JP6625577B2 - エアクリーナー装置 - Google Patents

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Description

本発明は、クリーナーケースと、車両前後方向でクリーナーケースの前方に位置するクリーナーカバーと、クリーナーケースおよびクリーナーカバーの間に挟まれて、クリーナーケースとの間にクリーン室を区画しクリーナーカバーとの間にダーティ室を区画する隔壁と、隔壁に支持されてクリーン室およびダーティ室を仕切る浄化フィルターとを備えるエアクリーナー装置に関する。
特許文献1は内燃機関の吸気装置(エアクリーナー装置)を開示する。吸気装置は、本体(クリーナーケース)および蓋部材(クリーナーカバー)に挟まれて、後側の本体との間にクリーン室を区画し前側の蓋部材との間にダーティ室を区画する区画部材を備える。区画部材は、クリーン室とダーティ室とを仕切るフィルターエレメントを保持する。区画部材には、後ろ向きに開口し、蓋部材内の吸気路に接続される吸気口が形成される。
特許第5987425号
特許文献1では、蓋部材にはダーティ室に通じる吸気路が区画される。吸気路は、蓋部材と区画部材との合わせ面を含む1仮想平面に沿って延びる。吸気口は、仮想平面に平行な面で開口することから、仮想平面に直交する方向に直線的に吸い込まれた空気は蓋部材の内壁に衝突し、スムースに流れることができず、吸気効率が低下してしまう。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、クリーナーカバーに吸気路を一体化する際に吸気効率の低下を回避することができるエアクリーナー装置を提供することを目的とする。
本発明の第1側面によれば、クリーナーケースと、車両前後方向で前記クリーナーケースの前方に位置するクリーナーカバーと、前記クリーナーケースおよび前記クリーナーカバーの間に挟まれて、前記クリーナーケースとの間にクリーン室を区画し前記クリーナーカバーとの間にダーティ室を区画する隔壁と、前記隔壁に支持されて前記クリーン室および前記ダーティ室を仕切る浄化フィルターと、前記ダーティ室側で前記隔壁に形成されて、前記隔壁に穿たれる開口の縁から滑らかに湾曲しつつ前記開口及び前記隔壁から離間するように延びる第1ダクト壁を区画する第1ダクト形成体と、前記ダーティ室側で前記クリーナーカバーに形成されて、前記第1ダクト壁に組み合わせられて前記ダーティ室に通じる滑らかな湾曲形状のダクトを構成する第2ダクト壁を区画する第2ダクト形成体とを備えるエアクリーナー装置は提供される。
第2側面によれば、第1側面の構成に加えて、前記ダクトの出口端は前記ダーティ室内で前記浄化フィルターの上端より上方に位置している。
第3側面によれば、第1または第2側面の構成に加えて、エアクリーナー装置は、前記クリーン室内で開口する入口端と、前記入口端から延びて前記クリーン室の内壁面に沿って湾曲する第1湾曲管と、前記第1湾曲管に接続されて、直線的に延びる連結管と、前記連結管に接続されて、前記クリーン室の内壁面に沿って湾曲し、前記クリーナーケースに穿たれる開口に結合される出口端を有する第2湾曲管とを有するコネクティングチューブを備える。
第4側面によれば、第3側面の構成に加えて、前記第1湾曲管および前記第2湾曲管はゴム製チューブから構成され、前記連結管は前記ゴム製チューブを連結する樹脂製チューブから構成される。
第5側面によれば、第3または第4側面の構成に加えて、前記コネクティングチューブの前記入口端は浄化フィルターに向き合う開口を有する。
第6側面によれば、第1〜第5側面のいずれかの構成に加えて、エアクリーナー装置は、前記クリーナーケースに一体に形成されて、前記隔壁の前記開口に結合されて、上側にいくにつれて、前記クリーナーケースおよび前記隔壁の合わせ面を含む仮想平面から遠ざかる開放端を有する吸入ダクトを備える。
第1側面によれば、隔壁の開口から滑らかに湾曲しつつ前記開口及び隔壁から離間するように延びるダクトを通ってダーティ室に空気は流入する。ダクトは滑らかな湾曲形状を有することから、吸入される空気はスムースにダーティ室に導入されることができる。
第2側面によれば、ダーティ室を仕切る浄化フィルターの全面に吸入空気は当たりやすい。したがって、高い浄化効率が実現される。
