JP6590358B1 - 巻芯、巻芯回転装置及び巻回方法 - Google Patents

巻芯、巻芯回転装置及び巻回方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6590358B1
JP6590358B1 JP2019137274A JP2019137274A JP6590358B1 JP 6590358 B1 JP6590358 B1 JP 6590358B1 JP 2019137274 A JP2019137274 A JP 2019137274A JP 2019137274 A JP2019137274 A JP 2019137274A JP 6590358 B1 JP6590358 B1 JP 6590358B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clamping
vicinity
winding
center axis
rotation center
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019137274A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019202892A (ja
Inventor
公輔 皆藤
公輔 皆藤
浩 ▲高▼田
浩 ▲高▼田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kaido Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kaido Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kaido Manufacturing Co Ltd filed Critical Kaido Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2019137274A priority Critical patent/JP6590358B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6590358B1 publication Critical patent/JP6590358B1/ja
Publication of JP2019202892A publication Critical patent/JP2019202892A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Abstract

【課題】セパレータの先端付近を巻回製品の中空部の内周に沿わせる作業工程を経ることなく、電池等を製造できるようにする。【解決手段】巻芯10を、セパレータ(帯状部材)の先端付近を挟持する第一の挟持部材12及び第二の挟持部材14(一対の挟持部材)を備えて構成し、第二の挟持部材14に、第二固定部28が回転治具16に取り付けられた時に、回転中心軸Cに対して斜め方向に延び、セパレータの先端付近が摺動する摺動面40を備えて構成した。構成した。【選択図】図1

