JP6067127B2 - 車両用ドア - Google Patents

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Description

本発明は、ドアガラスがガラスホルダで保持され、ガラスホルダが支持プレートを介してドア本体に取り付けられる車両用ドアに関する。
車両用ドアのなかには、ドアガラスの下端部にガラスホルダが取り付けられ、ガラスホルダがガイドレール(以下、支持プレートという)の取付孔に差し込まれ、支持プレートにガラスホルダが載置された状態でガラスホルダが支持プレートに締結されるものが知られている。
ドアガラスを支持プレートに取り付ける際に、ガラスホルダを支持プレートの取付孔に差し込むことにより、ガラスホルダ(すなわち、ドアガラス)をドア本体に対して位置決めすることが可能である(例えば、特許文献1参照。)。
しかし、特許文献1の車両用ドアは、ガラスホルダが支持プレートに締結された状態で、支持プレートにガラスホルダが載置されている。すなわち、支持プレートにガラスホルダが接触されている。
このため、車両の走行中に発生する振動などで、ガイドレールおよびガラスホルダが互いに干渉し、干渉による騒音(ノイズ)が発生することが考えられる。
特開平9−95129号公報
本発明は、ドアガラスをドア本体に対して位置決めでき、かつ、干渉による騒音の発生を抑えることができる車両用ドアを提供することを課題とする。
請求項1に係る発明によれば、ドア本体に支持されるドアガラスと、前記ドアガラスを保持し、第1締結孔を有するガラスホルダと、前記ガラスホルダの前記第1締結孔に対応し、締結部材によって前記ガラスホルダと締結される第2締結孔を有する支持プレートとを備えた車両用ドアであって、前記ガラスホルダは、上下方向に凹凸状に形成された第1係合部を有し、前記支持プレートは、前記第1係合部が略水平方向の任意の部位で係合される第2係合部を有し、前記第1係合部が前記第2係合部に係合された状態で、前記第1締結孔が前記第2締結孔よりも下方にオフセットされ、前記第1係合部および前記第2係合部の係合代より前記第1締結孔および前記第2締結孔のオフセット量が大きい車両用ドアを提供する。
請求項2に係る発明では、好ましくは、前記第1係合部は、交互に連続して形成された複数の凹部および凸部を有し、前記第2係合部は、前記凹部に係合可能に凸状に形成されている。
請求項3に係る発明では、好ましくは、前記第2係合部は1つである。
ここで、第2係合部を複数個有する場合、複数の第2係合部に複数の第1係合部を係合させる必要がある。このため、複数の第1係合部や複数の第2係合部を精度よく形成する必要がある。そこで、請求項3において、第2係合部を1つ形成することにした。
請求項4に係る発明では、好ましくは、前記第1係合部は、前記凹部および前記凸部の一方が滑らかな曲面状に形成され、他方が鋭角な三角形状に形成されている。
ここで、第1係合部(凹部および凸部)の両方を鋭角な三角形状に形成した場合、凹部および凸部の高さ寸法が大きくなりすぎる。このため、ドアガラスを正規の位置に位置決めするために、第1係合部を第2係合部に嵌合させた場合、第1係合部を第2係合部から外し難くなりすぎる。
一方、第1係合部(凹部および凸部)の両方を滑らかな曲面状に形成した場合、凹部および凸部の高さ寸法が小さくなりすぎる。よって、ドアガラスを正規の位置に位置決めするために、第1係合部を第2係合部に嵌合させた場合、第1係合部が第2係合部から外れ易くなりすぎる。このため、ドアガラスが正規の位置からずれてしまうことが考えられる。
そこで、請求項4において、第1係合部の凹部および凸部の一方を滑らかな曲面状に形成し、他方を鋭角な三角形状に形成することにした。
請求項5に係る発明では、好ましくは、前記ドアガラスは複数の前記ガラスホルダに保持され、前記第2係合部は、前記複数のガラスホルダから選択した1つのガラスホルダに設けられた前記第1係合部に対応する位置のみに設けられた。
ここで、複数のガラスホルダの第1係合部全部に第2係合部を係合させた場合、複数の第1係合部および複数の第2係合部を個々に好適に係合させる(噛み合わせる)ことが難しい。
そこで、請求項5において、1つのガラスホルダの第1係合部に対応する位置のみに第2係合部を設けるようにした。
請求項6に係る発明では、好ましくは、前記支持プレートは、前記ガラスホルダが下面を向けて載置可能で、かつ、前記第2係合部が設けられた載置部を有し、前記ガラスホルダの下面に前記第1係合部が設けられた。
請求項7に係る発明では、好ましくは、前記支持プレートは、前記ガラスホルダより車内側に設けられ、前記ガラスホルダに対峙するように上方向に突出された押さえ部と、前記ガラスホルダの車外側に設けられることにより前記ガラスホルダに対峙し、前記第2締結孔が形成された締結壁と、を備えた。
