JP6103179B2 - 距離測定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、距離測定装置に係り、更に詳しくは、対象物に光を照射し、その反射光を受光して該対象物との距離を測定する距離測定装置に関する。
従来、レーザダイオードからの光を、互いに直交する第1軸及び第2軸周りに揺動可能な揺動ミラー、及び第1軸に直交する第3軸に対する傾斜角度が異なる複数のミラーを有するミラーユニットを介して対象物の所定領域に照射し、該所定領域からの反射光を、ミラーユニットを介してフォトダイオードで受光して、前記所定領域内の複数箇所との距離を短時間に測定するレーザレーダ装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1に開示されているレーザレーダ装置では、構成及び制御が煩雑であり、高コスト化を招いていた。
本発明は、対象物にレーザ光を照射し、その反射光を受光して前記対象物との距離を測定する距離測定装置であって、それぞれの光路が所定の仮想平面に沿って放射状に並ぶ複数のレーザ光を前記対象物に向けて投射する光投射手段と、前記光投射手段から射出され前記対象物で反射された複数のレーザ光を受光する受光手段と、を備え、前記光投射手段は、前記仮想平面に沿って離間して配置され、レーザ光源と該レーザ光源からのレーザ光の光路上に配置された投射光学系とをそれぞれが有し、前記仮想平面に沿う20°〜40°の広がり角を有するレーザ光をそれぞれが投射する複数の光投射ユニットを含み、前記受光手段は、前記複数の光投射ユニットに対応し、対応する前記複数の光投射ユニットに対して前記仮想平面に直交する方向に離間して配置された複数の受光ユニットを含み、前記複数の受光ユニットそれぞれは、対応する前記光投射ユニットのレーザ光源に対応して設けられた受光素子と、対応する前記レーザ光源から射出され前記対象物で反射されたレーザ光を前記受光素子に集光させる集光光学系と、を有し、前記集光光学系は、前記仮想平面に直交する方向の寸法が前記仮想平面に平行な方向の寸法よりも大きい集光素子を少なくとも1つ含む距離測定装置である。
である。
本発明によれば、高コスト化を抑制しつつ、対象物の所定領域内の複数箇所との距離を短時間に測定することができる。
本発明の一実施形態に係る距離測定装置の概略構成を示す図である。 距離測定装置の構成を説明するためのブロック図である。 距離測定装置のレーザ投受光手段を説明するための図である。 レーザ投受光手段の光投射ユニットを説明するため図である。 レーザ投受光手段の受光ユニットを説明するための図である。 第1変形例の距離測定装置の概略構成を示す図である。 第2変形例の距離測定装置の概略構成を示す図である。 第3変形例の受光ユニットを説明するための図(その1)である。 第3変形例の受光ユニットを説明するための図(その2)である。 第4変形例の受光ユニットを説明するための図(その1)である。 第4変形例の受光ユニットを説明するための図(その2)である。 第5変形例の受光ユニットを説明するための図(その1)である。 第5変形例の受光ユニットを説明するための図(その2)である。 ブレーズ回折格子について説明するための図である。 ブレーズ回折格子の回折角とグレーティングピッチとの関係を示すグラフである。 ブレーズ回折格子の回折角とグレーティング高さとの関係を示すグラフである。 第6変形例におけるLDの発光強度のタイミングチャートである。 第7変形例のレーザ投受光手段を説明するための図である。
以下、本発明の第1の実施形態を図1〜図5に基づいて説明する。図1には、第1の実施形態に係る距離測定装置1000の概略構成が示されている。
距離測定装置1000は、一例として、車両に搭載されており、対象物としての他の車両(以下では、単に、他の車両と称する)に光を照射し、その反射光を受光して該他の車両との距離を測定する装置である。
なお、本発明の距離測定装置は、車両以外の静止物体又は移動物体に搭載されて用いられても良いし、単体で用いられても良い。また、「対象物」には、車両以外の静止物体又は移動物体も含まれる。
距離測定装置1000は、一例として、図1に示されるように、2つのレーザ投受光手段100a、100b、制御回路ユニット200、これらが収容されている筐体300などを備えている。筐体300は、一例として、箱形部材から成る。
ここでは、距離測定装置1000が搭載されている車両(以下では、搭載車両と称する)の移動方向に直交する方向をZ軸方向とするXYZ3次元直交座標系が設定されている。
2つのレーザ投受光手段100a、100bは、実質的に同一の構成を有しており、YZ平面に関して対称に配置されている。そこで、以下では、2つのレーザ投受光手段100a、100bを、区別しない場合は、レーザ投受光手段100と総称する。
レーザ投受光手段100は、一例として、図3に示されるように、光投射ユニット10、受光ユニット20、光投射ユニット10及び受光ユニット20を一体的に保持する保持部材30などを有している。光投射ユニット10と受光ユニット20は、一例として、Z軸方向に、数mm〜数cm離間して配置されている。ここでは、光投射ユニット10が+Z側に配置され、受光ユニット20が−Z側に配置されているが、逆の配置でも良い。
ここで、保持部材30は、一例として、縦長の(Z軸方向に細長い)直方体形状の箱形部材から成り、その内部に、光投射ユニット10及び受光ユニット20が上述の位置関係で収容され、保持されている。
光投射ユニット10は、一例として、レーザ光源としてのLD11(レーザダイオード)、LD駆動回路9、投射光学系8などを一体的に有している。
図1に戻り、各LD11は、一例として、射出方向が、搭載車両の+Y側に位置している他の車両に向くように回路基板14(図3参照)に実装されている。詳述すると、−X側のLD11は、一例として、射出方向(α1軸方向)が、XY平面に平行となり、かつ+Y方向に対して−X側に20°傾くように配置されている。+X側のLD11は、一例として、射出方向(α2軸方向)が、XY平面に平行となり、かつ+Y方向に対して+X側に20°傾くように配置されている。
すなわち、+X側及び−X側のLD11は、それぞれの射出方向がXY平面内で互いに40°の角度を成すように配置されている。ここで、XY平面内でα1軸方向に直交する方向をγ1軸方向と称し、XY平面内でα2軸方向に直交する方向をγ2軸方向とする。なお、+X側及び−X側のLD11を、区別しない場合は、各LD11の射出方向をα軸方向、XY平面内でα軸方向に直交する方向をγ軸方向と称する。
また、各LD11から射出されたレーザ光は、一例として、αγ平面(XY平面)に沿う所定の広がり角(発散角)を有しており(図4参照)、αZ平面に沿う所定の広がり角(発散角)を有している(図3参照)。なお、図3〜図5では、便宜上、γαZ3次元直交座標系を導入している。