Description

本発明は、電池又はコンデンサを形成するための巻回体を製造するための巻芯、巻芯回転装置及び巻回方法に関する。
従来から、帯状のセパレータ、正電極、及び負電極を巻芯に巻き取り、巻き取った巻回体を電解液に浸漬し、セパレータと正電極及び負電極との間に電解液を浸み込ませて電池を製造することが行われている。
図11において、符号120は、原反210、212、214及び216から送られたセパレータ200及び202、正電極204、負電極206を巻芯108へ巻回していく巻回装置である。なお、原反214及び216の互いの位置関係は、図11とは逆の位置関係と成り得る。この巻回装置120は、同図に示すように、位置S1において、セパレータ200等を巻回して巻回体を形成し、位置S2においてテープ124を巻回体の外周に巻き止めして巻回製品を形成し、位置S3において巻回製品を取り出すことができる。
図12(a)に巻芯の一例として、巻芯108を示す。巻芯108は、図示しない回転治具に固定される固定部111と、セパレータ200等を巻回する外周面121を有する巻回部122と、セパレータ200及び202の先端付近を挿入する間隙113と、を備えて構成されている。
巻芯108は、回転治具に取り付けられた状態で、位置S1において、図12(b)に示すように、間隙113によりセパレータ200及び202の先端付近が挟持され、複数回回転させさられた後、セパレータ200の外周面及びセパレータ202の内周面に正電極204が積層され、セパレータ202の外周面及びセパレータ200の内周面に負電極206が積層されて、回転駆動し巻回体を形成する。巻回体が形成された後には、図示しないカッタによりセパレータ200等が切断される。また、巻芯108は、位置S2において、巻回体の外周にテープ124を重ねた状態で、回転駆動することにより、巻回製品109を形成する。巻回製品109が形成された後には、テープ124は、図示しないカッタにより切断される。また、巻芯108は、位置S3において、巻回製品109から抜き出される。
巻芯108が巻回製品109から抜き出されることにより、巻芯108の間隙113に挟持されていたセパレータ200及び202の先端付近が間隙113から開放される。このため、図12(c)に示すように、巻芯108が抜き出されて形成される中空部110内において、セパレータ200及び202の先端付近が弛むこととなる。
ここで、巻回製品109の一端には図示しないリードが固定されており、このリードを円柱状の金属缶の底部に溶接することにより、最終的に電池が製造される。この溶接は、巻回製品109の中空部110に溶接棒を貫通させて行う。このため、中空部110内においてセパレータ200及び202の先端付近が弛んでいたのでは、セパレータ200及び202の先端付近が溶接棒に干渉し、溶接作業ができない。そこで、セパレータ200及び202の先端付近が溶接棒と干渉しないように、中空部110内に加熱したピン111を図12(c)に示すように挿入して、ピン111を中空部110の内周に沿わせて移動させ、セパレータ200及び202の先端付近を中空部110の内周に沿わせる作業が行われる。
このため、セパレータ200及び202の先端付近を巻回製品の中空部110の内周に沿わせる製造工程として一工程必要であったため、コストアップの原因となり、作業が煩雑となった。
なお、電池等の製造に係る巻芯に関して、種々発明され、本願出願人によって出願されている(特許文献1〜9参照。)。しかし、本願発明に関連するものはない。
特開2014−135260号公報 特開2014−133652号公報 特開2009−256022号公報 特開2009−093901号公報 特開2006−216502号公報 特開2005−310725号公報 特開2004−127860号公報 特開2003−257475号公報 特開2003−249257号公報
本発明の目的は、セパレータの先端付近を巻回製品の中空部の内周に沿わせる作業工程を経ることなく、電池等を製造できる巻芯、巻芯回転装置及び巻回方法を提供することである。
本発明の巻芯は、回転中心軸を有し、巻回装置が有する回転治具に取り付けられ、帯状部材の先端付近を挟持し、該回転中心軸のまわりに回転させることにより、該帯状部材を巻回して巻回製品を形成し、該巻回製品から抜出する巻芯であり、
