JP6109064B2 - 溶接ワイヤ用矯正装置 - Google Patents

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Description

本発明は、溶接ワイヤの曲がりや捩れを矯正するための溶接ワイヤ用矯正装置に関する。
アーク溶接などの金属溶接では、溶接トーチに送給された溶接ワイヤがアーク熱によって溶融し消耗する。従って、溶接トーチにおける消耗量に応じて、溶接ワイヤを溶接トーチに連続的に送給しなくてはならない。
この溶接ワイヤは、スプールに巻回された状態やパックに収納された状態から引き出されて溶接トーチに送給されるが、引き出された溶接ワイヤには巻癖がついて曲がったり捩れたりしている。このように巻癖がついた溶接ワイヤは、巻癖を矯正する矯正装置によって直線状に矯正された後、溶接トーチに送給される。
特許文献1は、溶接ワイヤの曲がりや捩れを矯正するための矯正器を開示している。
特許文献1に記載の矯正器は、4個以上のロールをワイヤ通路を挟んで千鳥に配置した矯正ユニットを3個以上備え、当該3個以上の矯正ユニットがワイヤ送り方向に直列に配置され、各矯正ユニットの第1、第2及び第3ロールからなるワイヤ入口側の第1ロール群でワイヤに塑性変形領域の曲がりを与え、第2、第3及び第4ロールからなる第2ロール群以下のロール群でワイヤに与える塑性変形量を順次低下させ、出口側の最終のロール群でワイヤに弾性変形領域の曲がりを与え、当該矯正ユニットの3個以上を、そのローラ軸方向をワイヤ軸回りに90度以上の範囲で分布する角度差を持たせて配置したことを特徴とするものである。
特開2011−194443号公報
特許文献1に開示されるような従来の矯正器では、溶接ワイヤの矯正を良好に行うために矯正ユニットにおけるロールの押え深さを大きくする傾向にある。しかし、ロールの押え深さ(言い換えれば、ロールによる溶接ワイヤの押し込み量)を大きくすると、この押し込み量の大きさが原因で溶接ワイヤが損傷し、特にフラックス入りワイヤでは内包されたフラックスが漏れるといった問題が生じる。また、ロールの押し込み量が大きいと、溶接ワイヤにロールの溝から外れる方向に力が働くので、ロールの溝内で溶接ワイヤが逃げて捩れてしまうという問題も生じる。
さらに、溶接ワイヤとロールの接触長が大きくなれば、摩擦が生じる接触面積も大きくなるので、溶接ワイヤの表面に施されたメッキがはがれたり、塗布された潤滑剤や油が落ちたりといった問題が生じる。
そこで本発明は、上述の問題に鑑みて、溶接ワイヤに及ぼす悪影響を抑制して溶接ワイヤを良好に矯正することができる溶接ワイヤ用矯正装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明においては以下の技術的手段を講じた。
本発明に係る溶接ワイヤ用矯正装置は、複数の矯正ロールで構成されるロール群を2組備え、前記2組のロール群に溶接ワイヤを通過させることで当該溶接ワイヤの曲がりを矯正する溶接ワイヤ用矯正装置であって、前記ロール群を構成する複数の矯正ロールは、前記溶接ワイヤが通過する矯正路を挟んで対向するように当該溶接ワイヤの通過方向に沿って所定の配置間隔を隔てて配置されていると共に、前記2組のロール群は、前記矯正路を挟む対向方向が互いに異なるように配置されていて、前記矯正ロールが小径ロールで構成されることを特徴とする。
ここで、好ましくは、前記ロール群が、前記溶接ワイヤの線径に対する前記矯正ロールのロール径の比について以下に示す範囲を満たす矯正ロールを含んで構成されるとよい。
Figure 0006109064
また、好ましくは、前記ロール群が、前記溶接ワイヤの線径に対する前記矯正ロールのロール径の比について以下に示す範囲を満たす矯正ロールを含んで構成されるとよい。
Figure 0006109064