請求項8に係る発明では、好ましくは、前記支持プレートは、樹脂製の部材であり、車幅方向において、前記第2係合部および前記押さえ部が重なる位置に設けられ、前記第2係合部が前記支持プレートのパーティングライン跡に形成される。
請求項9に係る発明では、好ましくは、前記第1係合部は、前記ガラスホルダの下面において車幅方向略全体に設けられ、前記第2係合部は、前記締結壁および前記押さえ部に跨るように設けられている。
請求項1に係る発明では、ガラスホルダに第1係合部を有し、支持プレートに第2係合部を有する。よって、第1係合部を第2係合部に係合させることにより、ガラスホルダをドア本体の所望位置に保持できる。このように、ガラスホルダを第1係合部および第2係合部で保持することにより、ドアガラスをドア本体に対して正規の位置に位置決めすることができる。
また、第1係合部を第2係合部に係合させた状態で、第1締結孔が第2締結孔より下方にオフセットするようにした。さらに、第1係合部および第2係合部の係合代より第1締結孔および第2締結孔のオフセット量を大きくした。
よって、第1締結孔および第2締結孔に締結部材を貫通させ、ガラスホルダを支持プレートに締結させた状態において、第1係合部を第2係合部の上方に持ち上げることができる。これにより、第1係合部および第2係合部が離間され、第1係合部および第2係合部の干渉による騒音の発生を抑えることができる。
請求項2に係る発明では、第1係合部を複数の凹部および複数の凸部で形成し、第2係合部を凸状に形成した。よって、複数の凹部から最適な凹部を選択し、選択した凹部を第2係合部に係合させることができる。
これにより、ガラスホルダ(すなわち、ドアガラス)を所定位置に精度よく位置決めすることができる。
請求項3に係る発明では、第2係合部を1つ形成するようにした。よって、1つの第2係合部に第1係合部を係合させるだけで、ガラスホルダ(ドアガラス)を所定位置に位置決めすることができる。
これにより、複数の第2係合部に複数の第1係合部を係合させる場合と比べて、第1係合部や第2係合部を形成(成形)する際の精度を抑えることができる。
請求項4に係る発明では、第1係合部の凹部および凸部の一方を滑らかな曲面状に形成し、他方を鋭角な三角形状に形成した。凹部および凸部の高さ寸法を適正な大きさに確保できる。
よって、ドアガラスを正規の位置に位置決めするために、第1係合部を第2係合部に嵌合させた場合、第1係合部を第2係合部から外れ難くでき、ドアガラスを正規の位置に安定させた状態に位置決めできる。
また、凹部および凸部の高さ寸法を適正な大きさに確保することにより、第1係合部を第2係合部に嵌合させた後、第1係合部を第2係合部から容易に外すことができる。
このように、ドアガラスを正規の位置に安定させた状態に位置決めでき、かつ、第1係合部を第2係合部から容易に外すことができる。これにより、ドアガラスを正規の位置に取り付ける作業を手間をかけずにおこなうことができる。
請求項5に係る発明では、1つのガラスホルダの第1係合部に対応する位置のみに第2係合部を設けるようにした。よって、複数の第1係合部を複数の第2係合部に個々に係合させる(噛み合わせる)必要がない。
これにより、第1係合部を第2係合部に良好に係合させることができ、ドアガラスを正規の位置に容易に位置決めすることができる。
請求項6に係る発明では、支持プレートの載置部に第2係合部を設け、ガラスホルダの下面に第1係合部を設けた。また、第1係合部を第2係合部に上方から係合させるようにした。
よって、ドアガラスやガラスホルダの自重で第1係合部および第2係合部の係合状態を良好に保つことができる。これにより、ガラスホルダ(ドアガラス)を所定位置に精度よく位置決めすることができる。
請求項7に係る発明では、支持プレートに押さえ部および締結壁を備えた。押さえ部をガラスホルダより車内側に設け、締結壁をガラスホルダの車外側に設けた。
よって、支持プレートの載置部にガラスホルダを載置した状態に押さえ部および締結壁で保持できる。また、締結壁にガラスホルダを沿わせることにより、ガラスホルダの倒れ込みを防ぐことができる。
これにより、ドアガラスを正規の位置に取り付ける作業を手間をかけずにおこなうことができる。
請求項8に係る発明では、支持プレートを樹脂製の部材で形成(成形)し、第2係合部を支持プレートのパーティングライン跡に形成した。よって、支持プレートを成形型(金型)で成形する際に、成形型の型割り線(パーティングライン)を利用して第2係合部を形成することができる。
これにより、第2係合部に影響されることなく、支持プレートの他の部位を成形できるので、支持プレートの他の部位の成形精度を高めることができる。
ここで、成形型には、押さえ部を成形するためにスライド型を必要とする。
そこで、第2係合部および押さえ部を重なる位置に設けた。これにより、押さえ部を成形するためのスライド型を用いて、第2係合部を成形することが可能になり、成形型の簡素化を図ることができる。
