JP2004268551A - 予備成形装置 - Google Patents

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JP2004268551A JP2003066378A JP2003066378A JP2004268551A JP 2004268551 A JP2004268551 A JP 2004268551A JP 2003066378 A JP2003066378 A JP 2003066378A JP 2003066378 A JP2003066378 A JP 2003066378A JP 2004268551 A JP2004268551 A JP 2004268551A
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forming rollers
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roller
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Daisuke Sagawa
大輔 佐川
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Nihon Tetra Pak KK
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Nihon Tetra Pak KK
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Abstract

【課題】ピンチングが発生することがなく、加工精度を高くすることができ、予備成形装置の保守のためのコストを低くすることができるようにする。
【解決手段】包材11の搬送方向において隣接させて配設された複数の支持部材と、各支持部材に対して回転自在に、かつ、互いに所定の距離だけ離間させて配設され、成形ローラ群を構成する第1〜第8の成形ローラ81〜88とを有する。そして、各成形ローラ群は円周方向において互いにオーバラップさせて配設される。この場合、各第1〜第8の成形ローラ81〜88が、互いに所定の距離だけ離間させて配設されるので、各第1〜第8の成形ローラ81〜88間の隙(すき)間に挟み込まれてピンチングが発生するのを防止することができる。また、各第1〜第8の成形ローラ81〜88間の隙間を煩雑、かつ、微細に調整する必要がない。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、予備成形装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、牛乳、清涼飲料等の液体食品が収容されたブリック状(れんが状)の包装容器を製造する場合、可撓(とう)性を有する積層材料から成るウェブ状の包材をチューブ状にし、該チューブ状の包材の中に液体食品を充填(てん)しながら所定の間隔でシールして切断し、原型容器を形成するようにしている。
【0003】
図2は予備成形装置を使用する充填機の概略図、図3は従来の分割成形リングを示す図、図4は従来のロワ成形リングを示す図である。
【0004】
図において、11は可撓性を有する積層材料から成るウェブ状の包材であり、該包材11は、図示されない包材製造機によって製造され、リール12の状態で繰出機13にセットされ、該繰出機13によって繰り出され、ローラR1、R2等を備えた搬送装置によって充填機内を搬送される。
【0005】
そして、前記包材11は、搬送されている間に図示されないパンチ穴が形成され、該パンチ穴を覆うように、内側から図示されないインナテープが、外側から図示されないプルタブが貼(ちょう)着される。続いて、前記包材11は、垂直方向に搬送され、上部成形リング21、可動成形リング22、分割成形リング23、下部成形リング24等の各フォーミングリングから成る予備成形装置によって徐々に変形させられてチューブ状の形状にされ、その間に、図示されない縦シール装置によって縦方向にシールされ、供給パイプ16を介して供給された液体食品がチューブ状の包材26内に充填される。
【0006】
そして、前記液体食品が充填された前記包材26は、チューブ支持リング25によって案内され、横シール装置及び切断装置としての図示されないシール・切断装置に送られ、該シール・切断装置によって挟まれ、所定の間隔ごとに横方向にシールされ、切断されて枕(まくら)状の原型容器18が形成される。
【0007】
そして、該原型容器18は、図示されない最終成形搬送装置によって搬送されるとともに、所定の形状に成形され、一定量の液体食品を収容する図示されない包装容器が完成する。
【0008】
ところで、前記分割成形リング23は、図3に示されるように包材11を変形させ、分割成形リング23より下流側に配設された下部成形リング24は、図4に示されるように包材11を完全なチューブ状にする。
【0009】