第3側面によれば、コネクティングチューブはクリーン室からエアクリーナー装置の外部に空気を排出する排出路として機能する。コネクティングチューブは第1湾曲管、連結管および第2湾曲管で構成されるので、クリーン室内でコネクティングチューブの長さは十分に確保されることができる。
第4側面によれば、樹脂製チューブは形状を維持するので、第1湾曲管および第2湾曲管の間隔は確実に維持される。したがって、限られたクリーナーケースのスペースでもコネクティングチューブには十分な長さが確保されることができる。
第5側面によれば、コネクティングチューブの入口はクリーン室内で浄化フィルターに向き合わせられるので、吸入効率は高められる。
第6側面によれば、エアクリーナー装置は、鞍乗り型車両に搭載されて、ヘッドパイプから後ろ下がりに延びるダウンチューブの前方に配置される。クリーナーケースの吸入ダクトはほぼ垂直な面で開口することができる。
本発明の一実施形態に係る鞍乗り型車両としての自動二輪車の側面図である。 エアクリーナー装置の拡大側面図である。 後方やや下向きから観察されるエアクリーナー装置の拡大後面図である。 クリーン室に収容されるコネクティングチューブの拡大平面図である。 エアクリーナー装置の拡大正面図である。 ダーティ室側から観察される隔壁の拡大斜視図である。 ダーティ室側から観察されるクリーナーカバーの拡大斜視図である。
以下、添付図面を参照しつつ本発明の一実施形態を説明する。なお、以下の説明では、前後、上下および左右は、自動二輪車に乗車した乗員から見た方向をいうものとする。
図1は本発明の一実施形態に係る鞍乗り型車両としての自動二輪車11を概略的に示す。自動二輪車11は、車体フレーム12と、少なくとも部分的に車体フレーム12に覆い被さる車体カバー13とを備える。車体フレーム12は、ヘッドパイプ14と、ヘッドパイプ14から後下がりに延びる単一のダウンチューブ(メインフレーム)15と、ダウンチューブ15の後端に接続されて下方に延びる左右1対のピボットプレート16と、ダウンチューブ15の後端から後上がりに延びる左右1対のシートレール17とを備える。ヘッドパイプ14には操向自在にフロントフォーク18が支持される。フロントフォーク18には車軸19回りで回転自在に前輪WFが支持される。フロントフォーク18の上端には操向ハンドル21が結合される。
ピボットプレート16にはピボット22回りで上下方向に揺動自在にスイングアーム23が連結される。スイングアーム23には車軸24回りで回転自在に後輪WRが支持される。ピボット22から離れた位置でシートレール17とスイングアーム23との間にはリアクッションユニット25が配置される。
車体カバー13は、ヘッドパイプ14およびダウンチューブ15に覆い被さるフロントカバー26と、フロントカバー26の後端に接続されて、ピボットプレート16およびシートレール17に覆い被さるボディカバー27とを備える。フロントカバー26には、ヘッドパイプ14の下方で前方に開放される通風空間を形成する左右1対のニーカバー28が形成される。ボディカバー27には開閉可能に乗員シート29が取り付けられる。運転者が乗員シート29に跨がると、運転者の膝は前方からニーカバー28に覆われる。ボディカバー27内には、乗員シート29で上方から覆われる燃料タンク(図示されず)が収容される。
車体フレーム12には内燃機関31が支持される。内燃機関31の機関本体32は、車軸24に平行な軸線を有するクランクシャフト33を回転自在に支持するクランクケース34と、クランクケース34に結合されて、スライド自在にピストンを収容するシリンダーブロック35と、シリンダーブロック35に結合されて、燃焼室に通じる吸気ポートおよび排気ポートを形成するシリンダーヘッド36とを備える。機関本体32は、クランクシャフト33の軸線回りで90度に近い角度でシリンダー軸線Cを前方に倒した前傾姿勢でダウンチューブ15およびピボットプレート16に結合される。
内燃機関31は、クランクケース34内に収容されて、クランクシャフト33に接続される変速機(図示されず)を備える。変速機は、クランクシャフト33と出力軸37との間で変速比を変更しつつ出力軸37にクランクシャフト33の回転動力を伝達する。出力軸37は駆動力伝達機構38で後輪WRに連結される。駆動力伝達機構38は、出力軸37の突出端に固定される駆動スプロケット39と、後輪WRに固定される被動スプロケット41と、駆動スプロケット39および被動スプロケット41に巻き掛けられるチェーン42とを備える。こうしてクランクシャフト33の動力は後輪WRに伝達される。