請求項9に係る発明では、第1係合部をガラスホルダの下面において車幅方向略全体に設けた。よって、ガラスホルダ(下面)の車外側端部や車内側端部の各近傍まで第1係合部を形成することができる。
さらに、第2係合部を締結壁および押さえ部に跨る(渡る)ように設けた。
よって、ガラスホルダが車外側や車内側に僅かに傾いた場合において、車外側端部や車内側端部の各近傍に形成された第1係合部を第2係合部に係合させることができる。
これにより、ガラスホルダ(ドアガラス)を所定位置に精度よく位置決めすることができる。
本発明に係る車両用ドアを車内側から見た状態を示す平面図である。 図1のキャリアプレートおよび前後のガラスホルダを示す斜視図である。 図2のキャリアプレートから前後のガラスホルダを分解した状態を示す分解斜視図である。 図2のキャリアプレートおよび後ガラスホルダを車体後方側から見た状態を示す斜視図である。 図4の5−5線断面図である。 図3の6矢視図である。 図2の7部拡大図である。 図2の8−8線断面図である。 図8のキャリアプレートに後ガラスホルダを締結する前の状態を示す断面図である。 本発明に係るキャリアプレートを成形型で成形する例を説明する図である。 本発明に係るキャリアプレートに前後のガラスホルダを載置することにより第2係合部に第1後係合部を係合させる例を説明する図である。 本発明に係るキャリアプレートに前後のガラスホルダを締結する例を説明する図である。 本発明に係るドアガラスをドア本体に対して正規の位置に位置決めした状態でキャリアプレートに取り付ける例を説明する図である。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、「前(Fr)」、「後(Rr)」、「左(L)」、「右(R)」は運転者から見た方向にしたがう。
実施例に係る車両用ドア10について説明する。
なお、実施例では車両用ドア10として、車両の前に備える前サイドドアについて説明するが、これに限定するものではなく、車両用ドア10として後サイドドアやリヤドアを適用することも可能である。
図1に示すように、車両用ドア10は、車体のドア開口部に開閉自在に設けられるドア本体11と、ドア本体11に設けられた昇降手段12と、昇降手段12に取り付けられた前後のガラスホルダ13,14と、前後のガラスホルダ13,14に保持されたドアガラス15とを備えている。
ドア本体11は、車体のドア開口部に開閉自在に支持されたドアパネル17と、ドアパネル17に設けられたドアサッシュ18とを備えている。ドアサッシュ18は、ドアパネル17の前端部側に設けられた前サッシュ21と、ドアパネル17の後端部側に設けられた後サッシュ22とを備えている。
前サッシュ21は、ドアパネル17の前端部側において上下方向に延在されている。後サッシュ22は、ドアパネル17の後端部側において上下方向に延在されている。
ドアパネル17に昇降手段12が設けられている。
昇降手段12は、上下方向に延在するガイド部24と、ガイド部24に沿って昇降自在に支持されたキャリアプレート(支持プレート)25と、キャリアプレート25を昇降させる駆動モータ(図示せず)とを備えている。
図2、図3に示すように、キャリアプレート25は、成形型(金型)で一体に成形された樹脂製の部材である。
このキャリアプレート25は、ガイド部24に沿って昇降自在に支持されたプレート本体26と、プレート本体26の前端部26aに設けられた前載置部27と、前載置部27に設けられた前押さえ部28と、プレート本体26の後端部26bに設けられた後載置部31と、後載置部31に設けられた第2係合部32と、後載置部31に設けられた後押さえ部33とを備えている。
プレート本体26は、前端部26aに形成された前締結壁35と、前締結壁35に形成された第2前締結孔36と、後端部26bに形成された後締結壁37と、後締結壁37に形成された第2後締結孔38とを有する。
第2前締結孔36および第2後締結孔38は、車体前後方向に延びる長孔である。
前締結壁35は、前ガラスホルダ13の車外42(図8も参照)側に設けられることにより前ガラスホルダ13に対峙されている。この状態で、前締結壁35に前ガラスホルダ13が取り付けられている。
後締結壁37は、後ガラスホルダ14の車外42側に設けられることにより後ガラスホルダ14に対峙されている。この状態で、後締結壁37に後ガラスホルダ14が取り付けられている。
前載置部27は、前締結壁35の下端部35aから車内41(図8も参照)側に張り出されている。この前載置部27は、前ガラスホルダ13が下面55aを向けて載置可能に形成されている。下面55aは、前ガラスホルダ13の前締結部55の下部に形成されている。すなわち、前載置部27に前締結部55の下面55aを載置することができる。
