JP2015016478A - サブマージアーク溶接用溶接トーチ - Google Patents

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芳秋 大田
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芳秋 大田
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Abstract

【課題】細径ワイヤを用いるサブマージアーク溶接方法において、溶け込み曲り部の発生を防止して、内面溶接金属と外面溶接金属を融合させることが可能なサブマージアーク溶接用溶接トーチを提供する。
【解決手段】サブマージアーク溶接用溶接トーチであって、当該溶接トーチの一部に、屈曲部を有する屈曲部材を備え、該屈曲部材が当該溶接トーチの軸心を回転中心にして回転して、任意の回転位置に固定可能であることを特徴とするサブマージアーク溶接用溶接トーチ。
【選択図】図1

Description

本発明は、サブマージアーク溶接用溶接トーチに関するものである。
代表的な鋼管であるUOE鋼管の製造方法を例にとって説明する。
UOE鋼管は、鋼板をUプレス、Oプレスで鋼板を、鋼板の長手方向の端部が互いに向き合うように円筒形(パイプ)に成形後、図7に示すように、パイプ1の互いに向き合った端部に設けた開先部2(外面開先21、内面開先22)を内面側および外面側から溶接する。その後、拡管装置で直径がやや大きくなるように内面側から塑性変形を与えて製造する。
内面溶接は、図8に示すように、溶接される部位(シーム部)が下側に位置するようにパイプ1をセットし、ワイヤパック4から送給ギア3で溶接ワイヤ5が送給される内面溶接ヘッド(溶接トーチ8)をパイプ1内に装入後、パイプ1内から引き出しながら溶接を行う。
外面溶接は、図9に示すように、内面溶接後のシームを上側に位置するようにパイプ1をセットし、搬送コンベア9上で移動させながら、搬送コンベア9の上方の架台に載置されたワイヤパック4から送給ギア3で溶接ワイヤ5を外面溶接ヘッド(溶接トーチ8)に送給して行う。溶接トーチ8の先端部には、着脱可能な溶接チップ81が取り付けられ、損耗状態に応じて適宜交換する。
一般的に、内面溶接、外面溶接共に、2〜5電極程度の溶接トーチ8を配置し、1パスの大入熱サブマージアーク溶接方法にて溶接を完了する。
このようなUOE鋼管において、今後の鋼管の厚肉高強度化に伴って、溶接部(特に、溶接熱影響部)の高靭性化が重要であり、これらの溶接(内面溶接、外面溶接)について、低入熱化や母材表層部でのビード幅広化が有利であることが確認されている。
そして、この目的を達成するためには、従来一般的にサブマージアーク溶接方法で用いられる直径4〜5mmのワイヤ(以下、従来ワイヤ)よりも比較的細い直径2〜3mmのワイヤ(以下、細径ワイヤ)を用いた低入熱溶接方法の適用が1つの手段となる(例えば、特許文献1、2)。
特開平10−109171号公報 特開2006−272377号公報
しかしながら、特許文献1、2に記載の細径ワイヤを用いたサブマージアーク溶接方法の場合、図10(a)に示すように、溶接トーチ8の先端となる溶接チップ81から突き出される溶接ワイヤ5のワイヤ突き出し部10において溶接ワイヤ5の先端が開先に対して偏向(溶接線と直交する方向に偏向)する場合がある。この偏向の原因は、コイル状に巻かれていた溶接ワイヤ5の巻き癖によるものと考えられる。
図10(a)に示すように、内面溶接後に行う外面溶接において、ワイヤ突き出し部10が開先に対して偏向(溶接線と直交する方向に偏向)すると、図10(b)に示すように、外面溶接ビード12は溶け込み曲り部13となり、内面溶接ビード11と外面溶接ビード12の溶け込みがラップしない、融合不良(溶け込み曲り部)が発生する。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、細径ワイヤを用いるサブマージアーク溶接方法において、溶け込み曲り部の発生を防止して、内面溶接金属と外面溶接金属を融合させることが可能なサブマージアーク溶接用溶接トーチを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の特徴を有している。
[1]サブマージアーク溶接用溶接トーチであって、当該溶接トーチの一部に、屈曲部を有する屈曲部材を備え、該屈曲部材が当該溶接トーチの軸心を回転中心にして回転して、任意の回転位置に固定可能であることを特徴とするサブマージアーク溶接用溶接トーチ。
本発明においては、細径ワイヤを用いるサブマージアーク溶接方法において、溶け込み曲り部の発生を防止して、内面溶接金属と外面溶接金属を融合させることができる。
