JP5913083B2 - 車両の吸気通路構造 - Google Patents

車両の吸気通路構造 Download PDF

Info

Publication number
JP5913083B2
JP5913083B2 JP2012282482A JP2012282482A JP5913083B2 JP 5913083 B2 JP5913083 B2 JP 5913083B2 JP 2012282482 A JP2012282482 A JP 2012282482A JP 2012282482 A JP2012282482 A JP 2012282482A JP 5913083 B2 JP5913083 B2 JP 5913083B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connecting tube
upstream
air cleaner
downstream
intake passage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012282482A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014125939A (ja
Inventor
信之 下村
信之 下村
岡本 智之
智之 岡本
靖 大美賀
靖 大美賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2012282482A priority Critical patent/JP5913083B2/ja
Priority to US14/076,906 priority patent/US9140222B2/en
Publication of JP2014125939A publication Critical patent/JP2014125939A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5913083B2 publication Critical patent/JP5913083B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M35/00Combustion-air cleaners, air intakes, intake silencers, or induction systems specially adapted for, or arranged on, internal-combustion engines
    • F02M35/16Combustion-air cleaners, air intakes, intake silencers, or induction systems specially adapted for, or arranged on, internal-combustion engines characterised by use in vehicles
    • F02M35/162Motorcycles; All-terrain vehicles, e.g. quads, snowmobiles; Small vehicles, e.g. forklifts
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M35/00Combustion-air cleaners, air intakes, intake silencers, or induction systems specially adapted for, or arranged on, internal-combustion engines
    • F02M35/02Air cleaners
    • F02M35/0201Housings; Casings; Frame constructions; Lids; Manufacturing or assembling thereof
    • F02M35/0202Manufacturing or assembling; Materials for air cleaner housings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M35/00Combustion-air cleaners, air intakes, intake silencers, or induction systems specially adapted for, or arranged on, internal-combustion engines
    • F02M35/02Air cleaners
    • F02M35/024Air cleaners using filters, e.g. moistened
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M35/00Combustion-air cleaners, air intakes, intake silencers, or induction systems specially adapted for, or arranged on, internal-combustion engines
    • F02M35/10Air intakes; Induction systems
    • F02M35/10006Air intakes; Induction systems characterised by the position of elements of the air intake system in direction of the air intake flow, i.e. between ambient air inlet and supply to the combustion chamber
    • F02M35/10026Plenum chambers
    • F02M35/10039Intake ducts situated partly within or on the plenum chamber housing