ここで、LD11は、一例として、支持基板と、該支持基板上に形成された、活性層を含む複数の半導体層が積層された積層体とを含んで構成される端面発光型の半導体レーザである。LD11は、支持基板がXY平面に平行になるように配置されており、上記活性層中の発光領域の矩形断面の長手方向がXY平面に平行となり、該矩形断面の短手方向がXY平面に直交している。
ここでは、上記発光領域の矩形断面の長手方向の幅は、一例として、100μm〜300μmであり、上記発光領域の矩形断面の短手方向の幅は、10μm以下に設定されている。
このように、端面発光型の半導体レーザ(LD)では、支持基板に平行な方向に関しては、発光領域の幅が広く、マルチモードで動作するため、発光領域での光強度分布が均一である。
本実施形態では、後述するように、他の車両に照射されるレーザ光のXY平面に平行な方向(以下では、水平方向とも称する)に関する光ビームプロファイルを均一にして、距離検出精度を向上させる必要があるため、LD11を、上述したように支持基板がXY平面に平行になるように配置することとしている。
LD駆動回路9は、図3に示されるように、回路基板14上に設けられており、後述する発光制御回路201からの発光信号に基づいて、LD11に変調電流を供給して、該LD11を駆動する。すなわち、LD11は、LD駆動回路9から供給された電流信号波形に応じた時間波形を有する変調波形ビームを射出する。
ここでは、LD駆動回路9が生成する変調波形として、一例として、通常の距離測定装置で用いられるパルス波形が用いられており、数ナノ秒〜数10ナノ秒のパルス幅で数10W程度のピーク強度を有するパルスが数kHz〜数10kHzの周波数で時系列に並ぶ駆動信号がLD11に送出される。LD11は、この駆動信号に応じてレーザ光を断続的に射出する。
LD駆動回路9は、後述する制御回路ユニット200からコネクタ250を介して発光トリガ信号及び所定の直流電圧が入力され、LD11に出力する変調信号を生成する。
投射光学系8は、一例として、カップリングレンズ12、シリンドリカルレンズ13などを有しており、LD11からのレーザ光を整形する。
カップリングレンズ12は、LD11からのレーザ光の光路上に配置されており、該レーザ光を略平行光とする。
シリンドリカルレンズ13は、図4に示されるように、カップリングレンズ12を介したレーザ光の光路上に配置されており、該レーザ光をγ軸方向(XY平面に平行な方向)に拡散させる。シリンドリカルレンズ13は、一例として、入射面がγ軸方向に負の屈折パワーを有する屈折面となっている。すなわち、シリンドリカルレンズ13は、一例として、入射面のαγ断面が+α側に凸となるように湾曲している。なお、シリンドリカルレンズ13の光軸は、カップリングレンズ12の光軸と一致している。
この場合、LD11の発光領域の矩形断面の長手方向と、シリンドリカルレンズ13がパワーを有する方向とが一致する。この結果、光投射ユニット10から投射されるレーザ光のαγ平面(XY平面)に沿う広がり角をより一層大きくすることができるとともに、この広がり角の範囲内において光強度を均一にすることができる。αγ平面に沿う広がり角の範囲内において光強度が均一であることは、距離検出角度範囲を水平方向に分割した場合において分割された各範囲との距離測定精度を揃えるために望ましい特性である。
シリンドリカルレンズ13を介したレーザ光、すなわち光投射ユニット10から投射されたレーザ光は、保持部材30の+α側の壁に設けられた投射窓(不図示)を介して保持部材30外に投射された後、筐体300の+Y側の壁に形成された開口部に取り付けられた例えば透明ガラス(又は透明プラスティック)からなる光透過窓部材400を介して筐体300外に投射される。すなわち、光透過窓部材400から投射されたレーザ光が、距離測定装置1000から投射されたレーザ光である。なお、外乱光が筐体300内に入射されることを防止するために、光透過窓部材400にバンドパスフィルタの機能を持たせても良い。
結果的に、2つの光投射ユニット10は、それぞれの光路がXY平面に沿って放射状に並ぶ2つのレーザ光を投射する光投射手段を構成している。
ここで、「それぞれの光路がXY平面に沿って並ぶ2つのレーザ光」とは、2つのレーザ光の光路が、XY平面に沿って、離間している場合、近接している場合(接している場合を含む)及び僅かに重なっている場合を含む意味である。
そして、これら2つのレーザ光は、投射方向が一例としてXY平面内で互いに40°の角度を成し、かつそれぞれがXY平面に沿う40°の広がり角を有している。また、これら2つのレーザ光は、一例として、それぞれがαZ平面に沿う10°の広がり角を有している。
結果として、距離測定装置1000は、搭載車両の+Y側に位置する他の車両に向けて、XY平面に沿って80°の角度範囲全域に、かつXY平面に直交する平面に沿って(Z軸方向)に最大10°の角度範囲にレーザ光を投射することができる。
光投射手段の各光投射ユニット10から他の車両に向けて投射されたレーザ光(以下では、投射光とも称する)は、他の車両で反射され、反射光の一部は、投射光と同じ光路を辿って、受光ユニット20に入射される。なお、保持部材30の+α側の壁には、反射光を受光ユニット20に向けて透過させる受光窓(不図示)が設けられている。
受光ユニット20は、一例として、図5に示されるように、受光素子としてのPD21(フォトダイオード)、集光光学系としての集光レンズ22、信号増幅回路23(図3参照)などを一体的に有している。
PD21は、一例として、γ軸方向に並ぶ複数の受光領域を含む受光面を有しており、該受光面が、対応するLD11の射出方向(α軸方向)に直交するように、回路基板24に実装されている。
集光レンズ22は、各レーザ投受光手段100の光投射ユニット10から投射され他の車両で反射されたレーザ光の光路上に配置され、該レーザ光をPD21のいずれかの受光領域に集光させる。
集光レンズ22の外形は、Z軸方向の寸法が長く、かつγ軸方向の寸法が短いアスペクト比が大きい縦長の形状とされている。
結果として、2つの受光ユニット20は、光投射手段から投射され他の車両で反射された2つのレーザ光を受光する受光手段を構成している。
なお、各レーザ投受光手段100の光投射ユニット10及び受光ユニット20は、上述したように互いにZ軸方向に近接して配置されており、例えば数m以上離れた位置からは、投射光学系8の光軸及び集光レンズ22の光軸は、同軸上にあると考えて差し支えない。
PD21は、各受光領域での受光信号を、電気信号に変換して、信号増幅回路23に出力する。
信号増幅回路23は、PD21からの電気信号を増幅して、後述するコンパレータ203に出力する。
以上説明したレーザ投受光手段100では、LD11から射出されたレーザ光は、投射光学系8を介して筐体300外に投射され、他の車両に照射される。
ここで、LD11から射出されたレーザ光は、水平方向(γ軸方向)及び鉛直方向(Z軸方向)に所定の広がり角で発散しつつカップリングレンズ12に入射し、カップリングレンズ12によって略平行光にされる。