前記分割成形リング23は、支持ブロック43を介して充填機のフレームfrに取り付けられ、ほぼ楕(だ)円形の形状を有し、中央に開口44が形成された支持プレート45、該支持プレート45に対して、一つの平面上において回転自在に配設された第1〜第6の成形ローラ46〜51を備え、第1〜第6の成形ローラ46〜51によって包囲された空間内において包材11が変形させられる。
【0010】
前記第1の成形ローラ46は、隣接させて連結された第1、第2のローラ部52、53を備え、第1のローラ部52は、第2のローラ部53との連結点において最小の径を有し、連結点から離れるほど径が大きくされ、第2の成形ローラ47との隣接点において最大の径を有する。また、第2のローラ部53は、前記第1のローラ部52との連結点において最小の径を有し、連結点から離れるほど径が徐々に大きくされる。
【0011】
そして、前記第2〜第6の成形ローラ47〜51は、中央の径が小さく、かつ、両端の径が大きくされたほぼ鼓状の形状を有し、いずれも凹状の面から成る前記第1〜第6の成形ローラ46〜51の各外周面によって連続する湾曲面が形成され、前記包材11は、一端が第1、第2のローラ部52、53の段差部55の小径部p1に付き当てられ、他端が段差部55の大径部p2上に置かれた状態で前記湾曲面に沿って湾曲させられる。
【0012】
なお、前記第1〜第6の成形ローラ46〜51は、シャフトsh1〜sh6(図3においては、そのうちのシャフトsh1、sh2、sh4、sh5だけが示される。)に対して回転自在に配設される。
【0013】
一方、前記下部成形リング24は、支持ブロック56を介して充填機のフレームfrに取り付けられ、ほぼ円形の形状を有し、中央に開口57が形成された支持プレート58、該支持プレート58に対して、一つの平面上において回転自在に配設された第1〜第6の成形ローラ66〜71を備え、第1〜第6の成形ローラ66〜71によって包囲された空間内において包材11が変形させられる。
【0014】
前記第1〜第6の成形ローラ66〜71は、中央の径が小さく、かつ、両端の径が大きくされたほぼ鼓状の形状を有し、いずれも凹状の面から成る前記第1〜第6の成形ローラ66〜71の各外周面によって連続する湾曲面が形成され、前記包材11は前記湾曲面に沿って円形の形状に湾曲させられる。
【0015】
なお、前記第1〜第6の成形ローラ66〜71はシャフトsh11〜sh16(図4においては、そのうちのシャフトsh13〜sh16だけが示される。)に対して回転自在に配設される。また、72は第1、第2の成形ローラ66、67に近接させて回転自在に配設されたサポートローラである。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の予備成形装置においては、各第1〜第6の成形ローラ46〜51、66〜71の位置を常時調整する必要があり、そのための作業が煩わしい。
【0017】
すなわち、各第1〜第6の成形ローラ46〜51、66〜71は、充填機の運転を開始し、包材11を搬送するのに伴って、シャフトsh1〜sh6、sh11〜sh16に対して回転させられ、シャフトsh1〜sh6、sh11〜sh16との間に発生する摩擦力で温度が上昇するだけでなく、各第1〜第6の成形ローラ46〜51、66〜71の外周面は、いずれも凹状の面から成るので、包材11と接触して回転させられる際に、一部に周速の差が生じ、包材11に対してスリップし、包材11との間に発生する摩擦力で温度が上昇する。そして、各第1〜第6の成形ローラ46〜51、66〜71は、温度が上昇したヒートアップ状態で静止状態よりわずかに膨張してしまう。
【0018】
そこで、互いに隣接する各第1〜第6の成形ローラ46〜51、66〜71間の隙(すき)間を広くすることが考えられるが、隙間の大きさによっては、包材11が隙間に挟み込まれる現象、すなわち、ピンチングが発生してしまう。また、隙間が大きくなるほど、前記包材11を湾曲させる際の加工精度が低くなってしまう。
【0019】
そこで、前記各第1〜第6の成形ローラ46〜51、66〜71間の隙間が、ヒートアップ状態で0.3〔mm〕以下になるように各第1〜第6の成形ローラ46〜51、66〜71の位置を常時調整する必要があり、そのための作業が煩わしく、予備成形装置の保守のためのコストが高くなってしまう。
【0020】
本発明は、前記従来の予備成形装置の問題点を解決して、ピンチングが発生することがなく、加工精度を高くすることができ、保守のためのコストを低くすることができる予備成形装置を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】
そのために、本発明の予備成形装置においては、包材の搬送方向において隣接させて配設された複数の支持部材と、該各支持部材に対して回転自在に、かつ、互いに所定の距離だけ離間させて配設され、成形ローラ群を構成する複数の成形ローラとを有する。
【0022】
そして、前記各成形ローラ群は円周方向において互いにオーバラップさせて配設される。
【0023】
本発明の他の予備成形装置においては、さらに、前記各成形ローラの外周面は凹状の面から成る。
【0024】