また、好ましくは、前記ロール群が、前記複数の矯正ロールの配置間隔に対する前記ロール径の比について以下に示す範囲を満たすように配置された矯正ロールを含んで構成されるとよい。
Figure 0006109064
さらに、好ましくは、前記ロール群が、5つの前記矯正ロールで構成されているとよい。
加えて、好ましくは、前記ロール群が、当該ロール群を構成する矯正ロールの配置位置の変更を許容しない無調整型であるとよい。
なお、本発明にかかる溶接ワイヤ矯正装置の最も好ましい形態は、複数の矯正ロールで構成されるロール群を2組備え、前記2組のロール群に溶接ワイヤを通過させることで当該溶接ワイヤの曲がりを矯正する溶接ワイヤ用矯正装置であって、前記ロール群を構成する複数の矯正ロールは、前記溶接ワイヤが通過する矯正路を挟んで対向するように当該溶接ワイヤの通過方向に沿って所定の配置間隔を隔てて配置されていると共に、前記2組のロール群は、前記矯正路を挟む対向方向が互いに異なるように配置されていて、前記矯正ロールが小径ロールで構成されると共に、前記矯正ロールは、内輪と外輪と前記内輪及び外輪の間に配備された転動体とで構成され、前記ロール群が、当該ロール群を構成する前記矯正ロールの配置位置の変更を許容しない無調整型とされていることを特徴とする。
本発明による溶接ワイヤ用矯正装置によれば、溶接ワイヤに及ぼす悪影響を抑制して溶接ワイヤを良好に矯正することができる。
パックから引き出された溶接ワイヤが溶接ロボットの溶接トーチへ送給される過程を概略的に説明する概略図である。 本発明の実施形態による溶接ワイヤ用矯正装置を正面から見た正面図である。 本発明の実施形態による溶接ワイヤ用矯正装置を上面から見た上面図である。 本実施形態による溶接ワイヤ用矯正装置に溶接ワイヤを通過させた状態を、溶接ワイヤ用矯正装置の正面から見た図である。 本実施形態による溶接ワイヤ用矯正装置の第1ロール群を拡大して示す拡大図である。 矯正ロールの配置と溶接ワイヤの押し込み量との関係を概念的に示す概念図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の構成をその具体例のみに限定するためのものではない。従って、本発明の技術的範囲は、本実施形態の開示内容のみに限定されるものではない。
本発明の実施形態による溶接ワイヤ用矯正装置1を説明する前に、図1を参照して、溶接トーチ20へ送給される溶接用ワイヤWの矯正過程について説明する。図1は、パック3から引き出された溶接ワイヤWが本実施形態による溶接ワイヤ用矯正装置1を通過して溶接ロボット2の溶接トーチ20に送給される過程を、概略的に説明する概略図である。
図1を参照して、中実なソリッドワイヤや、内部の中空部分にフラックスが装入されたフラックス入りワイヤであるラップワイヤ及びシームレスワイヤなどの溶接用ワイヤWは、例えば輪状に巻き取られて巻回された状態でパック3に収納されており、パック3の上端から引き出される。パック3から引き出された溶接用ワイヤWは、例えば、溶接ロボット2のアーム先端に設けられた溶接トーチ20へ送給されるが、溶接トーチ20の手前で本実施形態による溶接ワイヤ用矯正装置1を通過する。
溶接用ワイヤWは、溶接ワイヤ用矯正装置1を通過することよって、パック3内での収納に起因する巻癖や捩れが解消し、巻癖や捩れの無いほぼ直線状の溶接ワイヤWとなる。直線状となった溶接ワイヤWは、送給装置4によってアーク溶接などを行う溶接トーチ20に送給されて、溶接トーチ20の先端で溶解し溶接材料として使用される。
このとき、溶接ワイヤWに巻癖や捩れが残っていると、溶接ワイヤWは溶接トーチ20の先端へ曲がった状態で送給されてしまうので、溶接ワイヤWの先端が溶接トーチ20の先端位置からずれてしまうという、いわゆる「ワイヤ振れ」が生じる。この「ワイヤ振れ」が生じると、溶接ワイヤWを正しい溶接位置で溶融させることができなくなり、高い溶接品質を実現することが困難となる。そこで、「ワイヤ振れ」を抑制して高い溶接品質を実現するために、溶接ワイヤWを直線状に矯正する溶接ワイヤ用矯正装置1は、非常に重要な役割を果たすものである。