この場合、投射光のαZ平面に沿う広がり角は、LD11の発光領域の矩形断面のZ軸方向の幅とカップリングレンズ12の焦点距離により決定され、この広がり角がαZ平面に沿う投射角度範囲を規定する。
また、本実施形態では、カップリングレンズ12の後段(+α側)にγ軸方向に負の屈折パワーを有するシリンドリカルレンズ13を配置することで、αγ平面に沿う広がり角のみを更に大きくすることができる。すなわち、投射光はXY平面に平行な方向に大きく広がった形状となる。
そして、LD11の発光領域の矩形断面の長手方向(γ軸方向)と、シリンドリカルレンズ13が負の屈折パワーを有する方向(γ軸方向)が、一致する。この場合、投射光のγ軸方向の広がり角を容易に大きくすることができるとともに、αγ平面に沿った投射角度範囲内において投射光の光強度を均一にすることができる。投射角度範囲内において投射光の光強度が均一であることは、特に投射角度範囲を分割した場合において分割された範囲毎の距離測定精度を揃えるために望ましいことである。
ここで、他の車両で反射したレーザ光は、その反射位置(入射位置)においてランダムな方向に散乱(乱反射)されるが、投射光と同じ光路を辿ってくるレーザ光(反射光)のみが集光レンズ22を介してPD21に導かれる。
ところで、レーザ投受光手段における水平方向(X軸方向)及び鉛直方向(Z軸方向)のレーザ光の投射角度範囲は、投射光の水平方向及び鉛直方向の広がり角によって規定される。これらの広がり角は、LDの発光領域の矩形断面の長手方向及び短手方向の幅と、投射光学系の水平方向及び鉛直方向の焦点距離に依存するため、それぞれの値を調整することによって所望の広がり角を有するレーザ光を投射することができる。
一方、他の車両からの反射光の一部は、投射光と同じ経路を辿って戻ってくるから、集光レンズ22に集光される反射光も水平方向及び鉛直方向にそれぞれ投射光の広がり角と同等の広がり角を有している。この場合、集光レンズ22を通過した反射光は、集光レンズ22への入射角に応じて該集光レンズ22の光軸からγ軸方向及びZ軸方向にシフトした状態でPD21に入射される(図5参照)。
そこで、PD21では、γ軸方向(水平方向)に複数の受光領域を並べることで、すなわち受光面をγ軸方向に分割することで、他の車両の表面のX軸方向(水平方向)の複数位置との距離を算出するための情報(以下では、距離算出情報と称する)を個別に取得することができる。
そして、PD21の受光面全体のγ軸方向の寸法と集光レンズ22の焦点距離を調整することで、γ軸方向の受光角度範囲を設定することができ、この受光角度範囲を、上述したγ軸方向の投射角度範囲と同等にし、PD21の受光面をγ軸方向に並ぶ複数の受光領域に分割して各々の受光信号を検出することで、受光角度範囲を分割することが可能となる。
一例として、図5では、PD21の受光面を水平方向に5分割した場合において、集光レンズ22にその光軸に平行に入射された反射光が集光レンズ22を介してγ軸方向中央の受光領域に入射されている(図5の実線参照)。また、集光レンズ22にその光軸に交差する方向(受光角度範囲の最も+γ側)から入射(斜入射)された反射光が集光レンズ22を介して最も−γ側の受光領域に入射されている(図5の破線参照)。また、集光レンズ22にその光軸に交差する方向(受光角度範囲の最も−γ側)から入射(斜入射)された反射光が集光レンズ22を介して最も+γ側の受光領域に入射されている(図5の一点鎖線参照)。
図1に戻り、制御回路ユニット200は、筐体300内における2つのレーザ投受光手段100a、100bの−Y側に配置されている。
制御回路ユニット200は、図2に示されるように、測距マップ生成回路207、2つのレーザ投受光手段100に個別に対応して設けられた2つの発光制御回路201、2つのコンパレータ203、2つの距離算出回路205などを備えている。
制御回路ユニット200は、LD11の発光タイミングと、信号増幅回路23から入力された各受光領域での受光タイミングとの時間差を距離情報に変換し、測距マップ生成回路207にて各受光領域に対応する距離情報をまとめてマップ化し、距離測定装置1000の−Y側に配置された車体制御用ECU(Electronic Control Unit)に送出する。
発光制御回路201は、LD駆動回路9に発光信号を所定のタイミングで出力することで、LD11の発光タイミングを制御する。
コンパレータ203は、PD21の各受光領域から信号増幅回路23を介して出力された受光信号を所定の基準レベルと比較し、その比較結果を距離算出回路205に出力する。
距離算出回路205は、上記発光タイミングと受光信号のピークの取得タイミング(受光タイミング)とに基づいて、他の車両との距離を算出する。PD21の受光面を複数の受光領域に分割して距離計測を行った場合、測距マップ生成回路207によって各受光領域に対応する距離情報が統合され、統合された距離情報が単位サンプリング時間毎に上記車体制御用ECUに送られる。
また、上述したように、レーザ投受光手段100から投射された光(投射光)が他の車両に照射されると、その反射光のうち、投射光の光路と同じ光路を辿って戻ってきた成分のみがPD21によって受光される。PD21で受光された反射光は電気信号に変化され、信号増幅回路23によって増幅されてコネクタ250を介して制御回路ユニット200に送出される。
ここで、距離測定装置1000から他の車両までの距離は、各レーザ投受光手段100におけるLD11とPD21との距離に比べて十分大きいため、該レーザ投受光手段100において、投射光と反射光の光路を、同一視しても構わない。レーザ投受光手段100に戻ってきたレーザ光(反射光)は、集光レンズ22によって水平方向及び鉛直方向それぞれに集光されてPD21に入射される。水平方向及び鉛直方向の受光角度範囲は、PD21の受光面の大きさと集光レンズ22の焦点距離によって設定でき、投射光の投射角度範囲とほぼ同じ範囲に受光角度範囲を設定することにより、PD21に入射する外乱光が発生させる雑音が抑制され、高精度の距離計測が可能となる。
また、本実施形態では、水平方向に広がる受光角度範囲を確保するために、PD21の受光面の形状を、水平方向(γ軸方向)に長い形状にしている。γ軸方向の受光角度範囲は、PD21の受光面のγ軸方向の全幅と集光レンズ22の焦点距離により決定されるため、γ軸方向の受光角度範囲の大きさがγ軸方向の投射角度範囲とほぼ等しくなるようにPD21の受光面のγ軸方向の全幅と集光レンズ22の焦点距離を設定する。例えば、PD21の受光面のγ軸方向の全幅を12.7mmとし、集光レンズ22の焦点距離を17mmとすれば、γ軸方向の受光角度範囲が40°となり、広角の受光角度範囲を得ることができる。
