JPH07146353A - 距離測定装置 - Google Patents

距離測定装置

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Publication number
JPH07146353A
JPH07146353A JP5313952A JP31395293A JPH07146353A JP H07146353 A JPH07146353 A JP H07146353A JP 5313952 A JP5313952 A JP 5313952A JP 31395293 A JP31395293 A JP 31395293A JP H07146353 A JPH07146353 A JP H07146353A
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JP
Japan
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light
reflected
protective glass
glass plate
abnormality
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Pending
Application number
JP5313952A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuichi Isogawa
秀一 五十川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
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Publication of JPH07146353A publication Critical patent/JPH07146353A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光学系の微小な異常の診断が可能な距離測定
装置を提供する。 【構成】 診断用の発光素子8からの照射光は、保護ガ
ラスの表面の光学的異常に起因する散乱光17を透過
し、保護ガラスの表面で反射した反射光18を遮断する
偏光板10が光路に挿設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は距離測定装置に関するも
のである。更に詳しくは光を測距の対象物に対して投射
してから、対象物からの反射光を受光して対象物までの
距離を測定する距離測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、種々の分野で安全性の向上や自動
化を目的として、移動物体に測距装置を搭載して距離情
報を得ることが行われている。例えば、ロボットや自動
車や電車に測距装置を搭載してこれらの移動物体の衝突
を防止したり、又は工場内で使用される搬送車に測距装
置を搭載して搬送車の停止位置を制御することに用いら
れている。このような距離測定装置は一般に、光源から
光を対象物へ投射し、対象物によって反射した光を受光
し、対象物までの距離を測定している。
【0003】ところが、この種の距離測定装置では、光
学系の、投射光と反射光の光路にある保護ガラス等の表
面には、付着した汚れなどにより異常が発生して、測定
値に誤差を与えることがあった。従来このような光学系
の異常は、装置自体の測定システムが自己診断(セルフ
チェック)を行って発見していた。そして異常が発生し
たときは、警報が発せられ、何らかの方法で異常を除去
していた。即ち測定システムの自己診断時に保護ガラス
表面に光を照射する発光素子と照射された光を受光する
受光素子とを備え、付着した汚れなどによる散乱光を検
知して、光学系の異常の有無を診断するものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の保護ガ
ラスに付着した汚れなどによる散乱光を検知する方法で
は、保護ガラスの表面及び裏面の反射光を考慮していな
かつた。そのために、受光素子には常に保護ガラスから
の反射光が入射し、汚れなどによる散乱光はこの反射光
と分離することなく測定されていた。そのために微小な
汚れなどによる光学系の異常は散乱光の光量は反射光の
光量に比較して小さく、その有無又は程度を診断するこ
とができなかった。そしてしばしば誤まった警報を発す
るという問題があった。
【0005】本発明は上記の課題に鑑み、微小な光学系
の異常の診断が可能であり、精度の高い自己診断機能を
有する距離測定装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、対象物へ投射
光を投射する投光手段と、前記対象物から反射した反射
光を受光する受光手段と、前記投射光が投射されてから
対象物で反射した前記反射光が受光されるまでの時間を
計測して対象物までの距離を演算する距離演算手段と、
前記投光手段及び前記受光手段の前面に配置され、前記
投射光及び前記反射光の光路に挿入された保護ガラス
と、前記保護ガラスに向けて光を投射する発光素子と、
前記保護ガラスの表面で反射した前記光を受光する受光