図1において、溶接ワイヤ用矯正装置1(以下、矯正装置1という)は、溶接ロボット2のロボットアーム上の位置P1に設けられているが、パック3から溶接ワイヤWが引き出された直後の位置P2に設けられても、パックと溶接ロボットの間の位置P3に設けられてもよい。矯正装置1は、いずれの位置に設置される場合でも、設置空間の大きさや形状による制約を受けにくくするために小型であることが望まれる。特に、位置P1などのロボットアーム上に設けられる場合、矯正装置1は、溶接ロボット2の可動域を制限しないように特に小型であることが望まれる。
また、ソリッドワイヤやフラックス入りワイヤであることを問わず、溶接ワイヤWの損傷を回避するために、矯正装置1において溶接ワイヤWの押し込み量は小さい方が望ましい。さらに、溶接用ワイヤWは、その表面に潤滑剤や油が塗布されていることが多く、用途によっては表面にメッキが施されていることもある。従って、矯正装置1は、溶接用ワイヤWを矯正する過程において、押し込み量が小さいことに加えて、塗布された潤滑剤や油を落とさず、またメッキを傷つけないよう、溶接用ワイヤWの表面との接触が極力少ない構成を有することが望まれる。
以下、図2A及び図2Bを参照しながら、矯正装置1の構成について説明する。
図2Aは、矯正装置1を正面から見た正面図であり、図2Bは、図2Aに示す矯正装置1を、紙面に向かったときの上方から見た状態(つまり、矯正装置1の上面側の状態)を示す上面図である。
図2Aを参照して、矯正装置1は、フレーム10と、フレーム10の両端に設けられた2つのガイドパイプ(ガイド体)11a,11bと、複数の矯正ロール12で構成される2組のロール群である第1ロール群13a及び第2ロール群13bと、第1ロール群13a及び第2ロール群13bの各々を支持しフレーム10に固定される2つの台座である第
1台座14a及び第2台座14bとを備える。この矯正装置1は、第1ロール群13a及び第2ロール群13bに溶接ワイヤWを通過させることで当該溶接ワイヤWの曲がりを矯正するものである。
フレーム10は、長方形の平板面を有する板状の部材であって、その平板面の長手方向に沿った両端に、該平板面に対してほぼ垂直に設けられた略合同な平板状の2つの壁板15a,15bを有している。2つの壁板15a,15bは、平板面に対して同じ方向に向かってほぼ垂直となるように設けられており、互いに対向してほぼ平行となっている。
ガイドパイプ(ガイド体)11a,11bは、管体であって該管体の長手方向に沿った貫通孔を有する部材である。ガイドパイプ11a,11bの貫通孔は、溶接ワイヤWの線径(ワイヤ径d)に比べて十分に大きな径を有する孔である。
図2Aに示すように、ガイドパイプ11a,11bは、互いの貫通孔の軸心をほぼ一致させて壁板15a,15bを貫通しつつ壁板15a,15bに保持されている。ガイドパイプ11aは壁板15aに保持されており、ガイドパイプ11bは壁板15bに保持されている。
フレーム10の外部から(例えば、図2Aの紙面に向かって右側から)一方のガイドパイプ11aの貫通孔を通過した溶接ワイヤWは、他方のガイドパイプ11bへ向かってほぼ一直線状にフレーム10内を通過し、他方のガイドパイプ11bの貫通孔を通ってフレーム10の外部へ出て行く。このとき、フレーム10内で溶接ワイヤWが通過する通路は、図2A及び図2Bにおいて一点鎖線で示す直線であり矯正路Tという。
第1ロール群13a及び第2ロール群13bの各々は、後述する5つの矯正ロール12によって構成されており、当該5つの矯正ロール12が、矯正路Tを挟んで対向するように、当該溶接ワイヤWの通過方向に沿って所定の配置間隔を隔てて配置されている。第1ロール群13a及び第2ロール群13bの構成を説明する前に、矯正ロール12の構成について詳しく説明する。