さらに、上述の如く、図5に示されるように、PD21を水平方向(γ軸方向)に領域分割することも有効である。PD21の各受光領域に入射される反射光を独立に処理して距離算出情報を得ることにより、水平方向に広がる受光角度範囲をより狭い角度範囲を有する複数の受光角度範囲に分割して距離測定を行うことが可能となる。一例として、水平方向の受光角度範囲が40°になるように設定し、かつ受光領域を16個水平方向に並べた場合、角度分解能が2.5°と小さくなり、領域分割を行わない場合に比べて、他の車両の認識が容易となる。また、受光領域毎の受光面積が小さくなるため、PDの応答速度を向上させることができる。この結果、高精度な時間計測が可能となり距離測定精度が向上する。
以上説明した本実施形態の距離測定装置1000は、それぞれの光路がXY平面(所定の仮想平面)に沿って放射状に並ぶ複数(例えば2つ)のレーザ光を他の車両(対象物)に向けて投射する光投射手段と、該光投射手段から射出され他の車両で反射された複数(例えば2つ)のレーザ光を受光する受光手段と、を備えている。
この場合、光投射手段は、複数(例えば2つ)のレーザ光をそれぞれの光路がXY平面に沿ってほとんど重ならない状態で放射状に投射できるため、装置の小型化を図りつつ、レーザ光の数及び各レーザ光のXY平面に沿う広がり角(投射角度範囲)に応じたXY平面に沿う最大の総投射角度範囲を得ることができる。
この結果、例えばレーザ光で他の車両を走査するための偏向ミラーなどの可動部品を設けることなく、すなわち高コスト化を招くことなく、レーザ光を他の車両の一軸方向(例えばX軸方向)の所定領域に照射することができ、該所定領域内の複数箇所との距離を短時間に測定することができる。また、上記可動部品を設ける必要がないので、構成及び制御が簡易であり、振動の発生を抑制でき、信頼性が高い。
また、光投射手段から投射される2つのレーザ光は、XY平面に沿う所定の広がり角(例えば40°)を有している。
この場合、2つのレーザ光を用いて、XY平面に沿う広角(例えば80°)の投射角度範囲を得ることができる。
また、2つのレーザ投受光手段100a、100bは、実質的に同一の構成を有しているため、例えば部品、組立工程などを共通化でき、製造コストの低減を図ることができる。
また、レーザ投受光手段100では、縦長の直方体形状の部材から成る保持部材30に光投射ユニット10及び受光ユニット20がZ軸方向に近接した状態で収容されている。そして、距離測定装置1000では、このレーザ投受光手段100がX軸方向に2つ並べて配置されているため、装置の小型化を図ることができる。
また、各レーザ投受光手段100は、制御回路ユニット200によって個別に制御されるため、各レーザ投受光手段100によって検出された時間情報(発光タイミングと受光タイミングとの差)を、ほぼ同時に取得し、取得した時間情報に基づいて距離を算出することができる。
なお、2つのレーザ投受光手段100a、100bは、光路がXY平面に沿って放射状に並んでいるため、レーザ投受光手段100を増設することで、距離測定装置1000の総投射角度範囲を拡大することができる。複数のレーザ光の光路をXY平面に沿って並ばせる方法としては、上記実施形態のように、2つのレーザ投受光手段100の筐体300に対する取り付け角度を互いに異ならせること(図1参照)が最も簡便である。
なお、レーザ投受光手段100を増設した場合でも、各レーザ投受光手段100が担う距離検出角度範囲(投射角度範囲及び受光角度範囲のうちの狭い方)における距離情報を統合して測距マップを生成することが可能である。また制御回路ユニットにおいて、発光制御回路及びコンパレータを共通化し、各レーザ投受光手段の光源駆動回路及び信号増幅回路との接続をスイッチで切替えてもよい。距離検出角度範囲を時間ごとに切替えることで、制御回路ユニットの部品点数を削減でき、更なる低コスト化が可能になる。
以下に、上記実施形態の幾つかの変形例について、図6〜図18を参照して説明する。以下の変形例では、上記実施形態と異なる点を主に説明し、上記実施形態と同様の構成を有する部材には、同一の符号を付し、その説明を省略する。
《第1変形例》
第1変形例は、図6に示されるように、2つのレーザ投受光手段100の配置が異なる点、並びに各レーザ投受光手段100の光投射ユニット及び受光ユニット20の+Y側に偏向板550が設けられている点が、上記実施形態と異なる。
第1変形例の距離測定装置2000では、2つのレーザ投受光手段100は、筐体300に対して同じ取り付け角度で取り付けられている。詳述すると、2つのレーザ投受光手段100は、それぞれの光投射ユニットの投射方向(LD11の射出方向)が+Y方向になるように配置されている。
また、各レーザ投受光手段100の光投射ユニット10及び受光ユニット20の+Y側に偏向板550が配置されている。この場合、光投射ユニット10から投射されたレーザ光(投射光)は、偏向板550で偏向され、光透過窓部材400を通過して、他の車両に入射される。
より詳細には、−X側のレーザ投受光手段100から+Y方向に投射されたレーザ光は、偏向板550によってXY平面内で+Y方向に対して−X側に20°傾くように偏向され、他の車両に入射される。また、+X側のレーザ投受光手段100から+Y方向に投射されたレーザ光は、偏向板550によってXY平面内で+Y方向に対して+X側に20°傾くように偏向され、他の車両に入射される。なお、投射光の広がり角(投射角度範囲)は、一例として、40°に設定されており、総投射角度範囲は、80°となる。すなわち、40°の広がり角を有する2つの投射光の光路がXY平面に沿って放射状に並ぶことになる。なお、2つの偏向板550は、YZ平面に関して対称に配置されている点を除いて、実質的に同一の構成を有している。
そして、他の車両からの反射光の一部は、入射光(投射光)と同じ光路を辿り、偏向板550で−Y方向を向くように偏向されて、受光ユニット20で受光される。
偏向板550としては、入射面及び射出面の少なくとも一方にプリズムが形成されたものを用いることが簡便であるが、図14に示されるブレーズ回折格子が入射面及び射出面の少なくとも一方に形成されたものを用いることも有効である。
ブレーズ回折格子において、回折角度βを得るための、グレーティングピッチd(格子ピッチ)は、次の(1)式で与えられる。
Figure 0006103179
ここで、λは波長、mは回折次数である。
またグレーティング高さhは、次の(2)式で与えられる。
Figure 0006103179
ここでnは、偏向板の材料の屈折率であり、Nは単位長さ当たりのグレーティングの数(=1/d)である。
例えば、距離測定装置に利用するレーザ光の波長を905nm、材料屈折率nを1.52とすると、1次回折光によって40°の偏向角(回折角)を得るためには、グレーティングピッチdを1.41μmとし、グレーティング高さhを1.20μmとすれば良い。
このように、グレーティングピッチdとグレーティング高さhを設定することにより、レーザ光を所望の回折角で回折させる偏向板を作成することができる。さらに、ブレーズ回折格子の性能は板厚に依存しないから、プリズムを用いる場合と比べてより薄型の偏向板を作成することが可能となり、更なる装置の小型化が可能となる。
