JP5812216B2 - 包装袋 - Google Patents
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Description
外層とアルミニウムからなる中間層と熱接着性樹脂からなる内層とを少なくとも有する矩形状の積層体の前記内層同士を重ね合わせて、
対向する一組の左右の側端縁の対向する位置に少なくとも左右の側端縁熱接着部を形成し、前記積層体の一方の外層に、前記左の側端縁熱接着部の外縁よりも内側に後退した位置を起点として、当該起点と前記左右の側端縁熱接着部に平行する上下方向の位置を同じくする前記右の側端縁熱接着部の外縁よりも内側に後退した位置を終点とする第1切目線を形成し、
前記積層体の他方の外層に、前記左の側端縁熱接着部の一方の外縁よりも内側に後退した位置を起点として、当該起点と前記左右の側端縁熱接着部に平行する上下方向の位置を同じくする前記右の側端縁熱接着部の外縁よりも内側に後退した位置を終点とする第2切目線を形成し、
前記左の側端縁熱接着部の外縁から前記左の側端縁熱接着部の内縁には達しない位置に起点側Iノッチを前記左の側端縁熱接着部を貫通して形成し、
前記積層体の平面視状態における前記第1切目線と前記第2切目線の形成位置を異なるものとすることで、前記第1切目線と前記第2切目線に沿って包装袋の上端側を前記左右の側端縁熱接着部に直交する左右方向に引裂き開口した際に、引裂き開口部を形成する前記積層体の一方の切断面の外郭と前記積層体の他方の切断面の外郭とを異ならしめることで、引裂き開口部に段差を生じさせる包装袋であって、
前記第1切目線は、
起点から内側に向う方向に進行して近接するように延伸する起点側の複数本の切目線と、
終点から内側に向う方向に進行して近接するように延伸する終点側の複数本の切目線と、
起点側の複数本の切目線と終点側の複数本の切目線との間に配置され、前記起点側の複数本の切目線の近接した終端側から分岐して前記終点側の複数本の切目線の近接した終端側に収斂する中央側の複数本の切目線と
を少なくとも備えており、
前記第2切目線は、
起点から内側に向う方向に進行して近接するように延伸する起点側の複数本の切目線と、
終点から内側に向う方向に進行して近接するように延伸する終点側の複数本の切目線と、
前記起点側の複数本の切目線の近接した部分から前記左右の側端縁熱接着部に直交する左右方向に進行して前記終点側の複数本の切目線の近接した部分に達する中央側の一本の切目線と、
を少なくとも備えており、
前記積層体の平面視状態における前記第1切目線を構成する前記中央側の複数本の切目線の形成位置は上端側に膨れる切目線と下端側に膨れる切目線から構成されており、
前記積層体の平面視状態における前記第1切目線を構成する前記起点側の複数本の切目線のうち最も外側に位置する2本の外側切目線に対し、前記起点側Iノッチの前記左の側端縁熱接着部の内縁側の先端より前記左右の側端縁熱接着部に直交する左右方向に延ばした延長線が、前記2本の外側切目線の間の領域と交叉する位置に設けられており、
前記第2切目線の中央側の一本の切目線は、前記第1切目線の前記上端側に膨れる切目線と前記下端側に膨れる切目線と、の間と対応する位置を通過する、
ことを特徴とする。
外層とアルミニウムからなる中間層と熱接着性樹脂からなる内層とを少なくとも有する矩形状の積層体の前記内層同士を重ね合わせて、
対向する一組の左右の側端縁の対向する位置に少なくとも左右の側端縁熱接着部を形成し、前記積層体の一方の外層に、前記左の側端縁熱接着部の外縁よりも内側に後退した位置を起点として、当該起点と前記左右の側端縁熱接着部に平行する上下方向の位置を同じくする前記右の側端縁熱接着部の外縁よりも内側に後退した位置を終点とする第1切目線を形成し、