前記帯状部材の先端付近を挟持する一対の挟持部材を備え、
第一の挟持部材は、前記回転治具に取り付けられる第一固定部と、前記第一固定部が前記回転治具に取り付けられた時に、前記回転中心軸に対して平行に延びる略半円柱体状の第一外周面と、第一挟持面と、を備え、第二の挟持部材は、前記回転治具に取り付けられる第二固定部と、
前記第二固定部が前記回転治具に取り付けられた時に、前記回転中心軸に対して平行に延び、前記帯状部材を巻き付ける巻回面を、前記略半円柱体状の第一外周面とともに形成する略半円柱体状の第二外周面と、前記帯状部材の先端付近を挟持する挟持間隙を、前記第一挟持面とともに形成する第二挟持面と、前記第二挟持面に連続し、前記第二固定部が前記回転治具に取り付けられた時に、前記回転中心軸に対して斜め方向に延び、前記帯状部材の先端付近が摺動する摺動面と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明の巻芯は、前記巻芯において、前記第二の挟持部材は、前記回転中心軸方向における前記回転治具と反対側の先端部に、該回転中心軸に対して平行に延びる円柱体状面を備え、前記円柱体状面は、前記第二の挟持部材を前記巻回体から抜出する時に、前記帯状部材の先端付近に対して摺動することを特徴とする。
本発明の巻芯回転装置は、前記請求項1又は2に記載する巻芯と、前記請求項1又は2に記載する回転治具と、少なくとも前記第二の挟持部材の前記摺動面を加熱するヒータと、を備えたことを特徴とする。
本発明の巻回方法は、前記請求項1又は2に記載する巻芯を使用して帯状部材を巻回する巻回方法であり、
前記巻芯を、巻回装置が有する回転治具に取り付けるステップと、前記巻芯により、帯状部材の先端付近を挟持するステップと、前記巻芯を前記回転中心軸のまわりに回転させることにより、前記帯状部材を巻回して巻回製品を形成するステップと、前記第一挟持部材を、前記回転中心軸と平行な方向に前記巻回体から抜出するステップと、前記第二挟持部材を、前記回転中心軸と平行な方向に前記巻回体から抜き出し、該第二挟持部材の前記摺動面が前記帯状部材の先端付近に対して摺動するステップと、を含むことを特徴とする。
また、本発明の巻回方法は、前記巻回方法において、前記第二の挟持部材は、前記回転中心軸方向における前記回転治具と反対側の先端部に、該回転中心軸に対して平行に延びる円柱体状面を備え、前記円柱体状面は、前記第二の挟持部材を前記巻回体から抜出する時に、前記帯状部材の先端付近に対して摺動することを特徴とする。
本発明の巻芯、巻芯回転装置及び巻回方法によれば、巻回製品を第二の挟持部材から抜出する時に、回転中心軸に対して斜め方向に延びる摺動面が、セパレータの先端付近を巻回製品の中空部の内壁へ押し当て、セパレータの先端付近は、中空部の内壁に密着して中空部内で弛むことはない。このため、最終的に電池を製造するために巻回製品の中空部に電池用芯を挿入する時に、セパレータ等の先端付近が電池用芯に干渉することはない。
これにより、セパレータ等の先端付近が電池用芯と干渉しないようにするために、中空部内に加熱したピン等を挿入してセパレータ等の先端付近を中空部の内壁に沿わせる作業が不要となる。すなわち、セパレータ等の先端付近を中空部の内壁に沿わせる作業工程が不要となる。
本発明に係る巻芯を示す図であり、同図(a)は正面図であり、同図(b)はA−A線切断部断面図であり、同図(c)はB−B線切断部断面図であり、同図(d)はC−C線切断部断面図であり、同図(e)はD−D線切断部断面図である。 図1の巻芯を含む巻芯回転装置を示す図であり、同図(a)は正面断面図であり、同図(b)は使用状態を示す正面断面図である。 図1の巻芯を備えた巻回装置を示す正面図である。 図1の巻芯の使用状態を示す図であり、同図(a)は正面断面図であり、同図(b)は側面断面図である。 図1の使用状態を示す図であり、同図(a)は正面断面図であり、同図(b)は側面断面図である。 図1の巻芯の使用状態を示す正面断面図である。 図1の巻芯の使用状態を示す図であり、同図(a)は正面断面図であり、同図(b)は側面断面図である。 図1の巻芯の使用状態を示す図であり、同図(a)は拡大正面断面図であり、同図(b)は拡大側面断面図である。 本発明の巻芯及び巻芯回転装置の他の実施形態を示す正面断面図である。 本発明の巻芯及び巻芯回転装置の他の実施形態を示す正面断面図である。 従来の巻回装置を示す正面図である。 従来の巻芯を示す図であり、同図(a)は正面図であり、同図(b)はセパレータを巻回する状態を示す側面断面図であり、同図(c)は巻回製品を形成した状態を示す側面断面図である。