矯正ロール12は、溶接ワイヤWのワイヤ径dよりも大きな厚みを有する円板形状を有し、該円板形状の軸心を中心として回転可能な部材である。
本実施形態では、矯正ロール12は、内輪(インナーレース)、外輪(アウターレース)及び転動体を有する転がり軸受けなどのベアリングで構成される。
従って、矯正ロール12は、内輪(インナーレース)、外輪(アウターレース)及び転動体を有する軸受けを構成する部材だけで構成され、矯正ロール12の回転軸心に沿ったアウターレースの厚みは溶接ワイヤのワイヤ径dよりも大きい。矯正ロール12のアウターレースの外周面には、該アウターレースの周方向に沿って、つまり該アウターレースの回転方向に沿って全周にわたって溝が形成されている。以下、この溝を矯正溝Gという。
矯正溝Gの形状は任意であって、円弧、U字及びV字などである。矯正溝Gの溝底に対して矯正溝Gの上端は、溶接ワイヤWが矯正溝Gの壁面と接触する位置よりも十分に上方にあり、該矯正溝Gの開口幅は、溶接ワイヤWのワイヤ径dよりも若干大きい程度が好ましい。矯正溝Gの開口幅をワイヤ径dよりも若干大きくなる程度に形成すれば、矯正溝Gの上端は、矯正溝G内での溶接ワイヤWの過度なぶれや振動を抑制する押さえ部として働くことができる。
上述の構成を有する矯正ロール12に対して、従来の矯正ロールは、矯正溝を形成した環状の部材(リング)をベアリングのアウターレースに組み付けて一体化させることで、リングとベアリングの2つの部材で構成されている。従って、従来の矯正ロールでは、矯正ロールが大型化する傾向にあるばかりか、使用に伴ってアウターレースに対するリングの組み付け位置がずれてしまう可能性がある。
本実施形態による矯正ロール12のように、軸受けを構成する部材のみで構成され、アウターレースに直接に矯正溝Gを形成した簡素な構成を採用すれば、矯正ロール12を小型化できると共に、従来のリングを作成する必要も、該リングの組み付け精度の確保及び維持に要する手間も無くなる。
図2Aを参照しながら、第1ロール群13a及び第2ロール群13bについて説明する。
まず、第1ロール群13aは、上述の矯正ロール12を5つ用いて、該5つの矯正ロール12を、各矯正ロール12の矯正溝Gの形成方向(矯正ロール12の回転方向)が矯正路Tの形成方向に沿うように配置することによって構成されている。その5つの矯正ロール12の配置について以下に説明する。
第1ロール群13aの5つの矯正ロール12の各々は、図2Aの紙面に向かったときの上下方向において、一点鎖線で示す矯正路Tの上方に2つの矯正ロール12(12a,12b)が配置され、下方に3つの矯正ロール12(12c,12d、12e)が配置されている。上方の2つの矯正ロール12は矯正路Tに沿って所定の軸心間隔2Lを空けて配置されており、下方の3つの矯正ロール12も同様である。また、上方の矯正ロール12と下方の矯正ロール12cは、互いに矯正溝Gによって正反対の方向から矯正路Tを挟むように対向している。
このとき、5つの矯正ロール12の各々は、矯正路Tを挟んで対向する矯正ロール12と矯正路Tに対して垂直方向に対向するのではなく、矯正路Tに対して斜め方向に対向するように配置されている。つまり、上方の2つの矯正ロール12(12a,12b)の各々は、下方で隣り合う矯正ロール12(12c,12d、12e)の軸心間隔2Lのほぼ中央に対応する位置で矯正路Tに向かうように配置されている。言い換えれば、下方の3つの矯正ロール12(12c,12d、12e)は、隣り合う矯正ロール12(12c、12d、12e)の軸心間隔2Lのほぼ中央に対応する位置において上方の2つの矯正ロール12(12a,12b)が矯正路に対向するように配置されている。
上述のように5つの矯正ロール12が配置される第1ロール群13aは、第1台座14aによって支持されている。第1台座14aは、例えばフレーム10と同じ材質で構成された直方体の部材であり、一つの側面でフレーム10に接して当該フレーム10に固定される。第1台座14aは、フレーム10と接する面とは反対側の側面である支持面A1(つまり、フレーム10と接する面と平行な側面)上に第1ロール群13aを支持する。
