JP6117001B2 - 自動二輪車のエアクリーナ - Google Patents

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Description

本発明は、ライダーの加速フィーリングを改善した自動二輪車のエアクリーナに関する。
従来、自動二輪車のエアクリーナは、ロワケースとこの上方を覆うカバーとの合わせ面に異物を捕捉するエレメントが配置された構造になっていた(特許文献1)。このエアクリーナの場合、ロワケースとこの上方を覆うカバーとの合わせ面で、フレッシュエアを取り込むダーティ室と、エレメントで浄化されたクリーンエアを取り込むクリーン室とに区画されており、クリーンエアの出口にファンネルが臨むように配置され、前記ファンネル側とダーティ室側を仕切る壁がロワケースに設けられて前記合わせ面まで延びた構造になっている。
特開2001−221113号公報
しかしながら、特許文献1のような構造では、ダーティ室の容積に比べてクリーン室の容積が相対的に小さく、また、ダーティ室とクリーン室を仕切る隔壁が高いために、エレメントからファンネルの上流側開口により形成されたエアクリーナ出口までの流路が長くなる。その結果、加速時の吸気音の音圧レベルが約350Hzと約500Hzの二つの周波数においてピークを有していた。このような音圧レベルであると、自動二輪車のエンジン音の加速時の周波数ピーク(約400Hz)と合わず、自動二輪車のライダーにとっての加速フィーリングがよくない。
本発明の目的は、ライダーに快適な加速フィーリングをもたらす自動二輪車のエアクリーナを提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明にかかるエアクリーナは、自動二輪車に搭載されてエンジン吸気を浄化するエアクリーナであって、クリーナ本体を構成するロワケースと、前記ロワケースの上方を覆うカバーと、前記ロワケース内部に配置され、前記ロワケースと前記カバーとの合わせ面よりも下方に配置されたエレメントと、前記ロワケースに形成されて前記エレメントを支持し、かつクリーン室の壁の一部を形成する隔壁とを備えている。
この構成によれば、エレメントがロワケースと前記カバーとの合わせ面よりも下方に配置されることで、隔壁の高さも合わせ面より低くできるから、エレメントを通過した吸気がカバー内で天井面に近づくように大きく回り込むことなく出口に達するので、エアクリーナの入口から出口までの流路が短くなり、吸気音の周波数特性を400Hz付近に単一のピークを有するものに改善することができる。その結果、車速の加速感(エンジンパワー上昇)と吸気音の上昇とを一致させることができるので、ライダーの加速フィーリングが改善される。また、エレメントを前記合わせ面よりも下方に配置したので、クリーン室の容積が大きくなって、エンジンによる吸気吸込量の急増に追従し易くなる結果、急加速性が満足のいくものとなる。
本発明において、前記ロワケースに設けられた出口が前記ロワケースに装着されたファンネルにより形成されており、前記エレメントの下流側に隔壁を介して前記ファンネルが配置され、前記隔壁の先端面が前記エレメントのクリーン室側の主面よりもダーティ室寄りにあることが好ましい。この構成によると、下方に配置したエレメントに合わせて隔壁の先端面も下げてエレメントよりも低くしたので、エレメントで浄化されたクリーンエアの出口側への流入が隔壁で邪魔されず、出口側のファンネル側にスムースに導かれる。その結果、カバーの天井面に近づくように大きく回り込む吸気流れがなくなり、エアクリーナの入口から出口までの流路が一層短くなり、吸気音の周波数特性の改善が促進される。
本発明において、前記ロワケースに設けられた出口がファンネルにより形成されており、前記出口がエレメントよりもカバー寄りに突出していることが好ましい。この構成によると、エアクリーナの入口から出口(ファンネルの上流側開口)までの実質的な流路をさらに短くすることができる。