素子と、前記受光素子が出力する受光信号を受けて前記
保護ガラスの表面の異常を診断する診断手段とを具備す
る距離測定装置において、前記保護ガラスから前記受光
素子までの光路に挿設され、前記保護ガラスの表面の異
常に起因する散乱光を透過し、前記発光素子から投射さ
れ、前記保護ガラスの表面で反射した光を遮断する偏光
板を具備するものである。
【0007】前記発光素子は、投射した光が前記保護ガ
ラスに対してブリュスター角で入射するように配置さ
れ、前記偏光板は、その透過軸が前記保護ガラスの表面
で反射した光の直線偏光の方向と直角に配置されている
ことが望ましい。
【0008】
【作用】診断用の発光素子からの光を受光する受光素子
の前面に偏光板が設けられ、発光素子から投射された光
の中、保護ガラスの表面の光学的異常に起因する散乱光
は受光素子に入射し、保護ガラスの表面で反射した光は
受光素子に入射しない。
【0009】保護ガラスに対して投射した光がブリュス
ター角で入射するように発光素子が配置されていると、
反射光は完全に遮断される。
【0010】
【実施例】本発明の一実施例を図1乃至図3により説明
する。図1は本実施例の光学配置を示す図、図2は光の
反射と偏光を示す図、図3は光の散乱を示す図である。
発光素子1は測定対象物に投射する距離測定用の投射光
を発光する発光レーザであり、送光レンズ2は投射光を
集光して測定対象物に投射する光学系である。受光レン
ズ3は投射後、測定対象物から反射されて戻った反射光
を集光し、受光素子4に入射させる光学系である。筺体
5に、保護ガラス6が配置され、発光素子1、送光レン
ズ2、受光レンズ3、受光素子4その他の部材を外界か
ら保護しており、投射光と反射光とは保護ガラス6を透
過する。距離演算装置7は、発光素子1から投射光が測
定対象物に投射されてから、測定対象物からの反射光が
受光素子4に受光されるまでの時間を計測し、それに基
づいて測定対象物までの距離を演算する電気回路であ
る。
【0011】発光素子8は保護ガラス6に対してブリュ
スター角に照射光が入射するように配置されている。受
光素子9は発光素子8からの照射光が反射して入射する
ように配置され、保護ガラス6と受光素子9の間に、偏
光板10が挿設されている。
【0012】照射光の偏光状態Aは、特定の偏光の方向
を有するものではない。照射光がブリュスター角で保護
ガラス6の表面に入射したとき、反射光の偏光状態Bは
図示した保護ガラス6の表面に平行な方向の直線偏光と
なる。偏光板10は偏光状態Bの直線偏光の方向と直角
に透過軸を有するように、図2示すように配置されてい
る。
【0013】自己診断装置11は受光素子9からの出力
信号により受光量を検知し、光量の変動の有無を判別
し、光学的異常の存否を診断する回路である。警報装置
12は自己診断装置11で光学的異常が存在すると診断
されたとき警報を発する。警報装置12は点滅灯である
が、音やその他の表示でもよい。
【0014】次に動作について説明する。発光素子1か
ら送光レンズ2を介して測定対象物に投射されて反射し
た反射光の一部は、光路をほぼ逆進して保護ガラス6を
透過し、受光素子4に入射する。距離演算装置7は、光
が発光素子1から投射されてから受光素子4に入射する
までの往復時間を計測して対象物までの距離を演算し、
距離測定が行われる。
【0015】この際、図3に示すように、保護ガラス6
に異物13が付着していると、測定対象物からの反射光
14の中異物13に投射された部分は吸収又は散乱して
直進して透過しない。保護ガラス6の表面の異物13の
大きさ、種類や付着場所等により、散乱・吸収の割合は
異なるが、保護ガラス6を透過する透過光15の割合が
減少する。反射光14の受光素子4への入射光量がある
水準以下になると、往復時間の計測の精度が低下した
り、全く不可能となる。所定の水準以下になると、自己
診断装置11は光学的異常が存在すると診断し、警報装
置12の点滅灯が点滅し警報が発せられる。
【0016】他方、自己診断を行なうときは発光素子8
を点灯し、発光素子8から保護ガラス6に対して照射光
16が照射される。保護ガラス6に異物が付着していな
い清浄な状態では、照射光16は保護ガラス6の面を一
部は透過し、残りの部分は反射するが散乱はしない。
【0017】又保護ガラス6に異物13が付着した状態
では、発光素子8から保護ガラス6に対して照射された
照射光16の一部は異物13により散乱し、散乱光とな
る。他の一部は保護ガラス6の表面で反射して反射光1
8となる。
【0018】発光素子8は保護ガラス6に対して光がブ
リュスター角に入射するように配置されているから、発
光素子8からの照射光16が保護ガラス6で反射した反
射光18は直線偏光し、その偏光方向が保護ガラス6に
対して水平となるから、保護ガラス6に対して垂直な方
向に透過軸が配置されている偏光板10を透過せず、従
って受光素子9に入射できない。他方、散乱光17の偏
光方向はまちまちであるから、偏光板10の透過軸と同
方向の偏光成分は偏光板10を透過し、受光素子9に入
射する。
【0019】このように偏光板10により保護ガラス6
からの反射光18と汚れなどによる散乱光17が分離さ
れ、受光素子9から出力する受光信号は散乱光17によ
るもののみで、反射光18に起因するものがないから、