Description

本発明は、エアクリーナとスロットルボディとの間を接続するコネクティングチューブを備えた車両の吸気通路構造に関する。
従来、自動二輪車の吸気通路構造において、エアクリーナで浄化されてスロットルボディに流れる空気が通るコネクティングチューブが、エアクリーナの外側で3つの部品に分割されて構成されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。詳細には、上記3つの部品は、上流側及び下流側の管がゴム製とされ、その間を繋ぐ複数の屈曲箇所を持つ中間部の管が樹脂のブロー成形で構成される。このような構成では、コネクティングチューブが狭い空間内において複数箇所で屈曲して設けられるため、コネクティングチューブの長さを長くでき、エンジンの低速トルクを大きくできる。
特開2008−248718号公報
しかしながら、上記従来の吸気通路構造では、コネクティングチューブの分割部のシール性を確保するため、分割された各管のジョイント部にはバンド等の別部品が必要となり、部品点数やコストの増加が課題となっていた。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、車両の吸気通路構造において、コネクティングチューブの長さを確保でき、且つ、コネクティングチューブ周辺の部品点数を削減できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、空気を浄化するエアクリーナ(40)とスロットルボディ(41)との間を接続するコネクティングチューブ(42)と、浄化空気が供給されるエンジン(30)とを備え、当該コネクティングチューブ(42)が2つ以上の別部品で構成される車両の吸気通路構造において、前記コネクティングチューブ(42)の各々を所定の位置関係で互いに接続するジョイント部(93)が前記エアクリーナ(40)内に配置され、前記スロットルボディ(41)は、前記エアクリーナ(40)の下方に配置され、前記コネクティングチューブ(42)は、前記エアクリーナ(40)内に配される上流側コネクティングチューブ(71)と、前記ジョイント部(93)で上流側コネクティングチューブ(71)に接続されるとともに、前記エアクリーナ(40)を外側へ貫通する下流側コネクティングチューブ(70)とを有し、前記上流側コネクティングチューブ(71)の延伸方向は、車幅方向であり、前記下流側コネクティングチューブ(70)は、前記ジョイント部(93)の下流側で後方に屈曲する屈曲部(74)と、当該屈曲部(74)から後方に延びて前記エアクリーナ(40)を貫通し、側面視で後下方に屈曲して前記スロットルボディ(41)に接続される屈曲部(75)とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、エアクリーナとスロットルボディとの間を接続するコネクティングチューブは、2つ以上の別部品で構成され、コネクティングチューブの各々を所定の位置関係で互いに接続するジョイント部がエアクリーナ内に配置されるため、エアクリーナの気密性を利用でき、ジョイント部をバンド等で強固に固定する必要がない。このため、コネクティングチューブを2つ以上の別部品で構成してコネクティングチューブの長さを確保できるとともに、部品点数を削減できる。
また、本発明は、記上流側コネクティングチューブ(71)の延伸方向が、平面視で、前記エアクリーナ(40)の浄化室(56)内の長手方向に沿い、前記下流側コネクティングチューブ(70)の延伸方向が、平面視で、前記上流側コネクティングチューブ(71)の延伸方向と異なるように配されることを特徴とする。
本発明によれば、エアクリーナ内での上流側コネクティングチューブの長さを大きくできるとともに、エンジンやスロットルボディのレイアウトに合わせながらコネクティングチューブを長くできる。
また、本発明は、前記上流側コネクティングチューブ(71)と前記下流側コネクティングチューブ(70)とはそれぞれ屈曲した形状とされ、前記上流側コネクティングチューブ(71)の屈曲の中心軸(S)と、前記下流側コネクティングチューブ(70)の屈曲の中心軸(S)とが異なるように設けられることを特徴とする。
本発明によれば、エンジンやスロットルボディのレイアウトに合わせながら上流側コネクティングチューブ及び下流側コネクティングチューブを長くできる。
さらに、本発明は、前記上流側コネクティングチューブ(71)と前記下流側コネクティングチューブ(70)との間に、当該上流側コネクティングチューブ(71)と当該下流側コネクティングチューブ(70)とを接続する中間コネクティングチューブ(72)が設けられることを特徴とする。
本発明によれば、中間コネクティングチューブによって、簡単な構成で上流側コネクティングチューブと下流側コネクティングチューブとを接続できる。
また、本発明は、前記中間コネクティングチューブ(72)は、前記上流側コネクティングチューブ(71)と前記下流側コネクティングチューブ(70)とに差し込まれるように接続されるとともに、各々の接続部の周上に周方向の位置決めをする係合部(87,90,91A)が設けられることを特徴とする。
本発明によれば、係合部によって、簡単な構成でコネクティングチューブを位置決めでき、コネクティングチューブの不要な動きを防止できる。
また、本発明は、前記上流側コネクティングチューブ(71)には、その延伸方向と直交する方向に延びるとともにエアクリーナケース(50)内に固定される取付け部(80)が形成されることを特徴とする。
本発明によれば、コネクティングチューブの取付け部によって、簡単な構成で上流側コネクティングチューブをエアクリーナケース内に固定できる。
さらに、本発明は、前記上流側コネクティングチューブ(71)の前記取付け部(80)は2つ以上設けられ、当該2つ以上の取付け部(80)で前記上流側コネクティングチューブ(71)を前記エアクリーナケース(50)側に固定するとともに、これら固定箇所を結ぶ形状の押さえ部材(81)が設けられることを特徴とする。
本発明によれば、比較的大きくて扱い易い形状の押さえ部材を用いて上流側コネクティングチューブを固定できるため、強固に固定できるとともに作業性が良い。
また、本発明は、空気を浄化するエアクリーナ(40)とスロットルボディ(41)との間を接続するコネクティングチューブ(42)と、浄化空気が供給されるエンジン(30)とを備え、当該コネクティングチューブ(42)が2つ以上の別部品で構成される車両の吸気通路構造において、前記コネクティングチューブ(42)の各々を所定の位置関係で互いに接続するジョイント部(93)が前記エアクリーナ(40)内に配置され、前記コネクティングチューブ(42)は、前記エアクリーナ(40)内に配される上流側コネクティングチューブ(71)と、前記エアクリーナ(40)を貫通する下流側コネクティングチューブ(70)とを有し、当該上流側コネクティングチューブ(71)の延伸方向が、平面視で、前記エアクリーナ(40)の浄化室(56)内の長手方向に沿い、前記下流側コネクティングチューブ(70)の延伸方向が、平面視で、前記上流側コネクティングチューブ(71)の延伸方向と異なるように配され、前記上流側コネクティングチューブ(71)には、その延伸方向と直交する方向に延びるとともにエアクリーナケース(50)内に固定される取付け部(80)が形成されることを特徴とする。
本発明に係る車両の吸気通路構造では、エアクリーナの気密性を利用でき、ジョイント部をバンド等で強固に固定する必要がない。このため、コネクティングチューブを2つ以上の別部品で構成してコネクティングチューブの長さを確保できるとともに、部品点数を削減できる。
また、エアクリーナ内での上流側コネクティングチューブの長さを大きくできるとともに、エンジンやスロットルボディのレイアウトに合わせながらコネクティングチューブを長くできる。