前記積層体の他方の外層に、前記左の側端縁熱接着部の一方の外縁よりも内側に後退した位置を起点として、当該起点と前記左右の側端縁熱接着部に平行する上下方向の位置を同じくする前記右の側端縁熱接着部の外縁よりも内側に後退した位置を終点とする第2切目線を形成し、
前記左の側端縁熱接着部の外縁の位置において幅が広い一端を備えると伴に前記左の側端縁熱接着部の内縁には達しない位置において幅が集約された他端を備える起点側引裂開始領域を前記左の側端縁熱接着部を貫通して形成し、
前記積層体の平面視状態における前記第1切目線と前記第2切目線の形成位置を異なるものとすることで、前記第1切目線と前記第2切目線に沿って包装袋の上端側を前記左右の側端縁熱接着部に直交する左右方向に引裂き開口した際に、引裂き開口部を形成する前記積層体の一方の切断面の外郭と前記積層体の他方の切断面の外郭とを異ならしめることで、引裂き開口部に段差を生じさせる包装袋であって、
前記第1切目線は、
起点から内側に向う方向に進行して近接するように延伸する起点側の複数本の切目線と、
終点から内側に向う方向に進行して近接するように延伸する終点側の複数本の切目線と、
起点側の複数本の切目線と終点側の複数本の切目線との間に配置され、前記起点側の複数本の切目線の近接した終端側から分岐して前記終点側の複数本の切目線の近接した終端側に収斂する中央側の複数本の切目線と
を少なくとも備えており、
前記第2切目線は、
起点から内側に向う方向に進行して近接するように延伸する起点側の複数本の切目線と、
終点から内側に向う方向に進行して近接するように延伸する終点側の複数本の切目線と、
前記起点側の複数本の切目線の近接した部分から前記左右の側端縁熱接着部に直交する左右方向に進行して前記終点側の複数本の切目線の近接した部分に達する中央側の一本の切目線と、
を少なくとも備えており、
前記積層体の平面視状態における前記第1切目線を構成する前記中央側の複数本の切目線の形成位置は上端側に膨れる切目線と下端側に膨れる切目線から構成されており、
前記積層体の平面視状態における前記第1切目線を構成する前記起点側の複数本の切目線のうち最も外側に位置する2本の外側切目線に対し、前記起点側引裂開始領域の前記左の側端縁熱接着部の内縁側の集約された他端より前記左右の端縁熱接着部に直交する左右方向に延ばした延長線が、前記2本の外側切目線の間の領域と交叉する位置に設けられており、
前記第2切目線の中央側の一本の切目線は、前記第1切目線の前記上端側に膨れる切目線と前記下端側に膨れる切目線と、の間と対応する位置を通過する、ことを特徴とする。
外層とアルミニウムからなる中間層と熱接着性樹脂からなる内層とを少なくとも有する矩形状の積層体の前記内層同士を重ね合わせて、
対向する一組の左右の側端縁の対向する位置に少なくとも左右の側端縁熱接着部を形成し、前記積層体の一方の外層に、前記左の側端縁熱接着部の外縁よりも内側に後退した位置を起点として、当該起点と前記左右の側端縁熱接着部に平行する上下方向の位置を同じくする前記右の側端縁熱接着部の外縁よりも内側に後退した位置を終点とする第1切目線を形成し、
前記積層体の他方の外層に、前記左の側端縁熱接着部の一方の外縁よりも内側に後退した位置を起点として、当該起点と前記左右の側端縁熱接着部に平行する上下方向の位置を同じくする前記右の側端縁熱接着部の外縁よりも内側に後退した位置を終点とする第2切目線を形成し、
前記左の側端縁熱接着部の外縁近傍において、前記左の側端縁熱接着部を貫通して形成した傷痕群からなる起点側引裂き開始領域を形成し、
前記積層体の平面視状態における前記第1切目線と前記第2切目線の形成位置を異なるものとすることで、前記第1切目線と前記第2切目線に沿って包装袋の上端側を前記左右の側端縁熱接着部に直交する左右方向に引裂き開口した際に、引裂き開口部を形成する前記積層体の一方の切断面の外郭と前記積層体の他方の切断面の外郭とを異ならしめることで、引裂き開口部に段差を生じさせる包装袋であって、
前記第1切目線は、