本発明の更に他の予備成形装置においては、さらに、前記各成形ローラ群において、各成形ローラの外周面によって不連続の湾曲面が形成される。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0026】
図1は本発明の実施の形態における分割成形リングを示す図、図5は本発明の実施の形態における充填機の要部を示す斜視図、図6は本発明の実施の形態における下部成形リングを示す図である。
【0027】
図5において、11は可撓性を有し、紙基材、該紙基材の一方の面に被覆された樹脂層、前記紙基材の他方の面に被覆されたアルミニウム箔(はく)層、該アルミニウム箔層に被覆された樹脂層等によって形成された積層材料から成るウェブ状の包材である。該包材11は、図示されない包材製造機によって製造され、リールの状態で図示されない繰出機にセットされ、該繰出機によって繰り出され、ローラ28、34等の搬送装置によって充填機内を搬送される。
【0028】
そして、前記包材11には、搬送されている間に図示されないパンチ穴が形成され、該パンチ穴を覆うように、図示されないインナテープ及び図示されないプルタブが貼着される。続いて、図に示されるように、前記包材11は、垂直方向に搬送され、搬送方向における所定の箇所、本実施の形態においては、複数箇所に配設された上部成形リング35、可動成形リング36、分割成形リング37、下部成形リング38等の各フォーミングリングから成る予備成形装置によって徐々に変形させられてチューブ状にされ、その間に、縦シール装置41によって包材11の両縁が縦方向にシールされる。そのために、前記上部成形リング35、可動成形リング36、分割成形リング37、下部成形リング38等は、包材11を変形させて、チューブ状にするために、所定の形状の湾曲面を有する成形ローラから成り、搬送方向における下流に位置するものほど包材11の変形量を多くする。
【0029】
続いて、前記チューブ状の包材26は下部成形リング38より下流側に配設されたチューブ案内ローラ39によって案内され、その間に、液体食品が、供給パイプ16を介して上方から供給され、包材26内に充填される。そして、前記液体食品が充填された前記包材26は、チューブ案内ローラ39によって案内され、横シール装置及び切断装置としての図示されないシール・切断装置に送られ、該シール・切断装置によって挟まれ、所定の間隔ごとに横方向にシールされ、切断されて枕状の図示されない原型容器が形成される。
【0030】
そして、該原型容器は、図示されない最終成形搬送装置によって搬送されるとともに、所定の形状に成形され、一定量の液体食品を収容する図示されない包装容器が完成する。
【0031】
ところで、前記分割成形リング37は、図1に示されるように包材11を変形させ、分割成形リング37より下流側に配設された下部成形リング38は、図6に示されるように、包材11を完全なチューブ状にする。
【0032】
前記分割成形リング37は、充填機のフレームfrに、包材11の搬送方向において隣接させて、上下2段に配設され、それぞれ第1、第2の支持部材を構成する図示されない第1、第2の支持プレート、該第1の支持プレートに対して、一つの平面上において回転自在に配設された第1〜第4の成形ローラ81〜84、第2の支持プレートに対して、一つの平面上において回転自在に配設された第5〜第8の成形ローラ85〜88を備え、第1〜第8の成形ローラ81〜88によって包囲された空間内において包材11が変形させられる。
【0033】
なお、前記各第1〜第4の成形ローラ81〜84は、包材11の円周方向において、互いに所定の距離だけ離間させて、等ピッチで配設され、第1の成形ローラ群を構成し、前記各第5〜第8の成形ローラ85〜88は、包材11の円周方向において、互いに所定の距離だけ離間させて、等ピッチで、かつ、円周方向における前記各第1〜第4の成形ローラ81〜84間の隙間を埋めるように配設され、第2の成形ローラ群を構成する。
【0034】
すなわち、前記各第1、第2の成形ローラ群は、第1、第2の成形ローラ81、82と第5の成形ローラ85とを、第2、第3の成形ローラ82、83と第6の成形ローラ86とを、第3、第4の成形ローラ83、84と第7の成形ローラ87とを、第4、第1の成形ローラ84、81と第8の成形ローラ88とを円周方向において互いにオーバラップさせて配設される。
【0035】
前記第1の成形ローラ81は、隣接させて連結された第1、第2のローラ部91、92を備え、第1のローラ部91は、第2のローラ部92との連結点において最小の径を有し、連結点から離れるほど径が大きくされる。また、第2のローラ部92は、前記第1のローラ部91との連結点において最小の径を有し、連結点から離れるほど径が徐々に大きくされる。
【0036】
そして、前記第2〜第8の成形ローラ82〜88は、中央の径が小さく、かつ、両端の径が大きくされたほぼ鼓状の形状を有し、いずれも凹状の面から成る前記第1〜第4の成形ローラ81〜84の各外周面によって非連続の第1の湾曲面が形成され、いずれも凹状の面から成る第5〜第8の成形ローラ85〜88の各外周面によって非連続の第2の湾曲面が形成される。前記包材11は、一端が第1、第2のローラ部91、92の段差部93の小径部p11に付き当てられ、他端が段差部93の大径部p12上に置かれた状態で前記第1、第2の湾曲面に沿って湾曲させられる。
