JP2601353Y2 - 距離測定装置 - Google Patents

距離測定装置

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JP2601353Y2
JP2601353Y2 JP1993067919U JP6791993U JP2601353Y2 JP 2601353 Y2 JP2601353 Y2 JP 2601353Y2 JP 1993067919 U JP1993067919 U JP 1993067919U JP 6791993 U JP6791993 U JP 6791993U JP 2601353 Y2 JP2601353 Y2 JP 2601353Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は距離測定装置に関するも
のである。更に詳しくは測距対象物に対して光パルスを
射出し、測距対象物からの反射光を受光するまでの光の
往復時間を計測することにより測距対象物までの距離を
測定する距離測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、種々の分野で安全性の向上や自動
化を目的として、移動物体に測距装置を搭載して距離情
報を得る要求が増大している。例えば、ロボットや自動
車や電車に測距装置を搭載してこれらの移動物体の衝突
を防止したり、又は工場内で使用される搬送車に測距装
置を搭載して搬送車の停止位置を制御することに用いら
れている。このような距離測定装置としては、光源から
光を測定対象物へ射出し、測定対象物によって反射した
光を受光し、測距対象物までの距離を測定する装置が広
く使用されている。これは短時間に距離を測定できるこ
とから特に移動体等の衝突防止用センサとして使用され
ることが多く、又使用環境も屋内のみならず、汚れ易い
屋外でも使用される。
【0003】ところが、この種の距離測定装置では、光
学系に、例えば投射光と反射光の光路中にある保護ガラ
ス等の表面に、汚れなどが付着することにより光路が閉
塞され、装置の性能が低下することがあった。性能の低
下が著しいと、例えば衝突防止用センサとして使用する
場合には、障害物が存在するにもかかわらず、それを検
出できずに衝突事故が発生するという最悪の事態になる
虞がある。このような保護ガラス等に付着した汚れを検
出し、装置の異常を知らせる技術は、例えば特公平3−
30116号公報に開示されている。この装置は図3に
示すように、光源1から放射された光パルスが、保護ガ
ラス3を透過する際、汚れ4が保護ガラス3に付着して
いると、汚れ4に当たった光パルスが乱反射して受光素
子5に散乱光が入射するから、その光量を検出して汚れ
の有無を判断し、装置の異常を知らせるものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、この特公平3
−30116号公報に開示されている方法においては、
光学系の汚れを距離測定用のパルス光を用いて検出する
ので、照射側の光学系の汚れは検出できるが、受光側の
光学系の汚れは検出できないという問題があった。
【0005】本考案は上記の課題に鑑み、照射側の光学
系及び受光側の光学系のいずれの側へ付着した汚れも検
出できる距離測定装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、対象物へ投射
光を投射する投光手段と、前記対象物から反射した反射
光を受光する受光手段と、前記投射光が投射されてから
対象物で反射した前記反射光が受光されるまでの時間を
計測して対象物までの距離を演算する距離演算手段と、
前記投光手段及び前記受光手段を保護するため、前記投
射光及び前記反射光の光路に挿設された保護ガラスとを
具備する距離測定装置において、前記保護ガラスの外側
表面の近傍に配置された発光素子と、前記投射光及び反
射光の光路の少なくとも一部をはさんで前記発光素子に
相対する前記保護ガラスの外側表面傍に配置され、前記
発光素子からの光を受光する受光素子と、前記受光素子
の受光光量に基づき、前記保護ガラスの表面の光学異常
を判断する異常判断手段とを具備する距離測定装置。
【0007】前記発光素子から発光し前記受光素子に受
光される光の光路は、前記保護ガラスの表面外側近傍に
おいて面状に形成され、前記投射光及び前記反射光の光
路の全域と交差するように配設されているものが好まし
い。
【0008】
【作用】投射光及び反射光双方の光路と交差するよう
に、保護ガラスの相対する2辺にそれぞれ発光素子と受
光素子とが設けられ、保護ガラスの表面外側に沿って汚
れ検出用の光路が形成される。発光素子からの光が光学
異常で妨げられると、受光素子の受光光量が減少し、所
定レベルに達しないときに光学異常があると判断され
る。
【0009】
【実施例】本考案の一実施例を図1及び図2により説明
する。図1において、光源1は光パルスを放射するレー
ザであり、照射光学系6は投射光7の光束を所定のビー
ム角に集束して対象物に投射する光学系である。受光光
学系8は対象物から反射して戻ってきた反射光9を集光
し、受光素子2に入射させる光学系である。筺体11の
対象物の方向に向いている面に、保護ガラス3が挿設さ
れている。保護ガラス3は装置内の各部材を外界から保
護し、且つ光パルスを透過させる。保護ガラス3は図2
に示すように長方形であるがその他の形状でもよい。
【0010】汚れ検出用発光素子12及び汚れ検出用受
光素子13は保護ガラス3の対向する両短辺3a、3b
に沿いそれぞれの辺に設けられている。両者は保護ガラ
ス3の表面より僅かに離れた位置に光路が位置するよう
に配置され、発光素子12から射出した光が受光素子1