本発明において、前記エレメントよりも上流側のダーティ室に連通する共鳴室を有し、前記ダーティ室と前記共鳴室との間が連通孔を有する区画部材により区画され、前記共鳴室が空気漏らし孔を介して外部に開放されていることが好ましい。この構成によると、空気漏らし孔を有する共鳴室により、吸気音の高周波成分を増幅させて、エンジン全体音の向上させることができる。
本発明において、前記エレメントはほぼ水平に配置され、前記ダーティ室の下方に共鳴室があって、前記区画部材は前記ロワケースに設けられた入口から斜め上方に延びて前記エレメントの下面近傍に達していることが好ましい。この構成によるとエアクリーナの入口から導入されるフレッシュエアを前記区画部材に沿って円滑にエレメントに導くことができる。
本発明によれば、エレメントがロワケースと前記カバーとの合わせ面よりも下方に配置されることで、隔壁の高さも合わせ面より低くできるから、エレメントを通過した吸気がカバー内で天井面に近づくように大きく回り込むことなく出口に達するので、エアクリーナの入口から出口までの流路が短くなり、吸気音の周波数特性を400Hz付近に単一のピークを有するものに改善することができる。その結果、車速の加速感(エンジンパワー上昇)と吸気音の上昇とを一致させることができるので、ライダーの加速フィーリングが改善される。また、エレメントを前記合わせ面よりも下方に配置したので、クリーン室の容積が大きくなって、エンジンによる吸気吸込量の急増に追従し易くなる結果、急加速性が満足のいくものとなる。
本発明の一実施形態にかかるエアクリーナが搭載された自動二輪車の側面図である。 同エアクリーナ周辺の平面図である。 同エアクリーナ周辺の側面図である。 同エアクリーナの縦断面図である。 同エアクリーナのカバーを取り外した状態を斜め後方上方から見た斜視図である。 同エアクリーナのエレメントを取り外した状態を斜め後方上方から見た斜視図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の一実施形態にかかる自動二輪車の側面図である。この自動二輪車の車体フレームFRは,前半部を構成するメインフレーム1と、メインフレーム1の後部に連結されて車体フレームFRの後半部を構成するリヤフレーム2とを有する。このメインフレーム1の前端にヘッドパイプ3が取り付けられ、このヘッドパイプ3に回動自在に挿通されたステアリングシャフト(図示せず)にアッパブラケット4およびアンダーブラケット5が取り付けられ、これらアッパブラケット4およびアンダーブラケット5にフロントフォーク8が支持され、フロントフォーク8の下端部に前輪9が支持されている。フロントフォーク8の上端部のアッパブラケット4にハンドル10が取り付けられている。
前記メインフレーム1の後端部にはスイングアームブラケット11が設けられ、このスイングアームブラケット11に、スイングアーム12が、その前端部に挿通されたピボット軸13を介して上下揺動自在に支持されている。このスイングアーム12の後端部に後輪14が支持されている。メインフレーム1の中央下部にエンジンEが支持され、このエンジンEが、チェーンのような動力伝達機構16を介して後輪14を駆動する。エンジンEは、例えば水冷4気筒4サイクルエンジンである。
前記リヤフレーム2にライダー用シート22が支持されており、メインフレーム1の上部、つまり、車体上部で、前記ハンドル10とライダー用シート22との間には、燃料タンク18が取り付けられている。ライダー用シート22の下方は、サイドカバー17により側方から覆われている。車体前部には車体の前部からエンジンEの側方までの広い部分を覆う大形のフロントカウル30が装着されている。
フロントカウル30にヘッドランプユニット23が装着されている。ヘッドパイプ3の後方近傍にエアクリーナ36が配置されている。
図2に示すように、エアクリーナ36はヘッドパイプ3の後方近傍に位置している。図3に示すように、メインフレーム1は左右一対のメインフレーム片1a,1bを有し、両フレーム片1a,1bの間に前記エアクリーナ36が配置されている。エアクリーナ36の前部は、後述するロワケース50に一体形成されたステー59を介して、ボルトのような連結具43と防振用のダンパー(グロメット)45によりメインフレーム1に支持されており、後部は、図1のエンジンEのスロットルボデイ44に支持されている。