【0037】
なお、前記第1〜第8の成形ローラ81〜88は、シャフトsh21〜sh28に対して回転自在に配設される。
【0038】
一方、前記下部成形リング38は、充填機のフレームfrに、包材11の搬送方向において隣接させて、上下2段に配設され、それぞれ第1、第2の支持部材を構成する図示されない第1、第2の支持プレート、該第1の支持プレートに対して、一つの平面上において回転自在に配設された第1〜第4の成形ローラ101〜104、第2の支持プレートに対して、一つの平面上において回転自在に配設された第5〜第8の成形ローラ105〜108を備え、第1〜第8の成形ローラ101〜108によって包囲された空間内において包材11が変形させられる。なお、前記各第1〜第4の成形ローラ101〜104は、包材11の円周方向において、互いに所定の距離だけ離間させて、等ピッチで配設され、第1の成形ローラ群を構成し、前記各第5〜第8の成形ローラ105〜108は、包材11の円周方向において、互いに所定の距離だけ離間させて、等ピッチで、かつ、円周方向における前記各第1〜第4の成形ローラ101〜104間の隙間を埋めるように配設され、第2の成形ローラ群を構成する。
【0039】
すなわち、前記第1、第2の成形ローラ群は、第1、第2の成形ローラ101、102と第5の成形ローラ105とを、第2、第3の成形ローラ102、103と第6の成形ローラ106とを、第3、第4の成形ローラ103、104と第7の成形ローラ107とを、第4、第1の成形ローラ104、101と第8の成形ローラ108とを重ねるようにして、円周方向において互いにオーバラップさせて配設される。
【0040】
前記第1〜第8の成形ローラ101〜108は、中央の径が小さく、かつ、両端の径が大きくされたほぼ鼓状の形状を有し、いずれも凹状の面から成る第1〜第4の成形ローラ101〜108の各外周面によって非連続の第1の湾曲面が形成され、いずれも凹状の面から成る第5〜第8の成形ローラ105〜108の各外周面によって非連続の第2の湾曲面が形成される。前記包材11は、前記第1、第2の湾曲面に沿って湾曲させられる。
【0041】
なお、前記第1〜第8の成形ローラ101〜108は、シャフトsh31〜sh38に対して回転自在に配設される。また、72は第1、第2の成形ローラ101、102に近接させて回転自在に配設されたサポートローラである。
【0042】
ところで、各第1〜第8の成形ローラ81〜88、101〜108は、充填機の運転を開始し、包材11を搬送するのに伴って、シャフトsh21〜sh28、sh31〜sh38に対して回転させられ、シャフトsh21〜sh28、sh31〜sh38との間に発生する摩擦力で温度が上昇するだけでなく、各第1〜第8の成形ローラ81〜88、101〜108の外周面は、いずれも凹状の面から成るので、包材11と接触して回転させられる際に、一部に周速の差が生じ、包材11に対してスリップし、包材11との間に発生する摩擦力で温度が上昇する。したがって、各第1〜第8の成形ローラ81〜88、101〜108は、温度が上昇したヒートアップ状態で、静止状態よりわずかに膨張してしまう。
【0043】
ところが、分割成形リング37において、前述されたように、第1〜第4の成形ローラ81〜84及び第5〜第8の成形ローラ85〜88は、それぞれ、包材11の円周方向において互いに所定の距離だけ離間させて配設される。したがって、包材11が各第1〜第4の成形ローラ81〜84間の隙間、又は各第5〜第8の成形ローラ85〜88間の隙間に挟み込まれてピンチングが発生するのを防止することができる。
【0044】
なお、前記各第1〜第4の成形ローラ81〜84間の隙間、及び各第5〜第8の成形ローラ85〜88間の隙間は、各第1〜第8の成形ローラ81〜88の軸方向寸法によって広い誤差許容範囲で決定され、ピンチングが発生するのを防止することができるようにあらかじめ設定される。
【0045】
したがって、前記各第1〜第4の成形ローラ81〜84間の隙間、及び各第5〜第8の成形ローラ85〜88間の隙間を煩雑、かつ、微細に調整する必要がなく、第1〜第8の成形ローラ81〜88の位置を常時調整する必要がなくなり、そのための作業を簡素化することができ、予備成形装置の保守のためのコストを低くすることができる。
【0046】
また、各第1〜第4の成形ローラ81〜84と各第5〜第8の成形ローラ85〜88とが、上下方向において近接させて、かつ、円周方向において互いにオーバラップさせて配設されるので、図1に示されるように、第1〜第8の成形ローラ81〜88を上方から見ると、各外周面によって連続した湾曲面が形成される。
【0047】
したがって、前記各隙間が大きいにもかかわらず、前記包材11を湾曲させる際の加工精度を高くすることができる。
【0048】
また、同様に、下部成形リング38において、第1〜第4の成形ローラ101〜104及び第5〜第8の成形ローラ105〜108は、それぞれ、包材11の円周方向において互いに所定の距離だけ離間させて配設される。したがって、包材11が各第1〜第4の成形ローラ101〜104間の隙間、又は各第5〜第8の成形ローラ105〜108間の隙間に挟み込まれてピンチングが発生するのを防止することができる。