起点から内側に向う方向に進行して近接するように延伸する起点側の複数本の切目線と、
終点から内側に向う方向に進行して近接するように延伸する終点側の複数本の切目線と、
起点側の複数本の切目線と終点側の複数本の切目線との間に配置され、前記起点側の複数本の切目線の近接した終端側から分岐して前記終点側の複数本の切目線の近接した終端側に収斂する中央側の複数本の切目線と
を少なくとも備えており、
前記第2切目線は、
起点から内側に向う方向に進行して近接するように延伸する起点側の複数本の切目線と、
終点から内側に向う方向に進行して近接するように延伸する終点側の複数本の切目線と、
前記起点側の複数本の切目線の近接した部分から前記左右の側端縁熱接着部に直交する左右方向に進行して前記終点側の複数本の切目線の近接した部分に達する中央側の一本の切目線と、
を少なくとも備えており、
前記積層体の平面視状態における前記第1切目線を構成する前記中央側の複数本の切目線の形成位置は上端側に膨れる切目線と下端側に膨れる切目線から構成されており、
前記起点側引裂開始領域は、
前記積層体の平面視状態における前記第1切目線を構成する前記起点側の複数本の切目線のうち最も外側に位置する2本の外側切目線と、
当該2本の外側切目線の最も上端側の端部を通り、前記左右の端縁熱接着部に直交する左右方向に延びる第1延長線と、
当該2本の外側切目線の最も下端側の端部を通り、前記左右の端縁熱接着部に直交する左右方向に延びる第2延長線と、
前記左の側端縁熱接着部の外縁と、
で囲まれた領域内に設けられており、
前記第2切目線の中央側の一本の切目線は、前記第1切目線の前記上端側に膨れる切目線と前記下端側に膨れる切目線と、の間と対応する位置を通過する、ことを特徴とする。
外層とアルミニウムからなる中間層と熱接着性樹脂からなる内層とを少なくとも有する矩形状の積層体の前記内層同士を重ね合わせて、
対向する一組の左右の側端縁の対向する位置に少なくとも左右の側端縁熱接着部を形成し、前記積層体の一方の外層に、前記左の側端縁熱接着部の外縁よりも内側に後退した位置を起点として、当該起点と前記左右の側端縁熱接着部に平行する上下方向の位置を同じくする前記右の側端縁熱接着部の外縁よりも内側に後退した位置を終点とする第1切目線を形成し、
前記積層体の他方の外層に、前記左の側端縁熱接着部の一方の外縁よりも内側に後退した位置を起点として、当該起点と前記左右の側端縁熱接着部に平行する上下方向の位置を同じくする前記右の側端縁熱接着部の外縁よりも内側に後退した位置を終点とする第2切目線を形成し、
前記左の側端縁熱接着部の外縁近傍において、前記左の側端縁熱接着部を貫通して形成した傷痕群からなる起点側引裂き開始領域を形成し、
前記積層体の平面視状態における前記第1切目線と前記第2切目線の形成位置を異なるものとすることで、前記第1切目線と前記第2切目線に沿って包装袋の上端側を前記左右の側端縁熱接着部に直交する左右方向に引裂き開口した際に、引裂き開口部を形成する前記積層体の一方の切断面の外郭と前記積層体の他方の切断面の外郭とを異ならしめることで、引裂き開口部に段差を生じさせる包装袋であって、
前記第1切目線は、
起点から内側に向う方向に進行して近接するように延伸する起点側の複数本の切目線と、
終点から内側に向う方向に進行して近接するように延伸する終点側の複数本の切目線と、
起点側の複数本の切目線と終点側の複数本の切目線との間に配置され、前記起点側の複数本の切目線の近接した終端側から分岐して前記終点側の複数本の切目線の近接した終端側に収斂する中央側の複数本の切目線と
を少なくとも備えており、
前記第2切目線は、
起点から内側に向う方向に進行して近接するように延伸する起点側の複数本の切目線と、
終点から内側に向う方向に進行して近接するように延伸する終点側の複数本の切目線と、
前記起点側の複数本の切目線の近接した部分から前記左右の側端縁熱接着部に直交する左右方向に進行して前記終点側の複数本の切目線の近接した部分に達する中央側の一本の切目線と、