本発明に係る溶着装置の実施形態について図面に基づいて説明する。図1及び図2において、符号10は、本発明に係る巻芯であり、図2において、符号11は、巻芯10を備えた本発明に係る巻芯回転装置である。
巻芯10は、図1(a)に示すように、セパレータ(帯状部材)の先端付近を挟持する第一の挟持部材12及び第二の挟持部材14(一対の挟持部材)を備えている。
第一の挟持部材12及び第二の挟持部材14は、回転治具16に取り付けて、セパレータ、正電極、及び負電極を巻いて回転中心軸Cのまわりに回転しても変形しない強度を有する材質であれば、金属又は樹脂等、特に限定されない。
第一の挟持部材12は、図1に示すように、回転治具16に取り付けられる第一固定部18と、第一固定部18が回転治具16に取り付けられた時に、回転中心軸Cに対して平行に延びる略半円柱体状の第一外周面20と、第一挟持面22と、第一挟持面22に連続し、回転中心軸Cに対して斜め方向に延びて第一外周面20と交差する傾斜面24と、を備えている。
第一固定部18は、雄螺子を螺入して第一固定部18を回転治具16に取り付けるための螺子穴26が設けられている。但し、第一固定部18を回転治具16に取り付ける方法は特に限定されない。
第二の挟持部材14は、図1に示すように、回転治具16に取り付けられる第二固定部28と、第二固定部28が回転治具16に取り付けられた時に、回転中心軸Cに対して平行に延び、セパレータを巻き付ける巻回面30を略半円柱体状の第一外周面20とともに形成する略半円柱体状の第二外周面32と、セパレータの先端付近を挟持する挟持間隙34を第一挟持面22とともに形成する第二挟持面36と、第二挟持面36に連続し、回転中心軸Cに対して斜め方向に延びて第二外周面32と交差する摺動面40と、を備えている。摺動面40は、傾斜間隙38を第一の挟持部材12の傾斜面24とともに形成し、セパレータの先端付近が摺動するように構成されている。
また、第二の挟持部材14は、回転中心軸C方向における回転治具16と反対側の先端部に、回転中心軸Cに対して平行に延びる円柱体状面42を備えている。円柱体状面42は、第二の挟持部材14がセパレータを含む巻回体から抜き出される時に、セパレータの先端付近に対して摺動する。
円柱体状面42は、図1(b)に示すように、円形断面を有する。摺動面40は、図1(c)に示すように、円柱体状面42の断面よりも直径の大きな円弧断面を有する。第二挟持面36は、図1(d)に示すように、平面である。そして、X軸負方向(図1(d)におけるX軸の矢印の方向)へいくに従って、第二挟持面36から摺動面40へ、摺動面40から円柱体状面42へと連続する。すなわち、第二の挟持部材14の断面は、X軸負方向へいくに従って、巻回面30の断面形状に近づいていく。巻回面30の断面形状は、形成される巻回製品の中空部内壁の断面形状である。このため、第二の挟持部材14をセパレータを含む巻回体から抜き出す時、挟持間隙34に挟持されたセパレータの先端付近は、摺動面40により、除除に、巻回製品の中空部内壁側に押し付けられ、最後に円柱体状面42により中空部74の内壁の断面形状へ変形させられる。
第二固定部28は、雄螺子を螺入して第二固定部28を回転治具16に取り付けるための螺子穴44が設けられている。但し、第二固定部28を回転治具16に取り付ける方法は特に限定されない。
回転治具16は、第一の挟持部材12及び第二の挟持部材14をX軸方向(回転中心軸Cの方向)に別個に移動させる往復運動移動手段と、第一の挟持部材12及び第二の挟持部材14を同時に回転中心軸Cのまわりに回転させる回転手段と、を備える構成であれば、特に限定されない。