第1ロール群13aの各矯正ロール12は、内輪(インナーレース)を貫通すると共に第1台座14aの支持面A1に予め設けられたボルト穴に螺合するボルトBを介して、該支持面A1上に支持される。このとき、各矯正ロール12は、支持面A1から一定の距離を保持するスペーサSを該支持面A1との間に挟んで支持面A1上に支持されてもよい。スペーサSを用いる場合、支持面A1のボルト穴に螺合するボルトBの頭部と支持面A1に接するスペーサSとによって矯正ロール12のインナーレースが挟まれるので、各矯正ロール12が第1台座14aの支持面A1上に支持される。
適切な長さのスペーサSを用いて各矯正ロール12を保持すれば、第1台座14aをフレーム10に固定することによって、第1ロール群13aを矯正路Tに対する上述の位置に配置することができる。
図2Bは、図2Aに示す矯正装置1を紙面に向かったときの上方から見た状態を示す図であるが、図2Bに示すように、第1ロール群13aの各矯正ロール12は、矯正溝Gが矯正路Tとほぼ重なるように配置されている。
以上に説明したように、第1ロール群13aを構成する各矯正ロール12は、第1台座14aに対して所定位置に固定されると共に、第1台座14aがフレーム10の所定位置に固定されるので、第1ロール群13aを構成する各矯正ロール12の配置位置は、フレーム10内において固定される。従って、第1ロール群13aは、フレーム10内における各矯正ロール12の配置位置の変更を許容しない無調整型であるといえる。
第2ロール群13bは、第1ロール群13aと同様に5つの矯正ロール12によって構成されており、第1台座14aとほぼ同じ構成の第2台座14bの支持面A2に支持されている。つまり、第2ロール群13bは、第1ロール群13aとほぼ同様の構成を有して、第1ロール群13aと同様に無調整型であり、第2ロール群13bを構成する各矯正ロール12は、矯正溝Gによって、互いに向かい合う方向に矯正路Tを挟むように対向している。
第2ロール群13bが第1ロール群13aと異なる点は、次のとおりである。つまり、第2ロール群13bは、第2ロール群13bの各矯正ロール12が矯正路Tを挟んで対向
する方向(対向方向)が、第1ロール群13aの各矯正ロール12の対向方向と異なるように配置されている。具体的に、第2ロール群13bの各矯正ロール12の対向方向は、第1ロール群13aの各矯正ロール12の対向方向に対してほぼ90°回転した向きとなっている。
上述の第2ロール群13bの配置を実現するために、第2ロール群13bを支持する第2台座14bは、第2ロール群13bを支持する支持面A2に隣接する側面でフレーム10と接し、第1ロール群13aと隣り合うようにフレーム10に固定される。
図2Bに示すように、第2ロール群13bの各矯正ロール12は、矯正路Tを挟んで該矯正路Tに対して斜め方向に対向し、図2Aに示すように、矯正溝Gが矯正路Tとほぼ重なるように配置されている。つまり、第1ロール群13a及び第2ロール群13bにおいて、矯正路Tに対する各矯正ロール12の配置はほぼ同じである。
図3及び図4を参照して、上述の第1ロール群13a及び第2ロール群13bを備える矯正装置1と矯正路Tを通過する溶接ワイヤWとの関係を説明する。図3は、図2Aに示す矯正装置1に溶接ワイヤWを通過させた状態を、矯正装置1の正面から見た図である。図4は、矯正装置1の第1ロール群13aを拡大して示す拡大図である。
図3に示すように、例えば、フレーム10の外部から一方のガイドパイプ11aの貫通孔を通過した溶接ワイヤWは、矯正路Tに沿って、第1ロール群13a及び第2ロール群13bを通過して、他方のガイドパイプ11bへ向かってほぼ一直線状にフレーム10内を通過し、他方のガイドパイプ11bの貫通孔を通ってフレーム10の外部へ出て行く。第1ロール群13a及び第2ロール群13bを通過した溶接ワイヤWは、第1ロール群13a及び第2ロール群13bの各ロール群の5つの矯正ロール12から、正反対の方向の押圧力を交互に受けることとなる。