また、エンジンやスロットルボディのレイアウトに合わせながら上流側コネクティングチューブ及び下流側コネクティングチューブを長くできる。
さらに、中間コネクティングチューブによって、簡単な構成で上流側コネクティングチューブと下流側コネクティングチューブとを接続できる。
また、係合部によって、簡単な構成でコネクティングチューブを位置決めでき、コネクティングチューブの不要な動きを防止できる。
また、コネクティングチューブの取付け部によって、簡単な構成で上流側コネクティングチューブをエアクリーナケース内に固定できる。
さらに、比較的大きくて扱い易い形状の押さえ部材を用いて上流側コネクティングチューブを固定できるため、強固に固定できるとともに作業性が良い。
本発明の実施の形態に係る自動二輪車の右側面図である。 吸気装置の近傍を示す右側面図である。 エアクリーナーボックスを上方から見た平面図である。 エアクリーナーボックスを前方から見た正面図である。 前部ケースを取り外した状態のエアクリーナーボックスの正面図である。 エレメントホルダを取り外した状態の後部ケースの正面図である。 コネクティングチューブを前方から見た正面図である。 図6のVIII−VIII断面図である。 中間コネクティングチューブの取付け状態を示す正面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の一実施形態に係る車両の吸気通路構造について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LEは車体左方を示している。
図1は、本発明の実施の形態に係る自動二輪車の右側面図である。
図1に示すように、自動二輪車1(車両)は、車体フレームFの前後の中央にエンジン30が配置され、前輪2を支持するフロントフォーク10が車体フレームFの前端に操舵可能に支持され、後輪3を支持するスイングアーム11が車体フレームFの後部側に設けられ、乗員が着座するシート12が車体フレームFの上方に設けられた鞍乗り型の車両である。
車体フレームFは、前端に設けられるヘッドパイプ13と、ヘッドパイプ13から後方へ斜め下向きに傾斜して延出する単一のメインフレーム14と、メインフレーム14の後部の左右側面から車幅方向外側に延びた後、下方に延出する左右一対のセンターフレーム15と、メインフレーム14の後部の上面部からシート12側へ後上方に延出するサスペンションブラケット16と、サスペンションブラケット16の上端部から車両の後部まで後上がりに延びる左右一対のシートフレーム17と、センターフレーム15の上部からサスペンションブラケット16の後方を後上がりに延びてシートフレーム17の前後の中間部に連結され、その後、シートフレーム17の下面に沿ってシートフレーム17の後端まで延びる左右一対のサブフレーム18とを備えている。
メインフレーム14の前後の中間部の下面には、エンジン30が固定されるエンジンハンガ23が設けられている。
燃料タンク24は、メインフレーム14の上方に設けられ、ヘッドパイプ13の後方からシートフレーム17の前方まで延びている。燃料タンク24は、メインフレーム14の前部の上面及びシートフレーム17の前端にそれぞれ設けられたタンクステー19に固定される。燃料タンク24の燃料をエンジン30に供給する燃料ポンプ34は、燃料タンク24の後部の下面とメインフレーム14との間に配置されている。
シート12は、燃料タンク24の後部に連続して設けられ、シートフレーム17の上面に沿って車両後部まで延びている。
ヘッドパイプ13には、ステアリングシャフト(不図示)を介して左右一対のフロントフォーク10が回動自在に軸支され、前輪2はフロントフォーク10の下部に軸支される。操向用のハンドル25はフロントフォーク10の上端に固定されている。
スイングアーム11は、センターフレーム15,15の外側面側から後方に延びる左右一対のアーム部11A(左側のアーム部は不図示)と、スイングアーム11の前部において左右のアーム部11A,11A間を繋ぐクロスメンバ(不図示)とを有し、後輪3は、スイングアーム11の後部においてアーム部11A,11A間に掛け渡される車軸3Aによって軸支されている。スイングアーム11は、アーム部11A,11Aの前端に挿通されるピボット軸26によってセンターフレーム15に連結されており、ピボット軸26を中心に上下に揺動自在である。
円筒状のリヤクッションユニット27の下端は、スイングアーム11の上記クロスメンバに設けられた下側ブラケット11Bに連結され、リヤクッションユニット27の上端は、車体フレームFのサスペンションブラケット16に連結されている。
エンジン30は、空冷式の単気筒の4サイクルエンジンであり、シリンダ軸Lが略水平に近い状態まで大きく前傾した水平エンジンである。エンジン30は、後方側から順に、クランク軸(不図示)及び変速機構(不図示)を内蔵するクランクケース31、シリンダ32、及び、シリンダヘッド33の順に構成されている。エンジン30は水平エンジンであるため、車体を低重心化できる。クランクケース31の後部の左側面には、エンジン30の出力軸(不図示)が突出し、後輪3は、出力軸の駆動歯車(不図示)と後輪3のスプロケット(不図示)との間に掛け渡される駆動チェーン(不図示)によって駆動される。
クランクケース31の後部の左右側面の下部には、シート12に着座した乗員が足(靴)を載せる左右一対のステップ37が設けられている。右側のステップ37の前方には、後輪3のブレーキ操作用のブレーキペダル38が設けられている。
エンジン30は、クランクケース31の前部の上部がエンジンハンガ23に固定されるとともに、クランクケース31の後部がセンターフレーム15に固定されることで車体フレームFに支持されている。
自動二輪車1では、後下がりのメインフレーム14に水平エンジンであるエンジン30を吊り下げるように支持したため、メインフレーム14の前部とエンジン30との間には空間が確保され、この空間には、吸気装置39が配置されている。吸気装置39は、吸込んだ空気を浄化するエアクリーナーボックス40と、エアクリーナーボックス40からの空気をエンジン30に供給するスロットルボディ41と、エアクリーナーボックス40とスロットルボディ41とを接続するコネクティングチューブ42とを有している。スロットルボディ41には、燃料タンク24から供給される燃料を吸気通路に噴射するインジェクター(不図示)が設けられている。
エアクリーナーボックス40は、メインフレーム14の前部の下面とシリンダヘッド33の上面との間の空間内で上下に略一杯に延びる大型の箱状に形成されている。エアクリーナーボックス40の空気の取り入れ口となる吸気ダクト43は、エアクリーナーボックス40の左部の後部からメインフレーム14の左側方を通って後上方に延び、燃料タンク24の下方で後方に開口している。
スロットルボディ41は、エアクリーナーボックス40の後方でシリンダヘッド33とメインフレーム14との間に配置され、シリンダヘッド33の上面の吸気ポート33Aに接続されている。
シリンダヘッド33の下面の排気ポート33Bには、排気管44が接続される。排気管44は、排気ポート33Bから下方に延出した後に屈曲して後方へ延び、センターフレーム15の後方で上方に屈曲し、右側のシートフレーム17に固定されたマフラー45に接続される。
センターフレーム15,15の側面には、スイングアーム11の前端を側方から覆うように板状のステップステー35がそれぞれ設けられ、ステップステー35の後端には、同乗者が足を載せるタンデムステップ35Aが設けられている。
左側のセンターフレーム15の下端には、サイドスタンド36が取り付けられる。
ヘッドパイプ13の前部には、ヘッドライトユニット37が取り付けられている。ハンドル25には、バックミラー28が設けられている。
フロントフォーク10には、前輪2を上方から覆うフロントフェンダー29が取り付けられている。
図2は、吸気装置39の近傍を示す右側面図である。図3は、エアクリーナーボックス40を上方から見た平面図である。図4は、エアクリーナーボックス40を前方から見た正面図である。