図2に、回転治具16の構成の一例を示す。図2の回転治具16は、筒状であり、全体として回転中心軸Cのまわりに回転駆動される。回転治具16は、螺子穴26に螺子を螺入して第一の挟持部材12の第一固定部18が固定される第一ホルダ46と、第一ホルダ46を支持する第一支持バー56と、を備えている。また、回転治具16は、螺子穴44に螺子を螺入して第二の挟持部材14の第二固定部28が固定される第二ホルダ50と、第二ホルダ50を支持する第二支持バー62と、を備えている。また、回転治具16は、第一支持バー56及び第二支持バー62を別個にX軸方向に往復運動させる図示しない往復運動手段を備えて構成されている。
往復運動手段は、巻芯10よりもX軸正方向側に設置され、X軸方向に往復摺動する図示しない往復摺動部材と、往復摺動部材を第一支持バー56又は第二支持バー62の後端部(正面視右端部)に連結又は解除する図示しない機構と、を備えて構成されている。
なお、第二の挟持部材14の先端部(正面視左端部)は、軸受機構300によって回転中心軸Cのまわりに回転可能に支持される。軸受機構300は、図2に示すように、中空部を有する基台302と、円柱体状面42を挿入する挿入ホルダ304と、挿入ホルダ304を回転中心軸Cのまわりに回転可能に支持する軸受306と、を備えて構成されている。
以上のような構成の巻芯10及び巻芯回転装置11の作用及び効果について以下に説明する。
巻芯10は、図3に示すように、図11に示す巻回装置120が備える3段階で回転駆動可能なターレット123の円周方向に沿った3箇所に取り付けられて使用される。
まず、位置S1において、図4に示すように、巻芯10の挟持間隙34にセパレータ200及び202の先端付近が挿入される。セパレータ200等の先端付近の挟持間隙34への挿入は、例えば、第一の挟持部材12を図4のX軸負方向に移動させておいて第二挟持面36上にセパレータ200等の先端付近を配置した後、第一の挟持部材12をX軸正方向に移動させることにより行われる。
次に、巻芯10が複数回回転させさられた後、セパレータ200の外周面及びセパレータ202の内周面に正電極204が積層され、セパレータ202の外周面及びセパレータ200の内周面に負電極206が積層されて、巻芯10が回転駆動させられ、セパレータ200等が巻芯10のまわりに巻回され、図示しないカッタによってセパレータ200等が切断され、図5に示す巻回体70が形成される。
次に、ターレット123が時計まわりに回転させられて、位置S1において形成された巻回体70は、図3に示す位置S2に送られる。位置S2において、巻回体70の外周にテープ124が重ねられた状態で、巻芯10が回転駆動することにより、巻回体70にテープ124が巻かれ、図示しないカッタによってテープ124が切断され、巻回製品72が形成される。
次に、ターレット123が更に時計まわりに回転させられて、巻回製品72が図3に示す位置S3へ送られる。位置S3において、往復運動手段が駆動させられ、図6に示すように、巻芯10の中の第一の挟持部材12が、X軸正方向に移動させられ、巻回製品72から抜出される。
次に、位置S3において、往復運動手段が駆動させられ、図7(a)に示すように、第二の挟持部材14が、X軸正方向に移動させられ、図7(b)に示すように、巻回製品72から抜出される。
第二の挟持部材14が、X軸正方向に移動させられる時、図8(a)に示すように、第二の挟持部材14が備える摺動面40は、セパレータ200及び202の先端付近に対して摺動しながら、セパレータ200等の先端付近を巻回製品72の中空部74の内壁に向かって押圧していく。このため、セパレータ200等の先端付近は、摺動面40によって中空部74の内壁へ押し当てられていく。更に、続いて、摺動面40に連続する円柱体状面42が、セパレータ200等の先端付近を中空部74の内壁へ押し当てていく。
これにより、セパレータ200等の先端付近は、図8(b)に示すように、中空部74の内壁に沿って密着し、中空部74内で弛むことはない。
第一の挟持部材12及び第二の挟持部材14が抜出された巻回製品72は、図3に示す位置S3において、巻回装置120から取り出される。
本発明9巻芯10、巻芯回転装置11及び巻回方法によれば、巻回製品72から第二の挟持部材14が抜出される時に、摺動面40及び円柱体状面42が、セパレータ200等の先端付近を中空部74の内壁へ押し当て、セパレータ200等の先端付近は、中空部74の内壁に密着して中空部74内で弛むことはない。このため、最終的に電池を製造するために、巻回製品72の中空部74に電池用芯を挿入する時に、セパレータ200等の先端付近が電池用芯に干渉することはない。