を少なくとも備えており、
前記積層体の平面視状態における前記第1切目線を構成する前記中央側の複数本の切目線の形成位置は上端側に膨れる切目線と下端側に膨れる切目線から構成されており、
前記第1切目線において、
前記起点側の複数本の切目線における内側の端部は、間隔をおいて近接するように構成され、
前記終点側の複数本の切目線における内側の端部は、間隔をおいて近接するように構成され、
前記起点側引裂開始領域は、
前記積層体の平面視状態における前記第1切目線を構成する前記起点側の複数本の切目線のうち最も外側に位置する2本の外側切目線と、
当該2本の外側切目線の最も上端側の端部を通り、前記左右の端縁熱接着部に直交する左右方向に延びる第1延長線と、
当該2本の外側切目線の最も下端側の端部を通り、前記左右の端縁熱接着部に直交する左右方向に延びる第2延長線と、
前記左の側端縁熱接着部の外縁と、
当該2本の外側切目線における内側の端部同士をつないだ線と、
で囲まれた領域内に設けられており、
前記第2切目線の中央側の一本の切目線は、前記第1切目線の前記上端側に膨れる切目線と前記下端側に膨れる切目線と、の間と対応する位置を通過する、ことを特徴とする。
前記第1切目線において、
前記中央側の複数本の切目線の起点側の端部は、前記左の側端縁熱接着部の内縁よりも外側の位置を起点とし、当該起点が、前記起点側の複数本の切目線における内側の端部の間の領域に配置され、
前記中央側の複数本の切目線の終点側の端部は、前記右の側端縁熱接着部の内縁よりも外側の位置を終点とし、当該終点が、前記終点側の複数本の切目線における内側の端部の間の領域に配置されている、請求項4に記載の包装袋。
前記起点側の複数本の切目線の近接した部分から前記端縁熱接着部に直交する方向に進行して起点側の前記端縁熱接着部の内縁より内側に達する起点側の一本の切目線と、
前記終点側の複数本の切目線の近接した部分から前記端縁熱接着部に直交する方向に進行して終点側の前記端縁熱接着部の内縁より内側に達する終点側の一本の切目線と、
をさらに備え、
前記中央側の複数本の切目線は、前記起点側の一本の切目線の終端から分岐して前記終点側の一本の切目線の終端に収斂することを特徴とする。
前記雄部材と前記雌部材とを咬合することで再封機能を備えることを特徴とする。
なお、本段落においては、符号を付した構成について、特許請求の範囲に規定する構成要件との対応関係を括弧書きで解説的にします。
図1は本発明にかかる包装袋の切目線と咬合具の位置関係を図解的に示す平面図、図2は図1のX−X線断面を図解的に示す図、図3は本発明にかかる包装袋に形成する切目線にIノッチを組み合わせた第1実施形態を図解的に示す要部平面図、図4(a)は図3のY−Y線断面を図解的に示す図,(b)は図3のZ−Z線断面を図解的に示す図、図5は本発明にかかる包装袋に形成する切目線にIノッチを組み合わせた第2実施形態を図解的に示す要部平面図、図6は本発明にかかる包装袋に形成する切目線にV字状の切欠を組み合わせた第3実施形態を図解的に示す要部平面図、図7は本発明にかかる包装袋に形成する切目線にU字状の切欠を組み合わせた第4実施形態を図解的に示す要部平面図、図8は本発明にかかる包装袋に形成する切目線にV字状の切欠を組み合わせた第5実施形態を図解的に示す要部平面図、図9は本発明にかかる包装袋に形成する切目線にV字状の切欠を組み合わせた第6実施形態を図解的に示す要部平面図、図10は本発明にかかる包装袋に形成する切目線にV字状の切欠を組み合わせた第7実施形態を図解的に示す要部平面図、図11は図3に示す包装袋の一方の側端縁熱接着部を残した状態の開封図であり、図中の1は包装袋、2は端縁熱接着部、2’は左・右側端縁熱接着部、2”は上・下端縁熱接着部、3は第1切目線、3’は第2切目線、10は積層体、11は外層、12は中間層、13は内層、20は合成樹脂製の咬合具、21