図2〜図4に示すように、エアクリーナーボックス40は、前面が開放した箱型の後部ケース50(エアクリーナケース)と、後面が開放した箱型の前部ケース51とを、互いの開放面を合わせて連結することで箱型に形成される。後部ケース50は前部ケース51よりも前後に深く形成されている。エアクリーナーボックス40は、メインフレーム14を中央として左右に延在し、前後方向よりも車幅方向に長く形成されている。
後部ケース50の上部の車幅方向中央部には、上方に突出してメインフレーム14を左右側方から挟むブラケット50Aが形成されており、後部ケース50は、ブラケット50Aに挿通されるボルト47によってメインフレーム14に固定される。後部ケース50の後部の下部には、スロットルボディ41を避けるように前方へ窪んだ段部50Bが形成されている。
エアクリーナーボックス40は、正面視(図4)では、下方に先細る略台形状に形成されており、上部の左右の端部には、上方に膨出する膨出部40A,40Aが形成されている。メインフレーム14は、膨出部40A,40A間を通る。
吸気ダクト43は、車体の左側(一側)の膨出部40Aの後部に後下がりに設けられた斜面40Bに前端が接続されて、後方側ほど車幅方向に内側に位置するように傾斜して後方に延びている。吸気ダクト43の後端は後方に開口している。
コネクティングチューブ42は、メインフレーム14を挟んで吸気ダクト43の反対側に設けられており、後部ケース50の後壁50Cにおいて車体の右側(他側)の膨出部40A近傍に接続されている。また、後壁50Cにおいてコネクティングチューブ42の外側方には、エアクリーナーボックス40の吸気温を計測する温度センサー46が取り付けられている。
前部ケース51は、前部ケース51の周縁部に挿通される複数の固定ボルト52によって後部ケース50に固定される。
図5は、前部ケース51を取り外した状態のエアクリーナーボックス40の正面図である。
図3及び図5に示すように、後部ケース50と前部ケース51との合わせ面には、板状のエレメントホルダ53が介装されている。エレメントホルダ53は、後部ケース50の開放面の周縁部に沿って形成された溝部50D(図6)に嵌め込まれ、エアクリーナーボックス40内に配置されるボルト60によって固定される。また、後部ケース50の開放面の周縁部には、固定ボルト52が螺合される固定孔48が複数形成されている。
エレメントホルダ53は、中央部に略矩形の開口として形成されるエレメント支持部53Aを有し、エアクリーナーボックス40内に流入した空気の塵埃等を捕集する板状のフィルターエレメント54は、エレメント支持部53Aにセットされエレメント支持部53Aを塞ぐ。本実施形態では、フィルターエレメント54は、その長手方向が車両の左右方向に対して若干傾いて配される。
エアクリーナーボックス40内は、エレメントホルダ53及びフィルターエレメント54によって前後に仕切られている。エアクリーナーボックス40内でエレメントホルダ53の前方には、吸気ダクト43から流入してまだフィルターエレメント54によって浄化されていない空気が流れる未浄化室55(図3)が形成されており、エレメントホルダ53の後方には、フィルターエレメント54を通過して浄化された空気が流れる浄化室56が形成されている。
エアクリーナーボックス40は、前後に2分割で構成されており、前部ケース51を外すことでフィルターエレメント54が露出するため、フィルターエレメント54等のメンテナンスが容易である。
図6は、エレメントホルダ53を取り外した状態の後部ケース50の正面図である。
図6に示すように、後部ケース50の後壁50Cの上部の左端部には、吸気ダクト43の前端が接続されるダクト接続孔57が形成されている。ダクト接続孔57の近傍には、後部ケース50内の左側上部に設けられて後部ケース50内を浄化室56とダクト接続孔57の近傍の導入室58とに仕切る仕切り壁59が形成されている。仕切り壁59には、ボルト60が螺合される固定孔61が設けられている。また、エレメントホルダ53(図5)には、導入室58に対応する位置に開口53Bが形成されており、導入室58は、開口53Bを介して未浄化室55に連通している。
後部ケース50の後壁50Cの上部の右端部には、コネクティングチューブ42が接続されるチューブ接続孔64が形成されている。また、後壁50Cにおいてチューブ接続孔64の外側方には、温度センサー46が取り付けられるセンサー取付孔65が形成されている。
図2に示すように、スロットルボディ41は、車幅方向の略中央に位置する吸気ポート33Aから上方に延びるインテークマニホールド62を介して吸気ポート33Aに接続されている。インテークマニホールド62の前部は、エアクリーナーボックス40の段部50Bに配置されている。
スロットルボディ41は、コネクティングチューブ42が接続される円筒部63を有する。円筒部63は、インテークマニホールド62の上部から後右側方且つ後上方に向かって傾斜して延びており、円筒部63の上流端63Aは、エアクリーナーボックス40の後方で、車幅方向の中央よりも右側に位置し、後右側方且つ後上方へ開口している。
円筒部63内に配置されたスロットルバルブ(不図示)を駆動するプーリー63Bは、円筒部63の外側面に設けられており、プーリー63Bには、運転者によって操作されるスロットルケーブル(不図示)が接続される。
燃料ポンプ34から前方に延びる燃料供給ホース34Aは、メインフレーム14のステーにガイドされて下方に延び、上記インジェクターに接続される。
ブローバイガスを浄化室56に送るブリーザチューブ31Aは、クランクケース31から前上方に延びてコネクティングチューブ42とメインフレーム14との間を通り、後壁50Cに接続される。
図7は、コネクティングチューブ42を前方から見た正面図である。
図2、図3、図6及び図7に示すように、コネクティングチューブ42は、その管長を比較的狭い空間内で長くするために複数の屈曲部を有しており、金型を用いたブロー成形等によって容易に製造できるように、長さ方向に2分割で構成されている。
詳細には、コネクティングチューブ42は、スロットルボディ41から後部ケース50の後壁50Cを貫通して浄化室56内に延びる下流側コネクティングチューブ70と、下流側コネクティングチューブ70に接続されて浄化室56内を延びる上流側コネクティングチューブ71とを備え、下流側コネクティングチューブ70と上流側コネクティングチューブ71とが、下流側コネクティングチューブ70と上流側コネクティングチューブ71との間に差し込まれる中間コネクティングチューブ72によって接続されている。
コネクティングチューブ42は、上流側から順に、上流側コネクティングチューブ71の一部をなすとともに、正面視(図6及び図7)で下方に凸となるように湾曲しながら浄化室56内を車幅方向に延びる第1屈曲部73と、下流側コネクティングチューブ70に形成され、第1屈曲部73から後方に屈曲する第2屈曲部74と、第2屈曲部74から後方に延びて後壁50Cを貫通し、側面視(図2)において後壁50Cの後方で後下方に湾曲してスロットルボディ41に接続される第3屈曲部75とを備える。
第1屈曲部73を構成する上流側コネクティングチューブ71の軸線71Aは、平面視(図3)では、車両の前後方向に略直交するように車幅方向(エアクリーナーボックス40の長手方向)に延在している。下流側コネクティングチューブ70の軸線70Aの上部は、平面視(図3)では、軸線71Aに対して略直角に設けられている。詳細には、軸線70Aは、後方側ほど車幅方向内側に位置するように僅かに傾斜しており、下流側コネクティングチューブ70の下流端が後方側でスロットルボディ41に近づくように設けられている。
このように、平面視において、上流側コネクティングチューブ71の軸線71Aと、下流側コネクティングチューブ70の軸線70Aとが異なる方向、すなわち略直交する方向となるようにコネクティングチューブ42を形成したため、スペースを有効利用してコネクティングチューブ42の管長を長くでき、エンジン30の低速トルクを大きくできる。