内燃機関31のシリンダーヘッド36には排気管44が接続される。排気管44の上流端はシリンダーヘッド36の下側壁に結合される。排気管44は排気ポートに接続される。排気管44には車軸24よりも後方に延びる排気マフラー(図示されず)が接続される。燃焼室の燃焼ガスは排気ポートおよび排気管44を経て排気マフラーから排出される。
自動二輪車11は、ヘッドパイプ14の下方でダウンチューブ15の前方に配置されるエアクリーナー装置45を備える。エアクリーナー装置45はスロットルボディ46の上流端に結合される。スロットルボディ46の下流端には吸気管47が結合される。吸気管47は内燃機関31のシリンダーヘッド36に接続される。吸気管47の下流端はシリンダーヘッド36の上側壁に結合される。吸気管47は吸気ポートに接続される。外気はエアクリーナー装置45で浄化されてスロットルボディ46に導入される。スロットルボディ46で外気には燃料が噴射される。スロットルボディ46で生成された混合気は吸気管47および吸気ポートを経て燃焼室に供給される。
エアクリーナー装置45は、クリーナーケース51と、車両前後方向でクリーナーケース51の前方に位置するクリーナーカバー52と、クリーナーケース51およびクリーナーカバー52の間に挟まれて、クリーナーケース51との間にクリーン室を区画し、クリーナーカバー52との間にダーティ室を区画する隔壁53とを備える。クリーナーカバー52および隔壁53は複数のねじ部材54でクリーナーケース51に締結される。クリーナーケース51の上端には、車軸24の軸心に直交する仮想平面に平行に広がる1対の取り付け板55が形成される。取り付け板55はダウンチューブ15に固定のブラケットに重ねられ締結具56でブラケットに結合される。締結具56は例えばボルトおよびナットの組み合わせで構成されればよい。
図2に示されるように、車幅方向に1対の取り付け板55の外側にはそれぞれ吸入ダクト58が配置される。吸入ダクト58はクリーナーケース51に一体に形成される。吸入ダクト58は、上側にいくにつれて、クリーナーケース51および隔壁53の合わせ面を含む仮想平面59から遠ざかる開放端58aを有する。ここでは、エアクリーナー装置45は、クリーナーケース51および隔壁53の合わせ面の上側を前方に傾かせた前傾の取り付け姿勢でダウンチューブ15に固定される。したがって、吸入ダクト58の開放端58aは地面に直交する垂直面で仕切られる。吸入ダクト58は、隔壁53に穿たれる吸入口61としての開口に接続される。吸入口61はクリーナーカバー52のダーティ室に面する。したがって、吸入ダクト58の開放端58aから流入する空気は吸入口61を経てダーティ室に導入される。
隔壁53には、クリーン室およびダーティ室を仕切る浄化フィルター(フィルターエレメント)62が支持される。ダーティ室内の空気は浄化フィルター62で浄化されてクリーン室に流入する。
図3に示されるように、クリーナーケース51には、クリーナーケース51内のクリーン室に収容されるコネクティングチューブ63が取り付けられる。図4に示されるように、コネクティングチューブ63は、クリーン室内で開口する入口端64と、入口端64から延びてクリーン室の内壁面に沿って湾曲する第1湾曲管65と、第1湾曲管65に接続されて、直線的に延びる連結管66と、連結管66に接続されて、クリーン室の内壁面に沿って湾曲し、クリーナーケース51に穿たれる開口51aに結合される出口端67を有する第2湾曲管68とを有する。コネクティングチューブ63の入口端64は浄化フィルター62の表面に向き合う開口を有する。開口は、浄化フィルター62の表面に平行な仮想平面で開口する。