図4に示す第1ロール群13aの拡大図を参照すると、溶接ワイヤWは、第1ロール群13aの5つの矯正ロール12と順に接触することによって、図4の紙面に向かって上方からの押圧力と下方からの押圧力を交互に受けて、上下に僅かに湾曲していることがわかる。さらに、溶接ワイヤWは、第2ロール群13bにおいて、第1ロール群13aで受けた押圧力の方向とは約90°異なる方向から、つまり、溶接ワイヤWの通過方向に対して右方からの押圧力と左方からの押圧力を交互に受けて、左右に僅かに湾曲することとなる。
このように、第1ロール群13a及び第2ロール群13bを通過することで上下又は左右に交互に湾曲した溶接ワイヤWは、第2ロール群13bを通過したときにはほぼ直線状となって矯正装置1の外へ引き出される。
上述の第1ロール群13a及び第2ロール群13bについての説明では、主に、矯正路Tに沿った方向における各矯正ロール12の配置(位置関係)について述べたが、各矯正ロール12の対向方向、つまり各矯正ロール12の矯正路Tに対する対向方向における位置関係について、詳細には言及していない。以下に、各矯正ロール12の対向方向における位置関係を含む第1ロール群13a及び第2ロール群13bの構成について、さらに詳細に説明する。
図5を参照しながら、各矯正ロール12の対向方向における配置(位置関係)を含む第1ロール群13a及び第2ロール群13bの構成について詳しく説明する。図5は、第1ロール群13a及び第2ロール群13bにおける矯正ロール12の配置と溶接ワイヤWの押し込み量との関係を概念的に示す概念図である。
図5に示すように、第1ロール群13a及び第2ロール群13bの構成である各矯正ロール12の対向方向における位置関係について、隣り合う矯正ロール12の軸間距離2L、矯正ロール12のロール径2r、溶接ワイヤWのワイヤ径d、及び矯正ロール12の噛み込み量δの4つのパラメータを用いて説明する。なお、以下に説明する第1ロール群13a及び第2ロール群13bの構成、つまりパラメータの選定、組み合わせ及び数値範囲は、本願の発明者らが様々な組み合わせを試した実験結果から得られた知見である。
隣り合う矯正ロール12の軸間距離2Lは、当該隣り合う矯正ロール12の回転中心である軸心間の距離であり、軸間距離2Lの半分を矯正ロール12の配置距離Lとする。
矯正ロール12のロール径2rは、矯正ロール12の軸心から矯正溝Gの底(溝底)までの距離の2倍であり、矯正溝Gの底(溝底)が形成する円の直径である。よって、矯正ロール12の軸心から矯正溝Gの底までの距離はロール半径rとなる。
図5において、溶接ワイヤWは溝底と接触しているが、溝形状がV字など、溝底の曲率が溶接ワイヤW外周の曲率より大きい場合などには、溝底と溶接ワイヤWが接触しないことがある。その場合は、矯正ロール12の軸心から矯正溝G内の溶接ワイヤWまでの最短距離をロール半径rとすればよい。本実施形態では、ロール径2rとして従来の矯正装置では用いられていなかった20mm以下の小さな値を採用し、この20mm以下のロール径2rを有する矯正ロールを小径ロールという。
溶接ワイヤWのワイヤ径dは、溶接ワイヤWの線径(直径)であり、本実施形態では、ワイヤ径dとして1.2mm以上1.6mm以下を想定している。
図5に示すように、矯正ロール12の噛み込み量δは、上述の矯正路Tを挟んで対向する2つの矯正ロール12の溝底を矯正路Tに沿って見たときの、当該矯正ロール12の重なりの量を表す値である。矯正路Tに沿って見ると、2つの矯正ロール12の溝底が矯正路Tに向かって侵入するように重なっており、この重なりの分だけ矯正ロール12が噛み合っているといえるので、矯正ロール12の重なりの量を矯正ロール12の噛み込み量δという。