図3は同エアクリーナ周辺の側面図を示す。同図において、メインフレーム1の前部の幅方向中央部には、後方に開口した吸気導出口39が開口しており、メインフレーム1の外側面に開口した吸気導入口40から取り込まれた走行風を、メインフレーム1の内部を通して吸気導出口39に導いている。エアクリーナ36は、その主吸込口(入口)41がメインフレーム1の吸気導出口39に接続されている。この主吸込口41の下部に連なって、追加の空気を取り込むためのサブ吸込口42が、エアクリーナ36から下方に突出して、主吸込口41の外部に露出している。
図4は同エアクリーナの縦断面図である。同図に示すように、エアクリーナ36は、ロワケース50と、このロワケース50の上方を覆うカバー51とを備えている。ロワケース50とカバー51は樹脂製である。ロワケース50の内部には、吸気Aを浄化するエレメント55が収納されており、エレメント55を挟んで上流側にダーティ室56が形成され、下流側にクリーン室58が形成されている。エレメント55は、扁平な形状であり、ロワケース50とカバー51との合わせ面53よりも下方に配置されている。つまり、エレメント55の上面である、クリーン室58側の主面55aが、合わせ面53よりも下方に位置している。エレメント55の後方には、前記エレメント55の後部を支持し、かつクリーン室58の壁の一部を形成する隔壁57が、ロワケース50に一体形成されている。
ロワケース50に設けられた出口52が前記ロワケース50に装着されたファンネル60の上流側開口60aにより形成されており、エレメント55の下流側で隔壁57よりもさらに下流側に、ファンネル60が配置されている。ファンネル60はゴム製で、エンジンEの各気筒に対して一つずつ合計4つが、車幅方向に一列に並んで設けられており、その下流側の基部60bがロワケース50の底壁50aに設けた取付孔50bに嵌合されている。隔壁57の先端面57aは、エレメント55のクリーン室58側の主面55aよりも下方、つまりダーティ室56寄りに位置しており、出口55aがエレメント55よりも上方、つまり、カバー51寄りに突出している。
エレメント55よりも上流側には、ダーティ室56に連通する共鳴室62が設けられており、ダーティ室56と共鳴室62との間が、連通孔63(図6)を有する区画部材65により区画されている。また、ロワケース50における共鳴室62の底壁となる部分には、車幅方向のほぼ中央部に、前後方向に長いスリット状の空気漏らし孔64が形成されている。共鳴室62はダーティ室56の下方に配置され、共鳴室62の上方に対向して扁平なエレメント55が水平に配置されている。前記区画部材65は入口41から斜め上方に延び、前記エレメント55の下面55bの近傍に達している。
図5は、エアクリーナ36のカバーを取り外した状態を斜め後方上方から見た斜視図である。同図に示すように、エアクリーナ36のカバーを取り外すと、エレメント55が露出状態となる。エレメント55は、ウレタンフォームのようなろ過材からなるエレメント本体55dと、エレメント本体55dを支持するフレーム55eとを有し、フレーム55eが、複数のねじ体68によって、ロワケース50の内側に取り付けられている。ロワケース50の外周のカバーとの合わせ面53には複数のねじ孔66が一定間隔で設けられ、図2のカバー51に挿通されたねじ体67を、図5のねじ孔66にねじ込むことにより、カバーがロワケース50に取り付けられている。ロワケース50の後部には、エンジンEのブリーザパイプ61が連結されている。
図6はエアクリーナ36のエレメントを取り外した状態を斜め後方上方から見た斜視図である。同図に示すように、多数の連通孔63が設けられた区画部材65がエアクリーナ36の前部下方に設けた空気の入口41の下端から隔壁57近傍に延びるように配置されている。前記区画部材65はその周縁が、ロアケース50の内壁から突出した取付部71(図4)に、連結具70で取り付けられている。また、ロアケース50の外周壁の内面には、エレメント支持用の段部72が形成されており、この段部72に図5のエレメント55が載置される。図4に示した隔壁57の先端面57aは段部72の一部により形成されている。