第1湾曲管65は、浄化フィルター62の表面に並行に線形に延びる線形域65aと、線形域65aの上流端に接続されて、浄化フィルター62の表面に直交する曲率中心の軸線回りに鋭角で湾曲し、入口端64で浄化フィルター62の表面に向かって90°の角度で湾曲する上流湾曲域65bと、線形域65aの下流端に接続されるとともに、浄化フィルター62の表面に直交する曲率中心の軸線回りに鈍角で湾曲して連結管66の上流端に接続される下流湾曲域65cとを有する。上流湾曲域65bの鋭角と下流湾曲域65cの鈍角とで浄化フィルター62の表面に沿って180°の方向転換は実現される。線形域65aには浄化フィルター62の表面に平行に広がるタブ69が一体に形成される。タブ69にはねじの軸部が貫通する貫通孔が形成される。タブ69は例えばねじでクリーン室側からクリーナーケース51に固定される。
第2湾曲管68は、連結管66の下流端に接続されて、浄化フィルター62の表面に直交する曲率中心の軸線回りに180°に近い角度で湾曲する第1湾曲域68aと、浄化フィルター62の表面に直交する曲率中心の軸線回りに第1湾曲域68aとは反対向きに湾曲して出口端67に至る第2湾曲域68bとを有する。コネクティングチューブ63の出口端67はクリーナーケース51の開口51aに気密に嵌め込まれる。コネクティングチューブ63の線は、入口端64および出口端67を除き浄化フィルター62の表面に並列に延び、入口端64および出口端67で浄化フィルター62の表面に対して任意の角度で立ち上がる。
第1湾曲管65および第2湾曲管68はゴム製チューブから構成され、連結管66はゴム製チューブを連結する樹脂製チューブから構成される。ゴム製チューブは柔軟性を有する。樹脂製チューブは硬質樹脂から成型される。ゴム製チューブには、管内空間の重心線(各断面の図心を結んだ線)の軸方向および管の周方向に延びる補強用の半円筒体が形成される。
図5に示されるように、クリーナーカバー52は、隔壁53で塞がれて隔壁53との間にダーティ室を区画する箱体71を備える。箱体71には左右の湾曲形状の接続ダクト72が接続される。接続ダクト72の入口端72aは、隔壁53に穿たれる吸入口61に結合される。入口端72aで接続ダクト72の管内空間の重心線は吸入口61の開口を含む面に直交する。出口端72bで接続ダクト72の管内空間の重心線は吸入口61の開口を含む面に平行に位置する。したがって、入口端72aおよび出口端72bの間で接続ダクト72は吸入口61の開口を含む面に平行な曲率中心の軸線回りで90°にわたって湾曲する。
図6に示されるように、ダーティ室側で隔壁53には、隔壁53に穿たれる吸入口61の縁から滑らかに湾曲しつつ開口61及び隔壁53から離間するように延びる第1ダクト壁73を区画する2つの第1ダクト形成体74が形成される。第1ダクト壁73は湾曲する半円筒体の管内壁に相当する。2つの第1ダクト形成体74は浄化フィルター62の上端に合わせ込まれた平面75で仕切られる。平面75は吸入口61の軸線に平行に位置づけられる。
第1ダクト形成体74は、吸入口61の直径線76の一端で隔壁53の表面から垂直に立ち上がって四半円の円弧を描く第1稜線77aと、第1稜線77aから連続して、隔壁53の表面に並行に延びる第2稜線77bと、吸入口61の直径線76の他端で隔壁53の表面から垂直に立ち上がって四半円の円弧を描く第3稜線78aと、第3稜線78aから連続して、隔壁53の表面に並行に延びる第4稜線78bとを有する。第1稜線77aと第3稜線78aとは等間隔で並列に位置する。第2稜線77bと第4稜線78bとは等間隔で並列に位置する。第1稜線77aおよび第2稜線77bと、第3稜線78aおよび第4稜線78bとの間で半円形に窪むように第1ダクト壁73が配置される。第1稜線77aおよび第2稜線77bと隔壁53の表面とは隔壁53の表面から垂直に立ち上がる母線を有する第1湾曲壁79で接続される。第3稜線78aおよび第4稜線78bと隔壁53の表面とは、隔壁53の表面から垂直に立ち上がる母線を有する第2湾曲壁81で接続される。ここで、左右の第1ダクト形成体74に同一の参照符号が付されるものの、それらは必ずしも面対称に形成される必要はない。