【0049】
なお、前記各第1〜第4の成形ローラ101〜104間の隙間、及び各第5〜第8の成形ローラ105〜108間の隙間は、各第1〜第8の成形ローラ101〜108の軸方向寸法によって広い誤差許容範囲で決定され、ピンチングが発生するのを防止することができるようにあらかじめ設定される。
【0050】
したがって、前記各第1〜第4の成形ローラ101〜104間の隙間、及び各第5〜第8の成形ローラ105〜108間の隙間を煩雑、かつ、微細に調整する必要がなく、第1〜第8の成形ローラ101〜108の位置を常時調整する必要がなくなり、そのための作業を簡素化することができ、予備成形装置の保守のためのコストを低くすることができる。
【0051】
また、各第1〜第4の成形ローラ101〜104と各第5〜第8の成形ローラ105〜108とが、上下方向において近接させて、かつ、円周方向において互いにオーバラップさせて配設されるので、図6に示されるように、第1〜第8の成形ローラ101〜108を上方から見ると、各外周面によって連続した湾曲面が形成される。
【0052】
したがって、前記各隙間が大きいにもかかわらず、前記包材11を湾曲させる際の加工精度を高くすることができる。
【0053】
本実施の形態においては、分割成形リング37及び下部成形リング38がいずれも8個の第1〜第8の成形ローラ81〜88、101〜108によって構成されるようになっているが、8個以外の複数の成形ローラによって構成することもできる。この場合、成形ローラの数を多くすると、各成形ローラが、包材11と接触して回転させられる際に、周速の差が生じるのをその分抑制することができ、包材11に対してスリップするのをその分抑制することができる。したがって、包材11の搬送性能を向上させることができる。
【0054】
また、本実施の形態においては、各第1、第2の支持プレートが上下2段に配設されるようになっているが、複数の支持プレートを複数段に配設し、各支持プレートに所定の数の成形ローラを配設することもできる。
【0055】
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0056】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、予備成形装置においては、包材の搬送方向において隣接させて配設された複数の支持部材と、該各支持部材に対して回転自在に、かつ、互いに所定の距離だけ離間させて配設され、成形ローラ群を構成する複数の成形ローラとを有する。
【0057】
そして、前記各成形ローラ群は円周方向において互いにオーバラップさせて配設される。
【0058】
この場合、各成形ローラが、互いに所定の距離だけ離間させて配設されるので、包材が各成形ローラ間の隙間に挟み込まれてピンチングが発生するのを防止することができる。また、各成形ローラ間の隙間を煩雑、かつ、微細に調整する必要がなく、各成形ローラの位置を常時調整する必要がなくなり、そのための作業を簡素化することができ、予備成形装置の保守のためのコストを低くすることができる。
【0059】
そして、各成形ローラ群は円周方向において互いにオーバラップさせて配設されるので、各隙間が大きいにもかかわらず、包材を湾曲させる際の加工精度を高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における分割成形リングを示す図である。
【図2】本技術分野に使用される充填機の概略図である。
【図3】従来の分割成形リングを示す図である。
【図4】従来の下部成形リングを示す図である。
【図5】本発明の実施の形態における充填機の要部を示す斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態における下部成形リングを示す図である。
【符号の説明】
11 包材
35 上部成形リング
36 可動成形リング
37 分割成形リング
38 下部成形リング
81、101 第1の成形ローラ
82、102 第2の成形ローラ
83、103 第3の成形ローラ
84、104 第4の成形ローラ
85、105 第5の成形ローラ
86、106 第6の成形ローラ
87、107 第7の成形ローラ
88、108 第8の成形ローラ

Claims (3)

  1. (a)包材の搬送方向において隣接させて配設された複数の支持部材と
    (b)該各支持部材に対して回転自在に、かつ、互いに所定の距離だけ離間させて配設され、成形ローラ群を構成する複数の成形ローラとを有するとともに、
    (c)前記各成形ローラ群は円周方向において互いにオーバラップさせて配設されることを特徴とする予備成形装置。
  2. 前記各成形ローラの外周面は凹状の面から成る請求項1に記載の予備成形装置。
  3. 前記各成形ローラ群において、各成形ローラの外周面によって不連続の湾曲面が形成される請求項1又は2に記載の予備成形装置。
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