フレーム55eの上面は、図4に示すように、カバー51に一体形成された複数の押さえ突起74により段部72に押し付けられている。カバー51におけるエレメント55の後方には単一の押さえ片75が形成されている。この押さえ片75の下端面により、エレメント55のフレーム55eを隔壁57の先端面57aに押し当て、押さえ片75の中空部に挿入したねじ体77を隔壁57に形成したねじ孔79にねじ込むことにより、フレーム55eを隔壁57に取り付けている。
このような構成のエアクリーナ36は、エレメント55を、ロワケース50とカバー51との合わせ面53よりも下方に配置したことで、下の表1のとおり、クリーン室58が従来のエアクリーナに比べて広くなっている。
Figure 0006117001
ここで、共鳴室62はダーティ室56に連通してダーティサイドの空間の一部を形成しているので、表1では、ダーティ室56と共鳴室62の合計容積をクリーン室58の容積と対比させている。なお、本発明品のダーティ室56と共鳴室62の容積比は、1.1:0.7である。実験の結果、クリーン室58の容積と、ダーティ室56および共鳴室62の合計の容積との比(表1の下欄の容積比)は、3:1〜4:1の範囲にあるのが、吸気音の周波数特性および吸気効率の点からみて好ましいことがわかった。
上記構成において、エアクリーナ36は、図4に示すエレメント55が合わせ面53よりも下方に配置されているので、隔壁57の高さも合わせ面53よりも低くできるから、エアクリーナ36の入口41から出口52までの流路が短くなる。つまり、従来は、二点鎖線で示すように、エレメント55Aの上面が合わせ面53に合致していたので、エレメント55Aを通った吸気Aが、二点鎖線の流線80Aで示すように、カバー51の天井面51aに近づくように大きく回り込みながら、ファンネル60の上流側開口60a(出口52)に流入する結果、エアクリーナ36の入口41から出口52までの流路が長くなっていた。
これに対し、上記実施形態では、エレメント55および隔壁57が合わせ面53よりも低く設定されているので、実線の流線80で示すように、吸気Aの天井面51aへの回り込みが抑制されて、流路が短くなる。これにより、吸気音の周波数特性を、400Hz付近に単一のピークを有するものに変えることができた。その結果、車両の加速感(エンジンパワー上昇)と吸気音の上昇とを一致させることができるので、ライダーの加速フィーリングを改善できる。また、エレメント55を下方に配置したので、クリーン室58の容積が大きくなって、エンジンによる吸気吸込量の急増に追従し易くなる結果、急加速性が向上する。
ここで、合わせ面53の位置を下げ、この合わせ面53にエレメント55の位置を合致させても、エレメント55の位置を下げることはできるが、こうするとロワケース50の形状が変わるので、ブリーザパイプ61(図5)等の周辺部品との取り合い関係が変化し、大幅な設計変更を招くので、好ましくない。
また、ロワケース50に設けられた出口52が前記ロワケース50に装着されたファンネル60により形成されており、エレメント55の下流側で隔壁57よりもさらに下流側に前記ファンネル60が配置され、隔壁57の先端面57aが前記エレメント55のクリーン室58側の主面よりもダーティ室56寄りにある。これにより、隔壁57が、下方に移動したエレメント55よりもさらに低くなるから、エレメント55で浄化されたクリーンエアの出口52側への流入が隔壁57で邪魔されずに、出口52側にスムースに導くことができる。その結果、エアクリーナ36の入口41から出口52までの流線80に沿った流路が一層低くなる。
また、ロワケース50に設けられた出口52がファンネル60の上流側開口60aにより形成されており、出口52がエレメント55よりもカバー51寄り、つまり上方に突出しているので、エアクリーナ55の入口41から出口52までの実質的な流路をさらに短くすることができる。