微弱な散乱光17でも検出可能であり、微小の汚れ等の
異物に対しても自己診断が精度よく行なわれ、誤った警
告を出すことがなくなる。
【0020】発光素子及び受光素子は保護ガラス6の内
側に配置され汚れにより診断が不可能となることはな
い。しかしこれは配置の方法によっては必ずしも保護ガ
ラス6の内側に配置しなくてはならないと言うことでは
ない。又光が投射されたにもかかわらず一定時間、例え
ば数秒程度経過しても受光素子で受光しないときだけ発
光素子から照射光を照射して、異常を診断するようにす
れば、以上診断の消費電力も少なくてすむ。この場合診
断するか否かの判断は距離の演算装置に行わせるように
すればよい。距離の測定値が得られず、異常もなければ
目的とする測定対象物がないということである。
【0021】
【発明の効果】本発明により、保護ガラスの表面に付着
した汚れなどによる散乱光のみを受光する配置にしたの
で、保護ガラスの反射光の影響を受けることがないか
ら、微小な光学系の異常の診断が可能であり、誤まった
警報を発することの少ない自己診断機能を有する距離測
定装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる一実施例の光学配置を示す図。
【図2】本発明にかかる一実施例の光の反射と偏光を示
す図。
【図3】本発明にかかる一実施例の光の散乱を示す図。
【符号の説明】
1・・・・発光素子 2・・・・送光レンズ 3・・・・受光レンズ 4・・・・受光素子 5・・・・筺体 6・・・・保護ガラス 7・・・・距離演算装置 8・・・・発光素子 9・・・・受光素子 10・・・偏光板 11・・・・自己診断装置 12・・・・警報装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対象物へ投射光を投射する投光手段と、前
    記対象物から反射した反射光を受光する受光手段と、前
    記投射光が投射されてから対象物で反射した前記反射光
    が受光されるまでの時間を計測して対象物までの距離を
    演算する距離演算手段と、前記投光手段及び前記受光手
    段の前面に配置され、前記投射光及び前記反射光の光路
    に挿入された保護ガラスと、前記保護ガラスに向けて光
    を投射する発光素子と、前記保護ガラスの表面で反射し
    た前記光を受光する受光素子と、前記受光素子が出力す
    る受光信号を受けて前記保護ガラスの表面の異常を診断
    する診断手段とを具備する距離測定装置において、 前記保護ガラスから前記受光素子までの光路に挿設さ
    れ、前記保護ガラスの表面の異常に起因する散乱光を透
    過し、前記発光素子から投射され、前記保護ガラスの表
    面で反射した光を遮断する偏光板を具備することを特徴
    とする距離測定装置。
  2. 【請求項2】前記発光素子は、投射した光が前記保護ガ
    ラスに対してブリュスター角で入射するように配置さ
    れ、前記偏光板は、その透過軸が前記保護ガラスの表面
    で反射した光の直線偏光の方向と直角に配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の距離測定装置。
JP5313952A 1993-11-22 1993-11-22 距離測定装置 Pending JPH07146353A (ja)

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JP5313952A JPH07146353A (ja) 1993-11-22 1993-11-22 距離測定装置

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JP5313952A JPH07146353A (ja) 1993-11-22 1993-11-22 距離測定装置

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JPH07146353A true JPH07146353A (ja) 1995-06-06

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ID=18047474

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5313952A Pending JPH07146353A (ja) 1993-11-22 1993-11-22 距離測定装置

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JP (1) JPH07146353A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9316495B2 (en) 2012-09-13 2016-04-19 Ricoh Company, Ltd. Distance measurement apparatus

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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