は凸条の雄部材、22は凹条の雌部材、30Aは第1―1起点側収斂状切目線(第1の切目線・起点側の複数本の切目線)、30Bは第1―1終点側収斂状切目線(第1の切目線・終点側の複数本の切目線)、30Cは第1―2起点側直線状切目線(第1の切目線・起点側の一本の切目線)、30Dは第1―2終点側直線状切目線(第1の切目線・終点側の一本の切目線)、30E,30Gは第1―3上端側切目線(第1の切目線・中央側の複数本の切目線・上端側に膨れる切目線)、30F,30Hは第1―3下端側切目線(第1の切目線・中央側の複数本の切目線・下端側に膨れる切目線)、31Aは第2―1起点側収斂状切目線(第2の切目線・起点側の複数本の切目線)、31Bは第2―1終点側収斂状切目線(第2の切目線・終点側の複数本の切目線)、31Cは第2−2起点側直線状切目線(第2の切目線・中央側の一本の切目線の一部)、31Dは第2−2終点側直線状切目線(第2の切目線・中央側の一本の切目線の一部)、31Eは第2−3中央側直線状切目線(第2の切目線・中央側の一本の切目線の一部)、N1はIノッチ(Iノッチ)、N2はV字状の切欠(引裂開始領域その1)、N3はU字状の切欠(引裂開始領域その2)、αは切目線形成領域、βが咬合具形成領域をそれぞれ示す。
2 端縁熱接着部
2’ 左・右側端縁熱接着部
2” 上・下端縁熱接着部
3 第1切目線
3’ 第2切目線
10 積層体
11 外層
12 中間層
13 内層
20 合成樹脂製の咬合具
21 凸条の雄部材
22 凹条の雌部材
30A 第1−1起点側収斂状切目線
30B 第1−1終点側収斂状切目線
30C 第1−2起点側直線状切目線
30D 第1−2終点側直線状切目線
30E,30G 第1−3上端側切目線
30F,30H 第1−3下端側切目線
31A 第2―1起点側収斂状切目線
31B 第2―1終点側収斂状切目線
31C 第2−2起点側直線状切目線
31D 第2−2終点側直線状切目線
31E 第2−3中央側直線状切目線
α 切目線形成領域
β 咬合具形成領域
N1 Iノッチ
N2 V字状の切欠
N3 U字状の切欠
Claims (10)
- 外層とアルミニウムからなる中間層と熱接着性樹脂からなる内層とを少なくとも有する矩形状の積層体の前記内層同士を重ね合わせて手前側の積層体と奥側の積層体と成し、
手前側の積層体の平面視状態における対向する一組の左右の側端縁の対向する位置で手前側及び奥側の積層体同士を熱接着して接合状態とすることにより少なくとも左右の側端縁熱接着部を形成し、
前記左の側端縁熱接着部から右の側端縁熱接着部にかけて設けられた開封手段により左右方向に引裂き開口した際に、引裂き開口部を形成する手前側と奥側の積層体の切断面の外郭とを異ならしめることで、引裂き開口部に段差を生じさせる包装袋であって、
前記開封手段は、左側の開封開始手段と、右側の開封開始手段と、これら左側と右側の開封開始手段に挟まれた段差形成手段とを備えており、
前記段差形成手段は、前記手前側の積層体の外層に形成された手前側の段差形成用切目線と、前記奥側の積層体の外層に形成された奥側の段差形成用切目線とを備えており、
前記手前側の段差形成用切目線は、左側の一点から分岐して右側の一点に収斂する上側に膨れる円弧状切目線と下側に膨れる円弧状切目線とを備えており、
前記奥側の段差形成用切目線は、前記手前側の段差形成用切目線の前記上側に膨れる円弧状切目線と前記下側に膨れる円弧状切目線との間と対応する位置を、左右方向に進行する一本の切目線を備えている、
ことを特徴とする包装袋。 - 前記左側の開封開始手段は、
左の側端縁熱接着部を構成する手前側及び奥側の積層体を貫通し且つ左の側端縁熱接着部の外縁から左の側端縁熱接着部の内縁には達しない位置に形成された左側Iノッチと、
左の側端縁熱接着部を構成する手前側の積層体の外層に形成された切目線であり且つ左の側端縁熱接着部の外縁から右方向に後退した位置から右方向に進行して近接するように延伸する手前左側の複数本の切目線と、