3に入射することで形成される汚れ検出光路14は保護
ガラス3の表面に沿っている。発光素子12と受光素子
13は、それぞれアレイ状になって複数の発光素子と受
光素子が対になっていて、汚れ検出光路14は面状に保
護ガラス3の表面に沿って形成されている。従って、汚
れ検出光路14は、投射光7の光路及び反射光9の光路
の双方を全域横切るようになっている。
【0011】駆動回路15は光源1を駆動して投射光7
を射出する回路、検出回路16は受光素子2で受光され
た反射光9を検出して光電変換し、受光信号を出力する
回路、計測制御回路17は駆動回路15から光源1へ駆
動信号を出力し、検出回路16から受光信号を受ける。
又併せて、発光素子12へ駆動信号を出力し、受光素子
13からの受光信号を受ける回路である。計測制御回路
17は駆動回路15からの駆動信号と検出回路16から
の受光信号の時間差を計測し、対象物までの距離を演算
し、併せて受光素子13からの受光信号を受けて保護ガ
ラス3の表面の異常の存在を判断する。表示器18は計
測制御回路17で演算された距離を表示し、又保護ガラ
ス3の外側表面の汚れが所定レベル以上になったとき点
滅警報を表示する。
【0012】次に動作について説明する。光源1から照
射光学系6を介して投射光7が保護ガラス3を透過して
測定対象物に投射され、反射した反射光9の一部は光路
をほぼ逆進して保護ガラス3を透過し、受光素子2に入
射する。計測制御回路17は、検出回路16から出力す
る受光信号に基づいて、光が光源1から投射されてから
受光素子2に入射するまでの往復時間を計測して対象物
までの距離を演算し、距離測定が行われる。
【0013】この際、保護ガラス3に異物等の汚れ4が
付着していると、投射光7及び反射光9の一部は散乱し
または吸収され、実際に射出する、または受光する光量
は減少する。保護ガラス3の表面の付着部分の大きさや
場所により、或いは付着する異物の種類や量により散乱
や吸収の割合は異なるが、最終的に対象物からの反射光
として保護ガラス3を透過し、受光素子2に入射する光
量がある水準以下になると、往復時間の計測の精度が低
下したり、全く計測不可能となる。
【0014】他方、異常の有無を調べるときは発光素子
12及び受光素子13を作動させると、汚れ検出光路1
4が面状に保護ガラス3の表面に沿って形成される。保
護ガラス3の表面に汚れが付着せず正常であると、汚れ
検出光路14は妨げられないから、受光素子13の受光
光量は低下することがなく、計測制御回路17は光学的
な異常は存在しないと判断し、表示器16の点滅警報は
表示されない。
【0015】保護ガラス3に汚れが付着すると、汚れ4
は保護ガラス3の表面の上に或る高さを持った障害物と
なり、汚れ検出光路14を塞ぎ、光は受光素子13まで
到達できない。従って受光素子13の受光光量は低下す
る。光量低下が所定水準を超えたとき計測制御回路17
は光学的異常があると判断し、表示器16には点滅警報
が表示される。
【0016】発光素子12から射出する汚れ検出光の光
路14は、投射光7及び反射光9双方の光路の全域を横
切るようになっているから、保護ガラス3の投射光7及
び反射光9の両方の光の通過する部分の全領域の何処か
に汚れが付着していれば、必ず汚れ検出光の一部は遮断
され、光量の減少が生じ、汚れが検知される。
【0017】
【考案の効果】本考案により、照射側の光学系及び受光
側の光学系のいずれの側へ付着した汚れも検出できる距
離測定装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の概念的側断面図。
【図2】一実施例にかかる保護ガラスの正面図
【図3】従来例の概念的側断面図。
【符号の説明】
1・・・・光源 2・・・・受光素子 3・・・・保護ガラス 6・・・・照射光学系 7・・・・投射光 8・・・・受光光学系 9・・・・反射光 11・・・・筺体 12・・・・発光素子 13・・・・受光素子 14・・・・光路 15・・・・駆動回路 16・・・・検出回路 17・・・・計測制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01S 7/48 - 7/51 G01S 17/00 - 17/95

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】対象物へ投射光を投射する投光手段と、前
    記対象物から反射した反射光を受光する受光手段と、前
    記投射光が投射されてから対象物で反射した前記反射光
    が受光されるまでの時間を計測して対象物までの距離を
    演算する距離演算手段と、前記投光手段及び前記受光手
    段を保護するため、前記投射光及び前記反射光の光路に
    挿設された保護ガラスとを具備する距離測定装置におい
    て、 前記保護ガラスの外側表面の近傍に配置された発光素子
    と、前記投射光及び反射光の光路の少なくとも一部をは
    さんで前記発光素子に相対する前記保護ガラスの外側表
    面傍に配置され、前記発光素子からの光を受光する受光
    素子と、前記受光素子の受光光量に基づき、前記保護ガ
    ラスの表面の光学異常を判断する異常判断手段とを具備
    する距離測定装置。
  2. 【請求項2】前記発光素子から発光し前記受光素子に受
    光される光の光路は、前記保護ガラスの表面外側近傍に
    おいて面状に形成され、前記投射光及び前記反射光の光
    路の全域と交差するように配設されていることを特徴と
    する請求項1に記載の距離測定装置。
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