本発明の一実施形態に係るサブマージアーク溶接用溶接トーチを示す部分断面図である。 本発明の一実施形態における屈曲部材と保持部材を示す組立図である。 本発明の一実施形態における屈曲部材を示す図である。 本発明の一実施形態における屈曲部材の上部保持部材を示す図である。 本発明の一実施形態における屈曲部材の下部保持部材を示す図である。 本発明の一実施形態における外面溶接の状態を示す図である。 UOE鋼管のシーム溶接の突合せ開先部を説明する図である。 UOE鋼管の内面溶接を説明する図である。 UOE鋼管の外面溶接を説明する図である。 UOE鋼管のシーム溶接の突合せ開先部の溶接で溶接ワイヤが偏向した場合を説明する図である。
本発明に係るサブマージアーク溶接用溶接トーチは、当該溶接トーチの一部に、屈曲部を有する屈曲部材を備え、その屈曲部材が当該溶接トーチの軸心を回転中心として回転して、任意の回転位置に固定可能になっている。
以下に、本発明の一実施形態を述べる。なお、ここでは、UOE鋼管の外面溶接を行う場合を念頭において説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るサブマージアーク溶接用溶接トーチ18を示す部分断面図である。
図1に示すように、この実施形態に係るサブマージアーク溶接用溶接トーチ18は、上端にワイヤ装入口を有する上部部材83と、屈曲部85を有する下部部材(屈曲部材)82と、ワイヤ送給通路が直線状の溶接チップ81を備えている。
そして、屈曲部材82は、屈曲部85を挟んで上下に直線部84、86を有しているともに、溶接トーチ18の軸心18aを回転中心にして回転して、任意の回転位置に固定できるようになっている。
図2は、屈曲部材82と保持部材(上部保持部材91、下部保持部材92)の組立図であり、図2(a)は図1と同じ方向からの側面図、図2(b)は正面図である。そして、図3〜図5は、屈曲部材82、上部保持部材91、下部保持部材92に分けて示した図である。
図に示すように、屈曲部材82は、直線部84と屈曲部85との間が曲率半径R1、屈曲部85の中央部が曲率半径R2、屈曲部85と直線部86との間が曲率半径R3となっている。
そして、屈曲部材82の上端部を上部保持部材91が回転可能に保持し、屈曲部材82の下端部を下部保持部材92が回転可能に保持しており、これによって、上述したように、屈曲部材82は溶接トーチ18の軸心18a回りに回転できるようになっている。しかも、下部保持部材92は、その頭部93が半割になっており、ねじ94で頭部93を締め付けることによって、屈曲部材82を任意の回転位置に固定できるようになっている。
このように構成されたサブマージアーク溶接用溶接トーチ18によって、細径ワイヤを用いてサブマージアーク溶接を行った場合、溶接ワイヤ5の巻き癖が屈曲部材82の形状に倣うことにより、溶接チップ81の先端から突出する溶接ワイヤ5の先端の巻き癖が矯正される。
仮に、溶接ワイヤ5の先端の巻き癖が完全には矯正されなかった場合でも、屈曲部材82を軸心18a回りに回転させて、適切な回転位置に固定することによって、溶接ワイヤ5の先端の巻き癖の方向を溶接線方向に合わせることができる。
この結果、図6(a)に示すように、内面溶接後に行う外面溶接において、ワイヤ突き出し部10が開先に対する偏向(溶接線と直交する方向への偏向)が抑止されて、図10(b)に示すように、内面溶接ビード11(内面溶接金属)と外面溶接ビード12(外面溶接金属)を的確に融合させることができる。
なお、以上の説明は、本発明のサブマージアーク溶接用溶接トーチをUOE鋼管の外面溶接に適用した場合について述べたが、本発明はこれに限定されるものではなく、UOE鋼管の内面溶接や、他の対象物へのサブマージアーク溶接にも適用することができる。
1 パイプ
2 開先部
21 外面開先
22 内面開先
3 送給ギア
4 ワイヤパック
5 溶接ワイヤ
8 溶接トーチ
81 溶接チップ
82 下部部材(屈曲部材)
83 上部部材
84 直線部
85 屈曲部
86 直線部
9 搬送コンベア
10 ワイヤ突き出し部
11 内面溶接ビード
12 外面溶接ビード
13 溶け込み曲り部
18 溶接トーチ
18a 溶接トーチの軸心
91 上部保持部材
92 下部保持部材
93 下部保持部材の頭部
94 ねじ

Claims (1)

  1. サブマージアーク溶接用溶接トーチであって、当該溶接トーチの一部に、屈曲部を有する屈曲部材を備え、該屈曲部材が当該溶接トーチの軸心を回転中心にして回転して、任意の回転位置に固定可能であることを特徴とするサブマージアーク溶接用溶接トーチ。
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