左の側端縁熱接着部を構成する奥側の積層体の外層に形成された切目線であり且つ左の側端縁熱接着部の外縁から右方向に後退した位置から右方向に進行して近接するように延伸する奥左側の複数本の切目線と、の組み合わせであり、
左側Iノッチの右端より右方向に延ばした延長線が、手前左側の複数本の切目線うち最も外側に位置する2本の外側切目線の間の領域と交叉する位置に設けられており、
左側Iノッチの右端より右方向に延ばした延長線が、奥左側の複数本の切目線うち最も外側に位置する2本の外側切目線の間の領域と交叉する位置に設けられており、
前記右側の開封開始手段は、
右の側端縁熱接着部を構成する手前側及び奥側の積層体を貫通し且つ右の側端縁熱接着部の外縁から右の側端縁熱接着部の内縁には達しない位置に形成された右側Iノッチと、
右の側端縁熱接着部を構成する手前側の積層体の外層に形成された切目線であり且つ右の側端縁熱接着部の外縁から左方向に後退した位置から左方向に進行して近接するように延伸する手前右側の複数本の切目線と、
右の側端縁熱接着部を構成する奥側の積層体の外層に形成された切目線であり且つ右の側端縁熱接着部の外縁から左方向に後退した位置から左方向に進行して近接するように延伸する奥右側の複数本の切目線との組み合わせであり、
右側Iノッチの左端より左方向に延ばした延長線が、手前右側の複数本の切目線うち最も外側に位置する2本の外側切目線の間の領域と交叉する位置に設けられており、
右側Iノッチの左端より左方向に延ばした延長線が、奥右側の複数本の切目線うち最も外側に位置する2本の外側切目線の間の領域と交叉する位置に設けられている、
ことを特徴とする請求項1に記載の包装袋。 - 前記左側の開封開始手段は、
左の側端縁熱接着部を構成する手前側及び奥側の積層体を貫通し且つ左の側端縁熱接着部の外縁の位置において幅が広い左端を備えるとともに左の側端縁熱接着部の内縁には達しない位置において幅が集約された右端を備える左側引裂開始領域と、
左の側端縁熱接着部を構成する手前側の積層体の外層に形成された切目線であり且つ左の側端縁熱接着部の外縁から右方向に後退した位置から右方向に進行して近接するように延伸する手前左側の複数本の切目線と、
左の側端縁熱接着部を構成する奥側の積層体の外層に形成された切目線であり且つ左の側端縁熱接着部の外縁から右方向に後退した位置から右方向に進行して近接するように延伸する奥左側の複数本の切目線との組み合わせであり、
左側引裂開始領域の右端より右方向に延ばした延長線が、手前左側の複数本の切目線うち最も外側に位置する2本の外側切目線の間の領域と交叉する位置に設けられており、
左側引裂開始領域の右端より右方向に延ばした延長線が、奥左側の複数本の切目線うち最も外側に位置する2本の外側切目線の間の領域と交叉する位置に設けられており、
前記右側の開封開始手段は、
右の側端縁熱接着部を構成する手前側及び奥側の積層体を貫通し且つ右の側端縁熱接着部の外縁の位置において幅が広い右端を備えると伴に右の側端縁熱接着部の内縁には達しない位置において幅が集約された左端を備える右側引裂開始領域と、
右の側端縁熱接着部を構成する手前側の積層体の外層に形成された切目線であり且つ右の側端縁熱接着部の外縁から左方向に後退した位置から左方向に進行して近接するように延伸する手前右側の複数本の切目線と、
右の側端縁熱接着部を構成する奥側の積層体の外層に形成された切目線であり且つ右の側端縁熱接着部の外縁から左方向に後退した位置から左方向に進行して近接するように延伸する奥右側の複数本の切目線との組み合わせであり、
右側引裂開始領域の左端より左方向に延ばした延長線が、手前右側の複数本の切目線うち最も外側に位置する2本の外側切目線の間の領域と交叉する位置に設けられており、