下流側コネクティングチューブ70の第3屈曲部75の下流端は、スロットルボディ41の上流端63Aの開口に合うように前下方側に湾曲しており、この下流端には、円筒部63の上流端63Aの外周面に嵌合する接続部76が形成されている。接続部76の外周面には、リング状の固定バンド77が嵌まる溝76A(図7)が形成されている。接続部76は、上後方側から円筒部63に嵌め込まれ、固定バンド77が締め込まれることで円筒部63に固定される。また、接続部76の先端には、円筒部63の凸部(不図示)に係合する位置決め用の凹部76Bが形成されている。
下流側コネクティングチューブ70の第3屈曲部75は側面視(図2)において後方側に凸となるように円弧状に大きく屈曲しており、屈曲の中心軸Sは車幅方向に延びている。第3屈曲部75の後面には、ケーブル類を保持する支持突起78が設けられている。
第3屈曲部75の上流部は、側面視でメインフレーム14に重なる位置で後壁50Cのチューブ接続孔64を貫通して浄化室56内に侵入する。第3屈曲部75の上流部には、径方向に一段大径に形成されたケース接続部79が形成されている。下流側コネクティングチューブ70は、ケース接続部79に形成された係合溝がチューブ接続孔64の内周部に係合されるとともに、チューブ接続孔64の周辺に設けられる接着剤によって後壁50Cに固定される。
第2屈曲部74は、浄化室56内のチューブ接続孔64の近傍で斜め下方且つ車幅方向内側へ屈曲し、上流側コネクティングチューブ71に接続される。
上流側コネクティングチューブ71は、浄化室56内の上部で車幅方向に延び、仕切り壁59の近傍まで延びている。上流側コネクティングチューブ71は、正面視(図6)において大きく屈曲しており、その屈曲の中心軸H(図3、図6)は、車両の前後方向に延びている。
上流側コネクティングチューブ71の屈曲の中心軸Hと、下流側コネクティングチューブ70の第3屈曲部75の屈曲の中心軸Sとは、互いに異なる方向、すなわち略直交する方向となるように配置されている。これにより、少ないスペースを効率良く利用してコネクティングチューブ42の管長を長くでき、エンジン30の低速トルクを大きくできる。
上流側コネクティングチューブ71の上流端71Bは、上流側コネクティングチューブ71を斜めに切断するようにして、断面が略楕円形に形成されており、この略楕円形の断面は、フィルターエレメント54に略対向している。
上流側コネクティングチューブ71は、その延伸方向と略直交する方向へ上下に外周面から突出する一対の取付け部80,80を有し、取付け部80,80を押さえる押さえ部材81によって後壁50Cの内側面に固定される。取付け部80,80は、上流側コネクティングチューブ71の成形時にチューブ本体と一体成形される。
押さえ部材81は、正面視で上流側コネクティングチューブ71の上流端71Bよりも長尺な長さを有し、取付け部80,80間を繋ぐように設けられる棒状の固定片82と、上流側コネクティングチューブ71の外周面を押さえる棒状の押さえ片83とを有する。固定片82は、正面視で弓状に湾曲するとともに上流側コネクティングチューブ71の外周面に沿うように湾曲して設けられており、取付け部80,80を押さえる押さえ部82Aを両端に有する。押さえ片83は、固定片82の中間部から押さえ部82A側へ上流側コネクティングチューブ71の延伸方向に沿って延びている。
図8は、図6のVIII−VIII断面図である。
図8に示すように、後壁50Cの内面には、取付け部80,80側へ前方に突出する支柱部89,89が一対形成されている。支柱部89,89の先端には、押さえ部材81の各押さえ部82Aの孔に挿通される軸部89Aが形成されている。
上流側コネクティングチューブ71は、取付け部80,80が軸部89Aに挿通されて支柱部89,89に付き当てられ、次いで、ワッシャー84がセットされ、最後に軸部89Aの先端が熱かしめによって軸部89Aより大径の円板状に変形させられることで支柱部89,89に固定される。
このように、上流側コネクティングチューブ71を跨いで両側に設けられる支柱部89,89に対し、取付け部80,80を間を繋ぐように設けられる比較的大型の押さえ部材81によって上流側コネクティングチューブ71を固定するため、上流側コネクティングチューブ71の外周面を長い範囲で押さえて高い固定力を得られるとともに、押さえ部材81が扱い易くなり、上流側コネクティングチューブ71を容易に組み付けできる。
図9は、中間コネクティングチューブ72の取付け状態を示す正面図である。ここで図9では、上流側コネクティングチューブ71及び下流側コネクティングチューブ70は2点鎖線で示されている。
図7及び図9に示すように、中間コネクティングチューブ72は、上流側コネクティングチューブ71の下流端部85の内径部、及び、下流側コネクティングチューブ70の上流端部86の内径部に差し込まれて嵌合することで、上流側コネクティングチューブ71と下流側コネクティングチューブ70とを接続する。下流端部85及び上流端部86の内径部の内径は略同一であり、中間コネクティングチューブ72の外径は、その全長に亘って略同一である。
中間コネクティングチューブ72によって接続された状態では、下流端部85の端面と上流端部86の端面とは軸方向にほぼ隙間なく連続しており、中間コネクティングチューブ72は、位置決め用の突起部87(係合部)を除き、コネクティングチューブ42内に隠れる。
中間コネクティングチューブ72の軸方向の中間部の外周面には、上流側コネクティングチューブ71及び下流側コネクティングチューブ70に係合する突起部87が設けられている。中間コネクティングチューブ72は、突起部87によって軸方向及び周方向に位置決めされる。
突起部87は、中間コネクティングチューブ72の軸方向に略同一の位置で周方向に互いに離れて設けられる一対の上流側突起87A,87Aと、上流側突起87A,87Aよりも軸方向に下流側で周方向では上流側突起87A,87Aの間の位置に設けられる下流側突起87Bとを有する。各上流側突起87Aと下流側突起87Bとの間の距離は略同一であり、突起部87は、正面視では、各上流側突起87A及び下流側突起87Bが三角形の頂点を構成するように配置されている。
上流側コネクティングチューブ71の下流端部85の外周部には、下流端部85の端面側に開放し、上流側へ先細りとなる略台形状の切り欠き部90(係合部)が形成されている。
下流側コネクティングチューブ70の上流端部86の外周部には、上流端部86の壁面の一部が切り欠き部90の形状よりも小さい略台形状で軸方向へ突出した突出部91が形成されている。突出部91は、先端側へ先細る略台形形状を有し、先端部には、上流側へ開放する先端切り欠き部91A(係合部)が形成されている。
中間コネクティングチューブ72は、その下流部72A側が上流端部86に差し込まれて下流側コネクティングチューブ70に嵌合され、下流側突起87Bが突出部91の先端切り欠き部91Aに係合することで、周方向及び軸方向に位置決めされる。中間コネクティングチューブ72の下流側コネクティングチューブ70に対する軸方向の嵌合深さは、中間コネクティングチューブ72の外径の大きさに略等しい。
中間コネクティングチューブ72は、その上流部72B側が下流端部85に差し込まれて上流側コネクティングチューブ71に嵌合され、上流側突起87A,87Aが切り欠き部90の先端の一対の隅部に係合することで、周方向及び軸方向に位置決めされる。中間コネクティングチューブ72の上流側コネクティングチューブ71に対する軸方向の嵌合深さは、中間コネクティングチューブ72の外径の大きさに略等しい。切り欠き部90には突出部91が侵入するが、突出部91は、下流側突起87Bによって位置決めされるため、突出部91を切り欠き部90に係合させなくとも良い。