前押さえ部28は、前載置部27の車内41側の内辺27aのうち、第2前締結孔36の下方部位から上方に立ち上げられている。すなわち、前押さえ部28は、前ガラスホルダ13より車内41側に設けられ、前ガラスホルダ13に対峙するように前載置部27から上方向に突出されている。
図4に示すように、後載置部31は、後締結壁37の下端部37aから車内41側に張り出されている。この後載置部31は、後ガラスホルダ14が下面63aを向けて載置可能に形成されている。下面63aは、後ガラスホルダ14の後締結部63の下部に形成されている。すなわち、後載置部31に後締結部63の下面63aを載置することができる。後載置部31には第2係合部32が形成されている。
図5、図6に示すように、第2係合部32は、後載置部31の表面31aにおいて、後ガラスホルダ14の第1後係合部64に対応する位置に1つ設けられている。具体的には、第2係合部32は、後載置部31の表面31aにおいて車幅方向に向けて延出されることにより、後締結壁37および後押さえ部33に跨る(渡る)ように設けられている。
よって、第2係合部32の内端部32aが後押さえ部33に連結され、第2係合部32の外端部32bが後締結壁37に一体に連結されている。
この第2係合部32は、第1後係合部64の複数の凹部65へ係合可能に、後締結部63の下面63aに向けて上方へ突出するように形成されている。
換言すれば、第2係合部32は、前傾斜面32cおよび後傾斜面32dで凸状に突出されることにより断面略三角形状に形成されている。
図6、図7に示すように、後押さえ部33は、後載置部31の車内41側の内辺31bのうち、第2後締結孔38の下方部位31c(すなわち、第2係合部32の内端部32aに隣接する部位)から上方に立ち上げられている。
後押さえ部33の前下部33aが第2係合部32の内端部32aに連結されている。
この後押さえ部33は、後ガラスホルダ14より車内41側に設けられ、後ガラスホルダ14に対峙するように後載置部31から上方向に突出されている。
後押さえ部33は平面視略矩形状に形成され、後押さえ部33の外面33bが後ガラスホルダ14の後締結部63の内面63dに対峙するように配置されている。
なお、前押さえ部28を前ガラスホルダ13の前締結部55に対峙させ(図3参照)、後押さえ部33を後ガラスホルダ14の後締結部63に対峙させた理由については図2、図9で詳しく説明する。
さらに、後押さえ部33および後締結壁37に跨るように第2係合部32が形成されている。よって、第2係合部32および後押さえ部33(具体的には、後押さえ部33の前下部33a)は、車幅方向において重なる位置に設けられている。
第2係合部32および後押さえ部33を車幅方向において重なる位置に設けた理由については図10で詳しく説明する。
図2、図3に戻って、キャリアプレート25の前締結壁35にボルト(締結部材)51・ナット(締結部材)52を介して前ガラスホルダ13が締結されている。
前ガラスホルダ13は、ドアガラス15の取付下部16のうち前端部16aに係合される前嵌合部54と、前嵌合部54から下方に張り出された前締結部55と、前締結部55の下面55aに設けられた第1前係合部56とを備えている。
第1前係合部56が前載置部27に載置された状態において、第1前締結孔57に第2前締結孔36がオフセット量L1(図9参照)だけ下方にオフセット(ずら)される。
オフセット量L1については図9で詳しく説明する。
前ガラスホルダ13は後ガラスホルダ14と類似部材であり、以下、後ガラスホルダ14について説明して前ガラスホルダ13の説明を省略する。
図8に示すように、後締結壁37にボルト58(締結部材)・ナット59(締結部材)を介して後ガラスホルダ14が締結されている。
後ガラスホルダ14は、ドアガラス15の取付下部16のうち後端部16bに係合される後嵌合部62と、後嵌合部62から下方に張り出された後締結部63と、後締結部63の下面63aに設けられた第1後係合部64とを備えている。
後締結部63は、後締結壁37に接触可能に形成され、第2後締結孔38に対応する位置に形成された第1後締結孔68を有する。
第1後係合部64は、前後のガラスホルダ(すなわち、複数のガラスホルダ)13,14(図3参照)から選択した1つのガラスホルダ(すなわち、後ガラスホルダ)14に設けられている。
図4、図5に示すように、第1後係合部64は、後締結部63の下面63aにおいて車幅方向略全体に亘って設けられている。第1後係合部64は、上下方向に凹凸状に形成されることにより、車体前後方向に向けて交互に連続して形成された複数の凹部65および凸部66を有する。
この第1後係合部64は、複数の凸部66が滑らかな曲面状に形成され、複数の凹部65が鋭角な三角形状に形成されている。よって、凹部65および凸部66間の高さ寸法はH1に設定されている。
第1後係合部64のうち略水平方向の任意の部位(具体的には、複数の凹部65のうちから選択した1つの凹部65)が第2係合部32に係合される。