第1変形例によると、上記実施形態に比べて、2つのレーザ投受光手段100をより近接して配置することができ、装置の小型化を図ることができる。
《第2変形例》
第2変形例は、図7に示されるように、レーザ投受光手段100の数、及び光透過窓部材410がレーザ光を偏向する機能を有している点が、上記実施形態及び第1変形例と異なる。
第2変形例の距離測定装置3000では、4つのレーザ投受光手段100は、投射方向(LD11の射出方向)が+Y方向になるようにX軸方向に並べて筐体300内に配置されている。
光透過窓部材410には、ブレーズ回折格子650が形成されている。この場合、各レーザ投受光手段100から投射されたレーザ光は、ブレーズ回折格子650で偏向され、他の車両に入射される。
詳述すると、最も−X側のレーザ投受光手段100から+Y方向に投射されたレーザ光は、ブレーズ回折格子650によってXY平面内で+Y方向に対して−X側に30°傾くように偏向され、他の車両に入射される。X軸方向の中央に配置された2つのレーザ投受光手段100のうち、−X側のレーザ投受光手段100から+Y方向に投射されたレーザ光は、ブレーズ回折格子650によってXY平面内で+Y方向に対して−X側に10°傾くように偏向され、他の車両に入射される。X軸方向の中央に配置された2つのレーザ投受光手段100のうち、+X側のレーザ投受光手段100から+Y方向に投射されたレーザ光は、ブレーズ回折格子650によってXY平面内で+Y方向に対して+X側に10°傾くように偏向され、他の車両に入射される。最も+X側のレーザ投受光手段100から+Y方向に投射されたレーザ光は、ブレーズ回折格子650によってXY平面内で+Y方向に対して+X側に30°傾くように偏向され、他の車両に入射される。なお、投射光の広がり角(投射角度範囲)は、一例として、20°に設定されており、総投射角度範囲は、80°となる。すなわち、20°の広がり角を有する4つの投射光の光路がXY平面に沿って放射状に並ぶことになる。
すなわち、ブレーズ回折格子650は、YZ平面に関して対称な形状を有しており、X軸方向の中央の2つのレーザ投受光手段100に対応する領域の回折角が小さく(10°)なり、X軸方向の両端部の2つのレーザ投受光手段100に対応する領域の回折角(30°)が大きくなるように、グレーティングピッチd及びグレーティング高さhが設定されている。
第2変形例では、例えば光学ガラス又はプラスチック板にX軸方向に関してグレーティング形状が異なるブレーズ回折格子を形成し、その外側を透過部材で覆うことで、光透過窓部材410が作成されている。なお、上記透過部材は、必須ではない。
なお、第2変形例では、受光ユニットの受光角度範囲は、一例として、投射角度範囲と同じ20°に設定されている。
第2変形例によると、光透過窓部材410にレーザ光を偏向する機能を付与することにより、上記第1の変形例に比べて、部品点数及び装置の組立工数を削減でき、ひいては装置の製造コストの低減を図ることができる。
《第3変形例》
第3変形例は、図8及び図9に示されるように、各レーザ投受光手段の受光ユニットの構成が上記実施形態と異なる。
第3変形例では、受光ユニットの集光光学系が、2つのシリンドリカルレンズ310、320で構成されている。
上記実施形態及び上記各変形例の距離測定装置では、複数のレーザ投受光手段がX軸方向に並べられている。そこで、装置を小型化するためには、レーザ投受光手段のγ軸方向の幅を狭くすることが好ましい。一方、距離検出角度範囲を大きくするためには、集光光学系を構成する集光レンズの面積は極力大きい方が好ましい。
これらの要求を満足するために、上記実施形態及び各変形例(第3変形例を含む)では、保持部材及びその内部に収容される集光レンズの外形は、Z軸方向の寸法が大きく、かつγ軸方向の寸法が小さいアスペクト比が大きい形状とされている。
また、距離測定装置を小型化するためには、レーザ投受光手段の奥行き方向(α軸方向)の寸法を小さくすることも求められるため、集光光学系の焦点距離は短いほど良い。
ところで、受光角度範囲を広角にする必要があるのは水平方向(γ軸方向)のみであり、鉛直方向(Z軸方向)は、投射光の鉛直方向(Z軸方向)の広がり角に応じた受光角度範囲が得られれば良い。
具体的には、水平方向は例えば10°〜50°の受光角度範囲が必要であるが、鉛直方向は数°程度の受光角度範囲で十分である。これを集光光学系の性能に置き換えると、水平方向は短焦点で集光する必要があるが、鉛直方向は相対的に焦点距離を長くしても構わない。
そこで、第3変形例では、集光光学系を、例えばα軸方向に並べて配置された2つのシリンドリカルレンズで構成し、他の車両からの反射光を水平方向及び鉛直方向に個別に集光することとしている。より詳細には、他の車両からの反射光を、+α側に配置された第1シリンドリカルレンズ310によって鉛直方向に集光し、−α側に配置された第2シリンドリカルレンズ320によって水平方向を集光して、PD21に導くこととしている。
すなわち、第1シリンドリカルレンズ310は、αZ断面が+α側に凸となるように湾曲しており、入射面がZ軸方向に正の屈折パワーを有している(図8参照)。第2シリンドリカルレンズ320は、αγ断面が+α側に凸となるように湾曲しており、入射面がγ軸方向に正の屈折パワーを有している(図9参照)。
ここで、一般にレンズ外形が大きくなるほど短焦点での集光が困難となるため、反射光を+α側の(PD21から遠い)第1のシリンドリカルレンズ310でレンズ幅が大きい鉛直方向に集光する。水平方向は相対的にレンズ幅が小さくなり、レンズの短焦点化が鉛直方向に比べて容易である。そこで、反射光を−α側の(PD21に近い)第2のシリンドリカルレンズ320でレンズ幅が小さい水平方向に集光する。
第3変形例によると、集光光学系を2つのシリンドリカルレンズ310、320で構成することにより、上記実施形態及び上記各変形例に比べて、レーザ投受光手段のγ軸方向及びα軸方向の寸法を小さくすることができ、ひいては装置の小型化を図ることができる。
なお、上記第3変形例における2つのシリンドリカルレンズ310、320の位置関係を逆にしても良い。
また、第1及び第2シリンドリカルレンズの射出面をシリンドリカル面としても良い。
《第4変形例》
第4変形例では、図10及び図11に示されるように、集光光学系を構成する集光レンズの構成が、上記実施形態と異なる。
第4変形例の集光レンズ510は、入射面が第1のシリンドリカル面となっており、射出面が第2のシリンドリカル面になっている。
第1のシリンドリカル面は、αZ断面が+α側に凸となるように湾曲しており、Z軸方向に正の屈折パワーを有している(図10参照)。第2のシリンドリカル面は、αγ断面が−α側に凸となるように湾曲しており、γ軸方向に正の屈折パワーを有している(図11参照)。