これにより、セパレータ200等の先端付近が電池用芯と干渉しないように、中空部74内に加熱したピン等を挿入して、セパレータ200等の先端付近を中空部74の内壁に沿わせる作業が不要となる。すなわち、セパレータ200等の先端付近を中空部74の内壁に沿わせる作業工程が不要となる。
以上、本発明の一実施形態について図面に基づいて説明したが、本発明は上述したものには限定されない。
例えば、図9に示す巻芯150及び巻芯回転装置151であってもよい。巻芯150は、セパレータの先端付近を挟持する第一の挟持部材12及び第二の挟持部材14(一対の挟持部材)を備えている。
第一の挟持部材12は、図9に示すように、第一固定部18と、第一外周面20と、第一挟持面22と、傾斜面24と、を備えている。第二の挟持部材14は、図9に示すように、第二固定部28と、第二外周面32と、第二挟持面36と、摺動面40と、円柱体状面42と、を備えている。
巻芯回転装置151は、巻芯150と、回転治具16と、軸受機構300と、巻芯150の円柱体状面42及び摺動面40を加熱するヒータ152と、を備えて構成されている。ヒータ152は、軸受機構300の基台302の中空部の内壁に複数個固定され、回転する挿入ホルダ304と接触して摩耗しないように、挿入ホルダ304の外壁に対して僅かな隙間308の幅を隔てて、軸受機構300に設置されている。
巻芯回転装置151は、巻芯150の円柱体状面42及び摺動面40を加熱するヒータ152を備えているため、形成された巻回製品から第二の挟持部材14をX軸正方向に抜出する時に、加熱された摺動面40が、セパレータ200等の先端付近を巻回製品の中空部の内壁に押し当てていく。更に、続いて、加熱された円柱体状面42が、セパレータ200等の先端付近を中空部74の内壁へ押し当てていく。
巻芯回転装置151によれば、第二の挟持部材14を巻回製品からX軸正方向に抜出する時に、加熱された摺動面40及び円柱体状面42が、セパレータの先端付近を巻回製品の中空部の内壁に押し当てるため、加熱されて軟化又は半溶融したセパレータが、中空部の内壁へ押し当てられる。このため、セパレータの先端付近は、中空部の内壁に確実に密着し、中空部内へ戻って弛むことはない。
また、図2に示す巻芯回転装置11において、回転治具16のX軸負方向端部に、図10に示す緩衝部材156を設けてもよい。
巻芯回転装置11において、第一の挟持部材12又は第二の挟持部材14を巻回製品72からX軸正方向に抜出する時に、第一の挟持部材12の第一外周面20又は第二の挟持部材14の第二外周面32と巻回製品72の中空部74の内壁との摩擦力により、巻回製品72はX軸正方向に移動することがある。しかし、緩衝部材156を設けておくことにより、巻回製品72は、緩衝部材156に当接して止まる。このため、巻回製品72が回転治具16に当接して損傷することはない。
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、本発明は図示したものには限定されない。例えば、第二の挟持部材が円柱体状面を備えず、第二の挟持部材を巻回製品から抜出する時に、摺動面のみによってセパレータの先端付近を巻回製品の中空部の内壁に向かって押圧していく構成であってもよい。また、全体として2分割され、第一の挟持部材及び第二の挟持部材を備える構成に限定されず、全体として3分割され、第三の挟持部材を備えてもよい。
本発明の巻芯、巻芯回転装置及び巻回方法によれば、電池を製造するために、セパレータ等の先端付近が電池用芯と干渉しないようにするために、中空部内に加熱したピン等を挿入してセパレータ等の先端付近を中空部の内壁に沿わせる作業が不要となる。このため、巻回製品の製造のために広く利用できる。
C:回転中心軸
10:巻芯
11:巻芯回転装置
12:第一の挟持部材
14:第二の挟持部材
16:回転治具
18:第一固定部
20:第一外周面
22:第一挟持面
24:傾斜面
28:第二固定部
30:巻回面
32:第二外周面
34:挟持間隙
36:第二挟持面
40:摺動面
42:円柱体状面
46:第一ホルダ
50:第二ホルダ
70:巻回体
72:巻回製品
74:中空部
200、202:セパレータ