このとき、噛み込み量δは、対向する2つの矯正ロール12の溝底が、矯正路Tに向かって侵入するように重なっていれば正の値をとり、矯正路Tにほぼ平行な同一線上にあれば0(ゼロ)である。さらに、対向する2つの矯正ロール12の溝底が矯正路Tにほぼ平行な同一線上になく且つ上述のように重なってもいないとき、これら2つの矯正ロール12の溝底はこの同一線から離れて互いに間隔を空けた状態となるので、噛み込み量δは、この間隔に対応する距離の分だけ負の値をとる。
以上から、図5に示すように、溶接ワイヤWの押し込み量(δ+d)は、噛み込み量δとワイヤ径dの和となる。
第1ロール群13a及び第2ロール群13bにおける矯正ロール12の配置を、上述の4つのパラメータを用いて規定する。
まず、第1ロール群13a及び第2ロール群13bは、溶接ワイヤWの線径dに対する矯正ロール12のロール半径rの比について以下の式(1)に示す範囲を満たす程度に小径の矯正ロール12を含むとよい。
Figure 0006109064
溶接ワイヤWの線径dに対する矯正ロール12のロール半径rの比について、第1ロール群13a及び第2ロール群13bが、以下の式(2)に示す範囲を満たす程度に小径の矯正ロール12を含むとより好ましい。
Figure 0006109064
式(1)又は式(2)を満たす程度に小径の矯正ロール12を用いると、従来の大径の矯正ロールを用いたときと比べて、矯正ロール12による溶接ワイヤWへの押圧力を十分に大きく確保することができる。従って、矯正ロール12の噛み込み量δを小さくした場合でも溶接ワイヤWを良好に矯正することができる。また、小径の矯正ロール12を用いれば、矯正ロール12の矯正溝Gにおいて溶接ワイヤWの表面と接触する距離(接触長)を減少させることができる。これによって、矯正ロール12の矯正溝Gと溶接ワイヤWの表面の間に摩擦が生じる接触面積を小さく抑えることができ、溶接ワイヤWの表面から剥離するメッキ、潤滑剤及び油の量を抑制することができる。
また、矯正ロール12の噛み込み量δを小さくすることができれば、溶接ワイヤWの押し込み量(δ+d)を小さくすることができるので、第1ロール群13a及び第2ロール群13bにおける溶接ワイヤWの湾曲を抑制し、溶接ワイヤWの損傷を回避することができる。
式(1)又は式(2)に加えて、溶接ワイヤWの線径dに対する矯正ロール12の噛み込み量δの比について、第1ロール群13a及び第2ロール群13bが、以下の式(3)に示す範囲を満たすとよい。
Figure 0006109064
矯正ロール12の噛み込み量δが式(3)を満たす範囲にあれば、ワイヤ径dに対する溶接ワイヤWの押し込み量(δ+d)が適切な範囲に保たれるので、溶接ワイヤWに矯正溝Gから外れる方向に働く力を抑制することができる。従って、矯正溝G内で溶接ワイヤWが逃げて捩れてしまうという問題を回避することができ、さらに良好に且つ確実に溶接ワイヤWを矯正することができる。
さらに、第1ロール群13a及び第2ロール群13bは、矯正ロール12の配置間隔Lに対するロール半径rの比について、以下の式(4)に示す範囲を満たすように配置された矯正ロール12を含むとよい。
Figure 0006109064
式(1)〜式(3)に加えて、式(4)を満たす矯正ロール12の配置間隔Lとなるように配置された矯正ロール12を含んで第1ロール群13a及び第2ロール群13bが構成されれば、各矯正ロール12の配置を適切な位置に保ちつつ第1ロール群13a及び第2ロール群13bを非常に小型化することができる。従って、非常に小型でありながら、第1ロール群13a及び第2ロール群13bにおいて、溶接ワイヤWの湾曲を抑制しつつも当該溶接ワイヤWを適切に押し込んで矯正する矯正装置1を実現することができる。