第4変形例では、他の車両からの反射光の一部は、第1のシリンドリカル面によって鉛直方向(Z軸方向)に集光され、第2のシリンドリカル面によって水平方向(γ軸方向)に集光され、PD21に入射される。レンズ幅が大きい鉛直方向に関してPD21から遠い第1のシリンドリカル面で先に集光することで、第1のシリンドリカル面は比較的長焦点の集光面として機能する。一方、レンズ幅が小さい水平方向に関してPD21に近い第2シリンドリカル面で後に集光することで、第2のシリンドリカル面はより短焦点の集光面として機能する。一般に第2のシリンドリカル面の形状が球面である場合は平行光を集光する際の球面収差が大きいため、第2のシリンドリカル面は、収差を補正するような非球面形状であることが望ましい。
第4変形例によると、集光レンズ510は、集光方向が互いに直交する入射面及び射出面を有しているため、上記第3変形例に比べて、部品点数の削減、及び集光光学系の光軸調整作業の簡略化を図ることができ、装置の製造コストの低減を図ることができる。
なお、上記第4変形例における第1及び第2シリンドリカル面の位置関係を逆にしても良い。すなわち、第1シリンドリカル面を射出面とし、第2シリンドリカル面を入射面としても良い。
《第5変形例》
第5変形例は、図12及び図13に示されるように、集光光学系の構成が、上記実施形態と異なる。
第5変形例では、集光光学系は、集光素子610で構成されている。集光素子610は、入射面が球面形状又は非球面形状のシリンドリカル面となっており、該反射光を水平方向に集光する(図13参照)。一方、集光素子610は、射出面には、レーザ光を鉛直方向に集光するブレーズ回折格子が形成されている。
上記実施形態及び各変形例の距離測定装置では、水平方向に領域分割を行っているが、距離検出角度範囲を高精度に分離するためには、集光素子610で反射光を集光する際に特に水平方向の解像度を高める必要がある。すなわち、反射光を水平方向に集光する際には収差の影響をできる限り取り除くことが望まれるため、PD21から遠い、集光レンズの入射面による集光が好ましい。
一方で、鉛直方向はPD21の受光領域内に反射光を導ければ良く、水平方向に比べて高い解像度は要求されない。そこで、反射光の鉛直方向の集光は、PD21に近い、集光レンズの射出面によって行うことが好ましい。
しかしながら、鉛直方向はレンズ幅が大きく、かつ水平方向の集光面(入射面)に比べて短い焦点距離が求められるため、レンズのNAは極めて大きくなる。例えば鉛直方向のレンズ径が30mmで焦点距離が10mmのレンズを作成した場合には、このレンズのNA(開口数)は0.83となり、通常の屈折レンズ、すなわち例えば球面レンズ、非球面レンズ等で、このような集光特性を有するレンズを低コストで作成することは困難である。
そこで、第5変形例では、集光素子610の射出面にZ軸方向に正の回折パワーを有するブレーズ回折格子を形成し、回折による光偏向作用を利用して、他の車両からの反射光をZ軸方向に集光させて、PD21に導く。
図14には、ブレーズ回折格子によってレーザ光を一軸方向に集光させる様子が模式的に示されている。ブレーズ回折格子において、回折角βを得るための、グレーティングピッチd及びグレーティング高さhは、上記式(1)及び式(2)で与えられる。
ここで、図15には、回折角βとグレーティングピッチdとの関係がグラフにて示されている。図16には、回折角βとグレーティング高さhとの関係がグラフにて示されている。ここで、レーザ光の波長を905nm、回折次数を1、レンズ材料の屈折率を1.52とする。
図15及び図16より、ブレーズ回折格子のグレーティングピッチd及びグレーティング高さhにより、回折角βを設定できることが分かる。
そこで、集光素子610の射出面に、該集光レンズの外側ほど回折角が大きくなる、すなわちグレーティングピッチd及びグレーティング高さhが小さくなるブレーズ回折格子を形成することにより、該ブレーズ回折格子に入射された平行光を微小範囲内に集光させることができる。
例えばNA=0.83のレンズにおいて、有効範囲の最も外側では回折角が56°程度であり、この領域ではグレーティングピッチを1.1μm、グレーティング高さを0.94μmにすればよい。同様にレンズ面内の各領域でグレーティングピッチd及びグレーティング高さhを設定することで、集光素子610に入射された平行光をPD21に集光させることができる。
また、集光素子610の中央付近の領域は、レンズのNAが小さく、屈折面で集光可能である。
そこで、第5変形例では、図12に示されるように、集光素子610の射出面の中央付近は球面又は非球面形状の屈折面が形成され、その外側にブレーズ回折格子が形成されている。この場合、Z軸方向に極力短焦点化でき、集光素子610をPD21に極力近接して配置することができ、装置を小型化できる。なお、集光素子610の射出面の中央付近に、屈折面に代えて、ブレーズ回折格子を形成しても良い。
一般に、集光素子を安価で作成するために、レンズ材料としてのプラスチック材料が採用されるが、上記のようなブレーズ回折格子を有する集光素子は、射出成形によって作成可能であり、集光素子のコストには、殆ど影響しない。
第5変形例によると、水平方向の受光角度範囲を高精度に分割できる小型の距離測定装置を低コストで提供できる。
なお、上記第5変形例では、集光素子の射出面にブレーズ回折格子が形成されているが、これに代えて又は加えて、集光素子の入射面にブレーズ回折格子を形成しても良い。集光素子の入射面にブレーズ回折格子を形成する場合、集光素子の射出面をシリンドリカル面としても良い。
《第6変形例》
第6変形例は、図17に示されるように、LD11の発光方法が、上記実施形態と異なる。
図17には、第6変形例の距離測定装置における変調レーザ光の時間波形が模式的に示されている。
上述したように、距離測定装置で取得された距離情報は、所定のサンプリング時間ごとに車体制御用ECUに送出される。サンプリング時間内には、LD11が発光する時間(以下では、発光時間と称する)があり、その発光時間には、所定の発光ピーク及びパルス幅を有する光パルス(レーザ光)が一定の時間間隔(発光間隔)で繰り返し送出される。
具体的には、光パルスのパルス幅は、一例として、数ナノ秒〜数10ナノ秒であり、発光間隔は、一例として、数μsec〜数10μsecに設定される。また、サンプリング時間は、視認カメラのリフレッシュレートに合わせて30msec程度に設定され、例えば発光間隔10μsecで300回のパルス発光を行った場合、サンプリング時間内で実際に光パルスが放出される時間は3msecになる。ごく短時間に複数の光パルスを投射光として、それぞれの反射光の受光信号を平均化することで、受光信号のSN比が向上し、高精度な距離計測が可能となる。
ところで、一般的な距離測定装置では、数10m程度離れた位置に位置する対象物にレーザ光を照射することを念頭に設計されているため、LDの発光ピークは数10W程度と比較的大きい値に保たれる。