突起部87、突出部91及び切り欠き部90は、上流側コネクティングチューブ71、中間コネクティングチューブ72及び下流側コネクティングチューブ70を周方向及び軸方向に所定の位置関係で互いに位置決めする位置決め部92を構成している。詳細には、位置決め部92は、上流側コネクティングチューブ71が下方に凸の湾曲形状で車幅方向へ吸気ダクト43側に延びる配置となるようにコネクティングチューブ42を位置決めしている。
突起部87は、上流側突起87A,87Aと、下流側突起87Bとを有し、上流側と下流側とで異なる形状としたため、中間コネクティングチューブ72の向きを容易に判別でき、組み付け性が良い。また、位置決め部92は、正面視で視認される位置に設けられているため、組み付け性が良い。また、上流側コネクティングチューブ71が位置決め部92によって位置決めされることで、取付け部80,80は支柱部89,89上に位置決めされる。このため、押さえ部材81を容易に組み付けでき、組み付け性が良い。
図6に示すように、中間コネクティングチューブ72によって上流側コネクティングチューブ71と下流側コネクティングチューブ70とが接続されるジョイント部93は、浄化室56内に設けられている。このように、外部に対して密閉された浄化室56内にジョイント部93を設けることで、バンド等を用いて上流側コネクティングチューブ71と下流側コネクティングチューブ70とを強固に接続する必要がなくなるため、ジョイント部93でチューブを接続してチューブ長を長くした構成であっても、コネクティングチューブ42の部品点数を削減できる。また、ジョイント部93が有する位置決め部92によって、上流側コネクティングチューブ71を所定の位置関係に簡単な構成で配置できる。
また、下流側コネクティングチューブ70をエアクリーナーボックス40の右端側のチューブ接続孔64から浄化室56内に導入し、上流側コネクティングチューブ71を、メインフレーム14を超えて左端側の導入室58近傍まで延ばすため、コネクティングチューブ42を長くできる。
エアクリーナーボックス40は、上流側コネクティングチューブ71及び中間コネクティングチューブ72を含むコネクティングチューブ42が予め組付けられた小組体の状態でメインフレーム14等を介して車体に組み付けられる。この際、エアクリーナーボックス40の外側に位置するコネクティングチューブ42の接続箇所は、スロットルボディ41に対する接続部76(図2)の1箇所だけであるため、組み付けが容易である。
吸気ダクト43から流入した空気は、導入室58から未浄化室55に流れ、フィルターエレメント54を通過して浄化室56に流れ、上流端71Bからコネクティングチューブ42に流入し、第1屈曲部73、第2屈曲部74及び第3屈曲部75で屈曲して流れ、スロットルボディ41に達する。このように、複数の屈曲部を設けることで、コネクティングチューブ42を長くでき、エンジン30の低速トルクを向上できる。
以上説明したように、本発明を適用した実施の形態によれば、エアクリーナーボックス40とスロットルボディ41との間を接続するコネクティングチューブ42は、2つ以上の別部品、すなわち上流側コネクティングチューブ71及び下流側コネクティングチューブ70で構成され、これらチューブの各々を所定の位置関係で互いに接続するジョイント部93がエアクリーナーボックス40内に配置されるため、エアクリーナーボックス40の気密性を利用でき、ジョイント部93をバンド等の部品で強固に固定する必要がない。このため、複数の屈曲部を有するコネクティングチューブ42を上流側コネクティングチューブ71及び下流側コネクティングチューブ70で構成してコネクティングチューブ42の長さを確保しながら、部品点数を削減できる。
また、コネクティングチューブ42は、エアクリーナーボックス40内に配される上流側コネクティングチューブ71と、エアクリーナーボックス40を貫通する下流側コネクティングチューブ70とを有し、上流側コネクティングチューブ71の延伸方向が、平面視で、エアクリーナーボックス40の浄化室56内の長手方向に沿い、下流側コネクティングチューブ70の延伸方向が、平面視で、上流側コネクティングチューブ71の延伸方向と異なるように配されるため、浄化室56内での上流側コネクティングチューブ71の長さを大きくできるとともに、エンジン30やスロットルボディ41のレイアウトに合わせながらコネクティングチューブ42を長くできる。
また、上流側コネクティングチューブ71と下流側コネクティングチューブ70とはそれぞれ屈曲した形状とされ、上流側コネクティングチューブ71の屈曲の中心軸Hと、下流側コネクティングチューブ70の屈曲の中心軸Sとが異なるように設けられるため、エンジン30やスロットルボディ41のレイアウトに合わせながら上流側コネクティングチューブ71及び下流側コネクティングチューブ70を長くできる。
さらに、上流側コネクティングチューブ71と下流側コネクティングチューブ70との間に、上流側コネクティングチューブ71と下流側コネクティングチューブ70とを接続する中間コネクティングチューブ72が設けられるため、簡単な構成で上流側コネクティングチューブ71と下流側コネクティングチューブ70とを接続できる。
また、中間コネクティングチューブ72は、上流側コネクティングチューブ71と下流側コネクティングチューブ70とに差し込まれるように接続されるとともに、各々の接続部の周上に、周方向の位置決めをする係合部として突起部87、切り欠き部90及び先端切り欠き部91Aが設けられるため、簡単な構成でコネクティングチューブ42を位置決めでき、コネクティングチューブ42の不要な動きを防止できる。
また、上流側コネクティングチューブ71には、その延伸方向と直交する方向に延びるとともに後部ケース50内に固定される取付け部80,80が形成されるため、簡単な構成で上流側コネクティングチューブ71を後部ケース50内に固定できる。
さらに、上流側コネクティングチューブ71の取付け部80,80は2つ以上設けられ、2つ以上の取付け部80,80で上流側コネクティングチューブ71を後部ケース50側に固定するとともに、これら固定箇所を結ぶ形状の押さえ部材81が設けられ、比較的大きくて扱い易い形状の押さえ部材81を用いて上流側コネクティングチューブ71を固定できるため、強固に固定できるとともに作業性が良い。
なお、上記実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
上記実施の形態では、下流側コネクティングチューブ70と上流側コネクティングチューブ71とは、中間コネクティングチューブ72によって接続されるものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、下流側コネクティングチューブ70と上流側コネクティングチューブ71とが接続されるジョイント部がエアクリーナーボックス40内に設けられていれば良い。例えば、中間コネクティングチューブ72を設けずに、下流側コネクティングチューブ70及び上流側コネクティングチューブ71の一方を他方の内周部に嵌合させる構成とし、下流側コネクティングチューブ70と上流側コネクティングチューブ71とのジョイント部に互いに係合する係合部を設け、この係合部によって下流側コネクティングチューブ70と上流側コネクティングチューブ71とを所定の位置関係で接続しても良い。
1 自動二輪車(車両)
30 エンジン
40 エアクリーナーボックス(エアクリーナ)
41 スロットルボディ
42 コネクティングチューブ
50 後部ケース(エアクリーナケース)
56 浄化室
70 下流側コネクティングチューブ
71 上流側コネクティングチューブ
72 中間コネクティングチューブ
80,80 取付け部
81 押さえ部材
87 突起部(係合部)
90 切り欠き部(係合部)
91A 先端切り欠き部(係合部)
93 ジョイント部
H 中心軸(上流側コネクティングチューブの屈曲の中心軸)
S 中心軸(下流側コネクティングチューブの屈曲の中心軸)