よって、図1に示すように、ドアガラス15を後サッシュ22に当接させた所望位置に後ガラスホルダ14を保持できる。
このように、後ガラスホルダ14を第1後係合部64の凹部65および第2係合部32で保持することにより、ドアガラス15をドア本体11に対して正規の位置に位置決めすることができる。
なお、複数の凸部66を滑らかな曲面状に形成した理由については後で詳しく説明する。
図4、図5に戻って、第1後係合部64を複数の凹部65および複数の凸部66で形成し、第2係合部32を1つの凸状に形成した。よって、複数の凹部65から最適な凹部65を選択し、選択した凹部65を第2係合部32に係合させることができる。
これにより、後ガラスホルダ14(すなわち、ドアガラス15(図1参照))を所定位置に精度よく位置決めすることができる。
ここで、例えば、第2係合部32が複数個の凸状を有する場合、複数個の凸状の第2係合部32に第1後係合部64の複数の凹部65を係合させる必要がある。このため、第1後係合部64や第2係合部32を精度よく形成(成形)する必要がある。
そこで、第2係合部32として1つの凸状を形成した。よって、1つの凸状の第2係合部32に第1後係合部64の1つの凹部65を係合させるだけで、後ガラスホルダ14(すなわち、ドアガラス15(図1参照))を所定位置に位置決めすることができる。
これにより、複数個の凸状の第2係合部32に第1後係合部64の複数の凹部65を係合させる場合と比べて、第1後係合部64や第2係合部32を形成(成形)する際の精度を抑えることができる。
図2、図3に示すように、キャリアプレート25は、前載置部27に第2係合部を設けないで、後載置部31にのみ第2係合部32を設けるようにした。この理由を以下に説明する。
前後のガラスホルダ(すなわち、複数のガラスホルダ)13,14には、第1前係合部56および第1後係合部64が設けられている。
例えば、前載置部27に第2係合部を設け、後載置部31に第2係合部32を設けた場合、第1前係合部56および第1後係合部64の両方(全部)に前側の第2係合部および後側の第2係合部32を個々に係合させる必要がある。前後の第1係合部56,64に前側の第2係合部および後側の第2係合部32を好適に係合させる(噛み合わせる)ことは難しい。
そこで、後ガラスホルダ(1つのガラスホルダ)14の第1後係合部64に対応する位置のみに第2係合部32を設けるようにした。よって、第1前係合部56および第1後係合部64の両方に前側の第2係合部および後側の第2係合部32を個々に係合させる必要がない。
これにより、第1後係合部64の凹部65(図5参照)を第2係合部32に良好に係合させることができ、ドアガラス15を正規の位置に容易に位置決めすることができる。
図5に戻って、後載置部31の表面31aに第2係合部32が上方に向けて凸状に設けられ、後ガラスホルダ14(具体的には、後締結部63)の下面63aに第1後係合部64が設けられている。この第1後係合部64が第2係合部32に上方から係合される。
よって、ドアガラス15(図1参照)や後ガラスホルダ14の自重で第1後係合部64および第2係合部32の係合状態を良好に保つことができる。これにより、後ガラスホルダ14(すなわち、ドアガラス15)を所定位置に精度よく位置決めすることができる。
図2に示すように、キャリアプレート25(具体的には、プレート本体26)の前端部26aに前押さえ部28および前締結壁35が備えられている。前押さえ部28が前ガラスホルダ13の前締結部55より車内41側に設けられ、前締結壁35が前締結部55より車外42側に設けられている。
図9に示すように、キャリアプレート25(プレート本体26)の後端部26bに後押さえ部33および後締結壁37が備えられている。後押さえ部33が後ガラスホルダ14の後締結部63より車内41側に設けられ、後締結壁37が後締結部63より車外42側に設けられている。
よって、図2、図9に示すように、前ガラスホルダ13は、キャリアプレート25の前載置部27に載置された状態に、前押さえ部28および前締結壁35で保持される。
同様に、後ガラスホルダ14は、キャリアプレート25の後載置部31に載置された状態に、後押さえ部33および後締結壁37で保持される。
また、前締結壁35に前ガラスホルダ13の前締結部55を沿わせ、後締結壁37に後ガラスホルダ14の後締結部63を沿わせることができる。よって、前後のガラスホルダ13,14の倒れ込みを防ぐことができる。
これにより、ドアガラス15を正規の位置に取り付ける作業を手間をかけずにおこなうことができる。
図9に示すように、第1後係合部64が後ガラスホルダ14(具体的には、後締結部63)の下面63aにおいて車幅方向(矢印A)の略全体に設けられている。よって、後ガラスホルダ14(下面63a)の車外側端部63bや車内側端部63cの各近傍まで第1後係合部64が形成される。