右側引裂開始領域の左端より左方向に延ばした延長線が、奥右側の複数本の切目線うち最も外側に位置する2本の外側切目線の間の領域と交叉する位置に設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載の包装袋。 - 前記左側の開封開始手段は、
左の側端縁熱接着部を構成する手前側及び奥側の積層体を貫通する傷痕群であって且つ左の側端縁熱接着部の外縁から左の側端縁熱接着部の内縁には達しない位置に形成された左側引裂き開始領域と、
左の側端縁熱接着部を構成する手前側の積層体の外層に形成された切目線であり且つ左の側端縁熱接着部の外縁から右方向に後退した位置から右方向に進行して近接するように延伸する手前左側の複数本の切目線と、
左の側端縁熱接着部を構成する奥側の積層体の外層に形成された切目線であり且つ左の側端縁熱接着部の外縁から右方向に後退した位置から右方向に進行して近接するように延伸する奥左側の複数本の切目線との組み合わせであり、
左側引裂開始領域が、手前左側の複数本の切目線のうち最も外側に位置する2本の外側切目線と、これら2本の外側切目線のそれぞれの左端から左方向に延びる二本の延長線と、左の側端縁熱接着部の外縁と、で囲まれた領域内に設けられており、
左側引裂開始領域が、奥左側の複数本の切目線のうち最も外側に位置する2本の外側切目線と、これら2本の外側切目線のそれぞれの左端から左方向に延びる二本の延長線と、左の側端縁熱接着部の外縁と、で囲まれた領域内に設けられており、
前記右側の開封開始手段は、
右の側端縁熱接着部を構成する手前側及び奥側の積層体を貫通する傷痕群であって且つ右の側端縁熱接着部の外縁から右の側端縁熱接着部の内縁には達しない位置に形成された右側引裂き開始領域と、
右の側端縁熱接着部を構成する手前側の積層体の外層に形成された切目線であり且つ右の側端縁熱接着部の外縁から左方向に後退した位置から左方向に進行して近接するように延伸する手前右側の複数本の切目線と、
右の側端縁熱接着部を構成する奥側の積層体の外層に形成された切目線であり且つ右の側端縁熱接着部の外縁から左方向に後退した位置から左方向に進行して近接するように延伸する奥右側の複数本の切目線との組み合わせであり、
右側引裂開始領域が、手前右側の複数本の切目線のうち最も外側に位置する2本の外側切目線と、これら2本の外側切目線のそれぞれの右端から右方向に延びる二本の延長線と、右の側端縁熱接着部の外縁と、で囲まれた領域内に設けられており、
右側引裂開始領域が、奥右側の複数本の切目線のうち最も外側に位置する2本の外側切目線と、これら2本の外側切目線のそれぞれの右端から右方向に延びる二本の延長線と、右の側端縁熱接着部の外縁と、で囲まれた領域内に設けられている、
ことを特徴とする請求項1に記載の包装袋。 - 前記左側の開封開始手段は、
左の側端縁熱接着部を構成する手前側及び奥側の積層体を貫通する傷痕群であって且つ左の側端縁熱接着部の外縁から左の側端縁熱接着部の内縁には達しない位置に形成された左側引裂き開始領域と、
左の側端縁熱接着部を構成する手前側の積層体の外層に形成された切目線であり且つ左の側端縁熱接着部の外縁から右方向に後退した位置から右方向に進行して近接するように延伸する手前左側の複数本の切目線と、
左の側端縁熱接着部を構成する奥側の積層体の外層に形成された切目線であり且つ左の側端縁熱接着部の外縁から右方向に後退した位置から右方向に進行して近接するように延伸する奥左側の複数本の切目線と、の組み合わせであり、
左側引裂開始領域が、手前左側の複数本の切目線のうち最も外側に位置する2本の外側切目線と、これら2本の外側切目線のそれぞれの左端から左方向に延びる二本の延長線と、これら2本の外側切目線のそれぞれの近接する右端同志をつないだ線と、左の側端縁熱接着部の外縁と、で囲まれた六角形状の領域内に設けられており、
左側引裂開始領域が、奥左側の複数本の切目線のうち最も外側に位置する2本の外側切目線と、これら2本の外側切目線のそれぞれの左端から左方向に延びる二本の延長線と、これら2本の外側切目線のそれぞれの近接する右端同志をつないだ線と、左の側端縁熱接着部の外縁と、で囲まれた六角形状の領域内に設けられており、