図7に示されるように、ダーティ室側でクリーナーカバー52には、第2ダクト壁83を区画する2つの第2ダクト形成体84が形成される。個々の第2ダクト形成体84は、半円を描きながら吸入口61の直径線76の両端を接続し隔壁53の表面に重ねられる縁85を有する。縁85の一端には、縁85から垂直に窪んで四半円の円弧を描き、第1ダクト形成体74の第1稜線77aを受け止める第1受け部86aと、第1受け部86aに接続されて隔壁53との合わせ面に並行に延びて第1ダクト形成体74の第2稜線77bを受け止める第2受け部86bとが連続する。第1受け部86aおよび第2受け部86bには、第1受け部86aおよび第2受け部86bに受け止められる第1ダクト形成体74の第1稜線77aおよび第2稜線77bを外側から支える1筋の凸片87が接続される。縁85の他端には、縁85から垂直に窪んで四半円の円弧を描き、第1ダクト形成体74の第3稜線78aを受け止める第3受け部88aと、第3受け部88aに接続されて隔壁53との合わせ面に並行に延びて第1ダクト形成体74の第4稜線78bを受け止める第4受け部88bとが連続する。第3受け部88aおよび第4受け部88bには、第3受け部88aおよび第4受け部88bに受け止められる第1ダクト形成体74の第3稜線78aおよび第4稜線78bを外側から支える1筋の凸片89が接続される。
第2ダクト壁83は、縁85から窪んで湾曲する半円筒体の管内壁に相当する。個々の第2ダクト壁76は、対応する第1ダクト壁73に組み合わせられて滑らかな湾曲形状の1本の接続ダクト72を構成する。2つの第2ダクト形成体84の下流端84aは前述の平面75に面一で連続する平面で仕切られる。したがって、接続ダクト72の出口端72bはダーティ室内で浄化フィルター62の上端より上方に位置している。
次にこの実施形態の作用を説明する。エアクリーナー装置45の筐体は、クリーナーケース51と、クリーナーケース51の前方に位置するクリーナーカバー52と、クリーナーケース51およびクリーナーカバー52の間に挟まれて、クリーナーケース51との間にクリーン室を区画しクリーナーカバー52との間にダーティ室を区画する隔壁53とで形成される。隔壁53には、クリーン室およびダーティ室を仕切る浄化フィルター62が支持される。内燃機関31の作動中、2つの吸入ダクト58から空気は吸い込まれる。吸い込まれた空気は隔壁53の吸入口61から接続ダクト72を経てダーティ室に流入する。ここで、接続ダクト72は、ダーティ室側で隔壁53に形成されて、吸入口61の縁から滑らかに湾曲しつつ開口61及び隔壁53から離間するように延びる第1ダクト壁73を区画する第1ダクト形成体74と、ダーティ室側でクリーナーカバー52に形成されて、第1ダクト壁73に組み合わせられてダーティ室に通じる滑らかな湾曲形状の管内空間を形成する第2ダクト壁83を区画する第2ダクト形成体84とで構成される。接続ダクト72は滑らかな湾曲形状を有することから、吸入される空気はスムースにダーティ室に導入されることができる。
接続ダクト72の出口端72bはダーティ室内で浄化フィルター62の上端より上方に位置している。したがって、接続ダクト72の出口端72bからダーティ室に流入する空気は浄化フィルター62の全面に当たりやすい。高い浄化効率が実現される。仮に接続ダクト72の出口端62bが浄化フィルター62の上端よりも下方に位置すると、接続ダクト72の出口端72bよりも上方に吸入空気が行き渡らず、浄化フィルター62の全域が有効に活用されることができない。
本実施形態では、コネクティングチューブ63は、クリーン室内で開口する入口端64と、入口端64から延びてクリーン室の内壁面に沿って湾曲する第1湾曲管65と、第1湾曲管65に接続されて、直線的に延びる連結管66と、連結管66に接続されて、クリーン室の内壁面に沿って湾曲し、クリーナーケース51の開口51aに結合される出口端67を有する第2湾曲管68とを有する。コネクティングチューブ63はクリーン室からエアクリーナー装置45の外部に空気を排出する排出路として機能する。コネクティングチューブ63は第1湾曲管65、連結管66および第2湾曲管68で構成されるので、クリーン室内でコネクティングチューブ63の長さは十分に確保されることができる。
コネクティングチューブ63では、第1湾曲管65および第2湾曲管68はゴム製チューブから構成され、連結管66はゴム製チューブを連結する樹脂製チューブから構成される。樹脂製チューブは形状を維持するので、第1湾曲管65および第2湾曲管68の間隔は確実に維持される。したがって、限られたクリーナーケース51のスペースでもコネクティングチューブ63には十分な長さが確保されることができる。