さらに、第2係合部32が後締結壁37および後押さえ部33に跨る(渡る)ように設けられている(図6も参照)。すなわち、第2係合部32は、第1後係合部64の車外側端部64aより車外42側に延在され、かつ、第1後係合部64の車内側端部64bより車内41側に延在されている。
よって、例えば、後ガラスホルダ14が車外42側に矢印Bの如く僅かに傾いた場合、第1後係合部64(すなわち、凹部65(図5参照))の車内側端部64bが第2係合部32から離れることが考えられる。
この場合、第1後係合部64(凹部65)の車外側端部64a側が第2係合部32に係合された状態に保たれる。
また、後ガラスホルダ14が車内41側に矢印Cの如く僅かに傾いた場合、第1後係合部64(凹部65(図5参照))の車外側端部64aが第2係合部32から離れることが考えられる。
この場合、第1後係合部64(凹部65)の車内側端部64b側が第2係合部32に係合された状態に保たれる。
このように、後ガラスホルダ14が車外42側や車内41側に僅かに傾いた場合において、第1後係合部(凹部65)を第2係合部32に係合させることができる。
これにより、後ガラスホルダ14(すなわち、ドアガラス15(図1参照))を所定位置に精度よく位置決めすることができる。
第1後係合部64(凹部65(図5参照))および第2係合部32が係合された状態において、第1後係合部64および第2係合部32の係合代がδ1に設定されている。
一方、第1後係合部64(凹部65)が第2係合部32に係合された状態において、第1後締結孔68の中心69が第2後締結孔38の中心39より下方にオフセット量L1となるようにオフセット(ずら)されている。
また、図2、図3に示すように、第1前係合部56が前載置部27に載置された状態において、第1前締結孔57が第2前締結孔36より下方にオフセット量L1となるようにオフセットされる。
図3、図9に示すように、第1後締結孔68および第2後締結孔38のオフセット量L1や、第1前締結孔57および第2前締結孔36のオフセット量L1は、第1後係合部64(凹部65)および第2係合部32の係合代δ1より大きく設定されている。
換言すれば、第1後係合部64が第2係合部32に係合された状態において、第1後締結孔68に第2後締結孔38がオフセットされた状態に対応し、かつ、第1前締結孔57に第2前締結孔36がオフセットされた状態に対応するように設定されている。
図2、図3に示すように、第1前締結孔57および第2前締結孔36にボルト51を貫通させて、前ガラスホルダ13を前締結壁35に締結させることにより、前ガラスホルダ13がオフセット量L1だけ上方に持ち上げられる。
よって、第1前係合部56および前載置部27の接触状態を解除させて、第1前係合部56を前載置部27から離すことができる。
また、図2、図8に示すように、第1後締結孔68および第2後締結孔38にボルト58を貫通させて、後ガラスホルダ14を後締結壁37に締結させることにより、後ガラスホルダ14がオフセット量L1だけ上方に持ち上げられる。
よって、第1後係合部64および第2係合部32の係合状態を解除させて、第1後係合部64を第2係合部32の上方に持ち上げることができる。
このように、第1前係合部56および前載置部27が離間され、第1後係合部64および第2係合部32が離間される。
これにより、第1前係合部56および前載置部27の干渉や、第1後係合部64および第2係合部32の干渉による騒音の発生を抑えることができる。
図1に戻って、前締結壁35に前ガラスホルダ13がボルト51・ナット52(図3参照)を介して締結され、後締結壁37に後ガラスホルダ14がボルト58・ナット59(図4参照)を介して締結される。これにより、前ガラスホルダ13および後ガラスホルダ14でドアガラス15が保持される。
ドアガラス15は、前サッシュ21および後サッシュ22に昇降自在に支持される。
ここで、第1後係合部64に備えた複数の凸部66を滑らかな曲面状に形成した理由を図5に基づいて詳しく説明する。
すなわち、例えば、第1後係合部64に備えた凹部65および凸部66の両方を鋭角な三角形状に形成した場合、凹部65および凸部66の高さ寸法が大きくなりすぎる。
このため、ドアガラス15を正規の位置に位置決めするために、第1後係合部64を第2係合部32に嵌合させた場合、第1後係合部64を必要以上に持ち上げる必要があり、第1後係合部64を第2係合部32から外し難くなる。
一方、第1後係合部64に備えた凹部65および凸部66の両方を滑らかな曲面状に形成した場合、凹部65および凸部66の高さ寸法が小さくなりすぎる。
よって、ドアガラス15を正規の位置に位置決めするために、第1後係合部64を第2係合部32に嵌合させた場合、第1後係合部64が第2係合部32から外れ易くなりすぎる。このため、ドアガラス15が正規の位置からずれてしまうことが考えられる。
そこで、図5に示すように、第1後係合部64の凸部66を滑らかな曲面状に形成し、凹部65を鋭角な三角形状に形成した。凹部65および凸部66間の高さ寸法H1を適正な大きさに確保できる。