Claims (8)

  1. 空気を浄化するエアクリーナ(40)とスロットルボディ(41)との間を接続するコネクティングチューブ(42)と、浄化空気が供給されるエンジン(30)とを備え、当該コネクティングチューブ(42)が2つ以上の別部品で構成される車両の吸気通路構造において、
    前記コネクティングチューブ(42)の各々を所定の位置関係で互いに接続するジョイント部(93)が前記エアクリーナ(40)内に配置され
    前記スロットルボディ(41)は、前記エアクリーナ(40)の下方に配置され、
    前記コネクティングチューブ(42)は、前記エアクリーナ(40)内に配される上流側コネクティングチューブ(71)と、前記ジョイント部(93)で上流側コネクティングチューブ(71)に接続されるとともに、前記エアクリーナ(40)を外側へ貫通する下流側コネクティングチューブ(70)とを有し、
    前記上流側コネクティングチューブ(71)の延伸方向は、車幅方向であり、
    前記下流側コネクティングチューブ(70)は、前記ジョイント部(93)の下流側で後方に屈曲する屈曲部(74)と、当該屈曲部(74)から後方に延びて前記エアクリーナ(40)を貫通し、側面視で後下方に屈曲して前記スロットルボディ(41)に接続される屈曲部(75)とを備えることを特徴とする車両の吸気通路構造。
  2. 記上流側コネクティングチューブ(71)の延伸方向が、平面視で、前記エアクリーナ(40)の浄化室(56)内の長手方向に沿い、前記下流側コネクティングチューブ(70)の延伸方向が、平面視で、前記上流側コネクティングチューブ(71)の延伸方向と異なるように配されることを特徴とする請求項1記載の車両の吸気通路構造。
  3. 前記上流側コネクティングチューブ(71)と前記下流側コネクティングチューブ(70)とはそれぞれ屈曲した形状とされ、前記上流側コネクティングチューブ(71)の屈曲の中心軸(S)と、前記下流側コネクティングチューブ(70)の屈曲の中心軸(S)とが異なるように設けられることを特徴とする請求項1または記載の車両の吸気通路構造。
  4. 前記上流側コネクティングチューブ(71)と前記下流側コネクティングチューブ(70)との間に、当該上流側コネクティングチューブ(71)と当該下流側コネクティングチューブ(70)とを接続する中間コネクティングチューブ(72)が設けられることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の車両の吸気通路構造。
  5. 前記中間コネクティングチューブ(72)は、前記上流側コネクティングチューブ(71)と前記下流側コネクティングチューブ(70)とに差し込まれるように接続されるとともに、各々の接続部の周上に周方向の位置決めをする係合部(87,90,91A)が設けられることを特徴とする請求項4記載の車両の吸気通路構造。
  6. 前記上流側コネクティングチューブ(71)には、その延伸方向と直交する方向に延びるとともにエアクリーナケース(50)内に固定される取付け部(80)が形成されることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の車両の吸気通路構造。
  7. 前記上流側コネクティングチューブ(71)の前記取付け部(80)は2つ以上設けられ、当該2つ以上の取付け部(80)で前記上流側コネクティングチューブ(71)を前記エアクリーナケース(50)側に固定するとともに、これら固定箇所を結ぶ形状の押さえ部材(81)が設けられることを特徴とする請求項6記載の車両の吸気通路構造。
  8. 空気を浄化するエアクリーナ(40)とスロットルボディ(41)との間を接続するコネクティングチューブ(42)と、浄化空気が供給されるエンジン(30)とを備え、当該コネクティングチューブ(42)が2つ以上の別部品で構成される車両の吸気通路構造において、
    前記コネクティングチューブ(42)の各々を所定の位置関係で互いに接続するジョイント部(93)が前記エアクリーナ(40)内に配置され、
    前記コネクティングチューブ(42)は、前記エアクリーナ(40)内に配される上流側コネクティングチューブ(71)と、前記エアクリーナ(40)を貫通する下流側コネクティングチューブ(70)とを有し、当該上流側コネクティングチューブ(71)の延伸方向が、平面視で、前記エアクリーナ(40)の浄化室(56)内の長手方向に沿い、前記下流側コネクティングチューブ(70)の延伸方向が、平面視で、前記上流側コネクティングチューブ(71)の延伸方向と異なるように配され、
    前記上流側コネクティングチューブ(71)には、その延伸方向と直交する方向に延びるとともにエアクリーナケース(50)内に固定される取付け部(80)が形成されることを特徴とする車両の吸気通路構造
JP2012282482A 2012-12-26 2012-12-26 車両の吸気通路構造 Active JP5913083B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012282482A JP5913083B2 (ja) 2012-12-26 2012-12-26 車両の吸気通路構造
US14/076,906 US9140222B2 (en) 2012-12-26 2013-11-11 Intake passage structure for vehicle