しかしながら、距離測定装置は、装置近傍(例えば1m以内)に対象物が位置している場合も、該対象物との距離を正確に測定できることが望ましい。この場合、大きい発光ピークの光パルスが対象物に照射されると、反射光の強度が極めて大きくなり、PDが検出可能な最大光強度を超えてしまう。このような反射光を受光したときの受光信号は一定時間出力が飽和したような波形を有し、また光入力による電気雑音(ショット雑音)も増加する。すなわち、装置近傍に位置する対象物に対する距離測定精度が著しく低下する。
そこで、第6変形例では、発光時間内に光パルスの発光ピークが異なる2つの時間帯を設けている。発光ピークが小さい時間帯は、距離測定装置近傍に位置する対象物の検出に用い、発光ピークが大きい時間帯は、より遠方に位置する対象物の検出に用いる。
具体的には、通常の対象物との距離の検出を行う通常検出時間帯よりも先に、装置近傍に位置する対象物との距離の検出を行う近傍検出時間帯を設け、この近傍検出時間帯では、通常検出時間帯に比べてLDの発光ピークを小さくする。より詳細には、通常検出時間帯における発光ピークを30W〜100Wの範囲内とし、近傍検出時間帯における発光ピークを1W以下にする。一般に、発光ピークが小さいほどパルス時間波形を高精度に生成することができ、かつLD駆動回路が発生する電気雑音も小さい。さらに反射光の入力によるショット雑音も小さくなるため、装置近傍での距離測定精度を向上させることができる。
そして、距離測定の際には、先に近傍検出時間帯に装置近傍の検出を行い、この時点で有意の受光信号が得られた場合、すなわち装置近傍に対象物が位置している場合には、その測定データを採用し、次いで通常検出時間帯で検出された測定データを破棄する。一方、近傍検出時間帯において有意の受光信号が得られなかった場合、すなわち装置近傍に対象物が位置していない場合には、通常検出時間帯で測定した測定データを採用する。
第6変形例によると、発光時間内に発光ピークが異なる2つの時間帯を設けることにより、他の車両との距離測定の射程距離を長くできるとともに、装置近傍においても高精度な距離測定を行うことができる。
なお、上記第6変形例では、発光時間内に発光ピークが異なる時間帯を2つ設けているが、3つ以上設けても良い。この場合、他の車両との距離に応じた発光ピークを用いて距離測定を行うことができ、距離検出精度を向上させることができる。この場合、任意の大きさの発光ピークが、任意の時間帯に属していれば良い。
なお、上記第6変形例では、発光ピークが小さい時間帯が先で、発光ピークが大きい時間帯が後であるが、逆でも良い。
《第7変形例》
第7変形例は、図18に示されるように、レーザ投受光手段のLD駆動回路と信号増幅回路が同一の基板上に設けられている点が、上記実施形態及び上記各変形例と異なる。
すなわち、第7変形例では、レーザ投受光手段において、互いに近接して配置されているLD駆動回路と信号増幅回路とを共通の基板上に設けることとしている。
第7変形例によると、レーザ投受光手段における基板(回路基板)の枚数を減らすことで部品点数及びコネクタの接続工程の削減を図ることができ、ひいては装置の製造コストの低減を図ることができる。
なお、上記実施形態及び各変形例では、距離測定装置は、複数のレーザ投受光手段が所定の位置関係で収容された箱形部材から成る筐体300を有しているが、これに代えて、例えば、複数のレーザ投受光手段を所定の位置関係で保持する保持フレームを有していても良い。
また、上記実施形態及び各変形例では、筐体の+Y側の壁の開口部に光透過窓部材が取り付けられているが、光透過窓部材を取り付けず、投射光及び反射光が上記開口部を通過するようにしても良い。
上記実施形態では、水平方向の受光角度範囲を、水平方向に5分割することとしているが、より多く又はより少なく分割することとしても良い。
また、上記実施形態及び各変形例では、水平方向の受光角度範囲を水平方向に5分割することとしているが、これに代えて又は加えて、鉛直方向の受光角度範囲を鉛直方向に分割することとしても良い。
また、上記実施形態及び各変形例では、複数のレーザ投受光手段がX軸方向に並べて配置されているが、これに限らず、例えば、X軸方向以外の一軸方向に並べて配置することとしても良い。
また、上記実施形態及び各変形例では、複数のレーザ投受光手段がX軸方向に並べて配置されているが、これに限らず、例えば、X軸方向に並べて配置された複数のレーザ投受光手段をそれぞれが含む複数のレーザ投受光手段群をZ軸方向に重ねて配置することとしても良い。
上記実施形態及び各変形例では、時間変調されるレーザ光の波形として、ごく短時間(数nsec〜数10nsec)のパルス幅の発光を一定時間間隔(発光間隔)で繰り返すようなパルス波形が用いられているが、正弦波、三角波等の強度変調をLDに与えて強度変調したレーザ光を射出することとしても良い。
上記実施形態及び各変形例(但し、第2変形例を除く)では、距離測定装置から投射される複数のレーザ光の広がり角度が等しい大きさに設定されているが、互いに異なる大きさに設定されてもよい。
上記実施形態及び各変形例におけるレーザ投受光手段の構成は、適宜変更可能である。例えば、保持部材は、直方体形状の箱形部材に限らず、その他の部材(例えば保持フレーム)で構成されても良い。また、光投射ユニット及び受光ユニットの少なくとも一方は、保持部材内に収容されていなくても良い。また、光投射ユニット及び受光ユニットは、一体化されているが、別体であっても良い。また、光投射ユニットと受光ユニットの位置関係は、適宜変更可能である。また、光投射ユニット及び受光ユニットの構成は、適宜変更可能である。例えば、集光光学系の少なくとも1つの部材、カップリングレンズ12、及びシリンドリカルレンズ13は、必須ではない。
上記実施形態及び各変形例では、レーザとして、端面発光型の半導体レーザ(LD)が用いられたが、例えば面発光型の半導体レーザ(VCSEL)等の他のレーザを用いても良い。
上記実施形態及び各変形例では、各レーザ投受光手段における投射角度範囲及び受光角度範囲は、20°又は40°に設定されているが、これに限られない。要は、10°〜50°であることが好ましく、20°〜40°であることがより好ましい。
上記実施形態及び各変形例では、PDの受光面を複数領域に分割しているが、要は、PDが複数の受光部を有していれば良い。
上記実施形態及び各変形例では、受光素子として、PD(フォトダイオード)が採用されているが、これに限らず、例えばフォトトランジスタ等を採用しても良い。
上記実施形態及び各変形例では、距離測定装置は、レーザ投受光手段を、2つ又は4つ備えているが、これに限らず、例えば、3つ又は5つ以上備えていても良い。この場合も、複数の投射光(レーザ光)の光路がXY平面に沿って放射状に並ぶようにすることで、レーザ光の数及び各レーザ光の広がり角に応じた最大限の投射角度範囲を得ることができる。
上記各実施形態及び上記各変形例では、複数のレーザ投受光手段の投射角度範囲が互いに重ならないようされているが、測定漏れを防ぐために、隣り合う2つの投射角度範囲が僅かに重なり合っていても良い。