Claims (4)

  1. 回転中心軸を有し、巻回装置が有する回転治具に取り付けられ、帯状部材の先端付近を挟持し、該回転中心軸のまわりに回転させることにより、該帯状部材を巻回して巻回製品を形成し、該巻回製品から抜出する巻芯であり、
    前記帯状部材の先端付近を挟持する第一の挟持部材及び第二の挟持部材を備え、
    前記第一の挟持部材は、
    前記回転治具に取り付けられる第一固定部と、
    前記第一固定部が前記回転治具に取り付けられた時に、前記回転中心軸に対して平行に延びる略半円柱体状の第一外周面と、
    第一挟持面と、
    を備え、
    前記第二の挟持部材は、
    前記回転治具に取り付けられる第二固定部と、
    前記第二固定部が前記回転治具に取り付けられた時に、前記回転中心軸に対して平行に延び、前記帯状部材を巻き付ける巻回面を、前記略半円柱体状の第一外周面とともに形成する略半円柱体状の第二外周面と、
    前記帯状部材の先端付近を挟持する挟持間隙を、前記第一挟持面とともに形成する第二挟持面と、
    前記第二挟持面に連続し、前記第二固定部が前記回転治具に取り付けられた時に、前記回転中心軸に対して斜め方向に延びる摺動面と、
    前記回転中心軸方向における前記回転治具と反対側の先端部に、該回転中心軸に対して平行に延びる円柱体状面と、
    を備え、
    前記第二挟持面は平面であり、前記摺動面は前記円柱体状面の断面よりも直径の大きな円弧断面を有し、
    前記第二の挟持部材を前記巻回製品から抜出する時に、該第二の挟持部材の前記摺動面及び前記円柱体状面が、前記帯状部材の先端付近に対して摺動し、該摺動面が、該帯状部材の先端付近を、該巻回製品の中空部の内壁に押し当てた後、該円柱体状面が、該帯状部材の先端付近を、該巻回製品の中空部の内壁へ押し当て密着させるように構成された巻芯。
  2. 前記第二の挟持部材は、中空部を有する軸受機構により、該中空部内において、前記回転中心軸のまわりに回転可能に支持され、前記摺動面及び前記円柱体状面が、該軸受機構の中空部の内壁に固定されたヒータによって加熱されるように構成され、
    加熱された前記摺動面が、前記帯状部材の先端付近を、前記巻回製品の中空部の内壁に押し当てた後、加熱された前記円柱体状面が、該帯状部材の先端付近を、該巻回製品の中空部の内壁へ押し当て密着させるように構成された請求項1に記載する巻芯。
  3. 前記請求項1又は2に記載する巻芯と、
    前記請求項1に記載する回転治具と、
    を備えた巻芯回転装置。
  4. 前記請求項1又は2に記載する巻芯を使用して帯状部材を巻回する巻回方法であり、
    前記巻芯を、巻回装置が有する回転治具に取り付けるステップと、
    前記巻芯の前記第一挟持面及び前記第二挟持面により、帯状部材の先端付近を挟持するステップと、
    前記巻芯を前記回転中心軸のまわりに回転させることにより、前記帯状部材を巻回して巻回製品を形成するステップと、
    前記第一の挟持部材を、前記回転中心軸と平行な方向に前記巻回製品から抜出するステップと、
    前記第二の挟持部材を、前記回転中心軸と平行な方向に前記巻回製品から抜き出し、前記摺動面が、前記帯状部材の先端付近を、前記巻回製品の中空部の内壁に押し当てた後、前記円柱体状面が、該帯状部材の先端付近を該巻回製品の中空部の内壁へ押し当て密着させるステップと、を含む巻回方法。
JP2019137274A 2019-07-25 2019-07-25 巻芯、巻芯回転装置及び巻回方法 Active JP6590358B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019137274A JP6590358B1 (ja) 2019-07-25 2019-07-25 巻芯、巻芯回転装置及び巻回方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019137274A JP6590358B1 (ja) 2019-07-25 2019-07-25 巻芯、巻芯回転装置及び巻回方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015068585A Division JP6567310B2 (ja) 2015-03-30 2015-03-30 巻芯、巻芯回転装置及び巻回方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6590358B1 true JP6590358B1 (ja) 2019-10-16
JP2019202892A JP2019202892A (ja) 2019-11-28