前記右側の開封開始手段は、
右の側端縁熱接着部を構成する手前側及び奥側の積層体を貫通する傷痕群であって且つ右の側端縁熱接着部の外縁から右の側端縁熱接着部の内縁には達しない位置に形成された右側引裂き開始領域と、
右の側端縁熱接着部を構成する手前側の積層体の外層に形成された切目線であり且つ右の側端縁熱接着部の外縁から左方向に後退した位置から左方向に進行して近接するように延伸する手前右側の複数本の切目線と、
右の側端縁熱接着部を構成する奥側の積層体の外層に形成された切目線であり且つ右の側端縁熱接着部の外縁から左方向に後退した位置から左方向に進行して近接するように延伸する奥右側の複数本の切目線との組み合わせであり、
右側引裂開始領域が、手前右側の複数本の切目線のうち最も外側に位置する2本の外側切目線と、これら2本の外側切目線のそれぞれの右端から右方向に延びる二本の延長線と、これら2本の外側切目線のそれぞれの近接する左端同志をつないだ線と、右の側端縁熱接着部の外縁と、で囲まれた六角形状の領域内に設けられており、
右側引裂開始領域が、奥右側の複数本の切目線のうち最も外側に位置する2本の外側切目線と、これら2本の外側切目線のそれぞれの右端から右方向に延びる二本の延長線と、これら2本の外側切目線のそれぞれの近接する左端同志をつないだ線と、右の側端縁熱接着部の外縁と、で囲まれた六角形状の領域内に設けられている、
ことを特徴とする請求項1に記載の包装袋。 - 前記手前側の段差形成用切目線は、
手前側の積層体の外層に形成された切目線であり且つ前記手前左側の複数本の切目線の近接した部分から前記手前側の段差形成用切目線の左側の一点に向かって右方向に進行する手前左側の一本の切目線と、
手前側の積層体の外層に形成された切目線であり且つ前記手前右側の複数本の切目線の近接した部分から前記手前側の段差形成用切目線の右側の一点に向かって左方向に進行する手前右側の一本の切目線と、をさらに備え、
前記奥側の段差形成用切目線は、
奥側の積層体の外層に形成された切目線であり且つ前記奥左側の複数本の切目線の近接した部分から前記奥側の段差形成用切目線の備える一本の切目線の左側の一点に向かって右方向に進行する奥左側の一本の切目線と、
奥側の積層体の外層に形成された切目線であり且つ前記奥右側の複数本の切目線の近接した部分から前記奥側の段差形成用切目線の備える一本の切目線の右側の一点に向かって左方向に進行する奥右側の一本の切目線と、をさらに備える、
ことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の包装袋。 - 前記前記奥左側の一本の切目線と、前記奥側の段差形成用切目線の備える一本の切目線と、前記奥右側の一本の切目線と、が同一直線状をなすように配置されている、
ことを特徴とする請求項6に記載の包装袋。 - 前記奥左側の複数本の切目線は中央の一本を備える奇数本である、
ことを特徴とする請求項7に記載の包装袋。 - 前記開封開始手段より下側の包装袋の内面の対向する位置に、相互に咬合し合う凸条の雄部材と凹条の雌部材とからなる合成樹脂製の咬合具が設けられ、
前記雄部材と前記雌部材とを咬合することで再封機能を備えることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の包装袋。 - 前記手前側及び奥側の積層体はいずれも、中間層より内層側に配置された層は全て未延伸フィルムおよび/または未延伸樹脂層から構成されていることを特徴とする、
ことを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の包装袋。
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