上記実施形態で及び上記各変形例では、シリンドリカルレンズ13の入射面が負の屈折パワーを有しているが、これに代えて又は加えて、シリンドリカルレンズ13の射出面が負の屈折パワーを有していても良い。
上記第1及び第2変形例では、複数のレーザ投受光手段は、LD11の射出方向がXY平面内で互いに平行になるように配置されているが、これに代えて、LD11の射出方向がXY平面内で互いに非平行になるように配置されても良い。
上記実施形態及び上記各変形例では、複数の投射光の光路は、XY平面に沿って放射状に並んでいるが、XY平面以外の仮想平面に沿って放射状に並んでいても良い。
8…投射光学系、9…LD駆動回路(光源駆動回路)、10…光投射ユニット、11…LD(レーザ光源)、12…カップリングレンズ(投射光学系の一部)、13…シリンドリカルレンズ(投射光学系の一部)、20…受光ユニット、21…PD(受光素子)、22…集光レンズ(集光光学系)、23…信号増幅回路(受光信号増幅回路)、205…距離算出回路、400…光透過窓部材、550…偏向板(偏向素子)、1000…距離測定装置。
特開2009−145107号公報

Claims (19)

  1. 対象物にレーザ光を照射し、その反射光を受光して前記対象物との距離を測定する距離測定装置であって、
    それぞれの光路が所定の仮想平面に沿って放射状に並ぶ複数のレーザ光を前記対象物に向けて投射する光投射手段と、
    前記光投射手段から射出され前記対象物で反射された複数のレーザ光を受光する受光手段と、を備え
    前記光投射手段は、前記仮想平面に沿って離間して配置され、レーザ光源と該レーザ光源からのレーザ光の光路上に配置された投射光学系とをそれぞれが有し、前記仮想平面に沿う20°〜40°の広がり角を有するレーザ光をそれぞれが投射する複数の光投射ユニットを含み、
    前記受光手段は、前記複数の光投射ユニットに対応し、対応する前記複数の光投射ユニットに対して前記仮想平面に直交する方向に離間して配置された複数の受光ユニットを含み、
    前記複数の受光ユニットそれぞれは、対応する前記光投射ユニットのレーザ光源に対応して設けられた受光素子と、対応する前記レーザ光源から射出され前記対象物で反射されたレーザ光を前記受光素子に集光させる集光光学系と、を有し、
    前記集光光学系は、前記仮想平面に直交する方向の寸法が前記仮想平面に平行な方向の寸法よりも大きい集光素子を少なくとも1つ含む距離測定装置。
  2. 前記複数の光投射ユニットからのレーザ光の投射方向は、互いに非平行であることを特徴とする請求項に記載の距離測定装置。
  3. 前記光投射手段は、前記複数の光投射ユニットそれぞれの前記投射光学系を介したレーザ光の光路上に配置され、該レーザ光を、前記仮想平面に沿って偏向させる偏向手段を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の距離測定装置。
  4. 前記偏向手段は、入射面及び射出面の少なくとも一方にブレーズ回折格子が形成された偏向素子であることを特徴とする請求項に記載の距離測定装置。
  5. 前記光投射手段及び前記受光手段が収容された筐体と、
    記複数の光投射ユニットからの複数のレーザ光の光路上に位置するように前記筐体に設けられた光透過窓部材と、を更に備え、
    前記偏向手段は、前記光透過窓部材に形成されたブレーズ回折格子であることを特徴とする請求項に記載の距離測定装置。
  6. 前記複数の光投射ユニットと、対応する前記複数の受光ユニットは、一体化されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の距離測定装置。
  7. 前記受光素子は、前記仮想平面に平行な一軸方向に並ぶ複数の受光部を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の距離測定装置。
  8. 前記集光光学系は、レーザ光を前記一軸方向に直交する方向に集光させる前記集光素子としての第1シリンドリカルレンズと、該第1シリンドリカルレンズに対して、対応する前記レーザ光源の射出方向に平行な方向に離間して配置され、レーザ光を前記一軸方向に集光させる前記集光素子としての第2シリンドリカルレンズとを有することを特徴とする請求項に記載の距離測定装置。
  9. 前記第2シリンドリカルレンズは、前記第1シリンドリカルレンズよりも前記受光素子側に配置されていることを特徴とする請求項に記載の距離測定装置。
  10. 前記集光素子は、入射面及び出射面の一方にレーザ光を前記一軸方向に直交する方向に集光させる第1シリンドリカル面が形成され、前記入射面及び前記射出面の他方にレーザ光を前記一軸方向に集光させる第2シリンドリカル面が形成されていることを特徴とする請求項に記載の距離測定装置。
  11. 前記集光素子は、入射面に前記第1シリンドリカル面が形成され、射出面に前記第2シリンドリカル面が形成されていることを特徴とする請求項10に記載の距離測定装置。
  12. 前記集光素子は、レーザ光を前記一軸方向に直交する方向に集光するブレーズ回折格子が射出面に形成されていることを特徴とする請求項に記載の距離測定装置。
  13. 前記集光素子は、レーザ光を前記一軸方向に集光するシリンドリカル面が入射面に形成されていることを特徴とする請求項12に記載の距離測定装置。
  14. 前記レーザ光源の発光タイミングと、対応する前記受光素子の複数の受光部それぞれでの受光タイミングとに基づいて、前記対象物の前記一軸方向の複数箇所との距離を算出する距離算出回路を更に備えることを特徴とする請求項7〜13のいずれか一項に記載の距離測定装置。
  15. 前記レーザ光源に変調電流を供給して該レーザ光源を駆動する光源駆動回路を更に備え、
    前記光源駆動回路は、所定時間内に、最大値が互いに異なる複数の変調電流を前記レーザ光源に供給することを特徴とする請求項1〜14のいずれか一項に記載の距離測定装置。
  16. 前記受光素子からの受光信号を増幅する受光信号増幅回路を更に備え、
    前記光源駆動回路及び前記受光信号増幅回路は、同一の基板上に設けられていること特徴とする請求項15に記載の距離測定装置。
  17. 前記投射光学系は、前記レーザ光源からのレーザ光の光路上に配置され、前記仮想平面に沿う方向に拡散させるシリンドリカルレンズを有することを特徴とする請求項1〜16のいずれか一項に記載の距離測定装置。
  18. 前記投射光学系は、前記レーザ光源と前記シリンドリカルレンズとの間のレーザ光の光路上に配置され、該レーザ光を略平行光とするカップリングレンズを有することを特徴とする請求項17に記載の距離測定装置。
  19. 前記レーザ光源は、前記仮想平面に平行な基板上に形成された積層体を含む端面発光型の半導体レーザであることを特徴とする請求項1〜18のいずれか一項に記載の距離測定装置。
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