Family

ID=68235002

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019137274A Active JP6590358B1 (ja) 2019-07-25 2019-07-25 巻芯、巻芯回転装置及び巻回方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6590358B1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116902648A (zh) * 2023-09-13 2023-10-20 哈尔滨学院 一种舞蹈道具收纳装置
WO2024011429A1 (en) * 2022-07-12 2024-01-18 Techtronic Cordless Gp Rubbing machine assembly and rubbing head

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07285711A (ja) * 1994-04-18 1995-10-31 Sony Corp コイルの巻始め端子処理方法
JP2604552B2 (ja) * 1994-07-13 1997-04-30 シーケーディ株式会社 テープ状部品の巻き取り方法及びその装置
JP3379282B2 (ja) * 1995-05-22 2003-02-24 松下電器産業株式会社 電池用電極体の製造装置および製造方法
JPH1125960A (ja) * 1997-07-01 1999-01-29 Fuji Photo Film Co Ltd 電池の巻回整形方法および装置
JP2008218133A (ja) * 2007-03-02 2008-09-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 非水系二次電池とその製造方法
JP2009193841A (ja) * 2008-02-15 2009-08-27 Panasonic Corp 電池の製造方法
JP5274089B2 (ja) * 2008-04-15 2013-08-28 株式会社皆藤製作所 非対称巻芯
JP2012230870A (ja) * 2011-04-27 2012-11-22 Toyota Motor Corp 二次電池製造方法
JP6234035B2 (ja) * 2012-12-14 2017-11-22 株式会社皆藤製作所 巻芯、及び捲回ユニット

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024011429A1 (en) * 2022-07-12 2024-01-18 Techtronic Cordless Gp Rubbing machine assembly and rubbing head
CN116902648A (zh) * 2023-09-13 2023-10-20 哈尔滨学院 一种舞蹈道具收纳装置
CN116902648B (zh) * 2023-09-13 2023-11-17 哈尔滨学院 一种舞蹈道具收纳装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019202892A (ja) 2019-11-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101972391B1 (ko) 파이프 절곡금형유닛 및 상기 유닛을 구비한 파이프 절곡가공장치
JP6590358B1 (ja) 巻芯、巻芯回転装置及び巻回方法
CN109818079B (zh) 卷绕装置、片的卷绕方法和卷绕元件的制造方法
JP6063330B2 (ja) 巻芯、及び捲回素子製造方法
WO2016103964A1 (ja) パイプ曲げ型ユニット、及び該ユニットを備えたパイプ曲げ加工装置
JP5734354B2 (ja) 工具クランプ装置
JP2018153830A (ja) ラックバーの製造方法
JP6591298B2 (ja) 巻回装置
JP6567310B2 (ja) 巻芯、巻芯回転装置及び巻回方法
JP2013036573A (ja) ころ軸受用溶接保持器
JP2009208120A (ja) 電縫管の製造方法
JP5885323B1 (ja) パイプ曲げ型ユニット、及び該ユニットを備えたパイプ曲げ加工装置
JP2007283343A (ja) 絞り加工方法及びその装置
JP2007009989A (ja) 円錐ころ軸受用保持器及びその製造方法
CN113399720B (zh) 一种外机匣蜂窝环弧块铣加工夹具及方法
JP5560252B2 (ja) 捲回素子のプレス装置
JP6807115B2 (ja) 巻回装置
JP4602060B2 (ja) スピニングマシン
JP5437748B2 (ja) スピニング加工方法
JP5318457B2 (ja) 電極集束装置
JP4171719B2 (ja) 二次電池の中芯およびその製造方法
JP2015057300A (ja) 端部切断装置、ゴムロール製造装置、端部切断方法、ゴムロール製造方法
JP2016110768A (ja) 捲回装置
CN105750804B (zh) 一种用于薄壁回转件的对接焊夹具及其工作方法
JP5291433B2 (ja) 回転電機の積層鉄心及びその製造方法並びに回転電機の電機子

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190731

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20190731

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20190802

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190816

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190910

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6590358

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250