エアクリーナー装置45では、コネクティングチューブ63の入口端64は浄化フィルター62に向き合う開口を有する。コネクティングチューブ63の入口はクリーン室内で浄化フィルター62に向き合わせられるので、吸入効率は高められる。
吸入ダクト58は、クリーナーケース51に一体に形成されて、隔壁53の吸入口61に結合されて、上側にいくにつれて、クリーナーケース51および隔壁53の合わせ面を含む仮想平面59から遠ざかる開放端58を有する。エアクリーナー装置45は、自動二輪車11に搭載されて、ヘッドパイプ14から後ろ下がりに延びるダウンチューブ15の前方に配置される。この取り付け姿勢でクリーナーケース51の吸入ダクト58はほぼ垂直な面で開口することができる。
45…エアクリーナー装置、51…クリーナーケース、51a…開口、52…クリーナーカバー、53…隔壁、58…吸入ダクト、58a…開放端、59…(合わせ面を含む)仮想平面、61…開口(吸入口)、62…浄化フィルター、63…コネクティングチューブ、64…入口端、65…第1湾曲管、66…連結管、67…出口端、68…第2湾曲管、72…ダクト(接続ダクト)、72b…出口端、73…第1ダクト壁、74…第1ダクト形成体、75…平面、83…第2ダクト壁、84…第2ダクト形成体。

Claims (6)

  1. クリーナーケース(51)と、
    車両前後方向で前記クリーナーケース(51)の前方に位置するクリーナーカバー(52)と、
    前記クリーナーケース(51)および前記クリーナーカバー(52)の間に挟まれて、前記クリーナーケース(51)との間にクリーン室を区画し前記クリーナーカバー(52)との間にダーティ室を区画する隔壁(53)と、
    前記隔壁(53)に支持されて前記クリーン室および前記ダーティ室を仕切る浄化フィルター(62)と、
    前記ダーティ室側で前記隔壁(53)に形成されて、前記隔壁(53)に穿たれる開口(61)の縁から滑らかに湾曲しつつ前記開口(61)及び前記隔壁(53)から離間するように延びる第1ダクト壁(73)を区画する第1ダクト形成体(74)と、
    前記ダーティ室側で前記クリーナーカバー(52)に形成されて、前記第1ダクト壁(73)に組み合わせられて前記ダーティ室に通じる滑らかな湾曲形状のダクト(72)を構成する第2ダクト壁(83)を区画する第2ダクト形成体(84)と
    を備えることを特徴とするエアクリーナー装置。
  2. 請求項1に記載のエアクリーナー装置において、前記ダクト(72)の出口端(72b)は前記ダーティ室内で前記浄化フィルター(62)の上端より上方に位置していることを特徴とするエアクリーナー装置。
  3. 請求項1または2に記載のエアクリーナー装置において、前記クリーン室内で開口する入口端(64)と、前記入口端(64)から延びて前記クリーン室の内壁面に沿って湾曲する第1湾曲管(65)と、前記第1湾曲管(65)に接続されて、直線的に延びる連結管(66)と、前記連結管(66)に接続されて、前記クリーン室の内壁面に沿って湾曲し、前記クリーナーケース(51)に穿たれる開口(51a)に結合される出口端(67)を有する第2湾曲管(68)とを有するコネクティングチューブ(63)を備えることを特徴とするエアクリーナー装置。
  4. 請求項3に記載のエアクリーナー装置において、前記第1湾曲管(65)および前記第2湾曲管(68)はゴム製チューブから構成され、前記連結管(66)は前記ゴム製チューブを連結する樹脂製チューブから構成されることを特徴とするエアクリーナー装置。
  5. 請求項3または4に記載のエアクリーナー装置において、前記コネクティングチューブ(63)の前記入口端(64)は浄化フィルター(62)に向き合う開口を有することを特徴とするエアクリーナー装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のエアクリーナー装置において、前記クリーナーケース(51)に一体に形成されて、前記隔壁(53)の前記開口(61)に結合されて、上側にいくにつれて、前記クリーナーケース(51)および前記隔壁(53)の合わせ面を含む仮想平面(59)から遠ざかる開放端(58a)を有する吸入ダクト(58)を備えることを特徴とするエアクリーナー装置。
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