よって、ドアガラス15(図1参照)を正規の位置に位置決めするために、第1後係合部64の凹部65を第2係合部32に嵌合させた場合、第1後係合部64を第2係合部32から外れ難くできる。
これにより、ドアガラス15を正規の位置に安定させた状態に位置決めできる。
また、凹部65および凸部66の高さ寸法を適正な大きさに確保することにより、第1後係合部64の凹部65を第2係合部32に嵌合させた後、凹部65を第2係合部32から容易に外すことができる。
このように、ドアガラス15を正規の位置に安定させた状態に位置決めでき、かつ、第1後係合部64(凹部65)を第2係合部32から容易に外すことができる。
これにより、ドアガラス15を正規の位置に取り付ける作業を手間をかけずにおこなうことができる。
つぎに、キャリアプレート25を成形する例を図10に基づいて説明する。
図10に示すように、成形型(金型)80の固定型81、可動型82およびスライド型83を型締めした状態において、キャビティ84に溶融樹脂を充填する。
ここで、キャリアプレート25は後押さえ部33を備えている。よって、成形型80は、後押さえ部33を成形するスライド型83を備えている。
キャビティ84の溶融樹脂が凝固した後、可動型82を矢印D方向に型開きするとともに、スライド型83を矢印E方向に型開きすることによりキャリアプレート25が成形型80から取り出される。
ここで、キャリアプレート25の第2係合部32および後押さえ部33(前下部33a)が車幅方向(矢印A)において重なる位置に設けられている。よって、スライド型83および固定型81の型割れ線(パーティングライン)86を利用して、キャリアプレート25のパーティングライン跡45に第2係合部32を形成できる。
このように、後押さえ部33を成形するスライド型83を用いて、第2係合部32を成形することにより、成形型80の簡素化を図ることができる。
さらに、キャリアプレート25のパーティングライン跡45を利用して第2係合部32を形成することにより、第2係合部32に影響されることなく、キャリアプレート25の他の部位を成形できる。
これにより、キャリアプレート25の他の部位の成形精度を高めることができる。
つぎに、キャリアプレート25にドアガラス15を取り付ける例を図11〜図13に基づいて説明する。
図11(a)に示すように、キャリアプレート25の前載置部27に、前ガラスホルダ13の第1前係合部56を矢印Fの如く載置する。
同時に、キャリアプレート25の後載置部31(具体的には、第2係合部32)に、後ガラスホルダ14の第1後係合部64(具体的には、凹部65(図5参照))を矢印Gの如く係合させる。
図11(b)に示すように、第1後係合部64の凹部65を第2係合部32に係合することにより、ドアガラス15を後サッシュ22(図1参照)に当接させた所望位置に後ガラスホルダ14を保持する。
これにより、ドアガラス15をドア本体11(図1も参照)に対して正規の位置に位置決めする。
図12(a)に示すように、第1前締結孔57および第2前締結孔36(図11(a)参照)にボルト51を矢印Hの如く貫通させる。これにより、第1前係合部56を上方に持ち上げて前載置部27から離す。
この状態で、ボルト51およびナット52で前ガラスホルダ13を前締結壁35に締結する。
図12(b)に示すように、第1後係合部64の凹部65(図5参照)を上方に矢印Iの如く持ち上げて、第1後締結孔68を第2後締結孔38に対して同軸上に配置する。この状態で、第1後締結孔68および第2後締結孔38にボルト58を矢印Jの如く貫通させる。
図13(a)に示すように、第1後係合部64の凹部65(図5参照)が第2係合部32の上方に持ち上げられ、第1後係合部64(凹部65)および第2係合部32の係合状態が解除される。
この状態で、後ガラスホルダ14がボルト58およびナット59で後締結壁37に締結される。
図13(b)に示すように、ボルト51およびナット52(図12(a)参照)で前ガラスホルダ13の前締結部55を前締結壁35に締結する。さらに、ボルト58およびナット59(図13(a)参照)で後ガラスホルダ14の後締結部63を後締結壁37に締結する。
これにより、ドアガラス15をドア本体11に対して正規の位置に位置決めした状態でキャリアプレート25に取り付けることができる。
さらに、ドアガラス15をキャリアプレート25に取り付けることにより、第1前係合部56を前載置部27から上方に離すことができ、かつ、第1後係合部64の凹部65(図5参照)を第2係合部32の上方に持ち上げることができる。
これにより、第1前係合部56および前載置部27の干渉や、第1後係合部64および第2係合部32の干渉による騒音の発生を抑えることができる。
なお、本発明に係る車両用ドアは、前述した実施例に限定されるものではなく適宜変更、改良などが可能である。