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012282482A JP5913083B2 (ja) 2012-12-26 2012-12-26 車両の吸気通路構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014125939A JP2014125939A (ja) 2014-07-07
JP5913083B2 true JP5913083B2 (ja) 2016-04-27

Family

ID=50973207

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012282482A Active JP5913083B2 (ja) 2012-12-26 2012-12-26 車両の吸気通路構造

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9140222B2 (ja)
JP (1) JP5913083B2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6068101B2 (ja) * 2012-11-13 2017-01-25 本田技研工業株式会社 鞍乗型車両
JP5968348B2 (ja) * 2013-07-31 2016-08-10 本田技研工業株式会社 車両のエアクリーナ装置
JP6319032B2 (ja) * 2014-10-08 2018-05-09 トヨタ紡織株式会社 エアクリーナ
JP6096234B2 (ja) * 2015-03-20 2017-03-15 本田技研工業株式会社 自動二輪車
JP6680885B2 (ja) * 2016-08-10 2020-04-15 本田技研工業株式会社 車載内燃機関の吸気構造
JP6625577B2 (ja) * 2017-02-15 2019-12-25 本田技研工業株式会社 エアクリーナー装置
JP6472482B2 (ja) * 2017-04-28 2019-02-20 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両
JP6614220B2 (ja) * 2017-09-29 2019-12-04 スズキ株式会社 車両用内燃機関の吸気装置
JP6610637B2 (ja) * 2017-09-29 2019-11-27 スズキ株式会社 車両用内燃機関の吸気装置
US20190242335A1 (en) * 2018-02-05 2019-08-08 Honda Motor Co., Ltd. Air cleaner connecting tube structure
JP2023072857A (ja) 2021-11-15 2023-05-25 スズキ株式会社 エアクリーナ

Family Cites Families (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2761250B2 (ja) * 1989-07-27 1998-06-04 本田技研工業株式会社 自動二輪車のエアクリーナ装置
JP3428762B2 (ja) * 1995-02-01 2003-07-22 株式会社デンソー 内燃機関の吸気装置
JPH09100720A (ja) * 1995-10-04 1997-04-15 Inoac Corp エンジンの吸気装置
JP3420471B2 (ja) * 1997-07-22 2003-06-23 本田技研工業株式会社 吸気消音装置
JP3441366B2 (ja) * 1998-05-22 2003-09-02 東洋▲ろ▼機製造株式会社 内燃機関の吸気装置
JP2000120496A (ja) * 1998-10-19 2000-04-25 Molten Corp 自動車に搭載されるエアホースの接続構造
US6263850B1 (en) * 1999-08-03 2001-07-24 Visteon Global Technologies, Inc. Integrated air induction module for gasoline engines
JP2004176648A (ja) * 2002-11-28 2004-06-24 Toyoda Gosei Co Ltd 吸気装置
JP4421941B2 (ja) * 2003-07-01 2010-02-24 本田技研工業株式会社 車両用エンジンの吸気装置
US7104236B2 (en) * 2003-09-30 2006-09-12 Honda Motor Co., Ltd. Intake air management apparatus for a vehicle, and motorcycle including same
JP4480472B2 (ja) * 2004-06-01 2010-06-16 ダイハツ工業株式会社 内燃機関における吸気装置
JP4772629B2 (ja) * 2006-01-17 2011-09-14 ヤマハ発動機株式会社 車両
JP4982141B2 (ja) * 2006-09-20 2012-07-25 ヤマハ発動機株式会社 吸気制御装置、及び鞍乗型車両
JP4969969B2 (ja) * 2006-09-26 2012-07-04 本田技研工業株式会社 揺動式自動三輪車におけるエアクリーナの空気導入構造
JP2008180201A (ja) * 2007-01-26 2008-08-07 Mikuni Corp エンジンの吸気管長可変装置
JP5020680B2 (ja) * 2007-03-29 2012-09-05 本田技研工業株式会社 車両用エンジンの吸気装置
JP4536105B2 (ja) * 2007-11-19 2010-09-01 株式会社デンソー 内燃機関の吸気装置
JP4566234B2 (ja) * 2007-12-28 2010-10-20 本田技研工業株式会社 可変吸気管長装置を備える車両
JP2009180190A (ja) * 2008-01-31 2009-08-13 Yamaha Motor Co Ltd エンジンの吸気装置
JP5215092B2 (ja) * 2008-09-08 2013-06-19 川崎重工業株式会社 エンジンとこれを備えた乗物
US8627845B2 (en) * 2010-02-26 2014-01-14 Auto-Mark, Inc. Directional conduit guide support
JP5624780B2 (ja) * 2010-03-23 2014-11-12 本田技研工業株式会社 エアクリーナ装置
JP5560150B2 (ja) * 2010-09-15 2014-07-23 本田技研工業株式会社 エンジンの吸気装置
JP5856922B2 (ja) * 2012-08-10 2016-02-10 本田技研工業株式会社 内燃機関のエアクリーナ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014125939A (ja) 2014-07-07
US20140174394A1 (en) 2014-06-26
US9140222B2 (en) 2015-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5913083B2 (ja) 車両の吸気通路構造
JP6225401B2 (ja) 鞍乗り型車両
JP6455981B2 (ja) 鞍乗型車両のレゾネータ構造
WO2015033425A1 (ja) 鞍乗り型車両の車体フレーム構造
JP5816715B2 (ja) 鞍乗り型車両
JP4575335B2 (ja) 燃料タンク
US9156513B2 (en) Front cowl stay attachment structure for saddle-ride type vehicle
JP5813737B2 (ja) 鞍乗り型車両の車体フレーム構造
US10099744B2 (en) Straddle type vehicle
WO2014034000A1 (ja) 鞍乗型車両
US11077907B2 (en) Saddle-riding-type vehicle canister arrangement structure
JP5227839B2 (ja) 鞍乗り型車両の吸気装置構造
JP6694550B2 (ja) 鞍乗り型車両の車体構造
JP6120315B2 (ja) 鞍乗り型車両における吸気装置
JP6670788B2 (ja) 鞍乗り型車両の車体構造
JP2020082823A (ja) 鞍乗り型車両の吸気構造
JP5551059B2 (ja) 鞍乗り型車両
WO2019064568A1 (ja) エアクリーナ
JP2008248718A (ja) 車両用エンジンの吸気装置
JP5820444B2 (ja) 鞍乗型車両のエアクリーナ装置
JP5932865B2 (ja) 鞍乗り型車両
JP6531995B2 (ja) 鞍乗り型車両
JP7324814B2 (ja) 鞍乗り型車両
JP2003170882A (ja) 自動二輪車のフレーム構造
JP7089407B2 (ja) 鞍乗型車両

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150630

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150804

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151002

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160315

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160401

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5913083

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150