以上、本実施形態による矯正装置1について説明したが、矯正ロール12の噛み込み量δは、例えば1.00mm未満と非常に小さいので、溶接ワイヤWを良好に矯正するためには、矯正ロール12の位置を0.01mm単位で調整することが要求される場合がある。0.01mm単位での矯正ローラ12の位置調整を人の手によって行うことは困難であるだけでなく、使用に伴って矯正ローラ12の位置がずれてしまうこともあるので、上述の無調整型の第1ロール群13a及び第2ロール群13bを備える本実施形態による矯正装置1は非常に有用であると言える。
ところで、今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。特に、今回開示された実施形態において、明示的に開示されていない事項、例えば、動作条件や測定条件、各種パラメータ、構成物の寸法、重量、体積などは、当業者が通常実施する範囲を逸脱するものではなく、通常の当業者であれば、容易に想定することが可能な値を採用している。
例えば、第1ロール群13aは第1台座14aを介して配置され、第2ロール群13bは第2台座14bを介して配置されていた。しかし、例えば第1ロール群13aについて、第1台座14aを用いなくても、フレーム10にボルト穴を形成し、スペーサSの長さを十分に長くすれば、ボルトBをフレーム10のボルト穴に直接螺合させることによって、第1ロール群13aを矯正路Tに対する上述の位置に配置することができる。
また、溶接ワイヤWのワイヤ径dを1.2mm以上1.6mm以下としたが、ワイヤ径dは、この数値範囲に限定されず任意である。
1 溶接ワイヤ用矯正装置
2 溶接ロボット
3 パック
4 送給装置
10 フレーム
11a,11b ガイドパイプ(ガイド体)
12(12a〜12e) 矯正ロール
13a 第1ロール群
13b 第2ロール群
14a 第1台座
14b 第2台座
15a 壁板
15b 壁板
A1,A2 支持面
G 矯正溝
S スペーサ
T 矯正路
W 溶接ワイヤ

Claims (5)

  1. 複数の矯正ロールで構成されるロール群を2組備え、前記2組のロール群に溶接ワイヤを通過させることで当該溶接ワイヤの曲がりを矯正する溶接ワイヤ用矯正装置であって、
    前記ロール群を構成する複数の矯正ロールは、前記溶接ワイヤが通過する矯正路を挟んで対向するように当該溶接ワイヤの通過方向に沿って所定の配置間隔を隔てて配置されていると共に、前記2組のロール群は、前記矯正路を挟む対向方向が互いに異なるように配置されていて、
    前記矯正ロールが小径ロールで構成されると共に、前記矯正ロールは、内輪と外輪と前記内輪及び外輪の間に配備された転動体とで構成され、
    前記ロール群が、当該ロール群を構成する前記矯正ロールの配置位置の変更を許容しない無調整型とされている
    ことを特徴とする溶接ワイヤ矯正装置。
  2. 前記ロール群が、前記溶接ワイヤの線径に対する前記矯正ロールのロール径の比について以下に示す範囲を満たす矯正ロールを含んで構成されることを特徴とする請求項1に記載の溶接ワイヤ用矯正装置。
    Figure 0006109064
  3. 前記ロール群が、前記溶接ワイヤの線径に対する前記矯正ロールのロール径の比について以下に示す範囲を満たす矯正ロールを含んで構成されることを特徴とする請求項1に記載の溶接ワイヤ用矯正装置。
    Figure 0006109064
  4. 前記ロール群が、前記複数の矯正ロールの配置間隔に対する前記ロール径の比について以下に示す範囲を満たすように配置された矯正ロールを含んで構成されることを特徴とする請求項2又は3に記載の溶接ワイヤ用矯正装置。
    Figure 0006109064
  5. 前記ロール群が、5つの前記矯正ロールで構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の溶接ワイヤ用矯正装置。
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