例えば、前記実施例では、第1後係合部64の凸部66を滑らかな曲面状に形成し、凹部65を鋭角な三角形状に形成した例について説明したが、これに限らないで、凸部66を鋭角な三角形状に形成し、凹部65を滑らかな曲面状に形成することも可能である。
また、前記実施例では、支持プレートとして昇降可能なキャリアプレート25を示し、キャリアプレート25に前後のガラスホルダ13,14を締結した例について説明したが、これに限らないで、ドア本体11に固定された支持プレートに前後のガラスホルダ13,14を締結することも可能である。
さらに、前記実施例では、ドアガラスを保持する複数のガラスホルダとして前後のガラスホルダ13,14を例示したが、これに限らないで、3個以上の複数のガラスホルダを用いることも可能である。
また、前記実施例で示した車両用ドア、ドア本体、後ガラスホルダ、ドアガラス、キャリアプレート、後載置部、第2係合部、後押さえ部、後締結壁、第2後締結孔、パーティングライン跡、後締結部、下面、第1後係合部、凹部、凸部および第1後締結孔などの形状や構成は例示したものに限定するものではなく適宜変更が可能である。
本発明は、ドアガラスがガラスホルダで保持され、ガラスホルダが支持プレートを介してドア本体に取り付けられる車両用ドアを備えた自動車への適用に好適である。
10…車両用ドア、11…ドア本体、13…前ガラスホルダ(ガラスホルダ)、14…後ガラスホルダ(ガラスホルダ)、15…ドアガラス、25…キャリアプレート(支持プレート)、31…後載置部(載置部)、32…第2係合部、33…後押さえ部(押さえ部)、37…後締結壁(締結壁)、38…第2後締結孔(第2締結孔)、41…車内、42…車外、45…パーティングライン跡、58,59…ボルト、ナット(締結部材)、63…後締結部、63a…下面、64…第1後係合部(第1係合部)、65…凹部、66…凸部、68…第1後締結孔(第1締結孔)、L1…オフセット量、δ1…係合代。

Claims (9)

  1. ドア本体に支持されるドアガラスと、
    前記ドアガラスを保持し、第1締結孔を有するガラスホルダと、
    前記ガラスホルダの前記第1締結孔に対応し、締結部材によって前記ガラスホルダと締結される第2締結孔を有する支持プレートとを備えた車両用ドアであって、
    前記ガラスホルダは、
    上下方向に凹凸状に形成された第1係合部を有し、
    前記支持プレートは、
    前記第1係合部が略水平方向の任意の部位で係合される第2係合部を有し、
    前記第1係合部が前記第2係合部に係合された状態で、前記第1締結孔が前記第2締結孔よりも下方にオフセットされ、
    前記第1係合部および前記第2係合部の係合代より前記第1締結孔および前記第2締結孔のオフセット量が大きいことを特徴とする車両用ドア。
  2. 前記第1係合部は、交互に連続して形成された複数の凹部および凸部を有し、
    前記第2係合部は、前記凹部に係合可能に凸状に形成された請求項1記載の車両用ドア。
  3. 前記第2係合部は1つである請求項2記載の車両用ドア。
  4. 前記第1係合部は、
    前記凹部および前記凸部の一方が滑らかな曲面状に形成され、
    他方が鋭角な三角形状に形成されている請求項1〜3のいずれか1記載の車両用ドア。
  5. 前記ドアガラスは複数の前記ガラスホルダに保持され、
    前記第2係合部は、
    前記複数のガラスホルダから選択した1つのガラスホルダに設けられた前記第1係合部に対応する位置のみに設けられた請求項1〜4のいずれか1項記載の車両用ドア。
  6. 前記支持プレートは、
    前記ガラスホルダが下面を向けて載置可能で、かつ、前記第2係合部が設けられた載置部を有し、
    前記ガラスホルダの下面に前記第1係合部が設けられた請求項1〜5のいずれか1項記載の車両用ドア。
  7. 前記支持プレートは、
    前記ガラスホルダより車内側に設けられ、前記ガラスホルダに対峙するように上方向に突出された押さえ部と、
    前記ガラスホルダの車外側に設けられることにより前記ガラスホルダに対峙し、前記第2締結孔が形成された締結壁と、
    を備えた請求項1〜6のいずれか1項記載の車両用ドア。
  8. 前記支持プレートは、樹脂製の部材であり、
    車幅方向において、前記第2係合部および前記押さえ部が重なる位置に設けられ、
    前記第2係合部が前記支持プレートのパーティングライン跡に形成される請求項7記載の車両用ドア。
  9. 前記第1係合部は、
    前記ガラスホルダの下面において車幅方向略全体に設けられ、
    前記第2係合部は、
    前記締結壁および前記押さえ部に跨るように設けられている請求項7または請求項8記載の車両用ドア。
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