また、エレメント55よりも上流側のダーティ室56に連通する共鳴室62を有し、前記ダーティ室56と共鳴室62との間が連通孔63を有する区画部材65により区画され、共鳴室62が空気漏らし孔64を介してエアクリーナ36の外部に開放されているので、吸気音の高周波成分を増幅させて、エンジン全体音の音色を向上させることができる。
さらに、エレメント55はエアクリーナ36内でほぼ水平に配置され、ダーティ室56の下方に共鳴室62があって、区画部材65は入口41から斜め上方に延びてエレメント55の下面55bの近傍に達しているので、エアクリーナ36の入口41から導入されるフレッシュエアを前記区画部材65に沿って円滑にエレメント55に導くことができる。
以上のとおり、図面を参照しながら好適な実施形態を説明したが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で、種々の追加、変更または削除が可能である。したがって、そのようなものも本発明の範囲内に含まれる。
30…カウリング
36…エアクリーナ
41…入口
50…ロワケース
51…カバー
51a…天井面
52…出口
53…合わせ面
55…エレメント
55a…主面
55b…下面
56…ダーティ室
57…隔壁
57a…先端面
58…クリーン室
60…ファンネル
62…共鳴室
63…連通孔
64…空気漏らし孔
65…区画部材
A…吸気

Claims (4)

  1. 自動二輪車に搭載されてエンジン吸気を浄化するエアクリーナであって、
    クリーナ本体を構成するロワケースと、
    前記ロワケースの上方を覆うカバーと、
    前記ロワケース内部に配置され、前記ロワケースと前記カバーとの合わせ面よりも下方に配置されたエレメントと、
    前記ロワケースに形成されて前記エレメントを支持し、かつクリーン室の壁の一部を形成する隔壁と、
    を備え、
    前記エレメントのクリーン室側の主面が、前記合わせ面よりも下方に位置し、
    前記エレメントよりも上流側のダーティ室に連通する共鳴室を有し、前記ダーティ室と共鳴室との間が複数の円形の連通孔を有する板状の区画部材により区画され、前記共鳴室が空気漏らし孔を介して外部に開放され、
    前記空気漏らし孔は、前後方向に長いスリット状で、前記共鳴室の車幅方向中央部に形成されている自動二輪車のエアクリーナ。
  2. 請求項1に記載のエアクリーナにおいて、前記ロワケースに設けられた出口が前記ロワケースに装着されたファンネルにより形成されており、前記エレメントの下流側に隔壁を介して前記ファンネルが配置され、前記隔壁の先端面が前記エレメントのクリーン室側の主面よりもダーティ室寄りにあり、
    前記出口がエレメントよりもカバー寄りに突出し、
    4つの前記ファンネルが、車幅方向に一列に並んで配置され、車幅方向中央寄りの前記ファンネルが車幅方向両端の前記ファンネルよりも長く形成されている自動二輪車のエアクリーナ。
  3. 請求項1または2に記載のエアクリーナにおいて、前記エレメントはほぼ水平に配置され、前記ダーティ室の下方に共鳴室があって、前記区画部材は前記ロワケースに設けられた入口から斜め上方に延びて前記エレメントの下面近傍に達し、
    前記共鳴室が前記ロワケースの一部で構成され、
    前記入口が、前記エアクリーナの前部下方に設けられている自動二輪車のエアクリーナ。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載のエアクリーナにおいて、前記エレメントは、ろ過材からなるエレメント本体と、前記エレメント本体を支持するフレームとを有し、
    前記カバーに押さえ片が形成され、この押さえ片の下端面により前記エレメントの前記フレームが前記隔壁の先端面に押し当てられ、
    前記押さえ片の中空部に挿入したねじ体を前記隔壁に形成したねじ孔にねじ込むことにより、前記フレームが前記隔壁に取り付けられている自動二輪車のエアクリーナ。
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