線で構成されていることを特徴とする包装袋。
  2. 起点側の一本の切目線と終点側の一本の切目線の線幅が、複数本の前記繋ぎ切目線の一本の線幅より幅広であることを特徴とする請求項1記載の包装袋。
  3. 前記第1切目線と第2切目線より下端側の包装袋の内面の対向する位置に、相互に咬合し合う凸条の雄部材と凹条の雌部材とからなる合成樹脂製の咬合具が設けられ、前記雄部材と前記雌部材とを咬合することで再封機能を備えることを特徴とする請求項1、2のいずれかに記載の包装袋。
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